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お盆前後の9日間。通常の仕事が休みの私は、バァの涼しい部屋で、パソコンに向かう内職仕事をしながらゆったりとバァと過ごす予定だった。前半の3日は来客が何組かあり 、バァは波がありつつも、比較的反応よく、みんなに手を振った。しっかりと返答する日も。おかしい、と思い始めたのは14日のこと。その前数日はとにかく痰が多かったが、その痰がとれにくくなってきた。痰が減ったのとはちょっと違う違和感。そうこうしていたら概ね98をキープしていた血中酸素濃度がどんどん下がりはじめた。80を切って70台に。取っても痰が取れない。痰がたまったシグナルの「ゴロゴロ」もない。慌ててダーリンを呼ぶ。バァを右に向けたり左に向けたりして背中をトントンとタッピング。痰を動かすため。しばらく悪戦苦闘していたらバァが「ゴホッ」となった。そのチャンスに吸引。ズズッ、ズズッと、粘い痰が引ける。粘い、まるで青鼻みたいな感じ。こんな痰は初めて。青鼻…そこでハタと気付いた。もしかして風邪?バァの部屋は24時間エアコンで温度と湿度にあまり変化がないようにしている。私の体感温度よりは高めに調整はしているがそれでも寒かったのか?粘い痰のあと、酸素濃度は通常に戻ったが翌日も粘い痰がでて、さらに翌日の16日、とうとう熱を出した。7度台なので肺炎ではなさそう。小児用液状風邪薬を10mlポカリスエットに混ぜて注入。すると汗をびっしょりかいて熱は次第に治まった。が、翌17日も発熱。7度5分までの微熱が続く。幸い、脈も酸素濃度も血圧も安定している。それでも4日目に突入した18日には以前からお世話になっている内科医院の先生に往診点滴をお願いした。点滴後は少しずつ熱も収まり19日の朝には6度台に。このまま収束かとホッとした矢先、午後からまた発熱。頭や額、脇と冷やして徐々に熱が下がってきたものの明日は病院に行くべきか、と迷っていたところちょっと目を離した隙になんと、バァは鼻の管を自ら抜いてしまった。またしてもそして今日。入院していた病院で受診。レントゲン、血液検査で、少しだけ炎症反応が認められた。肺炎になりかけ、という軽症なので自宅で抗生剤を投与することになった。管を抜いて受診が必至となってかえってよかった。微熱でも続くときは怪しいと思うべし。「気をつけていても少しずつは 誤嚥もしてるんですね、難しいですね」そう言った私たちにドクターは言った。「在宅でこんなにいい状態を保っている方が 信じられないくらいです」在宅だからこそ、細やかなフォローをしているとは思わないらしい。夕べは私もあまり寝ていないがバァもずっと目をぱっちり開けていた。今日はゆっくり眠れるといい。抗菌作用もあり、呼吸器にもよいというユーカリのアロマオイルがバァの部屋を潤している。なかなか落ち着く香り。うとうとしているバァの体勢を変えるとパチッと目を開けてバァが言った。「外は暑いどー!」病院への往復で夏を感じた印象が大きかったよう。
Aug 20, 2012
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