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七詩さんComments
「本に溺れたい」
renqing さんの幕末=維新の過程についての具体的な歴史認識については、ほとんど同感なのですが、理論的な認識についていささか疑問を持ちました。それで、若干の議論になったわけですが、先方のコメント欄に書き込んでばかりではなんなので、こちらで書こうと思います
問題は、結局のところマルクスの唯物史観についての理解であり、もっと遡ればマルクスがヘーゲルから学んだ弁証法という考え方についての理解に関わるのではないかと思います。
ただし、その全部について論じるような力はとてもありませんので、とりあえず前にも引用したことがある、『経済学批判』の序言の有名な一節の引用から始めたいと思います。
人間は、彼らの生活の社会的生産において、一定の、必然的な、彼らの意思から独立した諸関係に、すなわち、彼らの物質的生産諸力の一定の発展段階に対応する生産諸関係に入る。
これが実在的土台であり、その上に一つの法律的および政治的上部構造が立ち、そしてこの土台に一定の社会的諸意識形態が対応する。
物質的生活の生産様式が、社会的、政治的および精神的生活過程一般を制約する。人間の意識が彼らの存在を規定するのではなく、逆に彼らの社会的存在が彼らの意識を規定するのである。
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