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矢車菊 (やぐるまぎく) 菊科。明治初期~中期に渡来。春から夏にかけて色とりどりの花が咲き、鯉のぼりの柱の先につける矢車に似ていることから「矢車菊」の名前になりました。古代エジプトのツタンカーメン王の墓からも発見された由緒ある花です。 (古代エジプトでは、青い花が魔除けとされ飾られた) ヨーロッパ東南部や西アジアの麦畑の中に咲いていたことから、英名は「コーンフラワー」。 ドライフラワーにも利用される。 花言葉は「教育、信頼」(矢車菊)にほやかに君がよき夜ぞふりそそぐ白き露台の矢ぐるまの花 (北原白秋[桐の花]1913)学名のケンタウレス・チアヌスはギリシア神話の半人半馬のケンタウルス、花の女神フローラの崇拝者チアヌスにちなんでいます。 また、ドイツ皇帝カイゼルの愛した花で、一時期ドイツの国花とされたこともあります。ギリシャ神話: ヒュドラの血に浸した毒矢でケンタウルスが殺されたが、傷口に矢車菊の花びらをふりかけると生き返ったと言われています。 また、フローラの崇拝者チアヌスの死を悼み、彼が集めていた花に「チアヌス」の名を与えたとか。矢車草 病者(やむ)その妻に 触るるなし 石田波郷
2007.07.27
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双葉葵紋 立葵紋 街のあちこちで、立葵をよく見かけるようになりました。真っ直ぐに空に向かって伸びたその姿は、気持ちが良いですね。見た目が涼やかだから、夏には向日葵よりも立葵に視線が行ってしまいます。開花時期は、 5/末 ~ 8/ 末・原産は地中海沿岸地方。日本へは古くに薬用として渡来しました。 唐の代以前は、蜀葵(しょくき)の名前で一番の名花とされていました。 日本では、平安時代は「唐葵」と呼ばれていましが江戸時代に今の「立葵」になりました。 タチアオイ(立葵)の葉は、葉茎に互生して付きます。タチアオイ(立葵)は鑑賞用として植えられ、根は蜀葵根(ショクキコン)という漢方薬の原料となり、花は ハイビスカス と同様、お茶として飲まれたり天然の着色料となります。 「葵」とは、葉がどんどん太陽の方に向かうところから「あうひ」(仰日)と言われました。 ただし、京都で毎年5月15日に行われる「葵祭り(あおいまつり)」の「葵」は、この立葵ではなくて、江戸徳川家の紋所として知られる「双葉葵(ふたばあおい)」という名の草です。 別名 は 「葵」(あおい)、 「花葵」(はなあおい)、「梅雨葵」(つゆあおい)、 「唐葵」(からあおい)。 英名「ホリホック」 「ホリーホック」”ホリーホック聖地”から来ています。(12世紀頃の十字軍がら シリアからこの花を持ち帰ったことから) ツユアオイ(梅雨葵)ともいうのは、入梅のころに下から咲き始め、てっぺんまで咲くと梅雨明けを迎えるからといいます。 江戸時代の俳人、夏目成美(なつめせいび)が詠んだ句があります。 「 咲き登る 梅雨の晴れ間の 葵かな 」歴史的仮名遣で葵は「あふひ」と書くので、「逢ふ日」と掛詞になり、この点からも和歌には好まれました。源氏物語「藤袴」に見える歌です。 「心もて光にむかふあふひだに朝おく霜をおのれやは消つ」蛍兵部卿宮に求愛された玉鬘が、「自分の心から光の方を向く葵でさえ、朝に置く霜を自身で消すことなどできましょうか」と、思うに任せぬ我が身を訴えた哀れ深い歌です。因みに、八万年前の地層から発掘されたネアンデルタール人の骨を調べたところ、遺体の胸に立葵と薊の花束が飾られていたことが判明しました。何と永く人類に愛されてきた花でしょう。
2007.07.20
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梅雨の頃の代表的な花の一つ。野生の「野花菖蒲(のはなしょうぶ)」を、原種として改良された国産の園芸植物です。 葉が菖蒲に似ていて美しい花が咲くことから「花菖蒲」で、500年くらいの栽培の歴史があります。花の系統は江戸系、肥後系、伊勢系の3つに大きくわかれます。 園芸種であるノハナショウブ(学名I. ensata var. spontanea)は6月ごろに花を咲かせます。花の色は、ピンク、紫、青など多数あり、その種類は5000種類あるといわれています。大別すると、「江戸系」「伊勢系」「肥後系」に分類でき、古典園芸植物でもあります。昨今の改良で系統色が薄まっていて、海外、特にアメリカでも育種が進んでいます。一般的にショウブというと、このハナショウブを指すことが多いです。しかし、菖蒲湯に使われる本来ののショウブは、ショウブ科またはサトイモ科に分類される別種の植物であります。アヤメの仲間は広く北半球全体に分布しています。どれも花や草姿が似ているために一緒くたに扱われやすいです。アヤメ (菖蒲) 網目模様 外側の花びらに黄色い模様がある カキツバタ (杜若) 網目なし ハナショウブ (花菖蒲) 網目なし 花の色はいろいろある 花言葉は 「うれしい知らせ」「優しさ」「伝言」「心意気」「優しい心」「優雅」「あなたを信じる」
2007.07.13
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時計草の実は丸っこく、秋にオレンジ色になる。(花の四季より)時計の形に似た複雑な花で、糸状で平らに開いた副花冠は文字盤に見え、先は青く中ほどは白、基部は紫色を帯びて綺麗です。各花は一日で終わりますが、次々と咲き続けます。 開花時期は、6/ 5頃~ 8/10頃でブラジル原産です。1730年頃に渡来しました。 名前のとおり、壁掛けの時計盤のような咲きかたをします。とてもユニークな形です♪。 英名はパッション・フラワーで、パッションは普通名詞の passion = 激情 ではなく、 the Passion = キリストの受難 のことです。南アメリカを旅行中のスペインの宣教師たちが発見したときの印象から名付けられたものだということです。 欧米でキリスト教の受難(passion)の姿に見立てパッションフラワーと呼ばれるのは、スペインの宣教師がこの花を見たとき、中央で3本に分裂した柱頭が釘、5本の雄蕊の葯が5箇所の傷、棒状の鮮やかな副花冠がいばらの冠、花弁状の10枚の花被片が10人の使徒、巻きひげが迫害者のムチと見なしたからと云います。ショクヨウトケイソウ(食用時計草)と言うのがあります。 ブラジル原産の蔓性で多年草の果実専用種です。日本には明治の中ごろに入りましたが本格的に栽培されず、戦後に温暖なところで栽培されるようになりました。鹿児島県下ではジュースなどで利用されるようになったとのことです。(果実は卵円形で長さ 5 ~ 8 センチ)こんなに艶やかですが、意外なことに香りはありません。 ものすごい濃厚な芳香を放ちそうな顔してるんですけどね?。
2007.07.06
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