2025
2024
2023
2022
2021
2020
2019
2018
2017
2016
2015
2014
2013
2012
全4件 (4件中 1-4件目)
1

バレンタインが近づきましたが、数年前に空前のココアブームがありましたね。もんたさんの、「奥さんココアは体に非常にいいんですよ。」という一言で、在庫不足や生産が追いつかない事態になりました。チョコレートの苦味のもとである「カカオポリフェノール」は、活性酸素の害から体を守ってくれる「抗酸化物質」として注目されたのでした。ポリフェノールは主に植物に含まれますが、カカオ豆に含まれている ものを、「カカオマスポリフェノール」と言います。それにチョコメーカーは カカオがチョコレートになると健康効果倍増です。チョコに含まれている砂糖やテオブロミンは疲労回復効果が高く、リラックスや集中力・記憶力もアップ! 勉強や仕事で疲れた時は、チョコでリフレッシュしましょうと、大宣伝しました。 成る程、酸素の何パーセントかは体の中に入って、「活性酸素」という物質になってしまいます。活性酸素は体内でさまざまな物質を変化させ(これを酸化と言う)、動脈硬化、ガン、アレルギー、胃潰瘍などの病気の原因にもなります。こうした活性酸素の害を防いでくれるのが、ポリフェノールをはじめとした「抗酸化物質」と呼ばれるものなのです。動脈硬化も原因として「コレステロールが血管に詰まる」とされますが、これは活性酸素によってコレステロールが血管に詰まりやすい形に変えられてしまっているのです。カカオポリフェノールは血管にコレステロールがつくのを防いだり、コレステロールの酸化を遅らせ、コレステロールが悪玉となるのを抑えるので、動脈硬化を防ぐ物質の一つとして挙げられているのです。 チョコには、ポリフェノール量だけを比較すると、確かに多いかも知れません。しかし 忘れてませんか?チョコレート50グラムのカロリーは、350キロカロリーですよ!これはゴハン2杯分に匹敵、消費するにはウォーキング60分以上ですよ!」バレンタインデー症候群とは… かくたこども&アレルギークリニック院長 医学博士 角田和彦 先生 「普段は(チョコを)食べてないんですけど、その日だけ多量に食べて、バレンタインデーの後に病院に来た人を調べると、チョコレートが合わないことが分かる方が結構いますんで…。」 その原因となる物質が、カカオに含まれるチラミン! チラミンが血中に大量に増えると、血管が一時収縮!その後、チラミンの減少で血管は急激に拡張。 これによって、頭痛や嘔吐などの弊害が起こるのです。 さらに、鼻血が出るのも、このため! 普段、チョコレートを食べて何ともない人でも、高カカオチョコレートを大量にとれば、チラミンの影響を受ける可能性があるのです。 「ひとかけら食べても、ひどくなる方もおりますし、相当食べても何でもない方もいるので、体質によってはすぐ症状が出る方がいますので、チョコを食べてヤセようというのは考えものだと思います。」とのことです。特に、影響を受ける可能性が高いのは、アレルギー体質の人。アレルギー体質の人は、もともと血管の収縮拡張機能が低下している場合が多く、チラミンの影響を受けやすいのです。 人によっては、アレルギーの症状が悪化することも!高カカオチョコレートを食べて、頭痛などの症状が出たら要注意ですよ。私の若いときはバレンタインの行事はなく、若い女性からチョコを貰ったことは有りませんでした。(しかも誕生日なのに)それに敗戦後、アメリカの進駐軍(占領兵)に貰って食べたチョコの旨かったこと。 チョコには苦い思い出しか有りません!!出典:「第3回(1997年)チョコレート・ココア国際シンポジウムより
2007.01.26
コメント(10)

8万から10万種あると言われるカビ。今カビによるカエル(蛙)の大量死がアメリカやオーストラリアなど世界各国で頻発しています。カビがカエルの全身の皮膚を覆うようにびっしりと生え、栄養の吸収や皮膚呼吸を妨げ、窒息死させるのです。以前は少数でしたが、地球温暖化の影響で雨が多くなり、変温動物の蛙の体温がツボカビの繁殖しやすい温度で上げ止まってしまうことで一気にツボカビが広がり、異常な大量死を招いていると考えられています。ツボカビは両生類を対象にした病気のことで、感染力が高く、致死率も90%を超えます。野外に広がると根絶は難しくなり、両生類が絶滅してしまう可能性もあると言います。もともとはツボカビはアフリカ固有の真菌の一種です。ちなみに人への感染は確認されていません。世界各地でカエルなどの両生類に壊滅的な打撃を与えてきたカエル・ツボカビ症が、日本でも見つかりました。アジアでは初の確認で、野外に広がると根絶できず、生態系に深刻な影響を及ぼす恐れがあります。日本野生動物医学会、日本爬虫(はちゅう)両棲(りょうせい)類学会、世界自然保護基金(WWF)ジャパンなどは12日に、検疫の強化や販売・流通の監視などを訴える緊急事態宣言を共同で出しました。 ツボカビ症が見つかったのは、東京都内で個人がペットとして飼っていた中南米産のカエル。昨年11~12月に、11種35匹中14匹が次々と死にました。麻布大学の検査で、12月25日にツボカビ症と確認されました。10月末に購入したカエルから感染した可能性が高く、今年に入り関東地方のペット小売店でも中南米産のカエルが陽性と分かったのです。 中米パナマでは両生類48種が感染し、個体数が9割減りました。95年に侵入し年平均28キロの速さで西から東に広がったことが後の調査で分かったのです。2カ月で野生のカエルが絶滅した地域もあり、政府は二十数種のカエルを動物園などで保護する「両生類箱船計画」を始めました。 関係学会など16団体の緊急事態宣言は「死んだカエルを飼育していた水を、野外に排水することは禁物」と訴え、輸入・販売業者にも「カエルが感染していないことを確認してほしい」と呼び掛けています。 カエルは水田をはじめとする日本のウェットランドを支える野生動物。害虫を捕食する「益獣」でもあります。カエルが絶滅した時の影響は、鳥やヘビ、哺乳類などの重要な食物で、生態系の基礎の部分を担う生きものであります。これらのカエルに頼って生きる多くの野生生物の減少や絶滅を呼ぶことになりかねません。 また、昆虫などを主な食べ物にしているカエルが、水田などの環境から姿を消した場合、農林業や人類に被害を及ぼす害虫(蚊や蝗など)が、大量に発生する可能性も指摘されています。カエルツボカビ症は、日本の生態系を根幹から揺るがす、未曾有の大問題なのです。
2007.01.19
コメント(10)

追いつめられる猪日本で猪の捕獲数が2004年には26万7000頭だそうです。それでも増え続けているのだから、逞しい動物ですね。 イノシシは嘗て仙台は勿論、東北一体に数多く生息していたようで、八戸周辺では江戸時代、イノシシが畑を荒らした為食料が不足し、大飢饉が起きたとの記録も残されています。本当のところは分りませんが、明治時代になって、狩猟等の乱獲で絶滅寸前にまで数が減り、特に降雪が多く生息環境の厳しい地域には居なくなってしまったようです。その後又数を増やしています、現在はこのニホンイノシシの個体数の増加傾向の原因として、畜産用に飼われていたイノシシとブタとの間の一代雑種であるイノブタが飼育中に逃亡し、野生のイノシシと交配し、ブタの多産性質を広めているという考えが有力となっているなど、色々な要因でその分布域を広げつつあるようです。扁平になった鼻の力はかなり強く、雄で70 kg以上、雌でも50-60 kgもある石を動かすことができます。脚力も強く、1 m 以上の高さを助走もなしに跳び越えることが可能です。全国の鳥獣被害額約187億円(05年度)のうち猪は約49億円で断トツです。獣肉食が禁忌とされた時代も、山間部などでは「山鯨」と称して細々と、あるいは堂々と食べられており、「薬喰い」の別名からもわかるように、滋養強壮の食材とされていました。白い脂肪に縁どられた赤いイノシシの肉は、切り分けて皿に盛った状態が牡丹の花のようであることから「牡丹肉」とも言われています。狩猟の世界も高齢化が進み、また後継者となる若い衆の入門者が極めて少なく衰退の一途をたどっております。その為か地方の中・山間部においては、猪、鹿、猿、熊、など野生動物による被害が多くなり深刻な状況です。稲を食べる猪 ・ 海を渡る猪
2007.01.12
コメント(12)

正月風景 ・ 門松クリスマス(キリスト教)に始まり、煩悩を払う除夜の鐘(仏教)新しい年を迎える催し(神教)と忙しい年末年始も「春の七草」が話題になると、そろそろ終わりに近づきますね。平安時代に「四辻の左大臣」が 「せりなづな 御形はこべら 仏の座 すずなすずしろ これぞ七草」と詠んでから、春の七草として定着しました。七草には邪気を祓うとされていますし、また様々な薬効があるといわれています。古くは子(ね)の日の遊びともいわれ、平安時代には正月最初の子の日に野に出て若菜をつむ風習がありました。「延喜式」に見られる七種粥と、若菜摘みの古俗と、中国の人日の行事が合わさり、七草粥になったのであろうといわれています。 七草粥の習わしは江戸時代まではかなりに盛んに行われていた様ですが、幕末頃の民間では七種のうち1、2種の菜を入れるだけだったとか。 今日でも 七草の種類は地域によって違いがあり、七種に限らない所もあります。 せり食欲増進。解熱、解毒作用もあります。 なずなペンペン草。止血・解熱作用があります。血圧を整える働きもあります。 ごぎょう別名母子草。鎮咳作用があります。 はこべら(はこべ)ひよこ草ともいいます。抗菌・消炎作用があります。 ほとけのざ(たびらこ)日本では薬用されていませんが、中国では干して煎じたものをのどの痛みに用いるそうです。 すずな(かぶ)胃腸虚弱に良いといわれています。葉にはビタミン類やカルシウムが多く含まれています。 すずしろ(だいこん)消化促進、胃を健康にします。春の七草 ・ せり(芹) なずな(薺) ・ ごぎょう(御形) はこべ(繁縷) ・ ほとけのざ(仏の座) すずな(菘) ・ すずしろ(蘿蔔) (写真・季節の花)春を待ちわび、野山に出て若菜を摘んだ先人の知恵にあずかりたいものです。
2007.01.05
コメント(12)
全4件 (4件中 1-4件目)
1