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一昨日11月25日は憂国忌。55年前のこの日に自決した作家の三島由紀夫をしのび、全国から愛読者や信奉者が集まって追悼集会を開く日だ。三島由紀夫。個人的には、決して嫌いではないけれど、さりとて決して好きでもない。その思想や信条はとりあえず横に置き、純粋に物書きとしてとらえても、だ。何と言うか、どの作品に対しても、イマイチ主人公に感情移入出来ないのだ、、、24歳の若さであの「仮面の告白」を書いた天才ぶりとか、同性でもあらわしえないような力を見せる女性心理の微妙な表現とか、「美」に対する独自の世界観とか、本当に素晴らしいとは思うけれど。その点、三島と仲が悪かったとされる太宰治や松本清張の作品群に登場する主人公にはそんな違和感は感じないので、これは、まあ、単に感性の違いなのだろう。ただ、この「感性の違い」なる極めて原初的な感覚。小説をはじめとする芸術の好き嫌いを超え、ヒトの人生そのものに隠然たる影響を与えている気がする。もちろん、モノの売買に関してもね。写真は三島由紀夫(Public Domain).
2025.11.27
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この週末は、かの赤穂浪士とそのリーダー、大石内蔵助を祀る大石神社の近くのスーパーで仕事。赤穂浪士については、「忠臣蔵」の題名で、古くから舞台や小説、映画などにさんざんえがかれて広く知られているから、ここでは割愛する。とは言え、あの「忠臣蔵」ってどこからどこまでが史実なんですかね? そうとうに脚色されているような、、、。まあ、善人と悪人が分かれ、単純明快にまとめているからこそ、一般大衆にもわかりやすいのだけれど。歴史的な「真実」はとりあえず横に置き、次のことだけは正真正銘の「真実」。それは、赤穂藩士たちにとっての主君(現在に例えたら勤務先の社長)であった浅野内匠頭の一大事を伝える書状が、わずか4日と半日で江戸(東京)から赤穂に届いたこと。電話などなかった当時。事の次第は、書面にしたため、早かごに乗る使者に託すしかなかったのだが、令和の時代になっても、東京と赤穂は片道3時間半、時間帯によっては4時間ほどかかる(新幹線と通常路線を乗り継いで)距離。そんな道のりを、エッホエッホの掛け声と共に人力で移動するのだ。もちろん、かごの担ぎ手は地域ごとの交代制。それを考慮しても、舗装されていない道路をわらじで走る。そんな環境の中、よくぞ4日と半日で着いたもので、江戸時代のかご屋の脚力にあらためて敬服する思いである。
2025.11.24
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さる19日は、兵庫県は宝塚市の一地域、仁川で手羽元の塩胡椒焼き。阪急仁川駅から現場である店舗に向かう途中、もしかして以前にここへ来たことがあるかも知れないと景色を見ていて思い出し、やがて「あ、あ、10年以上も前になるけれど柿の宣伝販売で来たな」と、完全に記憶が蘇った。この柿。実は今年に入ってあちらこちらに出没して問題となっているクマの好物なんだそう。クマは、見ての通りずんぐりとした体型ながら、実はとてつもなく敏捷。木登りも得意で、柿の木などスイスイのスイ。しかも、いったん木に登るや、実った柿のほとんどを食べてしまう大食漢。そりゃ、まあ、あの図体だから。北陸出身の友人がいる。実家は、東北ほどではないにしろクマが出没する地域にあり、山を背景に、ひところの典型的な日本の農家といった感じの造りで、庭には古くからの大きな柿の木が。この柿の木を、ご両親亡きあと家を守ってきた1番上のお兄さんが、年齢的に収穫が難しくなったこと、とっても誰も食べる人がいないこと、柿がクマを寄せ付けること、この3つの理由から切ることを検討しているとか。たわわに実った田舎の家の柿の木は、かつては日本の秋の風物詩の1つで、作家の壷井栄が「柿の木のある家」という童話に書いたくらい。そんな親しい存在だけに、まことに残念だが、他に打つ手はないのかな。「クマのプーさん」をはじめ、絵本やマンガや童謡に登場するクマさんは可愛いくて愛嬌があるのに、実際は大違い。もしかして、10年ばかり前に住んでいた京都市山科区の小山地区当たりにも、現在ではクマは降りてきているんじゃないかしらん、、、当時はよく1人ハイキングをしていて、サルやシカには時々出会ったものだな、、、。
2025.11.21
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今日は兵庫県は宝塚沿線にあるまちで仕事。1日だけの単発。それにしても、2004年にこの仕事を始めて今更ながら感じていることは「継続はチカラなり」ということ。この21年の間に、本当にどれだけの小売店が消え、現れ、また消えていったことか。店舗の撤退は過疎化が進んでいる地で特に顕著なのだけれど、最近では「ええっ! あの店が? まさかぁ、、、」と絶句するケースもあらわれはじめた。例えば、大阪府の某商業複合施設にあった大型スーパー。炊き込みご飯その他のデモで何度か訪れた限りでは活気のある店で、試食数も販売数も平均よりは多く、時折り開かれる店のイベントではお相撲さんをゲストに招んだ(30分だけだが)こともあったほど。なのに、遠からぬ場所にそこを上回る規模の、やはり商業複合施設が現れてからというもの、右肩下がりに集客が落ちていたと言う。はあ。はやっている店ほどあらわれるのね、「あそこの客を取ったれ」と、ライバル心をむき出しにするヤカラが。まあ、それが資本主義なんだろう。そのことも含めて、「継続はチカラなり」。
2025.11.19
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2025年の秋は、ことのほか水産関連のデモが多かった。そんな中、気がついたことの1つ。魚をはじめ、貝やイカ、タコ、そして海藻類その他もろもろの水産物が好きなお客様って、港町出身者が多いね。あるいは、仕事や転校などの関係で、いっとき港町にいたとか。港町の具体名は、鳥取の境やら京都の舞鶴やら和歌山の太地やら千葉の銚子やら。「そりゃそうでしょうよ。お魚ばかりでなく、ワカメだのスルメだの、毎日フレッシュな海産物を前にしていれば、自然と親しみもわくよ」とおっしゃる方もおられよう。確かにそれもあるだろうと思うけれど、要は港町全般にある独自の雰囲気そのものに郷愁を感じ、それを海産という「食」に具現化しているのではないか。私のように農村で生まれ育った人間には、海の向こう側と接触する港町は、良くも悪くも開放感ただようエキゾチックな風情があると感じる。仕事でも、いろいろな港町を訪れた。印象に残っているのは、大阪府は阪南市の尾崎、兵庫県の明石、京都府の日本海側に位置する舞鶴か。特に舞鶴は、駅に着くや、マドロスさんの帽子をかぶった海上保安学校生の姿をたくさん見かけるしね。港町。今後、また行くことはあるだろうか。
2025.11.18
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ときおり甘いものが無性に欲しくなるのだけれど、偶然なのか、こういう時に限って家にはアイスクリームもチョコレートもクッキーもない。こんな時、あなたはどうしますか?近くのスーパーやコンビニまで出かけますか?作りましょうよ、いま台所で転がっているもので。「甘いもの」なのだから、糖分、すなわち砂糖やはちみつがあれば、けっこういろいろと作れる。プリン、フレンチトースト、焼きリンゴ、その他。しかも、レンジもトースターもある今日日のこと。活用すれば、時短で、美味しいスイーツが作れるのだ。本当に、お菓子ひとつのことで、小売店の扉を開けなくてもよろしい。欲深いのが人間の本性。行けば、必ずやお菓子以外のものも買ってしまう。もっとも、市販菓子が侮れないのも事実。菓子ばかりではない。パンコーナーに並ぶ、おやつ系パン、すなわち菓子パンにも、そのことは言える。その菓子パンを、先だってはデモ。二十数年ぶりだったね、菓子パンの担当なんて。と言うのは、菓子パンは販売が難しくない、ぶっちゃけ「誰がデモしても一定の成果は出る」商品の1つなので、デモンストレーター初心者に任せるケースが多いのだ(ここいらのこと、派遣会社の人選係はよくわかっている。私も駆け出しの頃は、フ◯パンやパ△コの菓子パンをよく宣伝販売した)。菓子パンとくれば、私たちシニアの世代では「あんパン・ジャムパン・クリームパン」のイメージが強いのだが、現在ではどうして。見た目も一見ケーキと間違うほどオシャレな菓子パンがたくさん登場している。味もいい。生地はふんわり。クリームはしっとり。フルーツがたっぷり乗ったりナッツを練り込んだヘルシー菓子パンもある。味と見た目だけなら、家や職場の休憩室でドリップコーヒーを入れて、切った菓子パンをお皿に置くだけで問題ない。費用面でもぐっとお得。となれば、今やカフェとかスイーツ店は、味ではなく空間を売るべきなのかも知れない。ステキなインテリア、心地よい音楽、ゆったりとした雰囲気。こういうものだ。
2025.11.17
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昨日の続きである。カレーライスと並ぶ国民食の1つであり、つい10年ほど前まではワンコイン(500円)から600円で食べることが出来たラーメンは、なぜかくも高くなったのか?識者は言う。「ラーメンの原材料費、それに付随する水道光熱費、ラーメンの作り手である人件費。どれも上がった」。「特に都市部では競合店が多く、競争が激しい」。「インボイスの関係」。さらに、「高くなったのは、ラーメンだけじゃないよ。他の麺類も定食も丼ものも、軒並べて値上げ。もう外食なんて、やっていられないよ」と続く。確かに。それに、例えばラーメンなら、インスタントラーメンでも、現在では工夫次第ではお店で食べるラーメンとは変わらないくらいに美味しいものも少なくないのよ。ご当地ラーメンや有名店ラーメンの店頭版もたくさん出ているしね。このことは、レトルトカレーや菓子パンでも同じ。だとしたら、物価上昇に賃金アップが追いつかない今日日、外食は極力ひかえて特別な日だけにしようと考える人が増えてもおかしくない。現に、先週に担当した菓子パンのデモンストレーション。クリーミーで生地もふんわりの菓子パンを試食前に自分で試して「こんなに味も食感も香りもいい菓子パンが家庭や会社の休憩室で食べられるのなら、わざわざカネ払ってカフェとかに行くのはもったいないと感じる人、多いやろなあ」と感じたものだ。次回はその話をしたい。
2025.11.14
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コロナ明けから、何かのご縁か、秋季は水産関連のデモが多い。各種お造り、焼き魚、練り物などのおつまみ系その他。水産系デモは、しかし、打ち明けてしまうと、ほとんどのデモンストレーターにとって「嬉しい案件」ではない。むしろ、その逆。理由は単純。扱う商品の性質上、売場の冷えが半端ではないからだ(この度合いは、同じ生鮮品である畜産や農産と客観的に比べても、やはりきつい)。ただ、ヒートテック衣料が充実している現在。かつてのように「南極にいるのかと思う」ほどの寒気は浴びないが、それでも寒いことには変わりないから、昼食は暖かいものが食べたくなる。その筆頭がラーメン。で、このラーメン。今年に入って、ますます高くなったね。私が知る限り、「餃子の王将」以外の店では、平均で1000円前後。先日も、ラーメン街道があるほど多くのラーメン店があることで知られる京都市の一乗寺で数軒物色したけれど、1番安いので900円だった。量も、少食の私が「これでちょうどいい」と思ったくらいだから、以前よりは減っているのだろう。ラーメン。なぜこんなに高くなったのか?
2025.11.14
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今日からまた連続仕事。これからの季節、我々デモンストレーターの仕事はかきいれ時だ。ただ、私自身は、仕事は徐々に縮少方向に持っていくつもりでいて。繰り返しになるが、連続仕事を受けたら早くも2日目の午後には腰のだるさに見舞われるようになって(この症状はここひと月ほどから)。かつ、働いた日数と同じ日数(仮に2日働いたら2日)ぶんグウタラしないと疲れが回復しなくなっている。仕事以外にガーデニングや保存食作りなど、やりたいことがたくさんあるのに、残念なことだ。2027年の7月でいちおうリタイアすると決めた。それからあとは5年、つまり75歳になるまでは何とか頑張って週に1度くらいは働いて。あとはホンマにリタイア。仕事を辞めたら収入激減だけれど、そこは、収入なりの生活をしたらよく、そうするよう知恵や工夫を絞るのもなかなかに楽しいことではないかと思う。気になる病と介護。それも、ここは日本。最低限のセーフティネットは保証されているだろう。それらの情報も集めておこう。生活のための仕事はさんざんにしたのだから、これからは楽しみのための仕事をやるよう持っていきたい、、、減らしながら。
2025.11.13
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業界の人手不足もあり、何より年金だけでは生活出来ないという家計の事情により、この10月まで体力が持つ限り仕事を頑張ったけれど、例えば連続仕事を受けたら早くも2日目の午後から腰がだるくなってくるこの頃。痛いのではない。だるいのだ。まあ、太ってきたことも関係あるんだろう(もっとも、体重は昔より3キロ増程度。身長を考えたら問題ない。ただ、加齢もあって肉がたるんできて、それが腰部でプルプルしていて、そういうのもだるさの原因か?)。少ないなりに貯金はあるが、病を得たり介護が必要になった時のことを考え、それは大事にとってある(子どもにはなるべく負担をかけたくないのでね)。つまり、身体が動く限りは働いて今現在の生活を支えるという選択を選んだ。我が家みたいな熟年家庭。実は多いのではないか。ただ、個人の努力や工夫では限界があるわなあ、、、。
2025.11.10
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今日は、内科の定期検診日。何の、血圧をチェックするだけ。整形外科に行っても眼科に行っても、本来の病気以外に高血圧を指摘され、降圧剤を服用し始めて5年。若い頃は低血圧の貧血症だったのに、トシとったら、どうしてこうなったんだろうね?結果、血圧の数値そのものは落ち着いた。大好きなラーメンを汁一滴残さず食べても(ラーメンは麺もさることながらスープが美味しいのよ。あれを残すなんて、私にとっては拷問に等しい)、薬を飲んでいれば血圧は正常範囲。裏返せば、それだけ薬は恐ろしいということか。たまに、動悸その他の副作用がおそってくるたびにそう思う。反面、喘息は確かに薬で救われているなー。喘息の咳は普通の咳ではなく、その最中には咳き込む反動で肋骨が痛くなり、腰もだるくなってしまうほど激しいものだが、そこから解放してくれているものなー。がんなどの疼痛も同じだろう。ただ、使い過ぎると、やはりいろいろな問題が出てくる。薬。うまく付き合うことは、なかなか難しい。
2025.11.06
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