2025
2024
2023
2022
2021
2020
2019
全4件 (4件中 1-4件目)
1
いわばサードオピニオンとなる、O医師の診察を受けて、もう一度主治医の話を聞きに行こうと決心した我々。まずはこんな風に切り出して、こう言って・・で、先生がこう言ったらこうして・・・・などなど、一応シミュレーションもして、いざ診察へ。ああ、気が重い。結果は・・・ 主治医の反応は予想以上のものだった。まあ、「じゃ、O先生のところで手術すれば?」とはおそらくならないだろうとは予想していたけれど・・・。かなり怒りを含みながら主治医が言ったことはこんな感じだった。「T医師やO医師が言っているような手術は、あなたにまったく必要がない!なにも特殊なことはない。私が普段やっている人工股関節手術の方法で十分手術ができる。」 自分の実績や技術に絶対の自信を持っている主治医は、当然私の股関節について、次の手術のプランがあったのだろう。それとは相容れない、別の医師の意見に、「なぜそんな『間違った』情報を患者に伝えるのか」という、正義感?のような怒りをもったようだった。 主治医は、私の股関節が昔どんな状態で、ここまでするのがいかに大変だったかという話を、学会で発表した時の論文を出し熱心に語ってくれた。「では、足の長さの違いの調整とか、歩き方のこととかは…?」恐る恐る探ってみると、当然できる範囲ではやるけれど、筋肉のつき方などのことがあるので、無理な矯正はできないとの回答。とにかく、人の骨を移植したり、特殊な人工股関節を使ったりということはまったくしなくてもいいとのこと。 あまりの剣幕に、「で、ではまたよく相談して・・・。」と言ってその場を後にするのがやっとという感じだった。 T先生やO先生の所見と、主治医の所見は、どうやら真っ向から対立するもののような感じ。なんだかますますわからなくなってきた・・・。【つづく】
Jul 8, 2010
コメント(5)
セカンドオピニオンを求めたT医師に、別の医師を紹介してもらい、今度は都心のとある病院へ。実はここ、私のもっとも昔の記憶にある、手術をした病院なのだ(実際はそれまでに数回しているはずだけれど・・)。この病院を訪れるのはたぶん27年ぶりくらい??中は改装されていて、レイアウトは大きく変わっているものの、建物は当時のままなので、なんだか懐かしい。 T医師のところで撮ったレントゲンは持っていったのだけれど、足全体のレントゲンが必要だったようで、股関節から足先までの長ーいレントゲンを撮影。これは初めてかも。 そして診察。その病院で股関節の診察を担当しているO医師は、見たところ50歳くらいというところ。 これまでの経緯、私達の希望などを話し、診察。O医師の話を素人なりにまとめると、こんな感じだった。 現状を客観的な点数(股関節の状態を曲がり具合、日常生活の状態などから点数化する指標がある)で見れば、人工股関節の適用もありうる状況だけれど、絶対に今手術をどうしてもやらなければという状況にはないと思われる。人工関節の寿命は20年程度だし、私の年齢でするかどうかというのは、最終的には本人の意思次第だろう。 私の骨の状態を見ると、関節の屋根が普通よりもかなり上に上がっていたり、骨盤の張り出しが非常に小さいことがひとつ問題だ。このために力が筋肉に効果的に伝わりにくく、歩く時の体の大きなゆれにつながっているのだろう。若いということもあるので、屋根の位置を(人の骨を移植する同種骨移植なども使いながら)直すなどして、もう少し力が効果的に筋肉に伝わる構造に変えて、歩容も改善する方向で関節を再建できればいいと思う。 それから、大腿骨の頭がかなりねじれていると思われるので、当院で採用している、モジュラータイプという、大腿骨の骨頭部分の角度を変えられる人工関節が適当ではないかと思う。 うーん。なんだか難しそう・・・。やはり普通の人工股関節置換手術よりも複雑なので、8週間程度の入院が必要だろうとのこと。 とても丁寧に私達の話も聴きつつ、できないことはできないとはっきり言ってくれるし、明確でわかり易い説明をしてくださるO医師は、いい意味でドクターらしからぬ、コミュニケーションのとりやすい先生だ。やはり率直に、私の厄介な股関節をここまで治してくれた主治医に言いづらいという点を話してみると・・。「あなたのこの股関節を、股関節の専門医10人が見たら、たぶん10通りの治療法が出てくるでしょう。今は昔と違って、患者が医師を選び、自分で治療法を選ぶ時代なので、私は病院を変えたいといわれても気にしません。ただ、あなたの主治医は、どうかわかりませんが・・・。今日私が説明したことを話してみたらどうですか。その上で、あなたの関節のことを誰よりもよく知っている方ですから『それは無理だ』という話があるかもしれません。それも聞いた上で判断されたらいいと思いますよ。」とのこと。またこうも言ってくれた。「これまでのことはこれまでのこと。今回のこととは切り離して、考えた方がいいでしょう。」 1時間近くの時間を割いていろいろな話ができ、とても満足した気持ちと、これは大変だという気持ち半々で病院を後にした私と夫。 よく考えてみれば、人工股関節という言葉を聞いただけで、主治医からはどんな手術をしてくれるのか、よく話を聞いていないことに気がついた。気が重いけれど、きちんと話をするために、主治医のところへ行かないといけないな・・・。【つづく】
Jul 7, 2010
コメント(3)
他のドクターの話も聞いてみるかと、軽い気持ちで、インターネットで見たある医師(仮にT医師とします)を訪ねてみた。 T医師は私のレントゲン写真を見てうなり、「これは、苦心惨憺の跡がみられますね。」と言った。まあ、私の股関節の骨の姿は、普通の股関節とは見た目からかなり違うと思ってはいたけれど、専門家が見ると、手術した医師の悪戦苦闘が目に浮かぶようなのだ。T医師は私の主治医の人工股関節にしなさいと言う意見に対して、「人工関節の寿命は20年くらいといわれているけれど、それは高齢の人が入れた場合のデータなので、若い人はよくなればそれだけ動くから、そんなにもつのか、わかりません。あなたの年齢ではねえ・・・・。」と、あくまで慎重な意見。そしてこうも言った。「この股関節は、ちょっと大変ですよ。普通の人工関節ではうまく行かないでしょう・・・・。」へ???どういうこと????? T医師の話を素人なりに要約すると、私の股関節は変形とねじれがひどく、何度も手術をしているために骨がもろい部分もありそうなので、入れる人工股関節も機種(?)を選ばなければいけない。それに、人から骨をもらい、足す必要もありそうなので、そういう体制のある病院でなければならないのでは?というのだ。 人工股関節って、屋根と大腿骨の頭の部分を両方を取り替えるんだから、今の変形度合いは関係ないと思っていたのに、そうじゃないんだ・・・。キカイノカラダにするみたいな、簡単な話ではないということか。 T医師自身は現在手術を行っていないそうで、そういう条件が整い、技術もあるドクターということで、都心のある総合病院の整形外科医を紹介してくれた。 率直に話ができそうなT医師に、私は現在の主治医との関係についても聞いてみた。「もう30年以上も診てもらっているので、かえるとは言いづらいんですけど・・・。」するとT医師はこういった。「でも、あなたの人生でしょう。」そりゃそうだ。こんなところで義理人情に縛られてはおかしなことになる。ここはあくまで客観的に情報を集め、判断しなければ・・・。こんな状況なので、よくテレビでやっているような、2週間で退院できるという術法などはまったく考えられないという。なんだか思っていたより大変なことになるのかも。 だんだん心配になりつつ、せっかくなのでT医師が紹介してくださった、別のドクターにも会いに行くことにした。【つづく】
Jul 6, 2010
コメント(4)
![]()
30年以上私の股関節を診ている医師から、なるべく早く手術しなさいと言われてしまった私。「でも、娘がまだおっぱいを飲んでいるし、すぐには・・・。」というと、医師は「前回の診察から半年で股関節の曲がりが非常に悪くなっているし、股関節の屋根と大腿骨骨頭の間隔も狭くなっている。痛みという自覚症状もあるのだし、手術が必要なことは明らかだ。そんなこと言ってないで、早くしたほうがいい。放っておくと、今は状態が安定している右足も左足をかばうことで負担が大きくなって、悪くなってきます。」 というのだ。 うーん。たしかに、素人考えでも今回の痛みはいつもの筋肉痛に近いものともちょっと違う、へんな違和感があるし、なんとなく普通じゃない感じはしたけれど・・。 やっぱり手術しかないのか・・・。入院、申し込もうか・・・。 そんなことを考えているとき、夫が「そこの病院で、あの先生にお願いするの?」と言った。長年診てもらっていて、股関節の権威である主治医だけれど、いまや年齢は70歳以上。年齢的にも、先のことを考えてもほかの選択肢もあるのではないかと言うのだ。時を同じくして母にも、「最近は手術跡が10センチにもならないとか、入院が2週間とかいう手術法もあるって、テレビでやっていたわよ。どこか他の先生のところにも行ってみたら?」と言われた。 まあ、言われてみればそうかもしれない。ドクターにほかに移るというのは言いづらいし、いつもの先生は私の股関節のことをよく知っているし(というか、今の股関節はいわば先生の作品のようなもの)、主治医にしてもらうことしか考えてなかったけれど、娘のことも考えれば入院期間は短い方がいい。まあ、話だけでも聞いてみるのはいいかもしれない。 とはいえ、どうやって適切なドクターを見つければいいのか。そんなことを考えている時に、股関節に疾患のある人の妊娠・出産のことをインターネットで調べている時に見たドクターのことを思い出した。 とりあえず、その先生に一度会いに行ってみようかな ということで、セカンドオピニオンを求め、別の医師に会いに行くことにしたのだった。【つづく】★食感・味ともに満足!食べだしたら止まらない危険なクッキー★くるみと果実のハーモニー!コーンフレークのサクサク感♪噛むたびに色んな味が楽しめるクッキー☆あげ潮 50g×3袋詰合せ年間40万個完売!★和風フルーツクッキー♪【お取り寄せスイーツ】
Jul 2, 2010
コメント(3)
全4件 (4件中 1-4件目)
1