昨日 はLD学会機関誌の第1号を参照しました。
今日は第2号(2010年6月発行)の読書メモです。
多数の論考のうち、特に大事だと思った、「ライフステージを通した地域における支援体制構築」関係の報告から
2編、取り上げます。
ちなみに、LD学会機関誌は年3回発行されます。
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▼山岡 修
「発達障害のある人のための ライフステージを通した地域における支援体制構築を目指して
」
・盲・ろう・養護学校の一元化に示された
「 ノンカテゴリー化
」= 医療モデルから社会モデルへの転換を示すもの
・発達障害のある子どもが、
就労・自立をしていくために必要な能力のうち、
特に大切なこと
(1)問題解決能力:何とか乗り切ったり、自分で解決できる力
(2)教科学習:
・簡単なものなら マニュアルを読み理解できる
・住所・名前・数字などを、
他の人が読めるように書くことができる
・簡単なお金の計算や管理ができる 等
(3)趣味・目的と意欲:
趣味や楽しみを持ち、
そのために計画的に取り組む気持ちが出てくること
(4)自己理解、支援を受ける決断:
必要な時は支援を受ける決断
▼熊本 葉一(NPOいわて発達障害サポートセンターえぇ町つくり隊代表)
「 自閉症児・者が自立して暮らせる町づくり
」
・「 人の構造化
」:
「知っている人がいる」ということ
(例)
ラーメン屋のおばさんがその人に合わせた対応をしてくれるのであれば、
そこはその自閉症の人にとっては一人で利用できる場所
・ (上の報告に対する、シンポジウムでの上野一彦先生のコメント)
中・重度の知的障害を伴う者の多くは
知的障害特別支援学校高等部へ進むが、
卒業後は市内通所の福祉施設や
地域から離れた専門の入所施設に入るものが多く、
在宅のものも少なくない。
彼らを街中で見かけることは稀であり、
地域の中で就労し自立した生活を送っているものはほとんどいない。
「 彼らは何処にいるのか
」
この問題提起は鮮烈である。
「えぇ町つくり隊」のゴールと手立ては明快である。
知らないということが誤解と差別の源である
という、
イロハのイをこの報告は教える。
特性がわかりはじめると、
お互いに居心地がよくなっていく。
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少し前に、障害のある方の就労や進路について考える機会がありました。
普段は小学校段階でのことしか全く考えていないのが実情ですが、
「つながる先」についてしっかりと情報をつかみ、
目指す将来像を明確に持つこと。
それが、今目の前にいる小学生への教育でも
大変大事なことであるのは、明白です。
この号には、他にも、以前ブログでも紹介した
神戸市の「居場所づくり」の取り組み
についても、
高橋眞琴先生が報告されています。
子どもたちの居場所づくりも、
大人たちの居場所づくりも、
両方大事。
特に「障害のある方が、学校を卒業してからの居場所が
社会にあるのか」という岩手からの問題提起は、私たち学校教育関係者も
真剣に考えていかなければならないと思っています。
(^0^)いつも読んでくださって、感謝します!
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