きょういく ユースフル! ~ 僕は触媒になりたい ~

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2021.06.07
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カテゴリ: PC・デジタル関係
​​​​​​​​本日は参観日の代休です。
もっとも、 ​緊急事態宣言​ のために参観は中止になったんですけどね・・・。
それでは、ただの登校日。(^^;)

平日が休みなのは貴重なので、満喫したいと思います。

それにしても緊急事態宣言、終わらないな~。

コロナ禍で活用が期待されている ICT ですが、 先進市町の取組 には、目を見張るものがあります。

​​ 熊本市 ​​ は、すごい。

『教育委員会が本気出したらスゴかった。』 を読んだらスゴかったので、ご紹介します。

​
『教育委員会が本気出したらスゴかった。 コロナ禍に2週間でオンライン授業を実現した熊本市の奇跡』
(佐藤明彦、時事通信社、2020/10、税別1600円)
​​

↑上の商品リンクから、「はじめに」の部分だけは、試し読みができます。
 本の画像の下の「Googleプレビュー」というところを押すと、読めます。

====================
【内容情報】(出版社より)
コロナ禍の2020年4月。
日本中の学校が休校で「機能不全」に追い込まれる中、熊本市は約4万7000人もの児童生徒にオンライン授業を実現した。
これほどまで大規模なオンライン授業は、国内の自治体では前例がなく、全国で「熊本市の奇跡」と驚きの声があがった。

(略)

●フィルタリングは最低限に
●アプリや動画視聴の制限も一切なし
●Wi-FiではなくLTEでネット接続
●「平等に」ではなく「できるところからやる」

端末の導入や環境の整備から、教員の研修・意識改革、保護者対応まで、教育委員会の鬼気迫るほどの本気の取り組みに迫る。行政・教育関係者はもちろん、ビジネスパーソンも必見の一冊!

(商品リンクより)
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教育委員会が本気を出すと、スゴイというのが、よく分かります。
・前例にとらわれず、スピード決裁。
・現場がもたつくのは分かっている、それを踏まえての指示。
「 鬼気迫るほどの本気の取り組み 」というのが、本当に伝わってくる1冊です。


『教育委員会が本気出したらスゴかった。』
​読書メモ ロゴ

​ ・熊本市内では 家庭と教室をオンラインでつなぎ、クラス全員が同時に授業を受けるという試みが、分散登校中に多くの学校で行われた。​
​​
(p42) ​​
​ ・休校期間中も学校と毎日つながり、友達との人間関係をしっかりと築くことができた。
・不登校気味だった子供も、オンライン授業には積極的に参加し、再開後も学校に通えているケースが多かった。
​​
(p43)

びっくり ​オンラインの一番のメリットは、 つながりを作ること だと感じています。
 昨年は新年度開始早々からいきなりの休校だったので、余計にオンラインの必要性が高かったですね。

 なお、熊本市の不登校からの復帰児童生徒については、p152にデータが示されています。
 昨年度不登校だった児童生徒のうち、休校明けに登校できた児童生徒が、小学校で約4割、中学校で約3割もいます。たとえ不登校のままだったとしても、オンラインで学校とつながっているので、それまでと比べて「つながっている」感覚は、段違いのものがありますよね。
 僕の勤務校の場合でも、不登校の子どもが在籍学級とオンラインでつながり、休み時間にはオンラインでおしゃべりをしている姿を見るようになりました。
 これを昨年度の休校期間にいち早く実現した、熊本市は、スゴイ!
​

・セルラーモデルの最大のメリットは、学校の内外を問わずに使える点だ。
・遠足や修学旅行、校外学習などに持参し、その場で子供たちが「課題解決学習」や「探究型学習」に取り組むことができる。

(p79) ​

びっくり 熊本市は、Wi-Fiではなく、 セルラーモデル(LTEモデル) を一括導入。
  行政的にはコストがかかるデメリットがありますが、家庭や子供たちにとっては、メリットが大きい。家庭にネット環境があるかどうかに左右されないし、学校で複数台が同時に接続しても、速度が落ちない。そして、どこでも使える。
  予算の壁があるのに、これをスピード実現した熊本市は、スゴイ。

​​​​・「どんな制限をかけようとしているのか、
  1から100まで全部見せるように指示した。」​
​​
・ ​端末はできる限り自由に使えるようにする​
・子供たちはその端末でゲームをすることも、好きな動画を視聴することもできる。
​​
(p81)
​・新たに制限を掛ける場合は 教育長の決裁を経て、 教育委員会の決議を経ないといけない ​手続きを設けた。​ ​
​・ その一方、 制限を「ゆるめる」場合は、担当レベルの裁量でやってよい ​ことにした。​ ​


びっくり とにかくここに、一番びっくりしました。
  制限を取っ払い、自由に使えるようにする。このことを徹底されています。
  これにより、一気に加速度的に端末が使われていったことは、間違いありません。
  ゲームや動画ばかり長時間している子供は、ログが残るので、個別に指導されたそうです。
  「文房具のように日常的に使う」というGIGAスクール構想の理念が、こんなに早く自治体レベルで実現した自治体は、そうそうないのではないか、と思います。

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授業でのタブレット端末の活用についても本書ではもちろんふれられていますが、引用が多くなりすぎるのでここでは割愛します。

現場ではもちろん工夫した実践・取組があるわけですが、熊本市の場合は、何よりもそれを先導した火付け役の行政がスゴイ。

なかなかそのままマネできるわけでもないでしょうが、それぞれの立場で参考になる部分は多々あると思いますので、GIGAスクール構想の推進役を担っている方は、ぜひご一読を!

目からウロコどころか、
目の玉が飛び出るくらい、スゴイですよ。


(関連する過去記事)
▼ GIGA スクール以後の、今後の方向性について
 (2020/07/18の日記)​​

▼ 【休校期間お役立ち情報】その16 学校で使うMicrosoft Teams(教師間やクラスの子と、つながるツール)
 (2020/08/01の日記)

▼ 桜丘中学校の前校長、西郷孝彦先生の講演を視聴しました。
 (2020/11/14の日記)





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Last updated  2021.06.07 09:33:53
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