わたしのこだわりブログ(仮)

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2016年01月21日
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星 村上隆(むらかみたかし)氏 作品のBack numberをラストに載せました。

Break Time(一休み)

森美術館 村上隆の五百羅漢図展

一昨日久しぶりに森美術館に行ってきました スマイル
アーティスト村上隆(むらかみたかし)氏の大規模個展は日本では14年ぶりだそうで友人が誘ってくれたのです。

ところで 海外の美術館ではたいていカメラ持ち込みOKで作品の撮影が可能です。それは絵画に関しても同じです。ところが日本の美術館では一般的にほとんど撮影できないのが現状 です。
それが 今回驚くべき事に「営利目的でなく、個人が楽しむ分に関して」撮影が許可されていたのです びっくり
(ポップアートの場合、特に考えられない気がしますが・・。)

そんなわけで村上隆氏に感謝してちょっと紹介する事にしました スマイル
何より今回の新作は全く新しい世界です。ポップはポップなのですが、今までのカワイイとは別物です。
最初ちょっと抵抗もありましたが、美術館を出る頃には新しい世界を楽しんでいました 大笑い
ぶっちゃけ大人向けです。

pict-森美術館村上 1.jpg

最初はいつもの慣れ親しんだ村上隆の世界iに近いところから・・。
pict-森美術館村上 2.jpg
DOB君がパンダ化したような姿ですが、これは以前ルイ・ヴィトンとコラボした時のパンダに似てますねぽっ
パンダの足下の球体は今までのフラワーではなく髑髏(されこうべ)です。
髑髏(されこうべ)、すなわちドクロです。これは今回の作品の中には頻繁に出てきます。
それは メインテーマの五百羅漢(ごひゃくらかん)にもつながる死を表すイメージなのでしょう。

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死の淵を覗き込む獅子?
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美術史家の辻惟雄(つじのぶお)氏と村上隆氏との絵合わせ遊びで始まったセッションの延長 に「五百羅漢図」は生まれたそうです。

その解説が出ていました。
pict-森美術館村上 7.jpg
上が・・辻惟雄(つじのぶお)氏のお題  長沢芦雪(ながさわろせつ)虎図ふすま絵
下が・・村上隆(むらかみたかし)氏の現代版「虎図」
pict-森美術館村上 6.jpg
最初は2009年~2011年に芸術新潮で連載されていた絵合わせ。
絵合わせ自体は平安時代の遊びだそうだが、今回辻惟雄(つじのぶお)氏が絵師についてのエッセイを投稿。それに対して村上氏が独自の現代的介解釈を加えて答える・・と言うセッションだったらしい。

21回の対戦の中でだんだん大がかりな作品に発展。
さらに東日本大震災で死や絶望を経験。そこからの復活の願 いを五百羅漢に見たのか?
なぜ五百羅漢を描こうと思ったのかは私は知らないが、結果、村上隆 氏は仏教とコラボした新しい世界感を展開するにいたったのだろう。

羅漢(らかん)or阿羅漢(あらかん) ・・ 尊敬と施しを受けるにふさわしい修行者。

阿羅漢果(あらかんか) ・・実り=悟り?  修行を達成した者をさすのだろうが、本来悟りを得たのは人間では仏陀のみ。

五百羅漢(ごひゃくらかん)
究極の悟り、阿羅漢果(あらかんか)を得た500人の聖者とされる
生前の釈迦に付き添い釈迦の説法を聞いてきた比丘とも、入滅後に結集した仏弟子500人とも言われる
しかし、本家インドにその話は無いようだ。五百羅漢(ごひゃくらかん)の聖者伝説は中国由来のようだ。

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作品は大がかりな物が多い。パネル式で連ねられているが、昔で言えば寺や城のふすま絵のような感じ。
この作品は天の東西南北を司る霊獣の四神。青龍、白虎、朱雀、玄武を表した作品のパネルの一つ。
下は白虎だったか?
pict-森美術館村上 9.jpg

作品には四神の他にも瑞獣(ずいじゅう)がたくさん描かれている。
瑞獣(ずいじゅう)は吉兆をあらわす。つまりめでたい獣である。
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妙に色っぽい羅漢に驚くが・・。

見返り来迎図
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確かに菩薩(ぼさつ)に性別は無いけどね・・・。

最初に紹介した死をイメージする髑髏(されこうべ)の山
タイトルは「萌える人生を送った記憶」
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オタク人生を送りきった者達のカラフル様々なドクロ。彼らの記憶の残骸は骨にまで現れる 大笑い
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pict-森美術館村上 15.jpg

最後にヒルズ1階ににある村上隆の特設「お花カフェ」から
pict-森美術館村上 16.jpg
一応美術館の半券かショップのレシートがある事が条件らしいが、チエックは無かったような・・。
限定メニューが少々。一番人気はオムライス。既に売り切れでした しょんぼり

限定メニュー お花ムース(20食)  税込み700円
pict-森美術館村上 17.jpg
中を割って驚く。中も真っ赤。写真の色よりもっと凄い朱色。
ベリームースをチョコレートと合わせていると言うが・・。ベリーの色とは思えない。
食紅だけなら怖すぎるしょんぼり でも味は悪く無い。レアチーズな感じでした。
pict-森美術館村上 18.jpg
写真撮りたいが為に入ったお店でした。ぺろり
カフェは今月末までのようですが 、五百羅漢図展は3月6日 までですスマイル

これを見た後に・・・五百羅漢の個々のキャラ割りに驚きてす。(それぞれに個性が違う。)
これら作品をベースにアニメとか冒険物のゲームが造れそうな気かします。少なくとも自分の頭の中では彼らのキャラを幾つか設定して物語が何本か書けそうな感じです大笑い

それはさておき、村上隆(むらかみたかし)氏のポップ世界は仏教と融合した事で深い意味を持った作品に変革された? ・・と言えるのでしょう。

村上隆(むらかみたかし)氏 作品のBack number

リンク ​ MURAKAMI VERSAILLES 1 (Miss KOKO)
リンク ​ MURAKAMI VERSAILLES 2 (Tongari-kun
リンク ​ MURAKAMI VERSAILLES 3 (Flowers)
リンク ​ MURAKAMI VERSAILLES 4 (Kinoko Isu)








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Last updated  2021年07月22日 17時03分28秒
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