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きのうのエントリーで。 >悲しいかな、実際にいい加減な情報というのは、ネットショップのワイン売らんかなの宣伝文句の中が一番多い、というのが個人的な印象だ。 と書いたが、その通りのサンプルをみつけた。あるネットショップ。本日売り出しのJFミュニエの村名ワインの説明にこうあった。>「ヴォギュエの「シャンボール・ミュジニー・1er」と同じ様な位置づけです。>特級畑「ミュジニー」のブドウから造られる、若いミュジニー=ACシャンボール・ミュジニーということです!」この情報は間違いだと思うけどな。個人的なブログゆえ、絶対に自分のいうことが正しいとはいわない。しかし、09年ヴィンテージを試飲した時にミュニエ氏本人もそう話していたし(もうやってない、と)、前にウメムラがそう書いてて「違うのでは」と指摘したら、インポーターの文書にそう説明されているというので、確認してみては如何とお願いしたら、結局「違ってました」と説明を撤回した(その直後は指摘したページは治ったが、その他のページの同内容の文章は未修正だった)。まだ、インポーターがそういう説明文をつけているのかも。結局、売れればいいと思っているから適当なこと書くんですよ。ワインは何年も大切に保管して飲む人が多いのだから、こういうのやめれ、と思うんだけどなあ。ここの店、以前ある質問を送ったら、1週間以上してから返事がきた。向こうからしたら、「放っていたけど在庫がはけないので、しゃあない質問に答えてやるか、買えよオラ」みたいな感じなんだろうね。ウメムラとか竹澤は、一両日中には返事が来る。店に教えてやればいいじゃん性格悪いね、と思われるかもしれないが。以前のような対応をとられたことがあるので、しない。誠実な店とはちゃんとしたコミュニケーションをとろうと思うけど、売らんかなという店に間違いを指摘する労力を使うのは、この店のために自分の時間をムダにするようなものだ。たまたま昨日書いたエントリーとリンクする話だったから、ブログのネタにはした。
2013.01.27
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コシュ・デュリに関する情報を知るためにネットで検索していたところ、おおっ、というサイトを発見した。ソムリエさんのホームページらしいのだが、冒頭の文章がふるっている。 「いま流布している情報は、古い情報やオタクの自己主張、アピールばっかりで内容が薄い。ドメーヌからの直接情報やホームページ、インポーターやワイン本にあるドメーヌが発信した情報を利用する」 「個人サイトは古い情報の流用や、いい加減な情報があるから一切参考にしない」 と、威勢がいい(「著作権があるから無断転載するな」と書いてあるので、カギカッコはすべて表現を少しずつ変えている)。 これはすごい、と思って読み始めたところ…。 私が訪問したことのあるドメーヌのところを読もうとし始めたら、固有名詞の間違い、誤字脱字、変換ミスが簡単にみつかるのだった。 何だ、こりゃ。 たとえ熱心に集めた情報だとしても、これでは信頼性を欠くな。 1つ、2つなら指摘してあげたいとも思ったのだが。 この人のサイトは開設して3年あまりのようである。 ワインを作る人は別格として、ワインを飲む愛好家やアドバイザー、ソムリエはワインの前に平等な立場だと僕は思うので、こういう姿勢は鼻白んでしまうな。 こういう人とは正反対に、謙虚でおられる渡辺修三さんのブログ記事を読んでいると分かるのだが、昔はネット上にワインに関する情報が少なく、みな互恵的な姿勢で情報を出し合っていたんだと思う。当ブログも、もともとはそういう考えで始めた(間違い、思い込みも多くて関係各位すみません)。 ワイン愛好家の世界に限らず、インターネットそのものが、民生利用された時からそういう使われ方をしていたんじゃないかと思う。しかし、そういう時代は遠くに過ぎ去ってしまったということなのかなあ。 ネットでは顔が見えないからといって、こんな考え方を文字にして公表してしまっては、ワインファン全体のイメージによくないと思うけどな。どうなんだろう。 それでなくてもワイン好きというのは、世の中から偏見をもって見られていると思う。金持ちによる金持ち自慢だとか、知っていることを自慢げにいうとか、ワインをよく知らない人を見下しているとか、金づかいがあらいとか、気取ってるとか。気をつけて行動しないと。 私は個人サイトをとても参考にしているし、間違っていると感じた情報があれば、掲示板やメールで筆者と直接コンタクトをとると思う。結果的に、自分が間違っていると分かれば、これほどいいことはないし。 しかし悲しいかな、実際にいい加減な情報というのは、ネットショップのワイン売らんかなの宣伝文句の中が一番多い、というのが個人的な印象だ。 参考までに、個人サイト、ブログで長年参考にさせてもらってきたのは、下記のようなところ。皆さんありがとうございます。ブルゴーニュ情報が多いのは個人的嗜好のため。このほか、既に閉鎖されてしまったサイトもいくつか重宝させてもらっていた。ここの方たちの記事を読んでいて、今回のサイトのように鼻白む印象を受けたことはなかったな。にゅぶにゅぶ http://www1.u-netsurf.ne.jp/~urase/S's Wine http://plaza.rakuten.co.jp/szwine/Terroir http://plaza.rakuten.co.jp/terroir/ああ、こんなワインを飲みたかった http://plaza.rakuten.co.jp/winekaitai/LA MER DU VIN http://lmdv.orz.ne.jp/
2013.01.26
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