T・K's DAY CARRER

Jun 16, 2005
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カテゴリ: メンタル
「登校拒否」”school refusal” 2 より

記憶をまた遡る。(1970年代)
転校した中学では、私のスタンス(空かした、生意気)が妙に受け、人に好かれるっていいなーと思い、その後20年近くにわたり、人間関係は良好であった。
(後日、記事にする予定だが、20年後は人間関係大波乱がはじまる)

そんなクラスにも一人、私と同じスタンスの生徒Iがいた。
「あいつ嫌われ者だから、近寄るな。」といわれたが、なぜか「友達になりたい!」と思ったのだ。

「修学旅行で一度会っている」ことをネタに、近寄ってみた。
「あー、そういえばH中と揉めたワ。弱い犬が吼えてたっけね。」
あー、Sのことだ。で、話は終わった。



その中心的な存在がIである。男子にも、女子にも「はげましの指示」を出す。
「あいつ嫌われ者だから、近寄るな。」といった0は、Iを無視していたが、「はげまし」の行為はとまらない。

Iは、「はげましの行為(気持ちを入れ替えさせる)」といっていた。
まず、トイレで正座をさせる。姿勢が少しでも崩れると、モップの柄で、肩をたたく。

「はじめて見た。」
つい言葉を発してしまった。
Iは、ジロリと私をみて、「よし、終わりだ」といって、私より先に行ってしまった。
0は、「はじめて見たのか。今度やらせてあげるからな。」と暖かく私をみる。
ちがーう。そうじゃなーい。

教室にもどると、はじめてみる生徒がいた。
3時間目くらいだったかな?

ちょっとだけ休んでいた生徒Tだが、頭もよさそうで、「良家」の印象があった。
何よりも、皆の話の中心で、「人気者」のようだ。

そういえば、もうひとつ机が空いている。
気になって0に聞くと、「あと2週間くらいで退院してくるのさ。いっしょに見舞いにいこう。」

「うん。行く。なんの病気?」

ひぇー。

そして、放課後、みんな運動系のクラブに入っているので、終わるまで待って、いっしょに帰るのが、習慣になっていた。

その日、Tは、「今日いっしょにかえろ。」と声をかけてきた。
みなが「おぉー」といった。
0が、Tはいい奴だからいっしょに帰ってもいいぞといった。
そして、下駄箱で、Tも私もお揃いのスニーカーであったことで、Tと急速に仲がよくなる。

「兄が、今年の冬は、編み上げかデザートブーツを買うっていってたけど、デザートブーツをお揃いで買わない?」
「いいよ。」

わー。はじめて友達と買い物するっていい気分。まだ先のことだけど、「わくわく」が冬の買い物まで続くのだった。





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Last updated  Jun 16, 2005 11:41:03 PM
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