キミとアタシのすべて。
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比較的さわやかな初夏の日曜日だったが、休みなく動いていると、やはり暑かった。新しい部屋にどんどん荷物を運び入れ、おおよその配置に段ボールを積み上げた。ひとりでやったら荷物と一緒に転落していたに違いないであろうロフトにも岩崎くんの力を借りて段ボールを引き上げた。予想以上に早く引っ越しは片付いてしまったが、まだ全く日は暮れていなかった。麦茶を飲み、新しい部屋のベランダで一服していた彼が「まだこんな早いのか、じゃあ今日は帰ろうかな・・・」という雰囲気なのを見て、さみしくなった。「お礼におごるからさ。軽く飲もうよ!」気持ちを悟られないように、元気に言ってみた。「そうだな・・・じゃあ飲んでこうかな。」飲み屋はまだやっていなかった。18時開店のお店が多いようだったが土間土間は17時開店らしい。「あと10分くらいだから、そこらへんフラフラしてこようか。」そう言って、商店街を歩き始めた。
2006.10.03
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