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久々の週末3連日勤。担当は肺癌で肺葉切除術を受けた後、呼吸不全を起こされ、胸腔外科観察病棟から当ICUに移ってこられて5日目のカルティエさん(仮名)。誤嚥性肺炎または肺葉切除に影響されての急性期呼吸不全症候群と診断。ICU入院後、挿管され人工呼吸器管理下におかれても回復の気配がなく、様々な検査の結果、心エコー上、肺動脈圧が異常に高いことが発覚。すぐに肺動脈抵抗を下げる薬剤の点滴が開始され、胸腔外科の指示で、ステロイドと一酸化窒素(NO)吸入を組み合わせた治療も開始。これで酸素飽和度を含むバイタルサインは数字上落ち着いているものの、呼吸状態は穏やかとは言い難し。付属筋の使用が続き、ベッドサイドで見ているとこちらが息苦しくなってくる。プロトコールの48時間が過ぎて、NO吸入が停止され、ステロイドの量を減らし始めると、カルティエさんの状態はさらに悪化。ステロイドはそのまま、NO吸入が再開される。勤務最終となる日曜日、ようやくカルティエさんの状態が落ち着きかけてきたかな、と言う午後、全身評価で、右目の瞳孔が散大して光に反応しないのを発見。スタッフ医師、研修医が次々に診察に訪れ、急遽脳CTスキャンへ。が、CTスキャン中も、帰ってきてその写真を見ても、素人の私からしても、なんだかとっても正常チック。スタッフ医師に結果を見てもらっても、結果は「以上所見なし」。じゃ、この瞳孔の変化は一体。。。勤務終了前に、もう一度神経系評価でも、と瞳孔をチェックすると、まだ左目より大きく散大傾向にあるものの、ちゃんと光に反応するじゃないですか。あれれ???瞳孔事件は謎のまま、時間切れ。CTの結果を心配されていたご家族にも電話で結果を報告。脳梗塞や出血の可能性はなくなったものの、依然、カルティエさんの状態は芳しくないのは変わらず。最悪の事態を想定してご家族間で話し合いの場を持たれることを提案して週末が終わる。
2008/06/29
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修士クラスー質的看護研究入門・方法論、批評、知識の活用 (8週目)今週のお題は、質的研究と量的研究の混合研究について。賛否両論の論文6本を読んでディスカッションに参加しなくてはならないのだが、課題論文が立て込んでて、絶対無理。なんとか課題3つ(グラウンデッドセオリーに沿って書かれた論文を評価、インタビューレポート、観察レポート)を仕上げて提出。あとは野となれ山となれ。あー、頭が壊れるかと思った~。・・・と、安心している間もなく、来週はグループプレゼンテーション当番。プレゼンを仕上げ、発表、質疑応答等々・・・。頭壊れるかも。NPクラスー上級アセスメント(8週目)今週も識別診断の練習グループワークの続き。先週グループで調べて評価した診断検査の表を作成して発表。それは良いとして、こちらのクラスも課題論文提出が水曜日。胃が・・・。内容は実習中に遭遇したケースの全身評価、識別診断とその理由、診断に必要な検査とその理由、患者さんとチームとの診断ポイントについてのコミュニケーション。ページ数は多いけど、研究クラスに比べたら、自分が何を書いているか把握できているぶんだけ精神的にはずっと楽。なんとか書き上げて提出したものの、書いている最中に教授から、課題1号の全身評価ビデオが見られないから点数がつけられない、と、メールがあり、プチパニック。慌てて別のフォーマットのコピーを速達で送り、なんとか評価日に間に合う。そう言うことが起こったときのために早めに提出したのに・・・。課題論文の海で溺れかかりストレス満載の私にもう一つストレスを付け加えて下さってありがとう、教授。はは。<実習>水曜日は指導者の急性期ナースプラクティショナー(ACNP)のギャビー(仮名)が私用で遅れると言うことで、午前中は血液腫瘍科のスタッフ医師マイクについてクリニックの観察。その丁寧で患者さん思いが伝わる診察は、見ていて、私が白血病になったらぜひ主治医になっていただこう、と言うレベル。それにしても、前回のウォークインクリニックに比べて専門性が高く、その違いが非常に面白い。午後からは、ギャビーについて先週診察した患者さんを診察。木曜は、午前中、3人の患者さんを紹介してもらい、診察。そろそろ検査のオーダーや処方箋も書きましょう、とギャビーの提案で、筋炎が疑われる化学療法後の女性のMRIをオーダー。また、治療に多量ステロイドを利用している糖尿病の既往がある男性患者さんの血糖チェックとインスリンをオーダー。化学療法後落としてしまった体重を増やしたいという若者のために、栄養士コンサルトを依頼、などなど。全部書類に記入してギャビーのサインをもらうとそのまま指示として処理される。まだまだインチキっぽさ満点だけど、なんとなーく、NPらしいことをさせてもらえて嬉しい今日この頃。
2008/06/26
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修士クラスー質的看護研究入門・方法論、批評、知識の活用 (7週目)今週のお題は、質的研究の評価について。いろいろな概念やパラダイムから見た評価の仕方についての論文5本と、担当グループのプレゼンテーションを読み、グループが出した4つの質問についてディスカッション。といっても、来週提出の課題論文と、ほぼ同時に提出の実践学習課題のインタビューと観察レポートで一杯一杯。いつものことだけど、論文2本しか読めませんでした。ははは。そんな準備不足でディスカッションに臨んでるの、きっと教授にバレバレだろうなぁ。ま、いっか~(やけっぱち)。NPクラスー上級アセスメント(7週目)今週も識別診断の練習グループワークの続き。先週優先順位をつけた識別診断のインフルエンザ、心内膜炎、カリニ肺炎、心筋梗塞が各グループに一つずつ割り当てられ、この疾患を診断、確定するのに必要な検査4つとその正確さ、確率についてまとめ、発表する。我々グループ3は、カリニ肺炎。グループディスカッションで痰検査2種(喀痰と気管支鏡により採取された痰)と、胸部レントゲン、胸部CTについて調べることになり、私はバーバラ(仮名)とCT。文献も比較的簡単に見つかり、さくさくっと終了。<実習>今週から勤務先の大学病院の血液腫瘍科専属の急性期ナースプラクティショナー(ACNP)、ギャビー(仮名)について実習開始。といっても学期終了まで週1-2回ペース。月曜は週末オンコールチームからの申し送りで朝が始まり、急性骨髄白血病の若い患者さんを紹介してもらって、彼女の全身評価と記録。ギャビーに言われた通り、事前に主な血液疾患と治療の合併症を学習してはおいたものの、検査結果や症状などなど、血液疾患特有の視点に慣れるにはちょっと時間がかかりそう。それにしても、ギャビーの血液疾患についての知識の深さに驚かされることしきり。研修医も、分からないことがあるとスタッフ医師に聞かずにギャビーに聞いているし。かっこいいぃ~。
2008/06/19
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週末、といっても週末専門勤務ではなくなったので、終日と週末とびとびで計4日勤。水曜と木曜は4月の下旬から肺炎→敗血症で挿管され、ありとあらゆる治療を受けてきて、やっと一般病棟に移ることになったマゾンさん(仮名)。木曜日の退勤時間に転棟手続きが終了。土、日、は、大腸がんで大腸切除術を受けた後、覚醒段階で薬剤に反応して心停止を起こされた高齢のネズラさん(仮名)。金曜に抜管されてから経過は順調、なんだけど、問題はネズラさんがアラビア語しか話せないと言うこと。処置を説明するにも「ノー、ノー」の一点張り。たいてい各勤務帯に一人はいるレバノン人ナースも今週末に限って皆無。が、あちこち聞いて回ったところ、南アフリカ出身でアラビア語、英語、仏語、スペイン語、ドイツ語、5カ国語に堪能だという新人看護助手のキム(仮名)を発見。勤務時間中お世話になりっぱなしに。そのキムがネズラさんに話しかける際、いつも「ハビビ」から始まるのを疑問に思い、意味を尋ねると、英語で言う「my dear」なんだそうで、その後はもちろん、これを乱発する私。ネズラさんも嫌いじゃないようで、「ハビビ、注射をします(英語)」と、ジェスチャー大会状態で説明すると、「おー、ハビビ、オッケー」と、笑顔で処置に応じてくれるネズラさん。ははははは。日曜日の午後に吐き気がひどくなり、嘔吐され始めたため、経鼻胃管チューブを挿入すると、かなりの分泌物が引けたため、術後腸閉塞が疑われ、レントゲンの指示を受ける。術後には良くあることだけど、「お腹がすいた」と繰り返されていたネズラさんのためにも、軽症であることを祈りつつ退勤。
2008/06/14
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修士クラスー質的看護研究入門・方法論、批評、知識の活用 (6週目)今週のお題は、現象学的アプローチ。ますます理解不能。研究の目的によって最適なアプローチを選ぶってのは当然なんだけど、どれを選んだからどういうメリットがあるとか、さっぱりわかんない。先学期は小難しく感じた量的研究がよっぽどシンプルで明瞭で、簡単に思える今日この頃。NPクラスー上級アセスメント(6週目)今週は識別診断の練習グループワークの続き。先週提示されて、各自識別診断したケースに、インフルエンザ、心内膜炎、カリニ肺炎、心筋梗塞、と仮診断がつけられ、各グループで優先順位をつけ、その理由を説明するのが課題。グループ内で小グループに分かれてさくさくっと仕上がる。私はカリニ肺炎担当。出来上がったものを他のグループと比べても、皆同じような文献を使っていて似たりよったり。<実習>先週の木曜にカルテの記入が立て込んで、評価の時間が取れなかったため、火曜日にクリニックに出向いて、指導者ナースプラクティショナー(NP)のジョアン(仮名)の診察が始まる前に朝一で、総合評価について話し合う。自己評価をしてくるように言われ、取りあえず半分が過ぎたところだし、「優れている、可能、要練習/指導により可能、機会なし」のうち、ほとんどを「指導により可能」にして、でも、北米形式に則って、美しい謙遜魂をすこし破棄して、「可能」も数個つけてみた。ところが、指導者もすっかり北米形式でジョアンは、私の自己評価をチェックする前に、たいていの項目に「優れている」、数個「可能」をつけてくれる。感激。日本の看護学校時代にはありえない話だなぁ。ははは。
2008/06/12
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現ルームメイトのJ氏もめでたく9月からBC州の大学院へ進学が決まったし、私も9月からの実習に向けて、トロント行きを余儀なくされる模様だし、そろそろ9月からアパートをどうするか考えにゃならん・・・というワケで、数週間前から、オンラインのサイト数種に貸し家広告を出すことに。まず、どういう形態で貸すか。2LDKのアパート全てを貸せば、家賃収入で住宅ローンも賄える。でもそのためには自分の荷物を全て運び出さねばならず、が、トロントで契約した4畳の部屋にはとうてい納まり切らないので、倉庫を借りねばならぬ。しかも、9月以降もふた月に一度は現職場のポジションを確保しておくために、数日勤務するために帰ってくる予定で、その都度お宿を探さねばならない→めんどくさい→却下。ウォークインクローゼット付きの大きい方の寝室を800ドルくらいで貸して、自分の荷物を小さい寝室に詰め込めば、いつでも帰ってこられるし、ローンやトロントでの家賃の助けにもなるし、必要なもの不必要なものがあればいつでも取りに、戻しに帰ってこられる→いいかも→採用。そう言うわけでちょっと気が早いながら9月からルームメイト募集の公告を出してみた。また早すぎるよ、なんてJ氏に言われながらも、私のように早めに計画を立てる大和魂系の人だっているかも・・・と、期待を膨らませていると、いたいた。しかも20人超えだし(汗)。取りあえず、一番最初にアパートを見に来てくれた、9月からカールトン大の院に通うと言う女の子に決定、となるはずが、これを伝えた他の希望者から「850ドル払う」とオファーが。その後、カールトン大学院生 vs 国防省勤務 vs 私の勤務先に9月から勤める研修医 vs オタワ大学院生の間で勝手にオークションがエスカレートして、最終的には「1000ドル!」のオファーで国防省の女の子に競り落とされる(?)。値段をつり上げる気持ちはさらさらなかった私としては居心地が悪いばかり。でも、トロントでの住処も確保して、その間のオタワのルームメイトも確保して、これから学期末までは勉学に集中できそうで、一安心。
2008/06/10
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修士クラスー質的看護研究入門・方法論、批評、知識の活用(5週目)今週のお題は、質的研究のひとつ、グラウンデッドセオリー・アプローチ(GTA)について、教科書、課題論文を読んでディスカッションに参加。それにしても、何でこう、難しい言葉を使わないといけないんでしょうか。GTAを理解しようと、課題論文に眼を通すけど、読めば読むほど迷宮に入り込み、結局学部時代の教科書「簡単看護研究入門!」に頼ることに。あはは。学部時代はこれでさえ難しく感じた研究入門書を読むと、あら、当時よりずっと簡単に理解できる。これでやっと小難しい論文を大量に読まされることのメリットを見いだした気が・・・って、でも、その小難しい論文を理解しないと授業について行けないんですけど・・・。NPクラスー上級アセスメント(5週目)今週は識別診断の練習グループワーク開始。まずはケーススタディが提示され、これについて各自識別診断。クラスメイトの回答を読み比べて、面白いと思ったのは、大抵の人が自分の専門を通してケースを見ていて、識別診断もその専門に偏りがちと言うこと。例えば、どう考えても呼吸器疾患のケーススタディなのに、循環器専門のクラスメイトは、識別診断が全て循環器系。確かに、一つのケースを見て診断名を5つあげよ、と言われても、自分の知らない、または経験の薄い疾患名はなかなか出てこないよなぁ。<実習>火曜日は先週に引き続き、午前中ジョアン(仮名)、午後からケイティ(仮名)についてクリニックで診察。午後、ケイティのクリニックに年一回の健康チェックにいらしたNP、フィンさん(仮名)の全身アセスメントをさせていただき、恐縮~、と言うか、緊張~。生活指導の際には、こっちが指導されるくらいなので、話題はもっぱら、フィンさんの北方過疎、先住民地区でのNP経験談。医療従事者の待遇の良さを強調され、なんだかリクルートされている気分。それにしても、フルタイムで勤務すれば年に2度の長期休暇の際は勤務地から行きたいところに旅費が出るとのこと。フィンさん曰く、勤務地から日本に帰省することにすれば、旅費がでるし、これを利用して世界中を旅行している同僚の話を聞かせてくれる。眼を丸くする私を見て「エアマイルには事欠かないわよ」と、ウィンクするフィンさん。木曜日はとうとうクリニック実習最終日。「今日は最後だし、全部やってもらうからね」と言うジョアンの予告通り、座ってカルテを書く暇もなく、次から次へと患者さんを紹介される。識別診断の後に処方箋を書い足り、患者さんが職場や学校に提出する診断書を書いたり、時間がいくらあっても足りない。でも楽しかった。再来週からは勤務している大学病院の血液腫瘍科での実習が始まる。これも楽しみ。
2008/06/05
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