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修士クラス「研究の評価と利用」第4週目。今週は系統的総括(systematic review)について。CD-ROMの自己学習のあと、ミニクイズと、「手術後のイブプロフェンとディクロフェナックの鎮静効果」についての系統的総括を読み、これを評価すると言う課題。また、これについて、クラスディスカッション。ACNPクラス「病態生理と治療」第16週目。呼吸器疾患の病態生理について、教科書と参考書を読み、各質問に答え、オンラインディスカッションに参加せよ。=====================先週の循環器に引き続き、結構中身の濃い呼吸器。急性呼吸不全、慢性閉塞性肺疾患、結核などがメイン。個人プレゼンテーションは、気管支拡張症と肺炎。数週間後に迫っている薬理のテストが近いせいか、ディスカッションはかなり下火。
2008/01/31
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最近、毎週末出勤するたびにコードブルーナースを割り当てられている気がする。今週も出勤すると、「はい、これ、よろしく」と、日勤のコードブルーナースからポケベルを渡される。「今夜も鳴りませんように」と、密かにポケベルの神様にお祈りしてお尻のポケットに入れる。大抵は、勤務の最初にちょっとアドレナリンが出て、後は退勤時まで、ポケベルを持ってることも忘れちゃってることがほとんどなんだけど、今週末は、やたらと「コードレッド(火事)」「コードホワイト(患者さん/時々ご家族の凶暴化)」「コード222(分娩緊急事態)」と、ニュアミスっぽいアナウンスが続いて、休憩時間に図書館で勉強していても、「アテンションプリーズ。コード・・・」と、アナウンスが始まるたびに、アドレナリンのプチ流出。いやぁ、これ、精神的に疲れるわぁ。コードブルー割当の時は、担当患者さんが軽症か、比較的安定されているのが救いと言えば救い。一夜目は、重症筋無力症の若者ペルンさん(仮名)。精神分裂症が下地にあるペルンさんは、挿管されている時は大暴れして大変だったそうだが、気管支カニューレが挿入されてから持ち前のお茶目さを取り戻され、病室の入り口に「ヘアスタイル調査」と言うポスターを貼って、ポニーテールができるくらい髪を伸ばしたいと思っているが、皆どう思いますか?と、賛成、反対の意見を募っている。看護師や呼吸療法士、研修医が投票していて、今のところ4対15で反対派多数。ははは。呼吸器離脱訓練も順調に進んでいて、夜もぐっすり眠られる。二夜目もペルンさん担当で静かになりそう、と、宿題をたっぷり持参。が、新規入院の重症患者さんが夕方から腎代替療法(CRRT)開始となり、このカバーのため、別の患者さん担当に(泣)。担当のピブルさん(仮名)は、弟さんの家にランチに呼ばれ、食事中に肉片をのどに詰まらせ窒息。弟さんがあわててハイムリックを試みたけれど、失敗。ハイムリックに夢中になって、救急車を呼ぶのが遅れ、救急車を呼んだ後も、取りあえず心肺蘇生を始めると言う機転がきかず、救急隊が挿管、心肺蘇生をし脈を取り戻すまで20分ほど経過してしまった患者さん。冷却療法など一通りの治療が済んだ後も覚醒されず、CTの脳浮腫も著明で、てんかん発作頻発、多分長くはないだろうというのが医師団の見解。ハイムリックと言えば3年ほど前に帰省した際、看護学生時代の友人らと温泉旅行に出かけ、気持ちよく朝風呂を浴びた後、朝食バイキングでコンニャクをつまらせて生死をさまよったのも、今はいい思い出・・・てか、ピブルさんの現状が人ごととは思えない。私だって、友人M氏がハイムリックを立派にやってのけてくれたからこそ、こうして人生楽しませて貰っているワケだし。そういう訳で、ピブルさんに関しては、就寝ケアの後、特にすることがないのだが、隣室のご新規さん担当のパトリシア(仮名)が、座る間もなくフル回転。隣で静かに宿題に精を出すワケにはいかず、一晩中お手伝いに駆り出される&三夜目も同じく。今週末もお給料分、しっかり働かせていただきました。
2008/01/27
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修士クラス「研究の評価と利用」第3週目。今週は無作為化対照比較研究(CRT)パート2。先週の総まとめと称して、「ハイリスク高血圧患者における利尿剤と比較したACE阻害剤とカルシウム拮抗剤の効果」に関するCRTを呼んで、この評価をし、クラスディスカッション。これに加えてCD-ROMのミニクイズ。ACNPクラス「病態生理と治療」第15週目。「循環血管障害」の治療について、教科書と参考書を読み、各質問に答え、オンラインディスカッションに参加せよ。===============先週に引き続き、メインは心不全、高血圧、虚血性心疾患など。今週はグループプレゼンテーションだったけど、冬休み中にグループワークを済ませてあったし、研究クラスの課題提出が近づいているせいか、ディスカッションで絡んでくるクラスメイトも少なく、割り当てられた司会日もあっけなく過ぎてしまう。ほ。
2008/01/24
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今週は3日とも同じ患者さん担当。3年ほど前に乳がんの診断を受け、乳房摘出術を受けたプリズマさん(仮名)。その後、化学療法、放射線療法を受けたものの間もなく、骨、肝、肺への転移が発覚。慢性的に胸腔に水が溜まり呼吸困難のため、胸腔排液チューブが挿入され、定期的に地元の病院に通っては、排液しつつ家庭酸素を利用してしのいでいたのだけれど、最近さらに呼吸困難がひどくなり、3日ほど前に病院へ。そこで、極度の二酸化炭素血漿+アシドーシスを指摘され、すぐに挿管の上、当院へ搬送。数日、人工呼吸器による酸塩基バランスの訂正がなされた後、早期抜管が試みられているのだが、いかんせん、肺の硬化や胸水の貯留で呼吸に使用される肺野が狭く、かなり高く設定されている圧補助を少しでも下げると呼吸数が40回/分、と急上昇。胸部CTが施行され、胸水の貯留はそれほどひどくないことが確認され、新たな転移層の疑いが拡大。呼吸器の問題に加えて、日曜日の朝から心房細動頻脈発生。不整脈剤の点滴を開始したら、お決まりのパターンで血圧下降。準備してあった昇圧剤も開始。北米全土からプラズマさんの病状悪化のために帰省しているお子さんたちに見守られながらプレズマさんの呼吸状態も循環器の状態も下り坂。今回の状態をなんとか乗り切ったとしても、癌の転移の事実は消せないし、以前より良い状態で自宅に帰るのはとても難しい状況。ただ、家族全員がそう考えることさえ否定している状態では、プラズマさんの今後の治療方針について明確な方向を出す話し合いは次期尚早な様子。週末一杯、対症療法と、利尿剤の使用による胸水、肺水腫の除去につとめ、ご家族にも少し時間を持ってもらうことに。
2008/01/20
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修士クラス「研究の評価と利用」第2週目。今週は無作為化対照比較比較研究(CRT)について。図書館にこもってCD-ROMで自己学習の後、クラスディスカッションに参加。自己学習で発生した疑問を話合ったりするんだけど、教授の説明も文字だとなかなかピンとこなくて、やっぱ生授業とは違う。CD-ROMにはプチビデオによる講義なんかもついていて、クイズも豊富で、参加型自己学習で、造りは悪くないと思うんだけど、教授との対話がない分、なんか、あまり勉強になっていない気がする。ACNPクラス「病態生理と治療」第16週目。「循環血管障害」の病態生理と治療について、教科書と参考書を読み、各質問に答え、オンラインディスカッションに参加せよ。===============メインは心不全、高血圧、虚血性心疾患など。カバーする範囲が多くて、すべてを素通りした気がしないでもないなぁ。
2008/01/17
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一夜目は9月から当院に入院しているガルジボンさん(仮名)。深夜にコンビニ強盗を働いたところ、店番中のおじさんの方が強くて、ナイフを取り上げられて反対に腹部を刺されてしまったガルジボンさん。刺されどころが悪く、その後手術を繰り返し、合併症による悪化を繰り返し最終的には腸の一部とともに胃を全摘される。胃全摘後は経過が良かったものの1週間程前に嘔気が激しくなり、今回はこれの治療目的で胃の再建術後、2度目のICU入院。すっかり状態も落ち着いて、担当した金曜日の夜半過ぎに胸部外科観察病棟のベッドが空き、転棟。一晩中、同僚のお手伝いに駆り出される羽目に。土曜は出勤すると、担当病室の前に救急カートが駐車してある。嫌な予感的中で、部屋の中は医師と呼吸療法士、看護師で満員御礼。オタワ近郊の街の病院で、老人ホーム入居待ち中に、古い気管支カニューレ痕から大量出血をして、挿管、簡易止血後、飛行機で緊急搬送されてきたレヌイさん(仮名)。半時間ほど前に病室到着と同時に酸素飽和度が急降下。レントゲンを撮ってみたら、挿管チューブが右肺に入ってて、左肺は真っ白。しかも出血が持続しているため、緊急気管支鏡中。胸部外科、耳鼻咽喉科、ICUのチームでごった返す病室を覗くと、まだ結構な量の血液が吸引されている様子。とにかく日勤のキャサリン(仮名)を解放してあげなくては、と、処置介助を手のあいている同僚に依頼して、室外で申し送りを聞く。と、申し送りが終わるか終わらないかのうちに、緊急呼び出しされた胸部外科のスタッフ医師が駆け込んできて、気管支鏡の処置を見たところ、「このままでは危ない。すぐに手術室に運んで!」と、病室に居合わせた医師全員で、あっという間にレヌイさんとカルテをさらって行ってしまう。結局開胸したものの、明らかな出血原因は分からず、午前2時に帰室後は、出勤時の喧噪と打って変わって、レヌイさんの血圧が許す限りの鎮痛剤と鎮静剤を使用して、手術部位と胸腔ドレーンチューブの管理のみ、のとっても静かな夜に。
2008/01/13
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いやぁ、ついに悪夢の再来。新学期が始まってしまった。とほほ。なんか、不規則なスケジュールで仕事ばかりしているうちに冬休みが終わってしまった気がするわ。。。修士クラス「研究の評価と利用」第一週目教材がなんと200ドル以上もするわりには古くさくてよれよれのワークブックとCD-ROM by Oxford University。しかも授業の中心となるこのCD-ROMが、Windows適用オンリーと来たもんだ。オンラインディスカッションに、Macユーザーの悲哀をつらつら書き綴ってみたが、どうやらMacユーザーが私以外にいないか、すでにWindowsを入れているか、誰も話題に乗ってきてくれないし(悲)。取りあえず、今学期はこのCD-ROMを使うためにオタワ大か職場の図書館に通わざるをえず。はぁぁぁ。今週はディスカッションは授業の説明と自己紹介、学習内容は研究・統計のイントロのみ。ACNPクラス「病態生理と治療」第15週目「血液系疾患」の病態生理と治療について、教科書と参考書を読み、各質問に答え、オンラインディスカッションに参加せよ。===============メインは白血病、リンパ腫、血液凝固疾患。クラスプレゼンテーションは、ヘパリン誘発血小板減少症や深部静脈血栓症、肺塞栓。治療は抗凝血剤が主。先学期提出した甲状腺機能低下症の診断論文が採点されて帰ってくる。なんだかんだ不備をたくさん指摘されているわりには無事合格。受かれば良いのよ、受かれば。今学期も投げやり度全開。
2008/01/10
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担当は2週間ほど前に担当した、肺癌のため肺葉摘出後の呼吸不全で入院中のマクニールさん(仮名)。前回担当した時は、バイパップ装着にて徐々に回復傾向にあったはずなのに、ここ2週間で急激に症状が悪化。当初、ご本人が一旦挿管を拒否されたものの、いよいよ状態が悪くなり、意識低下されたところ、ご主人たっての希望で挿管され現在に至る。挿管してからも人工呼吸器による呼吸のコントロールが難しく、神経筋ブロック剤を使ったり、一酸化窒素を使ったりして、やっと一般的な呼吸器モードでのコントロールが可能になったばかり。この経過悪化中に、原因不明の感染症で敗血症ショック状態となり、昇圧剤、抗生剤を用いたところ、その勢いで今度は腎不全を起こされ、持続腎代替療法(CRRT)が行われている。呼吸困難状態でありながらも、冗談を連発して私を笑わせたマクニールさんの面影は全くなく、敗血症ショックによる浮腫で膨らんだ手足やお腹がマクニールさんを別人に見せている。おしゃべりができないマクニールさんとその横でCRRTも順調に動いてくれて、異常なほど静かな長い一日が終わる。
2008/01/06
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遅ればせながら、あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。M氏とともに 元旦早々T氏宅にお邪魔して手作りのおいしい梅酒やらお正月らしい食べ物をたらふくご馳走になって、謹賀新年・迎春気分に浸らせていただいた後は、ひたすら新学期の準備に追われる。学校が始まるまでまだまだあるわ、なんて余裕をかましてて、気がつけば勤務の入った週末。これが明けたら新学期・・・てか、プレゼンの準備全然できてないんですけど(泣)。本日の担当はこれまでたいした病気をしたことがなく90をすぎても元気にヨガ教室に通っていたと言うオズボーンさん(仮名)。入居している老人ホームで、ここ1週間ほど体調不良を訴えていたところ、昨日のお昼ご飯の時間に食堂で大てんかん発作を起こして救急外来(ER)に運ばれてこられ、抗てんかん剤と鎮静剤の大量投与で再度意識低下されたため、挿管され、当ICUにいらしたとのこと。入院当初に行われた脳波も頭部CTスキャンも、てんかんの原因となるような以上は見られず。小さな脳梗塞が見られ、左半身のしびれや衰弱感が見られるものの、抜管されてからは、はっきり覚醒されて家族ともおしゃべりをされていた、と言うのが昨日の夕方。今朝早くに夜勤のジュリー(仮名)が、左半身のチック様の引きつりを発見。痙攣のように早くなったり、またおさまったり。抗てんかん剤が再度与薬され、それでも止まらないため、鎮静剤を投薬され、オズボーンさんが入眠されてからは引きつり~痙攣もおさまっている様子。朝の全身評価で訪室するけれど、すっかり傾眠傾向で神経系の評価ができず。医師に報告して、2時間ほどすると、覚醒される様子がないもののまた痙攣が始まる。指示を受けてさらに鎮静剤を与薬するとまたおさまるけれど、このままじゃ昨日の二の舞でつまるところ挿管じゃないですか。新規の入院でバタバタしている担当医をベッドサイドまで引っ張ってきて、痙攣の診察をしてもらうが、これ本当にてんかんなんだろうか?と言う疑いが深まるばかり。取りあえず、明らかなてんかん発作以外は鎮静剤の使用を抑えることになり、あとは一日中様子見モード。午後から再度頭部CTに行くが、昨日と変わりなし。冬休み中に見始めて結構はまってしまった米TVシリーズの病院もの、「ハウス」が頭にあるからか、なかなか診断がつけられない研修医を見ているとイライラしたりして。それに比べて、ありえない診断をズバズバズバっとたてて行くドクター・ハウスのカッコいいこと。いや、ほんと、ありえないんだけど。オズボーンさんの既往歴にある高血圧が経口降圧剤の摂取不可で悪化傾向にあったため、点滴降圧剤の指示を受け、血圧のコントロールにかかり切りになっていたところ、脳神経観察病棟のベッドが空いたと連絡があり、勤務終了ぎりぎりに搬送を済ませる。忙しい仕事始めが終了。出だしはまぁまぁかな。
2008/01/05
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