テレビ屋と呼ばれたい
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♪恋はマジック (大橋純子withもんたよしのり)先日、久しぶりに東京へ出張した帰り、新幹線で隣り合わせた、人の良さそうなおじさんが僕に話しかけてきました。「私は、新大阪まで乗りますが、どちらまで?」「私も新大阪まで」「そうですか、どうぞよろしく」「こちらこそ」ということで、新大阪までの2時間半、しゃべり通しの旅となりました。そのおじさんは、尼崎の会社に勤める59歳のサラリーマンで、来年で定年とのこと。定年後の人生計画はまだ考えていないが、奥さんとのんびりお店でもやろうかな、と話していました。以前、奥さんは喫茶店を経営していて、結構流行っていたそうです。このお父さんも、会社勤めの合間によく手伝っていたそうで、僕に喫茶店経営の極意をいろいろと話してくれました。その頃の習慣で、いまでも休みの日にはいろんな飲食店を夫婦で食べ歩くそうです。(うらやましい限りですね)2時間半の話のなかで特に印象に残ったのは、つくる人の心の状態によって珈琲の味が変わるということです。朝、夫婦喧嘩をしたとか、体調が悪いとか、イライラしてるとか・・・そんな気持ちの違いで同じように入れても常連のお客さんから「いつもの味と違うけど、どうしたの?」と聞かれるそうです。これは、いったいどういうことなんでしょう?同じように入れているつもりでも、微妙に違っているのか?気持ちの波動が珈琲(のお湯)に伝わって味が変わるのか?この話で思い出すのが、江本勝氏の著書「水は答えを知っている」です。ご存知の方も多いと思いますが、簡単に言うと、水を入れたコップに「ありがとう」と声をかけたりプラスの言葉を書いた紙を貼ったりして、その水を凍らせると綺麗な結晶ができる。反対に「バカヤロー」など汚い言葉をかけると、グジャグジャの汚い結晶になる、というお話です。最近、この著書に対する批判本が出回っています。要するに、そんな実験の信憑性は疑わしい、水に言葉なんか分かるわけがないといった類のものです。僕も、情報を扱う仕事をしているので、一つの説に偏ることは公平性を欠くし、いろんな意見があって初めて情報だと思っています。ですから、反対意見が出てきても一向に構わないのですが、残念なのは、実験の結果だけを捉えて一方的に糾弾する、その論調にあります。江本さんに直接聞いたわけではないので、真偽のほどは分かりませんが、彼が伝えたかったのは 水がほんとに答えを知っているかどうかではなく、人に感謝して、人のためにどう生きるか、という人間の生き方そのものなのではないか、と思うのです。「ありがとう」という言葉の波動が綺麗な結晶をつくるかどうかは、実はたいした問題ではないのです。話の本質は「何事にも感謝する心を忘れずに」というごく当たり前のことだけど、最近みんなが忘れがちなことを今一度思い出そう、というきっかけづくりにあると僕は思います。隣の席で缶ビールを飲みながら、いい感じに歳を重ねたサラリーマンのおじさんは僕に言いました。「わざわざお店に来て、お金を払ってウチの珈琲を飲んでくれはるんやから、どんなときも感謝の気持ちで、おいしい珈琲を入れてあげないとあかんのですよ」
2007.08.06
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