***　かたり亭　***

「ビビを見た！」の感想

「ビビを見た！」を図書館で借りてきました。http://www.fukkan.com/sell/index.php3?mode=detail&i_no=17866822子ども向けの本ですが、装丁も内容も、現実検討グラグラしてくる本でした。　生まれつき視覚障害の子どもが、　７時間だけ見えるようになり、　その時間世の中のすべての人は盲目になる。　そのとき・・・・・（後は読んでください。）今わたしが抱えている不安なことが、すべて的中し、やっぱり駄目・・・、という気持ちになって、ぜんぜん関係ないのに、あれ？と進まなくなった感じ。この不安を大事に感じて瞑想してみよう。＜後書き＞皆様。私達は、本当に「見える目」を持っていると言えるでしょうか？私にはとてもそう思えません。大多数の方々が、（私を含めて）目が無いか、極度に近視眼の目で、手さぐり、足さぐりで、やっと生きているように見えます。節穴でしかない目を目と信じて、一番大事な物を見失っているように・・・。（中略）では、「本当の真実」とはなんでしょうか。私は「死を視点として映ってくる物事」だと思っています。（引用終わり）だよね。父が死んでから、物事を見る目が変わったような気がする。すべては不安の中にあり、そして、かき消されてしまうむなしさの中で、なんでもやってみればよい、と笑って言える感じがする。