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2006年の1月から、日本政府は新たに「環境税」という税金の導入する案を進めているという新聞記事をインターネットで読みました。文字だけを見ていると、京都議定書の目標に向かって、「日本もやっと環境のことを配慮して政治をするようになったのだなぁと」関心するのですが、実はこれには裏話があるようです。環境省のホームページに載っている環境税の具体案の中で以下のような下りがあります。「環境税の導入に当たっては、企業や国民全員が温暖化対策に参加していく仕組みの構築を目指すこととする。 具体的には、環境税収は、各分野における温暖化対策の取組がより一層促進される支援に活用するとともに、あわせて、雇用の促進など企業活力の維持・向上にも活用する。」この「雇用促進などの企業活力の維持・向上にも活用する」というのは、いかにも曖昧で、環境税の税収が環境保護以外の目的で使われる可能性があるらしいのです。「環境税」と名をつけるのだから、すべての税収は環境保護に使われるべきです。そもそもの目的は、税金を掛けることで国民の燃料消費を抑えようというもの。環境保護のためには、税金だけで対応するのではなくて、国民全体が環境に興味を持って環境保護の大切さを実感することが大切だと思います。私の住む近くの国立公園では、ブッシューウォーキング(森の中を歩く)ツアーがボランティアによって毎月開かれていたり、ナショナルクリーンデイという国を挙げてのごみ拾いの日があったりします。オーストラリア政府は京都議定書にはサインをしていないものの、個人レベルで多くの人が環境に接する機会を多くとれるという点で、日本よりオーストラリアのほうが環境教育が盛んだと感じます。特に子供たちには自然の素晴らしさを実感してもらって、環境保護を身をもって実行していかれるように教育をしていけたらと思います。「お金がかかるから燃料は無駄遣いしちゃだめよ。」ではなく「地球が壊れてしまうから、燃料は必要最低限使うようにしようね。」と教えていきたいものです。
2004年11月29日
実習が終わりました。短いようでとても長く感じた実習でした。約一年ぶりの看護の現場はとても新鮮で、改めて看護の魅力を再確認することができました。今日は最終日のため、学んだことやケアについて不明確の点を副看護師長と一緒に復習をしました。シンプルドレッシング(簡単な傷などの手当て)をさせてもらったり、RN(正看護師)の後について予薬の様子を見たり、TPR(体温・脈拍・呼吸数測定)を行ったりと、かなりRNの仕事に近いケアを体験することができ、とても有意義な一日でした。実習が終わる時に、副看護師長が「クリスマスも近くなってきたし、アシスタントナースの仕事は沢山あるよ。スタッフも入居者もMarutomiのことを気に入っているようだしうちで働いてみないかい?」と、嬉しいお言葉をもらいました。オーストラリアに来て、英語の壁にぶち当たり、「こんなことでナースとして働いていけるのだろうか」と自信を失いかけていた矢先に通い始めたTAFEのコース。実習は特に、上手くコミュニケーションがとれるかどうか一番心配をしていました。実習を始めて多くの高齢者とコミュニケーションをとったり、周りのスタッフの入居者への接し方・話し方などを見ているうちに、だんだんとコツがつかめてきました。知らないうちに、日本で看護師をしていた頃と同じ要領でケアをしている自分に気が付きました。高齢者一人ひとりに寄り添って、ケアをすること。痴呆があっても本人の尊厳を守ること。チームワークを大切にすること。いつも笑顔を見せること。どんなに忙しくてもそれを理由に頼まれたことをないがしろにしないこと。などなど、、、どれも基本中の基本ではありますが、その働きぶりが認められ、自分が提供する「看護」が他の国の人たちにも喜んで受け入れてもらえたことに感謝と喜びの念でいっぱいです。更に、ここにたどり着いて改めて、一人ひとりを大切にする看護の理念を教えてくれた母校に感謝しています。日本の大学で学んだことが今の私の「看護」の基礎となり、日本人ナースとして海外でも誇りを持てるような看護を提供できる自信の源となってくれています。オーストラリアで出会うすべての人に「日本の看護はとても質が高い」と思ってもらえるよう、これからも頑張って行きたいと思います。ナーシングホーム実習目次へ
2004年11月26日
今日は朝7時からの日勤でした。昨日攻撃的だったKさん、そのことはすっかり忘れたかのように今日は穏やかに笑顔を見せていました。昨日の今日ですし、叩かれないかな?少し怖いなぁ、と思いながらもトイレに誘うと「NO!!」とKさん。。。。。。。。。。。。。。。何も言わずそのまま立ち去ろうとすると、Kさんが立ち上がり穏やかに私の後を着いてきました。どうやらトイレに向かっているのか????Kさんをなんとなーくトイレの方向に誘導しトイレまで着くと、Kさんは自らズボンを下ろし始めました。便座の場所を混乱しているらしく、誘導してやっと排尿を済ませました。昨日のような荒っぽい面は全く見せずにいたので、痴呆というものの奥深さを身にしみて感じました。Kさんが「No!」と言った後に無理強いをしないという昨日の教訓も役に立ちましたし、新たに、Kさんが「No」と言ってもいつも本音とは限らないと言うことも分かりました。高齢者看護には一人一人の症状を理解することもとても大事になってきます。。。。やっと入居者のことを分かってきたかと思ったら、明日で実習は最後となりました。ここで、働こうかどうしようか考え中です。ナーシングホーム実習目次へ
2004年11月25日
今日は仕事中にとっても怖い思いをしました。いつものように入居者の寝る支度を手伝っていた時のことです。昨日は失禁があってズボンがぬれてしまい、自ら「着替えがしたい」と私に頼んできたKさん。今日は何だか怒り顔で椅子に座っていました。Kさんは痴呆があり混乱しがちで、生活援助が必要な方です。寝る前にトイレ誘導とパジャマへの着替えを手伝おうとKさんの手をとると、怒り顔とは一転してとてもスムーズにトイレまで行きました。でも「今はしたくないからいい。」と再び怒り顔になり、排尿はせずにベットへと向かいました。パジャマに着替えましょうと声を掛け、上着のボタンを外そうとするや否や、「着替えなんかしたくない!!」ととてもヒステリックな顔つきで両手を挙げて怒り始めました。Kさんはなんと私よりも身長が高く、骨格もしっかりしているので、高齢者と言えども力はとても強く、殴られたりしたらひとたまりもなさそうでした。落ち着かせようとさらに話しかけたのがいけなかったようで、「あっちに行けって言ってるのが分からないの?」と今度は立ち上がってとても怖い顔をして私を部屋から押し出そうとしました。その時のKさんの力の入れようといったら表現しようがないです。身の危険を感じ、心臓はバクバク高鳴り今にも泣き出しそうな気持ちでした。はたかれたらどうしようと、、、、抵抗するのはやめて、部屋から出て他の部屋に行きました。正確に言えばKさんから逃げたのですが、Kさんはそれでも廊下まで追っかけて来ました。私が他の入居者に話しかけている姿をKさんはじっと廊下から見ていました。この後、他のスタッフがKさんを部屋に連れて行こうとしましたが、今度はそのスタッフに対して攻撃的な態度をみせていました。しょうがないので、そのまま誰もKさんに関わらないようにしていると、Kさんは洋服のまま自ら布団に入り、休まれている様子でした。日本で看護婦として病院で働いていた時には、痴呆があって攻撃的な患者さんといっても80・90歳代のやせて体格の小さな方がほとんどだったので身の危険は感じませんでした。基本的に体格のよいこちらの高齢者が攻撃的になると、その力は結構なものなのであなどれません。今日の教訓は2つあります。一つは、痴呆のある方が身体的に攻撃的な時は、周りに無害であれば無理になだめようとせず落ち着くまでそっとしておく。二つ目は、本人が嫌だといっているときは無理強いをせずに本人のしたいようにさせる。例えば、着替えについて言えば、必ずしもパジャマで寝なければいけないわけではないのだから、パジャマに着替えたくないのであればそのまま寝させてもかまわないと思います。トイレについても、本人が失禁をして気持ちが悪ければ(昨日そうだったように)本人からスタッフに頼んでくるかもしれないので、本人が嫌だと言う時は必ずしも寝る前にトイレを済ませなければいけないというわけではないのではないと思います。数ヶ月前の新聞記事に、オーストラリアのナーシングホームで働くスタッフのアンケート結果が載っていて、痴呆のある入居者に身体的に攻撃されそうになり危険な思いをした事のある人が80%以上いるという内容でした。中には実際にそれが元で怪我をした人もいたりして、一時こちらでも大きな問題になっていました。痴呆のある高齢者で攻撃的な方は、どんな理由に関わらず本人も分からずに攻撃をしてしまうことがほとんどなので、それを言葉や力で制止しようとはせずに自分や周りの危険を考えて非難することも時には大切になってきます。今日の教訓を忘れないようにしたいと思います。ナーシングホーム実習目次へ
2004年11月24日
今日は3時からのイブニングシフトに行ってきます。短い実習は今週で終わりです。今日は何が勉強できるかな?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・続き実習5日目が無事に終わりました。今日はネパール人で今は看護師になるため大学に通いながら看護助手として働いているMさんが私の面倒を見てくれました。今日の休憩時間でのこと、話題は看護スタッフの給料の話になりました。以下がその内容。本当かどうかは未確認なので、一概に信じないで下さいね。もし知っている方がいたらコメントお願いします。・オーストラリアで看護助手5年目の給料と看護師1年目の給料は同じ。・オーストラリアのナーシングホームで働く掃除スタッフとキッチンスタッフは看護助手よりも給料が高い。・中東アジア(イラクとか)で看護師をすると、税金が安いのと危険手当でオーストラリアよりも賃金がよい。・イギリスでは看護助手はシドニーの3倍の給料がもらえる。(物価も違いますが、、、)・カナダの看護スタッフの給料は世界的に高めである。看護助手はシドニーの2倍の賃金。日本については話がなかったのですが、私の知っている範囲では、私の友人でオーストラリアで看護助手として働いて2年目の彼女は、私が日本で働いていた公立病院の正看護婦のパートさんの時間給と同じ給料をもらっています。日本でもオーストラリアでも看護スタッフが仕事量に見合った給料をもらえていないと訴える人は多いです。この傾向は他の国でも見られるのでしょうか?知っている方、教えてください。話は変わって、今日は言葉の全く通じない入居者のCさんについて書きたいと思います。Cさんはスペイン語しか話せない軽度の痴呆がある入居者です。英語で何を言っても通じません。今日はCさんが泣きそうになりながら廊下を行ったり来たりしていました。言葉が通じないと分かっていても、とりあえず英語で「大丈夫ですか?」と肩に手を添え笑顔で話しかけると、Cさんの表情がパッと明るくなりました。私の手をギュッと握っては「グラシアス、グラシアス(スペイン語で多分「ありがとう」)」と言って何度も私の手にキスをするのです。この後、Cさんはスペイン語でしばらく話し続けました。Cさんは私がスペイン語を理解していると思っていたのでしょうか分かりませんが、私はCさんの表情や身振り手振りから、何を言っているのか想像しながら、とりあえず「そうだね、そうだね。」とうなづいて話を聞いていました。Cさんはひとしきり話しきると、落ち着いた表情が戻り始めました。このナーシングホームにおいて、誰もCさんの言っていることを理解できない環境の中で、ただ一人寂しさにかられていたのではないかと思います。そういう状況におかれることを考えたことはありますか?きっととても心細いことでしょう。夜になり、Cさんのパジャマへの着替えを手伝うことになりました。今日は少し寒かったので、Cさんはストッキングを履いていました。ストッキングを脱ごうとした時、すねの辺りに何やら大きなおできみたいなものがあるのを見つけました。なんと、よくよく見るとそれはストッキングとすねの間に挟まった小さな飴玉だったのでした。どうやったらストッキングの中に飴玉が入り込めるのか想像がつきませんでしたが、これには二人で顔を見合わせて大笑いです。。。言葉が通じなくても、同じ時間を共有できたことに何だかとっても感動しました。コミュニケーションには「言語的」なものと「非言語的」なものと二つあります。「言語的コミュニケーション」は文字通り言葉でのコミュニケーションのことです。「非言語的コミュニケーション」は言葉以外の方法でのコミュニケーション、例えば表情やボディラングエッジ(身振り手振り)などです。Cさんとのコミュニケーションはすべてがまさにこの「非言語的コミュニケーション」でした。こちらから伝えることは少ないけれど、Cさんの表情、身振り手振り、話しの口調、一つ一つがCさんの意思を想像するヒントとなりました。もちろん100%Cさんの考えは分かりません。でも、こうして非言語的な情報に注意を向けていると、少なくとも本人が混乱しているのか、何か助けを求めているのか、寂しい気持ちでいるのか、といったことが分かるような気がするのです。Cさんに限らず、他の入居者に対してももっと非言語的なコミュニケーションに注意を向ける必要があるのかもしれません。例えば徘徊(あてもなく歩き回る)の症状はトイレに行きたいという気持ちの現われかもしれませんし、怒りっぽい態度ははどこかに痛みがあってそうさせているのかもしれません。看護者は常に言語的、非言語的コミュニケーションの両方に目を向けてケアをしていきたいものです。ミニアンケート実施中です。まだ2人しか投票してないんだけど、良かったらあなたの考えを投票してください!投票ボタンを押すだけで完了。「日本の看護のイメージは?」ナーシングホーム実習目次へ
2004年11月23日
私の料理できる数少ない?メニューの中で、大好きなのがポトフです。とっても簡単そしてとってもおいしいポトフ。野菜もたっぷりとれるし、寒い冬には温かいスープが体を温めてくれます。ポトフの作り方材料ジャガイモ 2・3個にんじん 2本キャベツ 4分の1玉ウィンナー 5・6本(お好みでいくらでも)チキンコンソメ 固形2・3個水 適当塩・こしょう 少々にんにくのすりおろしまたはパウダー (お好みで)1.ジャガイモ、にんじんを一口大に切り、具が浸るぐらいの水を加え、コンソメを入れ一緒に煮る。2.「1」が沸騰してきたら一口大に切ったキャベツ・ウィンナーを加え、蓋をして煮る。必要に応じて水を加える。(スープを楽しみたい方は多めに水を入れてもOK)3.再び沸騰してきたら火を弱めて20から30分ことこと煮る。時々かき混ぜる。4.塩・こしょうで味を整える。必要ならチキンコンソメを加えてもよい。簡単ポトフの出来上がり。ポイントは、、、、・「燻製屋」のウィンナー(今でも売ってるか分かりませんが)などの燻製されたウィンナーを使うと風味が良い。・ウィンナーを入れた後、必ず蓋をする。こうすることでウィンナーの香りや風味が逃げない。・煮るごとにウィンナーの塩気、キャベツの甘みがスープに出るので、塩コショウの味付けは必ず最後に行う。ポトフは学生時代からの唯一の得意料理でした。簡単でおいしいので、友人や恋人に作ってあげることができた(というかこれしかできなかった)思い出深いメニューです。皆さんもお試しあれ。簡単レシピ目次に戻る
2004年11月22日
オーストラリアはマンゴーが市場に出回る時期になりました。日本にいた頃は、干しマンゴーとかマンゴープリンとか加工製品しか食べたことがなく、あまりおいしいと思わなかったのですが、オーストラリアに来てフレッシュなマンゴーを食べて大ファンになりました。実習先のナーシングホームでも毎日入居者にマンゴージュースが振舞われます。スタッフも休憩中に飲むことができるのですが、とても濃厚な味わいで加工ジュースにも関わらず100%ジュースのような感じです。マンゴーにはタンパク質、繊維、カルシウム、リン、鉄分、ビタミンA・B1・B2・C、ナイアシン等が含まれ、栄養価満天です。今日はそのマンゴーを使ってフレッシュジュースに挑戦しました。マンゴーの果肉はとても柔らかく、ハンドブレンダー(ミキサーのハンドタイプになったもの)を使って簡単にジュースにできました。水と氷を加えてあっという間にフレッシュマンゴージュースの出来上がり。後になって、レモンジュースを加えても良かったかな?と思たので、次回挑戦してみようと思います。オーストラリアはメロンが一玉100円から200円くらいで売っていたり、スイカがメロンと同等の値段ぐらいで売られていて、メロンとスイカ好きの私には嬉しい環境です。マンゴーは一つ100円~200円くらいでまだ少し値段が高めですが、夏になるにつれて安くなっていくと思います。フルーツの豊富なオーストラリア、大好きです。簡単レシピ目次に戻る
2004年11月21日
先ほどテレビで「料理の鉄人」を見ました。解説などはすべて英語に吹き替えがしてあり、日本で放映されていたのと同じぐらいのライブ感あふれる吹き替えでとても面白いなと思いました。料理の鉄人は数ヶ月前にもシリーズで毎週放送されていて、視聴者の反響が良かったらしくて再びシリーズが始ったようです。ここ、オーストラリアでも日本の番組が人気なのはとてもうれしいことですね。アメリカからの輸入ドラマなどが結構多い中で、日本の番組が土曜の夜8時30分からの、日本で言うゴールデンタイムに放送されているんですから、かなり人気があるということなのじゃないでしょうか?オーストラリアでは日本食レストランも良く見かけます。私の住んでいる所の近くにも、「すしトレイン」(すし列車とでも訳しましょうか???)という回転寿司のお店があります。お店の前を通り過ぎるたびに結構賑わっているのを見かけます。お客さんはアジア系に限らずいろんな国柄の人がいます。私自身はまだ一度も入ったことがないんです。今度一回行ってみようかな?日本食と言えば、おかしなことに、日本では料理しなかったような日本食をオーストラリアに来てよく作るようになりました。巻きずしとか茶碗蒸し、だしからきちんととった味噌汁やめんつゆ、ほろふき大根などなど、しかもオーストラリアで買った「Japanese」という日本食レシピの本を参考に作っています。こちらのレシピを参考にすることの利点は、こちらのお店で手に入るものを材料にして日本食が作れる所です。茶碗蒸しには三つ葉の変わりにパセリを飾りにしたりして(結構おいしい)、「なんちゃって日本食」が一丁あがりです。母国を離れて改めて日本食のおいしさを実感しています。素材の味をそのまま生かし、さっぱりとしていて消化にも良い日本食、日本の誇れる文化の一つです。
2004年11月20日
今日もイブニングシフト3時から夜10時まででした。ナーシングホームに着くと、入居者の半分ぐらいがダイニングルームに集まって何やらイベントをやっていました。よくよく見ていると、ビールやらシャンパンやらの空き瓶が机に並んでいます、、、、。そうです、みんなでアルコールをたしなんでいたのでした。みんなそれぞれ主治医から飲酒OKの許可をもらった入居者は、ナーシングホームでお酒を楽しむことができるのです。日本ではあまり見られない光景だなあと思いました。入居者はナーシングホームに”入居”しているだけであって、ホームでの生活は自宅にいるのと変わらず基本的に自由なのです。しかしこの「自由」の権利も、なかなか理想通りには行使されていないのが現実です。続く、、、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・続き限られたスタッフで大人数の入居者のケアをするのにはやはり限界があります。そしてこれが結局は入居者の自由を制限しているように思います。例えば本来ならばゆっくりと食事の時間をとらせてあげるべきなのに、「この入居者は自分で食べさせていたら食べ終わるのが明日になっちゃうから食事介助して早く食べさせて」と一人の看護助手が私に指導をしました。その入居者Fさんは軽度の痴呆のある方でしたが、食べるのがゆっくりなだけで自分で食べられないわけでもないのにスタッフがすべてを介助してFさんはただされるがままに口を開けているといった状態でした。私はFさんがゆっくり食べていも別に害があるわけでもないし、本人のできることをわざわざやってあげなくてもいいのにと思いました。スタッフの立場としては食事の片付けなどみんな一緒に済ませたいという気持ちがあったのでしょうが、それはあまりにもご都合主義すぎると思います。介護する側の都合で、高齢者の本来残っている能力を無視して過度に介護をしたり、本人の自由を奪ってしまうのは本当に悲しいことだと思います。過度の介護は高齢者のやる気を奪ってしまうだけでなく、身体的な能力の低下もまねきます。つまり老化を助長してしまうわけです。看護をする立場としては、「その高齢者が何ができて何ができないのか」、「本人がどうしたいのか」ということを常に考えてケアをしていきたいものです。そしていつでも「自分の都合でケアをしていないか」と自分に問いかけることが大事だと思います。ナーシングホーム実習目次へ
2004年11月19日
今日は3時から夜10時までのイブニングシフト(準夜勤務)でした。AIN(Assisstant in Nursing 看護助手)としての仕事の内容は時間をおって・・・・・・・・・・・・・・・・・日勤からの申し送り寝床(ベッド)の準備夕飯の介助トイレ介助・オムツ交換パジャマの更衣介助口腔ケア・洗顔(必要に応じてシャワー)就寝トイレ介助・おむつ交換体位変換(寝たきりの入居者の体の向きを変える)廊下とトイレのモップがけケアした内容の記録・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・やることは日本の病院で働いていた時と大きな違いはないので、あまり戸惑わずにできました。一緒に働いたスタッフは、RN(Registered Nurse 正看護師)が一人とAIN(看護助手)が4人でした。正看護師は主に入居者の投薬管理が主な仕事で、そのほかには記録・電話の応対・薬品庫のチェックなどをしていました。私はトンガ人の看護助手ルピーに指導を受けながら実習をしました。ルピーは派遣社員で、Agent(派遣会社)からこのナーシングホームに送られて働いていました。トンガなまりがあって、英語がなかなか聞き取りにくかったのですが、ルピーはいつもニコニコして冗談を交えながら楽しそうに仕事をしていました。今日は一つ入居者同士の小さなもめ事がありました。入居者はその大半がDementia(ディメンシャ 痴呆)の症状があり、徘徊(あてどもなく歩き回る)や失見当識(時間・場所の認識ができない)の症状が多く見られます。痴呆症状のある一人の男性が、自分の部屋だと勘違いして他の部屋に入りその部屋の入居者とけんかになってしまったのです。たまたまその部屋の前を私が通り過ぎ、二人をなだめようとしたのですが全く役に立たず、急いでルピーに助けを求めに行きました。ルピーは痴呆症状のあるその入居者を上手いこと部屋から廊下に誘導して一見落着したのでした。彼女は英語が完璧なわけでもないのですが、英語とも何ともいえないような言葉をかけ「そうだそうだ」とうなづきながら、怒っている入居者をなだめていました。看護には決して言葉が必ずしも必要なわけではないのだと実感しました。ルピーが入居者と顔見知りだったことも理由の一つと思われます。痴呆のある高齢者の看護には信頼関係と、上手にコミュニケーションをとるための知恵と根気が必要のようです。入居者の中には全く英語が話せない(理解できない)方も数人います。その一人は徘徊の症状が強く、就寝後もナースステーションに来ては机の上の物を触ったり、何かを探していたり、洗面所を掃除したりしていました。少しでもその行動を妨げようとすると怒ってしまうので、スタッフはなるべく好きなようにさせていました。自分が全く言葉の通じない所でそれも老人ホームで暮らすとしたらどんな気持ちだろうと考えさせられました。コミュニケーションが限られる分、痴呆症状も進んでしまうし、何と言っても自分の言っていることが誰にも理解されないということほど辛いことはないと思います。移民の多い国だけはあって入居者の国柄も様々です。オーストラリア人はもちろんのこと、イギリス人・韓国人・レバノン人・イタリア人などなど多彩です。特に痴呆症状が進むと母国語以外でのコミュニケーションが困難になってきます。その状況に対応するため、最近は2ヶ国語の話せるナース達の需要も高くなっているようです。明日もイブニングシフト(準夜勤)です。頑張りたいと思います。ナーシングホーム実習目次へ
2004年11月18日
今日もモーニングシフトでした。朝のミーティングでは看護婦長が来てスタッフみんなでケアプランの見直しをしました。小規模のナーシングホームなので、スタッフはとてもアットホームな所がいいなと思いました。看護婦長補佐に当たる人は男性で、今日は投薬をしたり入居者の管理をしていたし、管理職の人も現場で一緒に働いているというのは、小さな施設ならではだと思います。入居者は好みにも応じますが、一日おきにシャワーを浴びることになっています。今日はそのシャワーの日でした。日本のように湯船にはつかりません。一人一人シャワールームでシャワー介助をします。このナーシングホームでは寝たきりの入居者の場合、リフターと呼ばれる器具を使ってベッドからコモード(キャスターつきの便座椅子)に乗せ、シャワー室に移動します。リフターは電動の身体持ち上げ機とでも言いましょうか、、、移動可能なリフトで、ナースの職業病(腰痛など)を予防するために、又安全のために使用されています。ほとんどのナーシングホームにあると思います。私は日本では見たことがなかったので、これをTAFEの授業で初めて見た時にはかなり感動しました。日本にいた時はよく人力で患者さんを移動させたりして、腰や膝をを痛めた看護婦さんがいたのを思い出します。少し大きなリフターを看護学生の頃に見たけれど、それは天井に据え付けのもので、移動可能じではありませんでした。日本でもリフターの使用が標準化すればいいなと思います。オーストラリアのように、労働者の健康を考えて、長い目で見てコスト削減にもつながる(そうしないと労災として支払う分が多くなるから)という考えが定着していけばいいです。ナーシングホーム実習目次へ
2004年11月17日
今日から約2週間のナーシングホーム(老人ホーム)実習が始りました。実習はAIN(Assisstant In Nursing 看護助手)のTAFEのコースの一環として位置づけられていて、学校で学んだことを元に臨床の場でトレーニングすることを目的としています。実習場所は入居者50人ほどの2階建てのホームで、家々の連なる道沿いにあり、外からみても他の家と変わりないような感じになっています。入居者は寝たきりの方や痴呆のある方、パーキンソン症状のある方など様々です。部屋は2から5人ほどの相部屋で一階にはトイレが一緒になったシャワールームが5つありました。今日はモーニングシフト(日勤務)で7時から午後3時まで働きました。内容は時間をおって・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・夜勤のスタッフからの申し送り清拭(体を拭く)・更衣(パジャマから洋服に着替える)ベッドメーキング朝食介助10時のティーブレイク(ジュース・紅茶・コーヒーなど入居者の好みに応じて)トイレ誘導・おむつ交換・体位変換(寝たきりの方の体の向きを変える)プレッシャーエリアケア(床ずれのガーゼ交換・手当て)昼食介助トイレ誘導・オムツ交換・体位変換ケアした内容を記録・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・今日はサモア人の看護助手「ボー」に指導をしてもらいました。ボーはサモアの看護学校を途中でやめて、ニュージーランドに移民し、数年前オーストラリアに移住した3人の子供のお母さんです。このナーシングホームでは約一年働いていて、仕事も速いし入居者からも人気があります。ボーは今となっては看護学校を中退しなければ良かったと後悔していました。ここオーストラリアでもRN(正看護婦)の給料は他の職業と比べると割高のようで、時間給にして看護助手は正看護師の2分の1から3分の1くらいしか稼げません。ナーシングホームでのRN(正看護婦)の仕事は投薬管理と看護計画見直し等が主な仕事で、シャワー介助やおむつ交換、ベッドメーキングなどは全くやりません。このような仕事はすべて看護助手が行います。ボーは仕事の量的な比較からいえば看護助手の賃金はとても低いと嘆いていました。入居者と一番関わりが多いのは看護助手で、時間に追われて体を泣かせて働いているのに、それに見合った給料がもらえてないと言うのがボーの意見でした。日本の病院で働いていた時には、こちらで言う「看護助手」に当たるスタッフはいなかったので、正看護師がベットメーキングから注射・投薬まですべてを行っていました。それに比べるとこのナーシングホームでの看護婦の役割はケアというよりも医療補助のみに限られているような感じを受けました。私個人としては、ケアを通じて高齢者の方と接するのが好きなので、RN(正看護師)よりもAIN(看護助手)の仕事に魅力を感じました。ただ、AINの賃金がもう少し高くなるといいんですけどね。ナーシングホーム実習目次へ
2004年11月16日

先月Cattaiナショナルパークと言う所に2泊3日でキャンプに行ってきました。シドニーから1時間半ほどのところにあるのですが、森には野生のコアラやカンガルーが住んでいると聞き、楽しみにしていました。二日目の早朝、トイレに行こうとテントから出ると、5Mもしないところにカンガルーの親子5・6匹がピョコンと立っているではありませんか。しばらくカンガルーはじっと私達の方を見ていました。カメラを構えた瞬間、カンガルーが移動し始めました。その時の写真がこれです。あまりの驚きに上手く写すことができなかったけれど、カンガルーと視線が合ったその瞬間は今でも目に焼きついています。この後、森を歩いていた時にもカンガルーが移動する姿を見ました。野性のカンガルーに出会えてとても感動しました。
2004年11月09日
先週は1週間以上ホームページの更新をお休みさせてもらいました。今週を含めてTAFEのコースはあと4週間で終わります。先週はテストと課題で忙しかったのですが、数回の授業とあとは来週からはじまる2週間の実習を残すばかりです。先週のキャンプでは野生のカンガルーに出会いました。。。このお話もまた今度ゆっくり書きたいと思います。
2004年11月08日

10月9日・10日のキャンプの写真です。ロイヤルナショナルパーク キャンプサイト釣りを楽しむ親子マッシュルームのホイル包み引潮満潮再び引潮し始めたころ翌日の朝 引潮夕暮れその1夕暮れその2夜の始まり花 その1花 その2花 その3花 その4オウム(カカトゥ)タスマニア海岩壁とタスマニア海
2004年11月02日

キャンプの写真 2004年10月2日
2004年11月01日
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