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フジロック、ついに最終日の3日目です。11時すぎに、お友達とグリーンへ出動。Jason Mrazを観るためでしたが、着いたときにはそのまえのMeleeが演奏中。アルバムを持っているので、曲はほとんどわかったし楽しかったです。そして、ああいうふうに注目されて売れてしまうバンドにありがちな、実力不足の感はまったくありませんでした。Voの子、本当に声量が豊かで上手かったです。裸足でステージから下りてしまって、お客さんにもみくちゃされてました。好感度高かったです。そして、次がこの日の最大のお目当て・Jason Mraz。ラッキーなことに、モッシュピットの最前列がぽっかりと空いたので、そこに入り込むことができました。ベージュのパンツに白いシンプルなTシャツ、パナマ帽っぽい帽子をかぶってJason登場。か、可愛い…!後ろを振り返ると、かなり人が入っています。前回より格段に増えてました。旧譜からの曲も織り交ぜつつ、Jasonは終始軽快にアコギを奏で、ラップのような早口もかましつつ、みんなを魅了します。やっぱり「I'm Yours」のときは大歓声でした。グリーンが、3日間でおそらく最もピースフルな場所に変わった瞬間でした。あと、何の曲か忘れてしまったのですが、お客さんにコーラスを求めた曲がありました。ところが、なんだかだんだん違う歌になってるよJason…しかもこの歌詞聞いたことなくない?!ラップ風「Wonderwall」じゃん(笑)。私の周りはけっこうみんな歌っていて、楽しくなってしまいました。彼のバックバンドも素晴らしかったです。百戦錬磨とおぼしき面々は、彼のステージをさらに彩っていました。最後、チェキで自分撮りしてお客さんに投げ入れたりと、茶目っ気たっぷりなJasonだったのでした。さあ、次はこれもお目当て、Jakob Dylanです。全身黒で固めて、テンガロンハットみたいなのをかぶって出てきました。お友達と「ぎゃー!カッコイイー!!」と騒いでしまいました(笑)。特に長いMCもなく、終始淡々と歌い続けるステージでしたが、とても味わい深い良いステージでした。お父さんの影を重ねることもなく、Jakob DylanはJakob Dylanとして確立された世界があるんだなあ、なんて生意気なことを思いながら。途中、雲行きが怪しくなってきたなあと思っていたら、案の定、雨が。しかしお客さんも慣れたもので、慌てる素振りもなく、素早くレインウェアを取り出しています。けど、ものすごく大きな雷が鳴って、稲光もすごくて、さすがにみんなざわつきました。ところがJakob、ニコニコしています。「すごい雨だね~」なんて言って、この日初めて笑ってくれました。いつの間にか外していたサングラス、青い瞳がスクリーンに大写しになった瞬間は、溜息しか出ませんでした。雨はどんどん激しくなります。本当はBen Foldsを観たかったのですが、Musicのサイン会&インタビューが…(泣)岩盤ブースに行ったら、その前のWhite Liesのサイン会終了直後でした。お友達と合流し、帰る直前の彼らを観察(笑)。若いな~。そっと手を振ってみたら、Voのハリーくんが「えっ僕?!」みたいな顔をしたので、うんうんと頷くと、めちゃくちゃ恥ずかしそうな照れ笑いを浮かべて手を振り返してくれました。可愛いなあもう。というわけでMusicのサイン会です。昨日Philに会ったとき、「明日サイン会行くしライヴも観るからね!!」と高らかに宣言しておきましたから。Robの丸坊主はやっぱり衝撃的でしたけど、これはこれでいいんじゃないかと。Adamは相変わらず男前ですね。Stuartは、冷静にオチをつけてくれるトークが面白かったです。他3人が好きなサッカーチームの名前を挙げていって、最後にスチュの番になりましたが、表情ひとつ買えずに「僕サッカー好きじゃない」ですもの(笑)。さて、サイン会。雨はまた激しくなっていました。私は出遅れて、最後から2番目になったのですが、これがかえってよかったのかも。ハグ魔と化して(苦笑)、全員に抱きついてきてしまいました。Adam腕長かったなー。そしていっとー嬉しかったのは、Philに「昨日、一緒に写真撮らせてもらったんだけど」と言ったら、「うん覚えてるよ~ライヴも観に来てくれるんだもんね?」と答えてくれたこと!ファンサービスにせよ、「覚えてるよ~」なんて言ってくれると、舞い上がってしまうではないですか。夜のライヴが素晴らしいものになることを確信して、サイン会終了。マルクマス観ようと思っていたのですが、ここで、バケツを引っくり返すどころではない、滝のような大雨に。風も出てきて、歩くのも苦痛。今までフジロックに参加してきた中で、最も激しい雨でした。たまらずホテルに退散。しばらく休んだ後、雨も止んだので、8時すぎにまた出て行きました。ここでも、途中でなぜかPhilに遭遇。誰も声をかけないので、「Phil~!」と名前を呼ぶと、照れ臭そうに笑ってました。ホワイトにたどり着くと、まだゆらゆら帝国が演奏中。ちょっと眠くなってしまいました…(失礼)。10時を回るころには、人でいっぱいになりました。みんなの表情が、期待半分不安半分みたいな感じでドキドキしている感じでした。私もそうでした。はたしてどんなステージになるのか。いったんステージが暗くなると、4人がゆっくりと姿を現しました。大歓声がそれを迎えます。MCらしきものはほとんどなく、ストイックなまでに演奏に集中しているようでした。「The People」のイントロが鳴ったとき、歓声はあがりましたが、私が思っていたほどの狂乱は起きず、むしろ、そのほかの曲にもレスポンスが大きかったような感じがします。つまりは、「The People」だけじゃなくて、Musicの音楽が好きな人たちがそこに集っていたことなのかなと思い、嬉しくなりました。Robのタコ踊り(笑)はさらに進化を遂げ、タコどころではなくなってました。驚かされたのがスチュ。ベースがブイブイ言うし、エレクトロニックな曲のときはベース以外の機材も操るし、なんかすごいじゃん!とお友達と興奮。Philのドラムも激しくてカッコよかったです。あんなにほわんとした子がこんなにアグレッシヴなリズムを叩くなんて、そのギャップがまたカッコイイじゃないですか。Adamもカッコよかったのですが、リズム隊にすっかりやられてしまった私たちの前には、ちょっと影が薄く…(苦笑)。ごめんね、次に観るときはもっとよく観るから。ライトが大当たりすることもなく、たぶん、前方にいる人以外は彼らの姿なんてほとんど見えなかったかもしれませんが、これがかえって良かったのかも。この演出は、彼らの新しい姿を見せ付けてくれたと思います。ダンス・ロックが全盛の今、その口火を切ったのはまさにMusicだったのだと言うことを再確認させてくれました。若いニューカマーも良いが(Musicもまだ若いのですが)、Music聞いて。ホントに。これでフジ3日間おしまい。寂しさを覚えながらホテルに戻ると。ここで最後のサプライズ。ボーダーTにニット帽、スキニーパンツと、なんだかやたらアーティストオーラが出てる人が目の前を横切りました。ま、マニだ…!!硬直。そんな私たちに気付いたマニ、彼の方から気さくに「ゲンキデスカ~?」と手を差し出してくれました。うわー握手しちゃった!マニと!こんなに素敵な〆ってあるのかな。落ちかけていたテンションが一気に上がって、飛び跳ねたいような気分になりました。苗場の神様は、奇跡みたいなことを3日間も起こし続けてくれました。総括に続く。全国から注目されているサイトが大集合!音楽人気急上昇ランキング
2008.07.31
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フジロック2日目。この日はのんびり行こうと思っていたので、14時からレッドマーキーでGotyeを観ました。Beckと何かと比べられているようですが、印象は全然Beckではありませんでした。いろいろと実験的な音はしていましたけれど。ドラム、シンセ、パーカッション…全部をGotyeがひとりで演奏しています。忙しくステージを走り回る彼は実に器用。そしてイケメン(笑加えて、日本語ペラペラです。MCで普通に「次の曲は、死についての曲です」とか言うので、お客さんみんなどよめくどよめく。「次の曲は、忘れられないひとについての歌です」とか、「こっち半分歌って!」とか、外国人のアクセントがほとんどない、キレイな日本語で話すのです。でも、「これはCustomer Seviceだよ!」と言っていたけれど、それ以上でしょー。思った以上に大満足しました。さあ、次は私のお目当て、ロジャーさん。なんだかんだと、ロジャーさんが来日するといつも観ています。ロジャーさんのポップ・マジックに魅せられたっきり抜けられないでいるのです。前日に、盟友Jason Falknerがヘヴンで演奏していたので、きっと来てくれるだろうと思っていましたが、フツーにサウンドチェックしに出てきたので笑いました。出し惜しみしようよ、Jason。そんな素敵なポップマジシャンのショーが始まるというのに、お客さんはちょっと少なめ。難なく最前列まで行って、かぶりつきです。どうしてこんなにロジャーさんはポップなんだろう。砂糖菓子みたいに甘くって、ワタアメみたいな儚さまで持っていて、この人は完璧です。途中で、「スペシャルゲストだよ。Jason Falkner!!」と、Jasonを呼びました。そして演奏したのは、他でもないJellyfishの曲。感傷に浸っちゃうかなと思いましたが、そんなこともなく、思いっきり笑顔で楽しめました。フジロックという特別な空間がもたらした、宝物のごとき瞬間。素晴らしかったです。ちょっとヒマになってしまったので、いったんホテルへ帰りました。途中、やたらと「TRICKY」とパスに書いてある集団に遭遇しました。TRICKYってそんなに大所帯?っていうかひとりじゃないの?とハテナだらけ。一休みしてから、Primal ScreamとUnderworldを観にグリーンへ出勤。Primalはやっぱり最強バンドです。ボビー先生のご機嫌も麗しく、お客さんに手拍子を求めたり、あっちへフラフラこっちへフラフラ、バーリーくん(Little Barrieの彼ですよ)に絡んでみたりと忙しい。ヒットパレード満載のセットで、踊り狂わせていただきました。イネスとマニのドット柄シャツが色違いでおそろだったのが激しく気になるのですが…なんなの??新譜の曲も良かったです。CSSのLovefoxxちゃんもゲストで出てきました。そして、「I wish your beautiful future!」なんて言葉がボビー先生の口から聞けるなんて…!!ありがたや、ありがたや。Primal終わったとか、スクリーマデリカしか認めないとか、そんな人たちたくさんいたと思いますが、みんな結局全部楽しんでた感じです。だからPrimal最強。それから、この日のトリ・Underworld。モッシュピットへ入ろうとする人たちの長い行列にびっくりしました。私とお友達はゆったり自分のスペースが欲しい派なので、少し離れたところで陣取ります。カール・ハイドさん、去年のOblivion Ballのときと同じ、キラキラスパンコールのジャケットです。ちっちゃいなー。でもこんなに跳ね回る50代、いていいのかな(笑)。この時間は、まさにトリップしていました。電子音がこんなに心地良く感じるのは、そこがフジロックであるからという理由と、Underworldのつくり出す音だからという理由、ふたつ。終盤では、大きな風船が大量に出てきて、お客さんの頭上を飛んでいました。ステージのライトに照らされた白い物体が宙を舞う様子は、今までに見たことのない風景でした。けど、みんな風船に夢中でステージ見てなかったような(笑)。2アクト連続で踊り続けて、脚とか腰とかとっても疲れました。しかしこの後またもやサプライズが。Rookie A Go Goの会場があるところのバーのそばに、アーティストらしき集団発見。………MusicのPhilだよ!ちっちゃくて可愛い…!!お友達としばらく逡巡しましたが、意を決して声をかけにいきました。ほわんとした見た目そのままに、おっとりと応対してくれて、私たちはすっかり彼にメロメロ(またか・苦笑)。一緒に撮ってもらった写真の中でも、彼ははにかんだような可愛い笑顔でした。あああーPhil好きー!!そして、FutureheadsのBarryが。黒ジャケ黒パンツ、靴もレザー、トゥ長めで素敵な靴です。まったくフェス仕様ではありません(笑)。でもそのいでたちがとってもクール。背も高いのですね~。結婚したばかりだと聞いていたので、「結婚おめでとう!」と言うと、ちょっと照れてました。「奥さん、dananananaykroydの人だよね?」と聞くと、「Excellent!!」と嬉しそうに答えてくれました。たぶん、ナナナナの数が合ってたからだと思う(笑)。一日の終わりに、またも素敵なサプライズに出会えて、お友達と興奮しながら帰ったのでした。次はいよいよ最終日です。全国から注目されているサイトが大集合!音楽人気急上昇ランキング
2008.07.30
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フジロック1日目です。まず、グリーンでのRodorigo Y Gabrielaを半分ほど。アコギ2本でなんであんなにロックなのか。魅入られるようにじっと見てしまいました。お次、お目当てのThe Presidents Of The United States Of America。嬉しい再結成です。私が中学生くらいだったとき、LampのPVを見て大好きになったバンド。おバカ全開なのは相変わらずだし、弦の数そのまんまだし!!「クールなヤツは座れ!」と謎のMCをかまして、グリーンのお客さんを座らせたり(笑)。後にも先にも、あんなとこでライヴ中に座るなんてことないと思います。私はここでものすごく飛ばしてしまい、すでに汗だくになってしまいました。お友達にも、「飛ばしてたね~」と言われて苦笑い。次はレッドに移動してRascalsを観ました。渋い。この音は渋すぎる。流行りとかオシャレとかそんなことはどうでも良い。我が道を、地味だろうが渋かろうがまっすぐ突き進む。そんな、潔さと不敵さを感じました。カッコイイ。このバンドは本当に男らしくてカッコイイ。MCは訛っててわかんなかったんですけど(笑)。それから、前日に格闘の末整理券をゲットしていたKasabianのトーク&サイン会。MTVのBooさんともう1人司会の子がインタビューしてました。しっかしこの子何にも知らないんだわ…。トーキングヘッズってサージが言ったじゃん!無視しないでよ!!まあそれは置いて。20人限定というサイン会。メンバーは全員来てます。トムの髪が伸びてて変です。サージが変なハチマキしてて変です。イアンとクリスはカッコイイのに…(笑)。でも、トム&サージからハグしてもらって腰砕けました。すみません。Jamie Lidell観られなかったのがとても残念でしたが、再びグリーンに移動して、Travis!ああもうダギー超カッコイイ…。超ダギーです。私とお友達、確実に目がハート(笑)。だってダギー、前日に会ったとき、「きみの髪型クールだね!」と言ってくれたんですもの!!変な髪形にして良かった…!そして、一番前でぎゃあぎゃあしている私たちの方を見て、ニコッと笑ってくれました。2回も。もう、死んでもいいです。それから、素晴らしい出来事が起こりました。雨が降ってきたのです。「Why Does It Always Rain On Me?」雨の中、みんなが飛び跳ねていました。雨なのに笑顔でした。私はわんわん泣いていて、合唱することもできませんでした。「Closer」の合唱部分でまた私は泣きだして、歌えなくて。素敵な新曲も聴けたし、フランへのハッピーバースデーも歌えたし、とても思い出深いステージになりました。Turnやらなかったのは残念至極ですが…。さて、次はお友達の大好きなBloc Party。前日に会ってすごく印象が良かったこともあって、もう一度観てみるかという気分でいました。今回は正式メンバーは3人でした。しかし、去年のサマソニに比べたら段違いに良かったです。リズムはタイトに締まっていたし、ラッセルのギターも冴えてます。ケリーの声も良く出ていました。ちゃんと寝たんだね(笑)。今年のフジのアクトの中で、いちばん株が上昇したのは彼らです。良いライヴでした。Kasabian。もはや堂々たる佇まいで、大物っぷりも板につきましたね。お客さんを煽るのも巻き込むのも上手い。オレ様臭ぷんぷんのトムの仁王立ちを微笑ましく見守りましたよ(笑)。去年ライヴを3回も観たせいで、ほとんどの曲の歌詞とフリ完璧で、楽しかったです。思えば、Kasabianはデビューのときからものすごい注目を浴びていて、常に最前線にいたバンド。そこから一度も脱落することなく、勢いを弱めることもなく居続けているのは、本当にすごいことだと思います。そんなKasabianを観ていたおかげで、Vinesは観られませんでした。そこからレッドへ走ります。文字通り走りました。ワールドレストランのあたりで、聞こえてきたギターの音に、さらに駆け出しました。Feederです。私とお友達が着いたときには、けっこう人も入っていました。人の波をかきわけて、場所を確保するのももどかしく、私は絶叫モードでジャンプ。背中に負ったFeederのバンドロゴが、ちょっと誇らしかったりして。新譜からの曲もありつつ、シングルス主体で、万人向けセットでした。やっぱりBuck Rogersは楽しい。insomniaも。タカさんがカッコイイことを言いました。「お前ら、こんなフェスがあることに感謝しろよ。…スマッシュの社長も偉いけど…いちばん偉いのはお前らだー!!」タカさんー!!オトコマエー!!大好きー!!いったん終わったステージ。マイブラに流れる人もいる中、残ったお客さんから自然発生したのは、Just A Dayのイントロの大合唱。これがなきゃ、Feederのライヴは終われない。ほら、またメンバーが出てきてくれました。Just A Day。こんなに盛り上がるキラー・チューンも滅多にない。後ろでお子さん連れで見ていたご夫婦がいましたが、たまらなくなったみたいで、前に出てきて踊っていました。最初はダンナさんが飛び跳ねていて、奥さんがお子さんを抱っこしていて。次に交代して、奥さんかなりアグレッシヴに踊っていました。いいなあ、と思いながら私も飛び跳ねました。やっぱFeederいいなあ。グリーンのあの空間は、伝説になる、なったのかもしれません。人で埋め尽くされた空間の真ん中で、轟音が鳴り響いていました。私たちは少し離れた芝生のあたりにいたのですが、耳鳴りが止まなくなるほどのすさまじいノイズでした。美しいノイズでしたけれど。ビリンダが何も変わってない。キレイなまま。怖いくらいにそのままでした。ケヴィン・シールズが何か喋るだけでみんながどよめきます。伝説が喋っているんですから。ラスト20分が、フィードバックノイズだけで占められていました。目を閉じたらそのまま眠ってしまいそうな心地良さがありながら、脳髄をガンガンさせるほどの轟音。なんだこれ。今までに体験したことのない類の音でした。苗場に降り立った新たな伝説は、きっと、この瞬間にここに居た人たちによって、ずっと語り継がれていくことでしょう。いつに無く濃密で至福の1日を過ごせました。1日目からこんなで良いのかなと思うほどでした。全国から注目されているサイトが大集合!音楽人気急上昇ランキング
2008.07.29
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24日、待ちに待ったFuji Rock Festivalの会場・苗場スキーリゾートへと乗り込みました。前夜祭ということで、のんびり行こうと思っていたのですが、リストバンドを交換して場外岩盤ブースへサイン会予定表を見に行くと、Kasabianのところに「限定20名」の文字が。血相変えてゲートの前へ走りました。お友達の分も頼まれていたので、逃すわけにはいかないと必死。ゲートオープンと同時に入場なんて、初めてです。しかも走りに走って、場内岩盤ブースへ到着。途中、オアシスエリアで歓談中のFeederタカさん&グラントを見つけたのですが、今はそれどころじゃない(苦笑目の前にあったKasabianのアルバム、Music、Cribsを引っ掴んだ途端、後方から人の波。ちょっと危険すら感じるほどみなさん殺気立っていました。ラッキーにも整理券をゲット。一安心です。それから、タカさんとグラントのところに行って、少しお話をさせてもらって、写真を撮ってもらいました。タカさんとグラントに挟まれて、実に幸せそうに写っています、私(笑タカさんの目の上の傷は痛々しかったです。あんま大丈夫じゃないけど~と言いつつも、タカさん、翌日には素晴らしいライヴを披露してくれました。前夜祭のライヴアクトは、観たいのもなかったので、花火を観て帰ることにしました。花火が上がると、ああ、フジに来たんだなあと実感します。テンションが上がっていくのを感じながら、宿へと向かいました。ところが、これからが本番だったのです。ホテルの中を歩いていると、向こうからやってくる背の高い外国人。Travisのダギーじゃん!!!「だ、ダギー!!」と思わず叫んでしまいました。するとダギー、満面の笑みで「Hi!」と。お友達と3人、すっかり舞い上がっていると、「写真とかサインとかするよ~」と優しいお返事。しっかり肩を組んでもらって写真を撮りました。そして、お友達のタイムテーブルを奪い取ると(笑)、それを広げてダギーの方から話し始めてくれちゃいました。「Jason FalknerとSpoonは友達なんだよ。ああ、でもこれじゃ同じ時間じゃないか!!」と残念そうでした。ダギー、実物はさらにカッコイイです。メロメロです。ダギーが行ってしまって、興奮冷めやらぬ状態でいると、さらに追い討ちが。Rascalsのマイルスとグレッグが。しかし、訛りがすごくて何言ってるか全然わからない…(笑)。笑っちゃうほど話が通じてませんでした。その後。ネットでちょっと調べ物をしていると、誰かが後ろを通りました。何の気なしに振り向いたら、Bloc Partyのラッセルが歩いてます。お友達のひとりは、Bloc Partyが心底好きな、超がつくほどのファン。その子が固まっているので、思わず私は「ラッセル!」と叫んで呼び止めてしまいました。すごく細くて色が白くて、カッコイイのですが…アニメTシャツだった(笑)。声なんてホント小さくて、この子バンドマンなの?という雰囲気。そして、今度はケリーとマットが。お友達、死にそうでした。彼女がマットとおしゃべりをしている間、私ともう1人のお友達はケリーと話していましたが、これでBloc Partyの株は急上昇でした。ケリーはとても物腰柔らかな感じの良い人で、「明日ショウがあるから、もう寝なきゃいけないんだ」と可愛いジェスチャー付きで話してくれて、去年のサマソニは暑かったんだ~とか、実に気さくな男の子。お友達が嬉しそうだった(嬉しいを通り越して放心状態でしたが)ので、呼び止めてよかったなーと私も嬉しくなりました。そんなわけで、前夜祭から充実してしまったわけです。早めに帰ってきて良かったねえ、と3人で興奮しどおしの夜でした。写真は、サイン会でもらったKasabianとMusicのサイン、白い紙のサインはダギーが書いてくれたものです。ハートが付いてて嬉しい。全国から注目されているサイトが大集合!音楽人気急上昇ランキング
2008.07.28
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毎年、帰りの電車に乗るとこうして記事を書いているような気がします。 今年のフジも終わりました。 例年になくたくさんのアーティストと会えてしまったり、最終日まで体力がもったり、いろんなことで夢のような時間を過ごすことができました。 本当に本当に楽しかったです。 電車の窓から見える風景が、だんだんと見慣れたものに変わっていく、その時間を何とか止める手立てはないものかと馬鹿なことを考えています。 フジには、フィールドオブヘヴンというステージがあるけれど、私にはフジの会場そのものがフィールドオブヘヴンです。 何だか涙が出そうだなあ。現実に戻るのに、毎年苦労しています。今年はいっそう骨を折りそうです。
2008.07.28
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すさまじく密なスケジュールでしたが、無駄なく見られました。 飛ばしまくった大統領とカサビアンとフィーダーのおかげで、体中がイタイ… まだまだフジは続きます。
2008.07.25
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ダギー!ダギー!ダギー!カッコ良すぎだ~!! ラスカルズとブロックパーティー、フィーダーに会えました。 興奮して眠れません…。 ホントにダギー素敵でした。
2008.07.25
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明日、苗場に向けて出発することになっています。今回は、準備期間がほとんどないような感じだったので、なんだかまだ実感がありません。しかし、世間から隔絶された地上の楽園へ行けることはまさに命の洗濯。音楽漬けで過ごしてこようと思っています。レインウェアとバッグと帽子を新調しました。ゴアテックスデビューです。嬉しい。調子に乗って帽子もおそろいにして、バッグもノースフェイスのゴツいのを買いました。予習のために買ったPrimal ScreamとThe Vinesの新譜は素晴らしいです。ヘビロテのJason MrazとFeederもバッチリ。あとはどうにかなるだろう(笑
2008.07.23
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たまには音楽の話からそれてみます。ネタがないだけです。楽天内のショップで、先日コレを買いました。★Saintete サンテテ 度詰め引き揃え天竺パフスリーブワンピース★ふだんの私の服とはちょっと違うかな…と思いつつも。売れないインディロックバンドみたいな格好とか(友人いわく)、エディ・スリマン時のディオール・オムの回し者のような格好とかしてたこともありました(苦笑で、Topshopのメリージェーン(ゴールド)をBuymaで買ってみました。お安い。どちらも実は4ケタです。H&Mが9月に日本上陸ということで、こっちも期待。母と行く気満々です。わざわざ上海行かなくて済んだ(笑個人的には、Primarkもお値段が可愛いので、もうちょっと手に入りやすくなるといいなあと思っています。話題転換。Weezer東京単独決定!ということでさっそくチケットを取ってもらいました。行くぞー!
2008.07.18
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もうすぐフジロックです。一年はあっという間です。そして年々綿密に計画を練らなくなってきて、行き当たりばったり(笑Midge大佐さんが日記に書いてらしたので、私も観戦予定なんぞ立ててみました。正直、ぜったいこの通りにはいかないんですけれど。まあ、希望的なものです。1日目12:30 The Presidents Of The United States Of America(緑)14:20 Jamie Lidell(白)15:50 Travis(緑)このへんでJason Falkner見られたらなあ…ムリだろうなあ…18:20 The Vines(赤)20:30 Feeder(赤)21:30 My Bloddy Valentine(緑)途中から。2日目12:30 The Courteeners(緑)14:00 Gotye(赤)15:15 Roger Joseph Manning Jr.(赤)トクマルシューゴさん見られたら嬉しいかも。19:20 Primal Scream(緑)21:30 Underworld(緑)00:15 Erol Alkan(赤)見られたら良い。3日目12:30 Jason Mraz(緑)あああWhite Liesも見たいんだよう…14:20 Jakob Dylan(緑)15:50 Ben Folds(緑)17:10 Steven Markmus(白)18:50 The Breeders(白)ゆら帝の間は逃げます。22:20 The Music(白)キツキツだなー。全国から注目されているサイトが大集合!音楽人気急上昇ランキング
2008.07.17
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Teddy Thompsonのニューアルバム「A Piece of What You Need」が、先月Verve Forecastよりリリースされました。父はRichard Thompson、母はLinda Thompson、Rufus Wainwrightは親友という、実に華麗な音楽的バックグラウンドを持った彼ですが、彼自身も才能あふれる素敵なSSWです。Brokeback Mountainで遅まきながら彼の音楽に出会いました。そしてその声に惚れました。なので、今回のニューアルバムもとても期待していました。おっ、と思いましたね。音が、洗練されたミックスになっているような気がしました。後で調べてみて納得、今までのアルバムはセルフ・プロデュースだったのですが、今回はプロデューサーを迎えて作ったそうです。トランペットなど管楽器を使ってゴージャスに味つけしたものもあれば、アコギをジャカジャカいわせているものもあります。相変わらずの胸にしみるTeddy節「In My Arms」はラジオでヘヴィーローテだとか。私が気に入っているのは「Don't Know What I Was Thinking」です。素直な、こそばゆいほどの愛の告白が可愛いわ~(笑)。それでも、前の作品とはやはり雰囲気が違うかな。プロデューサーの有無でここまで違うものか~と驚かされた次第です。フォークがスタイリッシュに変身を遂げた、ちょいと面白いたたずまいのアルバムだと思いました。マイスペ音だけじゃなくて見た目まで洗練されちゃってるぞ、Teddy!好みだぞ!!全国から注目されているサイトが大集合!音楽人気急上昇ランキング
2008.07.16
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さきほど、厚紙のくせにやたら薄っぺらい封筒が届きました。英語で書きなぐった住所の横に、地元の郵便局で書いたとおぼしき私の町の名前in漢字。そんなに読みづらかったんかい…と思いながら封を開けてみると!!じゃじゃーん。The Displacementsのサイン入りポスターでした。一緒に入っていた紙を読むと、「バンドのマイスペからプレオーダーをした人にはサイン入りのポスターあげるって言ったのにごめんねー、手違いで忘れちゃってた☆」みたいな文章が(笑)。いや、もっと誠実な文章ですけど。Stiff Recordsといえば、Elvis CostelloやNick Lowe、Madness、Devo、Poguesなんかもリリースしてきた伝統あるレーベル。新世代ならThe Enermy。そしてこの次に続くのが(続いて欲しい)The Displacementsです。いやあもったいなくて貼れないな…。全国から注目されているサイトが大集合!音楽人気急上昇ランキング
2008.07.16
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7月6日、自由学園明日館講堂にて行われたTamas Wellsのジャパンツアー最終日。とても蒸し暑い日でした。汗だくでたどりついた私とお友達は、リハーサル中のTamasをチラ見。すみません。私がタマちゃんタマちゃんと日頃騒いでいるせいで、興味を持ってくれたお友達。さっそくCDを買いに行って、「xiaoちゃんこれいいわ~!!!」と興奮してメールを送ってきてくれて、すぐさまライヴのチケットもゲットしていました。そんなわけで、開場してすぐに、最前列のど真ん中へ。ちょっと気恥ずかしい感じでしたが、初めてTamasの声を生で聴くお友達には、ぜひとも良い場所で見て欲しかったので。昨年の場所よりも広い場所でした。年月を重ねてきたとおぼしき木の床や椅子、ステージはとても雰囲気がありましたね。意外にもきしまなかったのが驚きでした。さあそしてライヴの始まり始まり。Tamas、Nathan、Anthonyの登場です。1日おいての(5日は行けなかったので)Tamasの歌声は、「やっぱりいいわ~…」としみじみするほどあたたかくて美しい。あのニコニコとした笑顔も相変わらずでした(でもホントはかなりお疲れだったのですね)。この日はセットが少し長めでした。「今日は時間があるからね」とか言ってたような気がします。1年前に聞いた、気の毒ながら笑っちゃうエピソードを織り込んだ例のキッチンの歌とか、懐かしかったです。隣でお友達が大ウケしてくれたので良かった~(笑もちろんTamasの歌は素晴らしかったのですが、それに加えてとても印象的だったのが、Anthonyのピアノでした。短い休憩を挟む間に彼が弾いていたのですが、これが本当に良かったです。静かな悲しみをたたえたピアノの音色は、今でも私の頭の中で小さく響いています。あの美しすぎるビートルズのカヴァー。そして、最後にステージから降りてきたTamasが歌った「Grace And Seraphim」。どぎまぎするほど距離が近くて、お友達は本当に感動していたようです。MCで、「明日にはミャンマーに帰るし、2人(NathanとAnthony)はオーストラリアに帰るよ」と言ったTamas、何気ないひとことだったのかもしれませんが、なんだかとても切なくなってしまいました。正直なところ、ミャンマーの情勢があれほどのものだとはっきり認識したのは、あの大災害のときでした。日本人ジャーナリストの殺害という事件もあったけれど、それでも、Tamasとその周りの人々にダイレクトなものが及んだわけではなかったから、どこか他人事のように感じてしまっていたのです。勝手に、Tamasは大丈夫だと思ってしまっていたのです。しかしあのナルギスの恐ろしい爪痕。外国からの支援を頑なに拒む政府。トラックからばらまかれる支援物資に群がる人々(NGOは、「トラックを止めて支援物資を渡す」ことが許されていなかったのだそうです)。それでもTamasはミャンマーへと戻ります。ミャンマーの人たちが好きだから、と。次はいつ来てくれるのだろう、ふとそんな思いが頭をよぎった瞬間、目頭が熱くなってしまいました。この素敵な時間はもうすぐ終わってしまう。淋しさという言葉だけでは片付けられない、もっと複雑な気持ちでした。もちろんライヴは素晴らしいものでした。いろんなお友達に再会できて楽しかったです。そして、初Tamasだったお友達が喜んでくれたのも嬉しかったなあ。何度も書いてしまいますが、私は、Tamasの音楽に出会ってからお友達が増えました。彼の音楽を通して、私の世界は広がり、現実世界でもインターネットの世界でも、確実に社交的になりました(前よりは、ね)。ある意味、Tamasは私を変えてくれたのかもしれません。そんなことを言ったら彼はただ驚くだけでしょうけれどね(笑)。Grace and Seraphim、それは、私にとってはTamasの音楽にも等しい。全国から注目されているサイトが大集合!音楽人気急上昇ランキング
2008.07.13
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タマスのレポがまだ書けません…。そんな中、やっとやっとやっと手にしてしまったのが、Jason Mrazの新譜「We Sing. We Dance. We Steal Things.」。「I'm Yours」が相当自分の中で「キテ」しまったので、これは買ってしまったらヤバイだろうと。これしか聴かなくなるかもしれないと。Jason Mrazといえば「ジェイソンのオタク祭り」と冠したジャパンツアーをやりましたよね。フジロックに出たとき「ワタシハオタクデス!」という伝説のMCをかまして帰ったという(残念ながら私は見られず…泣)。あとはRhett Miller経由のプチ情報などありますが、あまり上品なお話でないので割愛いたします。それでまあ新譜聴きまくっているところです。好きです。これ大好きです。これを上半期に買っていたら、上半期ベストを選ぶのに相当苦労したでしょう。それにしても手放しで素晴らしいアルバムです。サーフっぽい(トリスタンと別れちゃったんですよね…たしか?)シンプルなサウンドがメインですが、Jasonらしいキャッチーでポップなメロディは全開。ちょっとスタイリッシュを気取ったアーバンR&B風の曲もあったりして、この実に「気取った」感が可愛くて良いのです。わかっててやってるのが感じられるから、余計ににやりとさせられます。しかし冒頭の「Make It Mine」「I'm Yours」「Lucky」「Butterfly」の流れは神ですね。一気にこれでJasonにハマる人続出だと思います。優しくもグイグイとこっちの心を引き寄せるチカラが満ちています。後半「If It Kills Me」「A Beautiful Mess」に至っては、涙が浮かぶくらい素敵なメロディがそこかしこで展開されています。私は輸入盤を買ってしまい、歌詞やら対訳やら全然ないのですが(ネットでちょっと見てみました)、やっぱり「I'm Yours」の歌詞は私をメロメロにするには十分すぎました。反則です。まずいです。このオタクにはまりそうです、このままでは。オタクだから余計に魅力的なのか。そうか。マイスペジャケもすんばらしいですね(笑)。そして注目すべきはグッズショップ。私、本気でこのジャケのトートバッグとかバッジとかTシャツとか買おうかな…(苦笑ほら、こんなんだもん、ハートわしづかみですよ…!!フジはこの人を見たい。全国から注目されているサイトが大集合!音楽人気急上昇ランキング
2008.07.12
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タマスのライヴ@自由学園明日館のレポとか書こうと思っているのですが、書ききるエネルギーが今のところありません。忘れるはずはないけれど、鮮明なうちに書きたいなあ…。ダープリ、ポールウェラー、TV EYES、Jody Porterがぐるんぐるんしています。カールがすきです。ピーよりカールが好き。ウェラー師匠キラキラしすぎ。
2008.07.10
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いつかは書こうと思っていたことです。レビューにはなりませんでした。ただ自分の思いを垂れ流しただけのつまらない独白です。真っ赤なジャケは、フェニックスのごとく蘇った証か。そんなたいそうなものじゃないだろうけど、でも、バンドの頭文字のロゴが頭をよぎるとともにそう見えました。少なくとも、私の目には。Weezerが再び動き出しました。「レッド・アルバム」。ブルー・アルバムのころのような音に戻ったような感じがします。叫ぶようなナンバーあり、泣きのメロディが炸裂するナンバーあり。「Pork and Beans」~「Heart Songs」の流れは、私のようにWeezerのメロウな部分が好きな人にとっては、たまらないものではないでしょうか。胸が詰まって、苦しくなって、でもそのメロディに心がときめいて、いてもたってもいられない。リヴァースはいつも優しいメロディを書きます。たまには皮肉ったりいじけたりするけれど、その根底にあるのは不器用な優しさ。どんな人だって受け入れてくれる懐の広さ。ブルーがいちばん良かったとか、ピンカートンがイチバンだとか、1st2nd至上主義のちょっと「コア」を気取ったWeezerファンもどきが昨今ひしめく中、このレッドアルバムで、Weezerはいろいろなスタンスのファンの斜めな視線を一蹴したと私は思っています。まあね、良い意味での中途半端(ホントです)感が私は好きなのです。完璧なアルバム作ってきたら、そんなのWeezerじゃないよ。どこか抜けてるから、どこかガードが緩いから、リヴァース・クオモは魅力的なんだもの。Weezerは終わってる、そんなことを言ってる奴は誰だ。そんなことを言い出す人間の方が終わっているよ。大好きな人がいました。パソコンに突っ込んだWeezerのアルバムを、肩を並べて、端から端まで聴きました。そして受話器越しに聴いたメロディ。You're my best friend. And I love you. Yes I do.最高の友達と言うには、僕らはちょっと違うねと笑っていました。「友達じゃ、ないよね」と。リヴァースみたいな眼鏡をかけて。想い出というには苦い、けれど完全に忘れることはできない日々。写真にすらほとんど残さなかったけれど、カタチに残さない分、余計に鮮やかに脳裏に刻まれています。私はそれを心のトランクから引っ張り出しては溜息をつき、またしまい込むという動作を繰り返していました。その間、私はWeezerをまともに聴きませんでした。懐かしさ以上に胸が痛むから。涙が止まらなくなるほどだったから。けれど、もう、いいかなと思い始めました。そろそろCD棚を漁ってみようと思います。まとめてしまいこんだWeezerのアルバムたちを探して。大事な、大事な、私のトランク。鍵はかけずに、そっと隅に置いておこうかな。
2008.07.09
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上半期ベストです。条件は昨年と同じような感じで、2008年1月~6月の発売。基本的に輸入盤のリリースに準じます。しかし今年は旧譜メインだったので、新譜ベストは5枚にします。苦しいけど…順不同。Stars in Coma / You're Still Frozen in Time昨年から今年にかけてこの人の音に急接近。高らかに鳴り響くシンセとギターは、まさに新しい北欧ポップの幕開けでした。Sons and Daugthers / This GiftBernard Butlerプロデュース。華も毒も持ち合わせたロックサウンドに打ちのめされました。The Honest Johns / Songwriters of the North素晴らしいバンドによる、20年越しの1stアルバム。思いもよらずのめり込みました。Tamas Wells / Two Years in April様々な困難をくぐり抜けて届けられたアルバムに、異議ナシ。溜息しか出ない。涙も出なくなるほど美しい。Gabriel Mann / Tall Buildings一瞬で私の心を掻っ攫ったピアノマン。説得力は随一。ジャケ大賞でもあります。と、こんな感じでした。次点にDelays、Sleeping Years、Michael Knightが並んでます。ソロアーティストにばかり傾倒していましたねえ。UKものに行かなかった今季でした。全国から注目されているサイトが大集合!音楽人気急上昇ランキング
2008.07.08
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先日の日記にも書いたUKのバンド・The Displacementsのニューシングル「Down & Out」がようやく発売されました。1000枚限定だそうで、ナンバリングしてあります。私のは37番でした。昨日(7/7)UKリリースでしたが、ちゃんと発売日に家に届きました。3日には発送してくれていたようです。青くて甘酸っぱくて、ちょっとたまらないほど背中がムズムズします。ブリティッシュ・ロックの王道的なギターサウンド。この曲(Down & Out)は、間違いなく彼らの代表作になることでしょう。演奏は相変わらずたどたどしいですが(笑)、このつたなさがなければ彼らの魅力が減ってしまう。カップリング「Pirates」「Lady Loss」も良いです。「Down & Out」のキャッチーさとは少し違った、マイナーコードでも全然いけるじゃん!と新たな発見をさせられました。本当に、100パーセントメロディが素晴らしい。そして、こんな曲を、ごくごくふつうの、幼ささえ残る若者たちが鳴らす、そのことに、ブリティッシュ・ロックの偉大さを感じてしまいました。マイスペ全国から注目されているサイトが大集合!音楽人気急上昇ランキング
2008.07.08
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夢のような時間があっという間に過ぎていきました。この感動を早く言葉にしなくてはいけないと思っていましたが、なかなかうまくまとまりません。以前、Tamas Wellsがニューアルバムをリリースしたとき、私の言葉で軽率に片付けるのは憚られると書きました。結局いまだ書けていないのですが。早くも再来日のTamas。今回はなんとチャペルでライヴを行うということで、かなり期待に胸を膨らませて向かいました。ここではシガー・ロスも限定ライヴをやったことがあるそうです。プチ情報。行ってみると、すでにお客さんがたくさん集まっています。開場すると同時に、どんどん人が入ってきました。私は3列目の端っこに座りました。昨年のライヴより大きくなったハコ、お客さんの数、それを見ていてなんだかとても嬉しくなりました。Tamasのあの素晴らしい音楽が、確実に以前より多くの人の耳に届いているというそのことが、本当に嬉しかったです。そして、私自身もそうでしたが、チャペルに入ってきた瞬間に、感嘆の溜息をつく人の多いこと。みんなが高い天井を見上げ、カメラを手に、その光景をしっかり写真に収めようとしている様子が、ちょっと不思議でした。ライヴに来てこんなことって、あまりしないかなあと思うのです。ひとえにLiricoさんの会場選びの素晴らしさ、でしょうか。定刻で始まったライヴ。最初は、Tamasのアルバムのプロデューサーにして友人でもあるNathanのプロジェクト・The Steadfast Sheperdの登場です。シンプルで静かな歌声、彼の穏やかな眼差しには、早くも癒されてしまいました。まだTamas聴いてないのに(笑)。私の勝手なイメージですが、オーストラリア/ニュージーランドの音だなあと思いながら聴いていました。こういう音はヨーロッパぽくはないし、かといってアメリカンでもないのです。どこまでもあたたかくて優しい、悠然とした大地のような。うーん上手く言えない…とまあそんなところで、少しの間を置いて、TamasがNathanとAnthony(もう1人のお友達です)と共に登場です。髪が伸びてオトコマエ度が上がったTamas、いやー素敵(笑)。あのはにかんだ笑顔は変わらず。そして、ああ、この声です。思わず目を閉じました。ゆっくりとしみわたっていく彼の声の心地良さにしばし身体を委ね、それから目を開きました。こんなに楽しそうに歌う人だったっけ?昨年は、固さというか緊張の色が見えたTamasでしたが、今回は、明らかに「楽しさ」の方が上回っていたようです。日本語の文章が言えていましたよ(!!!)。単語じゃなくて文章。ビックリしました。3枚のアルバム、どれからも演奏してくれました。3rdが意外に少なかったような気がします。あとでその理由をお友達から聞くことになりますが…今回リリースされた3rdアルバムは、ひとつのストーリーになっていて、曲のひとつひとつの重みがより際立っていると思います。なので、それを聞くに当たっても、私はそれなりの覚悟(というには大げさですが)が必要かなあと思っていました。それが意識的か無意識下であったのか、今では明確に答えられませんが、ほぼ固まったまま聞いていました。身じろぎすることすら躊躇うものが、私には感じられてしまったのです。開演直前に、私はブレスレットを外していました。拍手以外の音は立てたくありませんでした。それでも、Tamasはそこで微笑みながら歌うのです。誰の心のガードだって取り払ってしまうような、優しい優しい笑顔で。なんでこんなに身構えてしまうのだろう。もちろん、私だって終始口許は緩みっぱなしでした。なのに身体はやたらしゃちほこばってしまう。なんだかもうよくわかりません。レーベルLiricoさんのブログにも書かれていましたが、タマちゃんは眩しかったです。そうです、直視できないほどでした。「天使が舞い降りた夜」、まさにそうでした。彼をまるで神格化してしまうつもりはありませんが、彼の音楽が持つ力というものは、ちょっと普通じゃないなと思います。なんだかライヴレポになってないですね。ムム。ライヴ終了後はちょこちょことご挨拶をしたり。Tamasが出てきたので、真っ先にお友達と一緒に飛びつきました。ミーハー(苦笑)。ちゃんと私たちのことを覚えてくれていたことが嬉しくてたまりませんでした。Tamas Wellsマイスペ以前の日記で、私は彼の歌声を「天から舞い降りた声」と呼びましたが、Liricoさんのブログで奇しくも「天使が舞い降りた夜」と書かれていたことには、奇妙なシンパシーを勝手に抱いてしまいました。あまりにも素晴らしい夜でした。全国から注目されているサイトが大集合!音楽人気急上昇ランキング
2008.07.07
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タマスのライヴ@自由学園明日館が終わりました。彼は明日にもミャンマーへ発つようです。 これだけ素晴らしいライヴを続けて見せてくれる人を、他にはすぐに挙げられません。 あんなに美しいビートルズのカヴァーを歌う人を他に知りません。 終わったばかりなのに、もう次のことを考えてしまいます。次はいつ来てくれるだろう、と。 マイクを通さずに歌ってくれた最後の曲を聴いている間は、正直、半泣きでした。 タマスの音楽で、どれだけ私の世界は広がり、どれだけ救われてきたことでしょう。 音楽にお礼を言いたいと思ったことなんて、初めてです。 好きになりすぎて胸が痛いですよ、ホントに(笑) 今日も素晴らしい日でした。
2008.07.06
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タマスのライヴ@青山アイビーホールグローリーチャペル終わりました。 いやはや…。 あらためて、タマスの歌の力を実感しています。 タマちゃん、なんて軽々しく呼ぶのは恐れ多いかな(笑)。でも、そんなふうに気さくで身近に感じられるところが、彼の素晴らしいところなんでしょうね。 髪が伸びて男前になってました。 ちゃんと私とお友達を覚えていてくれて、二人で感激。 いつまでも浸りたい余韻。 詳しくは後ほど…。 街には、七夕の短冊を飾る笹が目立ちました。 久しぶりに願いごとを書いてきました。 小さくも大きな願いごとです。
2008.07.04
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上半期ベストを考え中です。あれもこれもと出てきてなかなか難しいですね。今のところ思い浮かぶのは11枚くらい。この中から5枚にします。あ、絞ってみたらどうしても1枚抜けてしまう…(愕然困った、困った。今日はこれから上京し、Tamas Wellsのライヴです。
2008.07.04
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