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ファイアーエムブレム 手ごわいシミュレーション勝って来るぞと勇ましく危なくなったらスタコラ逃げろおごれる者はドツボにはまる今日、お風呂の中でふと思い出した懐かしい歌です。ファイアーエムブレムという、任天堂から出ていたファミコンソフト。出たころは、いわゆる「クソゲー」の評価が高かったみたいですが、後々カルトな人気になっていったみたいです。私はクソゲーということも知らずに購入し(当時おそらく小学生)、説明書も読まずに始めたおかげで、ユニットの動かし方もわからず、死んだら復活しないということも知らず(ドラクエみたいにザオリクとか教会で生き返ると思ってた)、ひどい有様でプレイしておりました。私がプレイしたことがあるのは、暗黒竜と光の剣、紋章の謎、外伝、聖戦の系譜です。やっぱり暗黒竜~がいちばんかな。そしてファミコン版で。しかし、ひとたびコツを覚えると、まさに「ドツボにはまる」ゲームでした。戦略練るのは楽しいし、キャラの相関図もけっこう練りこまれていて面白いし、いわゆる「経験値稼ぎ」的工程が大好きな私にとっては、本当に飽きないゲームだったのです。1コマ・1ターンの移動が命取りになる、そのスリルがたまらなかった!ユニットがクラスチェンジしたときは嬉しかったなあ。ファミコン時代なので、馬に乗る・降りるの選択もなく、最強パラディン軍団を作って悦に入ってました。後、スーファミで出たときは泣く泣く勇者軍団に切り替えましたが…(でもカインだけ特別枠)。しかし、ラスボスがこんだけ弱いゲームもあんまりないかなあ。え、レベル上げすぎ?ドーピングしすぎ?すみません、ちょっとオタク的な話になっちゃいました。見たことある方、います?しかし、ゲーム界の内情なんぞ知らなかったので、横井さんが亡くなっていたことも、加賀さんが最初のころしか関わっていないこともまったく知りませんでした…。
2009.01.28
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風邪引いてダウンしておりました。吐き気と胃痛と熱でうんうんいいながら、コンポから垂れ流していたのが、The Uglysuit。オクラホマのバンドです。まだお若い。レーベルはTouch & Goです。マイスペで聴いたときから、これは相当いいなと思っていたのですが、アルバム通して聴いてみると、本当に素晴らしいです。愁いを帯びたブルージーなメロディに、重なり合ったギター(メンバーがみんなギター弾いているようですね)は、失われた古き良き時代を思わせるようです。突出しすぎないヴォーカルも良いし、時に変則的な曲の展開は、聴いていて飽きません。ピアノがけっこういいとこ持って行きます。主旋律ではないけれど、確実な存在感。インストゥルメンタルナンバーを聴いていると、ジャム・ロック・バンドといってもいいかなと思ってしまうくらいカッコイイです。静かに始まり、徐々に熱を帯びていき高みへと到達するその過程には、陶酔してしまいます。「Chicago」は名曲です。アメリカらしい土のにおいがして、物語のように幻想的です。ボートラのアコースティックバージョンは、バンジョーが効いていて秀逸です。良い意味での古さを感じるのは、音だけでなくそのルックスも。なんかもふもふした感じの子が多くて好き(笑)。マイスペこれを去年買っていたら、私の年間ベストは変動していたに違いありません。あ、Thrillsの持っているレトロ感を思い出しました。
2009.01.28
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タイトルパクリました、ごめんなさい。先日のSpiritualizedのライヴ会場で買った、J Spaceman and Matthew Shippの「SpaceShipp」。Matthew Shipp?誰?というほどジャズ音痴というか何も知らないので、今回初めてMatthew Shippの名前を知りました。曲は2曲しか入っていません。しかもタイトルは「Inner」と「Outer」。「Inner」はひたすらアンビエントな電子音が30分以上鳴り続けます。ドローン。ドローン。ドローン。単調かと思いきや、これがとっても心地良いやわらかなノイズです。「Outer」には、Matthew Shippの涼やかなチェレスタがぽつんぽつんと足跡を残し、その下の方でSpacemanのもよもよ~っとした音が鳴っています。こちらの方が、爽やかな印象すらあったりします。Spiritualizedのライヴで、すっかりスペーシーな音(笑)が気に入ってしまったので、いつものローテにこういうCDを加えてみるのも、とても刺激的で気持ちいいです。私が買ったこの盤には、「いちおう」Jasonのサインが入っています。「? Spaceman」と書いてあるんですが、それがまたちっこくて、しかも鉛筆書き(笑)。なんというか、Jasonだなと思えば納得です。
2009.01.25
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最近はじっくり腰をすえて音を聴いていないなあ、と思います。いろいろコンポで回ってはいるんですが、「コレ!」と書くには聞き込みが足りない…。こんな感じでローテ。Razorlight / Slipway Firesこれはすごいかもしれない。ジョニー・ボーレルってすごい人だったのね。Franz Ferdinand / Tonight安心して聴けちゃうセクシーダンスロック(笑)。すきすき。踊りたい。J Spaceman and Matthew Shipp / SpaceShippSpiritualizedのライヴ会場にて購入。1曲が17分くらいあります(笑Rivers Cuomo / Alone 2テキトーっぷりが大好き。でもメロディは無茶苦茶良いよね、リヴァース。Silent Alliance / The Spirit of an Age to Comeやっと買えた…!!The Starlets / Surely Tomorrow You'll Feel BlueThe Starlets / Further Into Night ForeverFastcutさんに入荷したのをすかさずゲット。ちょっと高いし迷いに迷ったんだけれど、やはり買わねば!と。そしてそれは大正解でした。Uglysuit / Uglysuitやっと買えたその2。期待以上に良いアルバムです。レトロ感とサイケ感がいい味出してます。Georgie James / Places身近の強力レコメンにより購入。なんで素通りしてたんだー!!と後悔。さ、サドルクリークだったのね…Hotel Costesの11もよろしいです。中古市で買ったDeacon Blueに泣かされたりしています。しばらくはこれでもちそうです。でも、Fleet FoxesとかNoah and Whalesとか聴きたいな…。James Kirkも買ってないし。People In Planesも。あ、Bon Iverも!古いとこではSquireとPurplesもなあ…。
2009.01.24
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昨年のサマソニで見て衝撃を受けた、Spiritualizedの単独公演1日目、リキッドルームに行ってきました。インビテーションが出ていたらしく、入りはまあまあ…な感じでしたが、前方はやっぱり気合いの入ったファンが詰め掛けていました。サマソニでは、陣取る位置を見事に間違え、Jasonのオシリしか見えない状態だったのですが、今回は真ん中へ。これならJasonもサポメンたちも見えます。こんな感じほぼ定刻で開始。直前には、ステージ袖で談笑するJasonの姿も見えたりして、なんだかドキドキしました。Amazing Grace。そうです、このサイケデリックな轟音ですよ。全身が耳になったみたいに、聞き入っていました。一曲の尺がかなり長いSpiritualizedですが、それでまったく飽きるわけもなく。コーラスの黒人のお姉さんたちのパワフルな声も素晴らしかったです。この人たちがいてこそ、音にいっそうの厚みが出るのでしょうね。そしてサポメンたちのカッコイイっぷりとすさまじい演奏は、もう圧倒的でした。今まで見てたライヴのサポメンたちの中で、いちばんすごいなあと思わされました。ギターがすごいのです。Jason見ないでそっちを見てしまった曲もありました。ギュインギュインするしワウワウするし、全身全霊で弾いている感じがしました。ベースの子はなんだかとっても若そう。ステフォのRichardを可愛くしたらあんな感じ(笑)。キーボードの人はクールなたたずまいで目がハートになりましたし(苦笑)、ドラムはスキンヘッドで超カッコイイ(え?)!!宇宙遊泳が聴けたのは感激でした。ぞわぞわっと鳥肌が立ちました。Come TogetherにWalkin' With Jesusはやっぱりカッコイイです。轟音でロック、これ最高。ラストのTake Me To The Other Sideは圧巻…!!ひたすらバカでかい音を鳴らし続けて、あっちの世界へ行きかけてる感ありまくりのJasonは、やはり素敵なのでした。何にいちばん驚いたかって、Jasonが喋ったり(サンキューだけですけど)、手を叩いたり、笑ったりしたことです。相変わらずTシャツはヨレってましたけれど、そこも味です。どのへんだったか忘れてしまいましたが、ライヴの最中、ギターをかき鳴らしながら天井を仰いだJasonが、にやっと笑った瞬間がありました。私の位置からだと、サングラス越しの表情もわりと見えたので、彼がすごくいい顔をしていたのが脳裏に焼きついています。音でトリップするというのは、まさにこのライヴのようなことを言うのだと思います。ライヴが終わって初めて時計を見ました。2時間過ぎていました。時間なんてものは、Spiritualizedのライヴには似合わない。その概念をすっぱりと消し去ってしまう、すさまじい迫力に満ちたライヴでした。昨年に引き続き、今年も1月から素晴らしいライヴを見ることができました。眼福、耳福。
2009.01.23
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今年最初のライブ、すさまじかったです。 ゴキゲンなジェイソン・ピアース。サンキューって言った!笑った!! 轟音を浴び続けて、ふと時計を見たら九時半でした。時間の経過も忘れるほど、一心不乱に聞き入り、見入ったライブでした。
2009.01.22
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remaking America聞いていて、じんわりとした安堵が漂ってくる、重厚なスピーチだった。これからアメリカがどうなっていくのか、彼がどうしていくのかはまだまだ未知数かもしれないけれど、何にせよ、頼もしいリーダーの誕生は、とても羨ましいことだ。国民性の違いかもしれないが、私たちはかつて政治に期待したことがあるだろうか。政治家のスピーチなんて、嘘ばっかりだと信じて今まで生きてきた。そして、失望感をいつしか政治への無関心へと同化させて(すりかえて)しまったのだ。だから、あんなふうに、涙を浮かべながら、あるいは微笑みながら、耳を傾けている人々の姿を見ると、本当に羨ましくて仕方ないのだ。0時くらいから3時まで、ネット中継を見ていた。ラッキーなことに、私が見ていた局は非常に軽くて、画質もとても良かった。CNNなど主要局はおしなべてダウンしていたらしい。さすがネットに関する第一人者のアドバイスは的確だった。感謝だ。今まで、アメリカのことなんて、人並みかそれ以下にしか関心を持たなかった。でも、今はもっと知りたいと思う。多くの人々が失望することのないように、私の大切な人が失望することのないように、アメリカの新しいリーダーには力強く国を導いていって欲しいと思うのだ。
2009.01.21
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0時くらいからずっとワシントンの様子見てました。さて、寝ますか。
2009.01.20
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永遠の少年という形容がさらっと似合っちゃう草野マサムネくんは、本当に魅力的な人だと思います。中学生のときだったかな、すごく綺麗な目をした人がすごく素敵な曲を作れるって、ホントすごいなあと、やたらすごいすごいと思ったわけです。そんなマサムネくんももう40代。でも、見た目も声も音楽も全っ然老けてないところが、もはやバケモノの域じゃないかと思ったりします。優しくてあったかくて、ちょっぴり(いや、けっこう?)セクシーなスピッツの詞を読むと、昔も今もドキドキしますね。昔は、オトナの世界垣間見ちゃったぞというドキドキ、今は…いろんな思い出に胸をつつかれたり、今の自分を考えたり。さざなみCDに詰まった、どれもこれもピュアでキラキラした曲たちを聴いていると、涙が出そうになります。聴き終わっても、それこそさざなみのように、メロディと思いが押し寄せてくるのです。ギターポップではありますが、私が普段聴いている洋楽のギターポップとは明らかに異なる部分があると思います。やはりそれは、私が日本人だからか、こういうメロディ進行は私的に鉄板なんですな。次が予想できるコード進行。これって、安心して聴ける要素のひとつなんじゃないかと思うのです。それって悪いことじゃないと思うし。このアルバムの詞には、抜きん出て好きなものがあります。「桃」と「不思議」、「魔法のコトバ」かな。「桃」の、「永遠という戯言に溺れて」「他人が見ればきっと 笑いとばすような よれよれの幸せを追いかけて」というフレーズはたまらないです。よれよれの幸せっていうところに、なんともいえない共感を覚えてしまいました。「不思議」と「魔法のコトバ」は、いろいろありまして、聴くたびにぐっときてしまいます。ああ、また涙ぐみそうだ…!しばらく浸りたいと思います。
2009.01.19
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ベルギーで結成されたデュオ・The Tellers。ここ日本でもやっと国内盤「Hands Full Of Ink」がリリースされました。まだハタチそこそこの二人ですが、いろいろな国でCMタイアップなどがついているらしく、実力は折り紙つきみたいですね。彼らの音を形容するに当たって、実にたくさんのアーティストが引き合いに出されています。でも、冒頭から名前を挙げていくと、変な先入観や偏見がもれなくついてきそうなので、もう少ししたら出すことにして、と。基本はアコースティック・サウンド。でもこれが実に心地良くノレる、アコースティック・ロックなのです。1曲目「If I Say (Die With Me)」の、甘~くてちょっぴり懐かしささえ漂うイントロで、心はすでにガッチリとつかまれていたりして。だって、「僕と死んで、僕と死んでおくれよ」と情けない歌詞をとびきりのメロに乗せて歌ってしまうんだもの…。知らず知らずのうちに身体でリズムを取ってしまう、いつの間にかニコッとしてしまう、そんな素敵なメロディが、これでもかというくらい詰め込まれています。どこか懐かしさを誘われる要素が散りばめられているからか、なんだかとっても嬉しくなってしまうのです。パブ・ロックとは毛色は違うと思いますが、バーの隅っことかで演奏されてたら、それも似合ってしまうかなと思います。そういう、敷居の低さ、人懐っこさが大きな魅力だと思います。新人特有のキラキラしさはないかもしれません。けれど、こなれているくせに嫌味がない。聴いていると、あーいいアルバムかも、とふと思う瞬間が何度もあります。ま、見目麗しい二人なので、キャーキャー言われそうですが(苦笑マイスペKooks meets KOC、Libertines、Babyshambles、Jack Penate、Cajun Dance Partyなどなど…ホントにいろいろなアーティストが引き合いに出されています。中でもLibertinesという声は多いかも。あ、ここで引く人多数と見ました(笑でも、そんな私もLibertinesの足跡を見てしまったひとりです。けど、もっと地に足がついた、まともな子たちだと思います。
2009.01.17
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もう髪の毛もかなり伸びてきて、寝ぐせもつきやすくなっていたので、今日は美容院へ行ってきました。もちろん担当はいつもの方で。とりあえずショートボブにしたい、という要望しかなかったので、細かいところはほぼお任せにしました。いつものようにアヴェダでシャンプー&マッサージしてもらって、もうここで眠い…担当のIさんはホントに話も面白いし、美容師らしくない美容師な雰囲気で、大好きです。面白い話をしながら、サッサッサ~と仕上げてくれます。見事。こんな感じになりましたwith Paul師匠アヴェダのドライレメディーのおかげで、髪はとっても健康です。もう染める気にもならないし、伸ばす気にもならないので、きっとこのへんの長さのままでいるんだろうなあ。JILLにも顔を出したら、春物が沢山入荷していました。どれも可愛くて目移りです。ペールブルーとオフホワイトのボーダーニットと、デニムのショートパンツです。ニットは、ケーブル編みになっているところと春らしい色使いが気に入りました。ショートパンツは、裾にちょこっとフリルがあしらわれているのがポイント。色が黒なので、甘すぎなくて良いです。デニムは一年中使えるし…。今まで黒一辺倒でしたが、今年はもうちょっと明るい色のコーディネートに挑戦しようかな、と思っているところです。
2009.01.15
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ブログはバカみたいにキチキチ更新しているんですが、先週は盛大にハラを壊し、元々の休日とハラ痛による休みとで、ほぼ一週間仕事を休んでおりました。急性腸炎に近いような感じで、ひどい目に遭いました。今もまだ胃腸は本調子ではなく、多少前屈みになりつつ(苦笑)仕事をしています。腰にホッカイロを背負ってみたり、ハラマキをしてみたり、せめてもの抵抗です。一週間働かないと、完全に仕事の調子も狂ってしまい、要領は悪いし脚はガクガクするし、けっこう困ったものです。やっぱり3勤1休くらいのペースがいいのかも。タワレコのワゴンで見つけてきたChris Taylorくんに癒されております。メロが泣かせてくれるとことか、昔のmaeとか、最初のころのCopelandとか好きな人なんかにもいいかな、と思ったりします。The Tellersもなかなか良かったです。うんうん、たしかにLibertinesがアコギポップしたらこうなりそうかも。新譜がぽろぽろ出ていますね。Razorlightの国内盤が気になります。Riversは予約したから買います。来週のFranzも楽しみ。兄貴がどこかから掘ってきたJames Kirkのアルバム、とっても良いそうなので欲しいなあ…。
2009.01.13
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最近、ロックを聴いていないなあと思います。圧倒的にSSWばかり。もしくはポップ。先日、ずっと気になっていたDUNEを聴く機会があったのですが、これがまったくもってピンと来るものがなく…。そして、こういう風に考えたくはないけれど、どんどん出てくる「ロック」バンドの音にときめくことがなかなかなくなってしまいました。年を取ったということでしょうか。背筋を駆け抜ける衝撃と痺れの感覚が、今ではなかなか思い出せません。何度でも聴きたくなるポップ・アルバムには割と出会っているのですが、何度でも聴きたくなるロック・アルバムにはご無沙汰です。そうだなあ、去年で言ったらやっぱりOasisが出たあたりまでかなあ。ズキューンと痺れるロックに出会いたいと切望する今日この頃です。Blur再結成ということで、Blurのベストなんぞ聴いてみました。私はふだんまったくBlur聴きませんし、全然良いとも思ってないんですね(グレアムソロだけ別)。でも、昔より多少聴けるかも。意外と。でもやっぱり牛乳パックの歌がいいんだけど。
2009.01.12
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フィラデルフィア出身のSSW・Amos Leeの3rdアルバム「last days at the lodge」を聴いています。たぶん、1stか2ndどちらか持っている…ような…(曖昧なのは、私が自分で買ったわけではなく、ツテで私のところに来たからなのです)。レーベルはブルーノートなのですが、ジャズテイストが前面に押し出されているわけではなく、ブルース・フォークっぽい雰囲気の作品に仕上がっていると思いました。引き合いに出すのはあまりに安易すぎますが、Bob Dylan。コーラスがついてちょっと艶やかな感じの曲もあり、スムースでジャジーな雰囲気の曲もありますが、やはり基本はフォークっぽいアルバムです。バックで鳴っているギターの音がやけに気になって(鈴の音のように綺麗な音なのです)、いろいろ見てみたら、ペダル・スティール・ギターの音のようでした。弦楽器に関してはまったく知らないことだらけで恐縮。詞も対訳片手に読んでみました。直球というには少しためらいが含まれた、オトナなラヴソングに、おそらく現在の世界情勢へのもどかしさや怒りをこめたもの、痛みや困難へ立ち向かう不屈の思いなどなど…魂(ソウル)という言葉は、アーティストに対して使うことは一般的に少なくないと思います。それが果たしてその人にふさわしいかどうかは別ですけれど、Amosは、「魂」で歌っている人だな、と私は思いました。アーティストの意向ということで、一切の解説が載せられていませんが、もしかしたら、これは、純粋に「歌」を聴いてほしいという思いからなのかな、と推測してみたり。ホントに潔いほど解説がないのです。ボートラは蛇足ということが多いのですが、珍しいことに、これは当たりです。「dignified woman」という曲ですが、サビに向かって朗々と歌い上げるAmosの歌声と、どことなく郷愁を誘うフォークなメロディが、涙腺を緩ませます。効果的に入ってくるキーボードもいい。Amosの声は豊かで伸びやかで、さりげない説得力があるような気がします。残念ながらこのボートラは国内盤のみなのですが、これのために国内盤を選ぶのは大いに「アリ」だと思います。本当に素晴らしい曲です。ギター一本で自分の世界をつくり出すには十分すぎる実力を持っている人だと思います。武器は自分の声と楽器ひとつでいい、そういうスタンスが根底にあるアーティストが、私は大好きです。マイスペ
2009.01.12
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さっき、liricoさんのブログを見てきたら、Tamasチャイナツアーの詳細決定と書いてありました。北京・上海はまあ当然だろうと思いましたが、なんと!杭州が入ってる~!!!詳細ページ(中国語)興奮したから地図も貼っちゃう。しかもここって曙光路!?めちゃくちゃわかる…!!懐かしい、数年前、私は毎週のようにこの道を通って市内へ遊びに行っていました。この道をまっすぐ行ったら、私が中国語をいちおう学んでいた大学へ行けます。興奮がおさまりません。そしてあのときの記憶がよみがえってきます。辛くて早く帰りたいとばかり言ってたのに、今ではなんだか良い思い出。みんな何してるんだろう。王子元気かな。チョニィは?アイちゃんは?あややは?もう、ホントに懐かしい。いま、杭州のCMが頻繁に流れてますよね。きっとすごく変わったんだろうな。行きたいな。
2009.01.09
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たしか、FLOORを読んでいて気になったアーティストでした。スウェーデンのハウスミュージックプロジェクト・Stalker Studio。Gustaf Karlof、Alexander Stahle、Malin Dahlstromの3人です。GustafはKARLOFというシンガーとしても色々なアーティストの作品にゲストしています。AlexanerはStockholm Cycloとして、MalinはDisdishdanceというアーティスト名で活動しています。…って、Stockholm Cycloって、数年前に私すっごく聴いていた記憶が…まさかこんなところでつながるとは、驚きです。それもそのはず、彼らがこのアルバム「Keep Me Warm」をリリースしたのは、Irmaから。数年前の私は、ちょっとしたアルバイトでIrmaの音源を片っ端から聴いていたのです。そのときは全然ピンと来なかったんですが…(苦笑マイスペで、自分たちの音楽を「Lindstrom meets ABBA」と称するStalker Studio。妙に説得力があるぞ、と、アルバムを何度も聴き返すうちに思いました。冷たく無機的な音が鳴っていながら、ABBAのようにゴージャスで艶やかなメロディが絡んでくるのです。1曲目から4曲目の流れは、華麗すぎて文句のつけどころがありません。やっぱりキーとなるのはシングルカットされている「Are You Comin'」かな。とびきりセクシーで、メロウで、中毒性のあるコーラス。ずっと流していたいくらいお気に入りです。「Steppenwolf」は、ディスコっぽいビートがきいていて、けっこう聴きやすいなあと思います。ABBAが出てくるくらいだから、シンセの音がどことなく80年代っぽいときもあります。第一印象としては、「うわーオシャレくせえ!」だったのですが(笑)、北欧ギターポップやエレクトロニカに通じるところも多分にあることに気付き、あまり仕切りなく聴いています。北欧系の音楽のことを書くときはいつも言及してしまうのですが、冷たさと透明度ではどこの国のアーティストの音もかなわないなあと思ってしまいます。こればかりは、土地柄なんでしょうか。Stalker StudioマイスペStockholm CycloマイスペDisdishdanceのマイスペは重くて開けませんでした…
2009.01.09
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もし記事にしてたらすみません(汗)Sandfish Recordさんよりリリースされている、Scott Fisher & 1 a.m. Approach「Step into the Future」。実はここのレーベルのアーティストはかなり好きです。去年(だったかな?)、渋谷のタワレコにできていたSandfishさん特集コーナーでお友達と試聴して、キャー!とテンション高くなって買いました。ギタリストBob Dunham、ドラマーEnrique Gonzalezの二人が加わって、1 a.m. Approachというバンド形式になっているようです。冒頭の「Step into the Future」のイントロがとても印象的です。一瞬、これはジャズかはたまたR&Bか?!と思わせる、力強いピアノの音色は、一気にこちらの心をぐっと引き寄せます。そしてScottの少しハスキーな声がとても良く合うのです。セクシーなファルセットがいっそうそれを引き立てて、単なるピアノSSWの域を脱しているなあと思いました。Ben Foldsや、雰囲気的にJason Mrazの3rd。素直でキラっとしたピアノソロは、同じレーベルからリリースされているGabriel Mannにも通じるような。私が気に入っている「Shades of Blue」はR&Bでもジャズでもなく、真っ向勝負な歌モノ。素直すぎて涙が出そうです。かと思えば次の「3,000 Years」は、ブルーノートでも聴けそうな雰囲気のスタイリッシュナンバー。そして、個人的にはこれが群を抜いた存在だと思う、「Forgot About The Stars」。優しいピアノのイントロから、他とは違う閃きを感じました。「きみは星の輝きを忘れてしまった」「きみは道に迷っちゃったんだね」と語りかけるように歌うScottの声が、しみます。輝き方を忘れて、どうにもこうにもならなくて、どこへ行って良いかもわからない。そんなとき、「頑張れ、きみならできる」と言わずに、ただ優しく寄り添うように「迷っているんだね」と言われたら、泣かずにいられるでしょうか。私はそういうふうに言われたい。頑張れ、と言われたらきっと逆ギレしてしまうし(笑)。なんか、これってGabrielの記事を書いたときもこんなこと言ってたような気がしますけれど。最後を飾る「This Song」に、Scottがこのアルバムにこめた思いが集約されているように思いました。「This song is for all the problems, all the problems I cannot mend」愛、友達、夢…自分のそばにあるもの、これからやってくるもの、過ぎ去ってしまったもの、それらすべてに、Scottは自分の思いを語り、ときには激しくぶつけています。その思いの強さが、それぞれ個性豊かなこのアルバムの曲たちを、とっ散らかった仕上がりにしていない最大の要因かな、なんて思いました。ピアノの鍵盤を叩く、その一音一音から、強い思いが伝わってくるアルバムです。力強さとあたたかい優しさ、ちょいとセクシーな香りをまとった、大人の一枚ではないかと。マイスペPaul AbroさんやWAZさん(さん付けしたくなる)のアルバムも持っているので、いずれは記事にしたいなあと思っています。
2009.01.08
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マットさんことAqualungのニューアルバム(と言っていいのか)「Words and Music」をやっと聴きました。けっこうAqualungファンを自認していたのにこの有様…いつの間にかVerve Forecastにレーベルが移ってたり、収録曲が実は新曲少なかったりと、マットさんにとってはきっといろいろあったのかなあ、と推測しながら聴きました。「Slip-Sliding Away」って、これはポール・サイモンの曲なんですね。しっかりAqualungの曲だと思っていました。前作「Memory Man」は、悪くはなかったですが、その前二枚のシンプルさや繊細さが多少薄れてしまい、残念に思ったのが正直なところです。けれど、この四枚目(とカウントすることにします)は、その繊細さが戻ってきたように感じられるのです。やはりマットさんはこうでないと。あの素敵に湿ったメロディは、こうでなくてはいかんのです。それでも、新曲「Mr. Universe」なんかは、瀟洒なアレンジがVerveのアーティストっぽいな~なんて(偉そうに…苦笑)と思ったりしましたが。ジャジーでソウルっぽいところとか。実はけっこうお気に入り曲です。話は逸れますが、Verveには私の大好きなTeddy Thompsonがいますね~。レーベルメイトだなんて嬉しいかも。相変わらず弟ベンが制作に関わっています。本当に仲が良いんですねえ。ベンとキムさんも合わせて、3人でAqualungですね。ああ、クアトロで見たライヴが懐かしい。可愛いマットさんとカッコイイベンとクールなキムさん、また観たい。
2009.01.07
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以前の日記でも触れたことのある、シェフィールドのバンドMonkey Swallows The Universeの1stアルバム「The Bright Carvings」を、昨年の暮れに手に入れました。2ndアルバムが大好きだったのです。そして、ヴォーカリストNat Johnsonがソロ活動を始めたことを聞いて、1st欲しいなあと思ったわけです。久々に訪れてみたマイスペでは、MSTUは活動停止だと…しかもそれが数ヶ月か数年か、はたまた永遠かはわからない、なんて声明が出されていました。そんなわけで、感傷を抱えて聴いた「The Bright Carvings」。Natの透明感ある声に一瞬で魅了されます。優しく始まる1曲目「Sheffield Shanty」は、どことなく夜の匂いを感じさせる、しっとりとしたナンバーです。「Jimmy Down the Well」も好きな曲です。これはとてもベルセバっぽい雰囲気。そこからちょっとダークな質感の曲が続きますが、パッと視界が開けるように、キラキラとしたジャングリーなギターがいきなり切り込んでくる「You Yesterday」の爽やかさといったら…!そして、ほのかな光とほろ苦さをにじませた「22」や、美しさにもう溜息しか出ない「Beautiful Never」…。1stの方がよりマイナーかつフラットな曲調が多かったような気がします。そしてMSTUの特徴でもあろう、カントリーっぽさが随所に見え隠れする、素朴で人懐っこいメロディは、私の心を癒してくれるのでした。MSTUマイスペNat Johnsonマイスペちなみに、MSTUのギタリストKevinは、Natのソロにも参加しているようです。
2009.01.06
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昨年のベストソングにいまさら言及してみます。あくまでベストアルバムではなく、1曲。ドイツを拠点にしているらしいデュオ・It's a Musicalの「The Music Makes Me Sick」です。可愛らしい青ジャケと曲タイトルにひかれて聴いてみたら、これがたまらん。イントロから踊るピアノとキーボード、とびきり可愛いVoとコーラスは、誰だって笑顔にしてしまうポップの魔法です。心躍る音楽とは、まさにこの曲のような音楽のことを言うのだと思います。スウェディッシュ・ポップのような可愛らしいポップたちは、良いんだけれど曲の粒がそろいすぎて結局印象が散漫になってしまうこともあるのですが、It's a Musicalのこの曲は、突出しているので、絶対覚えてしまうはず(多少の凸凹があるのでベストに選んでいないということもあるのですが・苦笑)。とにかく、この曲は心の底から「サイコー!」と思えます。何度でも繰り返して聴きたいです。PVもすごく可愛いのでぜひ見ていただきたいです。Videoマイスペよし、今年はもっと偏見なく女性Voを聴くぞ!
2009.01.05
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すごく好きなのに、まだライヴには一度しか行ったことがないSoulwax。2manyでもけっこう来日しているのに、どうしてもスケジュールの巡り合わせが悪く、いつも観ることができません。だからなのか、フジで見たライヴが、とても鮮明に頭に残っています。DVD+CDでリリースされた「Part Of The Weekend Never Dies」。実はまだ肝心のDVDを見ていないんですが(汗)、CDの方を聴いてけっこう満足してしまっていたり。やはりSoulwaxはライヴです。ライヴCDでこれだけテンションを上げられるのって、なかなか他にはないと思います。Oblivion BallのUnderworldのやつも良かったけど、それ以上に私はSoulwax(と2many)に興奮するのです。低い電子音が体に気持ちいい。こういうのがいいんです。最近ダンス・ポップ・ロックが脚光を浴びているけれど、私はやっぱりヴォーカル少なめのエレクトロクラッシュが好きですね。数年前のエレクトロクラッシュブームのときはワクワクしたものですが、うーん、結局戻ってくるのはココだったりします。Justiceだとゴージャスすぎる。Digitalismだとお利口すぎる。Simian Mobile Discoはちょっと端正(メガネは好きですよメガネ)。その点Soulwax(2many)は適度にセクシーで適度にお下劣で、適度にクール。そんな気がするのです。あとは、単純に、プレス写真がカッコイイから(笑)。
2009.01.05
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2日から本日4日までせっせと仕事に励んでおりました。ただ、体調が最悪この上なく、貧血でフラフラでした…。それでも、特別手当が出る年末年始なので、休まず頑張りました。出勤前に、同じフロアで開催されている古書の市に行ってきました。これは毎年年始の恒例イベントで、私ももう何年も前から通っています。本日の収穫は、古代オリエント文明 / P.アミエ 鵜飼温子訳愛の妖精 / ジョルジュ・サンド 宮崎嶺雄訳危険な関係(上)(下) / ラクロ 伊吹武彦訳阿片 或る解毒治療の日記 / コクトー 堀口大學訳ラスト・タイクーン / フィッツジェラルド 大貫三郎訳トレインスポッティング / アーヴィン・ウェルシュ 池田真紀子訳最後のロシア大公女マーリヤ 革命下のロマノフ王家 / マーリヤ大公女 平岡緑訳狂王ルートヴィヒ 夢の王国の黄昏 / ジャン・デ・カール 三保元訳以上です。個人的にルートヴィヒリヴァイヴァルな時期だったので嬉しい収穫でした。ああ、ヘルムート・バーガーが演じたあれが懐かしい…相変わらず仏文学が好きです。露文学はちょっと重たくて、英米文学は軽い感じ。仏文学のねっとりとした恋愛模様がいちばん好きだったりします。そして何よりエレガント。コクトーのこれ、堀口大學氏の訳ということもあって買ってしまいましたが、旧字体ですっごい読みにくい…たしか、ワイルドの獄中記もそんなだったような覚えが。読むのに時間がかかりそうです。これらに加えて、読み続けている塩野七生さんのローマ人の物語シリーズがあるので(まだ半分しかいってない…)、休憩時間は格好の読書時間になることでしょう。
2009.01.04
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あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願い致します。新年早々、ケータイのメール着信音を、「Heaven knows I'm miserable now」にしてみました。めでたくないめでたくない。いろいろありまして、昨年半ば過ぎくらいから、思うように書けない日々が続いています。同じアルバムをかなりの回数で聴きこんでいるのに、言葉が出てこないのです。実に歯がゆい。今年はもうちょっと頑張りたいなあと思います。自身の文章力、語彙力向上のために。お正月ということで、いつも以上に自堕落な感じで一日過ごしました。頭の中ではSuedeの「Lazy」がぐるぐる。「you and me all we want to be is lazy...」でした。お笑い見たりお菓子食べたり、昼寝したり。今年はどんな年になるかなあ。○英語をもっと勉強する接客用語なども、必要性を感じるときがあります。そしてリスニング力の向上…いや、スピーキングも。忘れかけの中国語もどうにかしたいけれど、無理かなあ…。○新しい音楽だけでなく、古いものにもっと目を向ける自分がいかに何も知らないかを強く感じた昨年でした。○買い控え服をね(苦笑)。○いま興味を持っていることを、掘り下げる知的好奇心を失いかけています。その活力さえ失ったのかと思いましたが、そんなんではいけない。いろいろと頑張らなくちゃ、と思います。
2009.01.01
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