不安とプライドと自己嫌悪

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テーマ: 鬱病(2271)
カテゴリ: 鬱と戦う生活記
今日であれから10年が経つ。

あれから人が生きる死ぬということに関わるような大きな事件をいくつも見た。
それでもやっぱりわたしの中であの震災は特別だ。

今日は通信教育の提出日。
情報処理試験対策講座である。
はっきり言って受かる自信はない。が、ノルマとして毎年受けている。
やる気を見せるために受講した通信教育だったが、予想以上に難しくて困っている。
最近、なんだか頭も鈍くなった気がするのに。

それでも提出日には間に合わせるべく、昨夜は3時までコリコリやっていた。
眠い。今日は会社では居眠り街道まっしぐらだな・・・


***
案の定今日は丸一日、居眠りばかりしていた。
どんなに頑張っても起きていられなかった。
おまけにアトピーが顔を出して、全身痒くて仕方ない。
外はお天気が良くて、お散歩日和で、空気に冬の匂いがした。なんとなく古い歌を思い出した。
心細くなって、それがどんどん膨らんで、耐えられなくなったので配偶者(仮)にメールを送ってしまった。
彼はすぐ返事をくれた。超多忙なのに。彼は優しい。涙が出そうだ。
わたしはどんどんダメになっていく気がする。
もう回復期で、鬱の残した残滓を片付けさえすれば、元に戻れるような気がしていたけれど。

わたしはどんどんダメになっていく気がする。
どうにか転落を止めなければ。

***
昔々。
わたしには親友たちがいた。

みんなで同じテレビを見て、同じ本を読んで、同じ歌手が好きで、
同じものを楽しいと思い、同じものを美しいと思った。
あんまりいつも一緒いにたから、それが当然だと思っていた。


そこに欺瞞はなかったか?
本当にわたしはそのテレビを、本を、面白いと思っていたのか?
彼女たちはわたしよりも敏感にそれに気づいて、だんだんと離れていった。

あるとき遊ぶ約束をした。
その日の朝、電話がかかってくるはずだった。
何時にどこに集合、それを一人の子が決めて、伝えてくれるはずだった。
わたしは着替えて髪をとかしてリボンを結わえて電話を待った。
携帯電話も普及してなくて、子機もコードレスじゃなかった時代だ。
わたしは電話の前に張り付いて待っていた。

電話はかかってこなかった。

夜になって、彼女たちの一人から電話があった。
彼女たちはわたし抜きで一日遊んでいたらしい。
今から帰るとこ、電話はそう言っていた。

そのときに怒ればよかった。
どうして誘ってくれなかったの? 約束したのに。
言えなかった言葉は心の底にわだかまって、やがてわたしたちは壊れた。
15年も昔の話。
わたしがほんの子供だったころ。

それ以来、人生が転落気味な気がしている。
15年かけてのゆっくりとした転落。






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Last updated  2005/01/17 08:47:58 PM
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