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さて今日は株式投資本オールタイムベスト148位 黄金の掟(ジョン・ボイク著、パンローリング、2009年) の第6弾です。 今日は、私がめちゃんこ尊敬している前世紀の偉大なモメンタム投資家である、 第3章 ジェラルド・ローブ から。この章は最高です。本書中でベストの出来と思いますね。 ジェラルド・ローブは1899年に生まれ、サンフランシスコの証券会社の債券部門で働いていた1921年に投資を始めた。セールスはあまり肌に合わなかったようで、投機・投資・通貨、不動産、経済などについて書かれたものを片っ端から読んでいた。 E・F・ハットン社では株式ブローカーの職を得たが、1924年には永住の地となるニューヨークに転勤となる。会社ではやがてパートナーとなり、1962年に株式会社への組織変更がなされたあと、取締役副会長の職に就く。 ローブは新聞のコラムニストや相場記者として知られるようになり、その記事はバロンス誌、ウォール・ストリート・ジャーナル誌、インベスター・マガジン誌などに掲載された。 1935年には有名な「ザ・バトル・フォー・インベストメント・サバイバル」(パンローリング)を著した。初版で20万部以上売れ、1957年には読者からの要望に応えて改訂版が出された。1965年にも書き加えを行って再度改訂版を出版しているが、基本戦略については、初版との間に実質的な違いはない。 同書が本屋の店先に並ぶのと同じころ、別の有名な本が出版された。ベンジャミン・グレアムの「証券分析」(パンローリング)である。グレアムは、バリュー投資の生みの親と評されており、同書はバイ・アンド・ホールドの投資家にとってバイブルとされている。 相場でのアプローチに関して、グレアムとローブほど対極的な位置にいる人物はいない。どんな投資法が賢明で成功をもたらすか、投資スタイルが異なる両者は対照的な見解を見せる。長い歴史のなかで、成功したバリュー投資家は多い。なかでも一番有名なのは、もちろんウォーレン・バフェットだ。しかし、ローブもその生涯で株式市場から何百万ドルもの富を得ている。 バフェットは、株や会社への投資を長年にもわたって継続する長期投資家と目されている。一方、ローブは株式市場を”戦場”だととらえていた。 我々バリュー投資家にとっての「聖書」とされるベンジャミン・グレアムの証券分析の初版が出版されたのが1934年で、モメンタム投資家にとっての「教典」とされるジェラルド・ローブの「投資を生き抜くための戦い(ザ・バトル・フォー・インベストメント・サバイバル)」の初版が出版されたのが1935年と言うのは極めて暗示的です。 両書共にその後90年以上読み継がれるベストセラーとなったわけですが、それはこの2つの本に共通して 「リンディ効果≒時を超える力」 があったからです。 そして2025年現在の今ではバリューとモメンタムは両方共に有効な「ファクター」であることが学術的に証明されています。でも2人の偉大な天才は、90年前にその「市場の真実」に既に気付いていたということなんですね。くー、痺れるくらいにカッコいいです。 今日はグレアムとローブの2人に敬意を表して両書の私の過去書評を大サービスで貼っておきます。万一未読の方はこの機会に是非ご覧下さい。 証券分析 (ベンジャミン・グレアム+デビッド・L・ドッド著、パンローリング、2002年) ベンジャミン・グレアムは「バリュー投資の父」であり、「世界最高峰の投資家ウォーレン・バフェット」の直接の師匠でもあります。我々バリュー投資家にとってまさに「聖書=バイブル」であり、全955ページという至高の大ボリュームを誇る、この証券分析(SECURITY ANALYSIS)の書評を書くことは、この株式投資本オールタイムベストシリーズの大きな目的の一つでもありました。ようやく納得のいく書評を書き上げることが出来て、感無量です。1. 総論2. 全ては平均回帰する3. 適度な分散は必要4. 特殊な会計処理によって利益を出している会社は危険5. グリッチ6. PERとは恣意的な基準7. 夢の向こう側 投資を生き抜くための戦い (ジェラルド・M・ローブ著、パンローリング、2010年) 1. 投資で成功するには投機的な心構えが必要 特にお勧め!!!2. 分散投資は問題 3. 株の買い方のコツ 4. 損切りの大切さ お勧め5. 株をいつ売るか お勧め6. 株式市場には常にチャンスがある7. ローブの考える「なぜ買うか?」8. ローブの考える「なぜ売るか?」 この本は真の傑作です。言葉の1つ1つが深く、それが真実であると言う重い響きがあります。生き残りのディーリングと双璧を成す株式投資本の最高峰 ですね。 (続く)
May 31, 2025

いやあ今年2025年ですが、早くも5か月が経過しました。月日が流れるのは本当に早いですね。 さて今月ですが、IDやパスワードがフィッシング詐欺やマルウェア感染によって流出して乗っ取られる不正売買が急増したことへの対策で、5月3日にメインで使っているSBI証券の口座をロックしました。 ただロックしてしまって実際の売買が出来ない状態になると、株式投資に対するモチベーションが目に見える形でみるみる下がっていきました。「どうせ売買しないんだから、開示情報見たって仕方ないよな。」みたいなダルダルメンタリティーに陥ってしまったのです。 そのため「やっぱり傍観者でいたら絶対にダメだ。市場の最前線でリスクをとって戦わないと最速でダメ人間になってしまう。」と痛感し、5月26日にマーケットに復帰しました。ポートフォリオ全体を見渡しながら、命金を懸けて毎日期待値をやり取りするこの鉄火場こそが「自分が輝ける、命を燃やすことが出来るかけがえのない闘技場」であることを改めて再認識しました。復帰後は大量のアドレナリンが出たのか、すぐに元の自分に戻りました。(汗) それでは皆様、来月もよろしくお願い申し上げます。
May 30, 2025

さて今日は2024~25主力株概況シリーズです。63位 7337 ひろぎんホールディングス(東P、3月優待) ◎~◎◎ PF時価総額63位の上位銘柄は、広島銀行が核となって2020年10月に新たに誕生したひろぎんホールディングスです。地銀界では「相対的には最上位の一角」に位置する名門企業ですね。 現在の株価は1247円、時価総額3807億円、PBR0.74、自己資本比率は4.3%(国内11.14%)、今期予想PER、配当利回り4.3%(54円)で、優待は下記の通りです。 公益財団法人ひろしま美術館の招待券2枚のメルカリ平均落札価格は800円、優待ギフトカードは500円相当なので、100株保有時の総合利回りは、5.4%(54+8+5=67円)とかなりのものです。 今日は私の優待ギフトの過去の選択例を2つ見ておきましょう。 1つ目は5000株優待品の「フルーツ詰め合わせ」です。 ちょっと今までに見たことがないくらいに豪華で煌びやかな内容で、正直びっくりしました。まるで「果物の宝石箱」みたいですね。(汗) どれも滅茶うまかったです。 2つ目は、1000株優待品の「広島八天堂セット」です。ワイは八天堂のパンが大好物なのです。何故かというと、雲みたいにフワフワしていてそれでいてどことなくしっとりとしていて、非常に美味しいからです。 くくく、、、多過ぎて食べきれないや。。。 5000株優待品と1000株優待品のコラボショット。 おいしーーーーーーーーーーーーーい。 さてひろぎんHDの優待では、上記のカタログギフトにプラスして、「公益財団法人ひろしま美術館の招待券2枚」も貰えます。そしてこの美術館は、1978(昭和53)年に創業100周年を迎えた広島銀行が「地域とともに歩んだ歴史の記念事業として設立したもの」なのですが、お客さん、この美術館が結構凄いんですよ。何故かというと「お宝級」の絵をたんまりと握りこんでいるからです。ちょっと一緒に見てみましょう。 入り口からしてオーラがあります。「ひろぎんHDはガチで力があるんだなあ。」と実感しますね。 中に入ります。 ここは何と常設展は写真撮影OKなんですよ。 なので、ここからは特に素晴らしい絵をいくつか見てみましょう。 何と言っても最初はこれ。ゴッホがその死の直前に、狂気で揺らぐ命の炎の極限の状況下で描き上げた最晩年の傑作「ドービニーの庭」。ゴッホの本物の絵はPBR何千万倍で滅茶苦茶に高価なので、持っている美術館と言うのは日本には数えるほどしかありません。その貴重な1枚がここに。 近くで見ると、物凄い迫力があります。「天才」ってこういう事なんだなあ、1枚の平面に自分の過去と現在と未来を凝縮して並列で表現できるんだなあ、と良く分かります。 ちなみに「ゴッホの絶筆ではないか?」とも言われるこの最晩年の傑作、「ドービニーの庭」の秘密についてはこちらの記事が詳しいです。↓↓↓ 「ドービニーの庭」 広島にあるゴッホ最晩年の傑作|知られざる日本のすごいアート シャガールの「ヴィテブスクの眺め」。 ピカソの「四人の水浴する女」。 あぁ、素晴らしい絵が多いです。どれか1つだけでもいいから、是非お家に飾りたいですね。(笑) ちなみに、特別展の方も凄くいいです。前回訪問した時には「ヨシタケシンスケ展」をしていました。これまた写真撮影OKだったので、こちらの様子もちょっとだけ一緒に見てみましょう。 ほうほう。 えらく親切ですね。 あぁ、これは良く分かる。株も買う前が一番楽しかったりしますからね。 それは助かります。 いや、それはどうかな。。。 この絵本は面白かった。 気づいたら、あっという間にもう出口。 楽しかったなあ。。。 、、、すいません、悪い癖が出てちょっと長くなってしまいました。 さて以上をまとめるとひろぎんHDは、地銀上位で指標的に安くかつ高い総合利回りが出ているキャッスルエクセレントな銘柄です。そのため現在私の、 優待地銀株バルクプロジェクト2025 の重鎮銘柄となっています。 これからも現行の優待制度が続く限り、ポートフォリオ上位で楽しくホールドしながら応援していく予定です。2024~25主力株概況シリーズ 免責事項2024~25主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに絶対に必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこい独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きますよう、伏してお願い申しげます。
May 29, 2025

さて今日は通常の2021~25PF概況シリーズです。 565位 7646 PLANT (東S、9月優待) ◎ PF565位は、北陸地盤で近畿等にも展開し、郊外で衣食住を格安販売する超大型スーパーセンターの先駆であるPLANTです。 現在の株価は1480円、時価総額114億円、PBR0.68、自己資本比率は39.8%、今期予想PER7.57、配当利回り5.1%(75円)、総合利回り5.7%(75+10=85円)で、優待は「1年以上の継続保有を条件として」100株保有で1000円相当の自社電子マネープリペイドカード(3年以上継続保有の場合は2000円相当)です。 PLANTは遠い遠い昔には 主力級 で戦ったこともあるのですが、その時には全く結果を出せませんでした。 自分はPLANTのような成長力がなく、利益率も低く、しょぼくれた銘柄を「指標的に強烈に安い」というだけで愛してしまうから、投資家として勝ちきれず大成出来ないままでここまで来てしまったのだと思います。 そして同時にPLANTのような指標的に十分に安く、超不人気な銘柄を粘り強くホールドしていける精神力があったから、ここまで退場することなく市場で生き残っても来れたのだと感じています。 PLANTは私の投資家としての短所と長所を同時に併せ持ったような銘柄なんですね。
May 28, 2025

さて今日は2024~25主力株概況シリーズです。62位 9418 USEN-NEXT HOLDINGS(東P、2・8月優待) ◎ PF時価総額62位の上位銘柄は、旧母体USENが傘下の持株会社であるUSEN-NEXT HOLDINGSです。 現在の株価は2179円、時価総額3930億円、PBR4.37、自己資本比率は36.7%、今期予想PER22.08、配当利回り0.6%(14円)、総合利回り3.4%(14+60=74円、100株優待は私の独自判断で3000円で換算)で、優待は100株保有で年2回、自社コンテンツ配信サービス90日間利用料無料、1000株保有で同1年間無料などです。 ところで私はかなり前から、「テレビ、中でも特に地上波は、ワイドショーやニュース番組を筆頭に人間の妬みや不安などの負の感情を掻き立てて視聴率を上げることを目的とした、品性下劣の極みで見るに堪えない番組が多過ぎる。テレビをつけっぱなしにして受動的に見ていると、人生に広範かつ致命的なマイナスの影響を及ぼす。」という判断の下に、「極力、地上波を見ない。」ようにすることを強く意識してきました。 ただご飯を食べるときの「お供のエンターテインメント」として良質な動画コンテンツが欲しいことに変わりはなかったので、次善の策として2015年にサービスを開始したTVer(ティーバー)を利用して比較的まともな番組を選んで流すようにしていました。 ただそれでも頻繁にノイジーなCMが大量に入ることも含め「薄まっても毒は毒」であり、私は更に考えて投資本を早く配送してもらうために元々入っていたアマゾンプライムで、評価の高いアニメや映画を厳選して見るようになりました。 、、、、アマプラを「ごはんの友」のメインに据えて数年が経過したのですが、次第に「アマプラでは見れない名作」が沢山あることに気付くようになりました。 その後4年くらい前に「そうか、USEN-NEXT HOLDINGSを1000株買えば、ずっと無料で動画配信サービスのU-NEXTにアクセスできるんだ。」ということに思い当たり、それですぐに1000株買ったのでした。(→気づくのが実に遅い!) そして2023年になって、U-NEXTはパラヴィ(TBS&テレビ東京系の動画配信サイト)を買収して傘下に収め、更にパワーアップしました。 さて日本のテレビ局には主なプレイヤーとして公共放送のNHKと5つの地上波民放キー局の合計6つがあります。そして戦闘力が劇的に増した今のU-NEXTではこの中の半分にアクセス出来ることになりました。 具体的に言うと、サイト内のパラヴィボタンからTBSとテレ東のバラエティ・報道を中心とした人気番組の過去コンテンツが多数見れるのと、NHK見放題パック(月額990円)に加入すると様々なNHKオンデマンドの番組が楽しめます。そしてUSEN-NEXTHDを1000株持っていれば毎月1800ポイント(1800円相当)が自動的に貰えるので、それを使って実質的に無料に出来ます。 つまり、 USEN-NEXTHDを1000株保有していれば、日本のテレビ局6つの中の3つ(NHK・TBS・テレ東)を制圧できるわけで、これはもう言ってみれば日本の半分≒大体東日本くらいを征服したも同然 という事です。U-NEXTは凄いことになっているんですね。 私は現在U-NEXTで、TBSだと「水曜日のダウンタウン」、マイナーな所では「サンド伊達のコロッケあがってます」、「憧れの地に家を買おう」、テレ東だと「NIKKEI NEWS NEXT」、「WBS」、「アド街ック天国」、NHKだと「世界ネコ歩き」をよく見ています。どれも滅茶面白いです。 さてUSEN-NEXTHOLDINGSは指標的にはかなり高いですが、事業内容も成長力も優待も、その全てが魅力的で✨キラキラ✨に輝いている素敵な優待グロース株です。 また個人的には「TBS&テレ東連合」を傘下に引き入れた今のU-NEXTには、動画配信サイト界の巨人、NETFLIXに匹敵する総合戦闘力があると考えています。そのため現行の優待制度が続く限り当然このままホールド継続の予定です。2024~25主力株概況シリーズ 免責事項2024~25主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
May 27, 2025
本日、SBI証券の口座フルロックを解除し、砲弾飛び交う日本株市場の最前線へ一兵卒として復帰いたしました。 ちなみに解除したのは、日本株の現物及び信用取引だけで、それ以外の外国株、スマホ株アプリ、ハイパーSBI、投資信託は全てロックの状態としました。自分にとって「どうしても必要」な生命線だけを開けた形です。 解除した理由ですが、「SBI証券での不正アクセスが減ってきている」という情報を得たことが1つ、そして更に切実なものとして「現場に復帰しないと自分の投資家としてのモチベーションが、もう保てない」ということがありました。 私は5月2日に口座をフルロックしました。SBI証券の仕様上ログインは問題なくできるので、その後も毎日いつも通りにログインして持ち株の状況を隈なく見張ってはいました。 ただ、現実の売買が出来ないので明らかに株式投資への熱意が1日1日と冷めていくのを実感していました。多分レーシングドライバーがリザーブドライバーに降格して「気持ちが落ちてしまう」のと同じことが起こったのだと思います。 あんなに楽しかった日々の開示情報チェックがだるくて億劫に感じるなどの異変が生じてきていました。それは過去25年間1度も感じたことのなかった感覚で、正直かなり動揺しました。日々の適切なプレッシャーが不足することによって、タレブの言う「逆ホルミシス状態」 に陥ってしまったのだと思います。 なので早くも5月10日くらいには、「これはまずいな。ロックを解除して早く戦線に復帰しないと現場感覚を失ってヤバいことになってしまう。」という危機感がムクムクと育っていました。そして自分の感情とマーケットへの熱意の低下をモニタリングしながら「もうここが限界。これ以上は絶対に無理。」と思ったので、本日砲弾飛び交う戦場へ舞い戻って参りました。(汗) 今日は溜まっていた売買を狂った様にしましたが、脳汁がドバドバと出るのがはっきりと分かりました。「あぁ、やっぱり株式投資は楽しいな。自分はここにいないとダメなんだな。」と痛感しました。 ということで、今日からワイは「通常営業モード」に戻りましたので、皆様引き続きよろしくお願い致します。
May 26, 2025
さてSBI証券に電話してオペレーターの方に色々と質問したので、今日はそれを個人的なメモ書きとしてまとめておきます。内容はラフな殴り書きで更に私の主観も含むので正確性は保証しません。ご了承ください。 まず一番気になるのは「SBI証券での不正アクセス被害は減っているのか?」ということです。それについては、「セキュリティアップのためのデバイス認証とFIDO認証のやり方についての問い合わせを現在山のように頂いている。(対応済みのお客さんが増えることによって)不正アクセスは減っている傾向にあるという印象を持っている。」とのことでした。 次にSBI証券でロックできる項目ですが、日本株(現物と信用のどちらかもしくは両方を選べる)、外国株(個別の国設定はできない)、スマホ株アプリ、ハイパーSBI、投資信託、FXが「選べるロック項目」ということでした。オペレーターの方によると、「使わないようであれば、スマホ株アプリとハイパーSBIはロックしておいた方がより安全」ということでした。 後、ロック中であっても為替取引は出来るようです。というか、自分は完全ロック中に009540韓国造船海洋のウォン建ての配当金を円転できるかな?と思ってやって見たら出来ました。ちなみに何故試してみたかというと「金欠」で苦しかったからです。(汗) 以上です。問い合わせ殺到で大変お忙しい中でSBI証券のオペレーターの方には大変親切に手稲に対応して頂きました。この場を借りて深い感謝とお礼を申し上げます。
May 25, 2025

さて今日は2021~25PF概況シリーズです。564位 1743 コーアツ工業(東、9月優待) ◎ PF564位は、橋梁工事中心の中堅で、官公需8割、九州地盤のコーアツ工業です。 現在の株価は1471円、時価総額34億円、PBR0.35、自己資本比率は59.4%で有利子負債は0、今期予想PER5.62、配当利回り2.4%(35円)、総合利回り3.1%(35+10=45円)で、優待は100株保有で9月株主に1000円相当のクオカードです。 コーアツ工業は超低PBRですし、財務状態も鉄壁ですし、PF中位としてはめちゃんこ良い銘柄であると考えています。
May 24, 2025

さて今日は株式投資本オールタイムベスト148位 黄金の掟(ジョン・ボイク著、パンローリング、2009年) の第5弾です。 今日も、第2章 バーナード・バルーク から。 バルークの手法 彼がトレードに必要だと信じていた能力は、自分自身を偽らないこと、そして正しいときと同じくらい間違えるときがあると認めることだった。 彼の言葉でよく引用されるのは、「どんな投機家も毎回正しいということはあり得ない。それどころか、半分正しければかなり良い平均成績をたたき出せる。10回のうち3~4回しか当てることができなくても、間違ったときに直ぐ損切りする分別があれば一財産築けるはずだ」というものである。 またバルークは、人から聞いた言葉として「眠れるレベル」まで売るという言い方をする。これは、株のことが心配で夜も眠れないようなら、持ち株を売って減らす必要があるということだ。売ったほうがいいという直感が働いたときは、余分な心配をしなくてすむようにその直感に従うべきということだろう。 この「眠れるレベルまで売る」と言うのは実に良い表現と思いました。 命の次に大切な財産を賭けて戦うマーケットの世界で「夜、眠れない」と言うのは、投資家としての器量を超えた危険な勝負をしている、体が最大限の警戒信号を発していることに他ならない訳です。 その状態から眠れるレベルまでポジションを落とすというのは実に理に適っていますし、相場の世界で長く生き抜いていくのにとても大切なことだよな、と改めて肝に銘じました。(続く)
May 23, 2025

さて今日は2021~25PF概況シリーズです。本当はもっと上位だったのですが、ブログの下書きの片隅に埋もれていたのを発見したのでここで出しておくものです。563位 3034 クオールホールディングス(東P、3月優待) ○ PF563位は、調剤薬局上位のクオールホールディングスです。 現在の株価は1832円、時価総額713億円、PBR1.20、自己資本比率は31.8%、今期予想PER9.83、配当利回り2.5%(46円)、総合利回り4.1%(46+30=76円)で、優待は100株保有で3000円相当のカタログギフトなどです。 「昔ながらおとなの肝油ドロップ」を選びました。 なつかしー。小さい頃家に置いてあって、よく盗み食いしてたなー。 御利益ありそー。 大人になって食べても美味しいなー。 さてクオールHDは、指標的な割高感もありませんし、地味ながら成長力もありますし、PF中位としては十分に良い銘柄であると考えています。
May 22, 2025

さて今日は2024~25主力株概況シリーズです。61位 8381 山陰合同銀行 (東P、3月優待) ◎~◎◎ PF時価総額61位の上位銘柄は、山陰地盤で鳥取、島根で預金高1位の山陰合同銀行です。地元ではウルトラスーパーパワーを持つ銘柄ですね。 現在の株価は1296円、時価総額2034億円、PBR0.63、自己資本比率は3.9%(国内11.89%)、今期予想PER9.39、配当利回り4.3%(56円)、総合利回り4.4%(56+1=57円)で、優待は1000株保有で1000円相当のVJAギフトカードです。 ただし1年以上継続保有(株主名簿に連続3回以上記載)の場合、優待は鳥取・島根県特産品5000円相当にランクアップするので、私は当然それを目当てに2018年3月に1000株買いました。 そしてその後株価が順調に下落し超低PBRになったので、2021年3月に更に4000株追加しました。そのため現在は優待MAXとなる5000株を保有しています。 さてそれでは今日は過去の優待品をいくつか見ておきましょう。山陰合同銀の優待は地元の特産品てんこ盛りで滅茶苦茶内容が良いです。 まずは2023年の優待品です。10000円相当の「お魚ぎっしりセット?」を選びました。凄い分量です。↓ 次は2022年の優待品です。10000円相当の「ゆでずわいがにまるごと調理セット」です。 蟹が、カニがぎっしり。! まずは鍋でいただく。 次の日の朝のかに雑炊も美味い。 お味噌汁にも豪快に入れちゃうもんね。 次は2021年の優待品です。10000円相当の「天然本まぐろセット」を選びました。 特製タレで漬け込んでまぐろ丼にしたのですが、これが美味しかった。文字通り「ほっぺたが落ちる」寸前で、大脳皮質がトロけましたね。 何度でも、永遠にリピートして食べたいくらいの美味しさだったのですが、あっという間にまぐろが枯渇してしまいました。 いやあ、山陰合同銀の優待は凄いです。地銀優待界でもトップクラスと思いますね。 さて以前にも言及しましたが、最近の私は低PBR、低PER、魅力的な優待の3拍子が揃った地銀株を多品種買い集めて、その行く末を勝手に生暖かく見守ろうという、 優待地銀株バルクプロジェクト を立案&実行中です。 ここで改めてプロジェクトについて説明をすると、これは現在の株式市場で不人気セクターとなっている地方銀行株の中で、指標的な割安感が濃厚でかつ優待内容に力のある銘柄を多品種&少量ずつ買い集めて「ひとかたまり」として運用し、その中期パフォーマンスを楽しく愛でて見ようという、 逆張り系優待族としての出自を賭けた、遊び心と冒険心溢れるビッグプロジェクト です。(笑) そしてその大切な上位構成銘柄である山陰合同銀行をこれからも楽しくホールドしながら応援していく予定です。2024~25主力株概況シリーズ 免責事項2024~25主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
May 21, 2025

さて今日は2021~25PF概況シリーズです。562位 3892 岡山製紙 (東S、5月優待) ◎ PF562位は、中・四国地盤の板紙中堅で王子HD系の岡山製紙です。 現在の株価は1467円、時価総額81億円、PBR0.54、自己資本比率は70.9%で有利子負債は0と財務はピカピカ、今期予想PER8.84、配当利回り2.0%(30円)、総合利回り2.4%(30+5=35円)で、優待は100株保有で500円相当のクオカードなどです。 岡山製紙はやや株主還元が物足りない感じはしますが、指標的には割安であり、PF中位としては特に問題のない銘柄であると考えています。
May 20, 2025
さてXを見ていると、投資家は以前に比べてより短期視点になり目の前に見えている利益を追い求めるようになっています。少し長めの視点を持っている方でも見ているのはせいぜい「四半期先」で、「今は全然だめだけど、2~3年先には良くなりそう」みたいなアイデアは全く人気がありません。 いや正確には人気が無いどころではなく、そんなアイデアを披露しようものなら鼻で嗤われ嘲笑されるというのが現実です。そしてこういう「刹那な短期志向」は初心者から凄腕迄、あらゆる投資家に広く蔓延しています。 私はずっと以前から「2~5年視点の中期投資家」を標榜しているのですが、自分のモノの見方と99%の市場参加者の見方の「ズレ」を以前よりも強く激しく感じるようになってきています。そして自分ではこれは「極めて大きな優位性」であると思っています。 ただ同時に、私が発信する内容について、「オメー、何ポエマーかましてんの?」と感じられる方がどんどん増えているという確かな実感もあります。。。 そこで今日は私の投資哲学の根本のところについて少しだけ説明させて頂きます。一言で言うと私は、ほぼすべての投資判断において、「迂回戦略」を強く意識しています。 この迂回戦略(Indirect Strategy)は、元々は軍事戦略の概念で、敵の強みを避け、弱点を突くことで優位性を得るアプローチです。 これを株式投資に応用する場合、競争の少ないニッチ市場や時価総額の僅かな小型株を狙う、市場のトレンドを避けてむしろその時点で最も人気のないセクターを狙う逆張りアプローチを取る(代表例は 優待地銀株バルクプロジェクト や 優待メディア株バルクプロジェクト )、長期的な成長テーマに不人気な時から前乗りする(代表例は 優待リユース株バルクプロジェクト)あたりです。 自分はこういう「人とは違うやり方」を非常に好む投資家です。100人が住む村があって、99人が楽しく焚き火の周りで語り合っているときに、1人だけ人気のない洞窟に行って座禅を組んで瞑想にふけっても全然気にならない、むしろそれで心が安らぐと言う様な、やや奇特な習性の持ち主です。中世以前の前近代的な時代に生まれていたら大変な目に遭っただろうと思います。 なので、皆様方に置かれましては、私がこの「迂回戦略」を最上位の投資哲学において戦っている投資家であるということ、そしてこのブログで披露している投資アイデアの多くは「光の当たらない、月の裏側から見た少し先の未来」を意識したものであり、「短期的に儲かりそうなアイデアは意識的に避けているのでほぼ皆無」であることを御認識戴いたうえで、閲覧いただきますように伏してお願い致します。
May 19, 2025

さて今日は、2024~25主力株概況シリーズで紹介してきたポートフォリオTOP60銘柄をまとめておきます。今シーズンも終盤戦なので、今日は過去に紹介してきた銘柄達のその後の命運を俯瞰し、最新の評価も一部に付記しておきます。 1~10位 1位の韓国造船海洋、2位のニッピは大きく上昇しましたが、両社共まだここから全然イケる、上を目指せると考えています。また6位の7228デイトナ、8位の6623愛知電機、9位の3181買取王国は依然として非常に安いと思いますね。 11~20位 この中では、11位の5283高見澤、18位の1438岐阜造園が依然として安いと思いますね。 21~30位 21位の4365松本油脂製薬、24位の9027ロジネットJ、26位の7485岡谷鋼機、27位の7614OM2と、ここは依然として激安銘柄が多いですね。 31~40位 この中では、31位の9057遠州トラック、36位の8043スターゼン、40位1301極洋が今でも安いと感じますね。 41~50位 指標的には激高なんですが、41位の3561力の源HDは大化けする可能性はあると思いますね。何故ならラーメンが圧倒的に美味いからです。 、、、前置きが長くなりました。それでは次に51~60位を見ていきましょう。51位 2418 ツカダ・グローバルホールディング ホテル部門が絶好調で、「攻めの投資」として抜群に面白い銘柄と思いますね。52位 5832 ちゅうぎんフィナンシャルグループ ワイの優待地銀株バルクプロジェクトの重鎮銘柄ですね。53位 8367 南都銀行 奈良県「唯一の地銀」にして、県内融資&預金シェア5割と地元では圧倒的なパワーを誇る、「奈良県の帝王」ですね。54位 4676 フジ・メディア・ホールディングス 最強のファミリーオフィスである「村上ファンド」を始めたとした大量の強面のアクティビストがオラオラと集まってきており、今後どうなるのか全く分からない状況ですね。55位 7520 エコス いぶし銀で激渋ですが、いい銘柄ですね。56位 9404 日本テレビホールディングス 地味にHuluの優待新設は嬉しかったですね。57位 4754 トスネット ここは、将来的に大株主2位のセコムによるTOBが来ても不思議ではない感じが自分にはしますね。58位 9267 Genky DrugStores 既存店月次推移も好調ですし、成長意欲が強いですし、非優待株であるという極めて大きな減点材料を加味してもなお、PF上位で戦える総合戦闘力を維持していると考えています。59位 7167 めぶきフィナンシャルグループ 地銀上位で、力のある銘柄ですね。60位 3001 片倉工業 私は「会社を丸ごと買い取って後でバラして売ったら凄く儲かる片倉的な銘柄」が、「控えめに言って大好き」ですね。 以上、2024~25ポートフォリオTOP60銘柄のまとめ でした。2024~25主力株概況シリーズ 免責事項2024~25主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに絶対に必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこい独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きますよう、伏してお願い申しげます。
May 18, 2025

さて今日は株式投資本オールタイムベスト148位 黄金の掟(ジョン・ボイク著、パンローリング、2009年) の第4弾です。 今日は、第2章 バーナード・バルーク から。彼は1870年に生まれ1965年に94歳で亡くなっているのですが、投資で大成功しただけでなくアメリカ政界に進出してフィクサーとしても強大な権力を手に入れました。 ちなみに彼は第二次世界大戦後の1946年に国連原子力委員会の米国代表に選ばれ、「バルークプラン」によりアメリカの核独占による世界平和を唱えました。冷戦という言葉を初めて用いた一人であり、それが戦後の世界情勢を意味する言葉として認められた事実は彼の特権的な地位を証明しているとされています。(この部分ウィキペディアより一部引用) つまり、資金力・政治力・健康力の3つのスーパーパワーを誇った偉大な男だったわけで、我々株クラにとって1つの ロールモデル となる存在です。 そういったこともあって私は以前から「いつかはワイもバルークの様な男になりたいな。」と思って尊敬しているのですが、残念ながら日本語で手に入る書籍でバルークに言及したものはほとんどありません。なので、このボイクの1冊はとても貴重な存在となります。それでは始めましょう。 ウォール街に足を踏み入れてから5年が過ぎた32歳の時点で、彼は320万ドルの財産を築いており、成功者という高い評価を固めつつあった。 35歳のバルークは、だれもが認める投機家であり大富豪であり、かつ資本家としての名声も確立しつつあった。以前の失敗を繰り返すことなく、一生懸命働き、絶えずリサーチと研究を行うことで、若くして並外れた金持ちになったのだ。 バルークは公職に就いたときにウォール街でのトレードを止めたと噂されたが、実際にはマーケットの観察やトレードも行っていた。ただ、すべての時間をトレードにあてることはなくなっただけである。彼自身、株式トレードと国家への奉仕への間でバランスのとれた生活を気に入っていたようだ。 推定によれば、相場が天井を付けた1929年の彼の純資産はおよそ2500万ドル。 彼が自分の生涯を著わした本は、1957年に、「マイ・オウン・ストーリー」という題で出版され、すぐにベストセラーとなった。バルークは充実して満ち足りた、報いの多い一生を送ったのち、1965年に94歳で亡くなった。 うおぉー、カッコいい。これは痺れる、憧れる。ワイもバルークみたいな投資家になりたい。 でも夢ばかり見ていても仕方ないので彼の大成功の要因を分析してみると、 バルークがモメンタム+バリューのハイブリッド型投資家だった ことが挙げられると思います。 具体的に本書から引用すると、 バルークは財務データに明るく、研究対象のファンダメンタルズを解釈するうえで、大いに役立った。今日の言い方に従えば、バルークはテクニカル派というよりは、ファンダメンタルズ派のトレーダーだったといえる。 とあります。 つまり、彼は攻めに強いモメンタム投資と守りの固いバリュー投資の両方が出来たからこそ、リバモアの様に致命的な落とし穴に落ちることなく、栄光に満ちた一生を送れたのではないか?と個人的には推察しています。(続く)
May 17, 2025
さて今日は2021~25PF概況シリーズです。561位 3180 ビューティガレージ (東P、4月優待) △ PF561位は、理美容機器や業務用化粧品の通販最大手のビューティガレージです。 現在の株価は1624円、時価総額207億円、PBR2.82、自己資本比率は50.8%、今期予想PER16.97、配当利回り0.9%(15円)、総合利回り3.4%(15+40=55円)で、優待は「1年以上の継続保有を条件として」100株保有で4000円相当の自社取扱商品です。 私はずっとここを持っていなくて、2024年9月にようやく参戦しました。なので優待を戴けるのはかなり先になります。指標的にはかなり割高ですが、成長性と優待パワーを加味すればPF中位としては問題のないレベルの銘柄であると現時点では評価しています。
May 16, 2025

さて今日は、2024~25主力株概況シリーズです。 60位 3001 片倉工業 (東S、12月優待) ◎ PF時価総額60位の上位銘柄は、1873年繊維で発祥し、現在は商業施設の開発・運営、賃貸等不動産が利益柱となっている片倉工業です。2019シーズンに53位で上位に初登場した銘柄ですが、安定的にその地位を維持して今期もここで出てきました。 事業部門別概況を見ると、「利益のほとんど」を不動産事業から上げているのが良く分かります。それ以外の事業はあんまり利益が出ていないですね。 現在の株価は2240円、時価総額789億円、PBR0.83、自己資本比率は62.3%、今期予想PER17.70、配当利回り2.2%(50円)、総合利回り2.7%(50+10=60円)で、優待は100株保有で1000円相当、1000株保有で2000円相当、3000株保有で4000円相当の自社製品などです。 五本指靴下、履くのがすごく難しい。。。 お指がなかなか穴に入らない。。。 さて片倉工業はとても長い歴史を持つ会社であり、賃貸不動産や保有している土地には膨大な含み益があります。 ちなみに2023年12月期の賃貸不動産だけで見ても、期末時価1261億円ー連結貸借対照表計上額期末残高280億円=981億円もの含みがあります。(上記データは2023年12月期有価証券報告書86ページより引用) 片倉工業は、2021年に 1株2150円でのMBO を目指していましたが、発表後1度も株価がMBO価格を下回ることが無く、結局不成立で失敗に終わりました。片倉経営陣が提示した価格はあまりにも不当に安過ぎると市場が判断したという事ですね。↓ ま、いずれにせよ、私は「会社を丸ごと買い取って後でバラして売ったら凄く儲かる片倉的な銘柄」が、「控えめに言って大好き」です。片倉の今後がどうなるのか、再度のMBOトライがあるのかは予測が付きませんが、このままホールドしながら戦況を見守っていく所存です。P.S. 五本指靴下、ちゃんと履けると、凄く気持ちいい。。。2024~25主力株概況シリーズ 免責事項2024~25主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次の、1つ上の無重力のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上かつ頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、死んだ目の魚になっていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものではありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも決して分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。魔法の水晶玉は残念ながら持ち合わせておりません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い、損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.000%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
May 15, 2025

さて今日は株式投資本オールタイムベスト148位 黄金の掟(ジョン・ボイク著、パンローリング、2009年) の第3弾です。 今日は、第1章 ジェシー・リバモア から。「ミスター・モメンタム」の超絶イケメンで、その波乱に富んだ人生でも有名ですね。 ちなみにリバモアについて詳しくない方は、是非この機会に彼の唯一の自筆書である 「リバモアの株式投資術」 もお読みください。驚くほど分かりやすくて勉強になる1冊です。ワイの過去書評も大サービスで貼っておきます。↓44位 リバモアの株式投資術 (ジェシー・ローリストン・リバモア著、パンローリング、2017年) 本書は、伝説の相場師だったジェシー・リバモアがその死の直前の1940年に「遺書」として書いたものです。そして同時に、リバモアが自ら執筆した唯一の本ともなります。その有効性が統計的に証明されている「モメンタム投資」の考え方が良く分かる、まさに「時を越える名著」ですね。1. 総論2. バリュー → モメンタム戦略 お勧め3. 投資よりも投機の方が安全4. けっしてナンピンをしてはならない5. 新高値は更新と同時に買い6. 正しいかどうかは相場に聞く 、、、すいません、いつもの癖で脱線しました。本文に戻ります。。。 30歳のころには、素晴らしい成功を収めることも多くなった。このころに確立したのが”試し玉戦略”である。そして、もうひとつの主要戦略が”増し玉”だ。増し玉は、本書に登場するほかの賢人たちも使う重要な戦略である。 増し玉とは「買った株が上がり続けるときに、さらにそれを買い足す」ことをいう。物を買うときは、普通できるだけ安い値段で購入したいと考える。よって、高値を買う増し玉の戦略は、当初多くの人に違和感を与えたに違いない。しかし、自分の判断が正しいと確信した時点で素早く株を買い足せば、さらに利益が見込めるのだ。 思惑どおりに株価が上昇すれば、そのこと自体が自分の判断の正しさの証明になる、ということを彼は確信した。そして、その証明さえ得られれば、株を追加して買い続けることをためらう理由はない。もとの利益が増えることに加え、さらに利益が上乗せされるのだ。 この「増し玉」は、私のような「シケモク系バリュー投資家」が最も苦手とする戦法ですが、うまく使えば飛躍的に投資パフォーマンスを改善してくれる、「抜群に斬れる刃物」でもあります。 そしてだからこそ、コテコテのバリュー投資家である私もこうやって必死にモメンタム投資について学び続けているんですね。(続く)
May 14, 2025

さて、今日は通常の2021~25PF概況シリーズです。560位 7421 カッパ・クリエイト (東P、3・9月優待) △ PF560位は、郊外型回転ずし『かっぱ寿司』を直営し業界4位で、今はコロワイド子会社となったカッパ・クリエイトです。 現在の株価は1507円、時価総額745億円、PBR6.86、自己資本比率は32.0%、今期予PER51.50、配当利回り0.3%(5円)、総合利回り3.9%(5+54=59円、優待は額面の90%換算)で、優待は年2回100株保有で株主優待カードのポイント付与、3000P(1P=1円)などです。 さて私はカッパと同じコロワイドグループの「にぎりの徳兵衛」でいつも優待カードを使っています。何故なら、値段はちょっと高いですがその分めちゃうまいからです。 このだし巻き卵がまた美味いんだよなあ。 後、「にぎりの徳兵衛」は高価格店で席も割と広いので、私は良く投資本を読みながらのんびりお寿司をつまんでいます。 投資本を読むと脳が大量のぶどう糖を消費するので、その補給のために最後はおやつも戴きます。 それにしても日本の回転寿司業界はカッパもくらもそしてもちろんスシローも、業態が洗練されかつ極めてコストパフォーマンスの高いメニューを提供していると思います。そして、日本国内だけでなく広く世界中で勝負していける高いポテンシャルを秘めているのではないか?といつも感じています。
May 13, 2025

さて今日は2021~25PF概況シリーズです。559位 5343 ニッコー(名メイン、3月優待) × (バリュー投資家としての評価) ○ (優待族としての評価) PF559位は、陶磁器食器の老舗で陶磁器、住宅設備機器、機能性セラミックが3本柱のニッコーです。 最近は 北陸地盤の総合商社である8285三谷産業 との関係を強化しています。 現在の株価は146円、時価総額44億円、PBR2.88、自己資本比率は16.5%と今百歩かつ利益剰余金は-、今期予PER28.08、配当利回り0%(0円)、総合利回り3.4%(0+5=5円、優待は私の独断で額面の50%で換算)で、優待は「6か月以上の継続保有を条件として」1000株保有で、10000円相当の優待割引クーポン券1枚などです。 ニッコーは、利益剰余金マイナスで厳しい財務状態にいますが、そういったシビアな環境にいるとは思えないほどに優待内容は最高です。今日は私が過去に頂いた1000株優待品をいくつかピックアップして見ておきましょう。 ニッコー優待陶磁器の和風シラスペペロンチーノ ニッコー優待陶磁器の豚肉とキャベツの味噌炒め ニッコー優待陶磁器の麻婆豆腐 いやあ、改めてニッコーの優待品は素晴らしいですね。ここは前述の通り利益剰余金マイナスで高いリスクを持つ銘柄ですが、ま、「何かあったら親の三谷産業がおケツを優しく拭いてくれるんじゃないかな?」とちょっと甘い考えで思っています。 後、あまりにも優待内容が極上なので、それで脳がマヒして「パラライズ銀河」して「ここは優待族的にはどうしても欲しいので、なにかあっても自己責任で仕方がない」と覚悟していることもあり、今後も業績推移をしっかりと見ながらホールド継続の予定です。
May 12, 2025

さて今日は株式投資本オールタイムベスト148位 黄金の掟(ジョン・ボイク著、パンローリング、2009年) の第2弾です。 今日は、 はじめに から。 スポーツ、音楽、ビジネス、医学などと同じように、その他大勢の人々よりも卓越した少数者が生き残る。これも、株式相場だけが特別ということはない。 彼らの活躍した時期に違いがあるにもかかわらず、その戦略は、互いに非常に似通っている。 5人のトレーダーがトレードを行ったおおよその時期 この部分は2025年現在の視点で読むと非常に興味深いです。と言うのは、この本の初版である「伝説のマーケットの魔術師たち」は2005年に発売されているのですが、その頃には今の様に モメンタム投資がパフォーマンスキング であることは学術的に明らかになっていなかったからです。だからこの本でも5人はただ「トレーダー」と表記されているだけで、モメンタムのモの字も出てきません。 でも、マーケットで有効なファクターの解析が進歩した、全体を少し標高の高い所から俯瞰できるようになった今現在から見ると、彼らは全員がコテコテのモメンタム投資家なのです。 つまり、ここから理解できることは2つあります。1. 1997年にカーハートによってモメンタムと言う概念が発明されるずっと以前から、モメンタム投資は有効な手法だった。2. 「スポーツ、音楽、ビジネス、医学などと同じように、その他大勢の人々よりも卓越した少数者が生き残る」というボイクの表現から分かる通り、モメンタム投資には芸術や美術などの「アート」の要素が間違いなくある。 そして主に2の観点から、「超凡人」を自負している私はより分かりやすくて、PBR、PERなどのフォーマットがピシッと定まっているバリュー投資手法に軸足を置いて戦っています。でもだからと言って 「最強の投資手法」 であるモメンタム投資について学ばなくてはいいということには1ミリもなりません。 そして、自分たちがモメンタム投資家であるとは知らないままにその輝きに満ちた一生を駆け抜けた5人の勇者たちの足跡は、そのまま「マーケットの新たなエルドラド(黄金郷)」発見の物語でもあるんですね。(続く)
May 11, 2025

さて今日は株式投資本オールタイムベストです。第148位は、 黄金の掟(旧題 伝説のマーケットの魔術師たち ジョン・ボイク著、パンローリング、2009年) です。 この本は、ジェシー・リバモア、バーナード・バルーク、ジェラルド・ローブ、ニコラス・ダーバス、ウィリアム・オニールと言う、マーケットの歴史に名を遺す超一流のモメンタム投資家5人が「築き上げた戦略とルール」をコンパクトに一気に概観しようという小粋な一冊です。サクッと読めますし、その割に得るところが多いですし、良書と思います。 また特筆すべきは本書の値段の安さです。何と税抜きで700円。! 文庫本なのでこの価格なのですが、投資専門の出版社であるパンローリングの書籍は全体に高額であり平均的には4000円くらいはするので、その意味では驚異的にお買い得です。内容の充実度を考えると、「実質0円」と言って良いくらいだと思います。(笑) それでは次回からは本文に分け入って参りましょう。(続く)
May 10, 2025
さて今日は2021~25PF概況シリーズです。558位 7092 Fast Fitness Japan(東P、3月優待) △ PF558位は、米国の『エニタイム・フィットネス』を国内で運営している、Fast Fitness Japanです。 現在の株価は1440円、時価総額270億円、PBR2.05、自己資本比率は63.0%、今期予想PER14.98、配当利回り3.1%(45円)、総合利回り3.1%(45+0=45円、優待は2024年11月新設でまだ実質的な価値が不明なため暫定的に0円で評価)で、優待は100株保有で自社オンラインストアで使用できる15%の割引券2枚などです。 私は筋トレが趣味なので、その一環で業界大手のここについて学ぼうと思って参戦しました。今後の業績推移を注深く見守っていく予定です。
May 9, 2025

私のポートフォリオ最上位の一角を占める主力株の1つである 7932 ニッピ が本日唐突に、2025年3月期の大幅増配と株主還元強化を発表しました。年間配当金は220円からなんと487円へとジャンプアップすることになります。 そして同時に2025年3月期から2028年3月期までの4期間は、連続配当性向70%を継続するというアナウンスもありました。これまでのニッピは「決して開かない金庫銘柄」として有名な「超渋ちんちゃん」だったので、これはかなりのビッグサプライズでした。 ただニッピは元々「日本を代表するS級資産バリュー株」でもあったので、今の様な実質超低PBRが続けばいずれはアクティビストに狙われて喰い付かれる事態になっただろうと思います。なので今回の大幅株主還元強化は、「アクティビスト除けの先手を打っての自衛策」という側面もあるのかな?と個人的には感じました。 ま、いずれにせよ、ニッピは今日の終値5550円に対して配当利回り8.8%(487円)、総合利回り9.7%(487+50=537円)と驚異的な利回りとなったので、明日以降はいかに万年超不人気株とはいえ、株価は大きく上昇することになるだろうと思います。(上記データはかぶたんプレミアム+エレフォロ拡張より引用) 我々バリュー投資家というのは、「なかなか報われない」地味で退屈な日々を過ごしているわけですが、たまに今回のニッピの様な「正のブラックスワン」が訪れて、そこで一気にパフォーマンスを稼ぐことが出来ます。というか、正確には「負けないことを最重視して戦っているんだけど、同時に万が一のポジティブサプライズが起こればその報酬は非常に大きい」非線形なやり方をしているわけですね。 なので、今日のニッピのような「漆黒に輝くキラキラなブラックオニキススワン」がたまにはポートフォリオ上位から出ないとバリュー投資家稼業なんてとてもやってはいけないし、子飼いの大型魚から久々に当たりが出て良かったなーと心底ホッとしたのでした。
May 8, 2025

さて今日は久々に2024~25主力株概況シリーズです。59位 7167 めぶきフィナンシャルグループ (東P、3月優待) ◎ PF時価総額59位の上位銘柄は、茨城と栃木でシェア首位で、傘下に地銀大手の常陽銀行と足利銀行を持つめぶきフィナンシャルグループです。「優待株いけす」内の激烈な抗争を制して、2020シーズンに初めてのポートフォリオ上位進出を果たし、今シーズンもその地位を維持してここで出てきました。 現在の株価は655円、時価総額6465億円、PBR0.66、自己資本比率は4.5%、今期予想PER11.51、配当利回り2.4%(16円)、総合利回り2.8%(16+2.5=18.5円)で、優待は「1年以上の継続保有を条件として」1000株保有で2500円相当の地元特産品(カタログより選択)などです。 地元色の強い品々が並んでいてとても魅力的ですね。アイテムによっては「数量限定」になっているのも面白いです。 今日は私の過去の選択品をシャッフルしていくつか見ておきましょう。 茨城県産アールスメロン 良い紋様。 おじやとメロン。 ジューシーでうまい。 常陽牧場直送品 国産豚厳選素材 特選ギフト。 すごい量。! インスタント焼きそばに放り込みます。 いつもの1.2倍くらい美味い。! 「冷凍蒸しだこ」。 たこ焼きパーティーをしました。 ホクホクで美味しい。! さてめぶきFGは、指標的にもまずまず割安ですし、優待内容も上記の様に抜群ですし、依然としてポートフォリオ上位で戦うに足る銘柄であると高く評価しています。2024~25主力株概況シリーズ 免責事項2024~25主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
May 7, 2025

さて今日は2021~25PF概況シリーズです。557位 2937 サンクゼール (東G、3月優待) × (バリュー投資家としての評価) △ (優待族としての評価) PF557位は、食のSPA(製造小売り)で、FC軸に和食材『久世福商店』等を手掛けるサンクゼールです。 現在の株価は1489円、時価総額138億円、PBR2.97、自己資本比率は48.9%、今期予想PER35.37、配当利回り2.4%(35円)、総合利回り3.8%(35+21=56円、優待はメルカリ平均価格の額面の70%で換算)で、優待は「6か月以上の継続保有を条件として」100株保有で(1)2500円相当の自社製品詰合せギフトおよび(2)500円相当の優待券などです。 『久世福商店』は好きなタイプのお店で、ずっと以前から観察を続けています。とてもいいものを売っているとは思いますが、同時に「お値段未満」の価値の商品が多い印象でお客さんが以前より減っている感じが個人的にはしています。要は、「モノはいいけど、でも内容の割には高い」と思っています。 また同時に株価もファンダメンタルズに較べて著しく割高に感じていて私はこれまで手が出ずにいました。ただ4月上旬の「トランプ関税ショック」でマーケットがクラッシュしたときに色々な銘柄に安値で指値を入れていて、それに偶然引っかかっていて今回遂に参戦することになりました。 今後も『久世福商店』をしっかりとホルダーとして見張っていく予定です。
May 6, 2025

さて今日は2021~25PF概況シリーズです。 556位 8081 カナデン (東P、3・9月優待) ◎ PF556位は、三菱電機系商社でFA、ビル設備、インフラ、デバイスを手掛けるカナデンです。 現在の株価は1433円、時価総額322億円、PBR0.69、自己資本比率は59.7%で有利子負債は0、今期予想PER9.12、配当利回り4.3%(62円)、総合利回り5.0%(62+10=72円)で、優待は100株保有で年2回、500円相当のクオカードなどです。 カナデンは指標的にもまずまず割安ですし、総合利回りもしっかり出ていますし、PF中位としては十二分に良い銘柄であると考えています。
May 5, 2025

さて今日は2021~25PF概況シリーズです。555位 7856 萩原工業 (東P、10月優待→2026年廃止決定) ◎ PF555位は、樹脂繊維製品のほか機械部門も持ち、原糸からの一貫生産に強みがある萩原工業です。 現在の株価は1433円、時価総額213億円、PBR0.69、自己資本比率は68.1%と良好、今期予想PER8.95、配当利回り4.5%(65円)、総合利回り5.2%(65+10=75円)で、優待は100株保有で1000円相当の自社製品等(カタログより選択)です。尚優待制度は2026年最終となることが会社からアナウンスされています。 実際の選択例をいくつか御覧頂きましょう。「マスキングテープ10巻きセット」です。 色彩豊かで可愛いですね。。。 和みシート2畳(さくらいろ)です。お花見で使いましたが良かったです。 定番のクオカードです。 萩原工業は指標的に割安ですし、地味ながら成長力もありますし、上記の様に優待内容も魅力的ですし、PF中位では勿体無いくらいの良い銘柄であると評価しています。2026年予定の優待廃止も是非考え直して欲しいですね。
May 4, 2025
さて先月は我々株クラの世界ではIDやログインパス、取引パスを抜かれての不正アクセス、証券口座乗っ取りで話題騒然でした。私も取れる対策は色々と取っていましたが、同時に「肝心の証券会社のセキュリティがザルなので限界はあるというか、証券会社側が穴をふさいでくれないと全然意味ないよな。」とずっと思ってもいました。 メインで使っているSBI証券側の対策が最低限終わったのでこのタイミングで言及しますが、元々SBIには米国株アプリとバックアップサイトに穴がありました。両方とも、2段階認証をしていてもIDとパスだけで侵入できてしまう状態だったからです。 ただ4月26日にFIDO(スマホ)認証に対応した米国株アプリのようやくのリリース&強制アップデートがあり、そして我々株クラが大騒ぎした声が届いて5月2日にはバックアップサイトも急遽閉鎖されました。ちなみに私も電話でバックアップサイトの閉鎖を強くお願いしました。これでSBI証券に関してはおそらく大きな穴は塞がれたのかな?と現時点では認識しています。 ただ当初はバックドアが開いたままのお尻丸出しの状態で「使っている人がいるのでバックアップサイトの閉鎖は5月31日」とSBI側はのんびりし過ぎた説明をしており、私は「マジで頭がおかC。SBIには客の資産を守ろうという意思がほとんど感じられない。これは自分の身は自分で守らないといけない。」と危惧は強まるばかりでした。 、、、少し時系列が前後しますが、4月中旬位からXでの口座乗っ取り被害の報告が激増し始めました。そうこうしているうちに私がフォローしている投資家の中に、実際にお会いしたことがある方を含めてハックされた方が出てきました。自分は投資歴の長いいわゆるコサカス(古参の株クラ)を中心として大体500人くらいをフォローしているのですが、その中から3人がやられてしまいました。 仮に1か月で500人のうち3人が不正アクセスされるとすると、その確率は0.06%になります。ただこれを12カ月=1年に延長してみると、被害にある確率は7%にまで跳ね上がります。1年間証券口座をオープンにしておくと100人の内の7人がロシアンルーレットに当たって脳髄が飛び散るということです。 個人的にはこの確率はとても看過できないと考えました。自分が選んだ銘柄に集中投資し、結果として間違っていて吹っ飛ぶのは100%自己責任なので納得できますが、証券口座をハックされて好き放題資産を失うということは絶対にあってはならないと思いました。 また同時に常に証券口座の心配をしながら毎日を過ごすというのは精神的にとても疲労しますし、脳の限られたメモリーを大量消費してしまうので、投資家としての生命線である複雑で精緻な2次的思考が出来なくなってしまうという別の切実な問題もありました。 そのため、苦渋の策ではありますが、5月2日をもって証券口座を全ロックしました。同時に資産管理ソフトを使うことも止めました。毎日書いてないと腕が落ちてしまうのでブログの更新はこれまで通り続けますが、主力株概況・ポートフォリオ概況の両シリーズの順位は4月25日現在のものでしばらくフィックスとさせて頂きます。 皆様もどうか資産の保全を第一に考えて、安全にお過ごしください。
May 3, 2025

いやあ青葉薫る5月になりました。ゴールデンウイーク真っ只中の方も多いでしょうね。 さてマーケットでは昔から 5月は長年にわたって、油断のならない月だった。それは私たちが「5~6月の被災期間」と呼んでいたものの一部だった。S&P500は5月に、1965~1984年の20年のうち15年で下げた。 ダウ平均とS&P500にとって、5月は最悪の6か月の始まりだ。だから、「5月に売って、相場から離れなさい」と言われるのだ。(出典 アノマリー投資 、ジェフリー・A・ハーシュ著、パンローリング、2013年 P184) とされています。投資家にとっては1年で最も「極悪な季節の始まり」という事ですね。(滝汗) そのため、この「投資家にとって不利な季節」である5月から8月までは、自分はフルインベストメントはいつも通り貫くものの、極力ポートフォリオを資産バリュー・収益バリュー側に寄せて、大きなダメージを避けるように、手堅く保守的に戦うようにいつも心がけています。 それでは皆様、今月もよろしくお願い致します。
May 2, 2025

さて今日は株式投資本オールタイムベスト147位 身銭を切れ(ナシーム・ニコラス・タレブ著、2019年、ダイヤモンド社) の最終回第8弾です。 今日は、 第8部 リスクと合理性 の中の、 第18章 合理性について合理的に考える から。 何よりも生存が第一。真実、理解、科学は二の次。 ホッブスは、「まずは生きよ。哲学はそれから」と言ったとされる。「金を儲けるにはまず生き残れ」といウォーレン・バフェットの格言が示すように、トレーダーや実世界の人々は、この論理の順序関係をよく理解している。 私が現実的、経験的、数学的にいって厳密だと思う唯一の合理性の定義は、次のようなものだ。「生存に役立つものは合理的である」。 まとめよう。 合理性とは、言葉ではっきりと説明できる要因によって決まるのではない。生存に役立つもの、破滅を防ぐものだけが、合理的なのだ。 なぜか? リンディに関する議論で見たとおりだ。 起こることのすべてが、理由があって起こるわけではない。だが、生き残るものはすべて、理由があって生き残る。 私はこれからもタレブの教えを守って、「マーケットで生き残り続ける」ことを常に最優先して戦い続けていきます。自分に出来ることのすべてを尽くして、毎年TOPIXを上回るパフォーマンスを上げ続けることを目指していきます。 さて、タレブの著作は常に素晴らしいですが、今回の「身銭を切れ」も数々の知的興奮に満ち満ちた最高の1冊でした。未読の方は是非。(終わり)
May 1, 2025
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