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真昼の月は ふたりの幻僕らは闇が支える光の中でしか共には生きられない永遠に青ざめた空 頼りない街一人きりやってゆけるのにどうして僕は今日も限りない夜の底君を待つのだろうか正しい恋の臨界がわからなくなったのはいつ?なんてひどい愛なんだろう空っぽの僕に 君のありったけの景色を 詰め込んでくれ真昼の月は ふたりの幻僕らは同じ目をしてあの夜温もりに出逢ってしまったんだ気づかぬフリで 季節めくる手はあとどれくらい この空を保てるだろうか消えかけた蛍光灯が今宵も影二つ 照らす約束は そう 交わした瞬間だけがどうしようもなく甘く守れなかった逢瀬 手帳の×印がまた君の傷になる明けない夜があるのなら僕らはそれを望むかなそしたらきっとこの愛はもっとずっと深く潜り思い出の中に煮溶けてゆくのだろうあとどれくらい… あとどれくらい…真昼の月は ふたりの幻永遠なんて些細なことだと未来を引き換えに 今を抱く幻の月 夜を欺いて触れた途端に この空は崩れ落ちるだろう消えかけた蛍光灯が今宵も影二つ 照らす今宵も影二つ 照らす
2014.04.28
愛していた私は毎日 蝋で作られた あなたのレプリカにそっと火を灯し 揺れるその影を愛していたのに帰り道 あの日 あの夜の地下鉄の風が 全てを背に乗せあなたを本物にしたから私 愛の仕方が わからなくなったの愛なんて知らなかったんだささくれた指先の痛みがやけにリアルで愛なんて知らなかったんだ「会いたい」だけが目舞う私ひとり 愛と呼ぶ愛だったあなたへの想いはどこまで レプリカなんだろう変わらぬ寂しさに どこかホッとして見えない笑顔を 遠くから祈って何もかも 真実だったのに今 そばで眠る あなたの心を 声を体温を全てをどうやって愛せば良い?もう影は揺れない愛なんて知らなかったんだ砂漠の蜃気楼に描く水で生きていた愛なんて知らなかったんだ恋いて 焦がれ そのまま絶えてしまえたなら楽だったのに溶け出した レプリカが足に伝い 熱い愛なんて知らなかったんだまともじゃないけれどまともな愛なんて愛じゃなかった愛なんて知らなかったんだ愛なんて知らなかったんだあなたのせいで知ってしまったんだ
2014.04.25
これ以上 何を言えばいい?言葉を重ねるほど 心から遠ざかりコンパスは いつも愛を北と指してきたはずなのに 見失った目的地それ以上 何を聞けばいい?「わからない人もいる」 言い続けてきたけれどいつのまに あなたにとって私 私にとってあなた”わからない人”になってた抱きしめたこの鳥の青をもう空に返そういち・にの・さんで手を離し頬を焦がすは夕焼ける赤無常の白い雲が青を正しく運んでゆくいち・にの・さんで目を瞑り頬を冷ますは揺れる夜月もう 日々の言葉は そっと風にあげるね抱きしめたこの鳥の青をもう空に返そういち・にの・さんで手を離し頬を濡らすはさよならの羽抱きしめたこの鳥の青をもう空に返そう 返そう
2014.04.24
ブレーキが間に合わなくて 飛び散った過去と未来 "もしも"の破片 かき集め 抱いて 悔いて 泣いて ただ 指から零れる時の砂 あれは間違いだった あれは間違いだった そんなのわかってる 不器用を盾に矛に 僕は僕が好きな色で 生きやすい世界 築く 見えぬ荒野に横たわる 一度も使わぬ色鉛筆 こんなの間違いだって こんなの間違いだって そんなのわかってる あの日 あなたが私に 切りつけた言葉のナイフ すぐ傷を押さえてくれて 「言いすぎた」なんて でも あれが 最初で最後の本音でしょう? あれは正しかった あれは正しかった そんなのわかってた こんな別れ間違いだと 溢れた涙も淋しさも いつのまに波は静まり 見覚えのある夕焼けに 込み上げる 愛に似た想い あなたは正しかった あなたは正しかった 今 やっとわかった 正しさに壊れるほど弱くはない だけど 間違いを捨てるほど強くもない たとえ 空欄のまま進む日々でも それでも あれは間違いだった あれは正しかった でも それでも 生きてゆけるならいい それでも 生きてゆけるのならいい
2014.04.20
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