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2008.12.29
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カテゴリ: Figure Skating(2008-2009)
女子フリーを総括する前に一言(なかなか本論に入れない)。村主選手のフリーのジャンプ構成は、キム・ヨナなんて吹っ飛ぶぐらい酷い。ルッツ2つにフリップ2つ! 村主選手という人は3ループがとにかく苦手で、旧採点システムでバランスよくジャンプを跳ばなければいけないルールのもとでは常にこれが足を引っ張ってきた。そして、その次に苦手なのが3サルコウなのだが、この苦手なサルコウとループの3回転2つを今回完全に回避し、ダブルアクセルを3つも入れ(しかもそのうちの2つはシーケンスで連続ジャンプにして点数を稼ぐという露骨さ)、3回転はルッツとフリップ以外だとトゥループ1回だけ。

さらにさらに、ルッツは完璧なwrong edge。今季過去の2回の国際大会では注意して跳んで違反なしだったが、「ルッツに気をつけるとフリップも乱れる」の定石どおり、後半のフリップで乱れてきた。それでなのか、今回はもはやエッジ矯正は振り捨てて、昔どおりの「ルッツ軌道→最後にインサイド踏み切り」のルッツを堂々と2回。にもかかわらず判定は大甘の「!」。

逆にちゃんとインに入って見えた中野選手の回転不足フリップに「E」がついている。今季過去の国際試合での中野選手のフリップには「!」はあっても「E」はない。

(おさらい:ルッツ=アウトサイド、つまりエッジの外側踏み切り、フリップ=インサイド、つまりエッジの内側踏み切り)

これじゃ、なんのために浅田選手や安藤選手は苦労してエッジの矯正をしたのだろう? 中野選手のフリップとルッツの不調だって、エッジ矯正にともなうものだ。それなのに、こんなあからさまなことをする選手をフリーで1位にしていいのだろうか? 本当に恥ずかしいし、信じられない。全日本選手権での「見ていて最高に恥ずかしい採点」は、オリンピック直前の1位村主、2位浅田だったが、あのころを彷彿とするような奇妙な採点だ。

今回の村主選手のジャンプ構成を見てみよう
3Lz(!)+2T
3F
2A+2A+SEQ
3Lz(!)
3T
ここのフリップなんて肉眼でさえハッキリわかる回転不足。なのにダウングレードなし。ありえません
2A

こんな偏り方でプログラムコンポーネンツが58.04点?。ありえません。もちろんプログラムコンポーネンツは他の選手も高めで、それは国内大会ではどこでもそうなのだが、村主選手の場合は、このバランスの悪いジャンプ構成をほとんど無視した採点だとしか思えない。

過去2つの国際試合での村主選手のジャンプ構成を見てみよう。
カナダ大会
3Lz+2T
3F
2A
3Lz
3T
1F
2A 

サルコウとループ回避のこんな構成でいったためか、プログラムコンポーネンツは53.92点しかもらえなかった。


3Lz+2T
3F
3S(<)
3Lz
2T
1F
2A+1A+SEQ



フリーの点の推移をみてみよう。
105.94点(カナダ大会)→103.74点(ロシア大会)→121.27点(全日本)

カナダ大会でのロシェットの点にも(実は)かなり驚いたが、今回は腰が抜けるかと思いました。 

過去2試合とも最後の フリップがすっぽ抜けて(3Fのつもりが1Fに) 点がのびなかった。なぜフリップで失敗するのか? 中野選手と同じ理由だ。ルッツのエッジを気をつけているとこういうことになる。ルッツとフリップの調子はセットで乱れる。今回はだから、エッジを気にするのをやめたとしか思えない。こんなルッツの跳び方では、国際大会では間違いなく「E」判定で平均1.5点の減点になる。

しかも3ルッツと3フリップを2回ずつ計4回入れるなんていう無理な構成にしてるから、3ルッツも3フリップも必ず1つを連続ジャンプにしなければいけない。オープニングに3ルッツの連続ジャンプを入れるから直後のフリップで連続を跳ぶのは難しい。だから後半の3フリップはどうしても連続ジャンプにしなければいけない。そのプレッシャーでスッポ抜けてしまうという面もあるだろう。

しかもダブルアクセル2つのシーケンスだって、冗談じゃないよ。ここまでファンをなめてる選手も珍しいんじゃないですか。こういう演技で一般のファンは感動できるんですか? ふ~ん。

ループ回避、ダブルアクセル3つのキム選手だってルッツ2つ、フリップ1つにして、サルコウを入れている。

ジャンプにはトゥをついて踏み切るジャンプ、すなわちトゥループとフリップとルッツがある。これに対してエッジで踏み切るのがアクセルとサルコウとループだ。3アクセルは跳べる選手が女子では浅田選手だけなので、実質的に3回転のエッジジャンプはサルコウとループの2つということになる。それぞれ苦手なジャンプがあるとしても、3回転のエッジジャンプ2つを両方とも回避してしまうのは、ジャンプ構成のバランスの面で悪いのだ。

村主選手は昔からトゥジャンプのほうが得意で、エッジジャンプが苦手な選手だ。それにしてもあからさまにサルコウもループも回避とはひどすぎる。こういう選手は国際大会では、評価されません。わかっているのに、1位にするんですか???

そこへ行くと鈴木選手は偉い。3ルッツ、3フリップ、3トゥループ(セカンドに入れてダウングレード判定)、3ループ、3サルコウ(ダウングレード判定)の5種類のジャンプをすべて入れている。

しかも、村主選手が4大陸と世界選手権に行き、中野選手は4大陸にも行けないんですか?

ハア?

オリンピックの前の全日本選手権では、安藤選手より順位が上だった中野選手が、「過去の実績(それも1シーズン前)が安藤選手のほうが上」だという理由で、選出されなかった。ここのところの実績だったら村主選手より中野選手のほうが はるかに 上だ。村主選手は3回試合をして、1回しか安定してジャンプを跳んでいない。しかも、安定させるために、あからさまなwrong edge回帰、ウエルバランス無視のジャンプ構成。

中野選手は2週間前にグランプリ・ファイナルを戦ったばかりで疲労がある。グランプリ・ファイナルでは一応安藤選手より順位は上だった。それなのに、過去の実績無視で、今回の1発勝負で中野選手を落とすのですか?

ああ、どこからかお金の腐臭がプンプンと漂ってくる。ここまで汚い国も珍しいのでは? もうジャッジの不公平もキム選手の露骨な点数稼ぎも日本人は批判できませんね。タラソワもこの腐敗ぶりにはビックリだろう。いや、ロシアの腐敗も凄かったらしいから(そしてフィギュア王国ロシアは崩壊し、あれほどチャンピオンを量産した国から、もういい選手が出ない)、慣れたものかもしれないな。

言っておくが、村主選手は素晴らしい選手だったのだ。今は荒川選手ばかりがチヤホヤされているが、国際大会で長く安定して活躍したのは村主選手のほうだった。ジュニアからシニアにあがったばかりのころ、国内では3回転+3回転がなんとか跳べる荒川選手のほうが評価されがちだったが、海外の大会で村主選手は結果を出して自力で評価を高めた。20歳前後のころは一時期ウエイトオーバーでジャンプも跳べなくなり引退も考えていた荒川選手があそこまで頑張れたのは、同年代の村主選手の活躍という刺激があったことは間違いない。

そして、村主選手もエレメンツの底上げには努力してきた。今季はスピンもスパイラルも安定して高いレベルを取っている。あとはジャンプだけ、なのだが、そこは若い選手とは違う。年齢的に安定してジャンプを試合で跳ぶのは難しいのだ。

今回はあまりに露骨でひどすぎる。

一言のはずが長くなってしまった。
読者のみなさんの多くが待っているであろう浅田選手については明日にまわします。
ゴメンナサイ





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最終更新日  2008.12.29 03:43:07
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