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ということで、引越ししました。いやーまさか1年のうちに2回も引っ越すことになるとは思わなかった!前回と同様、かなりギリギリまでかかったけど、なんとか前の家からの退去と掃除を済ませ、大家さんのインスペクションも問題なし。今回は荷造りの大部分も引越し屋さんにお願いしたし、移動も引越し屋さんが効率的にサクサク進めてくれたので、Move outの部分は割と楽だった。あとは家の中に乱立してるダンボール箱のタワーを片付けていく「だけ」です・・。ダンボール箱に囲まれて漢字のお勉強をするピコ・・それにしても、たかが2ベッドルームの家なのに、荷造り1日+移動1日の2日がかり、しかもトラック2台(家の中の荷物用+ガレージ&屋外用の小さめトラック)必要な荷物の多さってのが、我ながらどうかとは思う。しかも結局屋外のは載せきらなくて、慌てて相棒がピックアップトラックレンタルして3往復したという。まあ屋外分は95%相棒の私物ですけどね。新しい家は同じ市内。ダウンタウンからは少し遠くなるけど、その分とても静かなエリア。ピコの学校へは歩いてでもいけるけど、自転車で行くことが多くなるかな?という感じ。部屋は1つ増えたし(一番小さい部屋はオフィスにする予定)、リビングルームは広く&天井高くなったし、キッチンとバスルームもリモデルしたばかりで白くて明るくて綺麗。あととにかく裏庭が広い(←我が家基準)!数本の木以外はほぼ砂利敷きなので手間がかからないし、たくさんプランター置いたりして自分たちなりに楽しめそう。お引越し屋さんにも「ナイスなアップグレードだね〜」と言われたよ。ところで、今回の引越しはDelancey Street Moversにお願いした。「デランシーストリート財団」という薬物乱用、前科のある人、ホームレスなどいわゆる人生のどん底を経験した人たちの自立救済団体のお引越し屋さん部門。デランシーストリート財団は、サンフランシスコで1971年に創立され、48年間で1万8千人もの卒業生を社会に送り出しているすばらしい団体。メンバーは最低2年間寮に住み込んで、生活改善や高卒認定試験の勉強、財団の実業部門(お引越し屋さん、レストラン&カフェ運営、ケータリング等)での勤労プログラムを通じて社会復帰を目指す。今はサンフランシスコ以外にもニューヨークやロサンゼルス、ニューメキシコなど6カ所に展開しているのだそう。昔ビジネススクール時代に創立者のミミ・シルバート博士がうちの学校に講演に来てくれたこともあったみたい。私たちが17年前!にオークランドからマウンテンビューに引っ越してきた時にもデランシーストリートにお願いして、とってもよかったのを相棒が覚えてて、サンフランシスコ市内からはだいぶ遠いけど今回もお願いできるかって聞いてみたところ、運よく空いてたのでお願いできた。すごくきっちりしてるし、効率よくキビキビ作業してくれるし、しかも見積価格が他より安かった上に、その見積価格を超えないようにきちんと材料や時間を管理してくれてありがたかった!元薬物中毒、前科のある人、、というとちょっと身構えてしまいがちだけど、そういうプログラムで自分からきっちり訓練を受けている人たちなので、その辺のお引越し屋さんクルーよりもよっぽどプロフェッショナルかつパーソナブル(感じよくやり取りできる)。元BMXレーサーの人とピコの部屋のトロフィーの山を見てBMX話で盛り上がったり、皆さん運悪く体調崩して寝込んでたピコをすごく気遣ってくれたり。また引越しすることがあったら絶対次回もデランシーストリートにお願いしようと思った。まあしばらくは引越ししたくないけど!
2020.01.31
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コービーはバスケットボールの時代を代表するスーパースターでレジェンドでOne of the GOATだった。ずっとアンチレイカーズだったし彼のプレイスタイルも好きじゃなかったけど、でもそんな私でも彼の凄さはわかっていた。闘争心と克己心とワークエシックスを尊敬していた。まだ41歳で、4人の育ち盛りの子供たちがいて、そしてバスケットボール選手としての輝かしいキャリアの幕を閉じて人生の次の章を歩き始めたばかりだというのに。引退発表の詩は美しかった。永久欠番式典でのスピーチは感動的だった。言葉でも人に伝えることのできる人だったのだと改めて思う。同じ事故で亡くなった方の中には彼の13歳のお嬢さんもいた。彼の才能を受け継いで、バスケットボールでの将来が嘱望されていたお嬢さん。愛する子供が恐ろしい思いをしているすぐ横にいるのに助けてあげられないという耐え難い無力感を思うと、同じく子を持つ親として胸が痛む。「他のどんなアスリートやセレブリティの訃報よりも衝撃的だ」と相棒が言っていたけど全くその通り。自分でも理由がわからないほどに。今でも彼の死のことを考えると涙ぐんでしまう。Dear Basketball (2017) Kobe Bryant/Glen Keane
2020.01.26
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実は月末にまた引越しを予定しています。去年の夏に16年住んだ貸家から引っ越したばかりで、しばらくもう引越しなんてしたくなかったんだけど、しょうがなく・・・というのも、クリスマス前に大家さんがいきなり「家売ることになったから2ヶ月後に出てねー」と言ってきたの。しかもテキストで!そんなに気軽に言われてもねーっていうか、借家人の権利ってもんがあるので、そもそも賃貸契約が残ってる間は借家人は出る必要ないの。だから「出ないよ」って言って契約期間最後まで住み続けることもできたんだけど。でもまあ、居座ってても、売買の過程でオープンハウスやら内見をさんざん受け入れないといけないので不自由だし(ある程度受け入れるのは義務)、契約切れたらどうせ引っ越すことになるんだろうし、だったら今いい移り先が見つかったら出ちゃう方がいいかもねってことになって、クリスマス休暇の間にいくつか貸家を見たんだよね。冬はローシーズンなのでサプライ(貸し出し中物件)が少ないんだけど、デマンド(引っ越したい人)も少ないみたいで、けっこういい物件もあって、家賃も夏より若干低めだった。動きもゆっくりで、結局気に入った物件3軒に申し込んだら、全部のところからOKの返事をもらったので、その中では一番ピコの学校に近い家に決定。今(学校から2ブロック)よりは遠くなるけど、それはしょうがない。ということで、気に入った引っ越し先を確保したので、今の家の大家さんと交渉して、ちょっと違約金的なものを払ってもらって、引越し費用も負担してもらって、さっさと引っ越すことになったわけです。引っ越し先の家は、実は夏に引っ越す時、今の家に決める前に私がとっても気に入ってた家と同じ通りにあり、間取りも同じ。申し込み順が2番目になっちゃったせいであの家を借りられなかったのをずっと残念に思ってたので、私的には引っ越せるのちょっとかなり嬉しいかも。今回は荷造りも引っ越し屋さんにお願いしちゃう予定なので、前回よりは楽なはず。とはいえ荷ほどきは自分たちですることになるのでめんどくさいことには変わりないけど。次の家には年単位で住み続けられるといいなあ。ひとつ残念なのが、今の大家さんが日に日に嫌なヤツになってきてること。。私たちは大家さんの希望を入れて早く退去するんだから、ちゃんと最後まで敬意を持って接してほしかったわ。思ったほどすぐに家が売れなかったから焦ってるのかもね(テナントの荷物が詰め込まれて生活感たっぷりの状態じゃ売れなさそうなのは自明の理だと思うんだけど)。
2020.01.24
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日本出張。東京あったかくてびっくりした!持ってったモコモコダウンでは暑すぎて、薄手のコート買っちゃったほど(←買い物の言い訳)。お仕事が終わった週末、両親と落ち合って上野東照宮のぼたん苑で冬牡丹を鑑賞してきた。牡丹が冬に咲くって知らなかったんだけど、地下鉄の車内広告で一瞬フィーチャーされてたのを目ざとくチェック。調べたら冬の牡丹は1月が見頃だそうで、まさにピーク。当日はたまたまこの冬一番の冷え込みで、みぞれが降るあいにくの空模様。でも逆にお天気悪かったせいで人出が少なくてすごくゆっくり鑑賞できました。牡丹色、桃色、鴇色、白、黄色、褐色がかった赤、紅色に白のふが入った斑などなど、色とりどり、形も様々な牡丹の大輪の花が繊細でくっきりと美しくて。冷たい雨に濡れてもなお、モノトーン調の背景から飛び出す鮮やかさでした。私はこの「日暮」という品種が一番気に入りました!水盤に集められた色とりどりの花たち一株一株ていねいに藁囲い(「藁ぼっち」と呼ぶそうです)に守られて、その藁ぼっちの三角が白壁の仕切りに沿ってつづら折り状にずっと続く。上野公園の中に東照宮があるのも、ましてや牡丹苑があることすら知らなかったので、こんなにたくさんの牡丹があって感激。牡丹の花が美しいだけじゃなく、ぼたん苑そのものが美意識をもって整えられた美しい空間だった。藁ぼっちはひとつひとつ凝った形にまとめられているし、竹垣に蛇の目傘、お正月らしく餅花をあしらったディスプレイ、落ちた花を集めた水盤、苔玉のアレンジ、東照宮の五重の塔を背景にした日本庭園など、隅々まで行き届いて美しかった。お休み所も葦簀を差しかけた屋根、赤い毛氈を敷いたベンチに七輪に炭を活けた手あぶりと情緒満点。葦簀の上には透明のプラスチックが載せてあるようで、情緒を損なわずに防水もされてて完璧だった。葉牡丹や水仙、クリスマスローズ、蠟梅の黄色い花も綺麗だったし。一つ一つ違う形の藁ぼっちこんな感じでずっと続く牡丹+蛇の目傘+餅花+赤塗り枝五重塔を背景に石庭も蠟梅蛇の目傘+竹垣ぼたん苑は冬牡丹は2月末まで、その後また春の開花時期(4〜5月)にもオープンするみたい。機会があったらぜひまた訪れたい。今回の日本出張では、ミーティング先のオフィスビルのエントリーホールで開催されてた彫刻家の個展や、友人お勧め画家さんの書店ギャラリーでの個展、出光美術館の焼き物展など、仕事の合間にアートに触れる機会も多々あって堪能した。彫刻の展示でキュレーターさんとたくさんお話させていただいたのも楽しかったなー。宮島義清展岡田杏里個展「El yo y el Yo」
2020.01.19
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オークランドのカリフォルニア美術館で開催中のバーニングマン・アートの展示に行ってきた。「バーナー(=バーニングマン参加者)」な相棒いとこと一緒に。バーニングマンっていうのは、毎年夏の終わりに砂漠で1週間開催される実験的フェスティバル的巨大イベント。サンフランシスコが発祥ということもあってか、ベイエリアに住んでるとバーナーはけっこう身近にいる。ビジネススクールのクラスメートもそうだし、前の家の大家さんもそうだし。私のイメージでは「バーニングマン=砂漠でパーティ三昧」だったんだけど(最初にバーニングマンを知ったきっかけのクラスメートがオルタナ系パーティーガールだったから)、もちろんもっと深いっていうかいろんな要素がある。貨幣経済や商行為の否定による贈与型経済の実験、全員参加型の自己表現の場、などなど。私も行ったことないので直接的には知りませんが。そして表現の場ってことでアート。バーニングマンはいろんな作品がが制作され実践され鑑賞されるとてもユニークなアートイベントでもあるってことで、アートやるならバーニングマンに一度は行ってみなくちゃ・・ってことで、アーティストな相棒いとこも今年の夏にバーニングマンに初参加してきたんですね。私はアーティストではないけど、アートに関心は多々あり。今回オークランドのカリフォルニア美術館でバーニングマン・アートの展示があるってことで、バーナーな相棒いとこをお誘いして行ってきたわけです。感想は・・おもしろかった!伸び縮みして形と色を変える幻想的な巨大キノコとか、寝そべって見上げる音楽に合わせて幾何学模様が万華鏡のように変化するLEDスクリーンとか、多種多様な白黒イメージを印刷した紙を切り抜いた装飾で覆われた精緻な凱旋門とか、巨大な回転パーツがついたグループ自転車とか、プログラムで静かな音楽を鳴らすガムランツリーとか、ちょっとイスラム美術っぽい繊細な模様の透かし彫りが施された金属板が組み合わされたオブジェ(中の照明から外向けに投影される影が美しい)とか、人力で移動する金属ドラゴンとか(アルミのキャンピング皿やマフィン型も使われてた)。あとはギブ&ギブを体現する「ガチャガチャ」とか。ギブしたい人があげるものを入れたプラスチックのボールをマシーンに入れておき、欲しい人が(お金を入れずに)ハンドルをひねるとボールがランダムに出てくるしくみ。他にもモノクロ映画?を流す移動映画館とかも。やっぱりバーニングマンというユニークな場を生かしたインタラクティブな作品が多い感じ。鑑賞する側の行動と反応まで含めて作品が出来上がるというか。あと過酷な環境に耐える素材選びとか、最後に燃やすことを念頭においての作品作りとか。屋外には「テンプル(バーニングマン会場における瞑想の場で毎年燃やされて翌年全く別のものが建てられる、らしい)」の複製もあったんだけど、こんなに凝ったものを毎年作っては燃やすっていうのも哲学的だなあと思ったり。全ては無に帰るというか、存在の一瞬の重みをありがたく受け止めるというか。相棒いとこがいろいろ解説してくれたおかげで、本来の場のコンテクストを垣間見ることができて、一人で行くより格段に理解が深まったと思う。まあでもバーニングマン・アートの真価はやっぱりその場に行って体験してみないとわかんないんだろうなーとは思った。白い地面に照りつける日光、乾ききった空気、前が見えないほどの砂嵐、夕焼け、冷え込む夜、24時間鳴り響くレイブミュージックとバスドラム、ネオンと照明、ギブ&ギブのやりとり、キャンプメイトと顔突き合わせての生活、そういう全ての中にいてこそ伝わってくる内容がきっとあると思う。相棒いとこといろんな話できたのも楽しかった。今注目してるアートをお勧めしあったり、カリフォルニア美術館の常設展示の中にあった「アートとは何か?」の問題提起を観ながら話しあったり。常設展示の他の作品もおもしろかったです。来場者がその場でデジタルパッドに描いた自画像をその他の肖像画と一緒に展示するというインスタレーション(モニターに明るく映ってるのが私の自画像です)
2020.01.02
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