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●検索サイトに 1分毎にほほえみ写真の「美人時計」が登場! ~変えてみませんか、インターネットのポータルサイト… 長年、検索のポータルサイトとして「Yahoo!Japan」を使用してまいりました。 ただ、11月4日付「日経Waga Maga」の記事を見て、この「美人時計」を掲載できる「iGoogle」に変更して、検索するたびに手書きの時刻表示を持った美人の写真を楽しんで(?)おります。 その「美人時計」の記事を、先ずはご覧になって下さい。 ■「日経Waga Maga」■ ☆ 街角で女性が時刻を手書きしたボードを持った写真が時刻を伝える ☆ 時計というありふれた機能でありながら、1分ごとに写真が切り替わる という演出が受けている ☆ そのアイデアが評価されてグッドデザイン賞を受賞~11月1日からは 男性がボードを持つ「美男時計」も始まる 「日経Waga Maga」の記事は、上記のような紹介文から始まります。 ★ 写真は1分ごとに自動的に差し替えられる ★ 1日24時間で、計1440枚の画像が登場 ★ 「美人時計」のサイトへのアクセス数は既に月間2億ページビュー超 ★ 携帯電話「iPhone」のアプリとしても利用可能 △ 登場する女性は大半が微笑んでいて、画面越しに心を和ませてくれる △ 街角で撮っているだけあって、全員が私服だから、今のリアルクローズ を知るにはうってつけ。ストリートウオッチングや流行キャッチにも役立つ △ 同じ女性が登場するのは最長で4分間。ボードを持ち続ける場合でも、 1分ごとに写真は変わる △ ボードを頭上に掲げたり、胸の前で支えたりと、ポーズが変わるほか、 構図もアップになったり、引き気味になったりと、動きが工夫されている △ プロのカメラマンが撮影した写真だから、その場のストリート感や女性 の素人っぽさは残しながらも、構図・ピントなどはしっかりしている ▲ 画面の写真右側には、本人の誕生日、血液型、趣味などの情報が紹介 される。身長や3サイズ、職業などを公開している人もいる。本人が持っ ているブログへのリンクが張ってある場合もある。 ▲ ボードに書かれた「13:477」といった時刻は、その場で本人が書いて いるという。手書き文字ならではの温かみと、ボードを持つ人の表情が、 「時計を見る」という無機的な動作に人間味を添えてくれる。 ・・・・・このように記事は綴られております。如何ですか、興味を持たれましたか・・・。 検索サイトのトップ頁に「美人時計」を掲載したい方は、下記の手順でガジェットを「iGoogle」に組み込まれて下さい。 1) 「iGoogle」を立ち上げる ~ご使用中の検索サイトに「iグーグル」と入力し、検索結果のトップにある 「iGoogle」をクリックすれば、「iGoogle」サイトが現れます。 2) 「美人時計」サイトへアクセスする ■「美人時計」■ 3) 「美人時計」と「美男時計」の2つの写真が現れる 4) お好きな方の写真の下に貼付されている「iGoogle」をクリック 5) リンクされた頁の<iGoogle に追加>をクリック 6) 「iGoogle」トップ頁に、「美人時計」が追加される その他に・・・・・「iGoogle」トップ頁の最上段右端の<コンテンツを追加>をクリックすると、下記のような様々なコンテンツをトップ頁に掲載が可能~自分なりのトップ頁にカスタマイズ出来ます。 「YouTube」 「日付と時刻(丸時計対応)と時刻」 「ピンポイント天気」 「Googleマップ検索」 「住所検索」 「Gmail」 「CNN.com(リアルタイムの英語ニュースを読みたい方はどうぞ」 ・・・・・上記「美人時計」も、ここから追加出来ます。 興味のある方は、是非お試し下さい!
2009年11月26日
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●高速道路で「車中泊」旅行!? ~「ガイドブック」も発売される… ペンション等宿泊業にとっては、あまりいい話ではありませんが、不況の折からでしょうか…宿に泊まらず、車の中に泊まる「車中泊」という旅行形態が増えてきているようです。 先ずは、下記のリード文から始まる11月4日付「J-CASTニュース」の<高速道路で「車中泊」旅行 ガイドブックも発売される>と題する記事をご一読下さい。 %%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%% 節約志向の高まりを受けて、車の中に泊まる「車中泊」が注目を集めて いる。高速道路の休日料金が1000円の導入で長距離ドライバーが増え アウトドア派の間だけでなく一般の人にも広がっているのだ。 ■「J-CASTニュース」■ %%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%% 車中泊の場所は、高速道路のサービスエリアや道の駅の駐車場が多いようですが、マナー違反など問題も起きており、高速道路の運営会社では推奨していない、と記事中で伝えております。 「車中泊で土日を有意義に使える」、「車中泊のメリットはなんといっても宿泊費がかからないこと~家族が多いほど得になる」と、車中泊のメリットが述べられていますが、一方デメリットにも言及しており、宿泊業としては要、注目!の記事といえましょう。 記事中でも指摘されております「Yahoo!トラベル/旅の知恵袋」にアクセスしてみましたところ・・・・・ ★富士サファリパークをメインにその周辺を車で旅行しようと計画して います。できるだけ予算を抑えるために車中泊を考えていますが、 ”安全”に車中で1泊するために、どこか良い施設または駐車場はない でしょうか? ・・・・・ という質問が掲載されておりました。下記のURLでご確認を… ■「Yahoo!トラベル/旅の知恵袋」■ また、車中泊のガイド本を下記のサイトでご確認下さい。 ※「ミニバン車中泊バイブル」公式サイト~書籍等の情報が掲載されております。 ■「ミニバン車中泊バイブル」■ ※アマゾンの通販サイト掲載の「快適車中泊スポットガイド」です。全国版と関東甲信越・静岡版が発売されているようです。 ■「アマゾン通販サイト」■
2009年11月21日
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久しぶりの新製品紹介です! ●あなたのお部屋で世界の海が楽しめる… ~迫力の大画面とドームで楽しむ『海洋楽園』新発売! こんな<遊び心><癒し心>満載の「置時計」はいかがですか。 セイコークロックはタカラトミーと共同で、世界5つの海の映像を映し出す置き時計『海洋楽園』を新発売しました。 海をモチーフに、生物や波の動きを音とともにアニメやイメージ映像で再現し~楽しく意外性あるアミューズメントの要素に、さらに癒しテイストも加えたコンセプトをもつデジタル時計です。 【『海洋楽園』の特長】 ★ 2種類の表示方法 1) 本体ドームに、海洋シーンや時刻を表示 ~太平洋や大西洋、インド洋、北極海、南極海それぞれで 海面や深海など深さごとに全16パターンの動画が選択可能。 イルカなど全1120種類の生き物の動きも再現。 2) 内蔵したプロジェクターで、周囲の壁などに映像を投影 ★ 4つのモード 1) クルーズモード ~世界の5つの海(太平洋、インド洋、大西洋、北極海、南極海) の海面、浅瀬、中深度、深海を16シーンに渡ってクルーズ 2) 時計モード ~小魚が集まって、時刻とカレンダーを表示。 アラーム機能と、グリーティング機能がある。 3) 音楽モード ~市販のケーブルでオーディオ機器と接続し、外部のスピーカー としても使用出来る。 4) ライトモード ~ライトボタンを押して、ブルーのインテリアライトに。 8時間オートオフの機能あり。 *希望小売価格: 14,700円( 税込) *サイズ: 178×166×161mm (縦×横×奥行き) *重量: 約600g (電池は含まず) *材質: プラスチック枠 *電源: 専用ACアダプー または、単3型電池 4本 (エネループ電池~電池は別売) 「くつろぎ」や「癒し」の空間・環境作りに最適なグッズです。 この遊び心満載の置時計で、お客様を非日常空間へ・・・下記のサイトでご確認の上、是非導入をご検討下さい。 ※「セイコークロック」のプレスリリース ■「海洋楽園」■ ※「海洋楽園」の販売サイト ~現在の最安値は、11,000円(税込・送料別)でした。 ■「海洋楽園通販サイト」■
2009年11月18日
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●「09年ヒット商品ベスト30」&「10年ヒット予測ランキング」を発表! ~2010年のキーワードは「骨太の原点回帰」 ━━━日経TRENDYが斬る! 今年の大総括 ☆ 消費低迷の象徴、「国策ヒット」が続々発生 ☆ 「持ち味否定」「折り紙付き」が売れた! <09年ヒット商品> 1位: プリウス&インサイト 2位: キリン「フリー」 3位: ドラゴンクエストIX <2010年ヒット予測> 1位: 2万円高機能テレビ 2位: アーバン産直マルシェ 3位: 低価格クラウドPC 「日経トレンディ」は1987年の創刊以来、毎年12月号誌上で掲載してきた「年間ヒット商品ベスト30」を、今年も11月4日発売の「日経トレンディ12月号」で発表しました。 日経トレンディの「ヒット商品ベスト30」は、「売れ行き」「新規性」「市場創出性」「影響力」の4要素からヒットの度合いを評価し、日経トレンディが独自にランク付けを行う企画です。 このような評価項目のもと、今年2009年の「ヒット商品ベスト30」第1位に、『プリウス&インサイト』を選出しました。 【選出理由】 ・・・深刻な不況で軽自動車すら前年割れのなか、エコカー減税という追い風に乗り、09年は200万円前後のハイブリッドカー(HV)が市場を席捲した年。ホンダ「インサイト」は圧倒的な低価格で月間目標の3.6倍を受注し 4月はHV初となる新車販売台数首位を獲得。真打ち「プリウス」は、発売前に8万台、発売後1カ月で18万台を受注。上半期の販売台数で、軽自動車を含めた総合1位という金字塔を打ち立てた。HV初となる数々の記録を達成した2台が、09年ヒット商品の象徴にふさわしいと1位に選出。 【2010年のキーワード】 ☆「骨太の原点回帰」 ・・・2010年は有力メーカーが原点回帰とでもいうべき本質的な改良や改善を施した、大型の商品開発が増えてくると予想。こうした商品の価値を高めるため、戦略的に複数の企業が手を組む動きが増えてくる。 ☆「バリューアップアライアンス」 ・・・2010年には「2万円高機能テレビ」がヒット。2011年7月のアナログ停波カウントダウンに入り、これまで地デジテレビを手に取らなかったユーザー層が消費の主役に躍り出る。 メーカーは、機能面で充実した小型の薄型テレビを積極的に開発し、光回線事業者やネット通販事業者などと手を組んで「低価格」で市場に投入~付加価値がありながら、手ごろな価格。この「バリューアップアラインス」が効を奏せば、多くの人々から支持される商品になると予測。 ※下記のサイトで、「2009年ヒット商品ベスト30」と「2010年ヒット予測 ランキング20」の、それぞれの商品をご確認下さい。 因みに、「1000円高速」が24位にランクインしております。 ■「ヒット商品ランキング表」■ さて、今年のヒット商品、来年のヒット予測商品から見えてくるものは・・・集客に結びつくヒントを、お読み取り下さい
2009年11月13日
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●ツイッター(Twitter)、携帯サイトを開設! ~あなたの「つぶやき」が、世界とつながります… 「ツイッター(Twitter)」 は、日常生活の中の「つぶやき」を投稿するミニブログサービスです。 「Twitter」というのは、もともと「さえずり」という意味の英単語なのですが、まさにその「さえずり」のように、今していることや、感じたことなどを、投稿していくサービスなのです。 ブログやmixi日記のように件名+内容というスタイルではなく、1行程度の簡単な文章を書き込んでいくスタイルなのが特徴で、その手軽さと、新しいつながりを生むスタイルが受けて、急速に利用者を増やしています。 ※「Twitter を始めよう!」というサイトでは、下記のように紹介されてます。 *********************************************************** ■リアルタイムで伝わるニュースや話題 リアルタイム性の高さも魅力のひとつです。 Twitterは(09年6月)現在、 全世界で3700万人ものユーザーに利用されており、様々な国や地域から つぶやきが投稿されています。 そのため、どこかで事件や出来事が起こると、そのニュースについての つぶやきが一斉に投稿され、フォローのつながりから全世界へと広がって います。 09年1月にアメリカ・ニューヨークで起こった飛行機の不時着事故では、 その第一報がいち早く Twitter で投稿され、大きな話題になりました。 また、今年6月のイラクの不正選挙問題では、マスコミの報道規制が敷か れる中、Twitterが貴重な情報収集・発信源として活用されたほか、民主化 を訴える抗議活動も Twitter上で行われました。 日本でも、たとえば地震が起こると「地震だ!」という発言が次々に投稿 され、ニュース速報よりも早く地震の第一報が伝わります。 *********************************************************** ※上記「Twitter を始めよう!」というサイトで、使い方を含めたサービスの内容が紹介されています~下記のURLでご確認下さい。 ■「Twitter を始めよう!」」■ また、この10月15日より日本の携帯電話ユーザー向けに携帯専用サイトが開設されました。携帯電話に適したサイトデザインとするとともに、絵文字など日本の携帯ユーザーにあわせた機能を取り入れられてます。 ■「Twitter 新携帯サイト公開」」■ もう既に「Twitter」を利用されているペンションオーナーの皆様もあるかと思いますが、携帯サイトで投稿できることになって、ますます利便性が高まりました。 例えば、「今朝の富士山は白く輝いて、神々しい!」とか、「この紅葉の見事さを、見せてあげたい!」「今日は満室で忙しい、これから買物だ!」とか、感じたことをそのままに<つぶやく>のです。 戸外からは携帯で、自館内ではPCで・・・と使い分けて、集客へのもうひとつのアイテムとしてお役立て下さい。 「ホームページ」と「ブログ」と、この「Twitter」の三段活用(?)でお客様とのコミュニケーションを大いに図って頂きたいと思います。※ “skmt09” で検索すれば「坂本龍一」のサイトが、“BarackObama”では、昨年の大統領選挙で「Twitter」を駆使したという、オバマ大統領のサイトにアクセスできますので、是非お試し下さい。 ■「Twitter 検索・登録サイト」」■ 上記サイトの【今すぐ登録】をクリックされて、早速「Twitter」をお始め下さい。 ペンションオーナーの<つぶやき>には、直ぐにフォローする人がたくさん出てくると思いますよ・・・。 自館予約の活性化、ひいては国内旅行の活性化、観光の活性化のためにも、是非「Twitter」でひとこと、つぶやいて下さい!
2009年11月11日
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●「宿泊先にシャンプーを持参する理由」とは… ~アメニティグッズに関する意識調査です! ☆ アメニティグッズがあっても「自分のを持参する」:4割 ☆ でもアメニティグッズで「良い製品に出会ったことある」:4割 オンラインリサーチの「アイシェア」が、アメニティグッズに関する意識調査を実施しました。 宿泊施設のサービスの一要素となっている一方で、環境への配慮などから取り扱いに変化が見られているアメニティグッズ~その利用の実態について、20代から40代の男女506名の回答を集計したものです。 * 「とても潔癖」「どちらかというと潔癖」を合せた『潔癖な方』:41.5% * 直接肌につけるものに「とてもこだわる」「どちらかというとこだわる」とする 『こだわる』人:43.9% ~いずれの比率も男性より女性の方が高い * アメニティグッズが配置いてある宿泊施設に泊まったことが 「ある」:89.9% ~そうした施設に宿泊する場合でも別のシャンプーなどを「必ず持参する」人は14.1%%。「持参することが多い(26.8%)」人も合わせると、『持参』派は40.9%(男性:28.4% 女性:54.3%) 【アイシェアの分析】 その理由を自由回答形式で聞いたところ、『持参』派では「肌(髪)に合わなかったら困る」「慣れたものを使いたいから」という声が圧倒的に多かった。 一方、「持参しない」人の大半は「面倒だから」「荷物になるから」「あるものを使う」と回答。中には「いろいろ試せるから」と新たなアメニティグッズとの出会いを楽しんでいる声も見られた。 これらの行動パターンの違いについて更に詳しく見みると、自分を『潔癖な方』と感じている人では『持参』派は45.9%だが、『気にしない方』という人では37.1%と少なめ。 「とても潔癖」という人では61.9%にのぼり、潔癖度が高いほど持参率が高まる傾向があるようだ。また、シャンプーや化粧水など直接肌に付けるものに『こだわる』人では『持参』派63.2%であるのに対し、『こだわらない』人では21.4%と持参率に大きな差が出た。 「とてもこだわる」人では82.4%と、こだわりが強いほど持参率が高い。 因みに、用意されているアメニティグッズではじめて利用し、好感を持ったものがあるか聞いたところ「ある」と答えたのは40.9%。 なお、グッズが持ち帰り可能な場合に「必ず持ち帰る」人は13.4%、「持ち帰ることが多い」人は26.8%、「たまに持ち帰る」人は43.7%。合わせると実に84.0%が『持ち帰る』とした。 いずれも女性と40代で比率が高く、アメニティグッズへの関心の高さがうかがえる結果となった。 ※さて、皆様はこの調査結果をどう分析されますか・・・詳しくは下記のサイトでご確認の上、自館のアメニティグッズについての見直しをご検討下さい。 ■「宿泊先にシャンプーを持参する理由」■
2009年11月07日
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●「下田に、宿泊してみませんか…」 ~下田温泉、「市民力拝借」作戦を展開中! 10月18日付朝日新聞静岡版に、下田温泉旅館協同組合の新しい集客作戦の記事が掲載さまれました。 《大切な友人らに下田温泉に泊まってもらいませんか》 「あなたの大切なお客様を下田に泊めよう」と題した「市民も得するキャンペーン」で、全国的にも珍しい市民を巻き込んでの集客作戦です。 ★ 市民が組合加盟の旅館(26軒)に宿泊者を紹介する ★ 紹介した旅館から「下田クレジット」加盟店(120店)で利用できる共通商品券を還元 ★ 1万円以上の宿泊料に対して、宿泊者1人当たり1000円分 ★ 宿泊者には新鮮な魚料理1品や旅館内の喫茶券など、各旅館独自のワンポイントサービスがある ★ キャンペーン終了後に、紹介者との意見交換の場を設け、第2弾に生かしたいとしている いかがですか、地域住民を巻き込んでのこんな集客作戦は・・・皆様の施設でも、地元の人の親戚・友人の宿泊を頼まれたことがあると思います。是非、地元観光協会等に提案されて、こんな新集客作戦をご展開下さい。 ※下田温泉旅館協同組合のホームページも、ご覧下さい。 ■「下田温泉旅館協同組合」■
2009年11月04日
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●「0泊2食」という旅館の宿泊プラン… ~お得に「1泊気分」で人気! 10月21日(水)夜7時半からの、NHK総合テレビ「クローズアップ現代」で<なぜ客が殺到? 激変 温泉旅館ビジネス>というテーマで、最近の温泉旅館事情が紹介されておりました。 伊東園グループの低価格路線のホテル・旅館を中心に、番組は展開されておりましたが、その中で「0泊2食」の宿泊プランにもスポットを当てていました。 食事が2食付き、客室も使えて、日帰りでもゆっくり過ごすことができる…1泊したかのような気分を味いながら、料金は1泊料金のほぼ半額というお得感が人気の理由のようです。 仕事が忙しくて連休が取れないという人や、子どもや夫がいて家を空けられないという主婦層にも注目されている「0泊2食」宿泊プラン…実施している旅館の例をご紹介しましょう。★三重県名張市 「対泉閣」 大阪から車で90分程のところにある「対泉閣」では、「0泊2食」プランを9800円円提供しています。 昼食と豪華な会席料理がついて、客室は午前11時30分から午後8時まで利用でき、時間内なら露天風呂や大浴場に何度でも入浴OK. 「泊まれないけれどゆっくりしたい」というお客の要望があり、1年ほど前からこのプランを始めたそうですが、盛況を呈しているようです。 「20歳代くらいの若いお客さまが多くいらっしゃいます。お得感のある料金で宿泊より気軽に利用できるというの が魅力のようです」・・・と、フロント担当者は語っています。 ****************************************** 0泊2食&客室利用8時間30分でお泊まり気分 大阪から車で90分! 隠れ里の宿で秘密の二人旅 ****************************************** 上記のようなキャッチコピーの、「対泉閣」のHPをご覧下さい。 ■「対泉閣」0泊2食プラン■★琵琶湖畔 「湯元館」 夕食の内容によって3つの料金があり、旬の松茸と近江牛会席プラン1万200円、近江牛会席プランが1万170 0円、スタンダードプランが9300円~客室には午前11時~午後9時30分と10時間以上も滞在できて、1泊したと同様の癒しやくつろぎが得られそうです。 ■「湯元館」0泊2食プラン■★鬼怒川温泉 「パークホテルズ」 和室15畳と10畳の広々とした部屋に、露天風呂がついた個室を8時間利用できて、豪華な昼食と夕食付き~ 料金は1万5000円と高額ですが、同タイプの部屋に1泊した場合には3万3600円かかることから、「1泊するのと同じくらいの満足感が得られて料金が半額になる」と好評。始めて1年も経たないが、「順調にお客が増えている」そうです。 ■「パークホテルズ」0泊2食プラン■ ※リクルートの旅行情報誌「じゃらん」の広報担当者の分析・・・・・「温泉に入った後にテラスでスイーツが食べられる日帰りプランや、温泉宿のサロンでネイルができるものもあって、0泊2食のバリエーションが広がりまとまった休みが取れないという人でも1日で十分楽しめるので、ますます人気が増してくるようだ」 宿泊者が少ない平日限定にすることで、旅館にとって空き室を有効活用できるというメリットがある、この「0泊2食」プラン~ペンションにとっても、集客減をおぎなう新たな一手とならないでしょうか。 上記3軒の「0泊2食」プランから、ペンションの宿泊企画としてのヒントをお読み取り下さい!
2009年10月28日
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●08年のオートキャンプ人口、過去10年で最低の705万人… ~「オートキャンプ白書2009」発表! <参加人口は前年比2.1%減だが内容的には充実>とした、「オートキャンプ白書2009」が発表されました。 相変わらず減少傾向にはあるものの、08年はガソリンの高騰や世界金融危機など、レジャーにとってマイナス要因が多かったことを考えると<オートキャンプが不況などに強いレジャーであることを実証している>と、日本オートキャンプ協会では分析しております。 【白書の概要】 ★参加人口: 705万人 (前年比2.1%減) ~参加人口のピークは、1996年の1580万人 ★キャンパーの年齢構成 30代から40代のファミリー層: 82.3% ★キャンプ活動の平均回数: 4.2回 (前年比0.2回増) ★延べ泊数: 6.5泊 (前年比0.5泊増) ★キャンプ1回当りの費用: 2万1650円 (前年比500円増) ~実施回数、泊数、費用は増加へ ★月別の活動時期(複数回答) 1) 10月: 69.4% 2) 8月: 52.2% 3) 9月: 48.6% ~秋キャンプの人気傾向が続く ★キャンピングカーの登録台数: 18万9682台(前年比10.6%減) ~98年以来10年ぶりに20万台を割り込む ファミリー層を主ターゲットとしているペンションでは、この「オートキャンプ」の動向をしっかりと押えておきたいものですね ※詳しくは、9月12日付観光経済新聞の図表入りの記事でご確認下さい。 ■「オートキャンプ人口、過去10年で最低の705万人」■
2009年10月24日
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●「今日の赤 ローヌワイン」 飲食店プロモーション実施へ ~参加店募集中、先着200店限定! 自館の秋のイベントとして、「今日の赤 ローヌワイン」の飲食店プロモーションに参加してみませんか・・・。 深まる秋の気配にぴったりの赤ワインです。自館のダイニングを秋色の赤に染め上げてみては如何でしょうか。 ※フランス食品振興会(Sopexa)の案内リード文です。 ********************************************************** 深まりゆく秋とともにローヌワインの季節がやってまいります。 ローヌワイン委員会(Inter Rhone)は、日本へのローヌワインの販促 活動として、飲食店プロモーションを実施いたします。 「今日の赤 ローヌワイン」をテーマに、色濃くスパイシーでコクのある ローヌワインと秋の味覚をお客様にお奨めください。 お申込みいただいた全店に、赤のイメージあふれる販促品を無料で 差し上げます。 ********************************************************** 【ローヌワイン 飲食店プロモーション】 ★期 間: 10月26日(月)~11月30日(月)の期間中、 任意の1週間以上 ★対 象: すべての飲食店(料理、業態は問いません) ※申し込み先着200店限定 ★実施内容: 取扱のローヌワインを対象に、無料で送られる販促品を使い、独自のPOP や店内装飾などで期間中フェアを展開 ★対象ワイン: AOCコート・デュ・ローヌ、ヴィラージュ、AOCコトー・デュ・トリカスタン、 コート・デュ・ヴィヴァレ、ヴァントゥー、リュベロン コスティエール・ドゥ・ニーム ★実施方法: 1)下記URL記載の参加申込フォームに必要事項をご入力し、 2)申し込み受付後、無料POPを送付 3)任意の1週間以上、届いた販促品で装飾するなど、自由にローヌワイン フェアを展開 4)販促物と一緒にアンケートを同封~写真2枚を添えてアンケートに回答 ネットからも返送OK(キャンペーン終了後、1週間以内返送) 5)アンケートをもとに優秀店6店と決定~選ばれた店舗には、プレゼントを 贈呈 6)申込締切: 自館のフェア開催日より、2週間前まで ■「今日の赤 ローヌワイン」■ 何でも試してみることは、ペンション経営の積極化・活性化につながってまいります。 早速に参加を! と、是非とも!と、お奨めします。
2009年10月20日
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●日本に関する旅行ガイド第3弾… ~「ミシュラン・グリーンガイド・ジャパン」、英語版発売! フランスのタイヤ大手ミシュランが、日本各地の観光地を星の数で格付けした旅行ガイドの英語版「ミシュラン・グリーンガイド・ジャパン」を9月7日に発売しました。 2007年4月にフランス語の実用旅行ガイド「ボワイヤジェ・プラティック・ジャポン」を発売、2009年3月には「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」フランス語版を刊行しました。 この「ミシュラン・グリーンガイド・ジャパン」英語版は、この取り組みで誕生するミシュランの日本に関する旅行ガイド第3弾となります。 ■「ミシュラン・グリーンガイド・ジャパン」英語版 * ページ数: 488ページ * 参考税込店頭価格: 2,310円 ■評価基準 ★★★ わざわざ旅行する価値がある ★★ 寄り道する価値がある ★ 興味深い 上記の評価は、ミシュラン独自の下記の9つの基準で決められています。 1. 旅行者がその観光地を訪れた時に受ける第一印象 2. その場所の知名度 3. 文化財の豊かさ(記念建造物や美術館の数)、レジャーの充実ぶり 4. 受賞歴やユネスコの世界遺産などの公的評価 5. 芸術品や史跡の固有の美術的価値 6. 美観 7. 作り物ではない本物としての魅力と調和 8. 旅行のしやすさと利便性(施設整備、アクセス、維持管理など) 9. 旅行者の受け入れ姿勢の質 日本のほか中国や東南アジアなどでも発売され、秋以降は英米でも売り出されるという、この英語版「ミシュラン・グリーンガイド・ジャパン」・・・インバウンド客増に大いに貢献してくれることでしょう。 書店で見かけたら、是非手にとってご覧になって下さい。 ※英語版発売を知らせる、9月5日付朝日新聞記事です。 ■「ミシュラン日本旅行ガイド英語版、7日に発売」■ ※このガイドの詳しい内容は、「ミシュラン」のプレスリリースでご確認を! ■「ミシュランプレスリリース」■
2009年10月15日
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●“「旅と休み」はちょっと長めがいい。” ~TIJが、「1ウィークバカンス」キャンペーンを展開! “ちょっと長め”の旅と休暇を推奨・・・・・日本ツーリズム産業団体連合(TIJ)では、今年度の「1ウィークバカンス」キャンペーン実施にあたり、全国規模でキャンペーンポスターを掲載するほか、会員企業や団体の媒体を活用した告知を充実させる取り組みを始めております。 TIJは、休暇改革事業として連続休暇取得の定着と国内旅行需要の拡大に取り組んでおり、その一環として「秋休み」キャンペーンを6年間にわたり展開してきました。 その運動を継承しつつ、昨年度に「1ウィークバカンス」を立ち上げ、1週間の連続休暇取得の推奨と取得休暇に対応した商品造成を促していました。 今年度は、“「旅と休み」はちょっと長めがいい。”をコンセプトに、連休に有給休暇を加えて1週間の長期休暇を取得することを推進していきます。 これと併せて、旅行プランコンテストを実施する他、旅行商品などのラインナップを拡充し、新たな国内観光旅行需要の開拓を目指します。 なお、9月1日から11月30日までを、その集中告知期間としています。 ------------------------------------------------------------- “「旅と休み」はちょっと長めがいい。” 旅行の楽しみ方ってまだまだあると思います。 たとえばご夫婦、ご家族、お友達、大切な人の記念日やお祝いに、ちょっと 長めの旅はいかがでしょう。 いつもと違う場所で、より長い時間をゆっくりといっしょに過ごすことで、 分かち合える格別の喜び、深まる絆があります。 人生の良き日を、より思い出深いものにしたい節目の旅だから・・・・・・・・ 「1ウィークバカンス」をおすすめします。 ------------------------------------------------------------- 上記のようなリード文で、「1ウィークバカンス」を奨めているTIJのキャンキャンペーンサイトをご確認下さい。 ■「1ウィークバカンスキャンペーン」■ ※TIJ活動報告<「1ウィークバカンス」キャンペーン実施中!>もご参照を。 ■「TIJプレスリリース」■ ペンションオーナーの皆様も、自館のホームページ等でこの「1ウィークバカンス」を宿泊プランに組み上げて、顧客宛積極的にご提案下さい。 キャッチコピーは━━━“「旅と休み」はちょっと長めがいい!” ですよ。
2009年09月16日
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●LED電球は、圧倒的にお得! ~だが、購入前の準備を怠るな! 上記のような表題の特集記事が、同じく「日経トレンディ」に掲載されました。 7月21日付記事で、<いよいよ、電球も「LED」時代へ>として、一気に4000円前後に大幅値下げされた「LED電球」をご紹介しましたが、先行する「シャープ」や「東芝」に続いて、「NEC」や「パナソニック」でも新製品の発売を発表し、今、「LED電球」に熱い視線が注がれています。 《LEDの省エネと超寿命》を手軽に享受できる、この「LED電球」への交換を考えられている皆様には、またとない特集記事です。 先ずは、下記の「日経トレンディ」のサイトで特集記事をお読み取り下さい。 ■「LED電球は圧倒的にお得!だが購入前の準備を怠るな!」■ ※電球形LEDを9月に新発売する、「NECライティング」の記事もご参照下さい。 ■「電球形LEDを9月に発売、NECライティング」■ ※ビックカメラ「LED電球」サイトでは、<LED電球に替えるとこんなに省エネ!>と題して、LED電球を熱烈推奨しております。 ☆ たった1円で、約11時間使用可能! ☆ 一度取り付ければ、10年以上交換不要の長寿命! ☆ 点灯直後から、明るく点灯! ☆ 虫が集まりにくく、清潔! 各社の「LED電球」の価格も一覧できますので、下記のURLでご確認を! ■ビックカメラ「LED電球」サイト■
2009年09月12日
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●地域活性化を担う「産業観光」… ~観光資源と産業資源の融合を! 上記のようなヘッドラインで、「産業観光」が観光経済新聞の1頁全紙に掲載されました。 ■今、脚光を浴びている「産業観光」とは・・・------------------------------------------------------------------------ 産業観光とは、「(1)高い科学技術を示す施設 (2)近代的
2009年09月08日
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●マクロミル、会社員の「夏休み・秋の連休」に関する調査結果を発表! ~秋の連休の平均予算は1人あたり「約3万5000円」 一連の「夏休み旅行動向調査」を掲載してまいりましたが、インターネット 調査会社「マクロミル」では、秋の5連休と併せての調査を実施しました。 7、8月の「夏休み」調査というよりは、「秋の5連休」調査として、その結果を集客戦略等にご利用下さい。 *調査手法: インターネットリサーチ *調査期間: 2009年7月16日(木)~7月17日(金) *調査対象: 全国の20~59才の会社員・公務員の男女 *有効回答数: 516名 ★ 夏季休暇の取得時期 ~約5割が‘お盆’に取得 ~取得日数は「5日以下」が7割 1) お盆中(8/13-16): 48.1% 2) 8月(お盆以外): 20.5% 3) 夏季休暇は取得しない: 13.8% 4) 7月中: 6.6% 5) 9月5連休: 4.5% ★ 夏休みの過ごし方 1) 家で過ごす: 39.1% ~理由は「ゆっくり日頃の疲れを癒したい」 2) 国内旅行: 30.8% 3) 日帰りのレジャー: 26.7% 4) ショッピング: 24.9% 5) 帰省: 23.4% ★ 9月の大型連休の過ごし方 1) 家で過ごす: 36.6% ~理由は「ゆっくり日頃の疲れを癒したい」 2) 日帰りのレジャー: 30.8% 3) 国内旅行: 28.9% 4) ショッピング: 26.7% 5) 帰省: 12.8% ~調査時点での「未定」: 21.5% ★ 夏季休暇にかける予算: 平均 39,632円 ~会社員の夏休みは、体とお財布にやさしい過ごし方が人気 *夏休みの予算を「減らす」人: 29.2% ~その理由は「夏のボーナスが減ったから(63%) *秋の連休の平均予算: 1人あたり 34,926円 ~夏休みよりも5,000円低い *旅行・レジャー費を捻出するために節約・工夫をしている人: 65% ★ 旅行・レジャー費を安く抑えるための工夫(複数回答) 1) 旅行代理店の案内・ネット等で安い旅行プランを探す: 42.6% 2) 高速道路新ETC割引制度を利用して、車で移動する: 39.3% 3) お弁当などを持参して食費を抑える: 34.6% 4) マイレージや株主優待で交通費を節約: 19.5% 5) 公共施設を活用する: 19.0% ※本調査は、秋の5連休(シルバーウィーク)についての最新調査となります。 詳しくは、マクロミルの公開調査データ「夏休み・秋の連休に関する調査」でご確認の上、秋5連休の集客戦略にお役立て下さい。 ■「マクロミル」公開調査データ■
2009年09月04日
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●上半期の日本人出国者、9%減の719万人… ~訪日外国人客も3割減 新型インフルエンザ影響か 日本政府観光局(JNTO)が、09年上半期(1~6月)の日本人出国者数・訪日外国人客数(ともに推計値)を、発表しました。 ■日本人出国者数: 719万人 ・人数ベースでは、71万人の減少 ・07年5月より、23ヶ月連続のマイナス成長 ・上半期の比較では、過去13位 ■訪日外国人客数: 309万5000人 ・前年同期比、28.6%減 ・上半期としては過去5位 ・05年以前の水準まで落ち込む (国別) 1) 韓国: 68万人 (48.5%減) 2) 中国: 47.8万人 (4.2%減) 3) 台湾: 45.5万人 (37.1%減) 4) 米国: 33.9万人 (15.5%減) 5) 香港: 19.8万人 (25.8%減) ~最大の訪日国である韓国が半減し、訪日上位国がいずれも前年を2桁以上下回った。 中国の減少率は1桁台前半で、年間2位の台湾を上回った。 この数字では、2010年度達成目標の「テンミリオン計画」(訪日外国人客数1000万人)、「ツェンティミリオン計画」(日本人出国者数2000万人)、ともに黄色信号どころか、赤信号が点灯してしまったようです。 さあ、どうする! どうなる! ~「観光庁」本保長官に明確なコメントをお願いしたいものです。 ※JNTOのプレスリリースは全28頁にもなりますが、1頁目の「平成21年訪日外客数・出国日本人数」の一覧表をご参照下さい。 ■「日本政府観光局」プレスリリース■
2009年09月01日
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●宿泊施設の定員稼働率、平均45%に… ~観光庁、「2008年宿泊旅行統計調査」を発表! 観光庁はこのほど、宿泊旅行統計調査の2008年1~12月の集計結果(確定値)をまとめました。 調査対象は従業員数10人以上のホテル、旅館、簡易宿所約1万軒で、年間の平均回答率は約7割となりました。 ★年間延べ宿泊者数: 3億970万人泊 (前年比0.1%増) 内、外国人: 2225万人泊 ( 々 1.8%減) ★宿泊施設の定員稼働率: ◆ 全国平均: 45.2% (前年比0.2減) 1)「 ビジネスホテル: 59.4% 2) シティホテル: 59.3% 3) リゾートホテル: 41.2% 4) 旅 館: 33.1% ★延べ宿泊者数の上位5都道府県 1) 東京都: 3595万8千人泊 (前年比3.3%減) 2) 北海道: 2541万人泊 (2.0%増) 3) 大阪府: 1619万5千人泊 (1.2%増) 4) 千葉県: 1485万6千人泊 (0.4%増) 5) 静岡県: 1347万8千人泊 (0.4%増) ~全国のうち前年を下回ったのは約半数にあたる23道府県 ※8月1日付観光経済新聞記事をご参照下さい。都道府県別の「定員稼働率」「延べ宿泊者数」「外国人宿泊者数」が掲載されております。 ■8月1日付「観光経済新聞」記事■ ※詳しくは、「2008年度宿泊旅行統計調査(確定値)」(全183頁もある小冊子)、4頁~16頁に掲載されている「結果の概要」でご確認下さい。 ■「2008年度宿泊旅行統計調査(確定値)」■ さて、ペンションの統計数字はありませんが、定員稼働率でどの位の割合となっているのでしょうか・・・。 多分、20%台前半だと思われますが、如何でしょうか。
2009年08月26日
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●「ワインツーリズム山梨」とは・・・・・ ~そのワインが生まれた土地を散策しながら、食や文化を楽しむ 旅のスタイルです! 日本のワインと言えばやはり山梨県となるのでしょうが、その山梨県で新しいワイナリーツアーが注目されています。 甲州弁「きたりもん」をツアー名に冠したこの新観光ツアーの実際を、下記の毎日新聞山梨版からお読み取り下さい。 ************************************************************************ ■観光ツアー:きたりもん、きたれ! ~既存の資源を活用、ソフトツーリズム 県外出身者を意味する甲州弁「きたりもん」をテーマにしたワイナリーツアーなど、ユニークな発想の観光ツアーが人気だ。 企画するのは甲府市のイベント企画会社「ソフトツーリズム」。大型観光施設ではなく、ワイナリーや農園など既存の観光資源の活用を目指す新たな旅行タイルを提供している。 6月14日に行われた山梨市小原東の「旭洋酒」のワイナリーとブドウ畑を回る日帰り旅行のタイトルは「きたりもん」。 同社は農家の共同醸造所だったが、現在は県外出身の鈴木剛さん(37)と妻の順子さん(39)の2人が経営する。 ブドウ畑や地域の風土を知ってもらいたいと考えていた順子さんがツアーのアイデアを提供し、部外者という意味の強い「きたりもん」をあえて主題に据えたのはソフトツーリズム社長の笹本貴之さん(37)だ。 笹本さんは「若い二人が地元農家との関係に苦労しながら地酒文化を受け入れ、高い品質のワインを造り出す。その葛藤(かっとう)や努力が参加者に伝わればと考えた」と語る。 ツアーには定員の24人が参加。40人もの応募があった。 甲州市塩山千野では、08年の洞爺湖サミットでの総理夫人主催夕食会で振る舞われた白ワイン「千野甲州」に使われる甲州種のブドウが栽培されている。参加者はこの畑で、鈴木夫妻や栽培の専門家、小川孝郎さんから話を聞いた。 「観察が大事。カラスノエンドウの葉が白くなれば、葉ダニが大量発生します」と小川さんが説明し、参加者は熱心に聴き入った。 参加者のうち4人は後日、旭洋酒の畑仕事の手伝いに来るなど、パック旅行にはない交流も芽生えた。「こういうツアーが求められていたんだと感じました」と順子さんは振り返る。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 「今あるものを使って山梨を楽しむ。アイデアを凝らしたツアーが地域活性化につながるし、本当の旅でもある。山梨を世界の『本当の旅』の先進地にしたい」と笹本さんは目を輝かせる。 甲府市出身の笹本さんは、大卒後に渡米しスラム街のコミュニティー改善活動に取り組むなどし、昨年2月にソフトツーリズムを設立した。 社名でもあるソフトツーリズムのコンセプトを考えたのは同社取締役で甲府市中心部でカフェを経営する大木貴之さん(38)だ。 ハコモノ観光施設や観光地を大型バスで巡る「ハードツーリズム」に対し、地域の産業や農業をありのまま紹介し、細い路地をゆっくりと歩いてもらう。 大木さんは「至らず、尽くさずが私たちのキーワード」と笑う。「無料試飲やガイドの説明ではなく、参加者自身がブドウ畑やワイナリーを歩いて勉強するからこそ心に残るんです」 同社のツアーには、ワイナリーや名所旧跡の名ではなく、「鳥居平・菱山」など地域名や「農村文化」のようなテーマが冠される。9月にも「勝沼の農村文化」とする日帰りツアーを企画しており、豪族の集落跡とされる甲州市勝沼町の深沢集落などを巡る予定だ。************************************************************************ 「エコツーリズム」「グリーンツーリズム」「着地型観光」「体験型観光」等々、新しい観光ツアーがさまざまに展開されてますが、先ずは地元の観光資源から地元発の、「旬の旅」を提案したいものです。 この「ワインツーリズム山梨」は、ペンションオリジナルの「旬の旅」の企画提案の格好な資料ともなりましょう。 下記のURLをご参照になりながら、自館発の新ツーリズムをご企画下さい。※「ワインツーリズム山梨」の詳細については、下記のようなリード文から始まるソフトツーリズム(株)のサイトにて、ご確認下さい。 %%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%% ソフトツーリズムの具体的なモデルケースとして、山梨のワイナリー巡りを 地元にまた世界に広めるためのプロジェクト「ワインツーリズム山梨」事業 を実施しております。 「ワインツーリズム山梨」とはワインを味わうことは、その土地の自然・人間 ・文化を全身で味わうこと。山梨のワイナリーを巡り、つくり手と触れ合い、 彼らのつくるワインを味わう。そのワインが生まれた土地を散策しながら食 や文化を楽しむ。 ワインツーリズム山梨とはそんな旅のスタイルです。 ■「ソフトツーリズム」ホームページ■ %%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%% ※ブログ「ぶどうの葉っぱ」では、「ワインツーリズムを体感する旅」の様子や、毎日新聞掲載の記事も紹介されております。 ■ブログ「ぶどうの葉っぱ」■ ※記事中で紹介されている「旭洋酒」のホームページです。 ■「旭洋酒」ホームページ■
2009年08月21日
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●夏休みは、「安く・短く 楽しむ」傾向… ~電通リサーチ、「夏休み調査」を発表! 8月4日号で、「楽天リサーチ&トラベル」による「夏のレジャーに関するインターネット調査」の結果をご紹介しましたが、今回お届けする「電通リサーチ」が行った「夏休み調査」は一連の調査の中で一番最後に実施されたもので、より新しい旅行動向が示されております。 夏休みももう半月程を残すのみとなりましたが、夏休みシーズンを総括する意味合いからも、自館の状況と比較対象しながらご参照下さい。 【2009年夏休み調査/結果の要約】 ◆2009年の夏休みは・・・ “安く・短く” 楽しむ夏 ~2001年の調査開始以来、休暇日数・予算ともに最低水準。 しかし、高速料金が割引になったことがきっかけとなって、「帰省」「国内 旅行」が伸張。景気の回復が見えない中、“安く・短く楽しむ夏”という姿が 見えてきた。 ◆夏休みの日数は・・・ 5.6日 ~昨年より約1日減少。2001年の調査開始 以来、最少日数。 ◆夏休みの予算は・・・ 8.8万円 ~2001年以降、最低水準。 ◆夏休みの過ごし方は・・・ 「帰省」「国内旅行」がトップ2。 ~高速料金の値下げに伴い“国内の旅”が人気。 ◆各年代別ごとの夏休みの状況 * 学生・・・ レジャーで楽しむ夏休み * 20代未婚OL・・・ 倹約はしたいけど、いざ海外! * 30~40代既婚者・・・ 安上がりに過ごす実家への旅 * 50代既婚者・・・ おうちでのんびり節約志向 ◆今年の夏休みの旅行は・・・ 1) 帰省: 26.8% 2) 国内旅行: 23.0% 3) 海外旅行: 4.3% ■理想的な夏休み・・・ <過ごし方> 1) 国内旅行 2) 海外旅行 ~有職者の今年の理想の夏休みは「国内旅行」が人気で、過去2年 連続首位だった「海外旅行」は減少。「帰省」は2年連続増加。 <日数> 平均: 9.9日 ~昨年の日数(10.6日)よりわずかに減少し、過去最低日数。 ■現実の夏休み・・・ <過ごし方> 1) 帰省 2) 国内旅行 ~有職者の現実の夏休みの過ごし方は、「帰省」がトップ。 2位の「国内旅行」は、昨年よりスコアは回復し上昇傾向。 一方、「海外旅行」は減少。 <日数> 平均: 5.6日 ~昨年(6.5日)より1日減少し、過去最低の日数。 「5~7日」といった短い休みを取る人が増え、「8~13日」 といった長い休みを取る人が減る。 <予算> 平均: 8.8万円 ~過去最低の予算で、節約意識が高まる。 学生と30~40代既婚者の予算は、2年連続で減少。 20代未婚OLは、12.5万円で昨年より4万円増加。 ※図表入りの、8月8日付観光経済新聞」記事をご参照下さい。 ■「理想は国内旅行、現実は帰省」■ ※詳しい調査結果は、「調査レポート」(全23頁)でご確認下さい。 ■「2009年の夏休み・調査レポート」■ 如何でしたか、この調査結果は・・・自館の集客状況と比較しながら、現在までの夏休みシーズン動向を総括してみて下さい。
2009年08月18日
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●カーボンオフセット、観光業者の導入支援! ~交通エコモ財団、10月に窓口開設へ… <カーボンオフセット>という言葉を、最近よく耳にしますよね。 ************************************************************ <カーボンオフセット>とは・・・・・・ 日常生活や経済活動により排出される温室効果ガスを別の削減活動 により「相殺」すること。 サービス・商品の利用者がオフセットを行うには、利用、購入に際し、 任意で出資金を支払い、企業側がそれを原資に排出権を取得するなど の仕組みが必要。 ************************************************************* <旅行者が観光や移動に伴い排出する温室効果ガス(CO2)を埋め合わせる>という、観光分野の<カーボンオフセット>を、旅館・ホテル等でも簡単に導入できる支援システムがスタートします。 立ち上げるのは、国土交通省所管の財団法人「交通エコロジー・モビリティ財団」で、コストなどの面から導入に消極的だった中小規模の事業者などのシステムへの参加が期待されており、旅館・ホテルも活用できるシステムとなるようです。 同財団はカーボンオフセット導入に関するガイドラインも策定し、国交省の推奨も受けています。 バス、タクシー、宅配、レンタカー、旅客船、ホテル、旅行の7業種についてCO2排出量の算定方法やオフセット料金の徴収方法、情報提供のあり方等の指針を定めています。 ※「交通エコロジー・モビリティ財団」のHPで、支援システム等のプログラムをご参照下さい。 ■「交通カーボンオフセット関連ニュース」■ 環境問題への取り組み姿勢をアピールできる<カーボンオフセット>です。ペンション単体での参加は無理としても、環境の世紀を具現化するためにもこの言葉は、しっかりと押えておきたいものです。 ・・・近い将来、ペンションでも普通に<カーボンオフセット>宿泊プランを提案出来るようになるのではないでしょうか・・・。 ※詳しくは、7月18日付「観光経済新聞」記事でご確認下さい。 ■「カーボンオフセット、観光業者の導入支援へ!」■
2009年08月13日
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久しぶりですが、観光経済新聞に連載中の人気コラム「IKGの旅館経営再生塾」をご紹介します。 その第240回は「まず自らの行動パターンを変える」と題して、旅館再生への心構えを説いております。マンネリに陥りがちな日常を見直して、「本当にこのままでいいのか」と自問自答しながら、<自らを変え、宿を変える>・・・筆者の《旅館再生論》は、《ペンション復活論》にもつながってくるようです。 筆者渾身の再生論を、じっくりとお読み取り下さい。------------------------------------------------------------------------- 旅館が自ら再生するためには、経営者のものの考え方、行動パターンを変えていく必要がある。 この前提として、経営状況が悪化したのは、大部分が経営者の責任と自ら捉えることである。 さて、ある旅館では過去25年にわたって、売上高・経常利益・入込み数・借入残・繰越利益(欠損)の推移の一覧表を取りまとめた。 この結果、平成に入ってからのある時期をピークに、現時点では売上が半分以下に落ち込んでしまった。この経緯をしばらく見つめていた旅館経営者は、自社の経営成績が常に世の中の外的要因に左右され続けてきたことに気づいたという。 本来、経営者は自身の意思と行動で経営の結果を導き出すべきである。そうでなければ経営者の存在意義がない。 そして考え抜いた結論は、まず「自分が変わる」ということである。そこで「経営者の一日の行動」を棚卸してみた。その結果、いかに自分が無駄な動きをしていたかを痛感したという。 今後の行動の基軸として「それは旅館にとって有益なことか?」を問うことにより、行動すべきこと、しないことを見極めていくこととした。そしてそのことを社員に宣言し、自分の行動をあえてガラス張りにした。 宣言することにより、必ずやらなければならない状況にあえてしなければ、結局はある時点で甘えが生じ、頓挫してしまう。特に経営者は自分を管理してくれる立場の人がいないだけに、無意識のうちに自分だけが例外というものさしを作ってしまう。自己管理に自信のない人にとって、「宣言」は有効な手段である。 この結果、この旅館はスタッフに事細かに指示を出す前に、経営者自らが率先して行動を起こすことに、周りのスタッフが自然に追随することとなった。 人は一般的に変化を嫌う。今までの行動パターンが楽なのである。 でも本当にこのままでいいのかということを自問自答し、意を決して自らを変えたときに、明らかに廻りも変わってくる。 旅館再生は自分の再生から。そのための一歩は、一日の行動パターンからの再生からスタートする。 飯島綜研 代表取締役社長 孫田 猛------------------------------------------------------------------------- 《旅館再生論》として、筆者は以下のように論を進めております。 1) 自らの「一日の行動」を棚卸し、いかに自分が無駄な動きをしていたかを痛感する 2) 行動すべきこと、しないことを見極め、自分の行動をガラス張りにする 3) 行動を宣言することにより、必ずやらなければならない状況を作る そして、文末のの結論を導き出しているのです。 ☆ 旅館再生は、自分の再生から始まる ☆ 旅館再生の一歩は、一日の行動パターンからの再生からスタートする 《まず自らの行動パターンを変える》ことで、マンネリに陥りがちな現状を変えていかねばならないのです。 「昨日の自分」から、「今日の自分」を経て、「明日の自分」へと、ドラスティックに変身を遂げていかねばならないのです。 <自らを変え、宿を変える>・・・ペンションオーナーの皆様も、自らの「1日の行動」を棚卸しすることで、変身・変貌を遂げるための道程を歩み始めて下さい。 「昨日のペンション」から「明日のペンション」へ・・・あなたのペンションは、見事に復活・再生を遂げることとなりましょう。
2009年08月06日
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●今年の7~9月は「巣ごもる夏」、「節約の夏」… ~楽天リサーチ&トラベルが、夏のレジャーに関する調査結果を発表! 楽天リサーチとと楽天トラベルが、夏のレジャーに関するインターネット調査を実施しました。 今回の調査は、6月24日から25日にかけて、楽天リサーチ登録モニター(約166万人)の中から、全国の20~69歳の男女計1,000人を対象に行なわれました。 【調査結果概要】 ★「巣ごもる夏」~“秋のゴールデンウィーク”も低調か?! * 8月に宿泊旅行に出かける: 22.0% (昨年比13.8ポイント減) * 日帰りで出かける: 35.8% (昨年比7.1ポイント増) * 今年の夏はどこにも出かけず“巣ごもる” 7月: 47.3% 8月: 33.0% 9月: 48.7% ~9月の大型連休も、レジャーは低調の様子が見受けられる ★レジャーに費やす予算は5万円未満が約半数! 昨年よりも減らす予定が31.5% * 5万円未満: 50.5% ~約半数を占める (性・年代別の第1位) * 男性40代: 「5万円~10万円未満」 35.1% * 女性30代: 「1万円~3万円未満」 34.1% ~ ~女性に根付く節約・倹約の傾向 (昨年との比較) * 昨年よりも減らす予定: 31.5%、 * 昨年よりも増やす予定: 15.5% ~予算についても景気低迷の余波 ★交通通手段 1)自家用車(マイカー): 54.7% 2)電車・新幹線: 19.6%、「 3)飛行機: 16.1% * 高速道路料金の引き下げによる影響について 「関係はない」: 52.1% 「非常に影響している」+「やや影響している」: 47.9% ★レジャーに出かける理由は 1)毎年の恒例だから: 56.2% 2)休暇がとれたから: 20.7% 3)各種夏のイベントが楽しみだから: 20.3% 4)高速道路や燃油サーチャージの値下がりにより 交通機関の利便性が上がったから: 12.4% ~高速道路料金引き下げという財源特例法の影響力は限定的 ★“巣ごもり派”レジャーに行かないのは 1)お金がない・節約のため: 54.9% 2)どこも混雑するから: 36.7% 3)行きたいところがない: 17.7% ★今年の夏のレジャーに「出かけない派」の過ごし方 *男性 1)DVD映画鑑賞: 26.2% 2) 仕事をする: 24.6% *女性 1) 日ごろできない家の掃除: 27.0% 2) 何もしない・DVD映画鑑賞: 22.0% ★年の夏の間いくら余暇に費やすか 1)使わない: 38.5% ~使っても1万円未満(29.6%) を合わせると68.1% 2)8千円~1万円未満: 13.3% 3)2万円~5万円未満: 11.9% ~レジャーに出かけない理由がやはり「節約・倹約」 夏休みが始まって、超繁忙期お盆を控えた8月に突入となりました。本調査結果と自館の予約状況を比較対象されながら、夏休み後半戦の集客戦線にお臨みください。 ※詳しい調査結果は、図表入りの「楽天調査レポート」でご確認下さい。 ■「楽天調査レポート」■
2009年08月04日
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━━━━━ もうひとつ、中国人観光客関連のニュースです。 ●日本政府観光局(JNTO)、中国検索サイト「百度」と提携! ~中国に、“訪日観光プロモーション”を開始… JNTOでは、中国でシェア1位の検索サイト「百度(バイドゥ)」と提携し、ウェブを使った観光プロモーションを中国で始めました。 インターネット人口が3億人といわれる、中国本土に向けて日本の観光情報を発信し、訪日旅行を促す目的です。 この取り組みは、中国本土向けの訪日個人観光査証(ビザ)制度が7月に創設されることを受け、2010年までに訪日外国人旅行客1千万人を目指すビジット・ジャパン・キャンペーン(VJC)の一環として展開されるものです。 【観光プロモーションの一例】 1)「百度(バイドゥ)」の検索連動型広告を活用 ~「日本旅游」(訪日旅行の意味) と検索した利用者を「VIC」の キャンペーンサイトに誘導。 ■「日本旅游」サイト ■ 2)日本の魅力を紹介している2つの日系中国語雑誌、「A〔ei〕」(チャイナ ・コン シェルジュ・グループ発行)と「OCEANS」(インターナショナル・ラグ ジュアリー・メディア発行)からコンテンツ提供を受け、最新観光スポット、 宿泊施設、ショッピング情報などを同サイトから発信する。掲載情報は 毎週更新。 3)VJCで展開する、中国内の様々な媒体を使ったPR事業とも連動~新聞、 雑誌の広告と特集記事、テレビ番組、屋外キャンペーンなどで《Baiduで 『日本旅游』と検索》のロゴメッセージを告知し、キャンペーンサイトの検索、 閲覧を促進する。 ※「百度(バイドゥ)」のサイトにアクセスされ、日本の観光地名を入力してみて下さい~中国人観光客集客へのヒントが、満載されていますよ。 ■「百度(バイドゥ)」サイト■ そして、「観光庁」本保長官が中国人観光客について、次のように語ったと中国の国営メディアが伝えました。 %%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%% ■日本の観光庁長官、「年収の高い“信頼に値する”中国人客を歓迎」 と発言―中国国営メディア 6月30日、国営新華社通信のウェブサイト・新華網は、日本政府が7月 1日から中国人富裕層を対象に個人旅行を解禁する件で、本保芳明観光庁 長官が「年収の高い“信頼に値する”中国人観光客を心から歓迎する」 と述べたと報じた。 観光庁は3月、中国人の個人旅行を解禁する方針を示したが、その際 観光客が旅行中に姿を消し、そのまま不法滞在に転じる事態を防ぐため、 解禁の対象を「年収25万元(約350万円)以上」の富裕層に限定した。 これに対し、中国国内からは「陰湿な差別だ」などと否定的な意見が噴出 しているが、本保長官は「信頼に値する人物かどうか、本当に観光目的な のかどうかを判別するのは難しい」とした上で、「あくまでも参考条件の1つ。 収入だけで判断するわけではない」と強調した。 %%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%% 面白いですよ、中国人観光客関連のあれこれは・・・・・何事であれ、面白いと興味をもっての積極的なアプローチは、必ずや大きな成果をもたらしてくれることとなりましょう。 《オーナーよ、一歩前へ!》です。
2009年07月31日
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※上掲写真は、中国「銀聯カード」のロゴです。 ●中国で日本への個人旅行向け観光ビザ発給! ~7月1日から、富裕層を対象に… 既にご承知のことでしょうが、この7月1日から中国人の富裕層向け(年収25万元・約350万円以上)に、個人旅行向け観光ビザの発給が始まりました。 ■日本への渡航者向け観光ビザ発給の経緯 ☆ 団体旅行への発給: 2000年~ ☆ 家族旅行への発給: 2008年~ ☆ 個人旅行への発給: 2009年7月1日~ ※「“中国のセレブ”お待ちしてます」と題した、読売新聞記事をご参照下さい。 ■6月30日付「読売新聞」記事■ 上記の読売新聞記事では、<中国紙は「中国人にはハードルが高く、効果は限定的」(北京晩報)と指摘している。>とありますが、中国人観光客が増えるのは間違いない事実です。 ペンションのインバウンド対応としても、中国人観光客がターゲットとなってくることでしょう。中国人観光客の動向から、目を放せませんね。 また、知床や阿寒湖など北海道を舞台にした中国映画のヒットしたとのことで、中国人観光客が急増した阿寒湖温泉の、温泉街あげての誘致活動などを取り上げた、読売新聞記事も併せてご参照下さい。 ※6月29日付読売新聞記事 ~「映画ヒット、中国人に北海道ブーム~阿寒湖が誘致に熱」 ■6月29日付「読売新聞」記事■
2009年07月27日
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前回に引続き、ペンションに役立つ新製品のご紹介です・・・。 世界最大の電動工具メーカー、ブラック・アンド・デッカー社から、こぼした液体なども手早く掃除できるハンディクリーナー『乾湿両用ダストバスターエクストリーム Z-WD7215』が、新発売されました。 『乾湿両用ダストバスターエクストリーム』は、通常のクリーナー機能に加え液体の吸引も可能なコードレスハンディクリーナーです。 キッチンなど水まわりの掃除や、割れたガラスなどの細かい破片、ガーデニングやベランダの泥や砂、結露、ペットの汚れなど、幅広いシーンで使用できます。 ペンションの食卓対応でも、お子様の飲みこぼしや食べこぼしなどを素早く処理できて、1台備えておくと大変便利なツールとなりましょう。 希望小売価格は、8,500円(税別)です。 ■『乾湿両用ダストバスターエクストリーム』ニュースリリース■ ■『ダストバスターエクストリーム』画像&製品概要■ ただ、新発売のこの『ダストバスターエクストリーム Z-WD7215』ですが本家本元のブラック・アンド・デッカー社のサイトには未掲載なのです。 同様の製品として、『ダストバスター Z-CHV7250』が掲載されておりますので、こちらの方を紹介しましょう。 製品の仕様などは、新製品の『Z-WD7215』とそれ程の違いはないようです。 ■『乾湿両用ダストバスター Z-CHV7250』■ ■乾湿両用ダストバスター Z-CHV7250 【製品の概要】 * 電圧: 7.2V * 吸込仕事率: 13W * 連続使用時間: 約8~10分 * 集じん容量: 207ml * 本体質量: 1.35kg * 付属品質量: 0.25kg * 充電時間: 6時間 * 希望小売価格: 6,300円(税込) ※下記の通販サイトですと、最安値⇒3,132円(税込・送料込)~Amazon.co.jp(アマゾン)~でした。 ご確認の上、是非1台常備されることをお奨めします。下記の通販サイトでご確認下さい。 ■通販サイト(ソネットポイントショッピング) ■
2009年07月23日
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●いよいよ、電球も「LED」時代へ! ~シャープが、家庭用「LED]電球を9機種新発売… シャープでは、一般ソケットで使える家庭用のLED電球9機種を7月15日より新発売することとなりました。 【発売するモデル】 ~3モデルで、 1) 光や色の調節機能のない「スタンダード」モデル 2) 明るさを7段階変えれる「調光器対応」モデル 3) 光の色と明るさを各7段階変えられる「調色・調光」モデル~49パターンに変えることができる 【LED電球の特長】 1) 少ない消費電力 2) 電球が熱くならない 3) 紫外線がなく、虫が寄りにくい 4) 寿命が長く、電気代が安い ~* 寿命: 約4万時間(白熱電球の40倍) * 消費電力: 4.1W(白熱球では36W) * 電気代: 1円で約11時間 5) 水銀を使わないので、環境性に優れる 【価格】 ~オープン ※店頭実売価格 * 「スタンダード」モデル: 4,000円 * 「調光器対応」モデル: 5,500円 * 「調色・調光」モデル: 8,000円 100円程度で購入できる白熱電球に比べるとまだまだ高額ですが、他社の販売するLED電球に比べると半額以下となっているとのことです。 ※詳しくは、「日経トレンディ」記事でお確かめ下さい。 ■「シャープが家庭用LED電球を9機種発売」■ ※「シャープ」のWebサイトも、ご覧下さい。 ■「シャープLED照明」サイト■ ━━━「シャープ」に追随するかのように、「東芝」でも価格半値のLED電球を新発売します。 東芝の照明子会社「東芝ライテック」が発売するもので、価格を従来の半分の5000円程度に引き下げています。 ■発売日: 7月15日 ■製品概要: *6.9W型(60W相当) 5,460円 *4.1W型(40W相当) 5,250円 ■「東芝ライテック」のWebサイト■
2009年07月21日
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●阪急交通社、「おひとり様参加の旅」を発売! ~一人でも気軽に参加できる国内旅行の新シリーズ… 前回に引き続いて、もうひとつ、「ひとり旅」についてのニュースです。 さすがに旅行会社では、こんな「ひとり旅」ブームを逃すことはありません。阪急交通社では、トラピックス20周年を記念して誕生した新シリーズとして「おひとり様参加の旅」を6月下旬に発売しました。 【商品概要】 ■名称:おひとり様参加の旅 ■設定日:2009年7月~2010年3月出発 ■掲載コース例: 〔トラピックス〕 ・大自然の宝庫 屋久島・種子島 悠々ひとり旅3日間(99,800円) ・たっぷり佐渡ヶ島3日間(40,800~42,800円) ・日本三大花火大会のひとつ 長岡まつり花火大会3日間(32,800円) 〔クリスタルハート〕 ・利尻・礼文、そして優雅なる船旅5日間 (115,000~120,000円) ・おひとり様参加限定!東北三大祭り3日間(100,000円) 〔Theお宿〕 ・パレスホテル箱根(18,100円~) %%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%% 「旅行に行こう!」と思ったらすぐに予定を立てられるのがひとり旅の いいところ。ここでは、おひとり様よりご参加出来るツアーを各出発地別 にご紹介します。 手軽な日帰りツアーや、宿泊ツアーなどお気軽にご参加ください。 %%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%% ※上記のようなリードコピーが掲載された、阪急交通社の「おひとり様参加の旅」のサイトを、ご参照下さい。 ■「おひとり様参加の旅」■ ※6月22日付「日経トレンディ」でも、この「おひとり様参加の旅」を紹介しております。 ■6月22日付「日経トレンディ」記事■ さあ、思い立ったが吉日! 早速に、ペンションでの「ひとり旅」プランを企画され、顧客の皆様宛ご提案下さい。 <ぶらりペンションひとり旅>とでもネーミングされて、ペンションオリジナル&ペンションホスピタリティを大きく打ち出してみましょう
2009年07月15日
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●「旅は気ままにひとり旅」・・・・・ ~ひとり旅のガイドブックが、売れ行き好調! <家族や気の合った仲間との旅行もいいけれど、一人で気ままに旅をしたい>こうした「ひとり旅」が女性や中高年男性の間で静かなブームになっているようです。 この程、旅行読売出版社から新発売となった「のんびり気まま ひとり旅」というガイドブックの売れ行きが好調~読者からの反響も非常に多いそうです。 雑誌購入者のアンケート結果を見ると、<ひとり旅はしたことがないけれど行ってみたい、関心がある>との回答が多く、潜在的なニーズが大きくなっていることが浮き彫りになりました。 中高年層では、趣味の美術館めぐりを同行者を気にせず気軽に味わいたい人や、花の撮影をしたいアマチュアカメラマンなど、一人の方が動きやすい旅を望む傾向が高まっているようです。 また、30歳代を中心にした女性にもひとり旅への願望が膨らんでいるのも、特徴的なことのようです。 社会で活躍する独身女性が増え、忙しい時間を割いて、思い立った際に旅路の人になるには、仲間と旅程の調整をするより、やはり一人でということなのでしょうか。 「少し前では、ひとり旅の女性を泊めたがらない旅館もあったが、最近は女性もひとり旅を明るく楽しんでいて、宿でもこうした宿泊客向けプランを作ったり、女性用の風呂を男性用と同等以上に広げたりして、喜んで受け入れるようになった」・・・と、旅館やホテル側の意識も変わってきています。 団体客が激減し、部屋の稼働率を高めたい宿側の思惑とも合致して、女性でも男性でも一人で泊まりやすい状況が広がっているのです。 ペンションでも、こんな「ひとり旅」ブームを集客戦略に、しっかりと取込みたいものです。自館オリジナルの「ひとり旅」宿泊プランを、積極的にご提案下さい! ※旅行読売・臨時増刊(MOOK) 「のんびり気まま ひとり旅」の内容をご確認下さい。 ■旅行読売(MOOK) 「のんびり気まま ひとり旅」■
2009年07月10日
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●夏のボーナス減、旅行マインドに影響! ~カカクコム調査、「旅行」等への平均消費4万8000円… 間もなく支給される夏のボーナスですが、「価格.com」を運営するカカクコムがウェブ調査を実施しました。 【09年夏のボーナス推定支給額】 ~平均支給額: 53.6万円(前年比8.1%減) 1)ボーナスはない: 31.4% 2)30~50万円未満: 16.5% 3)10~30万円未満: 13.9% 4)50~70万円未満: 12.5% 5)70~90万円未満: 8.7% ・・・夏のボーナス支給予想額は前年比で平均5万円近い減少。 特に40代以上での減少率が高くなっている。 【税金・ローン返済・生活費の補填等を除いた実際に自由に使える金額】 1)10万円未満: 24.1% 2)20万円未満: 15.4% 3)3~5万円未満: 13.5% 4)30万円未満: 11.7% 5)1~3万円未満: 8.9% ・・・「20万円以上」と回答した人は前年の50.1%から40%に減少。 【ボーナスの使い道に関する平均消費金額】 1)貯金: 15万9000円 2)ローン返済: 12万8000円 3)商品の購入: 6万9000円 4)子供の教育費: 5万7000円 5)旅行に行く・外出する: 4万8000円 ・・・旅行や外食等への支出は4万8000円で消費金額全体の8.9% にとどまる。昨年は7万5000円(全体の12.9%)だった。 100年に1度と麻生さんが言う、未曾有の経済不況下では当然ながら夏のボーナス支給額も、減らざるを得ません。 でも「旅行」等への消費が、ボーナスの使い道では消費額全体の9%にも満たないという現実は、ちょっときついものがありますね。 消費額5万円では、家族旅行でも低額旅行しか出来ません。こんな傾向が廉価のイメージがあるペンションへの宿泊に結びついてくれるのであれば、言うことはないのですが・・・ね。 ※詳細は、「価格.com」調査を、下記のサイトでご確認下さい。 ■「夏のボーナス2009 -あなたは何に使う?-」■ ※「どこまで減る、夏ボーナス」と題した、日経WagaMaga記事もご参照下さい。 1頁目: どこまで減る、夏のボーナス 2頁目: 40、50代で際立つダウン率 3頁目: 埼玉県では、夏ボーナスなしの中小企業が52% ■「どこまで減る、夏ボーナス」■
2009年07月07日
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●清里を「星見の里」に! 七夕に「星の街」宣言へ… ~宿60軒、経営者ら勉強会を重ねる! 山梨県・清里高原で活動するNPO法人「清里観光振興会」が七夕の7月7日、「星の街」を宣言することとなりました。 ペンションオーナーらが「星空案内人」となるなど、天文ファン以外の一般客に楽しんでもらえる環境づくりに乗り出しています。 「清里観光振興会」のホームページでは、下記のようなイベント情報を掲載しております。 ----------------------------------------------------------- 夜の清里高原は、まさに星空の祭典。夏の涼しさはスターウォッチング には最適の環境と言えるでしょう。 冬の観察が一般的となっていますが、夏でも星空が美しい清里だからこそ 私たちはおすすめしたいのです。 7月7日七夕の日、清里は星の街として新たな一歩を踏み出します。 ----------------------------------------------------------- 夜空の美しさに定評がある清里高原~その特徴を生かそうと、「星の街」宣言を発案・・・約60軒の宿泊施設では、経営者らが客に星のうんちくを語れるよう勉強会を重ねているとのことです。 星にちなんだオリジナルカクテルや菓子の創作も構想。7月7日の宣言日には「清泉寮」で、地元出身の歌手によるコンサートなどを予定しています。 1980年代には、「ミニ原宿」と呼ばれるほどのにぎわいを見せた清里高原でしたが、最近はかっての主客層であった中高年客も戻り、落ち着きを取り戻しております。 ただ、客にあふれた頃から見れば「寂れ」感が漂っているのも事実です。清里の自然を生かしたこの<清里「星見の里」化>が、起死回生(?)の一大イベントとなりますよう祈り上げたいと思います。 かってのペンションのメッカ、永遠なれ!と・・・・・ 星空を、ペンションホスピタリティに結び付けて・・・・・ 「清里観光振興会」のHPも、ご参照下さい。 ■清里高原季節のイベントガイド■
2009年07月03日
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●宿泊施設の販売対策50の方法 ~「リョケン」作成のチェックシートで、チェック!を… 4月に山代温泉で開いた旅館大学セミナーで、「リョケン」は旅館・ホテルの売上アップを図るための方策を、「チェックシート」方式で提案しました。 「まだまだあるぞ!販売対策50の方法」と題したチェックシートは、下記の8つにグループ分けされております。 1) ニーズをつかむ~7つの着眼点 2) マーケットへの伝えかた~5つの留意点 3) 企画を発想する~10の切り口 4) お客様を囲い込む~10の作戦 5) 客単価を高める~5つの取組み 6) しぶとく売りきる~4つのこだわり 7) 販売管理、やるべき~6つの施策 8) まず一歩踏み出す~3つの行動 旅館に対しての経営アドバイスですが、ペンションでも役立つ販売対策も多々見受けられます。 50のチェック項目を一覧するだけでも、集客のヒントを見出すことが出来ることでしょう。 下記のサイトにアクセスされ、このチェックシートをプリントアウトしてご確認下さい。 ■宿泊施設の販売対策50の方法■
2009年06月29日
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●観光関連記事2つ、同時に朝日新聞に掲載! ~6月10日付朝刊、経済面と社会面に… 「2009年版観光白書」が発表された折も折、朝日新聞に観光関連の記事が2つ同時に掲載されました。 ひとつは、経済面に・・・・・ ■高級ホテル値引き競争~海外客激減で、連泊なら半額も ---------------------------------------------------- 高級ホテルが宿泊料金を大幅に値下げしている。不況と円高 で客室稼働を支えてきた海外からの客が激減。 その穴埋めに国内の客を奪い合っているためだ。ただ、値下 げはブランドイメージの低下を招きかねず、担当者は頭を悩ま せている ---------------------------------------------------- 上記のようなリード文から始まる記事は、訪日外国人客の減少や経費削減で国内利用者も高級ホテルを敬遠していることから、ホテルオークラやニューオータニでも客室稼働率が40~50%(本年1-4月)に落ち込んで、値引き等のサービス競争が加熱している状況を報じております。 もうひとつは、社会面に掲載されました。 ■観光業「インフルエンザ」解雇 ~業績悪化、派遣しわ寄せ ---------------------------------------------------- 新型の豚インフルエンザが国内で発生してから1カ月。旅行 中止や営業自粛など企業活動に影響が出たことで、派遣切り されたり、突然解雇されたりする人が出てきた。感染国への 旅行を口実に、解雇されたケースまである。 不況と相まって、人員削減が続く恐れもある。 ---------------------------------------------------- 上記のリード文から始まる記事は、旅行・観光業界は例年5、6月は夏休みシーズン前の稼ぎ時で、派遣や契約社員が重宝される時期なのに、「三重苦」(下記参照)にあえぐ旅行会社は社員解雇に及んだと、その顛末を報告しております。 ※旅行会社が現在陥っている「三重苦」とは・・・ 1.経済不況 ~世界規模での不況 2.日帰旅行の増加 ~高速料金の値下げの影響 3.キャンセルの頻発 ~新型インフルエンザ関連 不況による値引き競争や社員解雇など、ペンションにとってもあまりいい影響を及ぼすとは思えない記事ですが、これが現実です。 下記のサイトで、2つの記事の詳細をご確認下さい。 ■高級ホテル値引き競争■ ■観光業「インフルエンザ」解雇■
2009年06月23日
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(画像は、平成19年版「観光白書」です)●「国内宿泊観光」、平均1.55回と低迷! ~「09年度観光白書」発表、宿泊数は2.44泊に… 6月2日に閣議決定した「2009年版観光白書」・・・観光庁が昨年10月に発足後、初の白書となりました。 【2008年度の国民1人当たりの国内の宿泊観光旅行】 ★旅行回数: 1.55回 ★宿泊数: 2.44泊 ~前年度比で大幅減だった2007年度(1.50回、2.42日)とほぼ 同水準に止まる。 また、10年度までに1人当たり年間4泊を目標に対し、その約6割 の水準と低迷している実態が浮き彫りに…。 【08年度日本人の旅行行動に関する実態調査】より ★30歳未満の若年層で、年間に1度も国内宿泊観光旅行に行っていない と答えた人の割合 *20代前半: 41.3% *20代後半: 34.1% ~大学生、社会人ともに「お金に余裕がない」と経済的要因を挙げる 人が半数前後に上っているほか、社会人では休暇の減少という回答。 ★家族層での、年間に1度も国内宿泊観光旅行に行っていない割合 : 28.1% (5年前比15%増) ~団塊の世代などについても、旅行回数の減少が目立っており、定年 延長による余暇時間の伸び悩みや景気減速による消費の手控え等 が背景にあり。 今回の白書は、旅行に関する動向や課題に重点を置いて分析しており、20代では旅行への関心が激減しており、また旅行市場を牽引すると期待されている60代(回数は各年代で最多)の落ち込み幅も最大だったことが、大きな特徴となっております。 下記の資料にて、白書の詳しい内容をご確認下さい。 ■「2009年版観光白書」~平成20年観光状況(全31頁)■ ■「2009年版観光白書」~平成21年観光施策(全4頁)■ 先ずは、何といっても「景気の回復」が急務となりましょう。でも、100年に1度のこの世界不況から、いつ脱出出来るのでしょうかね・・・。 ※6月3日付東京新聞「社説」でも、この「観光白書」が取り上げられております。 少々長文となりますが、どうぞお読み取り下さい。************************************************************************* ■観光旅行減少 雇用と老後が不安では (東京新聞6月3日社説) 今年の観光白書は国内宿泊旅行と海外旅行がともに減少した-と指摘した。収入減や老後不安などが主因と分析するが当然の結果だ。景気・雇用対策や働き方を変えなければ観光振興は難しい。 内需振興の鍵を握っているのが観光だが最近は低迷気味である。昨年10月に発足した観光庁は観光振興の先導役を目指したものの、金融危機と世界同時不況、国内では解雇・失業が急増。これに新型インフルエンザと、出はなをくじかれた。 白書によると2007年度の国内宿泊旅行回数は全世代平均で1.50回と、06年度から2年連続で減少した。このうち60代は1.86回と、04年度2.31回から19%も落ち込んだ。 また日本人の海外旅行者は08年1598万7千人と、前年比約131万人も減少 した。これも2年連続の減少である。 不振の理由として白書は国内旅行は若年層、団塊世代ともに所得の減少を、海外旅行では燃油サーチャージの値上げや消費全体の冷え込みなどを取り上げている。 それはそのとおりだが、もう少し掘り下げれば若者の低所得は不安定雇用の拡大が主因だ。パートや派遣社員など非正規労働者は雇用者全体の3分の1強を占める。賃金水準は正社員の6割程度だ。 また子育て世代も団塊世代も所得は減少している。厚生労働省の調査では07年の世帯当たり平均所得は556万2千円で、ほぼ20年前の水準に戻った。 今夏のボーナスも大幅に減少する。これに最近の派遣切りなどの雇用不安がのしかかっている。 国民が国内・海外旅行を楽しめるようにするには非正規労働者の待遇改善など、政府が雇用で抜本策を打ち出すことが重要である。 観光庁の振興策は国際競争力のある観光地づくりや人材育成など盛りだくさんだ。それは結構だが、たとえば中国は日本国内市場の一部と位置付けて受け入れ態勢を強化するなど、関係者の意識改革を促す取り組みが不可欠だろう。 現在の観光立国推進基本計画に掲げられた訪日外国人1千万人や日本人海外旅行2千万人、国内宿泊旅行年間4泊などの数値目標は、現状では高すぎる。達成に向けて地道な努力を続けてほしい。 今後の旅行の担い手として団塊世代に期待しているが、定年後も働いている人が多い。働き方を変えて休暇を取りやすくするなど、企業側の配慮が必要である。*********************************************************************** ※東京新聞の6月7日付のコラム「筆洗」でも、この「観光白書」について言及しております。 「旅」と「仕事」を対比させた旅論です。文末の一節にご注目下さい。###################################################################### ■筆洗 「旅」と「仕事」。楽と苦で対立する言葉のようだが、実はなかなか深い結びつき がある。 「旅」の意のトラベル(travel)という英語は、フランス語のトラバーユ(travail)と同根だそうだ。求人誌の名でそこそこ知られるようになり、転職を「とらばーゆする」などと言う人もあるが、これが「仕事」の意。 昔の旅もそうだったが、仕事も苦労してするもの、というつながりらしい。 ところで、最も旅をする世代は60代だそうだ。定年で「仕事」を離れたから「旅」に行きやすいという人が多いのだろう。だが、最近公表された観光白書によると、昨今、わが国では国内の宿泊旅行が減る傾向にあり、中でも、この世代の落ち込みが目立つという。 白書は「老後への不安」などを背景とみるが、社会を自立や自己責任重視へと大きく傾けてきた政治に加え、この不況だ。将来への不安を募らせているのは、現役世代だって同じ。 「仕事」の先行きが気になっては「旅」に向ける心のゆとりも 生まれまい。 でも、逆のことも思う。<なにゆゑに旅に出づるや、なにゆゑに旅に出づるや、何故に旅に>と歌った牧水にあえて答えるなら、「仕事」など何かと苦労の多い日常を生きるため、一時の非日常を求めるからだ。 小さな旅でもいい。心のゆとりを保つためにこそ、むしろ「旅」が必要なのかもしれない。########################################################################
2009年06月18日
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※5月30日付朝日新聞夕刊に、「9月の5連休、ツアー予約殺到・ホテルは満室」という記事が掲載されました。 ************************************************************** ■9月5連休、旅行特需 ~新型インフルエンザも影響、予約例年の倍! 旅行業界が、9月19日ー23日の連休「特需」に沸いている。9月には 初めての5連休。 しかも次は6年後とあって、人気の高いツアーやホテルはすでに予約が とりにくい状況だ。 ************************************************************** 上記のリード文から始まる記事ですが、JTB西日本や日本旅行によるこの9月5連休の予約動向を取り上げております。下記のサイトで、ご確認下さい。 ★「9月の5連休、ツアー予約殺到・ホテルは満室」 ━━━━━この秋の5連休について、アンケート調査が実施されました。下掲記事から、「シルバーウイーク」5連休の旅行動向をお読み取り下さい。 ●「シルバーウィークは、ゆっくり過ごす休暇」 ~ネットマイル、秋の大型連休についてのアンケート調査結果を発表! インターネットリサーチのサービスを展開する「ネットマイル」が、秋の大型5連休について、アンケート調査を実施いたしました。 「シルバーウィーク」と名づけられた、今年の秋の5連休・・・上記朝日新聞記事と違う側面も、このアンケート結果から浮かび上がります。 どうぞ、じっくりとお読み取り下さい。 【アンケート結果概要】 ■95%は、秋の大型連休(シルバーウィーク)の予定をまだ決めていない ■シルバーウィークの予定を決めるのは、“3週間前” ■シルバーウィークの休みの予定は“暦通り”かそれ以下~財布の紐も やや固め ■シルバーウィークは“国内旅行”が人気。一方で“どこにも行かない” 予定の消極派も4割~キーワードは“ゆっくり過ごす” ---------------------------------------------------------------- ★今年のゴールデンウィークについての質問 * ゴールデンウィークにどこかへ出かけた: 全体の6割 * 使った費用: “1万円未満”が47.7% * 「どこにも出かけず家にいた」: 全体の4割 ~全般的に節約志向が強かった様子がうかがえる。 ★シルバーウィークの予定 * まだ決めていない: 95.9% * 予定を決める時期: “3週間前”を切ってからという回答が過半数 ~GWでも同様に“2週間前”を切ってから予定を決めた人が 半数いることがわかり、海外旅行など一部の行き先を除き、 大型連休の予定は直近に決める傾向が強い。 ★シルバーウィークもどこかへ出かけたい: 6割以上 ~GWと比べると、“日帰り旅行”や“(泊まりの)国内旅行”の 人気が増加している。 ★シルバーウィークの過ごし方について * “暦通り”か、それ以下の日数で休む予定 * 使う費用についても、GWよりも抑え目 ~“張り切って何かする”よりも、疲れを取るなど“ゆっくり過ごす” ことを重視しているなど、こぢんまりとした秋の休暇をイメージ している人が多い。 ---------------------------------------------------------------- どうやら、秋の5連休の“旅心”は、GWよりは「国内旅行」にシフトしているように見受けられます。 しかも本調査結果によると、全体の95%は予定をまだ決めておらず、実際の予約行動に移るのは連休の始まる3週間前をきってからとのこと…つまり、8月下旬あたりが予約獲得の勝負どころとなるのかも知れません。 ただ総選挙ではありませんが、もう100日後のこととなります。準備万端整えて、この「シルバーウィーク」商戦に臨みたいものです。 詳しくは、秋の大型連休(シルバーウィーク)についての調査レポート(全10頁)で、ご確認下さい。 ★シルバーウィーク調査レポート★
2009年06月16日
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●北の誉酒造、「レモンライム にごり酒」 新発売! ~にごり酒ベースの夏向けリキュールです… 久しぶりに、新製品情報です。 北海道小樽市の蔵元「北の誉酒造」から、にごり酒をベースにした新感覚のリキュール「レモンライム にごり酒」が新発売されました。 北の誉酒造のPR頁から━━━━━ ********************************************************** 「レモンライム にごり酒」は、当社の伝統ある確かな技術で仕込んだ にごり酒に、レモンライムリキュールをブレンド。 にごり酒の味わいの中に爽やかな風味をお楽しみいただける、新感覚 のお酒です。 日本酒に馴染みのない若い世代に向け、手に取りやすい飲みきりサイズの瓶や、イエローとグリーンを基調にしたスタイリッシュな、メタリックラベルを採用しました。 にごり酒をベースにした新感覚のリキュールとしては、「苺 にごり酒」と「さくら かおる にごり酒」に次ぐ第3弾となります。************************************************************************* 【商品概要】 *商品名: 「レモンライム にごり酒」 *品質規格: リキュール *アルコール分: 10% *容量・容器: 300ml・瓶 *荷姿: 12本入りダンボール *希望小売価格: 467円(税抜き) *発売日: 2009年5月22日(金)※下記の、北の誉酒造のサイト/新着情報で「レモンライム にごり酒」の写真をご覧下さい。 ★一滴一滴に自然がある「北の誉れ」★ ペンションにとってはおしゃれなアルコール飲料として、夏飲料の人気商品となるかも知れません。 殊に、初夏から夏シーズンのカップル客にはお奨めかも・・・キリッと冷やしてご提供下さい!
2009年06月09日
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●「乳幼児がいても、旅行行きたい」、92%に… ~観光庁調査、「平日の宿利用」も62%と多数派! 観光庁が、0~2歳の子どもがいる親を対象に、約480組に実施した調査で2歳以下の乳幼児がいる親たちの92%が「旅行に行きたい」と思っていることがわかりました。 また、62%の親は混雑する休日を避けて、平日に宿を利用しています。観光庁では、子ども向けのサービスを充実させれば親子連れが利用しやすくなり、平日の宿泊が増えると、ホテルや旅館に呼びかけを始めました。 観光庁が検証した子育てしやすい環境づくり等の課題について、旅行を切り口とした実証事業のモデルをご参照下さい。 【国内旅行の新たな需要創出・平準化に向けた実証事業】 (1) 「乳幼児連れ家族旅行」促進事業 ~「子供に優しく、親もリラックスできる旅」を通じた子育てしやすい環境づくり <事業の概要> ★「乳幼児連れ家族」による旅行についてのニーズや問題点等を検証する ため、家族が安心して楽しめる宿泊プラン(例:ベビーベッド等の無料サービス 乳幼児の救急対応)を用意し、利用者(約250組)・宿泊施設(11施設)にアン ケートを実施。 <主な検証結果> ☆出産後、旅行頻度が減少した人は8割だが、旅行意欲は9割以上と高い。 ☆乳幼児連れ旅行の6割は「平日」に宿泊 ⇒ 新たな旅行需要創出(特に平日旅行)の可能性 ☆宿泊施設を選ぶ決め手は、立地や価格ではなく、赤ちゃんに対応した サービス(約8割が回答)。 ⇒ 乳幼児連れ家族旅行の促進には、乳幼児対応サービスの充実が必要。 ※(1)の検証結果の詳細は、下記のサイトでご確認下さい。 「乳幼児連れ旅行支援事業」 (2)「親子2人旅(パパ子旅行)」促進事業 ~家族旅行による父親の育児参加のきっかけづくり <事業の概要> ★「パパと子ども」という形での家族旅行についてのニーズや問題点等を検証 するため、父親が主導する家族旅行のモニターツアーを実施し、応募者 (241名)及びツアー参加者(6組12名)等に対するアンケート。 <主な検証結果> ☆主な応募動機は「初めての2人旅」「父親との時間がとれない」など。 ☆母親からの申込みが4割。 ☆パパ子旅行に4割は「不安はない」と回答。 その他は「子どもの寝かしつけ」など。 ⇒ 父親の育児参画の入り口として、家族旅行体験(パパ子旅行)は好機 になる可能性が高い。 ⇒ 「子供と一緒に自分も楽しむ」「父親が主役になれる旅」というニーズに 応える商品開発。 ※(2)の検証結果の詳細は、下記のサイトでご確認下さい。 「親子2人旅(パパ子)旅行の促進事業」 「乳幼児連れ家族旅行」のニーズが相変わらず高いことは、この調査でも浮き彫りにされました。 * 乳幼児がいる親たちの“92%”が「旅行に行きたい」 * “62%”の親は混雑する休日を避けて、平日に宿を利用 上記の2つの調査結果から見ても、「乳幼児連れ家族旅行」「親子2人旅(パパ子旅行)」を、宿泊企画として真剣に取り上げるべきかも知れません。 ペンションオーナーの皆様! もう、「子供なんていやぁ~」などと言っていられない!のですよ
2009年06月04日
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●「ゴールデンウィーク」、休暇をずらして取得! ~政府、需給効率化にらみ検討へ… ゴールデンウイークは、どこへ行っても渋滞、行列――。こんな状況を打破しようと、連休・休暇の分散取得の検討に政府が乗り出すようです。 首相官邸で3月にあった経済対策を考える政府の有識者会議で、星野リゾートの星野佳路氏が次のように提案しました。 ------------------------------------------------------------- 例えば、埼玉県は5月1週目、神奈川県は2週目、千葉県は3週目…… と全国を8パターンに分け、5~6月で休暇を取得する。 ------------------------------------------------------------- 麻生首相も「どういう問題があるの?」と、身を乗り出したというこの提案、果たして実現の可能性はあるのでしょうか・・・。 さあ、経済危機対策に「地域別の休暇取得の促進・分散化」を盛り込み、「旅行しやすい環境整備と宿泊施設の生産性向上から重要」と位置づけた政府&麻生首相の、観光政策への真剣勝負!を期待したいものです。 ただ、「観光庁」の見解は・・・・・ 「新制度はシンボリックだが、地域ごとに祝日を変えるハードルは高い~「昭和の日」(4月29日)や「憲法記念日」(5月3日)の意義を見直す議論に抵抗も予想され、連休がずれれば教育現場への影響も考えられる」としています。 フランスではA~Cの3地区に分け、各2週間ある学校の春休みと冬休みをずらすことで、子どもにあわせて親も休暇をとることが多くなり、道路や観光地の混雑防止策となっているそうです。 観光庁は、まずは小中学校の夏休みを地域ごとにずらす施策を検討し、自治体の教育委員会とモデル地区での試行をとる考えとのことです。 5月から6月にかけて断続的に続くゴールデンウィーク・・・実現したら、これはもう、国内旅行大革命!です。 まっこと官民挙げて、真剣勝負で「観光立国」に相対していきたい!ものです。
2009年06月01日
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観光経済新聞に連載中の人気コラム「IKGの旅館経営再生塾」~その第232回は「不測の事態にたちむかえ」と題して、新型インフルエンザ流行による宿泊施設へのキャンセルが続発していることから、こんな不測の事態に備える心構えを説いております。 いわば、宿泊施設の危機管理について、殊に施設単体では防ぎようのない外的要因による危機(経営悪化)を乗り越える手立てを、じっくりとお読み取り下さい。------------------------------------------------------------------------ ゴールデンウィークが終わり、ただでさえ集客に苦労するこの時期に追い討ちをかけるような新型インフルエンザ。今後どのような事態になるのか、推移を見守るしかないが、見えないウイルスが相手とあって、経済全体に及ぼす影響は計り知れない。 一部の地域が報道の対象とされ、一日でどれだけのキャンセルがあったかという記事が流れていた。これは一旅館あるいは一観光地ではどうすることもできない外的環境の急激な変化である。 ここ数年を振り返ると、経済的な不況はもとより、地震災害も観光地を襲った外的要因である。 決算書の取りまとめや再生計画書のまくらことばとして、必ずといっていいくらい、このようなことが原因で経営状況悪化に拍車をかけたという文章が書かれている。 たしかに予測不能な外的要因による落ち込みは、その地域全体の旅館を容赦なく襲う。しかし、その後数ヶ月がたち、それぞれの状況に差が出てくるのはなぜか? 見事に立ち直ったごく一部の旅館と、外的要因の影響をきっかけとして、立ち直れないまま推移している旅館という構図がかなり見られる。 経営状況悪化の原因を、外的環境悪化のせいにするのは簡単である。しかしそれだけでは何の解決にもならないことを、十分認識しなければならない。 経営を続けていると、何らかの不測の事態というのは起こるものである。でもこの厳しい試練をどのように乗り切るかが経営者の力量だ。 つまり、不測の事態が起きたことがきっかけで、経営が成り立たなくなる旅館ではだめだという認識を常に持つことである。 ある地域が何らかの事態で厳しくなったときはいっせいに集客がおちるが、その後存在価値のある旅館から復活する。経営者の大きな仕事は変化する顧客の価値観を認識し、その上を行く旅館の存在価値を作り上げることにある。 その旅館を儲けさせようという奇特な顧客はひとりもいない。行きたいと強烈に感じる旅館とは何か、常に考え実践し続けることである。 またキャンセルが発生したと嘆いてばかりでは何も解決しない。 (株)飯島綜研 代表取締役社長 孫田 猛------------------------------------------------------------------------ 筆者は、<予測不能な外的要因による落ち込みは、その地域全体の旅館を容赦なく襲う。しかし、その後数ヶ月がたち、それぞれの状況に差が出てくるのはなぜか?>と問いかけ、<不測の事態が起きたことがきっかけで、経営が成り立たなくなる旅館ではだめだという認識を常に持つこと>と、厳しい試練を乗り切る《経営者の力量》を求めております。 不況だ、不況だ!と、外的要因に経営悪化の原因を転嫁しているだけでは、決して集客状況好転への道をたどることはできません。そんなマイナス思考にとらわれていれば、かえって反転攻勢への芽をつんでしまうことともなりましょう。 本文末にある、<行きたいと強烈に感じる旅館とは何か、常に考え実践し続けること>が、《経営者の力量》を増大させていくことに、つながってくるのではないでしょうか・・・。 <経営者の大きな仕事は変化する顧客の価値観を認識し、その上を行く旅館の存在価値を作り上げることにある>・・・まさしく、至言!です。
2009年05月26日
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●登場! 「日本の宿おもてなし検定」 ~5月1日から申し込み受付開始! 日本旅館の接遇向上や人材育成を目的に「日本の宿おもてなし検定」が6月に初めて実施されることとなりました。 5月1日から申し込みを受け付け、試験はウェブ上で行なわれます。第1回は初級編とし、公式テキストから出題されます。 この「日本の宿おもてなし検定」は、JTB協定旅館ホテル連盟が国際観光旅館連盟、日本観光旅館連盟、全国旅館生活衛生同業組合連合会とともに2008年11月に「日本の宿おもてなし委員会」を設立し準備していたものです。 【「日本の宿おもてなし検定」の概要と意義】 1) 日本旅館の接遇に関する「業界資格・検定制度」を導入し、資格取得に 向けた「教育・支援プログラム」を構築する。 これにより、お客様と応対するスタッフのインセンティブの向上と継続的 なサービスのレベルアップに資する 2) 接遇サービスを中心とした旅館における業務サービスの基準化により、 旅館業界の人材確保・人材育成に資する 3) 海外からのお客様に対するサービス知識・スキルの向上により、国際 競争力ある観光地の形成とインバウンド市場の拡大に寄与する―ことを 目的とする。 受験資格は問われませんが、、日本国内の旅館ホテル従事者や旅館ホテルへの就業を目指す人を主対象としています。 検定実施に伴い、公式テキストがJTB能力開発から2100円で販売されています。このテキストから知識編30問、実務編30問が出題されて、正解率80%以上が合格となります。 *申込み: 公式ホームページより (5月1日-6月7日受付) *試験: ウェブ上で実施 *試験の期間: 6月22日―7月10日 *受験料: 3000円 観光関連でも、観光地各地で「ご当地検定」が実施されている昨今~登場するべくして登場した「日本の宿おもてなし検定」です。 <おもてなし>や、宿ホスピタリティがウェブ上の試験で判定できるのかどうか甚だ疑問ですが、先ずは注目していい「検定」だと思われます。 下記の公式サイトで、じっくりとご検証下さい!※公式ホームページでは現在、お試しチャレンジとして10問が出題されていますので、下記の公式サイトでチャレンジしてみて下さい。 (左掲メニューの「お試しチャレンジ」からアクセスを…) ★日本の宿「おもてなし検定」公式サイト★ 但し、全問が温泉地に関する設問なので、「おもてなし」には全然関ありません。トライする必要はないかも・・・。
2009年05月19日
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前号では、全国旅館生活衛生同業組合連合会(全旅連)/シルバースター部会のキャンペーンにについてご紹介しました。 ━━━━そこで今回は、シルバー層に優しい「観光のユニバーサルデザイン」について、ご案内しましょう・・・。 ●誰もが旅行を楽しめる環境づくりのために! ~観光のユニバーサルデザイン化を目指そう… ■観光のユニバーサルデザイン化によって何が期待できるのか? 地域や観光事業者にとって、観光のユニバーサルデザイン化に取り組むことで、以下のような2つの効果が期待できます。 ★効果1: 安心して受け入れることができるようになる! 観光関連事業者の場合、障害のある方など、何らかの配慮が必要な 旅行者を受け入れることは“トラブルの種”になるといった意識を持って いる場合も少なくないかもしれない。 観光のユニバーサルデザイン化に関する対応を行うことで、障害の ある方を安心して受け入れることができるようになる。 ★効果2: 新たな観光需要を生み出すことができる! 効果1で示したような受動的な対応から一歩踏み出し、配慮の必要な 旅行者に旅行を楽しんでいただくための多様な取り組みを実施すると ともに、その積極的なPR展開を図ることで、新たな地域観光需要を 生み出すことができる。 平成18年度に国土交通省が設置した「ユニバーサルデザインの考え方に基づく観光促進事業検討委員会」で2ヵ年にわたって議論を行い、その結果を取りまとめた小冊子が、昨年3月に発行されております。 バリアフリー化をお考えの施設にとって、アドバイス満載の小冊子です。下記のサイトで、その詳細をご確認下さい。 小冊子:「誰もが旅行を楽しめる環境づくりのために」 ※掲載写真は、ホテル「ノイシュロス小樽」の“バリアフリー和洋室”です。
2009年05月12日
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●「その背中に、ありがとう」 ~<家族の“節目”を、旅館で祝う!>キャンペーン展開中! 全国旅館生活衛生同業組合連合会(全旅連)/シルバースター部会が4月から、還暦など人生の節目を迎えた家族を持つ人などを対象に、宿泊招待キャンペーンを始めました。★還暦: 60円 ★古希: 70円 ★喜寿: 77円 ★傘寿: 80円 ★米寿: 88円 上記のように、年齢と同額の特別料金で泊まれる優待券をプレゼントするというキャンペーンです。 キャンペーンタイトルは≪『還暦等祝いは家族で』感謝の気持ちを全国の旅館が応援します≫・・・「日本人が大切にしてきた家族や親子の絆を、旅館での時間を通して思い出してほしい」と、キャンペーンの意義を強調しています。 *キャンペーン応募期間: 09年4月1日~09年9月30日 *応募資格: 09年4月2日~10年4月1日に、還暦・古稀・喜寿・米寿等 の誕生日を迎える人 *招待者数: 抽選で、毎月20人、合計100人 【全旅連のシルバースター部会】とは・・・・・ ~高齢者や障害者など、すべての人が利用しやすい旅館・ホテルの普及を目指す組織。 ハード、ソフトで人に優しい配慮を行っている旅館・ホテルをシルバースター登録施設と 認定し、現在、全国約1000軒が登録されている。 ※4月25日付「観光経済新聞」の記事をご参照下さい。 観光経済新聞記事 ※「キャンペーン応募サイト」をご確認下さい。 「キャンペーン応募サイト」 ※人にやさしい宿「全旅連シルバースター部会」公式サイト 「全旅連シルバースター部会」 ペンションでも、オリジナル宿泊プランで<家族の“節目”を祝う>というキャンペーンの展開は、十分可能です。早速に、オリジナルプランを顧客宛て提案してみませんか・・・。 「ペンションシルバースター部会」も、一考の価値あり!かも知れませんね。
2009年05月07日
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●「パンブキンより宿泊代金半額のご案内」 ~ブログで堂々(?)と、半額割引を告知! 白馬のペンション「パンプキン」では、ブログを積極的に活用しているようです。 「白馬便り~野菜畑のおしゃべり」というブログの、4月17日付記載が「パンプキンよりの宿泊代金半額のご案内」という表題で、開業記念企画(10周年が出来ずに、11周年ということですが…)を案内しているのです。 8200円の宿泊料が4100円になるという半額セール(?)~赤字で強調されたその記載は、かなり目立ちます。 ブログを地元の旬の情報発信と位置づけて、日記風に記載されているペンションブログが多い中では、その点でも目立つブログです。 無論、この「パンプキン」のブログも普段は日記風に記載されているのですが、時折はこのような直接的な宣伝手法で、ペンション営業とリンクさせているようです。 更新も頻繁になされ、4月などは連日休まずに綴られております。ブログの活性化が、ペンション営業にもかなり貢献しているのではないかとも思われる訳です。 どうぞ、実際にそのブログをご覧になって下さい。 ブログ「白馬便り~野菜畑のおしゃべり」 参考までに、自然派ペンション「パンプキン」のホームページもどうぞ…。 自然派ペンション「パンプキン」 本例のように、<集客を目的としたブログ>としての積極活用を、営業施設としては当たり前に集客戦略の中に組み込んでいくべきでしょう。 日々更新を続け、旬の地元情報を発信していく・・・ブログの充実は、ホームページの活性化へもつながってまいります。 ペンションオーナーの皆様も、ホームページとリンクさせたブログの積極的な活用を是非にと、切に!お勧め申し上げる次第です。
2009年05月02日
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いよいよのゴールデンウイークへの突入です。 29日からは、ペンションにとっても稼ぎどころの8日間です。とりこぼしなく、きっちりと満館対応で乗り切りたいものです。 JTBの「GW旅行動向調査」も、<海外旅行人数は3年ぶりに増加(50万人、対前年比+10.1%)、国内旅行人数も2年ぶりに増加(2140万人、対前年比+2.9%)>と、今年のGW旅行の好調さを報告しました。 詳しくはJTBのニュースリリースで、ご確認下さい。 JTB「2009年ゴールデンウィークの旅行動向」 一方、送客実績でJTBを追い抜き、躍進を続ける「楽天トラベル」では独自の動向調査で、GWの予約状況を下記のように発表しました。 (上掲写真は、2月に開催された「楽天トラベルアワード」会場で、08年度決算における総取扱額を、前年比18.4%増の2604億円と報告をしている、楽天/三木谷会長です)------------------------------------------------------------------------ ●楽天トラベルの「GW予約」、国内・海外約3割増! ~間際予約加速、「国内旅行」27%アップ 楽天トラベルが4月15日に発表したゴールデンウイーク期間(4月25日~5月5日)の予約状況は、「海外旅行」が前年同期比28.1%増、「国内旅行」が前年同期比27%増と大幅な伸びを示しています。 「海外旅行」は、4月から燃油サーチャージが引き下げられたのに伴い、商品価格も値下がりしたことから、ネット予約の特長ともいえる間際予約が一気に加速。 方面別では、グアムが105.11%増、韓国が97.8%増、ハワイ61.9%増香港52.9%増、ヨーロッパが50.9%増と、いずれも大幅アップとなっております。 「国内旅行」では、定額給付金の支給やETC搭載車の高速道路料金値下げから、国内宿泊予約が24.7%%増と堅調に推移しております。 また、レンタカーサービスは、ガソリン安と高速料金の値下げからマイカー需要が増えると予測されるなか、131.7%増と大幅増となりました。 目的に応じて効率的に利用できるレンタカーが、より身近なサービスになったと推測しております。 【予約流通総額の昨年対比(4月12日時点)】 「国内旅行」 ◆全体(国内全サービス含む): +27.0% ◆国内宿泊: +24.7% ◆国内宿泊(都道府県別) 1) 新潟県: +55.8% 2) 宮崎県: +50.2% 3) 山形県: +49.3% 4) 鳥取県: +47.8% 5) 広島県: +47.2% ◆レンタカー: +131.7% ◆高速バス: +36.7% ◆ANA楽パック: +67.1% 「海外旅行」 ◆全体(海外全サービス含む): +28.1% ◆方面別 1) グアム: +105.1% 2) 韓国: +97.8% 3) ハワイ: +61.9% 4) 香港: +52.9% 5) ヨーロッパ: +50.9%------------------------------------------------------------------ 絶好調ともいえる「楽天トラベル」の予約状況です。 この数字も、4月12日現在のものですから、間際予約が加速化しているということからすると、GW直前の数字はもっとアップしていることと思われます。 我々ペンションも、集客の前年比アップが「楽天トラベル」並みに大幅増となることを、祈り上げたいものです。 下記のような報道もなされているのですから・・・・ ***************************************************************** <GW連続休暇予定 平均5.5日> 国などが実施した全国調査によると、今年のゴールデンウイーク(GW) 期間中に企業が予定している連続休暇の平均日数は平均5.5日となり、 前年実績を0.3日上回る結果となった。 ******************************************************************
2009年04月28日
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3回連続で、観光経済新聞に連載中の人気コラム「IKGの旅館経営再生 」をお届けします。 その第228回目は、≪リピートされ続ける旅館を目指す≫という表題で、宿のリピーター確保対策についての見解が述べられております。 ペンションにとっても、最重要関心事であるリピーター対応・・・この一文より、リピーター確保のヒントをお読み取り下さい。------------------------------------------------------------------------- 過去の宿泊実績一覧表を見て、わが旅館のリピート率はどのくらいだろうか。 一度来てくれた客にリピートしてもらう労力と、新規に顧客を獲得するための労力は、後者のほうがはるかに大きい。だからリピート客が安定している旅館は経営的に強い。 でも実際には特に問題なく満足だった客も、次の旅行の機会には別の旅館を選ぶ場合が多い。だから宿泊名簿の推移を見ると、リピーターの数は減ることはあっても増えることはないというのが多くの旅館の実態である。 それを客観的に見ている経営者は、リピーターを確保していく努力もさることながら、結果として減少していくのは仕方がないこととして、新規顧客獲得に力を注ぐこととなる。 これは当然のマーケティング論理であるが、現場を見ていると、ここに旅館の落とし穴があるような気がする。 かなり名の知れた旅館でのこと。たしかにひとつひとつの提供商品をとってみれば質が高いのであるが、客はその旅館に対するロイヤルティ(傾倒するまでの心)には達しない。 そのポイントは、現場のスタッフが、客の心をつかむ一瞬のタイミングでの気遣いと言動である。つまりマニュアルにはいちいち落とし込むことのできない真心の振る舞いが、現場で提供されるかどうかである。 これは経営者が誰よりも一度来てくれた客に対し、結果的に次の旅館を選ぶよりも迷うことなくわが旅館を選択してもらいたいという気持ちがあるか。また率先してそのための行動をしているかに尽きるのである。 相手の心を察した最大限のもてなしを常に意識し続けることが、結果としてリピート客の増加につながる。これは今現在の顧客をもっとも大切にする根本的な考え方である。 それを経営者自らどのラインで「これ以上は無理」と判断してしまうかによって、その旅館の体質が決まってしまう。実はそのことを顧客は敏感に察してしまうのである。 よく計算された質の高い提供商品は、客の満足を得ることはできるが、それはある程度想定内の結果であって、時がたつに連れて薄れていく。 でも、瞬間の感動はいつまでも心の中に残るものだ。 旅館の醍醐味のひとつはここにある。 飯島綜研/代表取締役社長 孫田 猛 ------------------------------------------------------------------------- 筆者の論は、<リピート客が安定している旅館は経営的に強い><リピーターの数は減ることはあっても増えることはない><客の心をつかむ一瞬のタイミングでの気遣いと言動>と続き、リピート客増を目指すのなら≪相手の心を察した最大限のもてなしを常に意識し続けること≫と、結論づけています。 文末に、≪瞬間の感動はいつまでも心の中に残るもの≫・・・これが旅館の醍醐味だ・・・と述べられていますが、これこそが宿ホスピタリティを言い表していると言っても、過言ではないでしょう。 ≪瞬間の感動≫を常にお客様に提供すべく、オーナーの皆様にはペンションホスピタリティを大いに発揮されて、自館にロイヤルティ(傾倒するまでの心)を持つ、真のリピーター客確保を目指して下さい!
2009年04月22日
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前回に続いて、観光経済新聞に連載中の人気コラム「IKGの旅館経営再生塾 」の第219回をご紹介します。 ≪「当たり前」のレベルに注目する≫と題して、宿のスタンダード(標準=当たり前)のおもてなしを、きちんとやることから生まれてくるビジネスシーンを、説き起こしています。 この「当たり前」のレベルが非常に高度なある旅館のおもてなしを、じっくりとお読み取り下さい。------------------------------------------------------------------------- ある旅館でのチェックアウト。クレジットカードでの支払いで、サインを済ませたら「お手をわずらわせて、申しわけございません」の一言をいただいた。 一流と言われるシティホテルのフロントでも「恐れ入ります」で終わる場面ではないか。そこまでお客様の立場に立った言葉が出るのかといたく感心した。 この旅館、特に顧客の目を引く派手な商品はない。ただ、当たり前のことをきちんとやることに最大の労力を費やしている。だから、大浴場やトイレ等水廻りの汚れや、宴会場のスリッパの乱れは見たことがない。 これは見事に計算され、そのことに神経を集中させたオペレーションの結果である。だから顧客からすると、実に自然であり、気が付かないことも多い。 はたから見ていると、もっと顧客にアピールすれば、と思うのであるが、これがこの旅館のスタンダード(当たり前)なのだという。 つまり、「当たり前」のレベルが非常に高度なのである。だから、それを好む客層が自然に集まってくる。 この「すごい」といわれることを「当たり前」と言って平然とやりぬくことが、その旅館の存在価値を高めている。 旅館の提供商品は顧客への「もてなし」の手段である。このレベルにこだわり、明確な基準を持っている旅館は強い。 毎日提供している商品について、経営者が目指した決して妥協しないラインというのは、具体的に何なのか。それをはっきりと打ち出すことができるかどうかなのである。 今、旅館が選ばれる時代になっている。ならば選ばれる基準は何か。その選択が経営者に求められている。 そのレベルの尺度とは、顧客に対しておもんぱかるおもてなしのグレードである。 経営者の教養や哲学は旅館のすべてに反映されているものである。だから、現状をよしとするか、それとも手直しをするかは経営者の考えひとつだ。 その基軸は、おもてなしに対する重要性の認識にある。クレジットカードを使うときは、客がサインをするのが当たり前と捉えるか、お手を煩わせて申し訳ないと捉えるかは、その後の行動に天と地の差が生じてくる。 飯島綜研 代表取締役社長 孫田 猛------------------------------------------------------------------------- 「当たり前」のことをきちんとやることに最大の労力を費やすこと・・・これは、宿泊業にとって必須のおもてなしとなりましょう。 <「すごい」といわれることを「当たり前」と言って平然とやりぬくことが、その旅館の存在価値を高めている>と、筆者は強調しておりますが、平然とやりぬくことが「当たり前」であるということは、必ずやお客様を感動させることにつながってまいりましょう。 ペンションオーナーの皆様も、<おもてなしに対する重要性の認識>をしっかりと心に刻み込みながら、日々の業務を「当たり前」の爽やかなホスピタリティで、こなされて下さい。 おもてなしのグレードを高めることが重要!なのです・・・。
2009年04月15日
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観光経済新聞に連載中の人気コラム「IKGの旅館経営再生塾 」の第227回は、《話し好きな人がターゲットの旅館》という表題で、リピーターに溢れるある人気旅館について、その繁盛の理由を解き明かしています。 さて、話し好きな人をターゲットにすると、宿はどう変わってきくのでしょかか・・・・・。-------------------------------------------------------------------------- ある旅館のロビーでチェックアウトの様子を見ていた。 客層は60代以上の個人、グループ客が中心だ。時間に余裕があるのか、精算をすませてもなんとなくロビーにとどまり、客同士が話をしたり、カメラのシャッターを切ってあげたりして和やかな雰囲気だ。 この旅館は女将を中心にスタッフがお客様にお声がけをすることを特に心がけている。そうすると、大部分の客が反応してそれ以上の言葉を嬉しそうに返してくるという。そして夕食前のささやかなイベントも時間を共有するのに一役買っている。 旅館にはそれぞれのカラーがあり、独自の雰囲気がある。施設はとても立派だが、冷たさが漂うところも中にはある。この類の旅館はスタッフに笑顔が見られず、客もその雰囲気を察してそれ以上のコミュニケーションを図る場面が無い。 ところが前述の旅館の場合は、自然に会話が生まれてくる雰囲気のためか、とにかく和やかな会話があちこちで聞かれる。そんな場面のきっかけを旅館が提供しているからだ。 施設面では問題が多い旅館なのであるが、それを通り越しての楽しみがあるから安定したリピート客を獲得しているのだ。 顧客のターゲットを捉える場合に、とかく性別や年齢、価格帯というような、はっきりと区分けができる属性で分類しがちであるが、「話し好きな人」をターゲットとしていることが現場にいるとわかる。 だから、この旅館はどの時間帯に、どの場所で顧客同士あるいは顧客とスタッフが気軽に話をすることができるかという視点で商品をつくりあげている。しかもこれは「無意識のうちに」である。 なぜならこの旅館の経営者や女将が話し好きだからであるからだ。 その結果「この旅館は楽しいからまた来ました」という顧客のコメントが毎日のように寄せられる。 施設・料理・サービスと様々な視点から商品を構築してもなかなか顧客に受け入れられない場合が多い。そこには顧客の心に響かない形だけのものであるからかもしれない。 もっと自然に心が和んだり、楽しい思いをしてもらうためには、という視点から旅館を見直してみては如何だろうか。 飯島綜研 代表取締役 孫田 猛 -------------------------------------------------------------------------- ペンションは、まさしく《話し好きな人がターゲット》の宿です。 お客様同士の会話が溢れる宿は、温かさに満ち満ちております。このお客様同士の会話を引き出すためには、オーナーが媒介役となり、その会話を促進させなければなりません。 筆者の指摘通り、スタッフに笑顔がない宿はお客様同士のコミュニケーションの場面も見られないはずです。 話し好きで笑顔いっぱいの女将のいる宿は、逆にお客様同士の会話があふれることになる訳です。 お客様への積極的なを心がけながら、お客様同士のコミュニケーションの場を作り、リピーターに溢れるペンションを目指されて下さい・・・。
2009年04月11日
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4回連続でご紹介している観光経済新聞連載のコラム「観光業活性化ホスピタリティレポート」~今回は最終4回目となります。 《その習慣に疑問をもつということ》という表題の一文は、年賀状について語っておりますが、“マンネリ化した習慣を見直せ”と説いております。--------------------------------------------------------------------------- 私は毎年、数百枚の年賀状を出しています。しかし、家庭に届くプラィベートなのものは別として、会社に届いたお付き台い先、取引先の方々からいただいた年賀状で、1カ月経っても記憶に残っているものはどのくらいあるでしょうか。 残念ながら、ほとんどないというのが実情です。ただ、来ていたかどうかの確認だけの年賀状に、どれほどの価値があるのでしょうか。どうせ経費をかけ、手問をかけるのであれば、最大限に武器として活用する。それがビジネスの世界ではないでしょうか。 15年ほど前に、ある会社のお手伝いをしていた時のことです。経費を抑えましょうと話し合っていた時に郵便代のことが話題に上りました。ちょうど年末に向かい年賀状を、と考えていた時でした。 私がお願いしたことは、年賀状を今年は辞めてみませんかというものでした。経費削減といっても、たいした金額ではありません。しかし、ただ習慣だからというだけで、何の疑問も持たずに年賀状を出すことに問題意識を持ってもらいたいと思ったのです。 そして、年賀状の代わりに年末に「お礼状」を出しましょうと提案しました。新年のあいさつが「今年もよろしくお願いします」という営業的なものより、「今年もお世話になりました」というお礼状を出す方が先ではないとも考えたのです。 当然、それは手書きで個別メッセージを書くことを条件としました。これまでその会社は数百枚という年賀状を出していましたが、その年は手書きでのお礼状にかえたために、半分ほどしか送れなかったそうです。 しかし、これまで数百枚送っていても、特にその効果が何かの形であったわけではありませんでしたが、お礼状には大きな反応があったのです。 「久しぶりだね、元気にしているの。今度家族で旅行に行きたいんだけど、そんな仕事も受けてもらえるのかな」。そんな電話が数件入ってきました。 何年も出し続けていても全く連絡がなかったのに、その年は多くの反応があったのです。理由は簡単なことです。年賀状という習慣を否定するつもりはありません。しかし、単なる印刷の年賀状を何百通と出す経費と手聞は自己満足に過ぎません。 いかに記憶に残るものを送るか、なのです。その人に向けたコメントも大切です。しかし、よりインパクトのあるものをと考えた時に、もらう側も何十枚も受け取る年賀状では記憶にとどめてもらうことはかなり難しいのです。 その対策が、郵便物の少ない年末に届くお礼状だったのです。 ある年の暮れに同僚から1枚のはがきをもらいました。年末のあいさつ状でした。しかも、それは、その日に受け取った唯一の郵便物でした。 今も鮮明にその記憶が残っています。同じ経費、手間も少し時問を変えるだけで、非常に印象的で有効なものへと変化するのです。 (船井総研観光業ビジネスチーム・西川丈次)--------------------------------------------------------------------------- 年賀状よりは、「クリスマスカード」や「寒中見舞状」・・・暑中見舞い状よりは、秋になってから出す「涼風到来状」・・・年賀状のような多くの中の1枚より、数少ない「寒中見舞状」の方が印象に残るのは当然のことです。 また年明けの厳冬期がオフシーズンにあたるペンションであれば、「寒中見舞状」発信はオフシーズン対策としても格好のDM状として、利用できることでしょう。 筆者が提案された年末の「御礼状」も、リピーター宛の季節挨拶状としては秀逸です。「今年もお世話になりました」というコメントは、心に響くこと間違いなしです。 折角のDM状です。季節挨拶状という格好のアイテムを利用しながらも、最大限の効果を発揮出来るようにアイディアを生かして発信したいものです。 ともかくも、常に《マンネリ打破》をお心がけ下さい。 筆者曰く、《その習慣に疑問をもつということ》~《マンネリ打破》への、またとないキーワードです!
2009年02月10日
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観光経済新聞連載のコラム「観光業活性化ホスピタリティレポート」の連続掲載第3回目をお届けします。 《電話応対は3つの名前を使って》と題した一文は、電話応対の重要性を熱く語っております。 電話応対は、接客ホスピタリティが論じられる時の定番のアイテムですが、《3つの名前》というところにご注目下さい。 ペンションへの予約も、時代を反映してネット経由が多くなってきているようですが、まだまだ電話予約が主流です。筆者の提言を受けて、電話応対でのスキルを磨き上げて下さい。 ---------------------------------------------------------------------------- 電話は現代のビジネス社会において欠かせないものです。しかし、その接客力の重要性を真剣に考えている企業は残念ながら少ないと言わざるを得ません。 マニュアルをお持ちの企業は多くありますが、その教育は書かれている文章の説明、解説であり、その意味を伝える企業は少ないのです。 今年多くの企業から電話応対力強化の仕事が入りました。各社が素晴らしいマニュアルを持っています。しかし、聞くだけの研修を受けただけで、後はOJTでというのが現実のようです。 まず、各社に電話を入れて、現在の電話接客力の調査から開始しました。マニュアルに書かれていることが、現場で実行できているのか。さらに付加、強化すべさポイントの調査です。 そこで分かったことがあつます。マニュアルに書かれたことが実行されていても、その文字に込められた思いを知らずに取った行動では、感動が生まれないということです。 例えば、「電話は3コール以内で取りなさい」「お礼、社名に続いて自分の名前を名乗りなさい」と書かれていて、その通りに実行されているのです。 しかし、声が小さかったり、早口でその言葉が聞き取れません。なぜこんなことになるのか、電話を受ける現場を訪ねて調査しました。 オペレーターでない限り、電話が掛かってくるのを待っているわけではありません。それぞれが仕事をしている中に、突然電話は掛かってくるのです。 取った電話をあごにはさみ、今までしていた仕事の手を止めずに対応していたのです。お客さまにその雰囲気は伝わってしまうのです。 電話をかけてこられるお客さまは、お得意さまばかりではありません。初めての方も多いでしょう。「どんな会社かな」と不安を持ちながら、掛けてこられているのです。その不安を取り除く対応ができていないのです。 ホスピタリティとは、その不安を取り除き、ホッとしてもらえるような対応をすることです。そのためには、まず電話の側に鏡を置いてください。その鏡に笑顔をつくってから電話に出るのです。 これが、今からその電話に集中しなければならないという儀式です。 次に、会話中に3つの名前をうまく使って下さい。 1つ目が、企業の信頼を届けるために、先に名乗る名前です。信頼を届けるのですから、ゆっくりしっかりと伝えなければなりません。 2つ目が、最後に名乗る名前です。これは、電話をいただいたお客さまへのお土産となる名前です。誰しも、掛ける先に名前を知っている人がいるということは安心感につながります。しっかりと覚えてもらえるように伝えましょう。 最後、3つ目の名前は、お客さまの名前です。なるべき早い機会にお客さまの名前を得て、それ以後の会話にお客さまの名前を呼ぶのです。電話は1対1の会話です。 特に名前を呼ばなくても会話はできます。しかし、だからこそ、そこにお客さまの名前を呼ぶ接客をすることでお客さまにサプライズを提供できるのです。 お客さまは、その電話を非常に親近感を持って会話をすることができるようになるのです。1本の電話でお客さまの心をつかむ電話接客を目指しましよう。 (船井総研観光業ビジネスチーム・西川丈次)---------------------------------------------------------------------------- 筆者の言う《3つの名前》を、ペンションへの宿泊予約という場面に置き換えますと、以下のようになりましょう。 1) 企業の信頼を届ける名前 ~ペンション名 2) 最後に名乗る名前 ~オーナー名 3) お客さまの名前 ~予約者の名前 1)の「ペンション名」を一番先に名乗るのは当然のことですが、2)の「オーナー名」を伝えることは、余りないかも知れません。 3)の「お客様名」も、予約聞き取りの際に復唱するだけで、予約電話の際に繰り返しお客様の名前で呼びかけることは少ないでしょう。 筆者の言に従って、これからの電話予約に対しては、お客様を名前で話しかけ、必ず最後にオーナー名を名乗るようにしてみましょう。 「オーナーの○○が、承りました。○○様、お出かけを心よりお待ち申し上げております」 信頼という絆が格段に強化されて、予約電話の場面が様変わりするかも知れませよ・・・。
2009年02月07日
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観光経済新聞連載のコラム「観光業活性化ホスピタリティレポート」の連続掲載2回目は、《観光客が来る目的とは何か》です。 “もっと観光客の声に耳を傾けるべき”~とする筆者の主張には、うなづけることしきりです。 また、お客様に、「私のおすすめ」を紹介する宿の女将の対応から、見えてくるもは・・・じっくりと、お読み取り下さい。---------------------------------------------------------------------------- 観光客が何を目的に地元を訪れるか、その理由を考えてみたことはありますか。 観光客はその地を訪れる時に、何の理由もなく訪れることはありません。しかし、その観光客が興味を持つものに、地元の観光業者が興味を持っていなかったとしたら、あるいは、勝手に思い込んでいたとしたら・・・。 先日、観光地の調査で会津地方を訪ねました。まだ紅葉が美しい時期でしたが、目的は新しい観光客を引き付ける眠った観光資源を見つけることでした。 そのひとつに、ご存知の方も多いと思いますが、福島県山都町「宮古」という、わずか34軒の農家のうち、13軒ほどが自宅を開放して、美昧しい十割そばを食べさせてくれるという、全国のそば通を唸らせると評判の地区に興味を持ちました。 以前から、旅行会社の方からうかがっていたところでしたが、訪ねるのは初めてでした。そこで、どの店が良いのかの情報を、予約を入れていた旅館にうかがいました。そして、1軒のお店を教えてもらいました。 「残念ながら、まだ食べ比べたことはありませんが、私はこの店に行ったことがあります。おいしかったですよ。せひ行ってみてください」と。 これまで、観光客を集めていた観光地の集客力が落ちてきています。また、今はまだ、かろうじて観光客を集めることのできている観光地であったとしても、その観光地がいつまでも変わらずに観光客を集め続けることができるのか。 観光客は、今、観光業者が考えている以上に速いスピードで、その二ーズを変化させています。もっと観光客の声に耳を傾けるべきです。 宿泊されるお客さまにどこに行って来たのかを尋ね、訪れる観光客の目的をしっかりと把握すべきなのです。そして、観光客の質間に単に答えるだけではなく、地元にある新しい観光資源を伝えることこそが、変わらず観光客を呼び寄せることにもつながるのです。 その旅館は、私たちの心の声に応えてくれました。「私のおすすめ」の紹介です。地元の方が自信を持って勧めてくれるのであれば、観光客にとってそれは最高の情報です。 翌日、チェツクアウトをして出発する時には、「今日はどちらに行かれるのですか」と訊ね、その観光地の資料を一生懸命に探してくれました。 十分な魅力を持った宿泊施設であったとしても、周辺の観光資源が枯れた時に、宿泊客は減ってしまうものです。 もう一歩観光客の「旅の目的」に興昧を持ち、地元の観光資源を伝え売ることこそが、宿泊・観光客の満足を生み出すことにつながる大切な要素であることを改めて感じさせられた、女将さんのひと言と行動でした。 (船井総研観光業ビジネスチーム)---------------------------------------------------------------------------- ★観光客は、観光業者が考えている以上に速いスピードで、その二ーズを 変化させている ★宿泊されるお客さまにどこに行って来たのかを尋ね、訪れる観光客の 目的をしっかりと把握せよ ★地元の人が自信を持って勧めるものは、観光客にとって最高の情報 ★観光客の「旅の目的」に興昧を持ち、地元の観光資源を伝え売ることこそが、 宿泊・観光客の満足を生み出すことにつながる大切な要素 そのいちいちに、まさしくうなずけることしきりです。 そうなんです! 宿の主は、「地元の生き字引」でなければならないのです。その「生き字引」たる所以を最大限発揮して、地元の観光資源、食材等々誇りをもって大いに売り込んで下さい。 そしてそして、地元の観光に対してのお客様の声に耳を傾けましょう・・・。それが真の意味での、ペンションホスピタリティにつながっていくのです。 参考までに、「宮古そば」を下記のサイトでご覧になって下さい。04年2月3日読売新聞に、<「ふるさと食風土記」~そばの風味と喉越しを堪能 農家そば屋で味わう水そば>と題して、掲載されたものです。 「ふるさと食風土記」
2009年02月06日
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引き続いて、今号より4回連続で、観光経済新聞連載のコラム「観光業活性化ホスピタリティレポート」をご紹介します。 今号は、《「見送り」に感動を与えよう》という表題で、接客ホスピタリティの最大の発揮どころである「お見送り」に際して、“感動をこめよ!”との提言です。 古くて、なおかつ新しいテーマ「お見送り」にかける、筆者の熱意をお読み取り下さい。-------------------------------------------------------------------- 船井幸雄最高顧問から何度となく教えられたことに「見送り」というものがあります。 いいかい、見送るということはね」から始まるこの話を船井総研マンは、入社以来繰り返し繰り返し聞くことでそのDNAに刷り込まれていくのです。 「仮に、6階の応接室でお客さまと会ったとしましょう。打ち合わせが終わった後、その場でその方とお別れするようだとダメだよ。その方とエレべーターホールまで行きなさい。行ったら一緒にエレベーターに乗りなさい。そして一階に着いたらビルの外まで一緒に行きなさい。 その方がタクシーを使われるようであれば、タクシーを止めて差し上げなさい。そのタクシーが見えなくなるまで見送る。これが、見送るということだよ」。 先日のことです。家内と大阪・堺にある「江久庵」を訪ねまLた。こ存知の方も多いと思いますが、ExcleHumann(EH)という企業のグループ会社、EH製菓の高級カステラエ場兼販売店です。 06年4月に政令都市となった堺に本社を置くEHが6月にオーブンさせた店であり、420年の時を越えて復元された千利休の茶室「朝雲庵」を敷地内に持ち話題になった店です。 店舗を訪ねたのは日曜日でした。駐車場がなかったので、店舗の前に車を止めさせていただきました。店内に入り、カステラの並ぶショーケースを見ていたら、1人の係員が声を掛けてきました。 「本日はありがとうございます。もしお時間がおありでしたら、店内を案内させていただきたいのですが」。笑顔での素晴らしい提案に思わずお願いをしました。 カステラエ場から千利休の茶室などを案内をしてもらいました。しかし、私は見学以上に、若いスタッフが一生懸命に自社を誇り、語り、お客さまに喜んでいただきたいという行動に驚かされました。 そして、カステラを買って帰る時のことです。私は一足先に車に戻りました。そこで素晴らしい風景に出会ったのです。 家内より先に出てきたお客さまを、店員が2人で手を振って見送りをしている姿でした。「これぞ、見送り」というお手本のような現場でした。 そして、家内が出てきました。店の外で、商品を手渡され車に戻ってきました。すると、車に乗り込む家内を見て車まで走って来たのです。 そして、車内にいる私に向かって、「ありがとうこざいました。気をつけてお婦りください」とわざわざの声かけです。 バヅクミラーで見ていると「見送りとは」の船井最高顧問の言葉を思い出させるかのように、その手を振る姿が小さくなるまでそこにありました。 当たり前の、そして基本的な行動です。 しかし、その愚直な実行には感動を呼ぶ力がありました。一生懸命に子供に「あれが見送るということだよ。よく見ておけ」と言っている私が車内にありました。 (船井総研観光業ビジネスチーム・西川丈次)-------------------------------------------------------------------- 愚直に「見送る」という行為・・・これこそが、サービス業の原点なのかも知れません。 「見送り」にこめた心の温かさ・・・これこそが、ホスピタリティの源なのかも知れません。 宿泊業に携わるものすべからく、「お見送り」の場面にこそ、最大限のパフォーマンスを発揮すべきなのでしょう。 あだやおろそかに出来ない、たかが「お見送り」、されど「お見送り」なのです。
2009年02月04日
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