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ムクです。 コンニチワ。6歳のトイプードルのオス犬です。ボクの人生・・いや犬生、大変なことばっかりだけど毎日一生懸命がんばっています。 ところで、”ムクの映画ブログ” 始めてから早3年が経過しました。それで、勝手に6月9日を(ムクの日)として毎年映画特集したり、コメント書いたりしていましたが、今年はこの日をすっかり忘れていました~それで、2日ほど過ぎてしまいましたが3周年を記念して大好きな映画をアップしたいと思います。1963年6月9日生まれのBigなアメリカ俳優、ジョニー・デップ主演映画 ”ネバーランド”です。すでに多くの人々が鑑賞し感動した作品です。 名作 『ピーターパン』 の誕生秘話を描いた映画です。 (2004年英・米)原作はイギリス・スコットランドの作家ジェームス・マシュー・バリーによる1906年の小説 「ケンジントン公園のピーターパン」 です。ジェームス・マシュー・バリー(ジョニー・デップ)が愛犬ボーソスを連れてケンジントン公園を散歩中、美しい女性シルヴィア(ケント・ウィンスレット)と彼女の4人の息子たちに出会うシーンから物語は展開します。シルヴィアは夫を亡くし傷心の日々を送っていますが、子供たちを一人で一生懸命育てているやさしいお母さんです。でも、3男のピーターは他の兄弟とちがって非常に繊細な少年で ”父親の死” というショックから立ち直れず純粋で無邪気な子供心をすっかり失っていました。ジェームスは愛犬ボーソスを人間のように直立させてダンスを踊りました。熊と踊る楽しいサーカスの設定です。少年たちは空想の世界に入り大拍手です。立てば大人の背丈ほどある大きな犬ですが、無理やり踊らされているのがとてもユニークです。 でも素直にしたがっているようにも見えて笑ってしまいます。舞台「ピーターパン」ではナナという名のモデルになる犬です。 けれど、人生というものは残酷なもので、現実的な悲しみが再び幼い少年たちに襲い掛かってきます。ジェームスは、ピーターに ”ネバーランド” を信じることを教えます。 ジェームスのシルヴィアへの一途な愛を物語に絡めながら、名作「ピーターパン」誕生への実話を元に製作された感動の(Ω□Ω泣)映画でした。
2009.06.11
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名優ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンが夢の初競演を果たした感動作。 余命いくばくもない老齢の男ふたり (実業家で富豪=エドワード/自動車整備士=カーター) が病院の相部屋で知り合い、意気投合。カーター(モーガン・フリーマン)が人生でやりたかった事を箇条書きしたメモをエドワード(ジャック・ニコルソン)が補足し、ふたりでそれを実現するために退院。 最後の人生を若者のように思い切り謳歌する。 非現実的なストーリーもスクリーン的には夢があって面白かった。 でも、この映画で良かったのは、それぞれの人生をがむしゃらに生きてきたふたりの男が、それぞれの人生観や価値観で話すセリフの深さや重み。そしてユーモア。脚本がすばらしいと思った。 ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンのふたりの名優が醸し出す、熟成された味わいの映画だった。
2009.06.05
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講談社創業100周年記念出版 「書き下ろし100冊」第1弾 著者 本多孝好 死に焦がれる一人の女性の一年間と、その一年後に連続自殺事件を追う週刊誌記者。違う時間を生きる、会ったこともない二人が交錯する。「生」の意味を現代に投げかける、驚愕のミステリー。自殺者には、他人から同情を呼ぶ具象的な理由のものと、誰からも理解されない抽象的な理由のものがある。連続自殺事件の3番目の自殺者、高野章子(キャリア13年のOL。独身。)の死はまさに誰からも理解されない後者のものだった。3人に共通する死因、アルカロイド系毒物の服用。警察で「自殺」と断定され処理されたこの3つの事件で、高野章子に興味を抱いた週刊誌記者の原田は、真相を探るため時間をさかのぼり、高野章子の人生を追う。 この推理小説は一人の孤独なOLの最後の一年を焦点に、その心の声をストレートに書き綴るという方式を取っている。ラストはミステリーにふさわしく絶句するような衝撃が待っている。でもそれは読者をあわてさせ、再度ページを逆戻りさせる著者の文筆力的テクニックによるもので面白い。 一人の名も無きOLの死を通し、自分という人間の存在意義、存在価値、「生」 というものの意味を強く読者に問いかけた作品だった。
2009.06.01
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