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http://wwws.warnerbros.co.jp/benjaminbutton/"THE CURIOUS CASE OF BENJAMIN BUTTON"監督・・・デヴィッド・フィンチャー 出演・・・ブラッド・ピット ベンジャミン・バトン ケイト・ブランシェット デイジー ティルダ・スウィントン エリザベス・アボット ジェイソン・フレミング トーマス・バトン イライアス・コティーズ ガトー ジュリア・オーモンド キャロライン エル・ファニング デイジー(幼少期) タラジ・P・ヘンソン クイニー フォーン・A・チェンバーズ ドロシー・ベイカー ジョーアンナ・セイラー キャロライン・バトン マハーシャラルハズバズ・アリ ティジー ジャレッド・ハリス マイク船長 デヴィッド・ジェンセン テッド・マンソン トム・エヴェレット フィリス・サマーヴィル ・物語序盤・ 嵐の接近する病院のベッドで、死を待つばかりの老女デイジーに付添う娘キャロライン。デイジーは娘に鞄の中にしまった日記を読んでほしいと頼む。それはある男の奇妙な人生を綴った日記だった。第一次世界大戦が終わった1918年のニューオーリンズ。家路を急ぐ男を待っていたのは、牧師と産褥で瀕死の妻だった。妻から赤ん坊を託された夫は、しかし我が子の容姿を見て驚愕する。老人のように皺くちゃで不気味な赤子は、実の父親によって、老人養護施設の前に置き去りにされた…。施設を営む子供を生めない女性クィニーは、醜悪な赤ん坊を神の恵みと言い、ベンジャミンと名付け、息子として養育する。ベンジャミンは似たような容姿の老人達の中で違和感なく育ってゆくが、頭の中は幼い子供。少年の年頃になったベンジャミンは、入居者の6歳になる孫娘デイジーと出会い、意気投合する。だが周囲から見れば、老人と童女の二人組は奇異と映り、批判を受ける事も。ベンジャミンは年を経るにつれ、身体能力を回復してゆき、若返ってゆく体質である事に気付く。 原作はフィッツジェラルドの著した短編小説。対して、映画は167分。長いです。何事も起こらない物語に、何故、この長尺が必要だったのか…。私には理解できないです。ぶっちゃけ、退屈の一言。(--〆)隣席のお嬢さん、爆睡してました。気持ちは判るよ。私も寝たかった。でも最後には、これまでの退屈が報われるサプライズがあるんだと信じて頑張りました。結果は何も無かった…。なんだ、こりゃ…。フィンチャー監督は、この映画で何を訴えたかったんだろう?アカデミー賞は何を基準に、これをノミネートしたんだろう?まぁ、アカデミーの方は、業界の力関係が関与しているので、なんでこれ?という映画が選ばれる事は多いのですが。私、フィンチャー監督が判らなくなってしまった。(^_^;)公開中ですが、結論から言って、何も隠すような秘密は無いので、ネタバレで行きます。一応、鑑賞予定の方は読まれない方が宜しいかと。ファンタジーなので細かい設定に関して、とやかく言っても仕方ないのですが、脳細胞は普通の人間と同じ方向で進んでるんですね。変なの~、適当な設定だなぁ、と思ったのは私だけ?先ず、生まれる時に、どうやって生まれるんだろう?というのが謎だったんですが。単に、シワシワの赤ちゃんなんだ。汗。多かれ少なかれ、生まれたての赤ちゃんはシワシワだと思うが。いきなり捨てるか親父よ…。奥さんが命懸けで生んだ我が子を。16ドルと一緒に、躊躇なく捨てる…。捨てる神、金持ち身勝手白人。拾う神、清貧な心優しい黒人。紋切型。特殊メイクは頑張っていたと思います。老人のブラピ。若いブラピ。年寄りのケイトも。でも枝葉より、肝心のお話が致命的に凡庸で退屈。ここまで淡々とベンジャミンの一生を見せられると、拷問に近かったかも。他の人と違う痛みや悲しみ、孤独が、全然伝わってこない。年老いてゆく親が必要だと、愛する二人から去ってゆくシーンも淡々としていました。ああ、そうですか、と思うだけで。こいつ親父だろっ、という人が、漸く名乗り出た時も、ああ、そうって感じで。正しい翻訳を忘れましたが「胸糞悪くても、御迎えが来たら行くしかない」という、船長さんが死ぬ間際に言った台詞を、親子の再会に用いたセンスは好き。船長さんは親父と同業である事を嫌って、自分は刺青アーティストだと言い張っている、酒飲みで豪快なオッサンです。太平洋戦争に民間協力船として、戦争に参加するのですが、Uボートが出るような水域に居たんだ!それまで沿岸で壊れた軍艦を曳航していただけで暇ーみたいな様子だったので、Uボートと遭遇した時は驚きました。更に、無謀にも、機銃のみで潜水艦に戦いを挑む所に魂消た。取り敢えず、民間船だし、逃げよう。潜水艦も敢えて、水面に顔を出さなくてもねぇ。なんかよく判らん話だ。適当エピソード。最初から最後まで、ずっと同じペースで、ベンジャミンが赤ちゃんになって死んでゆくまでを描いていました。最後は認知症になってて。脳だけは通常方向で老いてゆくので。別にコメントしたい事もなく。ただ、疲れただけで。
Feb 25, 2009
■第81回アカデミー賞受賞作品一覧2/22(日本時間で2/23)に受賞作品の発表と授賞式が開催されました。前哨戦であるゴールデングローブ賞、その他ロサンゼルス、ニューヨークの各批評家協会賞、American Film Institute、National Board of Reviewなどから、『Slumdog Millionaire スラムドッグ$ミリオネア』『ベンジャミン・バトン/数奇な人生』が有力候補と見られておりましたが・・・。★マークが受賞◎作品賞[Best Picture] ★『Slumdog Millionaire スラムドッグ$ミリオネア』『The Curious Case Of Benjamin Button ベンジャミン・バトン/数奇な人生』『Frost/Nixon フロスト×ニクソン』『Milk ミルク』『The Reader 愛を読むひと』監督賞はダニー・ボイルが来るかと予想していましたが、蓋を開けたら、『Slumdog Millionaire スラムドッグ$ミリオネア』の圧勝でしたね。ボイル作品は個人的には好きですが、灰汁が強くて、一般受け及びアカデミー受けしないと思っていたので意外でした。◎主演男優賞[Actor in a leading role] ★ショーン・ペン『Milk ミルク』リチャード・ジェンキンス『The Visitor ザ・ビジター』フランク・ランジェラ『Frost/Nixon フロスト×ニクソン』ブラッド・ピット『The Curious Case Of Benjamin Button ベンジャミン・バトン/数奇な人生』ミッキー・ローク『The Wrestler レスラー』ショーン・ペンが上手いのは認めるけれど、気分的にはミッキー・ロークに上げたかったですね。頂点から転落して、かつての面影も無くなる程のどん底から再起した根性を称賛します。ミッキー・ロークが色男だったって言っても、今の子は信じないだろうね。(^_^;)◎主演女優賞[Actress in a leading role] ★ケイト・ウィンスレット『The Reader 愛を読むひと』アン・ハサウェイ『Rachel Getting Married レイチェルの結婚』アンジェリーナ・ジョリー『Changeling チェンジリング』メリッサ・レオ『Frozen River フローズン・リバー』メリル・ストリープ『Doubt ダウト~あるカトリック学校で~』これは予想通り、順当でしょうかね。『Revolutionary Road レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』の演技も高く評価されていたので、質・量共に彼女でしょう。でも良い女優さんに成長しましたね。 ◎助演男優賞[Actor in a supporting role] ★ヒース・レジャー『The Dark Knight ダークナイト』ジョシュ・ブローリン『Milk ミルク』ロバート・ダウニー・Jr.『Tropic Thunder トロピック・サンダー/史上最低の作戦』フィリップ・シーモア・ホフマン『Doubt ダウト~あるカトリック学校で~』マイケル・シャノン『Revolutionary Road レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』 これも大方の予想通り。死者に勝てる人は居ません。ヒース追悼。『The Dark Knight ダークナイト』は日本では興行成績が振るわなかったみたいですね。アメコミの世界観を超越した良作でしたが。ヒースもあんなメイクで…と思いましたが、実際に観ると迫真の演技で圧倒されました。◎助演女優賞[Actress in a supporting role] ★ペネロペ・クルス『Vicky Cristina Barcelona それでも恋するバルセロナ』エイミー・アダムス『Doubt ダウト~あるカトリック学校で~』ビオラ・デイビス『Doubt ダウト~あるカトリック学校で~』タラジ・P・ヘンソン『The Curious Case Of Benjamin Button ベンジャミン・バトン/数奇な人生』マリサ・トメイ『The Wrestler レスラー』これは正直、へぇ~と思いました。でも誰が貰っても、絶対に納得という人は居なかったような。『Doubt ダウト~あるカトリック学校で~』は二人ノミネートされてしまったから自沈ですね。ペネロペ、あんまり好きな女優ではないですが、頑張った。◎監督賞[Directing] ★ダニー・ボイル『Slumdog Millionaire スラムドッグ$ミリオネア』デビッド・フィンチャー『The Curious Case Of Benjamin Button ベンジャミン・バトン/数奇な人生』ロン・ハワード『Frost/Nixon フロスト×ニクソン』ガス・ヴァン・サント『Milk ミルク』スティーヴン・ダルドリー『The Reader 愛を読むひと』ダニー・ボイルがアカデミー賞を取る日が来るとは、以前は全く予想していませんでした。そういう路線とは隔絶された世界を撮る人だと思っていたので。今作は、賞取りに行ったのかな? ◎長編アニメ賞[Animated Feature Film] ★『Wall-E ウォーリー』『Kung Fu Panda カンフー・パンダ』『Bolt ボルト』まあ、これよな、この中なら。選択肢が少な過ぎるわ。もっと広く世界から良作を集めてほしいね。子供向け以外のアニメで、もっと賞に相応しい芸術的な作品があると思うんですけど。◎外国語映画賞[Foreign Language Film] ★『Departures おくりびと』(日本)『The Baader Meinhof Complex バーダー・マインホフ・コンプレックス』(ドイツ)『The Class クラス』(フランス)『Revanche レヴァンシェ』(オーストリア)『Waltz With Bashir 戦場でワルツを』(イスラエル) 本当の意味で日本が理解された訳ではないのは、『千と千尋・・・』『もがり・・・』と同様。日本でも廃れてしまった風習を取り上げた作品。外国人には物珍しく映るし、また他のノミネート作品よりストーリーも判り易い。これは選ばれる確率が高かった。個人的には、リアルな日本を描いた作品が世界に認められてほしい。それにしても、監督以下一同の皆さん、ノミネートされたらスピーチの用意くらいしておいて下さい。苦笑されてるのが、凄く恥ずかしかったよ…。日本語で確りと喋った方がマシです。その他の部門、受賞作品◎脚本賞[Original Screenplay] 『Milk ミルク』◎脚色賞[Adapted Screenplay] 『Slumdog Millionaire スラムドッグ$ミリオネア』 ◎美術賞[Art Direction] 『The Curious Case Of Benjamin Button ベンジャミン・バトン/数奇な人生』◎撮影賞[Cinematography] 『Slumdog Millionaire スラムドッグ$ミリオネア』◎衣装デザイン賞[Costume Design] 『The Duchess ある公爵夫人の生涯』◎編集賞[Film Editing] 『Slumdog Millionaire スラムドッグ$ミリオネア』◎メイクアップ賞[Makeup] 『The Curious Case Of Benjamin Button ベンジャミン・バトン/数奇な人生』◎作曲賞[Music (original score)] 『Slumdog Millionaire スラムドッグ$ミリオネア』◎オリジナル歌曲賞[Music (original song)] "Jai Ho"『Slumdog Millionaire スラムドッグ$ミリオネア』◎音響賞(録音賞)[Sound Mixing] 『Slumdog Millionaire スラムドッグ$ミリオネア』◎音響編集賞[Sound Editing] 『The Dark Knight ダークナイト』◎視覚効果賞[Visual Effects] 『The Curious Case Of Benjamin Button ベンジャミン・バトン/数奇な人生』◎ドキュメンタリー賞[Documentary Feature] 『Man on Wire』◎ドキュメンタリー短編賞[Documentary Short Subject] 『Smile Pinki』◎実写短編賞[Live Action Short Film] 『Spielzeugland (Toyland)』◎アニメーション短編賞[Animated Short Film] 『La Maison en Petits Cubes つみきのいえ』こちらも監督は日本人で、日本作品ダブル受賞となりました。「オスカー像が重い…。」って。笑こちらも喜びのスピーチを用意しておけと言いたかった。地球温暖化を扱った作品。
Feb 24, 2009
今月、スクリーンで五本観た!なんか、昔の私っぽいwww内、三本が戴き物の試写状での鑑賞でございます。だから、本当の意味で、昔の私に戻った訳ではないのですが。取り敢えず、また映画に行けて嬉しい。(#^.^#)観たいと思える自分を思い出せて嬉しい。貴重な葉書を譲って頂き、本当に有難うございました~!!レビューがツッコミ中心で毒舌なのは、私の習性なのでお赦しくだせぇ。たとえ何を書こうと、「観た」という満足感と、映画への「愛」が基本ですから。笑映画館に行くと、チラシを入手したり、予告編を観たりするので、「これ、観たい。」「これ、面白そう。」と連鎖反応が起こります。それが映画狂いのビョーキへと繋がる訳ですが。色々観たら、もっと色々観たくなってしまった。今月は公開中の「ベンジャミン・バトン」と公開間際の「チェンジリング」を二本立てで行って〆になるかと思いますが。そそられる映画は沢山ありますが、チラシを見て、個人的におおっ!と思ったのは「アンダーワールド」。三部作で終わったと思ったら、"ビギンズ"が作られていたのね。主演もケイトのまんまというのが嬉しい。最近パッとしないが、ケイト、頑張れ!一作目では既に死んでいたヴァンパイア"ソーニャ"が登場する模様。この名前に思い入れのある私としては楽しみな一本です。
Feb 14, 2009

2/21(土)より全国ロードショーです"SEVEN POUNDS"監督・・・ガブリエレ・ムッチーノ 出演・・・ウィル・スミス、ロザリオ・ドーソン、マイケル・イーリー、バリー・ペッパー、ウディ・ハレルソン、他。・物語序盤・ 一人の男が911にコールし、自殺者が居ると通報する。オペレーターから自殺者が誰かと問われた男は、自分だと答えた…。男は通信販売会社の盲目のオペレーター・エズラに横紙破りな難癖を付け、散々に彼を侮辱して電話を切った後、室内でリストに書かれた七人の名前を叫ぶ。その様子は常軌を逸していた。彼は国税局に勤務するベン・トーマス。ベンは心に秘めたある計画を実行しようとしていた。その内容を知っているのは幼馴染である親友ダンのみ。だが、計画実行の協力を頼まれていたダンは悲痛な面持ちだった。ベンは税金を滞納している女性エミリー・ポーサを訪ねる。エミリーは自宅で珍しい凸版印刷のカードを制作して生計を立てていたが、深刻な心臓病を患い、生活に困るようになっていた。事情を知り、数ヶ月納入期限を延期してくれた親切なベンに、エミリーは感謝する。移植を受けなければ、長くは生きられないと診断を受けていたエミリーは、犬の散歩から帰った途端、玄関で倒れ、病院に搬送される。不安と孤独から、ベンの名刺に書かれていた携帯電話の番号にコールするエミリー。通話しながら病院に向かったベンは、朝までエミリーのベッドの傍に居た。二人は徐々に親密になってゆくが、エミリーに恋愛の話を振られたベンは、急に態度を硬化する。彼にはかつて相思相愛の女性が居たが、その過去はベンを苛み続けるトラウマだった。 予備知識は殆ど入れず鑑賞しました。その為、序盤はなかなか話が掴めず、観ている映像が過去か現在かの区別も付かず戸惑いもありましたが、結論から言うと、この映画は何も知らずに観るべきでしょう。私見ですが、公式サイトやチラシに書いてある要約の文章すら邪魔です。そこに書かれた内容を、時間の経過と共に観客に理解させてゆくのが、この映画が敢えて謎めいた流れを用いた主たる目的なので。と言う訳で、上の荒筋は、なるべく話が判らないように書きました。これは、主人公の男が何者で、何をしようとしているのか、又、彼を追い詰めている過去とは何なのか、それをゆっくりと紐解いてゆく物語です。だから鑑賞しようと考えている人は、なるべく何も知らない状態で臨んで下さい。補足しておくと、筋書き自体は、決して難解ではありません。逆に果てしなく判り易い。(^_^;)彼の計画の具体的な内容と、鮮烈なオープニングに、どう繋がってゆくのか?という事が、なかなか顕わにならないというだけで。主人公の動機とお話そのものは非常にストレートです。ここまで影の深い役を演じるのは、ウィル・スミスにしては珍しい気がします。心に癒えない傷を抱えて、自分の価値を否定し、贖罪の為だけに生き続ける男。ウィル・スミスは、アメリカ上流階級に生まれ育った大らかで陽気な"プリンス"、ラッパーとしてデビューして僅かでグラミー賞などを受賞、その後、銀幕デビューを飾って、トップクラスの黒人俳優として不動の人気を誇る人物。無論、大スターとは言え、生身の人間ですから、"持てる者"故の悩みも多く抱えているとは思いますが、世間一般には、負のイメージとは無縁の俳優さん。敢えて、書くまでもない事実ですが。でもスクリーンを観ている限り、「ウィルの現実と懸け離れ過ぎ。不幸なフリすんなよ。」という反発は感じませんでした。やっぱり俳優としての才能にも恵まれた人なんだろうな~と。(陰の努力を含めて)恐らく役作りでしょうね、いつもより面窶れして、頬が落ち窪んで見えました。最初、観た瞬間に、ウィル・スミスってこんな顔だったっけ?老けた?と思いましたから。自殺を告げるコール。雨の街を悲壮な顔で駆けている姿。「神は七日で世界を創り、僕は七秒で人生を破壊した」という独白。オープニングで、ストーリーの結末は見えています。後は、その到達点にどういうアプローチで近付いてゆくかという点のみ。7つの贈り物という事ですが、7という数字は特に意味を成していませんでした。選ばれた7人と、次々に接触して、話が展開してゆくのかと思いきや、エミリーと出会ってから話の進み具合が鈍化し、単調なラブストーリーになってゆくんですよ。いつまで停滞しているんだろうと思っていたら、この話のメインは、エミリーとの恋愛なんですね。(^_^;)そんなペースじゃ7つクリアできないよ、と心配していましたが、既に一部はクリア済みですかい。恋愛モノになってしまった辺りから、謎めいた空気が薄れ、テンポが悪くなったのが残念です。ベッドシーンを入れる時間があるなら、他の人のエピソードを挿入して、場面の切り替えをすべきだと感じました。断片的に映像を入れ、時間軸を前後させる手法を用いた映画なので、一つのエピソードが長く続くと、普通よりダレた印象が強くなるんですよね。エッチしなくても、二人の愛の深さは充分伝わりますから、余計な事はやめよう。(^_^;)"ティム"と"ベン"の関係が種明かしされた時は、なるほど!と思いました。恋愛部分にメリハリを付ければ、もっと良い作品になった筈なので、若干惜しまれます。観終わってから、結局7つって何だったっけ?と指折り数えてみましたが、6つしか思い出せなくて。滝汗。その疑問は試写した人達の多くが感じた様で、皆、数えてましたよ。笑。公開が始まったら、ネタバレレビューでも読んで確認したいです。↑ランキング参加中。ぷちっとクリックして下さると嬉しいです。
Feb 13, 2009

"REVOLUTIONARY ROAD"監督・・・サム・メンデス 原作・・・リチャード・イェーツ『家族の終わりに』(ヴィレッジブックス刊) 出演・・・レオナルド・ディカプリオ、ケイト・ウィンスレット、キャシー・ベイツ、マイケル・シャノン、キャスリン・ハーン、デヴィッド・ハーバー、ゾーイ・カザン、ディラン・ベイカー、ジェイ・O・サンダース、リチャード・イーストン、マックス・ベイカー、マックス・カセラ、、他。 ・物語序盤・第二次大戦後のアメリカ・コネチカット州で出会った若い男女フランクとエイプリルは一目で恋に落ちる。エイプリルは女優を夢見る女性、陸軍の兵役から解放されたフランクも将来に希望を持っていた。やがて二人は結婚し、"レボリューショナリー・ロード"にある閑静な住宅街に、小奇麗な白い家を買って生活を始めた。結婚後7年の月日が流れ、二人の子供にも恵まれたウィーラー夫妻の暮らしは安定しており、周囲からは理想の家族と見做されていた。しかし漸く市民劇団を立ち上げたエイプリルの初舞台は散々な内容で、彼女は女優の夢も砕け打ちのめされる。フランクはかつて軽蔑していた父親が勤めていた事務機器会社のオフィスで働き、家族の生計を支えるだけの毎日。思い描いていた未来と虚しい現実とのギャップに、夫妻は互いを傷付け、口論を繰り返していた。30歳の誕生日に会社の事務員と浮気をしたフランク。帰宅した彼を待っていたのは、エイプリルの謝罪と子供達とバースデーケーキ。思わず涙を零すフランクに、翌日エイプリルは思わぬ提案を持ち出した。兵隊時代フランクが暮らしたパリへ渡り、本来の自分を取り戻すべきだと言うのだ。突然の事に戸惑っていたフランクだったが、話を聞く内に忘れ去っていた希望を思い出し、夫妻はフランスへの移住を決める。会社の同僚や近隣の住人に、活き活きとした顔で新天地へ行く事を触れ回る二人を、周囲の人々は複雑な心境で見守っていた。だが皮肉にも、好い加減に片付けた仕事が高く評価され、フランクには昇進と破格の昇給のチャンスが巡ってくる。またエイプリルの妊娠も発覚し、二人の立てた計画は徐々に狂ってゆく…。 先月末に公開が始まったばかりというのに、いつも行く映画館では既に上映終了。代わりにアカデミー賞ノミネート記念に「おくりびと」が再上映に。こっちだって、アカデミー賞ノミネート作品なんですけど…。確かに、あっちは良くも悪くも綺麗事で纏めてあるので、観終わった後に良かったねとなります。比べて、この作品は何処までもリアルなので、気持ちが凹みます。でも敢えて優越を付けるとしたら、私はこの作品に軍配を揚げますね。観ている間、一秒もこの虚構の世界から這い出せない隙の無い脚本と演出、そして俳優陣の演技力、どれを取っても一級品だと思います。それ故に、物凄くしんどい。正直。涙も出ないとはこの事。もしも声を上げて泣けるのなら、其処にはまだ救いがあります。喩えるならば、方々から投げ付けられた石の礫を、お腹いっぱい呑み込んだまま、作り笑いを浮かべさせられている気分。判る人には、判り切った話です。「自分とは全然関係ないや」「何が不満な訳?」という人でないと、間違いなく凹みますので要注意かな。(^_^;)観た事は後悔していませんけどね、勿論。キャシー・ベイツ演じる不動産会社社員ヘレンの息子ジョンがまた、唯でさえボロボロで、神経毛羽立ってる夫婦に追い討ちを掛けるんだ。(-_-)/~~~ピシー!ピシー!ジョンは元は数学者だったものの、心を患って精神病院で治療を受けている男性。ヘレンの頼みで、ジョンの話し相手役を引き受けたエイプリルですが、この息子を連れたギヴィングス夫妻が、フランク達の都合もお構いなしに訪ねてくるのよ。原因は判りませんが、心を病んでいるだけで、知能的にはインテリなジョンは雄弁です。心のど真ん中を抉るような真実をズケズケと二人の目の前に突き付ける。自分がトラブルを抱えている時は、こういうタイプの人との交流は避けた方が無難ですよ。事ある毎に罵り合って、破綻しかかっている夫婦なのに。そこは黙らなければ…と思う所で、怒りを抑えられないフランクに、相手が「一人にして」と懇願している時は、距離を置かないと駄目なんだけどなぁ、と溜息が。(--)激昂して口にした言葉が良い結果を生む筈がない。致命的な暴言を投げ付けて、常に"崖っぷち"を歩いていた最愛の人を突き落としてしまったフランク。翌日のエイプリルの温和な笑顔には、もう二度と会えない人のような空気が漂っていて、悲劇の訪れを予感させました。近所に住むキャンベル一家の描写も巧みでしたね。皆から羨まれるウィーラー一家より、全てに於いて明らかに格下。呼んでも返事もしない、だらしない息子達。女神のように美しいエイプリルに比べ、冴えない容姿の妻ミリー。これが俺の人生か…という面持ちで、一人庭先でビールを飲む夫シェップ。ミリーはミリーで、やはり自分の生活に不安と不満の入り混じった複雑な感情を持っている。パリ行きの計画で輝いて見える二人に、急に惨めな気持ちが起こり咽び泣く。二人の計画が頓挫すれば、苦渋を滲ませるエイプリルに、これで元通りの親友ねと大喜び。フランクには「女は3日も経てば、何でも忘れてしまうものよ。」と笑い掛ける。そうでない事は自分自身が誰より承知しているのに。この辺の人間心理が実に厭らしくてナイスです。(*^^)v「絶望的な虚しさ」という言葉に対して、ジョンが虚しさは誰もが感じられるが、絶望するには勇気が要ると応えた台詞は好き。心底、絶望した時、人はその場に留まれず、誤魔化しと惰性で続けてきた生活を破壊するしかない。絶望するには、確かに勇気が要る。無謀と紙一重の世界だが。(^_^;)「逃げるのではない、全く逆、私は真剣に生きられる場所が欲しい」と訴えるエイプリル。その言葉に偽りは無いけれど、パリへ行っても、心を埋めてくれるものは見付からなかったと思う。人は満たされず、常に此処ではない何処かを求めるが、此処で手に入らぬものは何処に行っても結局手に入る事はない。要するに、それを手にする能力が欠落している。ただそれ丈の結果に過ぎない。ラストシーンはなかなか印象的です。ウィーラー一家の暮らしていた輝かしい幸福の象徴である白い邸宅には、希望に満ちた新婚カップルが引っ越してくる。そしてウィーラー夫妻を最高のカップルと褒め称えていたギヴィングス夫人は、夫にあの二人は変わり者で付き合いにくかった、"革命家"夫婦のようだったと肩を竦める。その夫人を黙って見詰める夫の顔のアップ。妻の言葉に何を思うのか、口達者で仕切り屋の妻は考えもしない。ジ・エンド。原作小説『家族の終わりに』は、半世紀以上も前に書かれた本ですが、人間の営みって変わらないね。↑ランキング参加中。ぷちっとクリックして下さると嬉しいです。
Feb 12, 2009

"QUANTUM OF SOLACE"監督・・・マーク・フォースター 原作・・・イアン・フレミング テーマ曲・・・モンティ・ノーマン(ジェームズ・ボンドのテーマ) 出演・・・ダニエル・クレイグ ジェームズ・ボンド オルガ・キュリレンコ カミーユ マチュー・アマルリック ドミニク・グリーン ジュディ・デンチ M ジェフリー・ライト フィリックス・レイター ジェマ・アータートン フィールズ イェスパー・クリステンセン ミスター・ホワイト デヴィッド・ハーバー ビーム アナトール・トーブマン エルヴィス ロシー・キニア タナー ジャンカルロ・ジャンニーニ マティス ホアキン・コシオ メドラーノ将軍 グレン・フォスター ミッチェル フェルナンド・ギーエン・クエルボ カルロス大佐 スタナ・カティック ニール・ジャクソン ・物語序盤・イタリアのシエナ。愛するヴェスパーを自殺という結末で失ったボンドは、彼女を背後で操っていたホワイトの身柄を捕獲する。だが尋問中、組織は何処にでも入り込んでいると不敵な笑いを漏らしたホワイト。その言葉通り、数年間"M"の身辺警護をしていたミッチェルが突然発砲してくる。世界各国の有力者が関わり、諜報機関深層にまでスパイを潜ませている巨大組織の存在が浮上し、ボンドは調査の為にハイチへと飛ぶ。地質学者としてホテルに潜伏していた男を殺したボンドは、彼を迎えに来た謎めいた女性カミーユに促され車に乗り込む。だがカミーユはボスであるドミニク・グリーンから抹殺の対象とされていた。グリーンは環境保護を謳う慈善団体"グリーン・プラネット"の代表だが、彼の目下の目的はボリビアの地下資源を独占する事。カミーユは諜報員だったが、ドミニクと取引を進めている独裁者メドラーノ将軍に近付く為、ドミニクに接近していた。彼女はかつてメドラーノによって、家族を惨殺された過去を持ち、復讐の機会を狙っていたのだった。一方、ボンドは上司である"M"の警告を無視して、関係者を次々に殺害してしまう。ボンドの暴走は英国上層部でも問題になり、彼はアメリカCIAからも危険人物としてマークされる。Mはボンドの命を守る為に、一時彼の身柄を押えようとするが、ボンドは飽く迄、グリーンの陰謀を阻止しようとする。 前作「カジノ・ロワイヤル」の結末から1時間後が、物語の起点となっており、シリーズ中で初の続編となる。「カジノ・ロワイヤル」を事前に鑑賞しておくと、より理解が深まる。私は公開時に映画館で観たきりだったので、細かい所を忘れていて残念でした。007シリーズ、私は苦手なタイプで、これまでは映画館で観ようとは思いませんでした。簡単に言うと、荒唐無稽なニヤケ男の話、という認識だったので。現在の科学技術では実現できないような武器などが、平気で使用されていたじゃないですか。あれが生理的にダメでした。SFやファンタジーならば、何が出てこようと受け入れられるんですけどね。現在を舞台にしている以上、ある程度は、現実味が無いと冷めてしまう。ストーリーもご都合主義で、エンターティメントと言ってしまえばそれまでですが、心に残る何かを映画に求めている私としては、相容れない世界でした。その認識が変わったのが、前作「カジノ・ロワイヤル」を観てからです。新しいボンド役に抜擢されたのが、これまでのスケベなチャラ男風の俳優とは一線を画した、硬派な雰囲気のダニエル・クレイグだったのが非常に良かった。既存のボンドのイメージと違和感が強過ぎるという事で、ファンの中では反発も強かったのですが、実際にスクリーンで観てみると、思いの外、男前でカッコ良かった。筋書きも普通のスパイ物映画と変わらない程度に、荒唐無稽さが抑えられていて、これなら私も007を楽しめるぞ♪、と思ったのです。今作は前作の純粋な続編という事だったので、これは観ておかねばと。只、「ガジノロワイヤル」はジェームズ・ボンド誕生の物語だったので、時代設定が可笑しくないか?という疑念は心の何処かにずっとありましたが。(^_^;)ボンドは常に"今"を生きているヒーローという事で流してしまった方が賢明なのでしょう。アクションは普通に考えると、何百回も死んでいると思うハードなものばかりです。ボンドもカミーユも不死身度はターミネーター級ですね。ドレス姿で手足を丸出しにしているカミーユ。飛行機が墜落しても、掠り傷一つ負わない。ボクの彼女はサイボーグですか?(^_^;)調査に出向いているのに、情報源を尋問もせずに、次々と殺してくボンドにも呆れるけど。それでは、スパイではなく、アサシンですよ…。上司のMがお冠になるのも当然です。「"脈なし"との事です。」「また殺したのね!(怒)」相手の死を"脈なし"で表現したナイスな字幕でしたが、英語では何と言っていたのかな?でもMは理想的な上司ですよね。問題児でも、「彼は私の部下で、私は彼を信じている」と言い切り、大臣相手でもCIA相手でも怯まず、体を張って盾となる。自分が抜擢した人材である以上、絶対に責任転嫁や言い逃れはしない。組織の頂点に立つ者としての威厳と覚悟がある。又、信頼する者の前ではキュートな一面も見せる奥さんでもある。ジュディ・デンチは嵌り役ですね。こんな上司が居たら、何処までも付いて行きマス。( ^ー゜)bエロ度が低かったのも、好印象の理由の一つです。007というと、ボンドガールやその他端役さんの素っ裸と濡れ場のオンパレードという印象でしたが、ダニエル・クレイグのボンドは割と純情で、相手構わずエッチはしません。笑。お色気もゼロだと、既存のファンを裏切る事になるので、一応、彼をイギリスに送還する為に派遣された女性と遊んでましたけど。でもそれもさらっと流す程度の描写で、全体的にストーリーとアクション・メインの硬派なスパイ物路線で行こうという意図が感じられました。ヒロインとはキスのみ。オルガ・キュリレンコはエキゾチックで魅惑的な女性ですが、彼女の裸は拝めません。↑ランキング参加中。ぷちっとクリックして下さると嬉しいです。
Feb 11, 2009
"HARRY AND TONTO"監督、製作、脚本・・・ポール・マザースキー 出演・・・アート・カーニー、エレン・バースティン、チーフ・ダン・ジョージ、ラリー・ハグマン、ジェラルディン・フィッツジェラルド、メラニー・メイロン、ハーバート・バーゴフ、クリフ・デ・ヤング、エイヴォン・ロング、他。 ・物語序盤・ハリーは、愛猫のトントと共に、ニューヨークのマンハッタンにあるアパートに暮らす老人。だが区画整理の為に、住み慣れた我が家からの立ち退きを迫られていた。強制退去の日、迎えに来た長男バートに連れられ、郊外にある彼の家で生活する事になったものの、四人家族との同居は、住人全員にとってストレスとなった。諍いを切っ掛けに、ハリーはシカゴに住む娘シャーリーを訪ねる事にする。当初の予定では空路で向かう筈だったが、手荷物検査で猫を放さないハリーは、結局、バスで目的地に行く道を選ぶ。しかしバスでも、ハリーは猫にトイレをさせる為、強引にバスを止めさせ、何処かへ行ってしまった猫を探してバスを降りる。その後、中古車を購入し、疾っくに失効になった運転免許証で運転を続けていたハリーの前に、ヒッチハイカーの若い男女が現れる。男の方は直ぐに次の車へと乗り換え、コミューンに行く途中という少女ジンジャーと二人の道行に。ジンジャーとの話の成り行きで、ハリーは結婚前に付き合っていた奔放な女性ジェシーに会いに行く。観てみたら、意外にもまだ一度も観ていませんでした。有名な映画なのに。映画で観ると、憎めないお爺ちゃんなんでしょうけど、現実に一緒に暮らしてたら、喧嘩が絶えないでしょうね。我が家で口論が絶えないのと同じく、兎角、老人は頑固で独善的で、自分の能力が退化している事を決して認めない傾向にある。(^_^;)この映画の主人公は、元教師で教養もある。でも、自分でも認めているように、気難しくて譲歩を知らない。親友に言っていましたが、誰かと同居するには無理のある性格です。通りすがりの他人から見ると、面白いお爺ちゃんなんだけどね。長男のパートは孝行息子ですね。あんな親思いの良い子を持ててハリーは幸せ者だよ。長女は、誰が相手でも論破せずにはいられない父親に疲れたんでしょうね。多分、彼に反抗して、早くに家を出たのでしょう。結婚に四回失敗している所も、口煩い父親を持つ娘らしい。でもこの親子、決して仲が悪い訳ではないです。ホテル住まいの二男は、一見羽振りが良さそうですが、実は不動産の仕事に失敗し、妻子とも別居の一文無し。でも弱みを見せられずに虚勢を張り、誰にも相談できない。これも厳格な父親の元で育った人に多いタイプ。書いてると、ハリーが嫌いになってきたョ。笑。周囲の気持ちも推し量らず、自分の言いたい事だけ言って生きてきたアンタは良いけどさ。誤解があるといけないので補足しますが、映画では嫌悪感は感じません。ほのぼのとした良い映画です。単に、身近な分からず屋の老人とダブってしまっただけの事でして。(^_^;)今日も大喧嘩。なんで普通に有難うと受け取れないんだ…。何をしても文句しか言わない人と暮らすのはキツイなり。ところで、沈黙の誓いというのは、どういう効果があるんでしょうか?「ミス・リトルサンシャイン」でも、息子が沈黙の誓いを立てて、家族と揉めていましたが。あの映画でも、世間とは多少ズレた個性的なお爺ちゃんが登場していましたね。なんとなく家族構成が似ている。ジャンルもロードムービーですし。こちらはハリーとトントの二人旅ですが。
Feb 10, 2009
2/14(土)から全国ロードショーです。http://movies.foxjapan.com/fakecity/"STREET KINGS"監督・・・デヴィッド・エアー 出演・・・キアヌ・リーヴス、フォレスト・ウィッテカー、ヒュー・ローリー、クリス・エヴァンス、コモン、ザ・ゲーム、マルタ・イガレータ、ナオミ・ハリス、セドリック・ジ・エンターテイナー、他。 ・物語序盤・ロサンジェルス市警の刑事トム・ラドローは、勤務中にも常に酒を飲み、刑事としての自分以外は何も持たない生活を続けていた。捜査方法も法の枠を超えた遣り方で、事件解決の為には手段を選ばない一匹狼。双子の少女を拉致して、変質者達に嬲らせていた韓国系グループに、囮捜査で接近したラドローは、躊躇なく犯人を皆殺しにして、被害者を救出した。そんな彼を庇い、いつも尻拭いしてくれるのは、上司のジャック・ワンダー。しかしラドローを問題視する者も多く、彼は内部調査部のビッグスからマークされてしまう。ラドローは自分を密告したのが、元相棒のワシントンだと知り、彼の後をつけて、殴り付けてやろうと考える。だがワシントンが店に入った直後、二人組の武装した黒人が強盗に踏み入る現場を目撃。ラドローはワシントンに緊急事態だと教えるが、彼はラドローに殺されると誤解し反撃してきた。強盗が機関銃でワシントンを射殺し逃亡するのを、成す術も無く見送る羽目になったラドロー。その失態で、ラドローは制服組として内勤を命じられるが、彼の身辺を調査し、帳尻を合わせる為だけの任務に辟易していたディスカントと共に、独自に強盗犯を追跡しようとする。小説家ジェームズ・エルロイが書き下ろした脚本によるクライム・アクションです。先読みすると詰らないので、いつも目の前の画面だけに集中しているのですが、無意識に序盤で大まかな展開を読んでしまった…。「センセーショナルなクライマックス」とか、そういう煽りは控えてほしいです。何かあると、否が応にも勘繰ってしまうので。こいつが悪者だよね、と冒頭で見えてしまっては、後が辛い。キアヌ・リーヴスも「人間捨てました」的な役を演じるには、お肌艶々過ぎるのよね~w現実世界でも落ち目になってきたスターが演じると嵌るんですけど。頑張ってはいるものの、廃人寸前の殺伐とした空気が出し切れず、演技してま~すという領域。この役をやるには早過ぎたという印象を受けました。
Feb 5, 2009

2/28(土)より全国ロードショーです。http://movies.foxjapan.com/australia/"AUSTRALIA"監督、脚本・・・バズ・ラーマン 出演・・・ニコール・キッドマン、ヒュー・ジャックマン、デヴィッド・ウェンハム、ブライアン・ブラウン、ジャック・トンプソン、ブランドン・ウォルターズ、他・物語序盤・ 1939年、ロンドンの邸宅に暮らす英国貴族のサラ・アシュレイは、オーストラリアに行ったまま戻らない夫を迎えに、自ら遠い地へと向かう。しかし出迎えとして雇われていたのは、野蛮なカウボーイ"ドローヴァー"で、サラは自分の常識の通用せぬ世界に驚くばかり。更に、サラを待ち受けていたのは、キング・ジョージと呼ばれる原住民に殺害されたという夫の遺体だった。夫の持つ領地"ファラウェイ・ダウンズ"と1500頭の牛の相続人となったサラ。現地の有力者カーニーは、早く帰国したがっている彼女に、安値で遺産を買い上げる提案を持ち掛ける。しかしアボリジニの少年ナラから、夫の部下だったフレッチャーが、カーニーと結託して、牛を横取りしていた事実を知り、サラはカーニーと戦う事を決意する。ナラはアボリジニと白人の混血で、"クリーム"と蔑まれ、捕獲の対象となっている子供だった。自ら1500頭の牛をダーウィンの港まで連れ、軍に売り渡さねばならなくなったサラだが、牛追いの仕事を任せていたフレッチャーをクビにした為に、新たな牛追いを見付けねばならなかった。サラはサラブレッドの馬を報酬にドローヴァーと契約を交わし、彼の仲間の原住民と、ナラやアボリジニの家政婦、酔いどれ会計士フリンを加え、何とか頭数を揃えて、険しい道程を進む事に。 2時間45分と長丁場です。シリアスな大河ドラマならば、この長さは苦痛にならないのですが。何故かこの作品、お伽噺テイストに作られてます。オーストラリアで長く原住民を蹂躙し、辛酸を与え続けてきた白豪政策を、単なるネタとしてしか使っていない作風には、疑問が大きく残ります。重苦しくならないようにという意図なのかもしれませんが、映画の最後に、政府からアボリジニに対して、正式な謝罪がなされたというテロップを出すからには、観客に訴えかける真剣みが欲しいです。重厚な大作と成り得るテーマを豊富に持っているのに、それを全てドブに捨ててしまったのは、勿体ないとしか言い様がありませんね。枝葉を好い加減に済まさず、もっと確り史実を調べた上で、大人の鑑賞に堪える作品にしてほしかった。
Feb 2, 2009
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