California Journal

California Journal

PR

Profile

ナデシコ彦

ナデシコ彦

Calendar

Archives

2024年11月
2024年10月
2024年09月
2024年08月
2024年07月
2024年06月
2024年05月
2024年04月
2024年03月
2024年02月

Favorite Blog

近況! New! モグちゃん8704さん

一目惚れしました。 まきちゃん318さん

真莉の「ネットお見… ネットお見合いの真莉さん
くろすけ雑記帳 くろすけ2004さん
ひねもす日記 ひねもす母さん
人生いろいろありま… syakiraraさん
Life is Unpredictab… shima0915さん
カナダ人ダンナJとの… munch8さん
アンリヴァージュで… アンリヴァージュさん
COOL!ダウン 妄想エ… ヤンスカさん

Comments

ナデシコ彦 @ Re[1]:1歳7ヶ月(05/21) mama336さん >おはようございます^0^…
mama336 @ Re:1歳7ヶ月(05/21) おはようございます^0^ そうだね~。 …
ナデシコ彦 @ Re[1]:1歳半です。(04/21) mama336さん >おはようございます^-^ …
ナデシコ彦 @ Re[2]:早いねぇ(04/21) D-Bさん >仕事中だったから…とか言い訳…
mama336 @ Re:1歳半です。(04/21) おはようございます^-^ ナナミちゃん、…
D-B@ Re[1]:早いねぇ(04/21) 仕事中だったから…とか言い訳。 きちんと…
ナデシコ彦 @ Re:早いねぇ(04/21) D-Bさん >もう1歳6カ月になったんや。…
ナデシコ彦 @ Re[1]:1歳半です。(04/21) 赤い花3737さん >可愛いね~。 >毎日…
D-B@ 早いねぇ もう1歳6カ月になったんや。 ナデシコ…
赤い花3737 @ Re:1歳半です。(04/21) 可愛いね~。 毎日が楽しみですね。 …
2008年09月26日
XML
もう同居はしていないのだけれど、いつも選ぶトピック。。。。

私たちが敷地内にリモデルをしたアパートに移ってから一ヶ月が過ぎた。ようやく落ち着いた生活。ほんとにほんとに、バタバタした3ヶ月だった。この3ヶ月、毎日、毎日、毎日、ヘルパーさんやら職人さんやらが複数やってきて、別にこの人たちのランチを食べさせなければならない義務はまったくないのだけれど、それはこの家のやり方らしく、いつもジジババを含めて6人とか8人分の昼食を用意していた日々が続いた。

私が仕事のときはババが作るときもあれば、夫がお持ち帰りのメキシカンとかサンドイッチを買ってきて、もちろんジジババの分も買ってきて、食べさせていた。職人さんだけならまだしも、毎日振舞われるランチ目当てに、ジジの友人、フロイドおじさんもほぼ毎日、ランチ時にやってきた。私がそのことをすごく嫌がっていることを、本人はわかっているのにしぶとく来た。私が「ランチ、食べていけば?」と何があってもいわないから、いつも夫のところまで行って「じゃぁ、帰るわ。」とランチができる直前に帰ろうとして、夫から「昼ごはん食べていけば?フロイドおじさんの分もあるだろ?」と私に聞いてきて、夫からの招待を受けて昼ごはんを食べていた。

複数の職人さんたちと楽しくランチを食べることは、ジジババの楽しみでもあったのだろう。ババは職人さん大切な休憩時間だというのに、かまわずトークショーを延々と開いた。ジジも職人さんであろうが誰であろうが、来客があることは嫌ではないので、よい刺激になっていた。

8月末にパーティーが無事終わり、リモデルもこまごましたところはやり残しがるけれど、あとは職人を雇わずとも夫がぼちぼち仕上げることになった。人がこの家からぱったりと遠のいた。リモデルが終わったら、フロイドおじさんもほとんど来なくなった。

母屋にはジジババが二人で暮らし、私たち夫婦はアパートに完全に移った。

ジジの病状は降下気味で最近ものすごくスローになってきた。私たちが出てから、刺激が少なくなったのだろうか。頻繁におかしなことを言ったり、したりするようになったとマムがいう。食事の世話はマムがしている。何を食べているのかは知らない。私はあちらの食事まで世話できる状態ではないから、移ってきてからは数えるほどしかおすそ分けもしたことはない。

今日、夫が言った。

「こちらに移ってきたことが間違ではなかったと思いたい。」 と。





ジジの介護に今しばられ、そしてババがいずれ必ず、要介護になる。ババは健康そのものだけれど、最近物忘れが激しい。ボケたままおそらく、何十年も生きるだろう。そうなれば今から20年、いや30年(マムの母が97歳でまだ健在。マムは多分、100近くまで生きるはず)、ノンストップで介護の生活に入らなければならない。ナナミを育てながら。だから私は、ジジババが二人だけで何とかなっているうちは手出しはしない。本当に、介護が必要になり、手出ししなければならないときがくるまでは、二人にがんばってもらわないといけないんだから。

ジジが動けるうちに、あんたがジジを連れてアンティークのカー・ショーとか連れて行ったり、小トリップにつれていってやったり、こちらに住んでいてもやれることはいろいろあるやろ?今週か来週、晩御飯を食べに外に連れ出してやってもいいやん。ジジババのために私ら家族3人があの家に住まなくても、子供ができたら刺激もできる。こんなに近くにおるんやから。しかも、ジジババは私らから毎月の家賃収入だってあるんやで?自分らの年金いれたら、十分すぎるぐらいの収入がある。経済的にだって何一つも困ることもないねんで?彼らにとってこんなにラッキーなことはないと、私は思うけどな。


夫は多分、一時的に納得したと思う。

劣悪コンディションで、たった一人、もしくはカップルで暮らしている老人なんてゴマンといる。ジジババとは比べ物にならないくらい、明日どうする?っていうような暮らしをする老人を病院でも日常茶飯事で見てきているから、ジジババに同情とか危機感が全く生まれない。私は厳しいかもしれないけれど、冷たいかもしれないけれど、ジジババは大丈夫。って思ってしまう。

たった今、ジジババが病院の検診から帰宅。車から降りたとたん、ジジがふらつき真っ青になり、座り込んだらしく、ババが夫を大声で呼んだ。二人で部屋に運ぼうとするから、動かさないように指示し、椅子を持ってきてそこにしばらく座らせた。ゲータレードと水を飲ませ、血圧を測った。案の定、上が90切っていた。しばらく休んで、上が100以上になって、ダディーの気分がましになってから、部屋に運んで座らせるように指示した。

こういう状況になっても、私はあちらの家で一緒に暮らす必要性は感じない。暮らせないし今の状況で十分じゃないか。と思う。呼べば出て行って助けてあげられるんだから。一緒に暮らしていてもそうでなくても、結局は同じだと思う。一緒に暮らしていたって、二人ともが家にいなければマムが一人でなんとかしなければならない。

私はドライすぎるのかもしれない。でも、一緒にいてもそうでなくても、起こるときに物事は起こる。一緒に暮らしても、ジジが転んで骨を折りそのまま寝たきりになるのを予測することも、防ぐこともできない。ダイエット、便秘、安全対策。言っても言っても聞かずに同じ小さい事故を繰り替えすジジババの自立や決断に意見したり、イライラをぶつけることなく暮らすことはお互いのストレスを減らし、結局は一番いいようになるのだということを、夫はまだまだ、心から理解できないのだろうなと感じた。

正直なところ、私自身もジジの急激な降下を見ていると、「この別居が正しい決断であってほしい。」と強く祈っているところがあり、「いや、絶対に正しかったんだ。」と、自分を納得させるためのいろんな要素を日々探していることに気がつく。

ババを見ていると、私たちが出てからかなり生活が変わったようで、ジジを一人にできないと言って、どこにも行かずにずっと家にいるようになった。でも、それが夫婦として老後を生きるということなんじゃないかと思うし、ババが自分の自由のために私たちがジジの面倒をたまには看るべきだとか、そんなことは思っていないのも分かる。

私は後悔はしない。でも、夫は後悔するタイプだから、多分今、近い将来、遠い将来、いつでもジジに何かあったら後悔するんじゃないかなと思う。人はそんなもんだと思うから。でも、義弟や義兄には絶対にできないこと、できなかった手助けを私たちはやっている。こんなに近くにいてあげられるだけでも大きな助けなんだし、胸を張って自信をもってこれまでどおり暮らせばいい。と夫にいつも言う。私は子供と親子3人の生活のために自分が犠牲になってもかまわないけれど、ジジババのために子供と親子3人の生活を犠牲にはしたくない。もう既に多くの「妥協」をしてきたし、これからも「妥協」はする。でも、「犠牲」にはしない。

このラインをどこでひくのか。夫と私が同じ場所でこのラインを引くことができるのか。
これからの大きな課題になるのだと思う。


















お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2008年09月27日 05時18分08秒
コメント(8) | コメントを書く
[国際結婚・国際同居の生活] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: