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先月から読み続け、やっと1冊読了であります。ずーっと前、ほぼ日で紹介されたときからずっと気になっていた本。タイトルがもう、ひきつけますもんね。日清戦争から太平洋戦争にいたるまでの日本のエリートたち、つまり、高等な教育を終え「頭がいい」はずの日本の知識人たちが、何故「戦争」という手段を選んだのか、というところを、様々な歴史的資料にあたりながら、丁寧に丁寧に紐解いていく1冊です。今の政治を見ていて、何でいわゆる「頭のいい」大学を出たエリートと呼ばれる人たちが、(このあたりの方々を「頭がいい」とみなすことに私は懐疑的ですが)あんな見苦しくどうしようもない権力闘争にあけくれているのかと、首を傾げたくなる人は、結構いるんじゃないかと思われます。しかし、勝手な印象として、昭和の時代の方が「日本のために」というところに、熱く燃えて政治家になる人たちが多いような気がしていまして、(というか、そもそもその志から違うような気がして)そんな人たちが何故、日清戦争や日露戦争のみならず、あまりにも勝ち目のない太平洋戦争などの戦いを選択したのか、というところはずっと疑問でした。私の感想などよりも、帯の文句の方がずっと的確なので(当たり前ですが)、いくつかあげておきますね。ちなみに第9回小林秀雄賞受賞作品でもあります。<橋本治>結論を一方的に提示するのではなく、結論へ続く扉の方向を明示する。それはつまり、読者に対して評論を開かれたものにするということでもある。<堀江敏幸>口当たりのいい参考書の対極にある、十二分に過激な読みである。私はその表面には出てこない過激さに惹かれた。<加藤典洋>この本は、歴史学の醍醐味というものを教えてくれる。(中略)先入観に左右されない、独立した自分の判断を公にする勇気。そういうひとのふさわしい受賞を、心から喜ぶ。もう、絶賛ですね(帯だから当たり前ですが)。しかし、この絶賛された内容にふさわしい、とても興味深い本でした。この本の内容は、歴史に興味のある中高生に特別講義として開かれたものを、加筆して1冊にまとめたものであるらしいのですが、この内容を中高生のときに聞けるのと聞けないのとでは、その後の進路選択や歴史学というものの捕らえ方に大きな差が出てしまいますね。歴史が単なる暗記強化ではなくて、過去の人たちが歩んできた歴史という迷宮を、過去の人々が残した様々な資料を武器に丁寧に解き明かしていく、歴史学の面白さというものが、私にも響きましたから。とても面白い1冊でした。
2013年02月24日
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せっかく前回更新頻度少し改善できた、と思ったのに、またまたまたまた間があいてしまいましたね……この忙しさはいつ終わるのかしら、と思ったところで、来年度いっぱいは解決されなさそうです。残念。先週は四大陸選手権がありましたね。男子は少し残念な結果になってしまいましたが、女子はすごいですね!なんと10年ぶりの表彰台独占!しかしなんといっても、浅田選手の復活が嬉しかったですねえ。ついにトリプルアクセル成功し、トリプルトリプルの連続ジャンプも成功。個人的には、ジャンプ以外でも浅田選手の演技はすごく好きなので、(浅田選手の演技のときだけ、いつも時間が圧倒的に短く感じます)そんなにジャンプにこだわらなくても十分に素敵なのになあ、とか勝手に思ってしまうんですが、やっぱり競技ですから、そういうわけにもいきませんもんね。あの年齢で、つらいこともくるしいことも、いっぱいいっぱい背負わなければならなかったことを考えると、本当に頭が下がります。いつも元気をもらっているので、世界選手権も満足のいく演技ができるよう、応援するばかりです。来月を楽しみに待ちます。
2013年02月16日
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やっと12月分の芸術新潮を読了しました。12月号は能の特集といいますか、能の入門編みたいな感じでしたね。私の中での能のイメージといえば、「面が怖い……」という非常に単純なもの。あとは、歌舞伎よりもさらにとっつきにくそうだなあ、というイメージでした。能の楽しみ方といいますか、解説としてこの特集を読むのは面白かったのですが、やはりとっつきにくそうなイメージは変わりませんでしたねえ。しかし、能の所作にはとっても興味がわきました。たぶん、見に行ったとしても、意味がわからないまま、ぽかーんと観て帰ってくるには違いないでしょうが、一度じっくり観てみたいなあ、とは思います。知らないままに、あれこれ考えられないですしね。問題は、私が住んでいるところはあまりにいなか過ぎて、能を観る機会はまずない、ということですね。だからといって都会に行けば、美術館とかを優先してしまうでしょうし……機会は自分で作らなければどうにもならないのでしょうけども、なかなか。次号は白隠。禅についてはとても興味があるので、楽しみです。
2013年02月03日
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