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あっという間に7月も終わりになりました。東北は涼しい日々が続いていまして、今年はかなり過ごしやすいです。暑さはすごく苦手なので、助かってます。8月以降が、暑さが長引くようなんですが。フランスの至宝まさかの来日! ということで5月号は、先日7月15日まで東京で開催されていた「貴婦人と一角獣展」とのタイアップ特集。「貴婦人と一角獣」、6連作のタピスリーなんですが、その美しさから「タピスリーのモナリザ」と讃えられるほどとのこと。見にいきたかった……しかし実は、レオナルド・ダ・ヴィンチ展を見に東京に行ったので、こちらは我慢。美術館、すんごい人でびっくりいたしました。人があまりいない美術館に行くことが多いので、人が並んでいるだけで驚きです。しかし、体調が悪いなりにも、ひとり東京に行くことができる日が来るなんて、数年前は考えもしませんでした。ゆっくりゆっくり、適応しているのでしょうね。離人の世界に。……と、話がそれました。こういう大きなタピスリーを見ておりますと、模様を描き出す一織り一織りが、いかに途方もない大仕事であったか、ということを考えて、めまいがするような気さえします。現在存在する工房で作りますと、約1.5m×2.6mのタピスリーでさえ、10年ぐらいかかるそうですから、各辺3m以上の6連作、「貴婦人と一角獣」はどのくらいの時間、そして人手を要したことか。いくら一握りの階級の高い貴族が、大勢の労働者から搾取した時代、人海戦術にものをいわせて作り出したものだとしても、やはりその工程のひとつひとつに思いを馳せると、感慨深いものがあります。こういうものを作り出せる人間の手の機能というのは、ほんとうにうっとりするほどうつくしくできあがっていますね。おそらく、日本にこの作品が来ることはまた何十年とない、あるいはもう二度とないのかもしれません。そういうチャンスに立ち会える体力と時間とお金が欲しい……などと思うのは贅沢すぎますね。今年はもう1回東京へ、何か展覧会を見に行こうと思っておりますので、それで満足することにいたします。今年の展覧会、関東は本当に豊作ですね。
2013年07月28日
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先日、宮城県立美術館で開催中のゴッホの展覧会に行ってまいりました。CMでゴッホが東北に来るとわかって以来、すごく楽しみにしていました。ゴッホは私の好きな画家さんトップ3に入るので、東北に来るならば行かないわけにはいかない、と気合をいれつつつつ。「空白のパリ時代を追う」というテーマでの展覧会です。ゴッホの研究は残された手紙を資料として進められてきているのですが、パリにいた間は、頻繁に手紙をやりとりしていた弟のテオと一緒にいたので、資料となる手紙があまりなく、結果、パリにゴッホがどんな考えをしていたのか、どんな風に絵画と向き合っていたのかは、他の時代ほど明らかにはなっていませんでした。今回はその空白のパリ時代に描かれた絵画を通して、その空白を埋めるよう思考していくという、なんともすばらしい展覧会です。結果、ほんと、大満足でした。何せ、出展作品は他の画家が描いたゴッホの肖像画1点を除いては、なんと100%ゴッホ作品!!なかなかないことだと思います。ゴッホといえばこの肖像画、という自画像も出品されていまして、何度も何度も入り口に戻っては見返していきました。おしむらくは、東北の展覧会ではあまりないほど混んでいたこと……いつもはわりと周りを気にせずじっくり見ることが出来るんですが、さすがに今回はこみこみしてまして、プラス、色々な雑談が耳に入り、ちょっとイライラしてしまったり。一緒に来てる誰かとじゃなくて、絵とコミュニケートしようよ!と思いもしますが、絵画の楽しみ方は勿論ひとそれぞれ。それよりも、東北での展覧会がこんなに活況を呈していることを、喜んだ方がいいのでしょうね。フェルメール以来かと思いますから。
2013年07月14日
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暑い七夕になりましたね。私は暑いとすぐにへばりますので、今年は身体的に厳しい夏になりそうです。そんなこんなで、更に更に刊行ペースに遅れている『芸術新潮』。ようやく4月号を読了するというていたらく……色々飛ばしてもうシャガールを読みたい、という気持ちがないわけでもないですが、まあ、コツコツ読みます。4月号は画家フランシス・ベーコン。名前は知っていて、さっと図録を見たこともあるのですが、完全なる食わず嫌いでした。そして読了した今も苦手な部類に入ることは違いありません。しかし、ある程度知ろうとして苦手なのと、食わず嫌いで苦手なのだと、前者の方がましではあると思いますので、まず、読めてよかったのかなと。こう、なんといいましょうか、グロテスクな肉の塊のような絵が、人間の本質をこれでもかというぐらい暴きだしているような気がして、つまり、その肉塊こそがひとの「たましい」の本質であるような気がして、平静ではいられないというか、落ち着かないというか、目を逸らしたくなるというか、ありきたりですけど、そんな気分になります。それはそれで、絵画として成功しているのだとは思います。好きなひとは本当に好きでしょうからね(何でもそうでしょうけれど)。情動として何も喚起しない芸術作品は、やはり魅力的、とは言えないと思いますから。と、いうわけで、いろいろ「きついな」と思いながらも何とか読了した今特集。暑さにへたばりながらも、集中力を欠きながらも、コツコツ積読本を消化する毎日です。
2013年07月07日
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