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2023.09.02
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カテゴリ: 神社仏閣・御朱印
有馬稲荷神社からたんさん坂方向に下り、有馬六彩の裏口方向に向かう。


有馬六彩の裏口から敷地内に入って右側に足湯があり、その脇に有馬稲荷神社の解説と杉ヶ谷行宮跡の碑があります。

杉ヶ谷行宮跡。
有馬稲荷神社の始まりの地は、現在は遺構もなく石碑が残るだけで、奥は有馬六彩の庭園となっています。
たんさん坂を隔てた向かいに赤い鳥居が見えますが、三ツ森 炭酸泉店の私設神社と思われる「湯山稲荷大明神」になります。

炭酸泉源広場入口。
有馬六彩の裏口のほゞ正面にあり、訪れた当日は二段になった敷地に紫陽花が見られました。

入口から公園に入ると左側に泉質の影響を受けた鉄錆色の噴泉地があります。
ここについては自噴なのか機械仕掛けなのか定かではないが、写真の様に結構な勢いで噴き出していました。


入口から一段上がったところに建てられており、自然からの恵みをもたらす源に相応しい覆屋がたてられています。

建屋内の泉源。
ここも酸化鉄の色に染まっています。

立山左の炭酸泉源と石碑。
炭酸煎餅を産んだ源泉で、昔は温泉に砂糖を溶かしサイダーとして飲まれていた。味わってみたが、今ほど舌が肥えていない時代にはサイダーとして珍重されただろう。
……僅かに鉄分と炭酸を感じる生温いもので、今どきの子供はこれでは喜ばないだろう。

公園南側にある炭酸泉源の解説。
古くは毒水と呼ばれ近づく者すらいなかった云う、梶木源次郎がその湯の成分分析を受け毒水から炭酸泉として認知される様になったのが明治6年の事だという。

解説の脇に梶木源次郎の功績を称えた石碑が建てられている。

炭酸泉源公園



三ツ森 炭酸泉店。
炭酸泉源公園の向かいにある元祖炭酸せんべいの老舗。
炭酸煎餅の始まりは創業者三津繁松氏が明治末期に製造、販売したのが始まりで、これを機に有馬の町に炭酸煎餅が広まっていった。
店内では製造現場の見学や試食も出来ます。
菓子に目のないかみさんは、早速店内に吸い込まれていきました。


店舗の入口に祀られているもので、調べて見るが情報は出てこなかった。
敷地内という事で三ツ森の私設神社だと思われます。

狐の姿は見られないが、炭酸泉を育む自然に対する畏敬の念と商売繁盛を祈願して祀られたものだろう。

人工甘味料や着香料、着色料にどっぷり浸かってきたものから見ると、炭酸煎餅は自然素材のみで作られた昔懐かしい素朴な味わいの有馬名物です。

三ツ森 炭酸泉店
所在地 / 神戸市北区有馬町872-1

有馬温泉駅から徒歩ルート / ​ 有馬稲荷神社➡舒明天皇杉ヶ谷行宮跡➡炭酸源泉公園➡湯山稲荷大明神
関連記事 / 
・​ 神戸市北区有馬町「有馬稲荷神社」
・​ 有馬温泉 有馬六彩





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Last updated  2023.12.06 10:16:52
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