日本語で話そう

April 14, 2009
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カテゴリ: 東海道五十三次
今週忙しくてなかなかブログ更新できなかった。


4月12日(日)

思えば遠くに来たもんだ。
しかし江戸から209.1km、まだ半分も行かない。
思い起こせば去年の3月29日、一念発起して(というより成り行きで)東海道の旅に出た。
日本橋には一本の枝垂れ桜が旅立ちを見守ってくれていた。

銀座の桜、増上寺の桜、プリンスホテルの桜、品川宿の桜、桜見物をしながら、いつしか時は移り新緑。たまには寄り道をしながら、最初は1人旅、時々はカメラを持った友人が参加し、途中からは夫がガードマンとして参加した東海道の旅。
もうすぐ東海道全行程の半分。


昨夜の宿の主人。着いたときに「大井川は蓮台に乗って渡りましたか?」そして今朝は、「京都には今年中に着くんでしょうかね」
思わず絶句。
無理無理。
路銀も尽きてきたし・・・。

日曜日、朝、たっぷりおいしいご飯を食べ金谷の駅前から出発。
今日は東海道三大難所の一つ小夜の中山越え。
そういえば、この旅、2回しか参加してない次女であるが、箱根越え、大井川越え、そして此処と難所に参加していてえらい!・・・・本人はたまたまであるから知らないだろうから、東海道はどこもこんなだと思っているだろう。昔の難所であるということは現在は開発から取り残され風光明媚なところということ。

「箱根は付き合うからおいしい料理と旅館」「その次は名古屋のときに呼んでくれ」というちゃっかりな歴史と地理を知り尽くした長女に比べれば次女はえらい!

駅の裏手の坂を登りはじめると、金谷坂石畳。
入り口の茶店を眺める二人の連れ。
「おおい!そこの2人、まだ茶店に入るには早いよ」


IMG_0576.JPGIMG_0581.JPG

「この道どこかで見たと思ったら、箱根と同じだ」
そうでした。どこか似ている石畳の坂道。箱根は蛇がでったっけ。
歩きづらい。
しかし、所詮登って登ってまだ登っての箱根の山の高さとは比べ物にはならない。森の中を登ってもすぐ下りが来てまた登りが来る。牧野ヶ原大地なのである。

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あちらの山を登って谷に降り、また登ってきたこの道。
ご苦労さん

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周りは茶畑。あちらの山の上には茶の木で書いた「茶」の文字が・・・。
どこもかしこも茶。

のんびり歩いていると「夜泣き石の跡」
夜泣き石は今通ってきた山の上の久延寺に有ったが、昔はここにあったそうだ、行きかう旅人の道をふさぐように、広重の絵には描かれている。転がり落ちたのではない。何せ九延寺ははるか山頂。転がり登った?そんなことは・・・・。

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小夜の中山を越えると転げ落ちるような坂を下りて新坂宿へ到着。
難所を越えて来たにしては小さな宿場では有ったが、何軒かの古い旅籠が残っていて見学できた。

IMG_0634.JPG

宿場を抜けたところに、事任(ことのまま)八幡宮があったのでスタンプラリーの(これ!と神様にしかられる)御朱印をもらう。落ち着いた庭で遅い昼食。
金谷駅で買って、娘と夫が交互に背負ってきた大井川鉄道特製弁当。
すごくおいしかった。雑誌に出ていて絶対買おうと思っていたお弁当だ。

IMG_0015.JPGIMG_0014.JPG

そこからはのどかでは有るが国道一号線に合流したり離れたりの里の道。
掛川の宿の入り口でわざわざ街を外敵から守るための七曲を通過。
塩の道の標識。
 http://www.city.kakegawa.shizuoka.jp/sionomiti/sts.files/sts.htm

この写真のところを曲がる。
此処でクイズ。写真の建物は何?木の枝で見にくいが目を凝らせば・・。

IMG_0029.JPG

掛川駅にはいつもより早めの3時到着。我が家から遥か遠くに来たので新幹線で帰宅。
さて次はいつ東海道に五十三次の旅に戻ってこられることやら。






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Last updated  April 18, 2009 01:26:45 PM
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