SAC.COM

PR

バックナンバー

2025年11月
2025年10月
2025年09月
2025年08月
2025年07月
2025年06月
2025年05月
2025年04月
2025年03月
2025年02月

カレンダー

フリーページ

2015年02月21日
XML
カテゴリ: 自動車メカ、部品
​​​​​
 オートマチック・トランスミッション(AT)はどの方式が良いのか。

 伝達効率の向上と滑らかな変速はATの主要課題。

 トルコン(トルクコンバータ)は動力の伝達ロスが多い。

 動力伝達に歯車を使用しないCVTContinuously Variable Transmission[無段変速機])は高速域の伝達効率が低い。

 DCT(デュアル・クラッチ・トランスミッション)は滑らかな変速の制御が難しい。


【送料無料】 オリエント ORIENT 万年カレンダー 自動巻き 腕時計 URL005EU(バンド調整器付)

 DCT同様に伝達効率を高めて、滑らかな変速を実現しようとしたいのがマツダの「SKYACTIV-DRIVE」。

 低速域を含む全段にロックアップを適用したトルコン方式。


トルクコンバータ
出典:Wikipedia

 マツダがアクセラで初採用した、ガソリンエンジンのみでハイブリッドカーに匹敵する燃費を目指したAT「SKYACTIV-DRIVE」でも、伝達効率向上と燃費の抑制を図るため、発進直後以外の全変速段で常時ロックアップさせている。ロックアップ時の弊害対策としては、こちらも制御コンピュータのプログラムの工夫とロックアップ機構に大容量のダンパー機構を設けることによって解消が図られている。



​ 上記のようにロックアップは伝達効率を向上させるが、その反面ショック等を生じやすく、快適性を損ないやすい。
 特にトルク変動が大きい低速域ではダンパーでの吸収にも限界があるため、快適性を確保しつつロックアップ領域を拡大するのは難しかった。
 そこで従来ロックアップを行わなかった低速領域や減速時に、ロックアップクラッチを微少に滑らせる(スリップさせる)程度に接続することでロックアップ時により生じるショックを抑制し、快適性と伝達効率の両立を図ったスリップ制御付ロックアップ機構の採用が見られる。
 これによりロックアップ領域を低速側に拡大できたため、実用域でのロックアップ作動率は大きく向上している。
 またアクセルオフ時にロックアップを行いやすくなりエンジンをフューエルカットできるというメリットもある。
 この技術ではロックアップクラッチの摩擦特性が重要となるため、摩擦特性に大きく影響するATFも専用品が用いられる。​​




【中古】トヨタ オートマチックトランスミッション&… トヨタ自動車


 ホンダはフィット・ハイブリッドでソフト、ハードの問題からDCTのリコールを繰り返した。

 マツダのSKYACTIV-DRIVEは今のところ、リコールの話を聞かない。

 2015年1月、タイでも生産開始。

 新規で複雑なDCTも同じことだが、SKYACTIVーDRIVEの耐久性がクリアされているなら、よいメカだと思う。
​​​





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2019年08月27日 08時11分03秒
コメント(0) | コメントを書く
[自動車メカ、部品] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

Ta152R

Ta152R

コメント新着

私はイスラム教徒です@ Re:マスク効果とマスク・リスク(05/05) 神神は言った: コーランで 『 人びとよ…
maki5417 @ Re:コメ 品薄の構図、値上げの秋(09/09) 需給ギャップは20万トン程度。 6月頃か…
maki5417 @ Re:福島原発の核燃料デブリ取り出し…着手できず作業中止(08/31) 核燃料デブリ取り出し 元請けから下請け…
maki5417 @ Re:香川産 養殖鮭に注目(07/07) 外国のように船ごとの漁獲高制限をしない…
maki5417 @ Re:星野リゾートトマム 施設売却(07/05) 中国に買われていたとは知りませんでした…

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: