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2017年02月14日
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カテゴリ: 「食」
 年明け、正月から卒業、新入学、就職の季節までの空きの期間を、お祭りごとの好きな日本人は寂しく思う。
 節分の豆はそんなにたくさん食べるものでもない。
 にっぱち(2月、8月)の2月、商売の閑散期向けイベントが「恵方巻き」と「バレンタインデー」。
 8月は夏休みだし、昔は9月に運動会、文化祭などの学校行事が目白押しだった。
 夏休みとクリスマスの間を埋めるのがハロウィン。


 小売側の意図に反して、中々日本に定着しなかったハロウィンは、渋谷のお祭り騒ぎで注目度が著しく高まった。
 感謝祭に七面鳥を食べる(Turkey Day)習慣は、日本のクリスマスにチキンを食べることに転生した。
 米国やカナダのケンタッキーフライドチキンは、クリスマスイブに予約販売をすることはない。
 お正月に餅、おせち料理、七草粥。
 節分に豆と「恵方巻き」。
 「バレンタインデー」にチョコレート。
 夏祭り、秋祭りの屋台にチョコバナナ、リンゴ飴。
 ハロウィンに菓子、かぼちゃ料理。
 クリスマスにデコレーション・ケーキとチキン。
 といったように、お祭りと食べ物をセットするのが日本人の基本。

【恵方巻き】
 1989年セブンイレブンが広島で恵方巻きの販売開始。
 1990年、販売エリア拡大。
 1995年、関西以西の地区で販売。
 1998年、全国で販売展開。
 2000年以降、日本国内で急速に普及した。
 恵方巻きは、大阪の花柳界で節分に恵方を向いてお新香を巻いた海苔巻きを食べたことに発するとされる。
 年ごとの恵方(方角)は、陰陽五行説に基づいて、その年の「干支(かんし・えと)」の「十干(じっかん)」によって決まる。
 庶民の習慣であり恵方巻の起源・発祥は諸説がある。
 1.江戸時代末期、大阪商人たちが商売繁盛と厄払いの意味で、節分に「幸運巻寿司」の習慣が始まったとする説。
 2.江戸時代末期から明治時代初期、大阪商人が商売繁盛の祈願事として始めたという説。
 4.1800年代のある年の節分の日、大阪近郊の申村に住む老若男女が巻寿司を食す時に、切り分ける手間を省くために一本丸かぶりをしたというのを発祥とする説。
 など。


【恵方巻きの作法】
 1:太巻きをひとりにつき1本準備する
 福を巻き込むことから巻き寿司。
 縁が切れたり、福が途切れたりしないよう、切らずに一本そのまま。
 七福神にあやかり、7種類の具が入った太巻きが望ましいとされる。
 2:恵方を向く
 恵方とは、その年の福徳を司る歳徳神のいる方角で、その方角に向かって事を行えば何事も吉とさる。
 2017年の恵方は、32方位でいうと北微西やや西。
 3:願いごとをしながら、しゃべらずに食べる
 しゃべると運が逃げてしまうので、食べ終わるまでしゃべってはいけない。


 所詮は「験担ぎ」なので、御節料理の駄洒落と意味にかわりない。
 宗教、信仰上の要請でもなく、「しきたり」の類。
 東京で生まれ育ち、九州にじいさん、ばあさんがいた私は、コンビニが流行らせるまで「恵方巻き」なる習慣を知らなかった。
 私と同年代の関東人は「恵方巻き」を知らずに育ったことだろう。
【バレンタインデー】
 バレンタインデーは、2月14日に祝われ、世界各地でカップルの愛の誓いの日とされる。
 269年にローマ皇帝の迫害下で殉教した聖ウァレンティヌスに由来する記念日として、主に西方教会の広がる地域において伝えられていた。
 日本のバレンタインデーは、こんな根拠や信仰心に縛られず、小売業の企みとしてはじめられたとされる。
 元来、女性が男性に愛の告白をする日でも、告白と同時にチョコレートを贈る日でもないことは周知の通り。
 クリスマスがデコレーション・ケーキとチキンを食べる日になったのと同じこと。
 日本のバレンタインデー起源は諸説ある。


■1936年、モロゾフ説
 もっともよく耳にするのが神戸モロゾフ製菓(現在のモロゾフ)説。
 東京で発行されていた英字新聞に1936年2月12日付けのチョコレートの広告を起源とする説。
 「あなたのバレンタイン(=愛しい方)にチョコレートを贈りましょう」というコピー。
■1958年、メリー説
 メリーチョコレートカムパニー が1958年2月に伊勢丹新宿本店で「バレンタイセール」というキャンペーンを行ったことを起源とする説説。
■1960年、森永製菓説
 1960年より森永製菓が「愛する人にチョコレートを贈りましょう」と新聞広告を出し、さらに伊勢丹が1965年にバレンタインデーのフェアを開催し、これがバレンタインデー普及の契機となったとする説。
■ソニープラザ説
 ソニーの創業者、盛田昭夫氏は、1968年に自社の関連輸入雑貨専門店ソニープラザがチョコレートを贈ることを流行させようと試みたことをもって「日本のバレンタインデーはうちが作った」としている。
 1970年代に一般化したことを考慮すると、相当沈静化したとはいえ現在に至る日本の「バレンタインデー」騒ぎは、ソニープラザが起源と考えたい。
 八百万の神々の国日本は、特定の宗教にこだわることが少ないのでお祭りごとが多い。
 一神教が定着しにくいこと、根拠のよくわからないイベントが多いことが「日本らしさ」。





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最終更新日  2017年02月14日 19時00分04秒 コメントを書く


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