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2020年11月19日
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テーマ: 大統領(32)
カテゴリ: アメリカ
 ジョー・バイデン(ジョセフ・ロビネット・バイデン・ジュニア)氏は、1942年11月20日、ペンシルベニア州スクラントン 生まれ。
 デラウェア大学卒業し、シラキューズ大学ロースクールで学び、1969年に弁護士となった。
 1973年から2009年まで、米国上院でデラウェア州の代表を務めた。
 長年上院外交委員会のメンバーであり、最終的には委員長を務めた。
 2009年1月20日から2017年1月20日まで、バラク・オバマ政権で第47代米国副大統領を務めた。

 バイデン氏は「分断ではなく団結させる大統領」を宣言。
 トランプ氏の後継であれば必須の課題だ。
 だが、強さと栄光のみを正義と信じ、弱さを分断、弱者との縁切りを求めているトランプ支持勢力を納得させるのは難しかろう。
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【米大統領選2020】
バイデン陣営
2020年11月9日 BBCニュース
 米大統領選の勝利演説から一夜明けた8日、ジョー・バイデン次期大統領の側近チームは、新型ウイルス対策を最優先事項とするなど、新政権発足を見据えた計画を発表した。
 一方、ドナルド・トランプ大統領は、選挙結果を争う姿勢を取り続けているが、情報の取り扱いについて混乱もみられる。
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 バイデン氏のチームはこの日、政権移行計画における最初の取り組みを発表。
 新型ウイルスの検査を無料化して増やすとともに、国民に自宅外でのマスク着用を呼びかけるとした。
 また、州知事ら各地の自治体当局に、マスク着用の義務化を進めるよう求めるとした。
 さらに9日朝には、医療や公衆衛生の専門家を集めてパンデミック対策を助言する諮問グループのメンバーを発表した。
 米政府当局で新型ウイルスのワクチン開発を主導していたものの、トランプ大統領の対応に懸念を抱き、保健福祉賞監察官に問題を指摘したところ、更迭されたと議会証言していたリック・ブライト氏も諮問グループの一員となった。
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 この発表から間もなく、米製薬大手ファイザーと独バイオエヌテック(BioNTech)は9日、治験の予備解析の結果、開発中のワクチンが90%以上の人の感染を防ぐことができることが分かったと発表した。
 発表を受けてバイデン陣営は次期大統領の声明を発表。
 「私の公衆衛生顧問たちは昨夜、この素晴らしい知らせを受けました。この突破口をもたらし、これほど希望を抱ける理由を与えてくれた素晴らしい人たちに、お祝いを申し上げたい。それと同時に、COVID-19との闘いの終わりはまだ数カ月先のことだと理解するのは大事なことです」として、引き続きマスクの着用や社会的距離の維持、手洗いなどの感染対策の重要性を強調した。
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 アメリカでは7日、新型ウイルスの感染者が3日連続で12万5000人以上確認された。
 死者も5日連続で1000人を超えた。
 これまでの死者は23万7000人を超えている。
 冬の到来とともに、状況の悪化が懸念されている。
 バイデン氏はまた、経済、人種差別、気候変動の問題に力を入れて取り組む予定だ。
 新型ウイルスで大打撃を受けた経済の刺激策を計画。黒人など少数派の住宅事情や待遇、給与などを改善するほか、黒人男性ジョージ・フロイドさんらの死亡事件につながった、警察による首を強く押さえる逮捕手法を禁止することなどを検討している。
  ― 引用終り ― 
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 組織労働者(労働組合員)から指示を受けている民主党は、元来アメリカ・ファースト。
 リベラルな民主党像は、まず富める米国があってこそ。
 各種貿易制限(「保護主義」)は民主党が推進していたことであり、トランプが国内産業の保護政策を実施すれば「共和党」として珍しいだけ。
 海外の富の収奪が限界を迎え、米国内の中流層の富を貪り尽くした後の資本家としてのアプローチなので、多少企業活動が強引でも致し方ないとされたようだ。
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 米国の民主党は貿易に関しては常に保護主義的だった。
 共和党は企業活動の海外誘致に熱心だった。
 米国内の雇用を海外に導いたのは企業の要請を受けた共和党・大統領だった。
 財政面で民主党は「積極主義」。
 バイデン氏は副大統領時代(オバマ大統領時代)の2009年、大不況(「リーマン・ショック」)に対抗するためにインフラ支出を監督した。​
 トランプ大統領に期待されていたのは「既成の体制をぶっ壊すこと」。
 そう考えると、トランプ大統領がとんでもないことを行っても支持者が揺るがなかった事実に納得がいく。
 トランプ政権の「破壊の喜び」は「滅びの美学」を招くところだった「見苦しい結末」となった。
 「正義」を愛する米国民は、証拠もないのに「違法があった」と騒ぎ立てる老人をみて冷静になった人々もいたようだ。
 民主党が国民の自由重視なら、共和党は企業活動の自由重視。
 バイデン氏が大統領に就任しても、「アメリカ・ファースト」路線は変わらない。
 硬軟の差、違いは大いにあると思う。
 11月4日、米国では新型コロナウイルスの新規感染が10万件以上報告され、1日あたりの最多を更新した。
 新規感染のほかに入院患者数も急増し、検査の拡大だけでは説明が付かないという。
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 11月9日、トランプ米大統領の側近で、大統領選後の訴訟作戦を指揮してきたデイヴィッド・ボシー氏(55)が新型コロナウイルスに感染していることが判明した。
 また、ベン・カーソン米住宅都市開発長官が検査で陽性だったと報じられた。
 米国のトランプ支持派は、日本人にはないタフさをもっている。
 2020年9月、新型コロナによる米国の死者は20万人を突破。
 マスクをしないトランプ大統領の側近が次々と新型コロナに感染している。
 日本人は、例え弱気な奴と思われても、人前ではマスクをした方がよさそうだ。





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最終更新日  2020年11月19日 16時00分06秒
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