仙台・宮城・東北を考える おだずまジャーナル

2008.12.03
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カテゴリ: 東北
毎日新聞(青森版)に2日付けでこんな記事があった(当ジャーナルで要約)
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東奧日報社(青森市)が田舎館村むらおこし推進協議会(会長・鈴木孝雄村長)に241万円の損害賠償を求めている問題で、同協議会の検討会議が1日開かれ、請求に応じる方針を決定。今後同社と請求額を交渉する。

今年の田んぼアートは、創刊120周年記念事業として東奧日報が共催。同社や日本航空のロゴを作成したが、水田地権者が、村おこし事業に企業宣伝は不要と抗議し、7月にスポンサー名の図柄部分の稲を抜き取った。これに対し、同社側は日本航空の新聞広告掲載が中止され、予定されていた広告料200万円が入らず、インターネットで中継する田んぼアートのカメラの設置費用など約41万円の計241万の損害賠償を9月に文書で求めていたもの。
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私はこの記事は毎日の地方版サイトで見たのだが、今年7月4日にはそのスポンサー名の稲を村職員が抜き取っているとの説明が付された画像が出ている。抜き取っているのは、まさしくJALのロゴ部分だ。

また、東奥日報サイトに「田んぼアート」の コーナー があり、経緯(同紙報道のものだが)がわかる。

東奥日報との共催は、運営費を得るための策だったようだが、地権者で協議会委員でもある「前」村長が、事前の連絡がない、絵柄を抜き取らないと来年から貸さないと抗議。これを受け協議会が僅差で抜取りを決め、村職員が広告部分の苗を抜き取った。なお、田植えに参加した住民からは抜取りに抗議する声も。この騒動の背景には、選挙戦で争った現村長との確執があったようだ。



結果は、鈴木氏3229票、佐藤氏2335票(投票率79.87%)だった。毎日新聞の記事では、
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鈴木氏は、4年間の実績を打ち出して支持を集めた。村の負債16億円を返し、来年6月で早期健全化団体から脱却するめどが立ったことなどの主張が受け入れられた。佐藤氏は、議員日当制や村長報酬20万円など財政健全化を訴えたが及ばず返り咲きはならなかった
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と解説されている。田んぼアート事件については触れていない。

ところで、毎日の記事では、東「奧」日報社と表記し、通常使う「奥」の字体とは敢えて変えているようだ。これが同社ないし同紙の表記なのだろうか。でも東奥日報のサイトでは、通常の字体のようだが。





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最終更新日  2008.12.04 03:31:37
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