全2件 (2件中 1-2件目)
1
今日は、夫の叔母である節子さんの、百か日の法事であった。 このところ、お腹を壊している私は、法事の準備をすっかり免除してもらい、と言うか、自発的に免除され?!、二日目の診察を受けるため、午前8時過ぎに家を出て掛かりつけの病院へ向かった。症状次第と言われていたが、まだ、便通も回数あり、腹もキリキリするので、やはり点滴を受けることになった。 11時から法事である旨を告げると、好ましくは無いが、少し早めに落とすようにしようと言われた。 点滴が終わって、義母の指令により、中央マーケットで売り出しの長薯とマ・マースパゲッティを買った。自宅近くのコンビニで、黒のストッキングを買うと、1番安いので、一足380円もしたので、ちょっと、いや、かなり驚いた。ストッキングとは、相当長い間疎遠だからである。 そうして帰宅したのが丁度11時。身なりを整え仏間へ並んだ。 お経の後、一服してお寺さんが帰られ、皆は近くの喫茶店へ食事に出かけたが、私はこの腹具合なので、喫茶店へ付いて行くまでもないと、独り、自宅に残り自炊。昨夜、揚げが無いので取りっ放しになっていた出汁を使い、にんじんと大根を摩り下ろして、白菜を微塵に切って入れ、おじやを作った。数日前の鍋の具材が残っていたので、それは小さく切らずに突っ込んだら、コレが失敗だった。白ねぎや白菜の芯が硬く、噛むのに、結構てこずった。食欲はまぁまぁ出てきたが、うっかり色んなモノを食べると、後が怖いという気が働く。そうしてみると、私も大人になったものだ。 百か日を終えて義母は肩の荷が下りた様で、なんとなく晴れ晴れとした表情。私は、食事を終えて帰宅した皆を迎えた後、工場へ出てちょいと仕事をして、広島へと帰る義姉をリードライナーの停留所まで送った。 娘は今回の法事には、2週間の間、校外実習で休んでいたアルバイト先に申し訳ないのでと、帰ってこなかった。来週の日曜日には、私が広島へ出掛けて、就職活動の下見も兼ね?!近隣の洋菓子店めぐりをして娘をこちらに積んで帰り、再来週の日曜日には、組の花見に夫のピンチヒッターをしてもらう予定である。
2009年03月28日
コメント(0)
今週、初めごろから、平生より通じが良く、非常に好ましく思っていたところ、一昨日は明け方から、関節が痛み、夕方には38.1度の発熱が出た。そして、通じの方は、良好を超え遂に「下痢」の域に達した。 さすがに食欲が無く、義母が用意してくれたおかずには殆ど手が付けられない状況で、早々に床に就こうと思っていたが、月に一度の跳び箱の大口の納期が迫っており、息子と協力して、37個のマットを仕上げ、床に就いたのは午前一時を過ぎていた。その頃には少々病状が回復し、お腹がご飯を欲したので、お茶漬けを軽く二膳頂いて床に就いた。 一夜明けると、熱はすっかり下がったが、お腹がしくしくと痛む。おかしな病気でさえなければよいのだが、下痢をするというのが気になるので、遠い親戚の葬式へと義母を送った足で、掛かりつけの医者に立ち寄った。 症状を告げ、検温、血圧、血沈などの検査を経て、先生の診察を受けた。ウィルス性の風邪とのことで、特効薬はない。ただ、下痢をすることで起こす脱水症状が怖いので、2時間ほど掛けて点滴を1本受けて帰る様に言われた。 長いお付き合いの先生がニコニコと笑いながら、「この風邪が流行ってるようですね。同じ人も居るから寂しくは無いですよ。」と仰ったが、どういうことだか理解しかねた。お手洗いを済ませて処置室へ入ると、三床並んだベッドの一つに、一人の男性が背を向けて点滴を受けていた。点滴に繋がれた手に何かしら小さな本を持って読み入っていた。人が入ってきた気配を察して振り返ったその人は、当に、私が高校3年の時の担任で、心から尊敬する門田 亨先生だった。 先生は振り向き様にちょっと驚いた様子で、 「どうしたんなら?」 と、いつもの生粋の備後弁で尋ねられた。 「いやぁ、先生と同じですよ。」 「おみゃぁも下痢しょうるんか?」 「はい。しっかり・・・。昨日は熱もありました。」 「ほうか~。わしも同じよ。何日か前から、腹具合がちぃとおかしいのぉ~、思ようたら、ひでぇ下痢よぉ。云々・・・・」 私と先生は、去年のお正月の同窓会で逢った時どころではなく、その後の2時間、いや、あれは3時間に及んだだろうと思うが、その長い時間を休むことなく、四方山話に花を咲かせたのである。 先生は、2本の点滴を処方されており、予定時間は4時間。やはりそこは年の差なのか、私は一本で無罪放免となり、先に処置室を後にした。部屋を出る時、先生が仰った。 「わしゃぁ、この本を読み終わってすることがのうなったら、どうしょうかおもよぉたが、おみゃぁのお陰で、読み終わらんで済んだ。」 それは、先生の私への感謝の言葉だったのか、そうではなかったのか。深く考えることはせず、ただ、尊敬する門田先生と枕を並べて、3時間、四方山話が出来たことを、私は神様に心から感謝するだけだった。 それにしても偶然とは起こるものだと思った。よりによって、数十年を経たかつての師弟が、同じ病状で、同じ時に、同じ病院で枕を並べて治療を受けることがあるなんて!
2009年03月27日
コメント(10)
全2件 (2件中 1-2件目)
1


