眼科医のひとり言

眼科医のひとり言

Oct 31, 2004
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カテゴリ: カテゴリ未分類
タイトルの症状は基本的に同じ現象の表現が異なるだけで、眼科的には蚊飛症といいます。

ほとんどは全く心配の無いことが多いですが、稀に重病のこともあります。

(1)後部硝子体剥離
眼球内には硝子体というゼリー状のものが詰まっています、これが年をとると徐々に液体に変化してきます。
この過程で、眼球壁の一番内側にある網膜から硝子体がはがれていきます、これが後部硝子体剥離です。
この現象は病気ではないのですが、はがれた硝子体を包んでいる膜ににごった部分があり、これが眼球内に浮遊すると蚊飛症の原因になります。
基本的に消えることはありませんが、徐々に気にならなくなることが多いです。
病気ではないので治療は行いませんが、説明が不十分だと納得せずあちこちの病院にかかられる患者さんも多いです。

(2) 網膜剥離

元々見えていた蚊飛症が急にひどくなったり、光が一緒にチカチカ光って見えたり、視界の一部がぼやけるようなことがあればすぐに眼科にかかったほうがいいでしょう。

(3)まぶしさも伴うとき
ぶどう膜炎によるものの可能性があります、充血のところでも書きましたが、早く眼科にかかる必要があります。

(4)視界全体もぼやけて見えるとき
目の中で出血(硝子体出血)をしている可能性があります、特に高血圧や糖尿病の持病があったり、お年寄りでは可能性が高くなります。
また網膜剥離でも硝子体出血を起こすことがあるのでやはり早めに眼科にかかりましょう。

(5)影が見えるのが一過性で、その後で頭痛がする
偏頭痛などにともなう閃輝性暗点かもしれません、念のため眼科受診し、必要があれば脳の専門医を受診しましょう。

と、これもまた他にもたくさんの鑑別があります。





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Last updated  Oct 31, 2004 11:18:52 PM
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Re:蚊飛症、黒い影が見える、虫が飛ぶ、雲みたいのが見える、など(10/31)  
ysmsusmさーん、こんばんは!


お元気でしたか?
なんだか、Rochardはとってもうれしいです。
あっ、Rochardも元気にしていましたよ。
ただ。。言ってませんでしたが、腕が大変なことになってしまっていたのです。
今は、もう、ほぼ大丈夫ですよ。

あっ。。飛蚊症。。
そう言えば、入院されている患者さんにも時々います。
でも、「あっ、何か見える」って言われたときはさすがにコワイですけどね。笑

明日は、お仕事ですか?
Rochardはお仕事です♪

では、また。。

おやすみなさい。。
(Nov 2, 2004 11:28:06 PM)

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はす@ こんばんは 始めまして。 突然の質問失礼します。 …
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