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「SWAN MAGAZINE 2012秋号」を読む。 わたしが何故バレエをやっているかといえば、小学生の頃週刊マーガレットに掲載されていた、「SWAN~白鳥〜」に虜にされたからだ。 主人公は、バレエは大好きだけど、コンプレックスもあり身体能力的にも未知数な真澄。 だけどわかるひとには真澄の中に開花していない魅力が見えるらしく(このへんが漫画だ)、一流どころにもまれながら、ダンサーとして開花していく。 「エースを狙え!」でいうところのお蝶婦人的、やがて真澄が乗り越えていく才能があり美しい京極さんあり、ロシアの不世出の天才少女、リリアナ・マクシモーヴァあり、そしてつらい縁でつながった、真澄をインスパイアし続けるセルゲイエフ先生、何より、永遠のパートナーとなるレオン!!! ちなみにリリアナは本物の妖精みたいに軽い(ほんとよ) 本編は、真澄とリリアナの「アグリーダッグ」対決で、真澄の踊りは酷評され、何かを見つけかけた傷心の真澄は、レオンとともにドイツへ旅立つところで終える。 いまから30年くらい前(笑) そして年月を経て、一度は失敗した「アグリーダッグ」をレオンと組み、リリアナとボリショイで踊ることになった真澄が描かれている。 生まれたときから長くは生きられないと宣言されてきた、妖精リリアナは、真澄の踊りが覚醒することを待っていた。 真澄の踊りを見る前に、リリアナはアグリーダッグを踊りきり、喝采の中死んでいく。 レオンがまぁ世の中の誰をも魂を奪われるような踊りをするんだけど!(漫画漫画!) お互いに素直になりきれないレオンと真澄はリリアナの死をきっかけに心をひらき、パートナーとして信頼をきずいていく。 そして、ついについに開演された真澄とレオンの「アグリーダッグ」 !!!!!!!!! いやぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 有吉京子先生、きっと御年60ほどにおなりかと思いますが、渾身の筆をふるってくださいました。 もうリアルに舞台を観たかのような、震えるような感動。 本屋でむさぼるように立ち読みしたわたしは、もう大粒の涙をふたつほど、落としてしまったよ〜〜〜〜〜〜 すごい、30年かけて真澄のダンサーとしてなぜこんなにもひとを惹きつけてやまないのか、その答えを、見せていただきました(涙) そんな感じ(涙) な、長かった〜〜〜 リリアナと真澄のそれぞれのアグリーダッグの解釈。 真澄の踊りはね〜〜〜、最高のパートナーは自分自身、というところにいきつくのよ〜〜〜 何も欠けたものなんてはじめからなかった、ありのままの自分自身とつながり、信じることができた、その強さなのよ、うつくしさなのよ! もう、説得力ありすぎな有吉先生の絵。 読むだけでエネルギーチャージだわ〜 バレエってすばらしい! バレエがあることで、どれほどにわたしの人生が豊かであり続けられることか! そのきっかけになった真澄&レオン! ありがとう〜、まだ最終回にならないで〜〜〜(涙)
2012.09.21
月曜にバッチフラワーのセラピストクラスがあり、テーマはクラブアップル。 浄化のレメディ。 講師のまりさんから出された宿題が、「幸せなお金持ちになれたらやりたいこと30!!」 宿題をしながら、まず思ったのが、わたしはお金を貯められない、という感情。 わたしはまぁやりたいことがたくさんあって、お金が巡ってきたら、やりたいことをちょっとずつやってきた。 どーんとはできないんだけれど。 なので、全然貯まらない。 ちなみにいまはエサレンとクラニオの学び真っ最中なので、(ヨガも学びなおしているし、バッチも多分永遠だし、 永遠のほうが死ぬまで楽しめていいね) で、貯めるのは主人の役目だと、心から思っていることに気づいた。 だって、本当に計画的にコツコツと、なんですもの。 そしてどうにも、貯めようとする心がはなはな無いのだ(ひ~~~!!!) あ、もちろん、わたしなりに家計に参加しているわ、食費、こどもの給食費や学校でかかる諸経費、塾、習い事代、ま、こどもにかかるもの全般。 いやぁ、だから働かなくちゃね。 あと、お金に対しての執着心が薄すぎる感覚が気になった。 器がちいさいのね。 身にあまる金額が既にささやかなのだと思う(苦笑) だって、宿題のひとつである、「お金持ちになったらこんなことができる」のひとつに、「給食費1学期分の振込をさっとできる」だもの、いやぁ~ というのも、2週間前に息子の来学期の給食費2万円分の振込を、やっと先週末に振り込めたのよ。 月末は物入りだからあっという間にお金は素通りするから、2万円貯まるまでもうちょっと待ってねと息子に伝え、ようやく振り込めた(安堵) 振り込めたときのささやかな達成感、あはは。 結構好きだわ。 お金があったらやりたいことをピックアップしたけれど、それが実現できなくても悲しくも悔しくもない。 小市民なのだ。 そして、なんというか、いま心から幸せなんだなと思う。 いいひとたちと巡りあうばかりで、気持ちが鼓舞されたり心から笑ったり、発見してこどものように歓喜する時間。 こどもたちは当り前のように健やかで、主人は当り前のように性欲も健在(うーん) 幸福はいつも在る。 お金持ちになったらやりたいこと。 「相澤先生のバレエを週3回通う」 これはお金というよりも、時間の工面に工夫が必要なんだけれど。 もう、相澤先生のマニアックな、だけど素人のわたしでも踊れるようになる指導が、毎回毎回いろんな発見のあるクラスって、他を探しても滅多にないんだよ! からだがある程度わかるひとなら、もうわくわくしっぱなしのクラスなんだよ! 3回どころか毎日通いたいほどよ。 あとね、お金持ちになったらやりたいこと、ダイスケのスポンサーになって、彼の夢を後押しし続けること。 アイスリンクを経営すること。 自分もスケートを習うこと。 あれ、まただんだん小市民的になってきたわ。 さて、写真をさらに携帯で撮影したものなので写りはいまひとつだけれど、5月の発表会でお友達が撮ってくれたものを少し。 終了後のロビーで ルースカヤのメイク、二年に一度のメイクですな、目張りを入れるときは震えます ほくろが多いわ~(日焼け止めつけないとこうなるわ~) こちらは2年前の発表会のときのもの ナポリの踊り(一応脚がターンアウトしているものをチョイス) チャルダッシュ もうね、みんな、とにかく踊った方がいいよ。 そんなに迷惑なものじゃないし、人生が歓びに満たされ続けるわ。 だって、すっごく楽しそうでしょ。 心から。
2011.07.02
みなさん、お久しぶり。 ダイスケと真央ちゃんに涙しながらも、無事に発表会を終えることができて、当日の夜は本当にしあわせだった。 仕事もそうだけれど、特に舞台って、あらゆるひとの手と思いの積み重ねなのだ。 最高のかたちで発表会を迎えられた幸福に、もう当日朝からわたしのからだ中、こころ中が満たされていた。 発表会の朝のバーレッスンの空気が大好きだ。 って、二年前も四年前も思ったなぁ~ って、当日の朝もぼんやりあじわっていた。 もうこれで終わりなんだなぁという感慨。 あのステップは最後までできずに終わってしまうんだなぁという少しの悔しさ。 セレナーデは本番は一番よかった。 一緒に踊った米田さんもわたしも、緊張よりも、本当に踊れるよろこびに満たされていて、とてもよかった。 パディシャのステップなんてろくにできていなかったと振り返っているけれど。 ルースカヤの方が、ちょっといまひとつだったけれど、ま、こんなものだ。 白鳥のオデットのくにこ先生は、肋骨が二本ひびが入っている中で、渾身の白鳥だったと思う。 なんというか、涙がでた。 そして、誇りに思った。 ちいさなこどもたちや裏方のおかあさんたち、楽屋の賑わい、舞台から見る非常灯のあかり。 袖から見守ってくれる相澤先生。 ひとつひとつが幸福につながっていた。 友人たちから、大好きなもの(なんでこのひとたちはわたしの好きなものがわかるんだろう? クレマチスの花だとか、マンデリンのコーヒーだとか!?)をいただいて、また幸福になった。 米田さんとふたりで、つかのま打ち上げをした。 あぁ~~~しあわせだね~~~~~~~~~~~ なんでみんな発表会出ないんだろうね~~~~~~~~ みんなバレエやればいいのにね~~~~~~~~~~~~~~ あ~~~このパスタもビールも美味しいね~~~~~~~~~~~~ なんてふたりとも幸福のかたまりになって漂っていたよ。 しばしチンクワンタとISUと天野真(←日本人のくせに、日本選手に不当にジャンプをダウングレード させる愚かなジャッジ)に悪態をつき、ヨナの品格を何度も疑い、真央ちゃんをねぎらい、ダイスケのさらに険しい道を択んだその覚悟に乾杯した。 いろいろありすぎて、目眩がしそうなほどな日々が過ぎて、ようやくひと息なのだ。 発表会の翌日、髪を切った。 とにかく、切りたかった。 もう限界、というところまで切った。 ほんとうは、もっと切りたかったのだけれど、美容師さんもこれが限界だったらしい(苦笑) 軽い。 わたしは生まれ変わっても巻き髪ができない女だ。 発表会で久々にメイクをしたけれど、もう隣りの米田さんにつきっきりで指導してもらうほど、メイクをしたことがない。 ノーズってどうやっていれるの? マスカラはつけられないわ、チークの入れ方もいまいちわからないわ、もちろんつけまつげなんてやってもらったわ。 あれもしたことないわ、まつげくるんともちあげるやつ。 GWに主人の実家に行ったら、義母の鏡台のところであのくるんともちあげるやつ(ネーミング忘れた)を発見して、ほんと、しゃれっけというものをやはりどこかに忘れてきたのだとしみじみ思った。 いやあれね、ショートカットって、なんだかはだかになってるみたいね。 このベリーショートじゃ、太ってはいけないわ! いやぁ、髪と色白は七難隠すって、本当ね。 もう、なんだか恥ずかしいけれど、フィギュアストレスでちょっと体重が戻ったけれど、この髪型が似合うように、もう少しダイエットにも励むわよ。 あぁ、大好きなひとに会いたいなぁ。 この五月の風のなか、笑いあいたい。
2011.05.06
昨日のレッスンで、衣装を預かる。 あわいまるで少女のようなベビーピンクに、すごいボリュームのスカートの広がりで、もう娘が見たら、うわぁっっっと歓喜するようなもの。 そして主人が見たら来てくれなさそうな、ものだった。 まさに舞踏会なのね~~~ うわぁ、ちゃんと躍らないと、衣装負けしちゃいそうだ。 ピンクのスカートが躍っている、にならないように躍らないと~(汗) そうそう、なんとか衣装は入りました。 一着はかなりの気合いが必要で、後ろで留めてもらうひとに、「はい、いきますっ」って声をかけてもらうんだけど・・・ で、最大限うすいお腹をつくって、キープです(苦笑) とにかく、もうカウントダウン、今週はハードなので1キロ痩せる予定(笑) 本番はあっという間に終わるのよね。 だからやっぱり、本番までの過程でいろんな発見だとか、くやしい思いだとか、残念な気持ちだとか、できないことができるようになるよろこびだとか、過程の方がうんとだいじなのだなと思った。 のこり13日、だいじに感じながら躍るわ。 いろんなところで(笑)
2011.04.18
ひとの感情は、だいたいふたつに別れると思うのだ。「愛」と「恐れ」 愛は、よろこびや幸福、素直さ、あたたかさ、受容、安心、献身、生、いろいろ 恐れは、拒絶、無視、憤り、猜疑心、罪悪感、暴力、死、ま、いろいろ ここ最近のクラスでは、あなたにとっての「愛」と「恐れ」は何ですか?がテーマ。 バッチやアーユルの性質にもつなげやすくて投げかけている。 わたしにとっての恐れは、「意図した操作」 ま、とくにメディ操作。 それに関しては本当に長くなるので、今日は愛について。 わたしにとっての愛そのものが、この発表会でジゼルのバリエーションを踊る久美ちゃんの踊り。 踊りにはもうどうしようもなくそのひとが出てしまうものだけれど(涙) 姫役でもそうでなくても、久美ちゃんの踊りは、わたしの心を洗ってくれるのだ。 うーん、迷っている道ばたで、思わず水晶を見つけてしまった!そんな感じなのだ。 もちろん基礎もしっかりしているけれど、他にも基礎がしっかりしているひととどこが違うのだろうと研究しているのだけれど(笑))多分、最大の美点は、素直さな気がする。 物事を上達させるポイントも素直さだと思う。 疑うのではなく、受け入れてみる。 心を解放して。 浅田真央なんて究極なんじゃないかな。 と思うのだ。 普段の久美ちゃんはそして明るい。 さばさばとしている。 案外男前。 悩んでも寝てしまえっ!てところもある。 だけど、舞台に立つと、たったひとつの宝石になる。 目で追わずにはいられない存在。 その久美ちゃんのジゼルは、第一部のわたしたちが踊るセレナーデの前(涙) ふふ、究極の罰ゲームな順番なのだけれど、先日の舞台稽古のおり、客席から久美ちゃんの踊りを観る機会があって、 あぁ、このひとは本当に、わたしの心をみんな愛に変えてしまうのだ! 幸福な気持ちばかりになるのだ。 わたしもその幸福さのまま、踊り始めたらいいのだなとふと思う。 ぼーっとして出を間違えないようにしてね。
2011.04.13
ひと月限定のダイエット中である。 昨年採寸したサイズよりもあきらかに成長していて(涙)まぁ少しでもしぼろうとしているわけ。 ま、劇的ではないけれど、何をしているかというと、おかしをあまり食べない。 リンパドレナージュを毎日する。 ご飯はお茶碗に一杯(農家の娘なのでごはん大好き)。 だけ。 で、今日10日ぶりくらいに、こどものおやつにポップコーンを作って食べたら、なんておいしいのかしら。 そして、ママ友に漫画(鈴木先生シリーズ←何とドラマ化!)を貸したら、チョコレートとともに返ってきていたのをいまさら発見。 チョコ、うまぁ~い(涙) ああ、こんなにうまかったぁ~??? 自分が天使になったような幸福感だった~ ストレスを抱えているひとがチョコレートがやめられないのがよくわかった~~~ もちろん、明日の分もおとり置き。 あ、それなりにしぼれてきているので、月末にはもう2キロくらい落とせそう。 発表会が終わったら、翌日すぐに髪をばっさり切って、そして高野のフルーツパフェを食べたい。 なんとスケートのワールドと発表会の踊りこみが同時進行で、とってもいい感じなのだ。 真央ちゃんの愛の夢にちからを借りて、わたしも踊るわ~
2011.04.12
午前は相澤先生と助手のあやちゃんと発表会のレッスンを。 白鳥のルースカヤはあやちゃんと米田さんと三人で踊る。 今日は音を聴いて、アームスの動きの確認を。 音を聴いていると、ちゃんと踊るための曲になっているんだ~!っとびっくり。 ごめんねチャイコフスキー、あなたは偉大です セレナーデは、うたうように。 午後のカルチャークラスで、先生に踊りのビデオを撮ってもらう。 今日初めてみんなの前で踊ったのだけれど、自分のできていないところがとてもよくわかった。 だけどかたちになってきつつあるし、もっとできるのだ。 ビデオでチェックして、ロッカールームで、着替え中のあやちゃんをつかまえて、どうしたらできるのかをアドバイスしてもらったのだけれど、すごい、なんて的確。 ほんと、バレエって5番がだいじなのね。 アームスの通り道もその軌道を越さずに通せば、バッタバッタした踊りにならないのだわ。 まさに基本(涙) 基本をずっと積み重ねているくせのないあやちゃんの踊りからは、音楽が聴こえるのだ。 あやちゃんのアームスは本当にきれいで、空間が存在して、うっとりする。 発表会では二部のコッペリアの主役。 いま男性の先生とさらなる高みを目指しているんだって。 男性のK先生は、あやちゃんに、「そんな安定したところで踊っていいの?」と言う。 安定したところ? わたしたち初心者は安定して踊れることを目指すのだけれど、そういうことではなくて、もっとバランスできるぎりぎりの、そのひとが目指せる最高のところを促すのだそうだ。 そこに、踊り手も、観る者も、何か心を動かすものがあるのだろうね。 すてきだなぁ。 あと2ヶ月。 通常レッスンはあと6回! わたしは後半、エサレンの研修とクラニオの研修が入るから、本当にレッスンの時間を大切にしなくては。 家でも、毎日するわ。 来週はもっと、米田さんと舞踏会への期待に胸ふくらませる少女(あれ、少女じゃない?)の戯れを表現したいわ。 もっとできるわ。 あと少し、と言ってみたけれど、もっとすてきになるわ。 あぁ、バレエってすばらしい。
2011.03.03
先週のクラスで、発表会の衣装が淡いピンクということを知り、ピンクのレオタードを探していたら、なんと半値で売られていたのだけれど、ショッキングピンクのトレパンは持っていても、レオタードとなると途端に敷居がうーーーーーんと高くなるのであ~る。 一緒に踊る米田さんが全く同じものを持っていたので、今日のレッスンで試着&踊ってみた。 どうにも着慣れないのと、鏡を見るのもこっぱずかしいんだけれど、だけど、ちょっと気分が高揚しちゃうのも事実。 米田さんは同じタイプの白を着て、もうわたしたち、すっかり国領の浅田姉妹(←妄想なんで許してください) いやぁ、なんだかにやついちゃって、あたらしい振りのパートもさらに高揚しちゃって、すてきだわ~~~、としか言葉がでない。 こ、これは幸せすぎるかも。 本番の舞台でどんな気持ちになってしまうんだろう。 想像するだけで、きらきらとした目眩が(←妄想なんで許してください) 米田さんから、バレエ手帳をいただいた。 とっても、すてきなのよ~~~ ページにはすてきな舞台の写真やうつくしいバレリーナのそれがあって、もう、モチベーションがとっても上がるわ~~~ 特に発表会まで、レッスン毎の記録をとっておこうと思う。 この発表会をだいじに、後悔することなく、味わおうと思った。 この楽しさや舞台への期待を一緒に分かち合える米田さん、もうとっても好きだ~~~~~~~~! というわけで、ピンクのレオタード、ポチッと購入することにしたわ、うふ。
2010.12.16
バレエクラスへ。 相澤先生から、第一幕の小品集のセレナーデの衣装を教えていただいた。 ごくごく淡い落ち着いたピンクと、白に近い淡い上品なグレイ。 わたしがピンクで、一緒に踊る米田さんがグレイ。 グレイはライトが当たると、とってもうつくしく映えるんだって。 気分は国領の浅田舞&真央でして(苦笑)、この曲をいただいたときから、真央ちゃんの「愛の夢」の雰囲気だね~とうきうきして、気分を乗せるために、上品なピンクのスカートを買ったのだ、ははは! 米田さんと二人、もうすっかり本番を妄想して、「すてきだね~~~」といいっぱなし。 多分キャミソール?のようなジョーゼットでストンとしたラインかしら。 セレナーデの振りも後半に突入。 すてきなのよ、なんというのかしら、まるで宝石箱のようにきらきらしているのよ。 こんなにすてきな曲をいただいて、うつくしい振り付けで、わたしはピンク色の衣装。 4分半、あのひかりの舞台で踊れるなんて! 5月まで、その幸福な夢を追っていける幸福。 なんてすてき。
2010.12.09
新宿村へ、発表会の合同レッスンへ。 この日はパンフレットの写真撮影もあり、みんな黒レオタード。 わたしが初めて出た発表会のときに3歳だった女の子が、今回は、もうポワントをはいていた。 それからH君(唯一の男子)の背が170になっていて、脚がぐーんと長くなっていて、う、眩しいくらいに男前になっていた(涙) おまけに女子をサポートしていたよ。 か、かっちょいい~~~ こうしてひとは成長し、わたしたちも歳をとるのだ。 今日は第三幕の白鳥の湖がメイン。 わたしはロシアの踊り。 (ま、だけど王子は振り向いてくれないんだけどね) このルースカヤの振りがなっかなか体にしみつかなくて、ここ最近ずっとレッスン後のロッカールームで一緒に踊る米田さんをつかまえて、多分5回ずつくらい練習してた(苦笑) まだ細かいところは怪しいのだけれど、なんとかどうにか入った感じ。 先生も、「覚えたじゃない」 すみません、レベルが‥‥‥ だけど、振りが入ると、音がもっと聴こえるようになる(気がした) そして、これからもっと好きになるのだろうなと、思った。 新宿クラスと吉祥寺クラスのみなさんとレッスンすると、バーだけで、いつもより倍の汗をかくような(気がした) うわ、だけど、もっとバーのときからからだを引き上げないと、全然甘いのだわ。 白鳥のコールドのレッスンも見ることができて、いやぁ~、大変だわ。 白い衣装が着たかったから、コールドいいなぁ~~~と思ったけど、見て撤回。 もう何が大変って、ずっと待っているのが、どんなステップよりもしんどいのだ。 おまけにポワントだもの。 大勢の中でも、やはり目で追ってしまうひとがいる。 白鳥のたおやかさと凛とした表情を醸し出しているひとがいて、アームスが肩甲骨から使われていると、こんなに自由で優美なのだと、とてもよくわかった。 あぁこんな上半身の使い方ができると、もっと表現の幅が広がるんだなぁ。 課題がたくさんあるけれど、それをひとつひとつクリアしていけるって、これも愉しみなこと。 自分に対して、欲を出すわ。 そして、きっといい舞台になる。
2010.12.05
バレエクラスは、チャイコフスキーのセレナーデ、の前にワルツステップを。 ワルツってすてきだわ。 今日はね、ジュテ・アントルラセ アラベスクをして、シャッセ、でくるっとジュテ・アントルラセ。 素敵なのよ~、ちゃんとできると。 きっとベビィピンクのドレスの裾がひらめいて、あぁ、本当に素敵なことでしょう(妄想) もう、春、よろこびのステップね~~~ アームスで空間をやわらかく、アームスによろこびをのせて踊りたいわ~~~ レッスン終了後、一緒に発表会で踊る米田さんと、フィギュアスケート談義。 今日のジュテ・アントルラセをすると、安藤美姫や真央ちゃんがどんなにすごいことをしているかが、もうこの身をもって、しみじみと理解できるとか、ISUの寵愛の一身に受けているパトリック・チャンの品性についてだとか、あれやこれや、結局1時間。 そして最後はやっぱりルースカヤの一番難しいパートの振りを、3回くらい。 最後は通しで。 ロッカールームで、かなり燃焼しているわたしたち(笑) だけど、ようやくルースカヤの振りが、なんとか頭に入った感じ。 国領の駅のホームでこっそりステップ踏んでみたら、やっとできるようになった(涙) 米田さんとは最初の発表会からずっと一緒に踊っている、おまけにスケート大好きな、振り覚えが抜群にいい、頼りになる仲間。 年齢を言ったら、みんなが激しく驚くほどで、ちょっとヤバいかも(笑) 彼女と密かに決めているのが、目指せ浅田真央、「愛の夢」ばりのセレナーデ! うふふ、本当に素敵なのよ~~~
2010.11.11
先週クラニオの研修でお休みしたら、すっかりルースカヤの振りが真っ白に(あぁ、言い訳だわ)。 振り覚えの早い(遅いって、どうなってるのかしらん?)米田さんに、更衣室でしつこく教えてもらうけど、どうにもタイミングがつかめない(涙) まだ半年近くあるから大丈夫なんだけど、うーん、早くからだにしみこませたい。 今日は発表会のもうひとつの作品が発表になった。 チャイコフスキーの弦楽セレナーデのワルツ。 もうね~、ほんとうに、春の風でシフォンのスカートが揺れるような、うつくし~~~い曲なのよ~~~ あぁ、こんなうつくしい曲で踊れるなんて、まさに幸福。 相澤先生、ありがとう~~~ で、気分はすっかり浅田真央の「愛の夢」モード。 衣装はシンプルなキャミソールドレスのシフォンの淡いパープルかピンクだよね~~~ と一緒に踊る米田さんと妄想モード。 前回の発表会でもキャラクターダンスでルースカヤもキャラクターだから、ちょっと風にのって踊るような姫モードで、う、うれしい~~~ 来週から振りに入るけど、その前にルースカヤを何とかせねば(涙) もういろいろと考えることがたくさんあるのだけれど、(たとえば、来年度のPTA本部役員の断りの手紙を書くとか・・・)バレエがあるから、なんとか正気でいられるわ。 妄想ワルツモードでなんとか乗り切るわ。
2010.11.04
3週間ぶりのバレエクラスへ。 まったくもって自分のからだの中だけのよろこびなのだけれど、今日、はじめて、ルルベアップでのバランスのときに、肩と腕の無用な力のない上体でバランスを取ることができた。 パッと見、わからないけど(いや、分かるかも)、わたしの中ではびっくりした感激がバランスを取る度に怒濤のように押し寄せてきた。 それは本当にすばらしい感覚だった。 ずーーーーーーーーーっとできなくて、だけど続けていると、どこかでいつの日か、必ずできるのだ。 まぁ、限度はあるかもしれないが。 自分のからだの条件の範囲での調和されたバランス、動き。 もうね、自分の肩や腕の働きがすてきでね、歌舞伎の客になったみたいに自分のからだに声をかけてたよ。 それくらい、すてきだった。 またひとつ、自分のからだと信頼関係を結べた。 あと、発見。 股関節のターンアウトが少しずつ広がっている。 いままで無理にターンアウトして膝が捻れるのが怖かったから、無理のない位置で開いていたのだけれど、ちょっと勇気を出してターンアウトの可動域を広げたら(まぁ、つまり限界で、楽できないポジション)、なんというか、とてもバランスが取りやすくて、世界がいつもより3センチくらい高い感覚だった。 あら、無理しちゃいけないけど、楽なのもよろしくなかったのかなぁ。 バレエってなんてすばらしい。 自分のからだの可能性がまだまだうーんとあるって、生きる勇気をこれからもたくさんもらう可能性があることだ。 からだって不思議。 おととい終了したteateセラピーも、からだの持つすばらしさに驚嘆してばかりだったけど、知りたいことがたくさんあって、それを学べる場所があるって、なんて楽しい日々なのだろう。 teateはオイルも使わない、身一つでできる、本当にシンプルな理想のケアだと思う。 すごいんだよ、先生たち! 誰にでもできるらしいけど、まだまだわたしには魔法にしか感じられないくらいの、うつくしいエネルギーワーク。 痛みもよろこびもみんなつまった不可思議なからだがなんともいとおしい、そんな日々が続く。
2010.08.26
バレエはまる5年(早っ!)続けているのだけれど、ほんの少し肩甲骨から腕を使う、というか作用させる感覚が、もうほんの少しわかりかけてきた。 左肩の内旋も少し開いてきた。 だけどまだ力を入れなくていいところに入ってて、使うべきところの意識があまぁ~~い(涙) 背中の引き上げの感覚。 足の親指から垂直におしりのポイントがくるんだけど~、そのバランスにからだがどぎまぎするんだなぁ。 ほんの少しからだがひらいてきているから、その進歩を意識したときに、どぎまぎするのだ。 今日は4番ポジションの正中線を意識。 前脚側の骨盤が出やすいのだけれど、骨盤は揃えること。 基本なのだけれど、基本に忠実って、シンプルに整えるって、本当に、甘くない~! わたしの腸骨筋が「こっちのほうが楽だぜ~」とささやくのだ。 骨盤を揃えることからはじめると、グランプリエで使う内転筋の感覚も、これまたほんの少し、作用の仕方が変わる。 うーん、この一瞬の新鮮さ。 久々にピケでまわった。 目線がうろうろ、頭はくらくら。 左右差が激しい。 不思議。 なんでみんな左スタートだとふらふらなんだろう。 左は得意、というひとはあんまりいないのね。 わたしは左のときに、くびが後ろに反れて、上体が浮いてくるのだ。 ルルベアップでのパッセバランスも、なんだかあともう少しなんだけど。 って5年もやってるのにね~ そのほんの少しが、まだ自分自身を信じてあげられない、むむむ。 ほんの少し、ほんの少しの積み重ね。 軸の見える踊り。 発表会の演目が楽しみ。 今日もすばらしい木曜日。
2010.07.01
ようやくバレエクラスに復帰(涙) 3ヶ月ぶりにバレエシューズをはいたら、うわぁぁぁ~~~とじわじわと幸福感があがってきた。 足指まわしのストレッチだとか、流れるピアノのメロディだとか、よくこの場所から離れてたなぁ~、と感慨。 バーに触れただけで感動。 バーレッスンのひとつひとつがしみる。 というか、からだがお、重い・・・ 6月復帰された方や別クラスから木曜クラスに入ったひとなど、どうやらとっても賑やかになったみたい。 フォンジュ、とかね~、もう大腿四頭筋と下腹の引き上げのせめぎ合い(涙) だけどそのひとつひとつがもう感動的なのだ。 だんだん真人間に戻っていく(涙) この場所があればいい、そりゃもう、生活をしていたらまぁいろいろあるけれど、この時間があれば、なんとか狂わずにやっていける。 誰もがそんなものを見つけられるといいね。 さて発表会は来年の5月1日。 これが最後の発表会。 (次回以降はこどもたちの受験に重なるのだ) 今回の目標は、軸をみせること。 また発表会の道のりを味わえるなんて! これがたまんないんだよね。 しあわせだ~!
2010.06.04
木曜のバレエクラス。 わたしはクラススタート時からなので、もう丸5年になるのかな。 バーレッスンでは、相変わらずわたしの軸は行方不明。 もう少しなんだけれど、仙骨がせり上がっていたり、肩が下げられなかったりで、ルルベのパッセバランス、すぅっーとつりあがった空気を感じられるようなバランスがとれるようになるのは、いつ・・・ 最近のセンターでのステップ、難しくてえぇ~!!っというものが多いのだけれど、その分、できるようになったら本当にすてき。 先週は、「エスメラルダ」のさわりのステップを。 パッセで軸足の足首をすっと引き抜くようにバランスがとれるととってもすてきなのだ。 先生と助手のあやちゃんの姿にほうぅ~。 最初に一歩踏み出してバランスをとるのがもう勇気がいる~ とっても難しいけれど、いつかできる(はず) そしてできるまでのレッスン毎の過程も、最高にしあわせ。 からだ中で感じられるよろこびだ。 今週はなんと、シルフィードのアダージオのさわりを。 うわ~すてきなの! ひとつひとつのポーズが繊細で、胸の前で大切なものをそっと抱えるようにクロスさせるアームスと、後ろに長く伸びる脚がもう、すてきなのだ!!! 繊細さとはほど遠く、腕にも力が入りっぱなしだけれど、バランスをキープできる体幹部が少しずつついている。 いやぁ~ん、もうこんな動きを教えてもらえるなんて、いろんなストレスはそれなりにあるけれど、バレエの時間は、とても純粋でこの世でいちばんうつくしいエネルギーが生み出されて、その明るくて真摯なエネルギーを仲間で分かち合えるから、すばらしいのだ。 みんなそれぞれのからだとマインドで、シルフィードを表現したい~って、真剣で、すてき。 来週が待ち遠しい、すばらしい木曜日。
2010.02.04
なんてすばらしいのだろう! といつだって、どの回のクラスでもそんなふうに感じてしまう、木曜バレエクラス。 もういい加減わかったから、というひとはすっとばしてね。 わたしが開催するクラスは産後クラス。 赤ちゃんの動向次第でメニューは変わるし、ときどき奇跡のようなクラスも起こる。 からだを立て直すクラスだけれど、その果てには、いつかこのバレエクラスのような、自分のからだと心と脳がすっとつながった快感を得て欲しいと、祈るように願っている。 長座して全員が骨盤を倒せるクラス、バタフライから前屈して頭が床に着くクラスって、平均年齢50歳ちかくのクラスで、もうありえない、普通は。 50代を越えたひとの背中の無駄肉がすっと落ちてきたり、膝裏がのびやかで腰回りから脚全体はふたまわりくらいサイズダウンしたり、なんというか、脅威のクラスなのだ。 そして、できることが多くなっていく、それも自分のこの体で感じられる! 新しいことを習っても、いまはできなくても、レッスンを重ねるうちに必ずできると、実はみんな平気で思っている、すごいクラスだ。 みんな、相澤先生のお手本や、助手のあやちゃんや久美ちゃんをイメージして、その気でセンターでステップを踏み、回る。 そのみずみずしさ。 こういうと50代前後のみずみずしさって・・・ってドン引きされそうだけれど、もう愛らしいんだって☆ ひとりひとりの気持ちが集中して澄んでいて、明るい。 だから、あのクラスはすばらしいのだ。 そして、ひとりひとりをそんなふうに導いてくれる相澤先生って、その指導力と先生の精神にもうわたしはべた惚れだ。 レッスン毎に粒ダイヤのような、大切なかがやきを先生や仲間からいただく。 こんなにすばらしいことがあるんだ☆ って、35歳以上のひとたちには必須で勧めたい、相澤バレエなのだった。 いまちょうどお席がいくつかありますよ。 国領近辺で今年こそうつくしくなりたいひとは是非☆ 木曜2:30~調布カルチャーセンターにて すばらしいです(涙) 夢を自分のからだと心でみることができるよ。
2010.01.15
あたらしい年の最初の日記なので、うふうふしたこの気持ちをお分けしよう! バレエクラスの年明け最初のレッスン。 センターで、シソンヌ、と呼ばれるステップを教えていただいた。 どんなものかといえば、プリエから両足で跳んで片足アラベスクポジションで下りるステップさ☆ あぁ、そういえば~、と記憶が甦る、苦笑しながら。 おそらく2年以上前に、一度だけやったのさ。 そしてそれは本当に、すごいステップだった。 先生や助手のあやちゃんがやってみせるんだけれど、とても同じものとは思えない。 まるでミトコンドリアと白鳥にされた姫くらい違った。 まず、両足で重心移動しながら跳べなかった。 それも前に進まないのだ。 記憶にある自分の姿は、まるで酔っぱらいだった。 それが、それがあぁわたしたちったら! まだお手本のように前脚の裏までもすっとのびやかに跳べないのだが、かたちは明らかにシソンヌ(涙) すごい、ちゃんと前に跳んでるよ。 おまけに着地のアラベスクポジションがそれなりになってる。 デコルテを見せて頭の位置もキープできて、そしてなによりわたし自身が感じたのは、アラベスクポジションの後ろ脚の先までストレッチできてる(涙) ストレッチのバランス化がからだの中で感じられるのだ! すごーい! 進化してる~ それも、全員だ! 新年早々に進化を確認できるって、すばらしい。 こういうときのクラスの高揚感って、ほんとにみずみずしいのだ。 平均年齢50歳ちかくのひとたちがみずみずしいって、奇跡のようだよ。 とても愛らしい、可憐なジゼルのような方がいらっしゃるんだけれど、思いきってアチチュードバランスをルルベでとってみた瞬間の、「きゃっ!」っていうどきどき感、あぶないよ、こういう瞬間にひとは若くなっちゃうんだって、もうとてもよくわかる。 いろんなバレエクラスがあって、いろんな感動がその中にあるのだろうけれど、相澤先生に巡り会えたこと、先生のレッスンを受けることのできるひとたちみんな、その幸運とどこまでも持続する高揚感にしびれっぱなしなのだ。 みなさん、いつだって風通しよく、やわらかく、あたたかく、家族の幸せと巡り会えるひとたちとよろこびとせつなさを交歓する日々でありますように。 今年もどうぞよろしくおねがいいたします。
2010.01.07
バレエクラスの忘年会。 今年で4回目。 国領のインド料理屋さんにて。 先生へのプレゼントを一人300円以内で用意するのだけれど、これが本当に毎年難しく、そしてひとのチョイスしたものをわくわくしながら見るのが楽しい。 みんなの先生への思いに触れてあたたかいもので満たされる。 そして料理が上手い☆ でも信じられないくらい安い、安すぎ~! ほぼ全員、そのお店のクリスマスチキンを予約(笑) だって肉がやっわらかくて上手くてや、安すぎる~!!! ひとりひとりが今年の自分を振り返り、来年への展望を言葉にしながら、すごい量のお料理も食べる。 世代的に家族の介護、子どもの進学など、みんな日常では精一杯生活しているけれど、わたしなんかは特にそうだけど、このバレエの時間があるから、狂わずにいられるのだ。 ノンアルコールなわたしたちなのに、店を出たときはほろ酔い気分でみんなニコニコとして、良いエネルギーが交わされると、こんなに幸福だ。 もちろん最後は円陣をくんで、「ABT←相澤バレエテクニークね☆ ファイト!」で締め。 同じ日に、発表会の写真をもらったのだけれど、これが、にやけるのだ。 写真からすごいエネルギーが立ち上がってくる。 ポーズの一瞬を捉えたものだけれど、音楽が流れ出すんだよ~! こんなひよっこおばさんバレエの写真でも、すごいんだよ、びっくりして、感動して、うわ、こりゃまた発表会出なきゃ☆モード。 前回の発表会の写真を見るんだけれど、今回の方がエネルギーを感じるのはなぜだろう。 いやぁ、踊れる環境を、心から感謝して、ジュッテを軽やかに踏むわ!
2009.12.17
2回目の発表会でした。 この発表会までが、他の出演者の方をも含めてとてもドラマティックで、本番までの合同レッスン中に何度泣いたことか! 約半年の間に、作品を与えられて、向き合い、それを舞台で表現できるまでに、こんなにも成長できるのだ!という涙なのだけれど。 夢の舞台、とはいうけれど、そこに行き着くまでに、ひとつのレッスン毎に目指す夢を、相澤先生やゲストの先生方に導かれて、作品に自分の温度を感じられるようになって、目の前のちいさな夢の集合体が、本番の舞台なのだと、今日も感じたのでした。 とある、バレエクラスの合同発表会だけれど、わたしたちにはいろんな可能性があるのだと、この世界は、実現できる夢であふれているのだと、実はいつも思っています。 わたしは、バレエを通して知りました。 ひとと、ひとがつながったら。 実現できる夢は、ひとりひとりの心と手の中にあるのだと。 みなさんの前で踊ることができて、本当に幸せでした。 主役の文ちゃんの本番の強さに舞台そでで涙が止まらずに、オーロラ役の久美ちゃんのみずみずしさに鼻水をすすり、ハートの入った麻衣子さんの踊りに目を奪われました。 3歳さんでも、先生の言葉をちゃんと理解して、それを本番で最高の作品に仕上げているし! それは、先生と助手の先生への信頼ゆえです。 あぁ、つながってる、って。 本番の舞台で踊れることは奇跡だと、一緒に踊ってくれた米田さんと、心から思いました。 ナポリの踊りを踊る前に、一緒に振り付けにつきあってくれた、カルチャークラスのひとりひとりの名前を思って舞台に出ました。 終了後に、息子からは「ママ、振りすっとばしてた!」と駄目出しされましたが、本当に主人とこどもたちが支えてくれました。 観に来てくださったみなさん、愛らしいお花とおいしいお菓子、メッセージをありがとうございました。 うこさん、アリカイさん、マキさん、三浦さん&由衣ちゃん、鴨下さん、長田さん、網谷さん、湯本さん、赤堀さん、真紀さん、泉さん、中村さん、生井さん、杉浦店長、黒沢店長、みどりさん、和田さん、正理ちゃん、応援してくださった多くのみなさん、 ありがとう! ありがとう!! ありがとう!!! ひとは、みずみずしい可能性に、あふれているって、心から叫ぶことができます、ははは! これは、出演者すべてを代表して(笑) 幸福な夢をまたひとつ、みることができました。 一緒に舞台に立てた、出演者すべてのみなさん、みなさんの次の舞台が、本当に楽しみです。 相澤先生、ありがとうございました。 打ち上げ終了後、中山先生を京王線でお見送りする際に、万歳三唱を調布駅のホームで音頭をとれるのは、1~3幕までお姫様からあかずきんをさらうおおかみまで演じられたちーちゃんだけでしょう。 そして、一緒に隣りで踊った米田さん、あなたと踊ることができて、幸福でした。 ありがとう!
2009.05.17
発表会まであと二週間。 二日連続の合同レッスン。 ゲストの男性のダンサーと、山形から参加くださるIさん、麗しい吉祥寺ポワントチーム、愛らしいちびっこチーム、そして府中の思春期チーム、裏方でさまざまな配慮で支えてくださるお母さん方、照明&音響さん、衣装も続々と届き、全貌がみえてきた。 カルチャークラスからは3名の参加予定で、身も心も重ね合って練習してきた中で、Mさんが体調を崩されて、舞台を降りることになったのが10日前。 仕事のつなぎの電車の中のメールで知り、涙が止まらなかった。 どんなに努力しても、人智ではどうにもならないこと、ということはあるのだ。 神様というものの采配、とでもいうのかな。 そういうことは、きっとあちこちであるのだ。 Mさんは親御さんの介護を終え、ずっとやりたかったバレエをはじめて、まだ二年も経っていない。 ポーズを決めるのが上手く、脚のラインもきれい。 先生やみんなからほめられると、頬を染めて、「この年齢になってもほめられることがあるなんて、バレエってすばらしいですね」と上品によく言っていた。 いろんな方をみてきて、思うのだ。 いつからでもはじめられるのだ、と。 残念なことではあるけれど、当日Mさんの姿が会場にあってもそうでなくても、舞台に上がれるわたしとYさんは、Mさんのこれまでを感じながら、踊れるよろこびを胸に、踊りたいと思う。 わたしたちふたりは、もうほんとうに、踊れるだけで幸せ、と、口々に、しかし心からつぶやきあった。 というわたしも、先日、車に接触された。 いや、自転車が身代わりになってくれたのだ。 立ち上がってまず考えたことは、踊れるかな!?もうそれだけだった。 まず、ルルベアップして足首を感じた。 それから、肩甲骨、股関節。 多分すごいへんなひとに見えただろうなぁ。 しかし、膝の青あざだけで、どこも無事だったのだ。 これも、采配というものなのかもしれない。 舞台に立てることの、奇跡を思うのだ。 支えてくれる家族。 主人とこどもたちは主人の実家でお世話になっている。 楽しみにしているからね~、といってくれる友人たち。 一緒にレッスンしたカルチャーの仲間たち。 一緒に舞台に立てるちいさかったり、大人の途中だったり、姦しく、踊りが好きで好きでたまらない大人たち。 舞台を作るって、すごいなぁ。 うつくしいエネルギーの塊だ。 さて、今日も行ってきます。
2009.05.02
発表会の合同レッスンへ。 男性の先生はいなかったけれど、すべての演目をご父兄の前で披露。 こどもたちはもう本当に愛らしい。 小学生の中でも、魅せよう、という子のほうに自然と目が向く。 そして、ポワントクラスの幸福な踊り。 あやちゃんの「瀕死の白鳥」、一年前よりもうんとすばらしくて、アームスからのぞく表情に感激してしまった。 ここで涙。 そして、私もコールドで出演している「ライモンダ」、ここでもあやちゃんがお姫様。 ニューズレターにも書いたけれど、センターで迎えられ踊るあやちゃんに、また涙、あぁ! 涙ぐみながら、最後のコーダのステップを踏むわたし、うう。 眠りのオーロラ役のくみちゃん。 もう!彼女の踊りといったら! ひとの心をここまで優しく、幸福な気持ちに満たしてくれる踊り手は、プロでもなかなかいないんじゃないのかな。 テクニックはすごいひとはたくさんいるだろうけれど。 そう、テクニックがすばらしいひとは他にもいるんだけれど、観ていて緊張したり、踊りから世界が広がっていかないように感じられるひともいる。このひとは踊りにどんな気持ちの乗せているんだろう、ってイメージが広がってこない。 あやちゃんもくみちゃんも、踊りだせば、世界が現れるのだ。 その世界に魅了されて、同じフロアに立てることを、心から幸福に思う。 なんとしあわせなことだろう。 はじめて発表会に出演するみどりさんはとても緊張していたけれど、日常でこんなにどきどきすることも、誰かの踊りを観て泣くことも滅多にないことだから、やはりわたしたちはしあわせだなぁと、心から思うのだ。 5月17日。 あぁ、踊れることに感謝して迎えられる。 家族に、応援してくれるバレエクラスの仲間に。 そして、相澤先生に。
2009.03.29
バレエクラスの相澤先生の声。 「最後まで音を聴いてみよう。その音まで踊りきる」 音を聴けば、振りがバタバタしない。 踊りも大きくみえる。 たしなみの先生からも、言葉は最後まで丁寧に言い切ること、と教えられた。 「どうぞこちらへ」 ではなく、 「どうぞこちらへお進みください」 わたしたちはあらゆる場面で、いろんなことを簡略化という名の中途半端で無作法なことに慣れすぎてしまっているのかもしれない。 もちろん、やることが多すぎる(笑&涙)こともあるだろうけれどね。 自分の心とからだにすっと落ち込む先生たちの言葉がリンクして、自分自身が洗われていく。 雑多な日々を生きているけれど、こうして時折、言葉をいただいて、真人間に引き戻されているのだ。
2009.03.27
ご無沙汰しております。 3月もあっという間に去ろうとしていますね。 仕事以外の事であれこれ世話をやいたりやかれたり、という日々ですが、それも幸せなことですね。 ドタバタしつつも、ついつい勢いあまって、バレエクラスのニューズレターを書きなぐったり(笑)、ソフトボールクラブの大会報告を無理矢理書いてみたり、睡眠を削って深夜わくわくしながら作っていました。 その間にも、産後クラスの生徒さんたちとの別れがあったり、出会いがあったり。 そちらは後日書きますね。 もうタイトルも決まっているんだけど(笑) 「風のひとよ、愛のひとよ」です、うふ。 今日はバレエクラスのニューズレター、「すばらしい木曜日」より抜粋です。 先日、地獄!の特訓、(いやいやとても充実した時間でした)がありまして、やはり日々のレッスンの延長上に発表会があるのだと、しみじみ思いました。 それにしても、午前、午後ともに相澤先生からレッスンを受けられる幸福といったら!!! わたしたちは30代(最後)、40代、50代の3人で踊りますが、みんなの心がどんどん重なって踊っていけることが最高にいいのです。 5月までの発表会までの過程が本当に楽しみ。 さて、ニューズレターを。みんなのあやちゃん 文ちゃんはフロアから2メートル以上高いところにいた。 文ちゃん、そう木曜クラスでいつもお世話になっている、相澤先生のお弟子さんだ。 うつくしい甲のライン、床から天をつなぐ軸、やわらかなアームスの表現、恥ずかしがり屋なところも愛嬌になっている文ちゃんだ。 その文ちゃんがダイエットに成功してほっそりしたお姫様になって、高いところにいたのだ。 他の吉祥寺のお姉様たちに祝福されながら、フロアの中央に恭しく入ってくるあやちゃん、パートナーの中山先生とともに。 華やかなグラン・パ・ドドゥ。リフトされる文ちゃんを見て、ふいに胸がじんじんとしてきた。 文ちゃんを初めて見たのは、3年前の、前回の発表会に向けての初めての顔合わせのときだ。 その頃は、おそらくいまよりもウエイトはだいぶあったのだけれど、軸が見える、というのはこういうことなのだとしみじみ思ったし、細くなくてもからだを支える筋力と、その使い方を誤らなければ自在に踊れるのだということに、何度となく感心したものだった。 また彼女は献身的だ。赤ずきんちゃんたち(幼児さんね)から、わたしたちのようにどっぷり人生に浸かっている姦しいオトナにまで、細やかに、いつも笑顔を添えてお世話をやいてくれる。 恥ずかしがり屋な部分と大胆な部分。 踊りはじつに繊細だ。 やわらかな音をひとつひとつすくって表現することが得意だ。 中、高校生からも絶大な信頼をおいている文ちゃん。 そう、みんなの文ちゃんが、いちばん真ん中で踊っているのに感動して、涙がとまらなかった。 文ちゃんの晴れ舞台をもっともっと盛り上げたいと思ったし(いや、足を引っ張らないようにしないとね~)、同じ舞台で踊れることの幸せをかみしめていた。あぁ、他の木曜バレエチームにも文ちゃんの姿を見せてあげたい、きっと同じような感慨にふけるだろう。 発表会まで2ヶ月をきった。ソリストはさらに身体感覚を研ぎすませてステップを踏む。相澤先生と中山先生によって、文ちゃんが見せてくれる新しい世界。知り得ないようなプレッシャーとよろこびの世界にいる文ちゃんは、きっとあでやかな華を表現してくれるだろう。
2009.03.19
バレエの発表会に向けての合同レッスンへ。 チャルダッシュの振りは途中までのカルチャークラス3人組。 前回クラスでのステップの振りが???だったわたし。 ご家族の方の体調急変で2週間お休みしていたYさんと、あぁ、すごい緊張してきてた~!!とつぶやく初舞台のMさん。 ともにわたしよりも人生の先輩で、Mさんはバレエをされる前には、やはりご家族の介護をされてきて、ようやく自分自身も労おう,可愛がろう,とバレエをすることによってさらに思えるようになったそうだ。 Yさんはわたしの姉的存在で、前回の発表会でも降り覚えの悪いわたしはたいへんにお世話になった。大のフィギュアスケートファンで,ここ最近の冬場はスケートがある度に更衣室で抱き合って感動を分かち合っている(笑) 木曜クラスをしばらくお休みされていたことで、わたしはYさんと一緒に踊れることをとても楽しみにしていたのだなぁと、なんだかしみじみと思った。 さて,そんなわたしたちと手を取り合って踊ってくださるお相手は,相沢先生が長い間続けてきた、コッペリアバレエクラスの中学、高校生チーム。 もう、一緒の空間にいる,それだけで気恥ずかしさと嬉しさで高揚してしまう。 合間にチャルダッシュの後半の振りを教えていただく。 たいへんに恐縮していた大人チームに,彼女たちのほうから声をかけてくれた。 頬はピンク色だったよ(笑) 彼女たちも恐る恐る(笑)ささやくように振りを伝える。 実際に,強引に(あはは~)音に合わせて踊ってみる。 チャルダッシュは後半にいくに従って,リズムがうんと速くなるんだけれど、音楽がゴージャスで、振りが決まるとかっこいい! ということは,じつに息が絶え絶えになる,大人チーム。 振りが入っていないから無駄な動きが多く、あっという間にへろへろに。 あぁ,だけど,何度か踊るうちにフォーメーションが見えてきて、しっかりイメージできるようになった。 そう、全体が見えないって、ひとをとても不安にさせるのね。 振りが完全に入って、踊り込んでいくうちに,この踊りも音楽も、そして一緒に踊ってくれる彼、彼女たちも、うんと好きになっていくんだろうな。 わたしもYさんもMさんも、もうすっかり中学生チームのみずみずしさに,あたたかい気持ちを抱いて帰途についた。 次回のクラスでしっかり細かい振りを教えていただいて、年明け早々の合同レッスンまでにからだになじませたい。 帰途について、こどもたちを見てくれていただんなさんの開口一番、「なんだか幸せな顔をしているけど」そう,彼女たちからの、クリスマスの贈り物だなぁ、とまた振り返って、心の中で今日のレッスンをリピートしていた。
2008.12.21
今日のバレエクラスのハマった言葉。 特に左の三角筋がたいへんに頑なで(涙) アン・オーにするときにぎしぎしいうのだ。 相沢先生のマジックハンドで,使うべき方向と筋肉を示されると,すっとむきむきしすぎないラインになるんだけれど。 強い筋肉は主張するのよ~,と相沢先生。 うーん,本当にその通り。 太い筋肉のところはよけいにちからが入りやすい。 わたしの涙の大腿四頭筋とかね~ チャルダッシュの振り付けを相沢先生が示してくださると,本当にかっこよくて,踊れることが嬉しい。 実際に鏡に映る自分の動きは痛いけれど,次の振りもとんでもなくかっこいいんだ~!! 踊れるようになる自分はイメージできているから,股関節のストレッチを入念に続けよう(笑) レッスンが終わってこどもクラスとチェンジするときに,産後クラスの生徒さんに遭遇。 なんと,あの赤ちゃんだった女の子が、バレエの体験に来たのだ。 うわ~,もうすっかり怪しいおばちゃんになって,「覚えていないだろうけれど,おばちゃんはあなたが赤ちゃんだった頃を知っているんだよ~!!」と感激して抱きしめた。 たいへんに怪しかった。 あぁ,でもこのよろこびったら! 縁あっていつか一緒の発表会に出演できるといいね~
2008.12.04
うわ~「風のガーデン」,また泣いてしまった・・・ 来週は緒方さん(お父さん)が貴一さん(不肖の息子)との再会,あぁ,人間て,許されたい生き物なのだなぁ,と思う。 木曜バレエ。 「チャルダッシュ」の最初の振りがとてもかっこいいのだ。 けれど。 シンプルな振りなのに,なんだか上手く動けない。 うーん,この違和感はなんだろう。 と,更衣室でバレエ仲間の米田さんに再確認、何度も何度も。 あぁ,左肩なのだ。 左の肘を顔の方につけるポーズのときがぎこちない,というか,右上になってしまう。 左肘が張りにくいのだ。 もともと左利きで,肩甲骨周辺も首,肩周りも左ががちがちなのだ。 でもだいぶやわらかく,これでも内巻だった肩が開くようになってきたのだけれど。 こんな,からだの筋肉の頑さでもって振りがひっかかるんだ~と頑さの影響をしみじみと感じ入った。 おそらく振りに限ったことじゃないんだなぁ。 左肩,もっと開いたら,肩甲骨の内側がもっとしなやかになったら,また何かを手放せるのかしらん。 家で左肩を意識しながら,ようやくかっこいい振りができるように(涙) まだほんの最初。 でもきっと年内にはチャルダッシュの振り付け,できているのよね,きっと。 わたしは14歳の女の子と組んで踊る。 いま計算して驚いたんだけど(汗)25歳差だ! うわ~邪気を与えないよう、瑞々しい気を吸わないよう,心しないと。 いや~,手をつなぐんだけれど,すごい若返りそう~ というか,嬉しい~、楽しみ~!! (すみませ~ん)
2008.11.20
と,ため息。 朝ご飯を作りながら,バレエの発表会用の曲を流す。 音量大で(笑) こどもたちも起きてくれてね。 「ライモンダ」がとてもきれいな音で、ビデオで観たときよりも,音だけで聴いたほうが,断然いい。 こんな厳選された音と旋律をまとって踊るポワントクラスのみなさんの姿を想像してジーン、感無量。 ナポリの曲は明るくて,弾む。 たいへん狭いキッチンで,省略ステップを刻むわたし。 た,たのしい・・・ こんなふうに、人生のよろこびが転がってるのは,いいな。 夜に真央ちゃんのフリープログラムを観た。 う,うつくしい・・・ 黒の衣装もセンス抜群だし、真央ちゃんのからだのラインも女性らしくて,そしてあのタラソワ師の目をひく振り付けを品よく&スケール大で表現できる彼女の真摯な姿が,とにかくきれいだった。 「仮面舞踏会」はいいよね~ 今期のいろんなひとのフリーの曲でいちばんいい。 あ,もちろんその曲を表現できているからなんだろうね。 ジャンプのミスはあったけれど,来年に照準を合わせたいまの真央ちゃんだろうから,いずれ努力が結晶するだろうし,そのときを思うとまた感無量・・・ 小塚くん,おめでとう! 大輔のいない穴を感じさせないくらい,今年の成長と勢いはすごいね。 ひざがやわらか~い、これも感動的。 そして3位に入ったフランスのプレオベール、うふ,実は彼のことは大輔の次に好きだったのん,テレビで映らなくて残念! さぁ来週はロシア杯。 章枝ちゃんに胸をあつくするわ。
2008.11.16
この前のバレエクラスは,5番ポジションをとる時の,おしりからのしまい方を丁寧に。 おしりは大きくて鈍い筋肉だから,けっこうしまい忘れるのだ(笑) とくにわたしのような大きなおしりはね~ で,眠るまでなんだかそのおしりの筋肉がしまわれた状態が形状記憶されておかしな感覚だった。 そういえば,バレエを始めた頃,よく内股が似たようにまだレッスンをしているような名残を感じたものだ。 しかし,こんなにしまえるものだったのね,ははは(冷や汗) いままでもそうとうしまい忘れていたのだ。 おしりからしまうと、つま先もかなりターンアウトできているし。 バレエって、さまざまな筋肉の連携がとれて,踊れるからだになってゆく究極のワークのように思う。 とてもゆっくりだけれど,毎週,自分のからだに新鮮な驚きを発見することができる。 股関節と脚の表,裏のストレッチもさまざまなポジションでやってみると,癖が発見できるし,(これがたいへんスムースにおへそが床につけるのだ,すっご~い快感なのだ~,できるなら伝えてあげたいよ~!!!)足の親指で床を踏むことの難しさといったら。 自分が左右均等ではなく,左側の重心が小指側に流れやすいことも発見。 だからなおさら左の前股が外側に発達しちゃうんだね。 (ま,おいしいもの好きというのも関係しているけれど) 発表会のナポリの踊りはとても軽やかで楽しい曲。 最後のたたみかけるような音の洪水を、どんなステップで現してゆけるのか,とても楽しみなのだ。
2008.10.10
今日から志木クラスがスタート。 初回なので,生徒さんのいま望む自分のからだへの希望を聞いていく。 とにかく姿勢を伸ばしたい,鈍く重いからだから抜け出したい,実際に股関節が痛くなることがある,激しい運動ができないため,やわらかくからだの歪みをとっていきたい,などなど。 皆さんのフルネームと希望をしっかり手帳に記し,スタート。 初回は店長さんからご挨拶。 わたしのクラスのテーマや目的を伝えてもらう。 あぁ,しかし自分の言葉を他のひとに伝えてもらうって,恥ずかしいし,ニュアンスが変わるものなのね。 ゆったりクラスが進む。 声の調子に気をつけ,リードの配分,言葉の択び方など,ややどきどきしながら,生徒さんのからだや表情を見つめて感じる。 この時間すべてがからだを感じて,発見できるようになるといいと願って。 ペアになってそれぞれのからだの歪みをチェックする頃から,生徒さんの緊張がどんどん緩んでいくのがわかった。 いろんなひとのからだを見ることによって,からだの仕組みが理解できるようになる。 そして,ひとつ動作を終えるたびに、お腹のちからが弱く,猫背だったひとが,の,伸びてる,脇が,すーっと(笑) で,まるで娘さん(笑)のように頬がピンク色しているのよね。 あぁ,うれしいこの瞬間。 ひとつからだの使い方を理解できると,他の動作でも質問が出るようになる。 自分のからだへの疑問や関心を持てるって,これから生きてゆく上で,あきらかに楽になるのだ。 二週に一度のクラスなので,最後に宿題を出してまた次回。 幸せだなぁ,とばかの一人覚えみたいにしみじみ感じていた。 店長さんやスタッフの方たちにお礼を伝えて,バレエへ。 発表会に出ないひとたちも,一緒に振りを覚えて練習をするのだけれど,とりあえず(笑)ステップを大勢で踏んでいると,ばかの一つ覚えのように,また幸せが湧き出てきた。 この3分弱の踊りを,クリスマスあたりになると,きっと全員華やかに踊れるようになっているんだろうな。 想像して,さらに幸福は溢れる。 幸福には限りはないのだ,とからだと心で満たされた,すばらしい木曜日だ。 (そしてね,木曜日の心は歓びに満たされているからね,夕食のスープとたいへんに美味しくできるのさ,ははは!) うーん,最高だ!
2008.10.10
今朝起きたら、下背筋が筋肉痛。 久しぶりだったので,振り返ったら,バレエのステップだ。 あ、またステップの名前を忘れたけれど,アンボワッテだったかな~、サッカーボールを内くるぶしで交互に蹴るようなステップ!? まぁ,ほんとうにお恥ずかしい,醜体をさらすってこのことね,と鏡に映る自分に思う。 それから,発表会の「ナポリ」のはじめのステップもはじめてチャレンジ。 シャッセからクッぺでプリエ,アチチュード,パドブレ。 このステップでリズムを感じられるようにならないとね。 そうそう,この曲は初タンブリン。 ひゃ~,落とさないように~!! 発表会のステップを,木曜クラスのみなさんと一緒に踏めることがとても嬉しい。 あぁ、しあわせ。 助手の文ちゃんはちゃくちゃくとダイエットしていて,4ヶ月で7キロダウンだそう。 朝バナナ&ミネラル&ビタミンたっぷりのフレッシュジュース。 人生で心からダイエットしたい!と思う最後のチャンスかも,と愛らしい文ちゃん。彼女は基礎がしっかりしていて,素直で,こどもたちからも絶大な信頼を得ている。 そんな彼女が,今回はじめて男性とグラン・パ・ドドゥを踊るのだ。 自分ひとりなら誰にも迷惑かけないけれど,男性の先生のからだを壊さないようにしないといけないからね。 文ちゃんが先生と踊る姿を想像するだけで,とても幸福な気持ちになってくる。 おそらく,木曜クラスのわたしたち,みんなそうだ。 つまり,それだけ,みんな文ちゃんに信頼の気持ちがあるということ。 そして,あの愛くるしい表情がみんな大好きなのだ。 さて,わたしもついに52キロ台前半に突入、うふ。 51キロ台が手に届くところへ。 おそらくちょっと夕ご飯を軽めにしたらすぐに実現可能だけれど,そんなことをしなくても,よいみたい。 しかし,あの55,5キロって,ずいぶん重かったんだな・・・ というわけで,おそらくちょっと広いスペースがあるものなら,ステップを踏む日々なのだ。
2008.09.26
今日のバレエクラスもすばらしかった! 家にあった整体の本をぱらぱらとめくっていたら,その調整法はバレエクラスで行うストレッチがたくさん。 最近流行の「骨盤」を整える動きだって,バレエのグランプリエや,アテールで股関節だけ回す動きなんかその通り。 すご~い,バレエやってたら,からだの調子がどんどん上向きになるのだ。 今日教えていただいたことは,指先に重心を置く,ということ。 踵に乗ると,脇も縮むし、一方の足が例えばタンジュで出したとしても,戻せなくなってしまう。 最近しみじみと思っていたのだけれど,随分踵に乗っていたのだなぁ,ということ。 片手バーで,ルルベアップしてバランスを取りながら,左右のアームスのポジションを交互に変える,というのがあったけど,これ,2年前,両手バーで同じポジションでやったときは,アームスの動きを変えただけで(視線もうろうろしちゃってたからなおさら)バランスがブレていたんだ~ で、あ~ちゃんとバランス取れるようになってる,それも全員(驚) 体幹部ができる,ってこういうこと,というのが自分とみなさんのからだでびしばしと感じて,かなり感動してしまった。 発表会で踊るナポリの曲を聴かせてもらう。 後半の盛り上がりで,うわ,どんな速いステップになるのかしらん,なんてどきどきしながら、だけど,とても幸せな盛り上がりのある曲。 あは,この曲はクラチュチュなのよね。 あはは!やった~,また着たかったからとっても楽しみ,ふふ、ふふ,ふふ!!! 発表会という大きな目標があると,レッスンの瞬間瞬間のからだの集中度がなんだかアップしている。 できないことのほうが多いし,今日のセンターレッスンでも鏡に映る自分の動きに,眼がつぶれそうだったけれど,この先の成長の感動を,この身で味わいたいから、またステップを踏むのだ。 なんてすてき。 今日もすばらしい木曜日。
2008.09.18
新宿村にて、発表会の顔合わせに。 発表された演目に、みなさん,どきどき。 バリエーションを踊るポワントクラスのみなさんを想像して,うっとりしてみたり。 今回の大人の演目は「ライモンダ」。 カルチャークラスのわたしたち4名は,二世代ほど若い!中学,高校生のみなさんと一緒に,チャルダッシュを踊る。 眼の毒になりすぎぬよう,心しなくっちゃ(笑) 出演者でレッスンをしたのだけれど,ポワントクラスの方たちとレッスンするだけで,この身の幅が5ミリほど薄くなる(汗) 気持ちがとても引き締まるし,足の動きもいつもより複雑で脂汗,ははは! 発表会独特の向上しようとする気持ちのスイッチがオンに点灯。 あぁだけれど心は正直で,無駄な緊張のない伸びやかな動きをされる方に,自然と眼がいってしまう。 ひとが踊る姿が,こんなに幸福な気持ちを呼び起こすって,すごいな。 踊りって、そのひとの品性というものが,どうしようもなく出てしまうのだ。 幸福な踊りを現したい。 今日のレッスンで、ぜっんぜんできない足の動きがあって,軸足の親指の付け根で全く立てない。 膝裏も伸びきれず。 ひとつひとつのレッスンをもっと大切に,レッスンを吸収できるからだをつくるのだ。
2008.09.14
木曜バレエへ。 今日のテーマは,仙骨を床に対してまっすぐ立てること。 わたしもペンを握っていることが多かったり,激しく読書をしていたり,生理間際は反り腰になりやすい。 脊柱起立筋ほかがぐーんとひとかたまりになる感じだ。 腰椎から仙骨まで,床へ。 肩甲骨は広く,押し下げて脇に筋肉を使って引き上げを助ける。 理想はペットボトルのような筒状の丸い胴体。 (くびれがない,とかそういうことではないのだ) 呼吸は胸式だけど胸を大きく前に出すんじゃなく,ひれ呼吸! 今日は相沢先生がわたしたちひとりひとりに,パッセバランスでの引き上げの違いを自らのからだで教えてくださった。 わたしたちは先生の体幹部を少し支えているだけ。 軸足でしっかり踏んで,背骨は頭の方に抜かれ,腰椎も長く,肩甲骨は下げられ,掌で空気を上に払うように。 もう,無駄なちからがわたしたちの手には何も伝わらない。 ちからが途中で溜まっていない感じ。 すっと,上に向かって,先生の見つめる世界は高いのだ。 ハイジのいるアルムの山だってみえそうだ。 そして、気持ち良さそうなのだ。 わたしは軸足の親指で床を踏みきれずに,脚にわなわなとちからが入ってしまう。 そのちからをまっすぐ使わないと(涙) 先生にサポートしてもらうと,えー,もっと伸ばすの!?え,伸びるの!? 驚愕の世界が一瞬だけ現れる。 本当に,高い。 何センチの違いだろうけれど,そこから見える風景は全然違う。 同じ空間だけれど,世界が見えるのだ。 どんな世界って、踊るための世界だ。 何センチの違いだけれど,その世界はすばらしい。 いつもそこにいたい,すばらしい世界だ。 しかし,やはり丁寧にダイエットするチャンスだなぁと思う。 自分の脚の重みに耐えられないのだ。 今回は体重をただ落とすのではなくて,むくみとセリュライトを解消すべく、いろいろと脚に語りかけながらトリートメントをしている。 セリュライトって,取り去ることが大変なのだ,ということを実感。 ただいま,ガルシャナの後でリンパドレナージュ。例の通経作用のオイルだ,ははは。それからアイソメトリックスを一日毎に。 ストレッチは毎日。 気長にからだと相談しながら。 さて,いまは53キロの前半になっても悪魔の声!はすっかり聴こえなくなった。 ひとはちゃんと順応するんだなぁ。 さぁ14日はいよいよ発表会の顔合わせ。 本当に楽しみ。
2008.09.04
ついつい,シナリオの逃避で,WOWWOWの連続ドラマ「パンドラ」全8回を2日間で観る。 井上由美子の脚本だ。 ずっとバタバタして放映中,観ることができなかったのだ。 このわたしが井上さんのドラマをリアルタイムで観ないなんて!!! と叫んできた数ヶ月。 だけど,しかし,井上由美子はすごかった。 「ラストフレンズ」にショックを受けすぎたせいか,反動でふらふらしたほどに,すばらしかった。 三上博史扮する癌の新薬開発を地道に続けてきた研究者が、ある日,ついにどんな癌にも対応できる新薬を開発する。 そして、その新薬「パンドラ」をめぐって,ひとの欲望が絡んでゆくストーリー。 まず,これ、民放でできないだろうな~,なんてってたって,スポンサーつかない,ぎりぎりのドラマだ。 大学病院,製薬会社,政治家の絡みや薬害訴訟などなど,盛りだくさん。 テーマが重く深いけれど,人物描写が厳しく,ひとと心の内の悪との渕を見せてくれる。 なんとかなしい。 「パンドラ」に比べたら,他のドラマは,幼稚園のお遊戯以下に映るほどに,圧倒された。 井上由美子と同時代に生きているよろこびを堪能する。 さて,タイトルへ。 木曜バレエ。 今日は,ずっと仲間でやってきた泉さんの送別会を。 ストレッチしているときから、これで最後なのかぁ,と思ったら、泣きそうになった。 泉さんは花が咲いたように笑う。 ひまわりだったり,ひなぎくだったり。 ぱっと笑う。 相沢先生の言葉がからだで理解できたときに,からだが反応できると,ぱっと,恥じらいながらも笑うのだ。 この笑顔が,いつもあって、そして,これが最後なんだなぁと思うと,しみじみと,仲間だったんだなぁと,胸がとけそうになる。 夜の送別会で、泉さんは,バレエを始めた頃は上京したばかりで知り合いも少なく,いろいろあって精神的につらかった,と話してくれた。 笑うことが本当につらかった、と。 彼女の笑顔は,本来のやさしさとの上につらさを経たのちの,ときに精一杯の祈りのようなものだったかもしれない。 それが,バレエクラスを重ねるごとに,心とからだがすっとつながったときの!!!よろこびの笑顔になっていったのだ。 あぁ,心から願う。 わたしたちのバレエクラスのように,ひとりひとりの胸に,明日を乗り越えられるような何かと出会えますように,と。 谷川俊太郎さんの「あのひとがきて」という詩に,「よろこびはかなしみの息子」というフレーズがある。 (これは、春先のニューズレターのタイトルでも使わせてもらったのだけれどね) 30,40代,50代,ある程度人生のしんどさだとか,きつさだとか,自分を裏切ってしまった罪悪感だとか,何かしら抱きながら生きているわたしたちだからこそ,響く言葉や想いがあるのだなぁと。 みんなそれぞれに何かを抱えながら巡り会ったバレエクラスで,からだで表現することを、はじめはどぎまぎしながら,やがてその胸によろこびを芽吹かせながら,レッスンを重ねる。 なんだか今夜はやたらにカンブレってすごい!って熱くなってしまったけれど,かつてそのひとの胸に思いがけなく宿ったかなしみも,自分のからだで表現できる面白さや楽しみがやがて凌駕して,その何倍ものよろこびを感じることができるんじゃないかと。 自分のからだを面白がれるって、楽しい,と相沢先生は云った。 あぁそうなのだ。 最高の,いろんな秘密があって,宝石も隠されているおもちゃ箱みたいだ。 きれいなオルゴール付きの。 その楽しみ方を,バレエクラスで,わたしたちはこれからも驚き続けながら知るだろう。 木曜クラスのみんなでレッスン後記念撮影をしたのだけれど,バレエ団みたいでびっくり(笑) わたしたちの野望は,カルチャーセンターのカレンダー写真に載ること! きっと叶うわ! 最後に,外で泉さんの万歳三唱(あはは~!)と,「ABTファイト!(あはははは~!)をやって泉さんと抱擁して別れた。 (ABT←Aizawa バレエ テクニック!!←テクニックだよ~,トレーニングじゃなくてね~) バレエのよろこびを体中で知った泉さん,遠く離れても,踊り続けてね。 あなたが望むならば,きっと巡り会えるよ。 あたらしい,あなたの場所を。
2008.06.26
毎回,そうだ,そうなんだー!と唸りっぱなしのバレエクラス。 最初のバーレッスン,プリエ,グランプリエ,最後にルルベアップのバランスで,今日のからだの声がまず聴ける。 細くて無駄のない引き上げとセンターへの集約,このいつもすーっという瞬間に,聴く。 調子良さそうなんだけれど,あれ散漫?とか,へろへろだけれど,もう無駄なちからが入っていない,とか。 ま,散漫なことのほうが圧倒的。 自分のからだの隅々に散らばったものを「集合!」って声かけしてセンターにすっと集めてくる感じが,大好きだ。 自分の真ん中にだんだんと集まってくる感じ,最高だ。 肩を寄せないとか,脇の使い方だとか,呼吸,床を踏むとか、からだのパーツパーツで考えるんじゃなくて,(それもだいじなのだけれどね)おのずとたったひとつの「ここ!」という場所に辿り着けると,もう言葉がないのだ(涙) みんな,うつくしく決まる。 そこはからだと精神が惹きあって結ばれた場所。 あは,パラダイスなんだよね~ バレエの時間,いつも思う。 生きている,生活している瞬間のひとつひとつが,自分の思うところの,ひとつの道につながっていればいいな,と。 かっこうつけるんじゃなくて,無理しているんじゃなくて,後悔をひきずるんでもなくて,息を止めているのでもなくて,自分の軸があって,それからやわらかで,誰かと合わせるステップのよろこびにあふれているような,幸福な,ひとつの道。
2008.06.05
久しぶりの木曜バレエへ。 あの空間に行って,足指まわしから入るストレッチをしながら,ピアノの音を聴いていると,慌ただしく頑張っていた気持ちだとか,睡眠不足なからだから,余分なものがするすると脱皮するように,自分のセンターへしっかりと意識が向かってゆくのだ。 あぁ,こんな時間を自分の人生で手に入れることができるなんて,なんと幸運なのだろうね。 最近はほんと無理しなくなったストレッチ。 これまでちからの入りっぱなしなからだの使い方をしてきたから,いまはそのクセを抜いてゆきたい。 脱力することを怖がらない。 自分のからだの「いま」のあらゆる現状を感じて,受けとめる。 感じる心を表現できるからだを生み出したいな。 今日はワルツステップ。 あぁ,上品などじょうすくいの域を出ないアームス。 やわらかに後ろカンブレができると,とても素敵なのだ。 うう,肘がなんて頑ななんだろう。 だけど,いろんなことが,ほんとうにゆっくりだけれど,確かに出来るようになってきている。 ささやかで,静かに広がる感動。 90分ですっかりからだの細胞が入れ替わるのだ。 バレエの後の心のすみずみまで,やわらかで、いい人間になってるわたし。 最高だ。
2008.05.08
午前は産後のデトックスクラス。 基礎クラスを終えたひとの,次のクラスでもある。 ヨーガのポーズや,シンプルな開脚ストレッチを教えながら,やっぱり,伸ばす方向,からだのつながりを意識するだけで,ただポーズを真似るのとはその中身は全然違うんだよなぁ~,な~んて思いながら午後のバレエクラスに行ったら,今度は我が身をもってして,さらに味わうことになった。 今日は相沢先生から丁寧に,アチチュード&アラベスクポジションをストレッチから教えていただいた。 そっか,うつぶせで内転筋の微妙なところをストレッチするのはいいのね,となんとなくからだが頷いて,あれ~なんかパッセバランスがしたくなったよ。 バーレッスンのときに,アチチュードをつくるときの,おしりから下をターンアウトし続けておくこと,つま先まで永遠な外へのらせん。膝の位置。肋骨から脚のラインに見えるように。そこから膝をのばして,上体の位置をちょっと前にとって,アラベスク。 うーん,相沢先生の手にかかると,この位置かぁ,腰でキープしないのだ~,おしりの下なのかぁ,としみじみとからだで味わえる。 で,みんなそのひとのいまできるベストのアラベスクがとれて,なんというか,神々しかったのだ。 あぁ,伸ばすべき方向に伸びているからだのラインって,なんてうつくしく映えるんだろう!!! センターで,クロワゼからプリエ,シャッセ,3番アラベスク,4番アラベスクを。 4番のときに,すこし背中をみせながら,前に伸ばしているアームスをさらに遠くに伸ばすと,ほんとに脚がすっと上がるのだ。 すごーい(喜々) もう少し伸ばせば,上がるって。 ひとのからだってすごいよ~。 おまけに,これがじつにうつくしく見えるのだ。 どんなひとでも,ベテランでも初心者でも,そのひとの意識の昇華みたいなものかな。 誰かに,前にあるものに,胸を開いて,手を差し伸べようとすれば,あたらしいまっさらな世界がひらくような感覚だ。 ひとのからだが持っている表現力に,その秘密に,感動した,木曜バレエなのだ。 いやぁ,うつくしかったなぁ。 無駄なエネルギーを使わないと,ずっと観ていたくなるからだのラインがとれるのだ。 あぁ!!!
2008.03.13
今年最後のすばらしい木曜バレエクラス。 冬になる前からアレグロステップを習い始めたわたしたち。 右へ グリッサード アッサンブレ シャンデュマンシャンデュマン 左へ グリッサード アッサンブレ シャンデュマンシャンデュマン 右へ パディシャパディシャタンジュ5番 左へ パディシャパディシャタンジュ5番 エシャッぺ エシャッぺ シャンデュマンシャンデュマンシャンデュマン エシャッぺ エシャッペ シャンデュマンシャンデュマンシャンデュマン そして, 涙のジュッテソッテ ジュッテソッテ パドブレ ジュッテソッテ ジュッテソッテ パドブレ 勝手なバレエクラスのニューズレター「すばらしい木曜日」にも書いたのだけれど, ジュッテソッテを先生やお弟子さんたちにやってみせてもらったとき, 人間技じゃないと,しみじみと思ったわたし。 はじめてやってみたときの,鏡に映る,やじろべえがケンケンパーしてるようなこの身。 だけれど,グリッサードを習ったときも,わけがわかんなかったもんね。 それでも,一瞬ちょっと跳んでるような,自分でささやかな空間を感じられるのが嬉しくて,だんだんできるようになったのだ。 自分のステップに苦笑しつつも,ひとつひとつ,この積み重ねの先に,きっとひとすじの光が!! と,駅のホームで,学校の校庭や保育園の園庭で,昭和記念公園で,苦笑ステップをやっていた。 夢をみながら。 お弟子さんの久美ちゃんがやってみせてくれた,あの軽やかなジュッテソッテ。 そう,久美ちゃんのステップは,グレープシードオイルでさらっとフレッシュハーブをからめたような,みずみずしくて,ひとつひとつの味がしゃっきっと際立つような,うつくしい表現者としてのステップ。 夢のようなステップ。 今回は,グループに別れて,みんなの前で発表。 普段は自分のことでいっぱいいっぱいだけれど,みんなも目線の付け方だとか上手くなってるし,普段は大人しいひとも、音に自分の楽しさを表現しようと,軽やかさにこの身を乗せていこうという感じが伝わって熱くなった。 どの木曜日も,愛おしくて,ひとつの木曜を経験するたび、バレエのすばらしさに胸はさらにあつくなる。 そして,この身もさらに愛おしめるようになれる。 クラス終了しても,マキさんやちひろちゃんと一緒に,もういちどアレグロステップを踏む。 あぁ楽しいなぁ。 そして,ひとはたいていのことはできるものなのだなぁと,じつにしっくりと感じ入った,バレエクラス。 さぁ,そして熱い忘年会! ついに3度目。 カルチャークラスで忘年会を続けられるって,すばらしいことだ(涙) 相沢先生にひとりひとり感謝のお手紙や300円以内の贈りものをし,今年のバレエクラスを振り返る。 ひとりひとり,あついメッセージをぶつける(笑) いろんな経験を重ねてきた,年齢もさまざまなひとたちが集まって,こんな健全でうつくしい時間を共有できるなんて! 個人的には,いつ脳内出血してもおかしくないといわれた底をついたようなわたしの血小板値が,バレエを始めて少しずつ上がって,発表会前にはかなり上がって,あと少しで平均値に手が届きそう! 何度でも,思う。 ひとは,よろこびによって成長できるものだと。 ひとの人生は巡り続けるけれど, わたしは巡って相沢先生とこの仲間たちに出会えたことを,心から幸運に思う。 ありがとう,木曜バレエ! ありがとう相沢先生(愛)
2007.12.19
秋からバレエの前に,相沢先生の体内改造クラスに参加している。 まだ2回目。 90分かけてからだのこわばりをとっていくクラス。 講師ご本人も云っているけれど,シンプルこの上ない,たぶんカルチャーのあらゆるクラスの中でもいちばんシンプル。 足の指のつけねをまわしてゆるめたり,指裏のストレッチとか,そこから入る。 ちなみにバレエクラスの最初30分のストレッチをさらに細かくじっくりほぐしてゆくものだ。 ヨガができないからだの状態,というひとがいる。 あ,これはもちろん,ヨガはそのひとのジャストの呼吸,ストレッチの方向,バランスを理解すればそのひとのヨガになるのだけれど,あのポーズができないと駄目とか,隣のひとをみてへこんだりとか,体験しても意欲を損なったりして,せっかくのからだを整えてみようっていう気持ちの芽が萎えることも。 講師の力量不足もあるし,クラスのレベルにもよる。 シンプルなのだけれど,まずはこわばりをゆるめる。 あ,ここのねじは締めすぎてる,とかちょっとさびついてる,とかひとつひとつのパーツを磨きなおす,そんな時間。 交換がきかないからだだから,磨きなおす,そんな感覚。 以前は,脱力することはわかっているけれど,でもあとちょっと頑張りたくなっちゃう,あとすこし伸ばしたいって。 このクラスでは,存分に脱力する。 じつはわたくしも,脱力は得意ではないのだ。 ちからを伸ばす方向,頑張る方向だけに向けがちなのだけれど,このクラスは,からだの過緊張を解放して,いまのからだの状態を認めてあげる時間。 からだを整えなおすプロセス。 わたくしのような欲深い人間には必要なのだ。 からだのトラブルを抱えているひとの受講が多いクラスなのだが,動かなかったパーツが動くようになり,血が通う感覚を幸福と感じて嬉しいと思う,そして,からだにはどんな部分にも声と意思があるのだということ。 そんなことを気づかせてくれる時間だ。 からだを作りなおせる,はじめの一歩のクラスだけれど,じつは,バレエを長く続けているひとには,さらに効果的な気がする。 いつの間にできている癖に気づき,ゆるめることと,強くすること,そのバランスで,もっとからだをしなやかに使える自由度が増す気がするのだ。 このクラスの後のグランプリエは,まるでなめらかプリンみたいなのだ。 股関節がしなやかで滑らか,ということでございます,うふふ。
2007.11.08
木曜バレエ。 いつだってからだで感動できるのだ。 自分のからだでも,ほかのみなさんの軸だとか背のラインだとか。 そして,今日は,ポワントクラスの久美ちゃんが,アシスタントとしてクラスに来てくれた。 久美ちゃんは春の発表会でレシルの主役を踊った,もう,本来の素直さと真摯さとユニークさを兼ねそえた,そして透けるような肌を持つ,あぁもうどんな修飾さえもかすむような,うつくしいひとなのだ。 木曜クラスでは,いつも文ちゃん(あやちゃん)がお弟子さんとして,お手本を見せてくれたり,難しいステップをじっくり教えてくれる。 文ちゃんのお手本を見ていると,ひとのからだはいろんな可能性があるのだと,安定した軸と,軽やかなステップにため息をつきつつ,ほんの少しでも近づこう,とがんばれるのだ。 さらに久美ちゃんだからね。 もう,ただでさえしあわせなクラスが,さらに倍! だってね,もうストレッチで足の指を回しているだけで,すごい充足感。 あとは,相沢先生から伝えられたバレエのよろこびを,彼女たちが自分のからだと心のフィルターを通して,ちいさなひとたちへ伝えてゆくことを想像することは,胸のうちがあつくやわらかくなる。 今日は,右脚軸ではじめてパッセバランスがとれそうになれた(涙) というか,はじめて右の足裏で床を押せる感覚を,ほんのちょっとだけつかんだ。 こんな押していいんだ,というのが素直な感想。 おいおいおいおい,なんだけれど。 ん~,だけれどまだまだ股関節に乗りそうになるし,すぐに前ももとふくらはぎの筋トレ状態に突入するし。 でも,左右のおしりの下を外へ回すのを,無理に同じだけ回さなくても,少しだけきついほうは譲っていいってことや,頭の位置!いままでよりも後ろ気味のほうがバランスを取れやすかったり。 先週,相沢先生から, 股関節の可動域と,頭の位置の関係を教えてもらって,自分のからだでも確認できてから,バランスを取りやすくなったのだ。 すごいなぁ.踊るためのからだ! バレエをはじめてもうすぐ一年になるOさんの背のラインがうつくしくなっていた。 わたくしは覚えてる。 スタートし始めの彼女が,重ね着をしてからだのラインをなるべく見えないようにしていたのを。 くびのラインが前傾しやすくて背も猫背気味だったことを。 それが春頃からレオタードとスカート,ボレロ。 脚のラインもきれいになって,センターがどんどん強くなってきて。 今日の背のラインのまっすぐさに感激してしまった。 いつもどこかに感動できる。 自分のからだでも,仲間のからだでも。 そして相沢先生と,文ちゃん,久美ちゃん。 いつも幸福だけれども,やはりすばらしい木曜日だったよ。
2007.10.18
タイトルそのままで終わらせていいくらい,あぁ,すばらしかったバレエクラス。 先週も今週もおそらく来週も,このクラスが続く限り永遠に。 クラスが始まる前に春の発表会の写真をいただく。 そう,今年の年賀状になる予定のよけいなお世話的写真でもあってね。 いやぁ,本当に照明と衣装のちからというものがすばらしく発揮されていて,うわ~キレイだったよ! 自分でいうなとあらゆるひとからお叱りを矢のように受けても, ひゃ~ん!うつくしかった,わたくし(涙) お葬式の写真に決定だ! まぁ,もちろん,脚の太さだとかウエストもう少ししぼれたらとか,ルルベアップの途中の無惨さだとか,顔をつける位置,アームスのライン,もうツッコミできるところ盛りだくさん!なのだけど。 写真から,うわ,楽しそうに踊ってるなぁ,気持ちよかったんだろうなぁ,というのがどうしようもなく伝わってきて,いろんなことは次回への期待,ということで,勝手によし,とする。 いやぁ,いつかアップしちゃおうかなぁ,むふふ。 いやっ,画面見た途端,石になったりするかも。 そんな危険さもあるか、この写真・・・ さてさて,今日のクラスは片手バーから両手バーでじっくりじっくり。 これがきついのだ。 基本をこれでもかとじっくり。 タンジュを出すときは踵から前に送り出すように。 伸ばしたつま先をあげるときは,上げる意識よりも床へさらに伸ばすように。 アテールで脚を回す途中の膝の向き,おしりの下でしっかり外に回していること。 上半身はつねに引き上げていること。 クッぺからパッセの意識。 バットマンの体幹と,戻ってくるときの内もも,つま先の意識。 そしてセンターレッスン。 楽しくてちょっと恐いもの見たさのセンターレッスン。 タンジュとパドブレの組み合わせ。 うーん,骨盤の位置。重心移動。 アレグロはここ最近やっているグリッサード,アッサンブレ,パディシャのステップに,さらに続きを。あー,これ発表会のマーチでもやったなぁ~,な~んて思ってると,いつの間にかふくらはぎの筋トレ状態に。 上半身がステップの度にずずずん!とおちてくるかなしみ。 あぁ無呼吸さ(涙) もっと,跳ぶ!ステップ毎に重心を落とさない(涙) あぁ,だけれど,きっとわたくしたちなら,いつかできる(???) そう,このクラスのすばらしさは,なにより,生徒さんみんなが,いつかはできるかもしれない,きっとできるよね,と心から思って疑わないところだ。 だって,半年前よりもパッセバランス,ほんの少し,少し,あ,できるかも,というのがさらに感じられるようになったもんね。 ひと月前よりも,アントルシャ・カトルのタイミング,よくなってきてる。 そして,踊るための動くからだの解剖講座付きだもんね。 相沢先生の解説を聴きながら,相沢先生のからだのバランスにため息。 先生がやってみせると,ひとのからだに感動するし,バレエを考えたひとってすごいなぁ,そんな昔にひとのからだの構造ってわかって創られていたのかぁ???とただただ感嘆するのだ。 そしてあらためて自分で動いてみると,まぁ,そのようにならない嘆息と,だけれどこうすればこうできる,というのを,ひとつのステップずつ,憧れに近づいてゆける,そのよろこび。 そうだ,ひとつ洗練された幸福な動きに近づけるよろこびが,最高なのだ。 内弁慶なひとでも物怖じせずにステップを踏めるクラス。 これがすばらしい木曜日。 今月から木曜クラスに合流した,国領の産後クラスの講師でもある,マキさん。 すごいよ,脚のラインが息を呑むようなうつくしさ。 「キャバレー」のミュージカルの出演者かと思ったもんね。 いやぁ,じつによいものをこれから毎週観られるんだもんね,そんな特典付きな,今日もすばらしい木曜日!
2007.10.04
午前は東中野のアロマクラスへ。 ひとまわり若い彼女たちともこれでお別れ。 香りの調合もなかなかのもの。 クラス終了後はもっと本格的にアロマを勉強するには,とか資格のことだとか,いろんな質問を受ける。 へえ,興味を持ってくれたひとがこんなにいたのか・・・ちょっと感無量。 来週は試験。 どうかみなさん,がんばって単位を取得してね(涙) 午後はバレエへ。 いろんなタイプがあるだろうが,わたくしは悔しさがあまり原動力にならない人間。 むしろ,ときめきのほうがうんと必要。 最近は,連続のステップを音楽にのってできるようにというのがクラスのひとつのテーマなのだけれど,今日も,グリッサード,アッサンブレ,シャンデュマンからパディシャのステップを。 で,音楽のテンポによって,ステップの表現の仕方,見せ方も違ってくる。 ゆっくりのテンポのほうが難しい(んだって,上手いひとは!) まだテンポどころじゃないんだけれど(汗) 相沢先生が示すお手本は,空間をこれでもかってくらい感じさせるのだ。 どこでアクセントをとるかとか,床をこすってるとかだとか、5番プリエをしっかりとるだとか,後からくる足がだいじだとか,技術的にもいろいろあるのだけれど,あぁ,とんでもなく楽しそう,とか,気持ち良さそう,とか,音楽と戯れる感じだとか,からだから生み出せる可能性に,もうときめいてしまうのだ。先生やお弟子さんのあやちゃんのステップや,アームスをみていると,一週間分の幸福をチャージできるのだ。 あのステップで音の流れる,幸福感あふれる空間に変えられるときめき。 これなのだ。 これがひとをまっとうに動かすエネルギーでしょ!
2007.09.20
さえぎっての日記ですが,先ほどこども会の連絡網で,「多摩川の氾濫でまむしが大発生しているので近寄らないで下さい」というものが。 思わず想像してしまい,震える。 この世でなによりへびが苦手。 仕事の合間に本屋さんでシナリオの専門誌をみつけてめくってると,夏前にバタバタと応募したコンクールの途中審査が載っていた。 一次通過なんて当然だよね,と自分の名前を探してたら,な,ない。 がががーん!と100Mくらい地下を掘ったような感覚。 で,あはは次のページに見つけて,やれやれ。 あーあ,こんな調子じゃ三次審査までは無理かなぁ。 さて,タイトルへ。 アントルッシャ・カトル。 えっとジャンプの一種で,わたくしは人間業じゃないと思っていたのだけれど,ついに相沢先生,木曜バレエクラスでも解禁。 うー,先生がやってみせてくれるけれど,やはり神技に感じ,自分がやってはバチがあたるんじゃないかと,どきどき。 体幹の引き上げと床を射すようなつま先。 うーん,感動。 そして,鏡に映ったわたくしのすさまじいカエル飛び(涙) だけれど,相沢先生は丁寧に分解して教えてくださるのだ。 なるほど,ここまで分解してもらえると納得できる。 (が,それをうつくしくやってみせる,というのはもうしばらくお待ちくださいね) なんだか,こんな素人なわたくしがやってもいいのね,ってもう嬉しくて,家でもバーなしでやってみるけれど,なんとも無惨,ううううう~。 だけれどきっと暮れまでにはセンターでできるように,だんなさんに唖然とされながらもがんばるわ。 しかし,あらためてダンサーの身体能力に唸るわたくし。 いつかうつくしいつま先で床を射すように跳びたいわ。
2007.09.06
へろへろの木曜日。 アロマの仕事を終えて,バレエクラスへ向かう電車のなかでうとうと。 バレエクラスははじめの30分で念入りなストレッチをする。 呼吸法も取り入れている。 頑なになりかけの肩周り,膝裏,股関節も十分に伸ばしてからバーへ。 バレエって様式美でもあるけれど,ひとつひとつの動き,形,バランスについつい人生を見てしまうことが快感になっているワルいわたくし。 今日は,ルルベアップ(つま先立ちのバランス)のときの足底のあるべき位置,ゆるぎない細い軸,そしてやはりターンアウト。 アップする前の5番のターンアウト,これをうつくしくキープしたまま,軸足に前足を寄せて,細く強い軸をつくる。 ひとりひとりに足底の使い方を丁寧に教えてくださる相沢先生。 自分自身が思っているよりも,もっと踵はあがるし,足底(指の付け根)で床を踏めるし,つ,土踏まずの筋肉をこんなに意識できたこともはじめて。 そしてやはり,ターンアウト。足指で,あと少しさらに回してから引き上げる。 これができてこその夢のパッセバランスなのだ(涙) 実際,この無駄なくこれらのちからが発揮されると,お腹も割れないし(前後にブレるのよね,割れると),なんといっても,一瞬だけれど,新しい世界を垣間みることができるのだ。これ永遠に味わっていたい,感じ。 いつもよりも,高い世界。 多分,1センチくらいかもしれない,だけれど,その1センチは、さらにこのよろこび多きクラスに集うわたくしたちが,次の夢をみることのできる,たいせつな,高さなのだ。 すごいのは,この新しい世界に,みんなわくわくしていることだ。 熱心に試みるみなさんの表情がね,すごいのだ。 これが,すばらしい木曜日たる所以,誰にでも,そのひとなりに到達できる世界があって,ひとりひとりが目指せる,これが相沢先生のバレエクラスのうつくしさだ。 あぁそれにしても,足底の感覚が形状記憶されていて,なんだかじんじんとあついのだ,足底だって,もっと夢を見たいのかもしれない,実現できる,夢を。
2007.06.21
すばらしい木曜日の翌日は隔週で親子バレエ。 親子バレエ・・・相沢先生がぱっと思いつき,カルチャーの広告は,わたくしと娘がポーズをとっている,あまり広告効果のない写真で,それでもなんとかスタートしている。 実は,カルチャーの産後クラスのはじめての生徒さんとその娘さん(3歳だよ!)も一緒に,まぁ冷や汗やら,その愛らしい姿によだれをながしたりしている。 あの,活発にハイハイしていた娘さんが,きちんと先生の言葉の通りにタンジュをしたりジャンプしたりしているのだ。 これはもう,ちょっと目眩ものでね。 相沢先生はエネルギーの有り余っている娘ちゃんたちを上手くリードしながら,親であるわたくしたちに,かけがえのない時間をプレゼントしてくれるように思った。 親としては冷や汗もかくのだけれど,こどもたちの姿と,その純度が愛おしい。 いまのこの無邪気さは,時折見せる真剣なまなざしは,そして快活に,ちょっと優雅さとはかけはなれてはいるけれど、大きな声で笑いながら、たまに恥ずかしそうに相沢先生の後ろでちょうちょのようにパ・ド・ブレしてゆく姿は,期間限定,まさに3歳だったり5歳だったりの旬の愛おしさなのだ。 それにしても,バレエ教師というのは,保母としての力量も必要だということを,このクラスでしみじみと知った。 わたくしには到底無理だわ。
2007.06.15
木曜クラスのちひろ嬢から発表会前日のリハのDVDを借りて観た。 そこには11月末のレッスンのレシルの踊りも入っていたのだけれど,悪夢のような醜態をさらすわたくしが。 振りも,位置取りもわからずに,ひとの通り道をふさぎ,最後は迷子になっていたわたくし(涙) わたくしは,ただただ相沢先生の気の長さにため息がでた。 きっと心のうちでは,かなりどぎまぎしていたんじゃないか。 それでも,じっと待ってくださったのだ。 素人のわたくしたちに,踊るための秘密をひとつひとつ教えてくださり,踊るよろこびを教えてくださった。 その燦々たる様相のレシルのコールドのわたくしたちは,リハでは見違えるように,お恥ずかしながら自分たちの踊りを観て,感嘆の声をあげてしまった。 すごい,わたくしたちって! そして,なにより,本当の努力賞は,相沢先生にあげたいと,感じ入ったDVDなのだった。
2007.05.19
わたくしは,33の歳までは肩こりと腰痛持ちな歪みっぱなしな女だった。 歪みはだいぶ解消されつつあり,トラブルは睡眠不足で仙骨がせり上がるくらいで、日々はまずまず快適。 だけれど,踊るためのからだとなると,若かりし頃の痛い経験のように,根強く残る歪みがブレーキをかける。 木曜バレエで,アームスの作り方,意識の置き方,をやった。 バレエの基本なのだけれど,肘を張る,肘から先だけを戻す,ってやつだ。 だけれど必要以上に緊張させてもいただけない。 肘が張れる,肩を寄せず上げず,どこまでも延長を続ける長い,美しい腕のライン。 あ~,スーパーストレッチだ。 わたくしは,左効きのせいか,左の肩周りがとくに内側に入り,菱形筋も柔軟性に欠ける。 だから必要以上にちからも入り,マッチョな腕になり,いつも鏡に映る自分の腕を見てはかなしみを感じていた。 相沢先生の秘密のストレッチで?ほんの少し,やわらかいラインを描けるようになったけれど,やはり硬い。 肘を張ると,腹斜筋から背中の方まで連動して,ここ!という位置に立つことができるし,なかなかつかめないパッセバランスもできるのだ(いつか,きっと) 発表会のDVDを観ていると,美しい!と唸ってしまう久美ちゃんの動きも,このちからが発揮されているのだ。 ちからの発揮の仕方を体感すると,発表会で踊ったレシルの動きも,あそこはもっとこうなのか,とかね,発見があったりして。 娘ちゃんも6月から始まる(ほんとに始まるんでしょうか?)親子バレエ!に行く気まんまんで,家にいてもバレエシューズとレオタード&風呂敷をまとい,風のように回っている。 かなしいのは,肘を張っても,なおもやわらかにゆれるわたくしの二の腕ちゃん。 「ふりそで」にならないように,がんばるわ!
2007.05.17
発表会を迎える。 9月から始まったレッスン,合同レッスンや自主練,衣装合わせ,ゲネプロを経て,当日3時間のプログラム。 こどもたちのゲネを客席からみる相沢先生は,「場所をよく覚えてるね」「とてもよくなったよ」「すてきね,ありがとう」 と声をかけていた。 それをきいていた吉祥寺クラスの恵美さん,「ゲネでこんなに優しい声をかける先生はなかなかいないのよ」と。 それからシルフィードの舞台の直前に,「10年バレエをやっていてもシルフィードを踊れる機会はあるようでなかなかないもの,初めての舞台でシルフィードができるってすごいことなの」とも云っていた。 当日,同じカルチャーでがんばってきた由美子さんが体調が整わず休むことに。 お姉さんの庸子さんも,残念な思いを消化しながらの初めての舞台。庸子さんは由美子さんの分まで踊ることはできない。わたくしたちは,自分自身の思いを踊りにこめることしかできない。ただ,ゲネまで一緒に踊ってきた由美子さんを感じながら,わたくしたちは踊る。 由美子さん,2年後,今度こそ一緒にこのすばらしさを味わおうね。 本番中,相沢先生は舞台袖で生徒たちを見守る。 これから舞台にでていくちいさなこどもたちの手をぎゅっと握って送り出す。 わたくしたちも、小品集のマーチのときにひとりひとり手を握ってくださった。 とてもあたたかくて強かった。 それだけでなんだかぐっときた。 くるみ割りの王子役の寛人くん,ゲストの男性ソリスト,中山先生から魔法をかけられたせいか!?王子のバリエーションは,信じられないくらい王子そのものだった。 シルフィードを踊りだしたら,あっという間に時間が流れた。 照明がとてもきれいな青みがかったひかりで,向かい合って踊るコールドのひとたちの姿に,きれいだなぁ,と思いながら踊った。 裏方で細かな作業を担当してくださった,こどもたちのお母様たち,舞台スタッフの方々,快く応援してくださった調布と府中のカルチャーセンターの店長の杉浦さんと横江さん,木曜,金曜バレエクラスのみなさん,メイクさん,エスポワールバレエの大栗先生,くにこ先生,踊ったときにダンサーがうつくしく映える衣装を作ってくださった中尾さん,山形から参加くださったまさに表現者!であるまゆみさん,そして,場を盛り上げ,プロとしての矜持も見せてくださった男性ダンサー,中山先生。 ソリストの久美ちゃんの踊りは,いつまでもみていたい,と思う,うつくしいものだった。 久美ちゃんも,妹の佳子ちゃんも,みているひとをしあわせにする踊りができるひとだ。 楽屋でも舞台袖でも,まるで相撲部屋のおかみさんのようにかいがいしく初心者のわたくしたちに声をかけたり,マッサージしたりと,足首の痛みとたたかいながら踊り通した恵美さん, 気持ちの強い,明るいゆかりさん,初めての舞台なのに落ち着いて,気持ちいいですね,と云った加奈子さん,ただただうつくしい海賊を見せてくれためぐちゃん、木曜クラスの自主練にも顔を出してくれ,こどもたちからも絶大な信頼が寄せられるあやちゃん,振り覚えの遅いわたくしに根気よく教えてくれた米田さん,自主練の会場を手配したり,おいしい紅茶をごちそうをいれてくれた桑原さん,ボディ談義に大笑いしながら,同じくらい酒が飲めて,じつはあつい女の真紀ちゃん,踊ることをこころから楽しんでからだも表現力も変化している庸子さん,由美子さん,みんなを盛り上げて,一生懸命稽古を重ねていたちひろちゃん,ビデオ撮影や,衣装の小物,パンフレットまで作成してくれたちひろちゃんのだんなさま, なんというか,そんなひとりひとりの心とか,人生のある瞬間が重なって,この舞台があるのだなぁと,シルフィードのコーダを踊りながら感じていた。 すばらしいと感激していた。 この舞台で,この仲間で踊れることに。 ロビーで会った息子は,なかなか言葉を探せずに恥ずかしそうに,だけど少し感動しているようだった,ははは。 お花をくださった中井さん,坊さん,マキさん,恭子ちゃん,三浦さん,本当にありがとう。 一緒にお稽古しているみなさん,観に来てくださってありがとう。 そして,相沢先生。 わたくしたちの幸運は先生と出会ってしまったこと。 舞台って,ひとの持つうつくしいエネルギ-のかたまりが昇華するものですね。 先生,わたくしたちは,ほんとうにしあわせ。 ありがとうございました。 そんな泣かないよ,と思っていたら,とんでもなかった(笑)100人分くらい泣いてました。 さぁまたはじまり!
2007.04.22
いやぁ,警察署や学童クラブや、来週から始まる仕事でお世話になる方へ,打ち合せ,打ち合せ,そして合間にバレエ,という一日。 今日も指差し確認ばかり。 さて,シルフィードの純白の衣装も揃い,レッスンも衣装を着て踊る。 レオタードで踊ったときよりも,やはりね,あのふわっとしたスカートがもう,踊りを変えてしまうのね。 空気を包んで踊るようになるのだわ。 もうね,いくらでもワルツステップを踏んでいたいくらい。 わたくしたちは,踊りの神様につつまれるようにして,発表会を迎えるのだ。 まさかこんな人生があろうとは! うふふ。
2007.04.12
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