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CPUのきもち表紙に騙される事なかれ。内容は硬派である。4004からPentirumに至るCPUアーキテクチャの特長。とくにIA-32アーキテクチャとWindowsの関係について詳しく書かれている。ハードウェアについて勉強したい方にお勧め。■メーカーサイト⇒毎日コミュニケーションズ CPUのきもち
2006.03.28
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集中力同世代のプロ棋士、谷川浩司のエッセイである。私は将棋のルールを知らないので、どこがどう「光速の寄せ」なのか分からないのだが、本書を読む限り、1世代以上先輩の言葉を聞くようである。少なくとも私より「高速に」年齢を重ねているようである。いわく、「情報をどんなにたくさん集めても、ロジカルに分析するだけでは情報におぼれるだけ」(91ページ)――ネット社会に生きている我々は身につまされる言葉である。たしかに、われわれは情報に踊らされている。(そういう輩が経営層にいると更に厄介である)だから、プロ棋士は先を読んでも「10手から20手先ぐらいまで」だそうである。どんな手が来ようが臨機応変に対応できるのがプロ棋士だそうな。CPUパワーに任せて、すべての手を読もうとするプログラムの限界が、ここにあるのではないだろうか。われわれの仕事にしても、マーケティング分析は必要だろうが、どこかで新規性を打ち出す必要はあるだろう。二番手、三番手に甘んじていては、いつかは滅ぼされてしまうような気がする。最後に、「料理がおいしいと思えば『これはうまいな。よくできている』とほめる」(171ページ)が家族円満の秘訣のようだ。見習わねばなるまい。
2006.03.19
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不肖ハマコーがゆく2,3ヶ月前、ハマコーこと浜田幸一氏の講演を初めて聴いた。生ハマコーの人相はテレビで見る以上に悪かったし、滑舌も最低だと思った。にもかかわらず、この人に人気がある理由は何なのだろうか。その1つが、本書でも紹介されている――「国会議員を辞めて浪人してからのことだけれども、高い壇上で挨拶したことは一度もない」(108ページ)――講演時間が始まる30分前から、いきなりフロア上で話し始めたので、ビックリした。それから講演時間が過ぎてもなお話し続け、合計2時間あまり、フロアをうろうろしながら、聴衆の目を見て、ときには肩に手を置き、一人一人に語りかけるように話し続けたのである。彼はその風貌に似合わず、サービス精神が旺盛なのである。私も、人相は悪いし、滑舌も悪い方なので、ハマコー先生の手法を真似させてもらうことにする。■文藝春秋「不肖ハマコーがゆく」
2006.03.02
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