Bar UK Official HP & Blog(酒とPianoとエトセトラ)since 2004.11.

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2005/08/18
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 夏ということで、ビールの話題を。ウイスキーに比べて、さほど銘柄にこだわりのない僕だけれど、やはり好きなビールはある。Suntory Malts

 まず我が家でいつも一番よく飲んでいる定番ビールは、サントリーのモルツ( 写真左上 )。そして時々、キリンの「一番搾り」の生。これは一応、あの家庭用の生ビール・サーバーで注ぐ(先日も友人6人を招いた我が家の宴会でも、活躍してくれました)。

 別にアサヒやサッポロのビールが不味いなんて全然思わない。むしろ、アサヒの「スーパードライ」やサッポロの「黒生」なんて、日本が世界に誇る素晴らしいビールだと思っている。モルツを第一選択として飲むのは、「長年の慣れ親しんだ味」という以外に理由はない。

 さて、では外では何を飲むかということなると。選べる店ではこだわりがある。昔はバドワイザーやハイネケンも好きだったのだけれど、最近は、カールズバーグ( 写真右上 )かバス・ペールエールが多い。時々、キリンのハートランドや、ニュー・キャッスル・ブラウンエール(英国)も飲むけれど、これは置いている店が少ない。Carlsberg

 カールズバーグは、1847年創業のデンマークの伝統あるビール。「下面発酵」( 下記の注 ご参考)タイプ・ビールだが、独特の酵母培養技術で爽快な喉越しとコクを併せ持つラガー・ビールを生み出し、世界的な人気を集めるようになった。今日では、なんと世界40カ国に生産拠点を持つ、ワールドワイドな銘柄である(現在では日本のS社も資本参加し、生ビール・タイプも販売している)。

 その日の気分にもよるけれども、カールズバーグのあるBARでは、まず迷わず、これを頼む。次によく頼むのが、英国生まれのバス・ペールエール( 写真左下

 エール・タイプのビールだから、赤茶色をしていて濃厚な味わいだけれど、ギネスのような苦みはほとんどない(「ペール・エール」とは「濃い色のエール」という意味)。ひと頃の僕は、ギネスも好きでよく飲んでいたが、最近はあの独特の苦みが少し苦手になって、パブでは、バス・ペールエールか、キルケニーというもう一つのエール・タイプの生を頼むことが多い。Bass Pale Ale

 バス・ペールエールのバス社は1777年の創業というから、カールズバーグよりも歴史は古い。醸造所はイギリス中部のスタッフォード州にある。バス・ペールエールは、カールズバーグとは違って「上面発酵」( 下記の注 ご参考)タイプ。芳醇な酸味とカラメルの風味を併せ持ちながら、キレも良い絶妙の味わいが特徴だ。

 さて、そこで現時点で僕が一番好きなビールの話に変わるが、その銘柄とは、残念ながら、日本のBARやPUBではなかなかお目にかかれないので、いつも悔しい思いをさせられる「ブルックリン・ラガー」( 写真右下 )。

 ブッシュが大統領になってからのアメリカは昔ほど好きになれないが、このブルックリン・ラガーに対する愛情は変わらない。初めて飲んだのは、6年ほど前の徳島のBAR「F」(いまはもうないが)。地方都市だから、おそらく「F」のマスターのこだわりだったのだろう。ただし、入荷する時としない時があって、飲めたらラッキーという感じだった。Brooklyn Lager

 「ブルックリン・ラガー」の誕生は1988年、その歴史は意外と新しい。禁酒法(1920~1933)が施行される前、ビール醸造の中心地だったニューヨーク・ブルックリンの伝統の味を蘇らせたいという2人の事業家が造り出した。「ブルックリン・ラガー」は、翌年のテイスティング・コンテストで1位になり、その名は一躍全米で知られるようになったという。

 ブルックリン・ラガーの特徴は、発酵、醸造の時間を通常の2倍かけた、まろやかな味わい。ラガー・タイプだが、色は赤茶色でエールっぽい。喉越しはクリアで、フルーティーさもあって、爽快だ。

 これまでに飲んだビールの「ベスト1は何?」と聞かれたら、(個人的な好き嫌いなので申し訳ないが)僕はやはり、この「ブルックリン・ラガー」と答えてしまう気がする。残念なのは、日本国内ではこの銘柄を置いているBARやPUBも、取り扱っている酒屋さんも少ないことだ(まぁ、その希少価値がまたいいのかもしれないが…)。

 しかし、今回ネットで検索してみると、通信販売している酒屋さんもいくつかあることがわかった。もしご興味のある方はぜひ一度、この「ブルックリン・ラガー」をお試しあれ(350ml入り瓶で320円~400円くらいで売ってます)。

【注】下面発酵と上面発酵 :「下面発酵」は、低温(6~15度)で酵母を発酵させる製法。すっきりした味わいになる。タンクの底に酵母が沈降することから、こう呼ばれる。19世紀以降、ビール造りの主流。これに対して常温(18~25度)で発酵させるのが「上面発酵」(酵母が浮上し、液面に酵母の層ができる)。フルーティな味わいが特徴で、英国では今もこの製法のビールが多い。





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Last updated  2005/08/18 10:22:20 AM
コメント(16) | コメントを書く


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Re:たかがビール、されどビール/8月18日(木)(08/18)  
久里風  さん
なかなかビール通でもいらっしゃいますね。ブルックリン・ラガーが良さそうです。でも買うの面倒くさそうですね。
酒量販店に行った時、ビール選択基準は24本缶い入りの箱におまけがついているものとか、
シールの応募ハガキがあるものとか、
まずそちらから入っていきます。
お気に入りはその後にきます。
でもその中で好きなビールは一番搾りかなー。
とおり一辺ですが、のど越し豊か。
でも最近は、家では発泡酒が多いです。
Draft Oneあたり。 (2005/08/18 01:40:41 PM)

聴けば飲みたくなりますね  
カピタン さん
ブルックリンラガー、名前久しぶりに聴きました。思い出しちゃうと飲みたくなってしまいます。
大体この手のあまり見ないビールや洋酒なんかは、爆発的に売れないので、好きな業者が細々と輸入していたり、そういうのは大体販売先が決っています。また大きな業者ではコンテナ1杯とかの小口でスポット的に輸入してきてその分売り切ったら終わりというケースが多い様です。そういう業者でも「こんなお酒もありますよ、珍しいでしょ」程度の扱いで量販店の飾りに売っているようなので、かなりの量が継続的に売れて、末端のバーを含む小売店で今後の購入すると言う話がつかないと、同じ物の輸入はすぐにはないと卸業者が言っていました。
と言う訳で「F」でも、確保に苦労し、結局入手できなくなってしまったのでした。ちゃんちゃん。 (2005/08/18 10:35:38 PM)

久里風さんへ  
 久里風さん、こんばんはー。

>ブルックリン・ラガーが良さそうです。でも買うの面倒くさそうですね。

 大都会の東京だったら、品揃え豊富な酒の量販店などに置いている可能性はあると思います。
もし万一見つけたら、ぜひ一度味わってみてくださーい。

>ビール選択基準は24本缶い入りの箱におまけがついているものとか、シールの応募ハガキがあるものとか、まずそちらから入っていきます。

 う~ん、懸賞狙いというのもなかなかいいもんですが、迷うところですね。

>でも最近は、家では発泡酒が多いです。Draft Oneあたり。

 いやー、発泡酒も最近は、馬鹿にできないくらい美味しいのがいろいろ出来てきましたね。
キリンの淡麗生なんて、結構旨いと思います。 (2005/08/19 01:58:14 AM)

カピタンさんへ  
 カピタンさん、こんばんはー。

>ブルックリンラガー、名前久しぶりに聞きました。思い出しちゃうと飲みたくなってしまいます。

 そうでしょう、飲みたくなるでしょー?! そういう僕も、ここ3、4カ月出合っていません。
大阪か神戸で、置いてるBARかPUBを、早く探さなければ…。

>この手のあまり見ないビールや洋酒なんかは、爆発的に売れないので、好きな業者が細々と輸入していたり、そういうのは大体販売先が決っています。かなりの量が継続的に売れないと、同じ物の輸入はすぐにはないと卸業者が言っていました。

 そうですね。大手の代理店が取扱業者になり、しっかりPRしてくれたら、
もっと日本のBARやPUBで見かけるようになるんでしょうが…。
(でも、そうなると希少価値はなくなって、飲める喜びも半減するかなぁ…?)
(2005/08/19 02:06:38 AM)

やっぱり暑い夏は?  
圓 Madoka さん
オレゴンはビールを造っているレストラン(microbrewery)が多く、うちの主人はAmenesiaのIPAが一番美味しいと言っています。ボトルだとFat Tireだそうで。この前行ったバーは100種類以上のビールを置いていましたよ!でも、やっぱり私は一番搾りです。 (2005/08/19 02:22:26 PM)

One more Guinness!  
はなだんな  さん
わたしはギネス党です (^_^)。というのも、サイダーやコーラを含め、炭酸が苦手
だから。ギネスの細かい泡は、それだけでビールが美味しく感じます。ほかの黒
ビールもいいし、ギネスのように樽から注いでもらうのならアイルランドのキル
ケニー(褐色)もいいのですが、ギネスなら飲み飽きません。最高10 pints a day
(and a night)飲んだことがあります。      (2005/08/19 02:42:37 PM)

圓 Madokaさんへ  
 圓 Madokaさん、こんにちはー。
早速の書き込み、有難うございました。

>オレゴンはビールを造っているレストラン(microbrewery)が多く、うちの主人はAmenesiaのIPAが一番美味しいと言っています。

 小さなビール醸造所を併設したレストランがそんなにたくさんあるのなら、
味もバラエティに富んでいて、楽しいでしょうね。ところで、Amenesiaというのは、Breweryの名前でしょうか? 「IPA」というのは銘柄ですか? Fat Tireも初めて聞く名前です。

>この前行ったバーは100種類以上のビールを置いていましたよ!でも、やっぱり私は一番搾りです。

 ということは、キリンの「一番搾り」も、オレゴンでも普通に買えるんですね!?
ポートランドには、日本料理店や日本食の食材店もあるんでしょうか? (2005/08/19 03:49:43 PM)

はなだんなさんへ  
 はなだんなさん、こんにちはー。

>わたしはギネス党です (^_^)。というのも、サイダーやコーラを含め、炭酸が苦手だから。ギネスの細かい泡は、それだけでビールが美味しく感じます。

 なるほど、炭酸系が苦手な方でも、ギネスのクリーミーな泡ならいけますね。

>ギネスのように樽から注いでもらうのならアイルランドのキルケニー(褐色)もいいのですが、ギネスなら飲み飽きません。最高10 pints a day(and a night)飲んだことがあります。

 キルケニーは、最近生を置いているパブも増えてきましたね。
それにしても、10パイントとは凄い!記録ですね。僕の友人で、
大ジョッキ8杯という強者がいますが、その友人といい勝負ができるかも…。
(2005/08/19 03:57:08 PM)

どれもこれも  
kuonitban  さん
 どれもこれも美味しそう。
 私もモルツ、一番絞り大好き。そう言えば、最近はモルツ飲んでないなぁ、よし、次はモルツにしようっと。 (2005/08/19 11:39:28 PM)

kounitbanさんへ  
 kuonitbanさん、ご訪問&書き込み、有難うございました。
趣味的なことばかり、好き勝手に書いているページですが、
お時間があればまたお越しください。 (2005/08/20 09:50:17 AM)

Re:たかがビール、されどビール/8月18日(木)(08/18)  
 追記です。ブルックリン・ラガーを売っている店を神戸・三宮駅すぐ下で発見です! サンチカ(B1F)にある「Sun-Jirushi」という変な名前の酒&輸入食材の専門店。1本357円でした(とりあえず、2本買いました)。 (2005/08/20 05:58:54 PM)

ビールの旨さ  
アメトラ・小僧・雅 さん
「モルツ」や「ハートランド」の国産麦酒でお気に入りの名前につい反応してしまいました。外で飲む時は「生」と言ったきりお店にお任せになりがちの昨今です。
ブルックリン・ラガーのように手間隙かけたビールは手に入りにくくなりましたね。麦酒を目の敵にしたような税制にも問題ありと思います。拘りの逸品がどんどん売りにくくなる市場構成に憤るとともに、家では税金の安い=安価な麦酒まがいの飲み物で我慢を強いられる人も多いことと思います。
「ビールの旨さ」を手軽に感じられる・・・夢なのでしょうか? (2005/08/21 03:40:50 PM)

アメトラ・小僧・雅さんへ  
 アメトラ雅さん、こんにちはー。書き込み有難うございます。

>「モルツ」や「ハートランド」の国産麦酒でお気に入りの名前につい反応してしまいました。

 アメトラ雅さんも、結構こだわり派なんですねー。
自宅では、もっぱらモルツかハートランドですか?
ハートランドも、売ってる店を探すのになかなか苦労しますねー。

>ブルックリン・ラガーのように手間隙かけたビールは手に入りにくくなりましたね。麦酒を目の敵にしたような税制にも問題ありと思います。

 そうですね。酒飲みの楽しみを税金で奪わないでほしいと思いますね。
それなら、タバコ税を倍くらいに上げればいいと思います。

>「ビールの旨さ」を手軽に感じられる・・・夢なのでしょうか?

 生ビール・サーバーで飲めるキリンの「一番搾り」はよく出来ていると思いますが、
2リットル入りのボトルは、家族の少ないうちには大きすぎて困ってしまいます。
1リットルサイズで出してくれたら、嬉しいんですけどね…。 (2005/08/21 04:50:18 PM)

即レスありがとうございます  
アメトラ・小僧・雅 さん
うらんかんろさま
チャットとも思える即レスありがとうございます。最近「旨い」と思った麦酒は札幌でいただきました。今年ネットで知り合えたなかさんとお会いして飲った一杯が格別でした。確か道内の飲食店限定のものでした。
「出し巻き卵と冷酒」で大人の話をする予定が、すっかり生麦酒のおかわりを続けちゃいまして・・・いや飲る場所やメンバーも旨さの秘訣ですよね。
因みになかさんは
http://www.sr311.org/
でHP開いてます。掲示板には麦酒ネタが結構出てきます。(笑) (2005/08/21 06:24:50 PM)

Re:圓 Madokaさんへ(08/18)  
圓 Madoka さん



そうです、Amnesiaとはビアガーデンの名前です。IPA とはIndia Pale Aleでアルコール度6%だそうです。

> ということは、キリンの「一番搾り」も、オレゴンでも普通に買えるんですね!?
>ポートランドには、日本料理店や日本食の食材店もあるんでしょうか?
--ポートランドはIntel, Fujitsu, Nike Headquarter, Adidas Headquarterなどあり、たくさん日本人の方が住んでいらっしゃいます。日本レストランも多く、アメリカのスーパーの大きさと同じ日本スーパー宇和島やがあります。アメリカで一番大きい日本食品店で中には紀伊国屋まで入ってるんですよ。今日も行ってきました!(ポートランド人は結構、オーガニック、体に良いもの、リサイクル、ボランティアなど好きな人が多く、勿論日本料理は健康食品として流行っています。) (2005/08/22 01:55:30 PM)

圓 Madokaさんへ  
 圓 Madokaさん、こんにちはー。
質問への早速のお返事、有難うございました!

>ポートランドはIntel, Fujitsu, Nike Headquarter, Adidas Headquarterなどあり、たくさん日本人の方が住んでいらっしゃいます Headquarterなどあり、たくさん日本人の方が住んでいらっしゃいます。日本レストランも多く、アメリカのスーパーの大きさと同じ日本スーパー宇和島やがあります。アメリカで一番大きい日本食品店で中には紀伊国屋まで入ってるんですよ。

 好奇心で、ポートランドについてネットで少し調べてみました。
「人口170万人、米北西部第2の都市」
「『最も住んでみたい都市』として、各種調査で常に1位、2位にランクされる」
「美しい自然に恵まれ、街なかも綺麗で、交通機関も住民に優しい」
「物価も安く、消費税がない!」

 人口は神戸(約150万人)よりはちょっと多いみたいですね。
人間らしい暮らしができる、住みやすそうな街だという印象です。消費税がないなんて羨ましい!
IntelやNikeの本社がある街とは知りませんでした。
他にも、とても「すすんでる」街だということが分かりました。

 日本の食材店も、今では全米各地に増えましたね。
1973年に初めてコネチカットのホームステイ先の家族の元へ行った際、
日本の鍋物(鶏の水炊き)をつくってあげようと思い、
地元では手に入らないハクサイやシイタケ、ミツカンぽん酢などを、
ニューヨーク・マンハッタンまで買いに行って、探すのに苦労した懐かしい思い出があります。
(最終的には、何とか見つかりましたが…)。 (2005/08/22 02:59:31 PM)

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