Bar UK Official HP & Blog(酒とPianoとエトセトラ)since 2004.11.

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2005/08/16
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 スコットランドには、モルト・ウイスキーの蒸留所が約100カ所ある。蒸留所が違えば、原料の大麦も仕込み水も、蒸留釜の形も違うし、職人の流儀(造り方)も微妙に違う。だから、蒸留所の数だけモルトには個性があると言っていい。Scapa 12 yrs

 ボウモアのようなアイラ系でもないし、マッカランのようなシェリー系でもないし、あるいはマッカラン以外のスペイサイドのモルトでもない。そんな不思議な味わいモルト・ウイスキーもある。スキャパ(SCAPA)はそんなウイスキーの一つ。

 スキャパ蒸留所は、イギリス本土ではなく、スコットランドの北、北海に浮かぶオークニー島という辺鄙なところにある。その名は、バイキングの言葉(ノース語)の「貝床(オイスター・ヘッド)」に由来するという。最近は、スコットランドの蒸留所を訪ねる日本のバーテンダーも多いが、オークニー島まで行ったという人は数少ないだろう。

 アイランド(島)系のモルトだから、当然、潮の香やスパイシーさもある。しかし、麦芽系やバニラ、ラム・レーズンのような香りも残しつつ、味わいはどこかオイリーな雰囲気もある、とても複雑な酒( 写真左上 =オフィシャルの12年ボトル。濃いゴールドっぽい琥珀色が特徴だ)。Scapa Distillery

 そんなモルトのことを思い出したのは、昨日、徳島から遊びに来た友人と飲んだ際、彼が「家の近所に最近、『SCAPA』という名前のBARが出来た」という話をしていたから。スキャパは、BARで時々頼むけれど、たまに飲むと、なかなか忘れがたい印象を残してくれるモルト。

 スキャパの創業は1885年。もちろん、それ以前にこの島に住み着いたノルウェーのバイキングの子孫たちが、密造酒を盛んに造っていたというから、ウイスキーづくりの下地はあったのだろう( 写真右 =スキャパ蒸留所遠景 =Suntory社のHPから 。 大戦中は英海軍の宿舎にも使われたという)。Scapa 14 yrs



 スキャパ蒸留所のもう一つの特徴は、その蒸留釜の形。ネジクギの天地を逆さにしたような「ローモンド・スチル」という特殊な形状で、これが「オイリー」と評される個性的なモルトを生み出す理由だという。

 スキャパは長く、バランタインのブレンド用モルトしか出荷せず、シングルモルトとしてオフィシャル販売はなかった。しかし97年に発売された「12年もの」のオフィシャル・ボトルが愛好家の人気を集め、その後は生産本数は少ないながらも、一応きちんと市販されている(最近では、フルタイム操業を記念して、「14年もの」のオフィシャル・ボトル= 写真左下 =も発売された)

 徳島の友人の話では、そのBAR「SCAPA」ではモルトの品揃えも充実しているという。「SCAPA」と名付けたからには、マスターはおそらく「SCAPA」に何らかのこだわりを持っているのだろう。これは次回、徳島を訪れた際には、ぜひ酔っぱらう前に覗いてみなければならない。





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Last updated  2005/08/16 09:30:09 AM コメント(12) | コメントを書く


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kopn0822 @ 1929年当時のカポネの年収 (1929年当時) 1ドル=2.5円 10ドル=25円 10…
汪(ワン) @ Re:Bar UK写真日記(74)/3月16日(金)(03/16) お久しぶりです。 お身体は引き続き大切に…

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