Bar UK Official HP & Blog(酒とPianoとエトセトラ)since 2004.11.

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2006/04/20
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 またまた、ブログのネタ切れ。シュン…。酒もBARもグルメもジャズもロックも映画もミステリー小説もガーデニングも、う~ん、適当なネタがなーい。これは困った。3日おきの更新も、ついに断念せざるを得ないか?

 で、困った時のバーテンダー頼み。ブログの愛読者にもなってくれている、大阪キタの行きつけのBAR「C」のマスターに、「なんか、ええネタないかなぁ…」と困った顔してると、「こんなんどうです?」と目の前に1本のミニ・ボトルが。ビターズ

 「なにこれ。ただの、ビターズちゃうの?」と僕。「でも、このままストレートで飲んだことないん、ちゃいます?」とマスター。確かに、ビターズをストレートで飲むなんて、考えてもみもしない。そもそも、ビターズはカクテルを引き立てる「脇役」というイメージ( 写真左 =ビターズと言っても、結構いろいろあります)。

 ビターズ(Bitters)。「苦い、つらい、痛烈な」という言葉「ビター」転じて、ハーブやスパイス、果実の皮、樹皮などを酒に漬け込んでつくる苦みの強いアルコール飲料。だが、そのまま飲むことはまずなく、カクテルの隠し味として使われる程度というのが僕の認識だった。

 ビターズは別名「アロマチック・ビターズ」とも言う。なかでもよく知られているのは、アンゴスチュラ・ビターズとオレンジ・ビターズの2種。ビターズ・ロック通常60mlの小瓶が、デパートなどでも市販されている(BARでは200mlの瓶か、小さなビターズ・ボトルに移しかえて使われることが多い)。

 ビターズはその名の通り、苦い。ほろ苦いというレベルではない。だが、マニアックな人なら、この苦さに意外と「はまってしまう」かもしれない味わい。でも、僕はまだストレートで口にしたことはない。

 「こんなん、ストレートで飲むお客さんおるの?」と僕。「それがねぇ…、まぁ飲み方はロックが多いんですけど…。意外とクセになるらしいです。好きな人、結構いてはりますよ」とマスター。「そうか、じゃぁ、モノは試しに飲んでみるわ」と言って、僕もロック( 写真右

 さて、飲んでみたお味の感想と言えば。冷たくして飲むと意外と飲めてしまう。心地よい(?)苦さが第一印象。しかし、飲んで5分ほどすると、舌を刺すような赤唐辛子系の辛さも襲って来る。これはなかなか手強い。チェイサー(水)がないと、ちょっとつらいかも。マンハッタン

 飲み干した僕の結論は、風邪をひいた時などこれを飲めば、きっと翌日には治っていると思う。でも、やはりどんなお酒にもその特徴が一番生かされる場(カクテル等)があると思う。ビターズも、ビターズの個性が生かされるカクテルで味わった方が、きっといい。

 ビターズを使う有名なカクテルと言えば、やはり、「マンハッタン」(ライ・ウイスキー、スイート・ベルモット、アンゴスチュラ・ビターズ= 写真左 )が一番か。ほかにも、ジン&ビターズやバンブー、オールド・ファッションドなどが知られる。

 ビターズのあるなしで、味わいは劇的に変わる。まぁ、寿司で言えば、ワサビみたいな存在かな? BAR好きの皆さん、機会があれば、ビターズのロックを一度お試しを。ただし、風邪をひいている時に、連れと2人で一緒に1杯分楽しむに限る。1人で1杯を飲むのは結構つらいから。

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Last updated  2006/04/21 06:29:26 PM
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kopn0822 @ 1929年当時のカポネの年収 (1929年当時) 1ドル=2.5円 10ドル=25円 10…
汪(ワン) @ Re:Bar UK写真日記(74)/3月16日(金)(03/16) お久しぶりです。 お身体は引き続き大切に…

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▼Bar UKでも愛用のBIRDYのグラスタオル。二度拭き不要でピカピカになる優れものです。値段は少々高めですが、値段に見合う価値有りです(Lサイズもありますが、ご家庭ではこのMサイズが使いやすいでしょう)。 ▼切り絵作家・成田一徹氏にとって「バー空間」と並び終生のテーマだったのは「故郷・神戸」。これはその集大成と言える本です(続編「新・神戸の残り香」もぜひ!)。
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