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カテゴリ: pidooの妊娠記
<最終月経から36週目、フランス妊娠週34週目>

フランスでは無痛分娩が主流、とはいっても全体の60パーセントで、
残りは間に合わず超安産だったり、問題があり帝王切開だったり、と分かれると
愛読誌“9mois”に載っていました。

さて今日は無痛分娩の説明会。
今までの周りの反応を見ていても無痛分娩には積極的に思えたフランス人ですが、
今日の講習会ではそれでも不安を抱える妊婦たちの存在があることを知りました。

だからこそこのような説明会はとても有意義で、
漠然としか知らなかった 無痛分娩、Periduralペリデュラル(硬膜外麻酔)
知識を深めることができました。

ペリデュラルは脊椎の間に注入します。
通常は子宮口が3~4センチ開いてからだそうですが、
痛みの具合は個人差があるので、
例え1センチでもひどい痛みを伴う場合はすぐに注入するとのこと。

ここでよく言われる、初期の段階で麻酔を打つと陣痛を鈍らせる心配が問われますが、
最近の研究結果では麻酔をしたから陣痛が長引いたということは言えないと
医師は断言していました。

と言うのも麻酔をしない妊婦が必ずしもスピード出産するとは限らず、
微弱陣痛のまま3日もツライ思いをする例もあるからです。

また、一昔前によく言われた、

とりあえず1990年からそのような事故は確認されていないとのこと。
(フランス全国の年間出産数は70万~80万件)

理由の一つは、当時よりは麻酔の種類が改善され、
通常ならば麻酔が効いている間も下半身の感覚がなくなるということはないとのこと。
(勿論例外もあって、足の痺れを感じる妊婦もいるそうなのでその場合は分量を減らすこともあるそうです。)


麻酔を打つ場所も当時から研究されてきたことが挙げられます。

脊椎はあらゆる神経の線が走るチューブに例えられますが
腰のある特定の位置から神経線の数が減る箇所があるとのこと。
現在ではそこに注入するわけですがそれでも数ある神経を狙って注入することは非常に稀。

勿論例外もあって、200人に1人くらいは針が神経に触れてしまい、
傷めることがあるそうですが、
この“200人に1人”とは、極端に筋肉質な背中の持ち主だったり
(硬いので針の刺し加減がわからない)、
先天的に特殊な背中の持ち主だったりするそうです。

その場合は通常出産翌日の1日だけで治まる頭痛が
(これも個人差で頭痛をまったく感じない場合もアリ)、
神経の損傷が治るまでの数ヶ月間続くことになります。

しかし治療法はあるので出産後頭痛が2~3日続くようなら
早めに申告してください、とのことでした。
(本人の血液成分を痛めた箇所・神経に注入することにより治癒力を高め、
数日後に頭痛は治まるそうです)

注意点としては、ウィルス類。
身近な例で言えばインフルエンザですが、
引き始めで治療も行っていない状態でこのペリデュラルを行うと、
脊椎にウィルスが侵入し重大な事態になりえます。
しかしウィルス類にかかっていても、抗生物質治療を行っていて数日経った状態であれば、
危険は回避できるとのこと。

いずれにしろ体のちょっとした変化には通常以上に過敏でいるべきですね。

その後質疑応答に移り、ある妊婦からは、
「麻酔が胎児に及ぼす影響は?」
という質問が投げかけられました。
これには医師はNonとほぼ断言。
局所麻酔が胎児に及ぼす影響は今までの研究上見受けられず、
逆に全身麻酔が胎児に影響を与えることが報告されているとのこと。

pidooは、一番楽な出産法とは全身麻酔で帝王切開、なんて思っていましたが、
これが一番胎児には良くないことなんですね。

もっとも、現在ではたとえ帝王切開でも可能な限り局所麻酔を行っていると医師は続けます。
それはつまり、胎児への麻酔の影響もマイナスでしょうが、
もっとメンタルな面で、胎児が母体から出た瞬間の母親と子供のアイコンタクト、
そして抱きしめるという行為がその後の母子関係に大きな意義をもたらすからだそうです。

う~~ん、深い。

最後に医師は加えます。
「自然分娩をしたいあなた方の気持ちは尊重しますし、
あなた方の希望に沿った出産が当院では可能です。
しかし出産は痛みのガマン大会ではないので、
自然分娩の痛みに耐えたからより女として偉いとか、賞賛をもらえるとか、
そんなことはありません。
あなた方にとってより快適な出産を目指すだけです」




説明会を終えた感想としては、かなり安心できました。
(実はいまだに“下半身不随”が引っかかっていましたので・笑)
また、民間クリニックではペリデュラルは自己負担なのに対し、
イエール病院は公立なので保険でまかなえるとのこと。

再び思う、イエール病院での出産にして良かった~。





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Last updated  2006.01.06 00:18:24
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