山田維史の遊卵画廊

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■Yamada's Article (12) 伊勢物語「梓弓」について


■(13)英語訳論文「ムンクの『叫び』の設計と無意識」


■(14)英語訳論文『狐信仰とそのイコノグラフィー』


■(14-2)英語訳論文『狐信仰とそのイコノグラフィー』


■(15)英語訳論文『卵形の象徴と図像について』


■(16)英語訳論文『夢幻能の劇構造と白山信仰との関係考』(1)


■(16-2)英語訳論文『夢幻能の劇構造と白山信仰との関係考』(2)


■(17)英語訳論文『モンドリアンの自画像について』


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■(19-2)英語訳論文『エドヴァルド・ムンクの去勢不安』(2)


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■(21)英語訳論文『C.G.ユングの風景画をめぐって』


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Dec 22, 2007
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 またかと云うのが私の正直な感想だった。20日朝、ブラジルのサンパウロ美術館からピカソの《婦人の肖像》とカンディード・ポルティナーリの《コーヒー園で働く農夫》が盗まれた。わずか3分間のできごとらしい。
 この2点の美術品を狙った盗難未遂事件は、最近2ヶ月で2度おきていたという。それにもかかわらず、ドアには警報装置すら設置されず、20日、犯人はまんまと盗み出しに成功した。
 現地の捜査官は「プロの犯行」と指摘しているようだが、プロもへったくれもあろうか。この報道に接して、美術館側のセキュリティーの杜撰さに唖然としない人はいないであろう。

 じつはこの盗まれた2点の絵画は、わたしたち日本人が知らない作品ではない。もう34年前になるが、毎日新聞社と松坂屋との共同主催で『サンパウロ美術館展』が開催された。45点の名画がはじめて渡来し、そのなかに上記2点の作品もふくまれていたのであった。多くの日本人が観ているのである。
 サンパウロ美術館は、ラテン・アメリカの新聞王と称されたアシス・シャトーブリアンがきわめて短期間に収集した名画コレクションを基盤に、1947年に創設された。20世紀半ば、歴史的巨匠の名画はすでに収まるところへ収まったといわれていたので、シャトーブリアン・コレクションは世界の美術界を驚嘆させた。美術館創設10年後の1957年、パリのオランジェリー美術館に100点の厳選作品が貸出されて展覧会が開かれた。そのときパリは、サンパウロ美術館に対して‘奇跡の美術館’という讃辞を呈したのだった。

 私は34年前の展覧会で、ボッシュの実物をはじめて目にした。いまでもその作品が展示されていた様子が目に浮ぶ。ラファエロも観た。ベリーニも観た。レンブラントもエル・グレコも観た。
 手元に布表紙のカタログがある。ちなみにどんな作品が渡来したか、以下に列挙してみよう。その45点を見るだけで、シャトーブリアン・コレクションが‘奇跡’と云われるのもむべなるかなと納得できよう。

1)ジョヴァンニ・ベリーニ《聖母子》、2)ラファエロ・サンツィオ《キリストの復活》、

4)ティントレット《見よ、この人を》、
5)ハンス・メムリンク《聖母マリア、聖ヨハネと三人の聖女》、
6)ヒエロニムス・ボッシュ《聖アントニウスの誘惑》、
7)フランス・ハルス《ある士官の肖像》、8)レンブラント《自画像》、
9)フランス・ヤンス・ポスト《ペルナンブーコ地方の川のみえる風景》、
10)クラナッハ《フォン・ラーファ家の若い男の肖像》、
11)ハンス・ホルバイン《サリー伯ヘンリー・ハワードの肖像》、
12)エル・グレコ《受胎告知》、13)ベラスケス《デ・オリバレス伯公爵の肖像》、
14)ゴヤ《ドン・ルイス・マリア・デ・ボルボン・イ・バリャブリーガ枢機卿》、
15)ターナー《カーナヴォン城の眺め》、
16)コンスタブル《主教館の庭から眺めたソールズベリー大聖堂》、

18)シャルダン《独楽をまわす子供》、19)アングル《岩につながれたアンジェリカ》、
20)ドラクロワ《春、花を摘むエウリュデケー》、
21)コロー《クリスティーヌ・ニルソンの肖像》、
22)クールベ《ゼリー・クールベの肖像》、
23)マネ《画家マルスラン・デブータンの肖像》、24)ドガ《14歳の踊子》(彫刻)、

27)ルノワール《麦束をもつ少女》、28)セザンヌ《赤い服のセザンヌ夫人》、
29)セザンヌ《大きな松の木》、30)ゴーガン《自画像》、
31)ゴッホ《中学生カミーユ・ルーラン》、32)ゴッホ《アルルの女》、
33)ロートレック《フールカド氏の肖像》、34)ボナール《裸婦》、
35)エドゥアール・ヴュイヤール《イヴォンヌ・プランタンとサシャ・ギトリ》、
36)マティス《石膏のトルソ》、37)ピカソ《婦人の肖像》、
38)モディリアーニ《レオポルド・ズボロウスキーの肖像》、
39)カンディード・ポルティナーリ《コーヒー園で働く農夫》、
40)エミリアーノ・ディ・カヴァルカンティ《グァラティンゲタの五人の娼婦》、
41)ラサール・セガル《貧しき者の家》、42)イスマエル・ネリ《二人の女友達》、
43)マナブ・マベ《予言者》、44)エリセウ・ヴィスコンティ《裸婦》、
45)ウェスリー・デューク・リー《ビルジッタと諸問題》

 以上をみると、39番から45番にブラジルの当時のいわゆる「現代作家」が収集されていることは注目にあたいする。彼等は勢いを示しつつあったとはいえ、古典美術のように評価が確定していたわけではない。つまりアシス・シャトーブリアンの美術に対する見識と先見性があったということである。このような見識は、投資や投機を目的に美術品収集した、日本のバブル期のコレクターにはまったく欠落していたものと言ってよい。

 ところで、最初の盗難の話にもどると、私は、ふと、この「プロ」の盗賊はブラジル国内に大きな販路をもっているのではあるまいかと思ったのだ。それは、カンディード・ポルティナーリ《コーヒー園で働く農夫》を盗んだということからの推測である。この画家は、もちろん国際的な画家ではあるが、ブラジル国民にとってこそ最も重要な芸術家である。そして、ピカソは、名前だけでも世界中に知らぬ者とてない。この2人にしぼって狙いをつけていたということが、問題にならないはずはあるまい。
 とにもかくにも、美術館からの盗難があまりにも多い。私には美術館側の対応がまことに不可解である。





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Last updated  Dec 23, 2007 12:03:32 AM
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ホントびっくり  
ピカソの2枚だけで数十億円の価値なのに、なんともお粗末な警備ですよね。
美術館側にも手引きした犯罪グループの一員がいるのかも?って疑われても仕方がありませんね。

ボッシュの原画はまだ見たことないです。見たいなぁ…。 (Dec 23, 2007 08:13:14 AM)

Re:シルフさんへ(12/22)  
AZURE702  さん
シルフちゃんさん

報道によると今回の2点の推定価格は60億円とも100億円ともいわれていますね。
価格はともかくとして、なんだか美術館当事者の「鈍さ」が、はたから見ていても気になります。奇ッ怪なり!です。 (Dec 23, 2007 05:11:53 PM)

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AZURE702 @ Re[1]:山田維史の「蝶」が出てくる作品(07/03) shiwashiwa1978さんへ  拙作をご覧くださ…
shiwashiwa1978@ Re:山田維史の「蝶」が出てくる作品(07/03) 素敵です。 作品集は無いのでしょうか。
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