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昨夜、就寝して1時間ほど経ったとき、枕上の窓ガラスに何かぶつかるような、あるいはキーっと擦るような音に目が醒めた。ベッド横の彼女達の寝床にいた猫たちが、暗がりのなかでキッと身を起こして身構えた気配がした。
私は起きて、窓を開けてみた。その途端、何か黒い物が室内に飛び込んできた。コウモリだった。
翼をひろげて20cmほど。天井をかすめるように四方八方に飛び回る。猫達はおおさわぎだ。私のベッドに飛び乗るもの。ベッドの下に隠れるもの。ジャンプして捕まえようとするもの。
---コウモリはひとしきり飛び回って、やがてベッドサイドの本の山と壁との隙間に滑り落ちた。リコが逸早く隙間を覗き込んで手を入れた。コウモリはキーと鳴きながらガサゴソと動きまわる。私が覗くと、大きさがちがう本の段差の間にちじこまっていた。
「リコ、ちょっとどきなさい。いま捕まえて逃がしてやろうね」と言いながら、ティッシュペーパーでその軀を摘み、そのまま窓から出してやった。雨が降っていた。まあ、うまくどこかに身をかくすだろう、と思いながら。
「さあさあ、みんな寝んねだ寝んねだ」
我家は山の上のせいか、コウモリ飛来は以前にも何度かあった。寝端をくじかれた昨夜のできごとである。
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