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名古屋駅前のピカデリーで『オーシャンズ13』を見ました。(以下、ネタバレ注意) 『11』はまあまあ、『12』は最低、というのがこのシリーズに対するワタクシの評価なんですが、『13』はどうかと言いますと、うーん、「まあまあマイナス」というところですなあ・・・。 大体、今回のストーリーでオーシャンたちがやっつける相手のバンク(アル・パチーノ)って、そんな悪い奴かなあ。確かにバンクはオーシャン一味の恩師とも言うべきルーベンのカジノホテルを乗っ取ったわけですが、しかしこれはラスベガスのカジノ・ビジネスの話ですからねえ。生き馬の目を抜くような騙し合いなんて、日常茶飯事なんじゃないの? ルーベン自身、騙し、騙されで今の地位を築いてきたんじゃないの? そんな世界で生きてきた連中が、仲間の敵討ちとはいえ、バンクを破滅させるようなことして、それでいいんですかね・・・。 ま、多分、制作サイドも「これでは敵討ちの動機が弱い」と思ったのか、バンクに騙されたルーベンがショックのあまり心臓発作を起こして瀕死の重症、ということにしたようですが、それもちょっと取って付けたような感じで説得力なし。 というわけで、何だかオーシャンたちに寄ってたかって苛められているようなアル・パチーノ老人がむしろ可哀相で。 それに『11』の時と違って、今回の作戦では、オーシャンたちがピンチに陥ることがほとんどないんです。そういう意味のハラハラがまったくないので、その点でもオーシャン一味による一方的なアル・パチーノ苛め、という印象が強い。 それに仲間が13人もいる、ということもマイナス要因ですなあ。適材適所を越えていますよ。『11』『12』では仇役だったアンディ・ガルシアまで「仲間」に引き入れるなんて、いくらなんでもねえ・・・。 それに「騙し」のテクニックにしても、全然知能的ではないです。単にイカサマをやってバンクのホテルに大損害をかけ、爆発物とヘリコプターを使ってバンクの宝石を盗んでいるだけですから。 ま、そんな調子ですから、この映画の点数を付けるとすると・・・ 「67点」でーす! 腹立たしいほどつまらないというところまでは行きませんが、お金を払って映画館で見る価値はないね。興味のあるムキはレンタルDVDでどうぞ! しかし、これまだ続編を作るつもりですかね・・・。次回『14』が作られた場合、14人目の仲間は渡辺謙だという説があるようですが、これ以上仲間増やしたら収拾つかなくなるんじゃないの? さて、そんな感じで映画自体は大したことがなかったのですが、映画を見る前にセンチュリートヨタビルの2階、「TCカフェ」で食べたお菓子は旨かった! TCカフェというのは「ベーグル」が売りなんですが、ワタクシが食べたのは、そのベーグルを軽くトーストしたものでアイスクリームを挟み、これに蜂蜜とリンゴのコンポートが添えてあるというもの。これ、馬鹿ウマですよ。コクのあるアイスクリームと蜂蜜風味のベーグルの相性は抜群! 「TCカフェ」は名古屋に何店かありますし、ひょっとして全国にもあるのかも知れませんが、もしお近くにあるようでしたら、この「ベーグル&アイスクリーム&蜂蜜&リンゴのコンポート」のデザート、ぜひお試し下さい。教授のおすすめ!です。『オーシャンズ13』と違って、ガッカリさせませんぞ!
August 31, 2007
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やれやれ、ようやく期末試験の採点が終わりましたわ。明日が提出締め切りですが、どうしてこう毎年、ギリギリまで引きずりますかね。夏休み最終日の小学生なみですな。 ま、それはさておき、例によって採点中に出くわした面白い誤字をチェックしておきましたので、「爆笑・学生の誤字シリーズ」をお楽しみ下さい。1「音は合っているが・・・」編「診談」・・・「診断」かな。患者さんと話が盛り上がった?「効外」・・・それを言うなら「郊外」でしょう。「登上」・・・変な字が「登場」してきたぞ。「個客」・・・たった一人の「顧客」っすか?「雇客」・・・新規開店の店の「サクラ」かな・・・。「師揮」・・・この「指揮」者には逆らえない・・・。「終末」・・・毎「週末」、この世の終わりになると困るよね・・・ 「岸部」・・・シローか? 「岸辺」と書いてよ・・・2「意味は分かるが・・・」編「価段」・・・「価格」と「値段」がごっちゃになりました?「助う」・・・「救う」が正解だけど、これでもいいか?3「思わず脱力」編「ゆびは」・・・「指輪」のことでしょうが、力抜けるなあ・・・。「はだはだしい」・・・「はなはだしい」のつもりだよね?「騙れ!」・・・騙していいの? 「黙れ」でしょ?「オーベン」・・・「オーブン」はそろそろ日本語になってるかと・・・。「アーヴェン」・・・だから「オーブン」だって・・・。「オービン」・・・「オーブン」だって言ってるだろうが!4「思わず納得」編「老寄り」・・「年寄り」より、リアルだなあ・・・「警事」・・・確かに「刑事」以上に「警察のお仕事」っぽいね。「乱ら」・・・相当「淫ら」? そして今回のベスト・オブ・誤字は・・・「浮遊層」でした~! 確かに「富裕層」以上に、金使って遊び歩いてそうだよな~! ま、他人事だから笑っていられるけど、人のふり見て我がふり直せといいますから、ワタクシも人に笑われないよう、正しい漢字を書かないといけませんな・・・。
August 30, 2007
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どれだけ暑くても食欲は落ちず、夏バテ知らずのワタクシ。これは釈迦楽家代々の伝統というか、DNAなんですけどね。 というわけで、毎日おいしく食事をいただいているわけですが、最近、そんな我が家の食卓のヒットといえば・・・ 「果汁ぽんず ゆずか」(キッコーマン)でーす! いやー、先日「ポン酢」が切れたので、いつも買うごく普通のポン酢を買おうとしたところ、スーパーの棚の隣にこいつが並んでいたので、「たまには変えてみるか・・・」程度の気持ちで、買ってみたわけ。そしたら、こいつが馬鹿ウマ。 何といいますかねえ、普通のポン酢は、要するに醤油に柑橘系の果汁が入っているってもんじゃないですか。ところがこの「果汁ぽんず ゆずか」はですね、まさにその逆、果汁の中にちょっとお醤油が入っているという感じ。果汁感が段違いなんです。 ですから、普通にポン酢を使う場面で好きに使ってもいいんですが、そのままドレッシングとして野菜サラダなんかにかけても非常に美味。 ちなみに先日はこの「ゆずか」を使って「豚肉の冷しゃぶ」を作ってみました。薄くスライスして水に晒したタマネギ、それにレタスやトマトなんかを盛りつけ、そこに豚肉の薄切りをしゃぶしゃぶにしたものを適度に冷ましたものをドーンと乗せて、それを「ゆずか」で食べてみたわけ。 そしたらこれが旨いのなんのって。栄養的にも肉と野菜が沢山食べられますし、基本「ぽんず」の味付けですから、夏バテの方でも食欲アップすること間違いなし。特に、トマトとタマネギと「ゆずか」の相性は抜群だね! ということで、残暑厳しい中、明日何食べようなんて思っているアナタ! 教授に騙されたと思って、一つ「ゆずか」で冷しゃぶやってごらんなさい。キッコーマンの「果汁ぽんず ゆずか」じゃないとダメですよ! これ、教授のおすすめ!です。これこれ! ↓キッコーマン「ゆずか」 250ml・・・本醸造醤油に柚子果汁を2個分加えたゆずポン酢
August 29, 2007
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このところ「英語教則本執筆」「映画論準備」「期末試験採点」の3本立ての仕事が続いておりましたが、先程ようやく「教則本」の執筆が終わりました。今後、若干のチェックをした後、印刷所に入稿というところ。やれやれ、案外時間が掛かったなあ。7月中に書き終える予定だったのに。 この本、私の勤務先大学の出版会から出すんですけど、何せ出版会自体、立ち上げて2年目、まったくノウハウのないところから出発しただけでなく、編集委員となっているのが私を含め全員素人ばかりですから、そうそう売れる本が作れるはずもなし。 大体、トーハンや日販といった取次会社との契約がないので、流通経路が極端に限られるんですよね・・・。だから実質、うちの大学の授業で使うくらいしか捌け口がないんですけど、それでもね、内容はいいよ! はっきり言って数年前にベストセラーになった『ビッグ・ファット・キャットの世界一簡単な英語の本』どころの騒ぎじゃない! ・・・と自分では思っているのですが。だって、あれは単にイラストの猫が可愛かっただけで、内容的には画期的なところはないですもんね。 今後は何とか頭を使って、少しでも売れる方策を建てないといかんですなあ。せめて「アマゾン」で買えるようにする手だてはないものか・・・。もちろん、このブログでも宣伝はしますが。 ま、いざとなれば行商でもしようかな。わらび餅の行商みたいに、「英語~、英語! 分かりやすい英語の本だよ~。早く来ないと行っちゃうよ~!」なーんてね。 さて、それはともかく、とりあえずはこれでひと仕事終了です。後は期末試験の採点をさっさと終わらせて、自分本来の仕事に打ち込みましょう。それでは、また!
August 28, 2007
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今日はまず藤ヶ丘にあるJazz茶房・『青猫』でランチと洒落ました。 以前から贔屓にしているこのお店ですが、いつも深夜に訪れるもので、一度ランチメニューも試してみたかったんです。 で、午後1時きっかりにお店に到着して一番乗りを果たすと、家内と共に「ステーキ丼」を注文。すると・・・ うま~い! いやー、コーヒーやケーキが旨いだけでなく、ランチもバッチリ旨いじゃないですか、このお店! 今日いただいた「ステーキ丼」ですが、ごはんの上に塩胡椒で炒めて甘味を出した長ねぎが敷かれ、その上にバター醤油で味付けされ、適度な大きさに切られたステーキが洒落た盛りつけでドーン。付け合わせの漬物を載せた皿も含め、器も凝っているのですが、その凝りように負けない見事な味付けでした。これで900円は安い! で、おいしいステーキ丼を平らげた後、場所を大型JBLスピーカーの近くに移しつつ、おいしい青猫ブレンドなどをいただきながらジャズを堪能し、優雅な昼下がりを楽しんだのでありました。いやー、ジャズ喫茶としてだけでなく、レストランとしてもこのお店はおすすめですなあ。次はパスタ系、注文しちゃおうかしら。「蟹とトマトソースのスパ」なんてのも旨そうです。それとも「レタスと牛肉のあっさりチャーハン」にするか? さて、かくのごとく昼を楽しんだ我ら夫婦が次に向かったのは「K'sデンキ」です。実はリビングのエアコンが壊れてしまい、買い換えを考えなければならなかったもので。ちょっと大きな出費になってしまうので、辛いところではありますが、暑い名古屋でエアコンなし、というのはあり得ないですから・・・。 今回狙っていたのは三菱・霧ヶ峰か、ナショナルか、というところ。ポイントは、エアコン自体が自分で掃除をしてくれる機能がついているもの、です。 で、結局三菱の霧ヶ峰を買うことにしました。宮里藍さんが宣伝している「ムーヴ・アイ」という奴ですな。やっぱ色々聞いてみると、「白モノ家電」では三菱がライバル他社に差をつけているところがあるらしいので、ね。 でも、どうせなら宮里藍ちゃんより、卓球の愛ちゃんに宣伝してもらいたかったな・・・。ワタクシ、愛ちゃんのファンなもので。第一、どちらかというと「シーサー系」で暑苦しいお顔立ちの藍ちゃんより、愛ちゃんの方が涼しげでエアコンの宣伝には向いているんじゃないの? 「ムーヴ・アイで人のいる方に冷風を狙い打ち! サーッ!」みたいな感じで・・・。 ま、それはともかく、「K'sデンキ」はイイネッ! 実は事前に家の近くの「エ○デン」で価格サーチしていたのですが、「K's」の方が2万くらい安いんじゃないかしら。さすが「その場でズバッと現金値引き」を標榜するだけのことはある。その上、取り付け工事費だとか、リサイクル費用までも店持ちにして、その分本体価格を値下げしてくれるんですから、こちらとしては嬉しい限り。しかも独自保証が10年。言うことないね。店員さんも感じよかったし。 ということで、今日はランチもよかったし、エアコンも気持ちよく買えたし、なかなかラッキーな一日となったのでした。今日も、いい日だ!
August 27, 2007
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今日のお昼は、簡単にマックを買ってきて済ませてしまいました。 で、私が食べたのはピタマック・タンドリーチキンとマックポーク、家内はえびフィレオです。 ちなみに私が食べた2つは、うーん、まあまあかなあ・・・。それほど特筆すべきものでもなかったような・・・。エスニック系のタンドリーチキンを採り入れたり、意外になかったポークを採用したりと、マックも色々トライしているようですが、いま一つ突き抜けてない感じがしますねぇ・・・。 ま、それはともかく、この2つ食べたら何だかお腹いーーっぱいになってしまって、夕方になっても全然お腹が空きません。私も小食になったもんだ・・・。 20代くらいまで一食にハンバーガー2つなんて当たり前、それでもお腹にはスペースがあって、食べようと思えばもう1個軽くいけるかな?くらいなもんでしたけど、もうダメですな。一食に1個で沢山。 はあ~。ハンバーガーで知る、寄る年波・・・。ま、運動らしい運動をしないせいもありますけどね。 ということで、すっかり枯れてしまったワタクシ、今日の夕食はお新香ポリポリ、お茶漬けサラサラで済ませてしまう予定なのでありました、とさ。
August 26, 2007
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今日はいつも通り仕事をしたり、放置していた期末試験の採点をしたりといった一日。 で、その脇で世界陸上を横目で見ているわけですけど、昨日あたりからの狂乱的事前番組から開会式に至るまで、突っ込みどころ満載ですなあ。 そもそも世界陸上なんて、国民的大イベントというほどのものでもないのですから、開会以前から特番で盛り上げるということ自体疑問なんですけど、いざ蓋が開くや、中継本部みたいなところに陸上競技に関係がある人、ない人とりまぜたゲストを呼んで、だらだらと放送し続ける意味、あるんですかね・・・。中には、当該放送局の他の番組の宣伝で登場しているゲストまでいるじゃないですか・・・。 でまた、開会式がね・・・。 オリンピックなら話は分かりますが、世界陸上クラスであんな時間掛けた入場行進する必要あるのかなあ。それに、そもそも肝心の選手たちが入場行進にほとんど参加してないし・・・。 で、参加していない選手たちの代わりに日本人の担当者がそれぞれの国の国旗を持って行進するわけですけど、その格好が悪過ぎる! ボーイスカウトのイベントかと見紛うばかりの男子のユニフォームもひどいものですが、女性代理旗手たちが履いていたあの青いスカートの不格好なことと言ったら噴飯ものじゃないですか! もう少しカッコいい服を着せてあげられないもんなんですかね? また開会式のイベントとやらの演出も、十年一日という感じ。もっとあっさりとした、スタイリッシュな演出って出来ないもんかしら。 まあね、感じ方は人それぞれですし、ああいう放送が楽しくて仕方がない、という方もおられましょう。しかしですね、ワタクシに言わせれば、スポーツというのは競技それ自体がすべてだと思うんですよね。ですから、競技が始まったらそれをちゃんとフォローしてくれればそれでいいわけで、その他の臭い演出だとか、無理やりの盛り上げなんてむしろない方がいい。 陸上競技自体、誰が一番速く走れるか、誰が一番高く飛べるか、誰が一番遠くまで投げられるか、といったシビアな「事実」を競い合うものなんですから、放送もそれに合わせて演出抜きのストイックなやり方で、つまりドキュメンタリー・タッチでやって欲しいもんですわ。事前の盛り上げがどうしても必要なら、過去の世界陸上の名勝負などをきちんと編集して、それを見せるくらいのところで抑えて欲しい。 ま、以上は世界陸上の周辺に対する批判であって、選手たちには関係のないことでございます。選手たちはそれぞれ、日頃の研鑽の成果を存分に発揮し、好成績を残せるよう、頑張ってもらいたいですね。ワタクシも仕事の合い間に応援しちゃいましょう。
August 25, 2007
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初めて行く場所への道順を確認するために、私がしばしば愛用する「ヤフー地図」。あれ、地図だけでなく「衛星写真」を出すことが出来たりして面白いんですよね。 しかし、逆に今まではそういう実用の具としてしか使ったことがなかったことも事実。ま、それはそれでいいんですが。 が、ふと、自分の家を空から見てみたらどうなるんだろうと意味もなく思ってみたワタクシ。で、ヤフー地図に自分の住所を入れてみた。すると・・・ わー! 自分ちをお空から見ちゃった! あはははは。 あれ、じゃ、実家の住所を打ち込んだらどうなるんだろう。あるいは、子供の頃に住んでいた家とかは? 仙台の姉の家は? ってなふうに次々に住所を打ち込んで見ると、やっぱりこれが面白いんだ。ま、衛星写真に関しては、「ヤフー地図」より「グーグル地図」の方が性能がいいみたい。なにしろ「グーグル地図」では、シカゴやロサンゼルスに住んでいた時のアパートまでよく見えましたからね。 だけど、お空の上から地上を見るってのは、アレですね。何だか、神様になったような気がしますね。神様も、ああやってお空の上から、地上の我々を見ているんですかね。 お空の上から、コンニチワ! 自分に多少とも関わりのあった場所の衛星写真を次々とコンピュータ・スクリーンの上に出して眺めていると、そこに今も住んでいる友人・知人たちのことが思い出され、彼らに空の上から呼びかけたい気持ちになるのだけれど、そんなことが出来るはずもなし。ただただ、上空から彼らを見つめることしか出来ないわけ。 もし人間が死んで、小さな神様になって、空の上から自分が地上に残してきた愛する人を見守るのだとしたら、きっとこんな気持ちになるんでしょうな・・・。 そんなことを考えていたら、何だか急に人間っちゅーもんが愛しくなってきた今日のワタクシだったのでした。今日も、いい日だ!
August 24, 2007
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今日の新聞に関西私学の雄・関関同立の入試の話が出ていましたけど、それによると、関々同立合わせて入学定員が大体2千5百人くらいなのに、合格者数は2万3千人なんですってね! つまり、定員の10倍近くの合格者を出すものの、合格者のうち10人に9人は入学辞退するので、これで大体帳尻が合うのだとか。いやいや、帳尻が合うどころか、それでも定員割れする学部があるらしい。なにしろ歩留り率がわずかに9%だってんですからねえ、・・・。すごい数字です。 もちろんどこの大学だって入学辞退者が出ることを予想して、入学定員よりも多目に合格者を出していますが、入学定員の10倍以上の合格者を出すなんて、そんなオッソロシイこと、よくできるなあ。仮にある年、急に歩留り率が上がって、10人中8人しか入学辞退しなかったらどうするんだろう・・・。どの学部も定員の2倍で運営しなければならなくなる計算ですよ。 ちなみに、私は勤務先大学で入試担当の委員だった頃、「合格者数推測の達人」と呼ばれておりまして、私が推測を出した年はほぼ予想ぴったり、過不足なく入学定員を確保することが出来ておりました。ま、大体、定員の1割増しくらいの予想を出していましたけどね。国立大の場合、そんなもんです。 それにしても、あまりに私の予想がズバズバ当たるので、「釈迦楽先生は、河合塾あたりと水面下で情報交換しているのだろう」などと同僚や事務系職員の方々から噂されたものでございますが、実際には当該受験生の出身地やら併願校なんかのデータを見て、「こいつは受かったら入学する」「こいつは逃げる」「こいつは確率50%」みたいな感じで、「当たるも八卦」的な、非常にいい加減な予想をしていただけなんですけどね・・・。でも実際にぴったり当たるものだから、結果オーライ、今ではほとんど伝説です。 ですが、私以外の人が入試委員をやった年は予想の当たりはずれの差が激しく、ある年など、合格者を余計に出し過ぎて、エライ苦労したことがありましたっけ。ですから、入学定員の10倍の合格者を出すということの恐ろしさはよく知っているんですよ。 その一方、日本の大学において、この水増し合格者から得られる受験料なり入学料収入ってのは、大学経営の命綱みたいなところがあります。たいていの私学は、この収入がなければ大学の運営が苦しくなるんです。先程の関関同立にしたって、定員の10倍の合格者出すことによって12億円の収入を得ているといいますからね。ま、必要悪みたいなところがあるんですな。 しかし・・・。こういう入学定員の10倍の合格者を出すという異常事態が、あちこちの大学でほとんど慣例となっていることは、日本の教育行政のまずさの反映ですよね。大学の新設はジャンジャンは認可しておいて、しかも補助金はあまり出さない、みたいなことをやっているから、こういうヘンな泡銭みたいなのを頼りにしないと経営が成り立たない大学ばっかりになっちゃうんですわ。 良い教育行政ってのは、簡単なんですよ。「金は出すけど、口は出さない」。これだけでいいんですから。今はその逆、「金は出さない、口は出す」ですからね。ほんと、ちゃんとして欲しいもんです。 それにしてもなあ、関関同立、あんなこと大々的に新聞に載せられちゃって、気の毒だなあ! あんなの表に出たら、評判ガタ落ちじゃないですか! 今まで「関関同立に受かった」と言えば、「おお、頭いいじゃん!」ということになったのに、これからは「どうせ本当の合格ラインの遥か下の方だったのに、10倍の水増しで受かったんじゃないの?」なんて言われかねませんよ! さてさて、今日の私ですが、今日は午後に大学時代の恩師の先生をご自宅に訪ね、近況などを報告した後、夜の東名をかっ飛ばして名古屋に戻って参りました。途中、沼津のあたりで雷雨に見舞われたり、トラック軍団に行く手を阻まれたり、案外疲れました。夜だから、もっとスムーズに帰れると思ったのに・・・。 ま、それはともかく、明日からはまた名古屋での生活でございます。夏休みも後半、頑張って仕事しなきゃ! それでは皆様、お休みなさーい。
August 23, 2007
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明日は名古屋に帰る日。私の東京での夏休みも今日で最後でございます・・・。ということで、今日は最後の親孝行で、両親を連れて観音崎までドライブに行ってきました。 東名を横浜・町田で降り、保土ヶ谷バイパス、横浜横須賀道路と通って佐原まで。そこから海沿いの道を行くと15分ほどで今日の最初の目的地・横須賀美術館に到着です。 横須賀美術館って、確か出来立てホヤホヤの美術館ですが、これがねえ、なかなか良かったんですわ! まず立地がいいよね! 京急観音崎ホテルの斜向かい、海を見下ろす傾斜地に建っていますから、美術館からバッチリ海が見える。このロケーションがまずよろしい。 そして展示がまた良かった。今やっているのは「アルフレッド・ウォリス展」なんですけど、このアルフレッド・ウォリスなる人物、イギリスはコーンウォールの港町、セント・アイヴスで船具商やら何やらをやっていた気のいいオッチャンで、70歳を過ぎた頃から木の板だの厚紙だのに絵を描き始めたんですって。で、好き勝手に自分で描いた絵を自分の店に飾っていたら、それをたまたま通りすがりに見たプロの絵描きが仰天して、「これ描いたの誰?」ということになり、それでウォリスは「発見」されたんだそうです。その後、テート・ギャラリーなどがコレクションを始め、今ではケンブリッジ大学が作品の大半を所有しているのだとか。 とまあ、そんな経歴の画家ですから、画風は「素朴派」っぽいものなんですが、しかし、色使いから何から、素晴らしいんですわ、これが。私は何の予備知識もなく、しかもあまり期待もせずに展示を見始めたのですが、見ているうちにどんどん引き込まれ、しまいにゃウォリスの大ファンとなって図録も購入してしまったという・・・。 また特別展示の他の常設展も収蔵作品がすごいんだ。萬鉄五郎、中村不折、木村荘八、中川一政、岸田劉生、梅原龍三郎、安井曽太郎、小島善三郎、三岸節子、脇田和、須田国太郎、長谷川利行などなど、錚々たる面子の作品がぞろぞろ。また鳥海青児、藤田嗣治、三岸好太郎、国吉康雄など、普段私があまり好まない画風の画家たちの作品も、ここに収蔵されている作品は素直に「いいな」と思えるものでした。ということはつまり、この美術館には金と、センスのいいキュレーターがいる、ということなんでしょうな。 その証拠に、次の特別展は「澁澤龍彦展」だもんね。これもぜひ行かなければ! かくして、「アルフレッド・ウォリス展」を存分に堪能した後、そのまま美術館のレストランで海を見ながらランチと洒落ました。美術館附属のレストランから海を見る ま、料理については、値段相応という評価ですけど、何しろ目の前に海が見え、貨物船やら、時には軍艦が通りますからねえ。そのロケーションだけでも楽しむ価値はありますよ。 とまあ、料理と海と、両方楽しんでお腹がいっぱいになったところで、我ら親子は次の目的地である観音崎灯台に向かいました。以前、同じ三浦半島の城ヶ島の灯台に行ったことがありますが、そことは異なって、観音崎の灯台は灯台の上まで階段で上れます。では、灯台と、灯台のてっぺんからの眺めをどうぞ!観音崎の灯台と、灯台からの眺め ね! なかなか絶景でございましょ? そしてこの後、今度は半島を横断し、天神島というところに向いました。ここはハマユウの北限なんだそうで、野生のハマユウが浜辺に咲き誇っている・・・はずだったのですが、時期が少し遅かったらしく、もう大概花は枯れて、実を結んでいましたね・・・。 かくして、横須賀美術館、観音崎灯台、天神島の3箇所を楽しんだところで今日はここまで、帰路についたのでございます。 文化的なものと自然の景観と、両方楽しむというのが、私がドライブに求める理想像なんですけど、今日はまさにその両方が楽しめて、なかなか結構なドライブとなりました。特にアルフレッド・ウォリス展、良かったな・・・。この展覧会、会期は9月17日までありますから、東京や神奈川にお住まいの方、ぜひぜひ行ってみて下さい。教授のおすすめ!です。
August 22, 2007
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いや~、世も末ということで、「卒論代行業」なるものがはびこっておるそうじゃないですか・・・。いかん、いかん。いかんですたい! 卒論は大学で学んだ4年間の総まとめですから、自分で書かにゃ意味がありませんぞ! とまあ、一応、言った上で。 ワタクシ、このニュース見た時に「はは~ん」と思いましたねえ。 実はですね、私、2年ほど前に、ほんの興味本位から「卒論」というか、「卒論レベル」の論文というのを書いてみたことがあるんです。つまり、私の指導ゼミ生が1年かけて書くくらいの論文を、自分ならどのくらいの期間で書けるだろうか? と思って実験してみたわけ。 で、いい加減に専門外のテーマを設定し、調査し、論文にまとめてみたところ・・・1週間で書けました。ま、自分で言うのもなんですが、相当な出来です。 で、実際に書いてみるとですね、やっぱり面白いんです。どんなテーマだって調べれば面白い事実が判明するわけで、最初は遊びで書き始めたのに、最後には相当力が入ってしまった。 もちろん遊びでやっているので、本格的な調査なんてしませんよ。ただ主としてインターネットを駆使し、その他、大学の図書館で手軽に調べられる範囲のデータだけ用いたのですが、それでも図版もそれなりに入った立派な卒論が、とにもかくにも1週間で書けた。ちなみにページ数は30ページ、文字数は27000字程度です。 で、先日報道されていた卒論代行業者の例ですと、1文字5円だそうですから、仮に私がこの卒論を売ったとすると14万円の収入になるわけです。すなわち単純計算で月に4本の卒論を「受注」したとすると、月56万円の収入ですな。 ほとんど自宅にいて出来る内職が、月56万円の収入になる・・・。 先程、私が「はは~ん」と思ったのは、ここです。要するに商売になるわけですよ。月56万円あれば生活できますもん。もともと不安定な売文業の中では、相当いい商売じゃないですか? もちろん、だから「卒論代行業」を是認しているとか、自分でもやってみたいとか、そういうことじゃないですよ! でも、酔狂で卒論を実際に書いてみた経験があるワタクシならではの感慨というものを、ワタクシはこのニュースから受け取った、というだけのお話。ですから、私にヘンなもの「発注」しないで下さいよ! さて、下らんこと言っていないで、私も自分の論文、書こうっと! (自分のため、となると、なかなか筆が進まないんだ、これが・・・)
August 21, 2007
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センター入試において、いわゆる「過去問」との重複を認可する方針を打ち出したことは、我が国の愚かな文部科学省にしては上出来じゃないですかね。ま、遅きに失したという点では、やっぱり愚かなんですが。 またこれに伴って、全国の各大学で、互いに過去問を使い回しても良いという協定を結んだことも、良いことだと思います。 大体、「過去問を再出題してはイカン」という元の方針が馬鹿なんだよな~。例えば国語の古典なんて、「枕草紙」とか「徒然草」みたいなのから出す他ないわけで、過去問が使えなかったら、いずれこれら名作以外のしょーもない文献から出題しなければならなくなるのは目に見えているじゃないすか。そんなのナンセンスですわ。「枕草紙」や「徒然草」を端から端まで読んで、過去問も研究して、どこが問題の出しどころかまでよく理解した生徒が、センター入試で高得点とって、それの一体どこが悪いんじゃ! ま、結局、「過去問はダメ」みたいな方針ってのは、日本によくある「悪しき平等主義」の典型例ですな。 たとえば勤務先の大学でも、そういう話はよく聞くんですよ。 私は英語科だから英語科の例を挙げますが、うちの大学でも入試問題を作るという段になると、よく「英字新聞から題材をとるのは止めましょう」みたいなことを言う人がいるわけ。何故なら、英字新聞を購読している受験生が有利になり、読んでいない受験生が不当に不利になるから、というんですけどね・・・。 でも、ワタクシ思うに、それでいいんじゃないですか? 普段から英字新聞を読んでいるような学生が、入試でいい点とってどこが悪いのか、私にはちぃとも分かりません。 同様に、「現代社会」とか「政経」などの入試で、日頃新聞をよく読んでいる受験生に有利な問題作ったっていいじゃないですか。そういうことも含めての試験、なんじゃないの? 話を英語科に戻せば、大昔の大学入試問題なんて、それこそカーライルあたりのエッセイから繰り返し、繰り返し、何度も出題されたもんですよ。バートランド・ラッセルあたりのエッセイから出題されたら簡単すぎてもうけもの、くらいのもんだった。だからこそ、その辺りの英語のエッセイは、志ある高校生なら競って英語で読んだもんです。 もし「大学受験」というものにメリットがあるのだとすれば、そうやって歯ごたえのある英文を必死に読み、理解しようと努めるところにあったんじゃないのかしら。 その伝で行けば、たとえば国語のセンター入試なんて、むしろ「毎年必ず『源氏物語』から出題します」くらいのこと、やればいいんじゃないの? そしたら、受験生全員が『源氏物語』を読むようになり、高校生の学力と教養が増すというようなもんでしょう。 とにかく未知の問題じゃなければ平等じゃないからダメ、なんて阿呆臭いにもほどがある。 最近じゃ、小学校の徒競走でも順位を付けず、学芸会ではクラスの女子全員がお姫様役なんてところもあると仄聞しますけど、小学校レベルから大学受験に至るまで、なんでもかんでも平等がいい、なんて、ナーンセンス! 人生、厳しいぜ。平等な状態なんて、そうそうあるもんじゃないんだ。 というわけで、過去問オーケーの新方針は、百利あって一害程度、大いに推進すべきものと思うのであります。さて、読者諸賢のお考えや如何に?
August 20, 2007
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今日は小学校以来の旧友のT君と遊んで来ました。 小田急線・新百合ケ丘駅にあるイタリアンの名店、「ラ・カンパァーナ」でランチをしながら互いの近況を報告し合い、その後私の愛車プジョーで町田を目指します。今日は町田の西友の脇にあるジャズ喫茶「Nica's」でジャズを聴きながらまったりする予定だったので・・・。 が! 何故か肝心の「Nica's」が閉まっていて、せっかくの私のお楽しみが台無しになってしまったという・・・ガクガクッ! で、すっかり予定が狂ってしまったのですが、店が開いてないものは仕方がありません。プランBを考えるしかない。 で、急遽、プランを練り直した結果、中古車でも見に行こうということになり、国道16号線沿い、東名横浜インターの近くにある「ケーユー」という大きな中古車屋さんに向かうことに。というのも、ちょうど昨日、T君の愛車・ホンダ・アコードワゴンがかなり致命的な故障をやらかし、そろそろ買い換えを考えなければならないこともあったのでね。 さて、この「ケーユー」ですが、さすが大手だけあって、なかなか大きい。多分、かつては自走式の立体駐車場だったであろう大きな建物に各種中古車がズラリと並んでおります。 で、見ていると、これがねー、なかなか魅力的な値付けになっているわけですよ。 そして今日、T君と私の目を一番惹きつけたのは「スバル・ランカスター」でありました。これ、スバル・レガシィのアウトドア・バージョンなわけですが、3リッター・200馬力、もちろん4駆+フル装備で、なんとなんとお値段89万円ですよ! ま、平成12年モノですから5年落ちではあるんですが、元値は330万円くらいするもんですからねぇ。 で、実際この車に(お店の人の運転で)試乗させてもらったんですけど、乗り心地はまるで高級車。音も圧倒的に静かだし、パワーもバッチリありそうです。ひゃー、やっぱり凄いね、スバルの水平対抗6発エンジン。 で、これがたった89万円かよ~! でまた、コンパクトカーのコーナーでは、スズキの名車・スイフトの検付き車が、やっぱり89万円で売ってたりするわけ。高年式のコンパクトカーと、やや低年式の3リッター車が、同じ値段ということになるんですけど、ほんと、中古車屋さんに来ると、自分の中の価値基準が崩壊するね。というか、自分の価値基準を問われる感じ。「お前は、新品同様のコンパクトカーを選ぶ人間なのか? それとも見栄張って低年式でも高級車に乗りたい口か?」みたいな。 ま、よく考えてみたら、ワタクシが買うわけじゃないんですが・・・。 でもねー、その他にも例えばフォード・フォーカスの程度のいいタマが80万円、BMWのオープンカー・Z3が138万円、日産ティアナの2.3リッター車が129万円なんて値札を見ると、「おおっ!」と思いますねえ・・・。 またT君はワンボックスにも興味があるということで、そちらのコーナーも覗いたんですけど、色々ありましたなあ。でも、中古ワンボックスを見ていると、トヨタ車の豪華さがひときわ目立ちますね。ハイエースのダンナ仕様なんて、ほとんど動く応接間だよなー。これが189万円か・・・。一方、これに比べちゃうとホンダのステップワゴンの内装はシンプル過ぎてなんとなく寂しく感じられます。ちなみに私はマツダのMPVの最新型にちょっと食指が動きましたが、「売約済」ということで値札が剥がされていました。あれ、いくらだったんだろう? てなわけで、車好き仲間のT君と各種中古車を物色し、価値観を混乱させられながらも、中古車屋ツアーを大いに楽しんだのでありました、とさ。Tの奴、ランカスターの見積もりまで取ってたけど、買う気あるのかな? 買うんだったら、ぜひ私にも試運転させてもらおうっと!! それにしても、「ケーユー」という中古車屋さん、車種も数も多くてなかなかいいのですが、セールスマンがうじゃうじゃいて、ちょっと車を見ているだけでたちまち近寄ってくるの、何とかならんもんですかね・・・。そんなにべったり貼り付かれたのじゃ、ゆっくり見ていられないよ! 買う時は買うんだからさ、少しは客を野放しにして下さいって。
August 19, 2007
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昨日一日遊んだので、今日は一日お勉強。最近買ったマイルス・デイヴィスの『マイルス』(ジャケットの風景写真から、通称『小川のマイルス』と呼ばれているアルバム)を聴きながら、あれこれと仕事をしております。 ちなみにこの『小川のマイルス』、ピアノにレッド・ガーランド、ベースにポール・チェンバーズ、ドラムスにフィリー・ジョー・ジョーンズ、そしてテナーサックスに若き日のジョン・コルトレーンを配したクインテッドですが、なかなかよろしいでございますよ。特に冒頭の、ちょっとのんびりした感じの曲は、夏の昼下がりにはいいですなあ。レッド・ガーランドの、あまり強い主張をしないピアノも、いい感じです。 さて、今日やっている仕事というのは、アメリカ映画論の予習と英語教則本の原稿書きなんですが、ま、この二つは、いわば対照的な仕事と言えましょう。 というのも、前者はこの世に出回っている情報の収集と整理であるのに対し、後者はゼロからの構築ですから。 で、どっちが楽かというと、当然、前者です。こちらは時間さえかければ着々と進行するタイプの仕事ですが、後者はいくら時間かけても筆が進まない時は進みませんからね。仕事の捗り具合の計算がつかないもので、気ばかり焦ってしまいます。 もちろん映画論にしたって、専門の研究者がオリジナルの見解を出そうっていうのなら、当然後者のカテゴリーに入る仕事になるのでしょうが、そちら方面の専門家ではない私としては、別にそこまで狙う必要がないんです。世に出回っている映画にまつわる情報・知識を自分なりにうまくまとめれば、それで十分。あくまで大学1年生にハリウッド映画の歴史と特色、そしてその魅力を伝えればいいのですから。 で、そういう意味での情報収集と情報整理をしようという時に、ものすごい威力を発揮するのがインターネット上の百科事典「ウィキペディア」なんですなあ。ウィキペディア使うと、ガンガン仕事が捗るんですよね! とりあえず数種の参考書をもとに、ハリウッド映画の通史をノートするじゃないですか。そしてその作業をする傍ら、常にウィキペディアを開いておいて、キーワードが登場する度に引いてみる。すると、その件にまつわる詳細な説明から裏話まで、面白い情報が出るわ、出るわ。で、それをノートにコピーしていけば、あれよあれよという間に詳細な講義用ノートが完成していく、という具合です。で、こうやって作ったノートを基礎にし、これに実際に自分が映画を見た上での感想や何かを上積みしていけば、相当面白い授業ができるはず。 ほんと、こういう調子でやっていったら、どんな分野であれ、蘊蓄満載のちょっとした専門家くらい即製できちゃいますよね。まったく、ウィキペディアってのは、使い方さえ間違わなければ、すごいツールです。 というわけで、映画論の予習の方は現在絶好調。しかし、英語教則本の執筆の方は停滞気味。というか、変換間違いである「手痛い気味」という感じ。でも、そうは言っていられませんから、映画論の予習の方は今日はこのくらいにして、これから教則本の執筆の方を再開しようと思います。 それでは、『小川のマイルス』を再びかけて、頑張りまーす! 追伸: 昨日でしたか、マックス・ローチ氏逝去の報がありました。新米ジャズ・ファンの私がどうこう言う筋合いのものではありませんが、時代を画した名ジャズ・ドラマーの死を悼み、早くに亡くなった盟友、天才トランペッターのクリフォード・ブラウンと、あの世で再びセッションしている姿などを思い浮かべつつ、同氏のご冥福をお祈りいたします。
August 18, 2007
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今日は両親を連れ、恒例となりました夏の箱根ドライブを楽しんで来ました。 9時半に自宅を出、青葉インターから東名に乗り、途中厚木のあたりで若干の渋滞に巻き込まれたものの、11時には御殿場インターに着き、11時半には湿生花園に到着。 で、これもまたいつものように、湿生花園前の「グレイン」で腹拵え。この店は何を食べてもおいしいですけど、いつものビーフストロガノフ、旨かったなあ! この店は箱根のガイドブックにもあまり載っていないですけど、箱根に来たらここで食べなきゃ損ですぞ! さて、お腹がいっぱいになった我らは、JAFの割引を使い、一人600円を支払って湿生花園を散策することに。 しかし、ここはいつ来てもいいねえ。今は真夏ということで、咲いている花の数は少なめでしたけど、それでも仙石原高原の雰囲気は最高。皆さんにもその景観を少しお裾分けしちゃいましょう。 ね、美しいでございましょ? しかし、今日の仙石原高原は、やっぱり暑かった・・・。木陰に入ると結構涼しいんですけど、直射日光の下は焼けつくような暑さ。ということで、園内のしょぼい喫茶室で食べたかき氷の旨かったこと! またここでグレープフルーツジュースを飲んだ父は、「近頃、こんな旨いものを飲んだことがない!」と言ってましたね。よほど喉が渇いていたのでしょう。 さて、かくして湿生花園を堪能した我らが次に向かったのは、箱根園の中にある「ゆり園」です。先日、新聞にここのことが載っていたか何かで、近頃やたらにカメラづいている父がぜひここへ行って、件のユリをデジカメに収めたいと言うのでね。 で、行ってみたのですが、うーん、どうですかね。先日の町田ダリア園同様、山の斜面に人工的に植えられたユリの群生は、よく見ればきれいではあるものの、何だか人工的すぎて何の情緒もない。山の斜面に動く歩道を設置し、それに乗って山の頂上に向かうという趣向も、私の好みではありません。こんなので入園料一人1000円は高過ぎるんじゃないでしょうか? ま、この際だからはっきり言っておきましょう。箱根園も含め、およそ西武系・プリンス系の施設は、すべからくコスト・パフォーマンスがなっていない! レベル以下のサービス、ファミレス・レベルの料理に対して、レベル以上の値段を付けるんじゃない! が、そうは言っても、せっかく入園した以上、私もユリの写真を何枚か撮りましたので、ここでそれも披露しちゃいましょう。 ま、湿生花園のような感動は得られなかったものの、父は写真をパチパチとって大喜びでしたから善しとしますか。 で、この後、これまた例によって箱根名物・五郎稚児まんじゅうを買い、小田原・厚木道路→東名と通って帰宅したという次第。 それにしても、箱根湿生花園、きれいだったなあ・・・。ああいう風景の近くに住んで、俗世間とは離れて隠棲できたらいいなあ、という思いを一層強くした私だったのでした。今日も、いい日だ!
August 17, 2007
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10月から始まる後期の授業で、大学1年生向けにアメリカ映画論の講義をぶたなければならないので、その参考になるかと思って『ハリウッド100年史講義』(平凡社新書)という本を読んでみました。 あまりにも授業題目に近い本を読んで、それを自分の授業のネタにしちゃおうというのは、何だか安易に人の褌で相撲をとるみたいでアレですけど、文学が専門の私に映画論をやれという大学側がそもそも悪いんですから・・・(汗)。 ちなみにこの本の著者である北野圭介さんというのは1963年生まれ。ニューヨーク大学大学院の映画研究科を出て、しばらく向こうで教えた後、現在は新潟大学の準教授だそうですから、映画を評論家としてではなく、研究者として研究している人なんですな。そんな若き俊秀がどんなハリウッド映画の講義をしてくれるのか、大いに楽しみ・・・ と思って読んだんですけど、どうですかね・・・。 ま、映画史を跡づける上で重要な画期的な作品・事情については要を得た解説がしてありますし、また産業としての映画ビジネスの裏事情についても、簡潔に解説がなされています。さらに映画を成り立たせ、また映画の流行の行方を左右する社会事情についてもそれなりの説明があるし、いわゆる映画の「語法」についても、初歩的なものだけはちゃんと説明されている。要するに、エジソンによるキネトスコープの発明あたりから始まって、ハリウッド100年の歴史は網羅してあるわけですよ。 が、じゃあこの本は面白いか、というと、そうでもないんだなあ・・・。勉強にはなったけど、ページをめくるのが楽しくて仕方がない、次に何が書いてあるのか早く読みたくて仕方がない、というような感慨を抱かせてはくれなかった、という感じです。 もちろん、それは仕方がないというところはある。だって、新書判の本一冊でハリウッド100年分を語ろうというのですもん。物理的に無理がありますよ。だから、本当なら面白く書けるところを端折らなければならなかったところは沢山あるでしょう。 また著者本人が言っていることですが、自分は「批評家であるよりも研究者であるという自覚が強かった」ので、「この作品がオススメとかあの監督がイイヨとかいった仕方は自分に似つかわしくないだろう」と思い、あえて「細部での美的耽溺を避け、ともかくもハリウッドまるごとを語ってみよう」とした、というのですから、この本を読んだからといって、「北野さんの解説が面白かったから、この作品を実際に見てみたいなあ!」というような感慨が得られなかったのも当然かも知れません。 つまり、たとえば「教授のおすすめ!」というタイトルの我がブログのようなものとは最初からスタンスが違うってわけですな。 しかし・・・どうなんですかね・・・。私だったら、そうは言っても面白おかしく解説して、「この映画見てみたい!」と思わせようとするけどなあ・・・。だって、テーマは映画ですよ。いくらだって面白く語れると思うのに・・・。 第一、北野さん自身、「この種の本の性格ということもあり、読みやすさを重視し」た、と書いてあるじゃん。だったら、もう少し素人を面白がらせる工夫があっていいんじゃないの? ・・・なーんて、ちょっとコメントが少々厳しいのは、著者が私と同年代だということもありますから、割り引いて下さいねー。 ところで、この本を読んでいてもう一つ気になったのは、著者特有の口調・言い回しです。北野さん、ここぞという時に必ず疑問文を使うんですけど、これがねー、気になり出すとやたらに気になる。たとえばこんな調子です:「大切なのはしかし、観客にはそれでも、ああ一つの物語映画を見終わったという印象が強く残るということです。いったい、どういうことなのでしょうか?」(67ページ)「このことは、語る映画の内側においても、語られる物語にすべてを従属させていこうとしたわけではないことを示しています。どういうことでしょうか?」(72ページ)「見世物芸やボードビル芸への観客の好奇心を映画の内側へと転化してしまうことができると思われたのです。それにしても、何故、トーキーだったのでしょう?」(97ページ)「人々のさまざまな夢を交叉させ定着地点を探りながら成長してきたハリウッド映画は、ここにきて、自らが夢見始めるのです。どのような夢でしょうか?」(115ページ)「・・・フィルム・ノワールの暗さに漂う不気味さはただ事では、やはりないのです。どういうことでしょうか?」(137ページ)「・・・その映画作りは、より深みを増し豊かなものへとなり、成熟感さえ漂わすようになりました。ハリウッドがどうにかこうにかなしえた、この綱渡りは、この後、どうに(ママ)なっていくのでしょうか?」(145ページ) とまあ、ごくごく一部を出してみましたが、繰り返し読んでいると気になるでしょ? 私はもう気になって、気になって、つい、「ここに疑問文の連続がある。どういうことなのでしょうか?」といいたくなってしまいます。 ほんと、この癖はウツりますよ! というわけで、昨日・今日と、ハリウッド映画の歴史を繙きつつ、変な口癖までうつってしまって困っているワタクシなのでした。・・・これは、どうしたものでしょうか?
August 16, 2007
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今日、一足先に名古屋に戻る家内を見送りに新横浜まで行った帰り、町田のブック・オフに立ち寄りました。本当は有名な古書店である高原書店に寄りたかったんですけど、生憎あそこは第3水曜日は定休日なもので。 ということで、あまり期待しなかったんですけど、その割に収穫あり、だったかな~。 というのは、竹中充さんの『ワイン畑の住人たち』を発見したからでーす。 竹中充さんというのは、ワインにまつわるエッセイを書く人ですが、ブログ上の友人である「まるまる酒場」さんが非常にいいものを書く人である、と以前書いていたので、ブック・オフ的な古書店に寄る度に気にして探していたんです。 ま、私はこの人のことは全然知らなかったんですけど、才気煥発な、洒落た女性だったらしいですね。しかし、残念なことに、この本を含め2冊の本を上梓した後、43歳という若さで亡くなったんだそうです。美人薄命なんですな。43歳だなんて、今の私と変わらないですけど、今の私に死ぬ覚悟があるかというと、ないですな~。竹中さんも、さぞ心残りだったでしょう。 ちなみにこの本、元の定価が2000円、ブック・オフの価格が950円だったのですが、たまたま今日はブック・オフで一日限りの「単行本500円セール」を実施中で、私も500円でこの本を買うことができました。ラッキー! しかもね、よく見たら、これ、サイン本じゃないですか! 見返しのところに竹中さんのサインがある。しかも、如何にもワインにまつわるエッセイらしく、葡萄の房と葡萄の葉をティアラのように頭に頂いた女性の横顔を模した絵つきのサイン。いや~、このステキなサインを見ただけでも、竹中さんの才気が感じられます。これこれ! ↓竹中充著『ワイン畑の住人たち』 竹中さんのサイン さて、前々から探していたこの本を安い値段で買うことができてすっかり満足した私ですが、せっかくここまで来たのだからと、一応階下の文庫コーナーも見て回り、林望の『東京珍景録』(新潮文庫)を105円でゲット。ま、今日はこの2冊で十分です。 というわけで、今日から家内がそばにいなくて寂しいですけど、これらの本を友として暑さをやり過ごすことにいたしましょうかね。
August 15, 2007
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今日も今日とて終日、英語教則本執筆。 ところで、この種の本を書くとなると、非常に重要になってくるのは英語の「例文」です。解説をするにも、練習問題を作るにも、ピタッとはまる例文というのがあるのとないのとでは説得力が違ってくる。 ということで、例文探しには苦労してしまうのですが、ふと思いついて父に例文持っていない? と聞いてみたんです。私の父は英語教育畑の同業者だったので。 と、途端に父上殿が苦悶の表情を・・・。 どうしたのかと思ったら、長年英字新聞などからコツコツ自分で集めた英語の例文集のスクラップブックをつい先頃捨ててしまったばかり、とのこと。さすがに定年後大分経って、もうこの先使うこともないなと思っての処分だったそうですが、「それだったらとっておけば良かった~」と父、悶絶。 しかし、よくありますよね、使うだろうと思って大事にとってある時は全然使うチャンスがなく、もういらないかと思って捨ててしまった直後に必要が生じる、なんてこと・・・。 それにしても惜しいことをしたもんです。やっぱり、自分の努力の成果は、無駄であろうとなかろうと、大事にとっておいた方がいいでしょうな。 というわけで、他力本願の夢のついえた私は、もういっちょ自分で頑張るしかないのでした。教授は、つらいよ!
August 14, 2007
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昨日とうって変わって、今日は書くこといっぱいあるよ~! まず今日は何といっても家内の誕生日! オメデトー、パチパチパチ! ということで、今日は二人で新宿でお買い物をすることにしました。というのも、バーニーズ・ニューヨークの支店が新宿にあるというので、人込み嫌いの家内にしては珍しく、そこに行ってみたいとのたもうたのでね。 で、二人で新宿に向かったのですが、名古屋では家内に手を引いてもらわないとどこにも行けないワタクシも、新宿は勝手知ったるところ。家内殿ついて参れとばかり、得意気に先導して行きます。 かくして順調にバーニーズの近くまで到着したのですが、入店する前にまずは腹拵えということで、バーニーズの近く、アド・ホックにあるタイ料理の店「エラワン」に向かいました。ここ、平日は1050円でドリンクつきのランチ・バイキングが食べられるというので、一度行って見たかったんですよね~。 しかーし! 実際に行ってみたらすごい混雑。入店待ちの人だかりを目にして、こりゃダメだ、こいつは我ら夫婦に入れる店ではないと判断。Uターンして店外に避難し、近くにあった「ヴィ・ド・フランス」で簡単にサンドイッチ・ランチをすることにしました。ま、今日は食事がメインの目的じゃないですからね。 で、とりあえずお腹がいっぱいになった我らは、いよいよバーニーズに入店。ドアマンが扉を開けてくれるサービスつきで、何やら高級な感じです。 で、そのバーニーズですが、ほとんどビル丸ごとがお店であるにもかかわらず、ワンフロアの面積がそれほど大きくないので、むしろ小じんまりとした店構えという感じ。しかし、置いてあるものはそれなりにセンスのいいものが多かったかな。 ちなみに家内の今日の本命のお目当ては靴で、それを目指して地下2階にある靴売り場に勢い込んで向かったのですが、バーニーズ・オリジナルの靴で一つ、なかなかいいものがあったものの、色の点で少し希望と違ったらしく、結局買いませんでした。しかし、人気の「クリスチャン・ルブタン」の靴なんかがそれなりの数置いてあって、目の保養になったようでしたね。 というわけで、本命の靴は買えなかったものの、上階の服売り場で秋物の薄手のセーターをゲットした家内は、それなりに満足した様子。良かった、良かった! かくしてバーニーズ・ニューヨーク新宿店の小手調べを終了した我らが次に向かったのは、ジャズ喫茶の名店「DUG」。ま、バーニーズの目と鼻の先にあったのでね。で、ここで「アーモンド・オレ」と「自家製キャロット・パウンドケーキ」を注文したんですけど、これがどちらもうまかった! これ、両方ともおすすめです。 ところでこのDUG、店構えは地下の穴蔵風で、いかにもジャズ喫茶ぽくていいんですけど、肝心のジャズの方にいま一つ気合が入ってませんでしたなあ・・・。ごく普通のBGMとしてジャズがかかっているんだけど、「ジャズ喫茶」を名乗る以上、もう少し大音量で、しかもいい音で鳴らしてくれないと・・・。家では聴けないような高級オーディオの音でジャズが聴けるからこそ、ジャズ喫茶なんじゃないの? その点、ちょっと不満が残りましたけど、とりあえず噂に聞く名店、DUGに初見参を果たしたからよしとしましょうかね。ひょっとすると、夕方から本気モードに入るのかも知れませんからね。 というわけで、家内はバーニーズ・ニューヨークに、私はDUGに、それぞれ初見参を果たした我ら夫婦は、これ以上長居は無用とばかり帰路につきました。 が、その前にもう一つ初見参を果たしたものがあったのであります。それは何かと言いますと・・・ 「ドーナツ・プラント」のドーナツでーす! 東京でドーナツというと、今や「クリスピー・ドーナツ」が有名ですが、味ではむしろこちらが上、との評価がある「ドーナツ・プラント」。名古屋にはまだ支店がありませんし、一回食べて見たかったんですよねー。 で、家に帰って食べて見ましたが、モチモチとした食感が楽しい、なかなか美味なドーナツでした。ここのドーナツは一個一個が大きいのですが、それでもペロリと一つ、食べちゃいましたもんね。 というわけで、今日は一日のうちに3つも新しい体験ができて、とても有意義な一日となったのでした。今日も、いい日だ!
August 13, 2007
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今日はね~、結構仕事したよ。英語教則本の執筆、そして後期から始まる「アメリカ映画論」新バージョンの準備。そして読書。 というわけで、あんまり語るべき話題がないんですけど、先程息抜きにテレビ見ていたら、何故かクレイジーケンバンドのライブやってました。 私、あのバンドを率いている横山剣さんって、好きなんですよね~。何だか、ミョ~にインチキ臭い魅力がある人ですなあ。特に歌がうまいとも思いませんが、パフォーマンスも含め、目が離せないというところがあります。 とはいえ、これまであまりちゃんと彼の歌を聴いたことがなかったんですけど、さっき聴いたらなかなか面白い歌を作っていますね。とりわけ感心するのは韻の踏み方で、すごく上手に歌詞の中で韻を踏んでいる。アメリカのポップスをよほどよく研究していると見ましたね。 というわけで、まじめ一方だった一日の最後に、適度なインチキ臭さを得て、ちょっと解毒されたワタクシだったのでした。かくして今日のワタクシの決めゼリフは剣さん風に「今日も、イイー日だねっ!」ということで、一つ。
August 12, 2007
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前々からこのブログにも書いているように、現在、英語の教則本を執筆中の私。しかも、版下まで作って出版コストを下げるので、それこそ体裁から何から全てやっているので、なかなか苦労も多いんです。 ま、こういうのはDTP専用のソフトを買ってきて、プロっぽくやればいいのでしょうが、そこまでやる気力がない機械音痴のワタクシとしては、ごく普通のワープロソフト「ワード」を使うしかない。 というわけで、どこまでもワードを使って編集作業をしているのですけど、このワードってのが曲者でね・・・。なかなかこちらの思い通りの結果を出すのが難しいという・・・。 しかし、よくよく使ってみると、案外色々な機能がついているんですなあ、このワープロソフト。 たとえば「水平線」なんて機能、使ったことあります? これ、要するに文中に区切りのための水平線を入れたい、なんて場合に使う機能なんですが、色々な飾り線があるんですな、これが。使ったことがない、というアナタ! 面白いから使ってみて下さい。ワードの作業ウィンドウから「罫線」→「線種とページ罫線と網かけの設定」とやって、罫線パネルを出し、一番下の方にある「水平線」ダイアログボックスをクリックすると使えるようになります。たとえば「家並み」なんて線があって、面白いですよ! それから、文章ばかりだとアレなので、ところどころにイラストが欲しいなあと思っていたら、マイクロソフト社の方でちゃんとイラストを大量に用意してくれているんですなあ。 こちらの方は「挿入」→「図」→「クリップアート」として、右下のクリップ・オンラインをクリックすると入手できます。ここにはそれこそ何万種ものイラストが登録されているので、適当に選んで使うと面白いですよ。これもおすすめします。 ま、ワタクシは「ワード」というワープロのことを、使いづらいワープロだなあ、と思っていますが、それはそれとして、まだまだ使っていない機能が沢山あるんだなあ、と驚かされます。「奥深き、使いづらきワープロ」ということになるでしょうか。 それでは、これからまたしばらく、この使いにくいワープロと格闘しながら、執筆に専念するといたします。それでは、また明日!
August 11, 2007
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ひゃ~、今日は東京に戻りました~。 私はつい1週間前にも実家に戻っていたので、久々という感じはしませんが、やっぱり実家は落ち着くねえ。職場から物理的に離れるのがいいんでしょうな。 そろそろお盆の時期ですが、今日の東名上りはさしたる混雑はなし。ただ夕方、秦野中井と横浜町田のあたりで事故があったらしく、16キロの事故渋滞に巻き込まれてしまいました。通過に小一時間ほど余計に掛かった計算です。 お盆の時期になると、普段あまり乗り慣れない素人衆まで高速道路を走りますからね。いつも以上に注意して、巻き込まれないようにしないと・・・。 ところで、そんなふうでノロノロ状態になってしまったので、その退屈を紛らすためもあって、家内と久々に「しりとり」をやりました。 しかし、何といっても大人のしりとりですから、そう簡単には勝負がつきません。結局1時間半にわたって延々とやってました。 ま、一応、地名・人名は避ける、というルールでやったのですが、最初のうちこそ、「しりとり→リンゴ→ゴリラ→ラッパ・・・・」なんてお決まりのパターンが続くものの、なにせ長丁場ですから、そのうちに単純な言葉では続かなくなってくる。 ということで、しまいには「ら? らーらーらー・・・裸族」とか、「ち? ちーちーちー・・・痴態」とか、「い? いーいーいー・・・胃下垂」といった調子で、大分、ヘンテコリンなしりとりになって行ったという・・・。 しかし、1時間半に渡ってしりとりを続けた結果、日本語では「う」で終わる言葉が多い、ということも発見しましたよ。あまり何度も出てくるので、苦労しました。「う? 宇宙」「う? うーうーうー・・・恨み節」「し? 侵入者」「や? やーやーやー・・・野球」「また、う? うーうーうー・・・ウンチ」「ち? ちーちーちー・・・地球」「また、う? うーうーうー・・・海鵜」「また、う?」みたいな感じ。 でも、しりとりってのいうのは、本当に優れた日本語学習ゲームですなあ。 というわけで、久々に大人同士、言葉の死闘を演じて、渋滞をも楽しむことが出来た我らだったのでした。今日も、いい日だ!
August 10, 2007
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明日からしばらく東京の実家に戻りマース! というわけで、明日は民族の大移動なんですけど、これが大変なんだ・・・。 何が大変って、持っていく荷物の量が半端じゃない。 旅慣れた人で、よく小さなカバンいっちょで平気で長旅に出ちゃう人がいますけど、私はそれの正反対でして、ありとあらゆるケースに対応出来るよう、色々なものを持っていきたいタイプなんですわ。ま、車で移動するから出来る芸当ではあるのですが。 たとえば仕事の資料にしても、相当な量になります。論文書くための資料がこれだけ、本を書くための資料がこれだけ、後期の授業の用意をするための資料がこれだけ、前期の期末試験を採点するための膨大な量の答案、趣味の読書用の本、辞書、語学書・・・とやっていくと、もうそれだけで相当なもんです。 ま、実際に実家に帰ってそんなに勉強するのか? という根本的な疑問を持つ向き(たとえば私の家内など)もありますが、性分として持っていかないと気が済まないんですから仕方がない・・・。 そういえば、以前実家に戻っていた時、夜、皆でお茶を飲もうということになって父が私を部屋まで呼びに来たことがあるんです。で、やれ嬉しと思って階下に行くと、母が悪そうな顔をして、「勉強しているのだから、誘わない方がいいって私が言ったんだけど・・・」とのたまうわけ。するとすかさず父が、「いや、釈は勉強よりお茶を優先するはずだ。なあ、釈!」・・・。 さすが、よく分かってますね、お父上! とまあ、そんな具合ですから、沢山仕事関係のものを持って行ったって、ロクに勉強なんかしないんですけど、でもやっぱり持って行っちゃうんだよな~。 というわけで、今日もこれから明日に備えての荷造りでございます。 それでは皆様、明日からはまた東京からのお気楽日記、乞うご期待でーす!
August 9, 2007
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昨夜、夕食後になって「明日の昼食に食べるものがない」とのたもうた家内に付き合って、夜の買い出しに出掛けることにしました。ま、我が家の周辺には、夜中まで営業しているスーパーマーケットが何店かありますのでね。 で、我らが向かったのは、車で10分ほどのところにある「西友」です。 しかし、素晴らしいね、夜のお買い物。広い店内にお客さんも少ないし、自由にのんびり買えます。レジで待つこともほとんどないし、買い物は夜に限りますな。寒い冬の夜はアレかもしれませんが、夏であれば、昼に暑い思いをして出掛けていくより、夜に行った方が数段楽です。 で、この西友の上階には「無印良品」も入っているので、買い物のついでに立ち寄ることにしたんですが、ここも他にお客さんがだーれもいなくて、まさに売り場を独り占め状態。気分いい~っ! あんまり気分が良かったので、買うつもりもなかった服まで買ってしまったりして。 いや~、私の(実現しそうもない)夢の一つは、深夜、誰もいないデパートにこっそり忍び込んで、思うさま買い物をすることなんですけど、昨夜、この夢に近いものが実現しちゃいましたよ。 ま、それはさておき、最近私が「無印良品」について注目するのは、そのレトルト食品の味です。 もちろんここは随分以前からレトルト食品を出してきましたけど、正直、あまりおいしいと思うものはなかった。ところが、最近、このジャンルについて、「無印良品」は腕を上げてきたと思うんですよね~。 そう思うきっかけとなったのは、最近ここが出している「麺やごはんにかけるスープ」シリーズ。先だってこのシリーズの中の「酸辣湯スープ」というのを買ってごはんにかけて食べてみたら、これが結構うまかったんですわ。ということで、昨夜もついついこのシリーズの中から「鶏肉とココナッツのスープ」だとか「ユッケジャンクッパ」など、数種を買い込んでしまいました。 でまた、昨夜はついでに同じレトルト食品の中から「チリスープ」というのを買って、今日のお昼にパンと一緒に食べてみたんですけど、でらうま!(←名古屋弁で「非常においしい」の意) ひよこ豆やらなにやら数種の豆が入っていて、いかにも「チリ」という感じです。ワタクシはちょいとタバスコなんか垂らしたり、粉チーズなんかも振りかけてみたりしましたけど、これがまたよく合うんだ。 ということで、「無印良品」のレトルト食品、とりわけ「ごはんにかけるスープ」シリーズ、教授のおすすめ! です。 でも、夜の買い物ってステキだなあ~、と言い合いながら家内とスーパーの駐車場に出てみると、なにやらトラブル発生の模様。 我らと同じく、夜の買い物にいらしたと思しきどこぞの奥様が、スーパーの駐車場から車を出そうとして、うっかり別な車にぶつけてしまったらしいのです。ぶつけた方はトヨタ・ウィッシュ、ぶつけられた方はアウディのA3でしたけどね。(逆だったらまだ良かったのに!) いや~、こんな夜遅く、こんなところで事故とは・・・。どちらが悪いのか分かりませんが、これから警察呼んで事故処理なんてことになると、双方とも面倒臭そうですなあ。 いやはや、夜のお買い物も、いいことばかりではないようで・・・。
August 8, 2007
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今日は常盤新平さんの『ペイパーバック・ライフ』という本を読了しました。これもまた先日、新宿・京王百貨店の古書市で買ってきた本の一冊なんですが。 新潮社のPR雑誌に『波』というのがありますが、この本のもとになったのは、1980年から1989年までの10年間、『波』に連載されていた常磐さんの同名の連載です。書名には「ペイパーバック」とありますが、内容は必ずしも洋書のペーパーバックのことではなく、日本のペーパーバック、すなわち「文庫本」のことにも及びます。むしろこちらの多いくらいかな? 要するに新潮文庫をはじめとする各出版社の文庫本の中から注目すべき新刊や懐かしの旧刊について、常磐さんがあれこれ蘊蓄を傾ける、といった内容です。 で、読んでみて面白かったかといいますと・・・、うーん、ビミョ~、かなあ・・・。 常盤新平さんは直木賞を受賞したこともあるくらいですから、「作家」としてのお顔もお持ちですが、基本的には「翻訳者」と紹介していいのだろうと思います。海外の、というか、基本的にはアメリカの小説を翻訳して紹介するという仕事を長年続けられ、特にアーウィン・ショーという作家の紹介者として有名。その他アメリカの出版事情にも詳しく、そういった方面の著作もあります。ま、そんなふうですからアメリカ文学が専門の私としては関心が重なる部分が多く、常磐さんの本が古書店などで売っていたりすると、つい手に取って買ってしまうんですな。 が、その割に、本を読み終わった後、「ああ、いい本を読んだなあ!」とか、「色々な情報が得られたなあ」とか、そういう感慨を持ったことがないという・・・。どこか、内容が薄いというのか、生ぬるいというのか、突き抜けたところがないというのか、私の関心事に触れているようで触れていないというのか、とにかく隔靴掻痒の思いを抱かせられることが多いのもまた事実。今回も、そんな感じでしたねえ。 で、どうして常磐さんの書くものが今一つ私の心に響かないのか、私なりに考えてみた、と。 で、思いついたんですが、常盤さんが「面白い」と言う作家の方々、これが私の趣味に全然合っていないんですなー。結局、この嗜好の違いが大きいのではないかしら。 じゃ、常磐さんがお好きな作家ってどんな連中かと申しますと、たとえば池波正太郎、藤沢周平、山口瞳、山本周五郎、城山三郎・・・と、まあそんな感じです。で、とりあえずこれらの作家たちに共通することは何かと言えば・・・ ・・・加齢臭? というのは冗談ですが、当たらずといえども遠からず。おじさんの加齢臭から類推されるような「大人の男の美学」を繰り返し語るような作家じゃありませんこと? で、ワタクシ、そう言うの割と苦手なんですよね~。確固として「男児たるもの、かくあるべし」みたいな筋の通った理想像を持った人にモノを言われるのって、なんか反発しちゃうわけ。むしろヘンリー・ミラーみたいに、いい歳こいて若い女に逆上せあがったりしているジジイの方に魅力を感じますなあ。好きなように生きて、好きなように迷走している男の方が私は好きなんですよ。 ま、常盤さんは翻訳をやる人だから、翻訳調の解毒剤として、池波あたりの小説を読みたくなる、というのは分かりますけどね・・・。 というわけで、加齢臭作家たちをいかにも愛好していそうな常磐さんのお書きになるものからも、なんとなく加齢臭が漂ってきそうで、そこが私の趣味には合わないんですな。もう、これは趣味の世界だから、良いも悪いもないんですけど。 かくして、敢えて人におすすめするほどこの本に肩入れすることは出来なかったのですけど、それにしてもこれを読んでいると1980年代の日本の「文庫ブーム」について改めて認識することが出来ます。 1970年代くらいまで岩波、新潮、角川の三者にほぼ限定されていたようなところのある文庫本の市場ですけど、1970年代末あたりからその他大勢の出版社が軒並みこの市場に参入してきて、1980年代末には毎月文庫の新刊が三百点近く出版されるようになる。そしてこの文庫本の洪水が押し寄せた1980年代のただ中で書かれたのが、ずばりこの本、『ペイパーバック・ライフ』(=文庫生活)だったんです。つまり、時代の流れを映したエッセイだったわけですよ。 で、そんな状況ですから、各出版社が出版すべきものを求めて、過去の名作を復刻したり、写真集のようなものまで文庫化してみたり、あるいはまた出版するに値しない屑小説まで出版したりしたわけですが、そういう玉石混淆の文庫の洪水にあっぷあっぷしながら、「今月はこんなものが面白かった」というようなことを常磐さんは書き続けたんですな。 そういうふうに時代の流れの中に置いてこの本を見ると、それなりに面白い本ではあります。そういう意味で言えば、この本が新刊だった20年前に読むより、古書市で買ってきて今読んだ方が面白い本なのかも知れませんね。 とまあ、全体として褒めているのかどうなのかよく分かりませんが、そんな本を今日、私は読んでいたのでございますよ。ま、人生に無駄なし。この本も、色々なことを考えさせられたという点で、読んで決して無駄ではなかったと思いつつ、今日もいい日だ! と締めくくっておきましょうか。
August 7, 2007
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朝青龍が「神経衰弱」で、「ノイローゼ」気味で、「鬱」の一歩手前だそうですが・・・。 いや~、ご存じの通り、ワタクシ、朝青龍がもとから大っ嫌いなもので、そんな報道を聞いても「ハハン」ってなもんですが、それにしてもどうなんですかね、朝青龍問題。 まず処罰の対象になった彼の行動ですが、彼はもともとああいう種類のことをしてきた人なんですから、もっと早い段階で処罰すればいいものを、今頃遅い、という感じはします。でも、今回の件は目に余ることですから、処罰自体は当然でしょう。 また処罰の軽重については、もっと重い処罰が適当とする意見が過半数のようですが、これについては私はノーコメント。だって私が「引退が適当」と言ったところで、それは相撲界全体のことを思ってというよりも、単に朝青龍憎しの気持ちから言っているんですから、あまり意味がないんですもーん。 しかし、私が何より情けないと思うのは、この処罰を受けた後の朝青龍の態度です。なんですか、このザマは・・・。仮そめにも横綱たるものが、ちょっときつく叱られたくらいでノイローゼですと・・・。報道によれば、「お母さんの作ったごはんじゃないと、喉を通らない」などと泣き言を言っているそうですが、これが26歳の男の言うセリフですかね・・・。 ヒールならヒールらしく、相撲協会に悪態の一つもつくのかと思ってたのに・・・。 しかし、私がこの件についてもう一つ思うことがあります。それは朝青龍についてと言うよりは、報道各機関についてなんですが。 それは何かと申しますと、朝青龍の「病状」に関して、こんなにおおっぴらに報道していいのか? ということです。 昨日だったか、テレビでは朝青龍を診察した精神科医が取材に対してペラペラペラペラしゃべっていましたけど、医者には患者に対する守秘義務ってのがあるんじゃないの? ましてや精神科となれば、守秘義務は重大だと思うのですが。 ま、民放各社がそういうことを報道するのはまだしも、NHKまで大まじめな顔して「朝青龍は鬱の一歩手前だ」なんて堂々と報道してますが、その辺、報道倫理規定とか、ひっかからないんですかね・・・? 私は、いくら朝青龍が「公人」だとて、そんなことまで報道する必要ないんじゃないかと思いますが。 朝青龍がこういうことをした、それに対して相撲協会がこういう処分を下した、それでいいじゃないですか。それ以上を報道するのは、三流のゴシップ雑誌やスポーツ新聞の仕事であって、NHKの仕事じゃないと思いますね。私、NHKは好きな放送局ですが、今回の件については猛省を促しておきましょう。 あともう一つ、朝青龍と一緒にサッカーやっていた中田ヒデ・・・。現在の職業は「旅人」なんだそうで、あっちこっちでちょこちょこと我々の視界を横切りますが、彼は一体何をやっているんですかね・・・。彼も何だかよく分からん人ですなあ・・・。
August 6, 2007
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夏休み、思うさま読書に耽れるこのし・あ・わ・せ・・・。ということで、今日も今日とて、今日すべき仕事を明日に延ばして読書に耽っております。 で、今日読んでいたのは、先日、京王百貨店の古書市で買ってきた池田満寿夫のエッセイ集『葡萄色の愛』。ま、私は池田満寿夫のエッセイが好きなので、贔屓目かも知れませんが、とても面白いですよ。 特によかったのは、冒頭のエッセイかなあ。3番目の奥さんで中国系アメリカ人のリミンと別れることが決まった後、私物を取りに日本からニューヨークのアトリエまで行った時のことを綴ったエッセイなんですが。 池田はそのニューヨークのアトリエ兼住宅で、リミンと13年もの間生活を共にしていたのであり、またそれは彼が初めて持った十分な広さを持ったアトリエだったのですから、彼の地に対する思い出も沢山あるんですな。しかし、そのリミンと別れることが決まった後では、たとえ1週間の滞在とはいえ、そのアトリエに寝泊まりすることはできません。だから、近くのモーテルに泊まり、食事は適当なレストランでとらざるを得ないわけ。 で、夕暮れ迫る頃、彼はあるレストランに入って一人で夕食をとるんですけど、近所に13年も住んでいたのに、そのレストランに今まで入ったことがなかったんですな。いや、それだけでなく、離婚という理由で「我が家」を失ってみると、今まで馴染みの町と思っていた町が、ふいにまったく別人の顔を見せてくるわけ。住み慣れたはずの町の真ん中で、突如彼は「ストレンジャー」になってしまうんです。 その辺の感じが実によく描かれているんだなあ。 で、幾分の緊張感をもってレストランで最後の食事をとるわけですけど、そこで彼はロブスターを注文するんです。最後くらいは豪勢に、と思ったんですな。 で、思いつめたようにロブスターを注文すると、ウェイトレスが「サイドディッシュは何にします?」と尋ねてくる。離婚という現実や、もう2度とこの町を訪れることはないかも知れないという思いで一杯になっている満寿夫にとって、サイドディッシュなんかどうでもいいんですけど、聞かれれば仕方ないから「じゃ、フレンチポテトで」と答えるわけ。と、今度は「サラダにかけるドレッシングは何にします?」とくる。その問に「イタリアンで」と答えると、今度は「パンは何になさいますか?」と・・・。ま、アメリカのレストランではよくあるやりとりですが、その面倒臭い手続きに、ウェイトレスと満寿夫が思わず笑い出してしまうわけ。そしてこの笑いで、少しだけ彼の心がほぐれる・・・。 その辺の感じも、またいいんだなあ・・・。まるでサリンジャーか、レイモンド・カーバーの短編でも読んでいるみたいな感じ。 とまあ、そんな感じの、すごく緊張感のあるエッセイで始まるのですが、その後、事実上、4番目の奥さんとなるヴァイオリニストの佐藤陽子さんとの出会いや二人の生活を綴ったエッセイでは、もう幸せ全開といった形になります。これがまたいいんです。 思うに、自分はいい女と連れ添って幸せだ、ということを真正面から綴ったエッセイって、少なくとも日本には、そんなにないんじゃないでしょうかね。でも、それが全然厭味がないんです。またこのパートでは、奥さんの佐藤陽子さんが書いた文章も沢山掲載されているのですが、彼女の方も「満寿夫と暮らし始めて、つまらないと思った日は一日としてない」と言い切りますからね。私も家内からそんなこと言われてみたいですわ。 とまあ、リミンとの別れから始まって、佐藤陽子さんとの幸福な日々の記録へと変わっていくこのエッセイ集、池田満寿夫ファンならずとも一読して損はないと思います。ま、絶版になっている本ですから、すぐに本屋さんで買えるものではありませんが、図書館とか、古書市とかで見つけたら、ぜひおすすめします。 それにしても、一つ「へえ~」と思ったのは、池田満寿夫とリミンの結婚の件。ご存じかどうか、池田満寿夫は若くして年上の女性と結婚し、その後詩人の富岡多恵子と同棲、そして次にリミン、佐藤陽子、と女性遍歴をするんですが、一番最初の奥さんが満寿夫との離婚に応じなかったものですから、富岡多恵子さんと佐藤陽子さんとの結婚生活は、事実上のそれであって、正式な法律上の結婚ではないんです。 ところが、3番目のリミンさんとは正式な結婚をしているんです。 つまり、満寿夫はメキシコにおいて日本人妻と離婚し、その上でアメリカでリミンと結婚しているので、満寿夫とリミンの結婚は、アメリカでは正式な結婚という位置づけになるんですな。もちろん、それは日本では通用しない話ですが。 そんなことができるんだ~! って感じでしょ? ちょっと驚きました。 それにしても、事実上4人もの女性と結婚したんですから、池田満寿夫という人はすごくエネルギーがある人ですね! 普通、できませんよ、そんなこと・・・。 とまあ、色々な意味で、ますます池田満寿夫に興味が湧いているワタクシなのでした。
August 5, 2007
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先程まで地元の盆踊りに参加してきました~。今年、私は地元自治会の役員なので、この種のお祭りには強制参加なんです。 しかし、ワタクシ、お祭りってものが元来嫌いでして・・・。人込みとか、無数のうるさいガキンチョどもとか、大音響とか、陽気さとか、そういうの苦手なんですもーん。 私、静かに暮らしたいんです。ただそれだけなんですから、どうかそっとしておいてもらいたい。 だもんで、盆踊りを楽しみにしているチビッコ緒君には悪かったけど、例の奴をやってしまいました。 「例の奴」って・・・雨乞いです。 以前にもこのブログで書いたことがありますが、私には雨を好きな時に降らせる特殊な能力があるので、この際それを使ってしまおうと。 もっとも盆踊りは「雨天順延」になるので、二日連続して雨を降らせるのはさすがの私にも難しい。そこで初日、つまり今日、盆踊りの用意も全て整い、開会宣言をした直後に降らせれば、事実上の中止になるだろうと思い、その辺りを狙って雨乞いをしたんです。これには特殊な踊りと、そして「呪文」があるんですが、それは企業秘密。 そして今日。名古屋地方は曇りながら薄日も射す天候で、雨が降るとは思えない感じ。 しかし、盆踊りの準備も万端整い、そろそろ区長の開会宣言のマイクテストが始まった頃、にわかに黒雲が押し寄せてきた。ま、ワタクシとしては全て予定したことですが。 そして、開会宣言5分前。ついに堰を切ったかのような突然の激しい雨! 既に盆踊り開場に集まっていた一般の人たちが、一斉に本部や夜店のテントに避難し、テント内はまさに押しくらまんじゅう状態。ふっふっふ。これでよし。私は自らの雨乞い能力のあまりのすごさに驚きつつも、不敵な笑みを湛えながら成り行きを見守ったのでした。 が! 残念! 驟雨は10分で終了! 惜しいところで盆踊りは10分遅れで無事開会となったのでした・・・。 言い忘れましたけど、私、自分の意志で雨を降らすことはできるのですが、いつ止めるかを決める能力はないんです。(だからこそ災害を引き起こすことを恐れて、おいそれとは術を使わないんですが) ということで、残念なことに私は予定通り、役員の役回りとして、盆踊りに集まってきたガキどもに1個100円のアイスクリームを売ることになったのでございます。はあ~、もう一歩のところだったのになあ・・・。惜しいっ! ところで、アイスクリームを売る中で観察したことをいくつか披露いたしましょう。 その一。お祭りの時、一番売れるアイスクリームは、ダントツで「パピコ」である。 もうね、「パピコ」の売れ行きはすごいですよ。他のアイスクリームなんてめじゃない位売れる。やっぱり、歩きながら食べられるということと、2つに割れるので1個のアイスを友達と一緒に分け合えるというところがいいのではないでしょうか。もし、そのことを読んでこのアイスを開発したのだとしたら、報奨金ものだね。 その二。お祭りは、時間が経つにつれ年齢層が上る。 当たり前かも知れないけど、盆踊りが始まって最初にアイスを買いにくるのは幼稚園か、小学校低学年くらいの子供たち。浴衣に金魚帯をしたガキンチョどもです。それが時間の経過に連れて中学校位のお兄ちゃん、お姉ちゃんくらいになる。浴衣を着た子たちも、ちゃんとした帯を蝶結びのようにしている。そして、もうすぐ盆踊りも終わりという頃になると、高校卒業したばかりみたいなケバい姉ちゃんやら、半分チンピラみたいな兄ちゃんどもがやってくるという順番です。もうこいつらになると、浴衣姿なんて風流なものではなくなるんですけどね。というわけで、夜店でアイスクリームを売っていると、ガキンチョの成長を早回しみたいにして見られるというところがあります。それは要するに、「あんな可愛い子たちだったのに、それがこんなになっちゃって・・・。どこかで親は泣いているぞ・・・」という感慨であるわけですが。 その三。盆踊りが好きな人は、確かに存在する。 私なんか、こういうお祭りに巻き込まれるのが苦痛で仕方がないんですが、やっぱりお祭りが心から好きという人はいるんですな。役員の中でも、踊りが始まると心ここにあらず、というふうになってきて、「すみません、私ちょっと行って踊ってきます」なんて言い残して踊りの輪に入ってしまう人がいる。でまた、そういう人たちの踊りというのが、なかなか様になっているんだ、これが・・・。 というわけで、役員でもなければ決して参加しないであろう地元の盆踊りに参加してしまった私は、アイスクリームを売りながら色々なことを考えていたのでございます。 さて、そんなこんなで、柄にもないことをさせられていたせいか、今日は疲れました。これから部屋に籠もってジャズでも聴き、頭の中から「炭坑節」と「浴衣でブギウギ」と「一休さん音頭」を追い出すことにいたします。それでは皆様、ごきげんよろしゅう!
August 4, 2007
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今日は名古屋に戻る日。しかし、昨日から新宿の京王百貨店で古書市やってるんだよなー。 東京では夏になると大手百貨店が古書市を開くことがありますが、中でも京王百貨店の古書市はピカ一。出店している店がいいのか、いつも収穫が多いんです。行きて~! ということで、頑張りましたよ。眠い目をこじ開けて百貨店のオープン時間きっかりに到着し、いきなり催事場へ。山なす古書を前に躍る心を抑えつつ、一件一件虱潰しに見ていきます。すると・・・ おおー! ここにこんなものが! ああー! ここにもこんなものが! まるでワタクシを待っていたかのようにいい本があるじゃないですか! かくして2時間半。無我夢中の時が過ぎ、20数冊ゲット! 大・収・穫! ま、最大の収穫は池田満寿夫のエッセイ、『葡萄色の愛』(主婦と生活社)の著者サイン入りの帯付き美本を3000円でゲットしたことかな。あと、これは既に持っているものですが、『マンハッタン・ラプソディ』も買っちゃった。帯付き初版、しかも著者サイン入だったもので・・・。その他、池田関連は全部で6冊買いましたが、文庫で言えば中公文庫で出ていた『10フランの恋人』を入手したのが手柄でしたかね。私のささやかな「池田満寿夫コレクション」は、充実の一途を辿っております。 一方、私のコレクションのもう一つの柱である「ヘンリー・ミラー・コレクション」関連では理想社というところから出ていた『ミラー』(ヴァルター・シュミーレ著)を入手したのが大手柄。1967年の本ですが、素晴らしい美本です。これを1050円で入手したなんてウソみたい。なかなか出会えない本です。 その他、アメリカのペーパーバックも10冊以上買いました。かつて神保町に「泰文社」というペーパーバック専門の洋書古書店の名物店があって、ここのお世話になったという英文学者は巷に数えきれないほどですが、それが残念なことに数年前に無くなってしまった。ところが、どうやらこの店の在庫が日本中のあちこちの古書店に買われていったのでしょう。今日私が買ったペーパーバックにも、懐かしい泰文社のシールが貼られていました。懐かし~! ちなみに、私が買ったペーパーバックの一冊一冊について、なぜ私がそれを買ったのか、その理由をいちいち説明していくと、すごく面白い話になります。が、それをやり出すと長くなりますので、また別な機会に譲るとしましょう。 しかし、今日一番ハッとしたのはですね・・・なんと! 私自身の著書が売られていたことでーす! インターネット上の古書店は別として、普通の古書店で自分の本に出くわしたのは初めて。おおっと思って、しばし手に取って見つめちゃいましたよ。ま、もちろん自分で買っても仕方がないので、買い物カゴには入れませんでしたが、ちょっとその場を立ち去りがたく、なんとなく横目で見ながら誰か手にとってくれる人はいないかしら、もしいたら、「あの~、それ私が書いたんですが・・・。もし買われるならサインを・・・」なんて言いたかったんですけど、さすがにそういう僥倖はなかったですねえ。ま、私の目にはひときわ目立って見えるその本も、他の人が見れば、その他沢山の本と比べるところがないわけですからね。 ま、そんなこともありーので、やっぱり京王百貨店の古書市はすごいね! 昨年はどういうわけか開催されず、私は仕方なく東急百貨店の古書市の方に行きましたが、収穫の量とレベルが全然違いますもん。東京にお住まいで本好きの皆さん、会期は短いですぞ! 新宿・京王百貨店に急いで! で、ウホウホしながら帰宅し、しばし家族の者たちとお茶を飲みながらの談笑の後、愛車プジョー306を飛ばして名古屋に戻ってきたという次第。 今回の東京滞在は、主として仙台に嫁いだ姉に会うことが目的だったのですが、それも果たせましたし、昨日の鎌倉、今日の古書市を含め、数日間楽しく過ごすことができました。その反面、予定の仕事は遅れっぱなし。それを挽回すべく、明日から頑張ります。それでは、皆様、お休みなさーい!
August 3, 2007
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今日は鎌倉に行ってきました。仙台に住む甥や姪に鎌倉を見せてやろうという姉の教育的配慮につきあったんですが。 そしたら、期せずして有名人に会う会う。 まず小田急線・藤沢駅から江ノ電に乗って長谷を目指していた時、NHKのサッカー解説員としてもお馴染み、元サッカー日本代表・小島伸幸さんが途中から乗ってくるじゃないですか。近くで見るとでっけー! でも、他に誰も小島さんのことに気付いていないようで、つい「先日の韓国戦は残念でしたね・・・」と声をかけたくなってしまいました。もちろん、そんなことしませんでしたけどね! で、長谷・高徳寺で美男におわす大仏を見、長谷寺で慈悲深き長谷観音を見、それからいざ鎌倉へ。 で、鎌倉に着いて有名な小町通りを歩いていると、なにやらテレビの撮影が行われているようで、その都度往来が止められてしまい、なかなか先へ進めません。あとで聞いたら「おいしいごはん」というドラマの撮影だったようですが、渡哲也さんと藤原紀香さんが主演とのこと。 じゃ、この辺にその二人がいるのかしら、なんて思いながら撮影隊の脇を通り抜けていたら、まさにその渡哲也さんとすれ違ってしまいました。いやー、カッコいい! 背は175センチくらい、それほど高くはないですけど、顔が小さいので実際の身長より高く見える、という感じです。ニコニコしていらして、なかなか感じがよかったですよ。 でも、撮影隊は大変そうでしたね。監督らしき人の怒号の飛ぶ中、アシスタントの若手たちがコキ使われていて、傍で見ていても可哀相なくらい。しかし、そうやってコキ使われている連中の中から、残る奴も出てくるんでしょうなあ。 さて、そんな撮影風景を横目で見ながら、昼食をとる場所を求めて小町通りをうろうろしていた我々一行ですが、鎌倉っちゅーところは、これで案外小洒落たレストランがないんだ・・・。たまにあると、今度は値段が高くて「ランチ3600円から」なんて書いてある。昼からそんなもの食えるか! と腹立たしく思いつつ、手頃な店を探して右往左往。 そんなふうにしてようやく見つけたのが、小町通りから若宮大通りへ抜ける細い路地の中ほどにあるフレンチのお店「アビチュエ」。ここはランチ1600円から、とあります。ま、そのくらいが妥当でしょう。 で、ここがなかなかよかった! 我々が食べたのは、先に言った1600円のコースですが、まず冷製のパンプキン・スープが出、次にパンと共にメイン・ディッシュの「鰆のポワレ」が出る。このポワレ、マッシュポテトやベイクド・ポテト、それにオクラや甘トウガラシのソテー、さらに各種野菜のマリネなんかが添えられた形で供されるのですが、おいしかったですねえ。またデザートに出たワイン・ゼリーには桃や李、マンゴーや無花果がたっぷり入っていて美味! それに食後の飲み物の紅茶もスウェーデン製の茶葉を使った華やかなもので、実によかった。鎌倉に行ったら「アビチュエ」というフレンチ・レストラン、一度お試し下さい。教授のおすすめ! です。正式な綴りは「Cuisine Francaise Habitue」ですぞ! さて、ここでお腹を満たした我らは、古書の「木犀堂」をちょいと覗き、鶴丘八幡宮をお参りし、若宮大通り沿いにある豊島屋の本店で銘菓「鳩サブレー」をしこたま買い込んだ後に、帰路についたのでありました。 今日の鎌倉は夏らしくうだるような暑さで、上に示したコースを歩いただけでも結構疲れましたけど、それでも江ノ電の車窓から懐かしい湘南の海を見ることもできましたし、甥ッ子や姪っ子とも沢山話ができて、なかなか楽しい一日となったのでした。というわけで、今日も、いい日だ!鎌倉の大仏
August 2, 2007
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いきなりで申し訳ありませんが、英語のクイズを一つ。 「You are warm.」とはどういう意味でしょう? ・・・と尋ねるからには、もちろん「あなたは温かい」ではないですよ! 答え。「惜しい! もうちょっとで正解」という意味だそうです。「当たらずといえども、遠からず」ということですな。 いやー、実は私も、ケリー伊藤著『英語ライティング講座入門』(研究社)という本を読んで、この表現を初めて知りました・・・。ワタクシ、小学生の時以来、何年英語を勉強しているか分からないほどですが、それにしても、こんな簡単な言い回しの意味すら分からないのか、と思ったら、泣けてきましたね・・・。 ちなみにこの本、「ライティング講座」と看板を掲げるほど、英語のライティングの勉強をさせてくれる本ではないのですが、中学・高校あたりで習う学校英語を思い出させつつ、実際の現場、すなわちイギリスやアメリカでは、こういう言い方はしない、むしろこういうふうに言うんだ、ということを教えてくれる、なかなか面白い本です。私もたまたまこの本を読む必要に迫られて読んだのですが、結構面白かった。 でもねー。この種の本って、どうなんでしょうね・・・。もちろん、本場の英語の何たるかを知るという意味で勉強にはなりますが、逆に「学校で習った英語は、間違いだらけなんだ・・・。イギリスやアメリカで使ったら、笑われるんだ・・・」という恐怖心を煽るようなことにはなりませんかね。 英語というのは、もはや国際語なんですから、イギリス人・アメリカ人が正しいと思うかどうかを唯一絶対の正誤基準にする、という態度は、もう古いのではないのかなあ。 そもそもアメリカ英語にしたって、イギリス英語とは若干違うわけでしょ? だけど、それにもかかわらず世界中で容認されている。だったら、「日本人英語」というのを作ったっていいんじゃないの? たとえば三人称単数現在の時に動詞に「s」をつける、なんて規則を日本人英語は採り入れない、という大英断を下す、なんてことをやったって、いいのではないか知らん? ま、それはともかくとして、「国際語としての英語」という観点から英語を教えるというスタンスがあってもいいのではないかと。 たとえば「暑いなー!」という時、「I'm hot!」と言ったら笑われますよ、とケリー伊藤さんは教えてくれます。なぜならば、イギリスやアメリカでは、「I'm hot!」という言い方は「私はセックスがしたくてしょうがない!」という意味に取られるからだ、というわけ。 だけど、「そんなの別にいいじゃん、暑い時は I'm hot! で十分だ。それが国際語としての英語だ!」というくらいの豪胆さがないと、いかんのじゃありませんかね。イギリス人やアメリカ人なんかには笑わせておけ、英語は連中の専売特許じゃないんだ、くらいの勢いがあってしかるべきではないでしょうか。 そうじゃなきゃ、いつまでたっても、「この英語でいいんだろうか? ひょっとして、別な意味にとられて、イギリス人やアメリカ人に笑われるんじゃないだろうか?」と思っていなきゃいかんじゃないですか。 と、私は思うのですが、そうは言ってもねえ・・・。いざ、教える側に立つとなると、そうも言っていられないところもあり・・・。難しいところです。 それにしても「You are warm.」が「もう少しで正解」で、「I'm hot.」が「私、したいの」だなんて、本場の英語ってのは、おかしなもんです。もう、わけ分からん!
August 1, 2007
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