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「地方の活性化」というのが、次の参院選の焦点のひとつなのだそうで、「活性化に積極的に取り組んでいる地方に交付金を重点配分する」という自民党案と、「あれこれ口出しせず金を出し、後は各地方の自助努力に任せる」とする民主党案の対決になるのだとか。 ま、どっちもどっちですよね。だって、民主党案のように「自助努力に任せる」ったって、何をどうすれば活性化するのか、地方自治体には分かってないわけですし、自民党案に従って地方に企画を出させたら、どうせまた「国際的な音楽会が開けるホールを建設します!」なんて案が通ってしまって、箱モノ行政がまかり通ることになるわけですよ。 それにしても、政府のやることっていつでも同じですなあ。国立大学改革もそうですけど、「お金の配分」のことしか考えてない。で、配分するお金が少なくなってくると、交付金減額のために一番説得力のある大義名分を探すことしか立てる策がない。 もうちょい本質的に地方を活性化するためのアイディア、出せないもんですかね・・・。 ワタクシだったら、地方の課税権を強化し、税率を好き勝手に決められるようにしますけどね。で、それぞれの地方が「お宅の会社、うちに工場移転してくれたら、地方に支払う分の税金いらないよ」と言えるようにする。そうした税制上の有利さで、例えばトヨタのような大メーカーが何千人って社員を引き連れてその地方に引っ越してきてくれたら、相当な経済効果が見込めるんじゃない? あるいはね。過疎の町一つ、アメリカにあげる、というのはどう? アメリカの企業を徹底誘致して、アメリカ人住まわせ、日本国内に本物のアメリカの町を作っちゃう。学校も大学も教会も作らせてあげましょう。彼らに好きなように町づくりさせれば、きっと素敵な町が出来上がるんじゃないかしら? もちろん、公用語は英語。そしたら、その異国情緒に憧れて、その町や町の周辺に日本人もどんどん住むようになるかも。過疎なんて一発解消間違いなし。アメリカ人で成功したら、別な自治体は「じゃ、うちはスウェーデン村で」とか、「こっちはイギリス村じゃ」なんてことになったりして。 大体ね、「軽井沢」なんか欧米系の外国人が住んでいたから洒落た町になったわけでしょ?鎖国中の江戸幕府だって、長崎・出島を作ったじゃないですか。だったら、そういうのを現代に再現しちゃえばいいじゃん? もともと欧米諸国ってのは緯度が高いところにあるんだから、気候的には青森とか秋田とかに近いわけで、その辺に外国人町が出来たら、一番過疎の危機にあるところに人が入っていい具合ですわ。 ・・・なーんて、ね。 あるいは、もう江戸時代みたいに、人は生まれた県から他の県に移ってはいけない、という風にしちゃうとか。脱藩者は厳しく処分! あ、これが一番簡単か・・・。才能ある奴が地方に残ることになりますし。 ま、それが無理なら、今後、所得税や地方税を納める時には、出身県に納めることにする、というのはどう? 住民票移しても、税金面だけは動かせなくしちゃう。そうして、地方から東京に出てうんと働いてお金稼いだら、その税金は地方に行くわけ。いわば税金の出稼ぎですわ。それから、ついでに都会に出た人が出身県に税金納める時は課税率をアップし、地元で働いている場合は税金を安くすることにする。そしたら、少しは地元に留まろうとする人も出てくるんじゃありません? ま、なんでもいいんですけど、単なるお金の配分法考えるより、もっと根本的な策を考えなきゃ。・・・と思うのですけど、読者諸賢のお考えや如何に。
May 31, 2007
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今日の午後、卒業生が二人、大学に遊びに来ました。 二人ともうちの科の8期生ですが、Aさんは昨年結婚したばかりの新婚さん、Jさんは結婚5年目で、9ヶ月のお嬢さんを連れて来ていました。 でまた、このJさんのお嬢さんの果鈴(かりん)ちゃんがいい子でね~。我々が3時間くらいしゃべっていた間、一度も泣いたり愚図ったりせず、静かに笑ったり、おもちゃを舐めたり、寝たりしていました。Jさんに聞いたら、実際すごく育て易い子なんですって。 私も一度膝に抱かせてもらいましたけど、身体をねじって私の顔を不思議そうにしばらく見てからニッコリ笑ってくれました。赤ん坊特有の匂いのする、柔らかくてずっしりしたものを膝に乗せていると、赤ん坊ってのは、やっぱり可愛いもんだなと思います。 ところで、久々に遊びに来た卒業生たちと旧交を温めたわけですから、近況報告やら、彼女たちが学生だったころのことやら、話題はあちこち飛びましたが、その中で一つ特に印象に残った話がありまして。 ま、話のきっかけは私の「歯科手術」のことで、私が自慢げに虫歯の手術をした、という話をひとくさりやったんですな。で、それを聞いたJさんが、「私は手術ってしたことないですね・・・。いや、そんなことないか。一回ありました」と言い出した。 で、どんな手術だったかというと、皮膚の移植手術だったんだそうで。 Jさん、2歳の時に足に大火傷を負い、人工皮膚を使っていたのですが、長じるに従って身体の成長に人工皮膚が追いつかなくなってきた。そこで、自分自身の皮膚を移植することになり、そのための手術を受けた、というのですな。 じゃ、そもそもどうして大火傷を負ったかというと、冬、家でストーブの上に室内の乾燥を防ぐためにお湯を入れた鍋をかけていたところ、どうしたわけか彼女のお祖母さんがその熱湯の入った鍋をストーブから下ろして床に置いてしまったんですって。で、その鍋に幼いJさんがつまずいて、足に熱湯をかぶってしまった・・・。 「前は水着になれないのがちょっと残念だったけど、もうそんなもの着る体型じゃないからいいんです!」なんてJさんは言っていましたけど、いつも明るく元気なJさんにそんな辛い経験があったのかと思ったら、私も言葉につまりました。 それに、間接的に火傷の原因を作ってしまった彼女のお祖母さんも辛かったでしょうなあ。孫にも、その親である自分の子供に対しても申し訳なくて、いたたまれなかったんじゃないでしょうか。そのお祖母さんの心持ちを想像したら、やっぱりたまらない気がしましたね。 で、一緒にその話を聞いていたAさんも、思わず「Jさんの話を聞いたら、自分がこれまで無事に過ごして来られたのも奇跡みたいな気がする」と言っていましたが、ほんと、赤ん坊ってのは、様々な危険に取りまかれながら成長しているんですな。天ぷらの油、煮えたぎる薬罐、熱いコーヒーの入ったマグ、ハサミやカッターなどの刃物、喉につまるようなもの、大人用の薬品などなど・・・。 ほんと、今日は思い掛けぬところからそんなことを聞いて、色々考えさせられましたわ。 とはいえ、そんな周囲の心配などどこ吹く風といった調子で、Jさんの果鈴ちゃんはすくすく育っておるわけで。そういう子供の生命力もまた素晴らしいもんですよね。 ま、とにかく、今日は卒業生が子連れで遊びに来てくれて嬉しかった。果鈴ちゃんも、Jさんも、それからそろそろ一人目の子供が欲しいと言っているAさんも、みんな幸せになってもらいたいなあと思ったワタクシだったのでありました。今日も、いい日だ!
May 30, 2007
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アフォリズム(aphorism):簡潔鋭利な評言、警句、金言、箴言。(広辞苑) ということで、ジャズの世界に入門したばかりのワタクシが、現時点までに得たサトリを簡潔鋭利に並べて見ました。○「ジャズ評論家」の言うことは、おおむねわけが分からない。○ただ「ビル・エバンスに駄盤なし」という評論家たちの言い分は、ほぼ正しい。○評論家が「ビル・エバンスのリリシズム(lyricism)」という時、たいていの素人は「凛々シズム」の意味だと思っている。○「ジャズ評論家」には、マイルス・デイヴィスの『ビッチズ・ブリュー』を誉める奴と貶す奴の二種類ある。○「ジャケットがいいレコード(CD)は、中身もいい」という流布した説は、一般に言われているほど正しくはないが、全否定するほど間違ってもいない。○「キース・ジャレットの『ケルン・コンサート』が好き!」という人は、本当のジャズ好きかどうか、怪しい。○演奏中、感極まって「あー」とか「うー」とか言いさえしなければ、キース・ジャレットのファンになってもいい、というクラシック・ファンが存在することは、理解できる気がする。○ECM系(ヨーロッパ系)ジャズは、とっつき易いが飽き易い。○今、ジャズは特に時流に乗ってない。○自分が好きになるものは、時流に乗っていたためしがない。○黒人系のジャズと白人系のジャズ、自分が好きなのは後者だと言わざるを得ない。○リスナーとしてジャズに凝る女性は、ほとんどいない。存在するのは「私、ヴォーカルなの」と称する女性だけ。○あるアーティストの作品が好きか嫌いかはすぐわかる。好きなアーティストの作品の中に、とっつき易いものととっつき難いのものがある場合、たいてい後者の方が優れている。○ジャズに凝り出すと、オーディオに凝りたくなる。○ただジャズの雑誌、オーディオの雑誌には、素人を怯えさせる何かがある。○高級オーディオになればなるほど、つまみやスイッチの類が少なくなる。○オーディオ・セットの微妙な音の違いが分かる自分の能力には我ながらビックリするが、結局どういう音が好きなのか、どんどん分からなくなってくるのには途方に暮れる。○どういう意味でもオーディオに凝る女性は存在しない。以上。
May 29, 2007
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先週紛失して弱っていたマイ「黒革の手帳」、発見しました~! やっぱり大学で落としていたんです。今日、朝一で大学に行き、先週授業で使った教室をくまなく捜索したところ、おお、懐かしい手帳を発見! しかし、危ない、危ない! ま、自分の名前は書いてないので、誰の手帳かは特定できないでしょうけど、多少ともプライベートなことが書いてある手帳を教室に落としたんじゃ、どうしようもないですな。悪用されなかったことに感謝しつつ、今後は気を引き締めます。 でも、よかった~! ホッ! しかし、一難去ってまた一難。今日はまた別な災難(未遂)がっ! いや、私ではなく家内のことなんですが、今日家内があるスーパーで買い物をしていたところ、変な若い男につけ回されたというのです。 もちろん、偶然、同じ品物を見ていたということもあるかも知れません。が、それにしても店内は広いのですから、そんなにいつまでも家内のすぐ後ろに立ってジロジロ見ているというのはおかしいですよね。それに大体、お昼前なんて時間帯にサラリーマン風の若い男がスーパーの中でウロウロしているということからして、ちょっと場違いじゃないですか。 で、あまり気味が悪くなった家内は、店内のパートのおばさんに助けを求めたそうですが、その方が親切な方だったらしく、社員さんにも連絡しつつ、その不振な男の動向をチェックしてくれたため、どうにか事なきを得た、というのですが、それにしても、ね・・・。 いやー、その話を家内から聞かされて、私もゾッとしましたよ。そのスーパーには、今後しばらく行かない方がいいかも知れません。 しかし、嫌ですよね、ストーカー・・・。実は、私も一度経験がありまして。・・・いや、私がストーカーしたんじゃないですよ! されたの。 まだ学生だった頃、東京のある本屋さんで本を立ち読みしていたわけ。すると、なんかすぐ私の横に人の気配がするんです。ま、本屋さんですからね、沢山の人が立ち読みをしているので、私も最初は気にしなかった。 ところが、私がどの書棚に移動しても、私の後にぴったりくっついて一緒に移動してくる若い女がいる。 で、さすがの私も気がついて、チラッと横目でその女を見たわけ。すると・・・ そいつも私の方を見て、ニヤ~~~っと笑ったの! でまた、その笑い方が・・・。もう、体中の毛が逆立つほどゾ~~~っとしましたね。あれは、怖かった・・・。ですから、今日家内がスーパーの店内で味わったであろう恐怖については、私は多少とも理解できるんです。 ほんと、そういうちょっと変な人とは、関わり合いたくないものですわ。 というわけで、今日は手帳発見の喜びも束の間、ストーカー未遂事件に肝を冷やした我が家だったのでした。コワイ、コワイ!
May 28, 2007
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今日は夏場所千秋楽。ということで、いつもならば取り組みが終わったと同時に「総括」を行うのですが、今回はお休みです。 だって、今場所はほとんど大相撲見ていないんですもーん。 ま、場所前に起きた朝青龍&白鵬による暴力的稽古事件の報に接し、こういう連中が土俵に上るのを見たくないと思ったためでございます。今後ともこいつらが引退するまで、大好きな相撲もあまり見たくないような気がしているんですが、残念なことに、この二人、まだ若いんだよな・・・。 さて、この週末、私はやれマンションの管理組合だ、やれ町の自治会だ、といった各種会合に出席せざるを得なかったのですが、これがねー、なかなか辛いんだ。 ま、要するに、地域住民の集まりとなると、中には変わった人もいるわけですよ。で、そういう変な人が色々変なことを言ったり、やったりする。 例えば、自治会が中心となって町の清掃活動をやる、ということになり、その準備のための委員会を開くじゃないですか。すると、変な人がすごい剣幕で変なことを言い出すんですな。「もし、ゴミ拾いしている時に怪我したら、保険金は出るんですか!?」みたいなことをね・・・。 たかだかゴミ拾うくらいのことじゃん。怪我なんかしませんって・・・。 ま、これはまだ穏やかな一例でありまして、他にも色々あるんですわ。そういうエクセントリックな人たちと顔をあわせるのが苦手な私としては、この種の会合って苦痛なんですよね。 一方、マンションの管理組合の方は、さすがにそこまで変な人はいないのですが、それでも役員として他の奥さん連と一緒に仕事することになると、彼女たちが仲間内でする噂話が嫌でも耳に入って来る。 で、ビックリするのですが、まあ彼女たち、よその家のこと、よく知っているんだ・・・。ま、さすがに私の前では言いませんが、あの調子だと、私のいないところでは私のことも色々噂されているんだろうな・・・。「一体、何の商売している人かしら?」なーんてね。 いっそ、自分からチラッと漏らしてやろうかな。「私が何をやっているか、お知りになると、逆にご迷惑がかかるかもしれませんよ・・・」なーんてね。 逆効果か・・・。 さてさて、そんなこんなで来週末は「環境委員」の私が先頭に立ち、町の美化・清掃のお仕事でございます。はあ~、今から気が重いなあ!
May 27, 2007
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昨日は元気のなかった私ですが、今日は気を取り直して家内を連れて岡崎までドライブ。岡崎市美術博物館で開催している「シュルレアリスム展」を見に行って来ました。 岡崎市美術博物館というのは、東名岡崎インターからほど近い山の中にあるのですが、緑溢れる広大な敷地の中にはこの美術館の他にもグラウンドやら各種施設やらが点在していて、すごくノンビリした感じのところなんです。名古屋からちょっとドライブして半日過ごすにはもってこいの場所って感じ。だもので、私もある程度興味のある展覧会がある度に、この美術館を訪れたくなるわけですよ。 で、今回の展覧会は「シュルレアリスム展」。20世紀初頭、パリに集まった詩人・画家・写真家たちによって起こされたこの芸術運動の足跡をたどる、というものですが、この運動に参画していた面子がすごくて、アンドレ・ブルトン、サルバドール・ダリ、ジョルジオ・デ・キリコ、ポール・デルヴォー、マックス・エルンスト、パウル・クレー、ルネ・マグリット、アンドレ・マッソン、ジョアン・ミロ、クルト・セリグマン、イヴ・タンギー、マン・レイ・・・といった調子。まさに多士済々ですよね。これだけの才能が同時にパリに集まっていたと考えると、何だか芸術上の奇跡のようで、たかだか70年ほど前に現実にあったこととは思えません。 で、こういった連中の作品が展示されているのですから、ま、面白くないわけはないです。特にマックス・エルンスト、イヴ・タンギー、マン・レイあたりのいい作品が揃っていましたね。シュルレアリスム運動の発端となったアンドレ・ブルトンの『シュルレアリスム宣言・あるいは溶ける魚』の本物、マックス・エルンストの有名なイラスト本『百頭女』の本物もありましたよ。 ただこの種の企画、すなわち数多くの様々な芸術家たちの作品を集めて、特定の時代の芸術運動の有り様を示す、というような種類の展示ですと、全体として見終わった時に、個々の芸術家の作品についての印象が薄くなってしまって、「結局、何を見たんだっけ?」ということになりがち・・・。今回もちょっとそんなところがあって、最終的な感動という点で、少し「物足りない」というような印象も残りましたかねぇ。ま、企画を立てられた学芸員の方には、少し酷な評価なんですが。 それにしても「自動筆記」にせよ、「デペイズマン」にせよ、「フォトグラム」にせよ、従来の芸術の方法論からはかけ離れた実験的な手法を使って、現実を超越した「超現実」という新しい領域に到達できたのではないかと考えた当時の芸術家たちの興奮や情熱を思うと、いい時代だったんだろうな、という気がします。ちょうどアインシュタインがニュートン力学を越えたように、彼らシュルレアリストたちも自分たちが芸術上の新たな次元を切り拓いた、と思ったのではないでしょうか。そういう単純なアナロジーで盛り上れた時代ってのは、やっぱり素晴らしいですよ。勢いがありますもん。今、芸術・文学の上で、そんな勢いないですからね。 というわけで、善き時代の楽しげな芸術作品の数々を見ることができ、なかなか有意義な時間を過ごすことができた今日の私だったのでした。この展覧会、残念ながら明日までの会期なんですが、名古屋にお住まいの方で、明日ヒマという方、岡崎市美術博物館の「シュルレアリスム展」、おすすめです。名古屋市美術館のダリ展もいいでしょうけど、こちらの会期はまだ先まで続きますから、岡崎の方を先にどうぞ! これこれ! ↓岡崎市美術博物館
May 26, 2007
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なんかね~。手帳失くしちゃったみたい・・・。もう、最悪。 やたらにモノを失くすワタクシとしても、手帳を失くしたってことは、過去に一度あるだけ(あるのかよ!)。 前の時はちょうど10年くらい前、家内と結婚する前夜のことですが、深夜、大学のキャンパスで暴れていて、火のついた花火を両手に持って秘技「火の舞」を踊っていた時に落としたのでした。ま、ワタクシの「火の舞」を見たことのある人なら分かると思いますが、ものすごく激しい舞踏なので、手帳くらい落としても仕方がない・・・。 その時はラッキーなことに、誰かが見つけてすぐに大学に届けてくれたので、事なきを得たのでございます。 で、今回が2回目。今日はもう一日中手帳探して右往左往していたので、もう疲れ切っちゃった。 でも、出てこねーなー・・・。どこで落としたのかな~。それとも、家の中にあるのかな~。 誰かー。ワタクシの黒革の手帳、知らない? って、ブログで言っても無駄か。 元気ないよ、もう。 っつーわけで、今日はパワー切れたので、皆さん、また明日。はいちゃ!
May 25, 2007
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先日、新聞に出た「国立大運営費交付金」の財務省試算、ご覧になりました? 国立大学の運営資金の大半を占める国からの交付金を、成果主義によって増減する、という奴。 これによると日本中の国立大の85%にあたる74大学で運営費交付金の大幅カットになるのだとか。ひどいところになると現在の交付金の9割カットですよ・・・。そんなの、「お前ら、潰すぞ」と言っているようなもんじゃないですか。 で、もちろんこのニュース、我が大学の教員の間でも盛んに話題になっておりまして・・・。 そりゃ、そうでしょう。だって、うちの大学、「大幅カット組」に入っているんですもーん! ま、もちろん現時点ではこれは「試算」に過ぎないので、このまま実行に移されるとは思いませんが、このまま実行に移されるのだろうと勘違いした私の友人なんぞ、心配して私のところにメールくれました。「お前、給料大幅カットで、生活できるの?」って・・・。 しかし、財務省も馬鹿だね・・・。馬鹿なのは文部省だけかと思ってたら、もっと馬鹿な奴らがいたんだ・・・。大学における研究・教育に、単年度ベースの成果主義を持ち込むなって! 百年の計で評価しなさい、百年の計で。 大体、今回、成果が上がっているかどうかの判定に用いたのは、主として科研費(科学研究費補助金)の採択状況でしょ? そんな単純な基準で計ったら、大規模な実験系(=理系)学部持っている大学が有利なの、最初から決まってるじゃん。文系の大学とか芸術系の大学なんて、悲惨なことになりますわ。 それにね。こういう形で運営費交付金の配分に差をつけるっちゅーことは、要するに大学の格付けに直結するわけですよ。かつて東大を頂点とする大学ランキングが加熱したのを是正するべく、「富士の山より八ヶ岳」とか言っちゃって、地方大学の活性化に力を入れてきたはずなのに、今回、またぞろ全国の国立大学の序列化をしようっての? また、こういうニュースを試算段階で公表するということ自体、間違っていますよ。これ見た一般の方々は、「なるほどこの大学はいい大学で、ここは成果が上がっていない最低な大学なんだ・・・」って思うじゃないですか! それだけで、来年の入試にどのくらい影響すると思っているんですか。今や国立大学も独立法人化し、入試収入が大学にとってますます重要になってきているという時に、こんなことされたんじゃたまりません。 私はここに声を大にして財務省のバカチンどもに言いたい。研究・教育の場に単純な成果主義を持ち込むんじゃない! 持ち込むんだったら、各大学の性格、各学問領域における「成果」の意味の違いを考慮に入れた上で、長期的な展望の上に持ち込みなさい。単に短期的な「数字」に表れた成果でしか計れないというのなら、最初から計ろうとするんじゃない! ほんと、バカな財務省とバカな文部科学省のおかげで、日本の国立大学がどれほど苦労させられているかを身をもって知るワタクシとしては、腹の立つことが多い今日この頃なのでありました。もう、わけ分からん!
May 24, 2007
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今日は午後から大リーガー・イチロー選手の母校、豊山町立豊山中学校というところに行って来ました。うちの大学の学生が来週からここで教育実習をさせていただくというので、校長先生を始め、担当していただく諸先生方に事前にご挨拶に行ったんです。 ま、イチロー選手の母校とは言っても、ごく普通の公立中学校ですから、別にどうってこともないのですが、生徒さんたちは皆礼儀正しく、余所者である私に対しても軽やかに挨拶してくれました。後で校長先生に伺いましたけれど、この中学は別に荒れることもなく、落ち着いた雰囲気で健全に運営されているのだとか。 ちなみに、私は事前にイチロー選手の母校と聞いていたので、玄関先とかにイチローの銅像とか、そこまではいかなくとも等身大の写真とかが飾ってあるんじゃないかと予想して行ったのですが、別にそんなこともありませんでしたね。どこまでも、ごく普通の中学校という感じ。でも、現在の教頭先生はイチロー在校時の野球部監督だったそうですから、実習生の研究授業参観をするためにもう一度伺う時には、一つ、彼の野球部時代の話でもついでに伺ってしまいましょうかね。 ところで、校長先生には4時にお目にかかるようにアポを取っていたのですが、ちょっと早く行き過ぎてしまい、30分ほど時間が余ってしまったので、中学校付近の道を車で徘徊していたところ、大手電機ショップがあるじゃないですか。ちょっと、ここに寄って、オーディオ売り場で時間を潰しますか。 てなわけでミニ・コンポ売り場に行ってみると、おお、なかなかの品揃えです。とりわけ、この分野に強いデノンとオンキヨーの製品が揃っている。ほ、ほう、カタログで見たのはこれか・・・。 しかーし、やっぱりカタログと実際では随分見た目が違いますね。私が「これにしよう」と半ば心を決めていたデノンのコンポ、スピーカーがカッコ悪! 何だかやけにテラテラと光っちゃって、妙に安っぽい。本体はカッコいいんですけどね。一方、オンキヨーのコンポの方は、本体がカッコ悪いし・・・。 だけど、売り場に置いてあったCDで試聴してみると、やっぱりコンポによって音が随分違いますね。好みの問題もあるだろうけれど、予想に反してオンキヨーのコンポの方が概して音が素直だなあ。それに対してデノンのコンポの方は、ちょっと音が痩せていて、音に深みがないような気が・・・。 本体のデザインは圧倒的にデノン優位、スピーカーのデザインはオンキヨー優位、全体の音はオンキヨーが微妙に優位。さて、私はどれを買えばいいのでしょう? やっぱり、デノンの洒落たデザインのアンプ&CDプレーヤーを単体で買って、それに合うJBLかなんかの小型スピーカーを単体で買う、それしかないか・・・。 ひゃー、実物見たら、カタログ見ていた時より心が乱れちゃった。これはもう少し念入りに考えないといかんなあ。 とまあ、今日は中学校訪問しに行ったんだか、オーディオ選びしに行ったんだか分からなくなっちゃいましたけど、何か? というわけで、午前中の講義と午後の公務出張、それにこっそりオーディオ選びまでやって、忙しくも楽しい一日となったのでありました。今日も、いい日だ!
May 23, 2007
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先程、NHKの番組『プロフェッショナル 仕事の流儀』を見ていたのですが、なかなか面白かったですよ。 今日、この番組が取り上げたのは装丁家の鈴木成一氏。寡聞にして知らなかったのですが、今、本の装丁の世界で、超売れっ子なんですってね。例えば、『ブリジット・ジョーンズの日記』なんかもそうですし、『金持ち父さん・・・』なんかも鈴木さんの装丁なんだとか。抱える仕事が月60本といいますから、毎日2本の締め切りがあるということになりますか。まったく、すごい仕事量です。 鈴木さんは大学院の院生の時にたまたま友人からポスターを作る仕事を頼まれ、それの出来がよくて評判が高かったことがきっかけでこの世界に入ったそうですが、最初は無名の存在ですから、出版社からは随分ひどい扱いをされたんですって。仕事をやらせておいて、報酬は払わないとか。 でも、彼はそれでも頑張った。何故なら、この仕事が自分に合っているという確信があったからです。「自信があること、得意なことは、やっていて楽しい。だからこの仕事を自分の仕事にした」と鈴木さんは言っていましたけど、簡単なようで、なかなか出来ることじゃないですよね。 でまあ、とにかくそんな風に「これが自分の天職」と思って10年頑張り続けたら、作家の村上龍氏に認められ、彼の推薦で装丁の賞を受賞することが出来、そこから段々運が向いてきたのだとか。 ちなみに、鈴木さんの装丁に関するポリシーは一つ、「作品本位」です。つまり、自分の趣味を押しつけるのではなく、本自体の内容を一番シンプルに強調出来るデザインを作り上げる、というものなんですな。ですから彼は、常に装丁する本の中身をしっかり読み、それにふさわしい装丁を徹底的に考えるんですって。結局、そういう鈴木さんの装丁に関する確固としたポリシーが、村上龍さんの目に止まったのでしょう。ま、誠実な仕事をし続けた鈴木さんも偉いし、それを認めた村上さんも偉い。 で、番組の中では、実際にある作品に鈴木さんが装丁をつけるまでの一連の作業が描かれていたのですが、これもなかなか面白かった。 例えば、装丁の作業がある程度進み、とりあえずの見本まで出来たのに、どうも自分では気に入らない、なんて場合がある。そういう場合、鈴木さんはその気に入らない見本を視界に入るところに置いたまま、別な仕事をするんですって。で、別な仕事をしながら、時々見るともなく、その見本を見る。つまり、「無意識のうちに見る」ということをするんですって。で、そうしているうちに、段々、「この作品のどこが気に入らないのか」が分かって来る、というのです。 要するに、行き詰まったら、ちょっと離れてみる。そういうことなんでしょうな。ま、こういうことは、誰しも経験的に知っていることかも知れませんが、鈴木さんのように完全な方法論としている人は少ないでしょう。参考になりますね。 それにしても、鈴木さんの仕事ぶり、面白かったですよ~。マンションの一室みたいなのを仕事場にしていて、そこでコンピュータ相手に一人で黙々と作業するわけですが、憧れるな~、そういうの! ちなみに、昔は鈴木さんの方から出版社に出向いて仕事を取ってきたみたいですけど、今は逆に、出版社や作家さんに鈴木さんの仕事場に来てもらうのですって。それは彼が偉くなったから、ということではなく、「頼まれるから、この仕事をする」というスタンスを貫きたいからなんです。 「プロフェッショナル」という言葉の定義として、「次の仕事があるということ」だと鈴木さんはおっしゃっていましたけど、いい作品を作れば、次に誰かがまた自分に仕事を依頼してくれる、それがプロというものだ、という彼の言葉は、謙虚さと自信とが両方垣間見えて、なかなか迫力がありましたよ。 あ、そうそう、もう一つ、この番組で面白かったのは、私の好きな格闘家、須藤元気さんの鈴木さん評でした。須藤さん、新著の装丁を鈴木さんに頼んだのですが、最初に鈴木さんに会って挨拶した時、鈴木さん、須藤さんと目を合せようとしなかったんですって。で、それを見た須藤さんは、「絶対この人に装丁を頼みたい」と思った。 須藤さん曰く、「本当に仕事が出来る人は、コミュニケーションのヘタな人が多い」。だから、鈴木さんはきっと仕事の出来る人だと確信した、というのです。 やっぱり須藤元気は頭がいいねえ! 格闘家ならではの視点ですな! ということで、この番組、色々な意味で興味深かったです。見逃した方、再放送をチェックしてみて下さい。装丁家・鈴木成一、教授のおすすめ!です。
May 22, 2007
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学会も終了し、今日は名古屋に戻る日。しかし、その前に少し遊ばないとネ! というわけで、両親を連れてどこかで外食でもするか、と思いつつ起床し、ぼんやりテレビを見ていると、関東地方(?)で放送している「ちい散歩」という番組をやっていました。これ、俳優の地井武男さんが方々を散歩するというだけの番組なんですが、それなりに面白いんです。 で、今日はたまたま深大寺を散歩する、というのがテーマだったのですが、それを見ていてピンと来ました。そうだ、深大寺に蕎麦を食いに行こう! そうと決まれば支度の早い我が釈迦楽家。15分後には玄関前集合!みたいな。そしてその30分後には深大寺に到着!みたいな。 ちなみに深大寺ってのは、東京の郊外・調布のあたりにある古刹です。東京では浅草寺に次ぐ歴史を持ったお寺で、創立はなんと奈良時代。それだけ由緒あるお寺ですから、まずはお寺参りと行きましょう。上が本堂、下が元三大師堂です。 ラッキーだったのは、ちょうど我々がここをお寺の境内に足を踏み入れた時、若い僧侶が本堂の近くにある鐘を突き始めたこと。なかなかいい低音を響かせる鐘でした。また突き終えた時の僧侶の儀式的な作法もカッコよかったですよ~。 また元三大師堂の裏手には、俳人の石田波郷の句碑なんかも立っていて、句碑マニアの父は早速写真を撮っていました。「吹き起こる秋風鶴を歩ましむ」という句なんですが、なかなかいいじゃないですか。お隣にあった麦丘人の句よりずっといい。 さて、お参りを済ませた後のお楽しみは、何といっても蕎麦。ここ深大寺は蕎麦で有名で、参道周辺には蕎麦屋さんが軒を連ねています。どこへ入るか迷ってしまう・・・。 でも今日は最初から決めていました。「湧水」というお店がおいしいという噂を聞いていたので、ぜひここで食べようと思っていたんです。 で、「湧水」に行ってみると、さすがに評判のお店だけあってお客さんで一杯。でも、タイミングがよかったのか、ほとんど待つこともなく座敷に席をとることができました。で、父と私は天ざる、母は温かい天ぷら蕎麦を注文することに。 待つことしばし。出てきた蕎麦を食してみますと・・・ うーん、ビミョ~! 確かに不味くはないです。シコシコとした、いかにも手打ち蕎麦らしい食感で、おいしいとすら言えるかも知れない。が、蕎麦食いのワタクシの厳しい評価基準からすると、「70点」ってところかなあ。合格だけど、それ以上ではない、というところでしょうか。 ま、深大寺にある数多くの蕎麦屋で蕎麦を食べるたびに思うのですけど、これだけの蕎麦屋が軒を連ねている割に、ワタクシの心に届く旨さ抜群の蕎麦を出す店がないんだよなあ・・・。どこで食べても、「まあ、旨い」くらいのレベルなんですよね。そこが不思議なところでありまして。 いや、不思議でもないのかな。もしこの中に一軒、抜群に旨い蕎麦屋があったら、その店だけ繁盛して、他は閑古鳥、ということになりかねないですもんね。現状、そうなっていないということは、それぞれの店が密約を交わして、「そこそこ旨い蕎麦、で止めておこう」というような取り決めにしているんじゃないかしら。 ・・・なーんて、ウソウソ。ひょっとしたらもっと旨い店があるのかも知れませんからね。いい加減なことを言うのは止めましょう。次は「一休庵」を試してみまーす。 で、満腹した我ら親子は、その後お土産に地井さんも食べていた「お焼き」みたいなのを買って帰宅。一休みしてから、私は東名をかっ飛ばして名古屋に戻ってきたという次第。ま、今日はちょっとだけですけど、両親を連れて近場ドライブも出来たし、なかなか面白かったです。 さて、明日からはまた通常のウィークデー。仕事せにゃ。それでは、また明日!
May 21, 2007
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昨日は会議で実際の学会には参加出来なかったわけですが、今日はちゃんと聴講してきましたよ~。 で、今日のハイライトは特別講演。「中世と中世主義を越えて」というタイトルで、アーサー王伝説研究などで名高い慶應義塾大学の高宮利行教授の講演を聞いてきました。 高宮教授はまず渡辺綱(わたなべのつな)の話から切り出されたのですが、渡辺綱って、皆さんご存じ? 平安中期の武人で、源頼光の四天王の一人、酒呑童子を殺し、羅生門の鬼退治をした人として有名です。って、ワタクシも今日知ったのですが・・・。 で、問題はその鬼退治なんですが、綱さんが鬼に襲われたかなんかして、それで思わずエイヤッと刀振り回したら鬼の腕切っちゃった。そしたら、その鬼の母親だったか誰かが人間に化けて、切り落とされた腕を奪還するために綱のところにやってきて・・・というような話になるのだそうで・・・。 で、それによく似た話がイギリスにもある。古英語で書かれた最古の文献である『ベーオウルフ』に、グレンデルっていう竜みたいな怪物が出て来るのですが、騎士ベーオウルフがこのグレンデル退治をする際、その腕を切るんですな。それで、グレンデルのおふくろさんがやっぱりその腕を奪還しにベーオウルフのところにやってくるわけ。つまり、状況がよく似ているわけですよ。 もちろん、この二つの話に何らかの影響関係があるということではありません。ただ、非常に興味深い一致点があることは確かですよね。 で、それに気づいたイギリスの学者さんたちが、19世紀の末から20世紀初頭にかけて、この問題を取り上げて論じているんですって。当時、渡辺綱の物語は色々なメディアを通じて海外にも紹介されていたので、そういうことに気づく学者も出たわけですが、それにしても、そんな時代に早くもイギリスで日本の古典への言及がなされていたということ自体、面白いですよね。 ところで、そういうことがその時代に論じられたことには、それなりの理由があります。つまり、イギリスでは19世紀後半になって、ようやく自国の文学の歴史を体系づけてまとめておかなければならない、という風潮が出てきたんですな。それ以前は、文学ってのはギリシャ・ローマの古典を意味したわけで、自国語の文学なんて屁でもないと思われていたわけ。ちなみに、初期ベーオウルフ研究で有名な学者の一人が、かの『指輪物語』で名高いJ・R・R・トールキンだって、ご存じ? そういえば『指輪物語』だって、何だか神話とか伝説みたいな話でしょ? 彼はそういう方面の学者さんだったんです。 ま、それはともかく、『ベーオウルフ』なんていうイギリス最古の叙事詩だって、19世紀末とか、今世紀になって、ようやく注目・研究されるようになったわけ。そして、そういう古いものへの注目は、当時のイギリスの「中世主義」というのか「中世趣味」というのか、そういうものの一端だったんですな。 ところで、こうしたイギリスの学者さんたちの、日本の古い説話物語みたいなものへの興味・関心というのは、その後も継続したようで、最近でも、『ベーオウルフ』の物語の挿絵として、渡辺綱の鬼退治を描いた浮世絵などを用いた本なども趣味本として出されたりしているのだとか。 つまり、問題はむしろ、どうして日本の英文学者が、そういう方面の研究に着手しないのか、ということなんですね。高宮教授も、その辺のことを指摘されながら、聴衆の中の日本の若い英文学者たちにハッパをかけられていました。 とまあ、日本の英文学者の怠慢を指摘される一方、日本の女性詩人である永瀬清子さんなんて方が、1930年という非常に早い時代に『ベーオウルフ』に触発され、「グレンデルの母親は」なんて詩を発表されたりしていることも、教授は指摘されていました。 で、この詩を教授は朗読されたのですが、これがなかなか感動的な詩でね。意外なことに、永瀬清子さんは、怪物を退治した英雄ベーオウルフではなく、殺された怪物の母親の視点から、その母親に成り代わって、子供を失った母の嘆きを詩に綴ったんです。ほほう、って感じでしょ。 また、こういうイギリスの中世主義ってのが、案外、現代にも残滓が残っているということを、高宮教授はチョコレートの「ゴディバ」のことなどを引きながら解説されていました。全裸で馬に乗り、町中を走ることができたら、領民の税負担を軽くしてやる、と言われた領主夫人のゴディバが、領民の苦難を救うために恥を忍んで全裸で馬にまたがった伝説が、あのゴディバ・チョコレートのロゴに残っているわけですが、そういうところにもイギリス中世主義が引き継がれているわけですよ。 でまた、そういうことは現在、「Wikipedia」なんかで検索すると、たちどころに情報が得られるそうで、イギリス中世研究は、現代の最先端のメディアを通じて日々進化しているんですって。そういう中世と現代のリンクというのも非常に面白い現象であるわけですね。ちなみに「中世と現代のリンク」という点からいえば、なんと『ベーオウルフ』というハリウッド映画が今年公開される予定なのだそうですが、それもまた興味深い現象と言えそうです。 とまあ、私の力では上手にまとめられませんが、とにかく色々な話題に行きつ戻りつしながら、中世研究の歴史と現在について、高宮教授は非常に興味深い話をしておられました。実際、図像などを次々とスクリーンに映し出しながらの1時間少々のご講演は、あっと言う間に過ぎてしまったという感じでしたね。ま、これを聞いただけでも、今回の学会に参加した意味はあったというものです。 というわけで、学会自体は非常に面白かったのですが、それにしても久し振りに東京の街を出歩くと疲れますね。昨日・今日と二日出歩いたら、すっかり疲れちゃった。今日は、いつもより早めに寝ますか。それでは、また!
May 20, 2007
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今日は都内の大学で学会に参加してきました。 今日の学会は英文学・アメリカ文学・英語学関連では日本最大の学会の全国大会。それだけに演し物(研究発表)の数も多く、バラエティー豊かなんですが、生憎私は別の学会の会議2つに出席することになっていて、昼前から夕刻まで会議漬け。初日は研究発表を一つも聞けませんでした~。 ま、それもお勤めということで。 で、その腹いせに、というわけでもないんですが、帰宅途中、巨大書店・ジュンク堂の新宿店に立ち寄ってきました。 神戸の大震災以後にできた関西系巨大書店チェーン・ジュンク堂。何を隠そう、ワタクシ、この書店に足を踏み入れるのは初めてなんです。自分でもいささか信じられないくらい時代後れなんですが。 神保町の古本屋街を拠点に、都内各所の書店の書棚の陰で青春を送ってきたワタクシにして、何故にジュンク堂詣がかくも遅れたかと申しますと、「必要な本はネット書店で買うことが多い」「名古屋に(つい最近まで)ジュンク堂がない」など、幾つか理由があるのですが、本当のことを言うと、実は「関西系のノリが苦手」だからです。どうも、合わないんだなあ、ワタクシと関西。関西系のものでワタクシが許せるのは、「京懐石」と「千枚漬け」と「千寿せんべい」だけ。この三つは、確かにうまいですけどね。 ま、そんなこともあって、人から「ジュンク堂はいいよ~」と言われても、「ふーん」と関心なさげに聞き流していたのですが、ま、この際、ものは試しで一回くらい行ってもいいかなと思い、今日の初見参となった次第。 で、店内に足を踏み入れて、己の不明を恥じました。ジュンク堂、すごいわ。 何せ全国展開してますから、もうとっくにご存じの方も多いと思うので、今更ワタクシごときが誉めたって始まらないんですけど、聞きしに優る品揃えですな。もう、ほとんど「無い本は無い」って感じ。ここになかったら、もうどこ行ってもないと諦めがつくほどの完璧な品揃えですね。 でまた、ジャンル分けも完璧なんだ、これが。例えば「ジャズの本」が置いてあるコーナーに行けば、単行本はもちろん、新書・文庫も置いてあるし、雑誌も置いてある。さらに直接ジャズとは関係ないけど、多少とも関わりのある本であれば、皆、置いてある。つまり、そのコーナーに行けば自分の欲しい本、見たい本はすべて見られるというわけで、無駄がない。 また新書や文庫で品薄だったりしがちな本もすべてありますね。通常の商業ベースの本だけでなく、地方出版のものも見事に揃えてある。 つまり、新刊書店に望むべき理想の形を、ジュンク堂は体現しているということです。かつて西武グループが元気だったころの「リブロ」も、なかなか大した書店だと思ったことがありましたが、ジュンク堂はリブロを越えていますね。このところネット書店一本槍だった私としては、久々に書店逍遥の楽しみをじっくり味わったという感を強くしましたよ。 それにしても、このジュンク堂・新宿店、すごいところに出店してますよね・・・。新宿の老舗書店、紀伊国屋の真正面じゃん! 喧嘩売ってんのかい!という感じですが、紀伊国屋もさぞ苦々しく思っていることでしょう。 というわけで、今日は久々に東京の(大都会の)物量に圧倒されたワタクシですが、明日はまた学会の帰りにマンモスCD店に立ち寄って見ようかな~と思っております。聞くところによると新宿南口・高島屋内のHMVは35万枚の品揃えだそうじゃないですか。日頃名古屋の小さなCDショップで、ジャズCDの情けない品揃えに泣いているワタクシにとって、さぞ楽しいショッピングとなることでございましょう。 それでは、田舎のネズミが大都会の巨大CDショップに何を見たか! というお話は、また明日! 皆さん、お休みなさいませ。
May 19, 2007
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いや~、長久手立てこもり事件、先程、ようやく犯人が逮捕されたようですね。 しかし、それにしても今回の事件、警察の危機管理能力のなさが露呈したと言っていいのではないでしょうか。 無論、殉職された方、怪我をされた方は気の毒だと思いますし、ことに当たった現場の警察官の方たちの努力には敬服します。しかし、たかがこの程度の立てこもり事件の解決にこんなに時間がかかり、かつ死者まで出すなんて、ちょっと情けなくはないですか? 大体、「防弾チョッキ」とやらが何の役にも立ってない、ということからしておかしいじゃありませんか。科学は日進月歩しているというのに、銃弾から警察官を守るための用意がこのざまではどうしようもないですわ。警察の装備のお粗末は、まずもって非難されるべきでしょう。 また今回は170名以上の人員がことにあたり、しかもこの種の事件のための特殊訓練を受けたSAT隊員まで沢山配置していたのに、彼らは一体何をやっていたんですか。全然犯人を「制圧」してないじゃないですか。怪我した同僚は5時間も危険に晒したまま。さらに人質すら助けられないというのでは・・・。人質の女性は、「これじゃ埒開かん」と思ったのか、犯人を上手にだまくらかして自力で脱出してきたわけですけど、警察よりこの女性の方がよっぽど危機管理ができているというもんです。 ほんと、今回SATがしていたことは、文字通り「座っていた」だけでしたな。「特殊急襲部隊」だなんて、名前負けだ。 本当の特殊急襲部隊なら、閃光弾なり、麻酔弾なり、電機ショック弾なり、ゴム弾なり、なんでもいいから、そういうものを使って犯人を「急襲」し、さっさと身柄を拘束すりゃいいんですよ。ただ周辺を囲って、もぞもぞ押しくらまんじゅうしているだけの特殊急襲部隊なんていりませんわ。 大体、この種の犯人と「交渉」してどうするんだって。アメリカみたいに、「テロリストとは交渉しない」を原則にしなくちゃ。こういう手合いに対する唯一の交渉は、「大人しく投降するか、死体になって担ぎ出されるか、どっちか選べ」であるべきでしょう。 それに、特に今回の場合なんか、犯人は何か計画的な犯行の過程で人質とったわけじゃないでしょう? 単に成り行きで立て籠もっていただけですよ。そんな、テンパっている奴に「どうして欲しいのか」なんて尋ねてどうするんだ! 犯人だって、ことの落としどころが分からなくなっているんだから、警察側から「こうしろ、さもないと・・・」と命令するしかないでしょうが。 ついでに言わせてもらいますと、同僚殺した犯人に「あなたの身柄を安全に確保したいです」なんて敬語使う警察の神経、それから明白な殺人犯に向かって「殺人未遂容疑」などと言っている報道陣の神経、ワタクシにはさっぱり分かりませんなあ・・・。たとえそれが「政治的(法的)に正しい」態度であろうと、ですよ。 ま、とにかく、今回の件に関する警察の対応ぶりについて、全般にわたって猛省を促したいワタクシなのでありました。もう、わけ分からん!
May 18, 2007
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なんかテレビが騒がしいと思ったら、長久手で発砲立てこもり事件発生! なんと、我が家のすぐそばじゃん! どうりでさっきからヘリがブンブン飛んでいるわけだ。 先日の東京・町田の発砲立てこもり事件もそうですが、どうも私の土地勘のあるところばっかりでこの種の事件が起こりますなあ。 それにしても、撃たれた警官を放置ってどういうこと?! 自力で逃げられないということは重傷ということでしょう? なんとか早く助けてやれないもんですかねえ。町田の事件の時も思いましたけど、こういう場合の警察の対応、時間掛け過ぎですよ。こういう場合の対応の仕方をもっと研究して、効果的な対応策のマニュアル作らなくちゃ駄目、駄目! 昨日、私を一瞬にして眠らせてしまった麻酔薬みたいのを立てこもり犯のいる場所に通風孔から入れちゃうとか、色々やり方はあるでしょうに・・・。 さて、話はガラっと変わって、今日の私ですが、今日は大学が臨時休校だったので、昼は家内と連れ立って外食しました。行ったのは愛知淑徳大学のすぐ近く(つまり、立てこもり事件の発生箇所にさらに近いところ!)に最近できたフレンチ・スタイルのビストロ、「プチ・コション」です。 で、ここを訪れるのは今日が初めてなんですが、お昼時に行ってみるともう満席。近所の奥様方や淑徳(あるいは椙山?)の学生と思しき女子大生のグループで一杯です。結局、30分ほど待つことになりましたが、ま、今日は他に急な用事もないので、我慢我慢。 で、ようやく入店してみると、うーん、内装もまずまずかな。案内されたテーブルが奥まったところだったので、落ち着けましたしね。 さて、肝心なメニューなんですが、お昼は2種類のコース料理のみ。1200円の「カツサンド・セット」か、1500円のランチ・コースということだったので、迷わずランチ・コースを注文しました。 待つことしばし。まず出てきたのは前菜の取り合わせ。キッシュ風のオムレツ、ホタルイカの煮物と刺身、野菜の天ぷら、トマトのツナ・ソースといった一口大の料理が賑やかに盛られています。ま、特筆しておいしいというわけではありませんが、どれもそれなりにおいしかったです。 前菜に続くスープは、紫キャベツのポタージュ。紫キャベツの、というだけあって、きれいな紫色のスープなんですけど、脇にレモンが添えられている。で、このレモンをスープに絞ると、どういう化学反応か、スープが赤く染まるんです。これ、なかなか面白い趣向でしたよ。味もおいしかったですし。 で、次がメイン。メインは肉料理と魚料理が選べるのですが、今日は家内も私も肉料理の「もち豚の洋風カツレツ」を選択。これはなかなかおいしかったです。もち豚というだけあって、肉質もやわらかく、トマトベースのソースともよく合いますしね。また添えられていたサラダもおいしかった。もちろん、パンかライスも付きます。 そして最後はデザート。アイスクリームとケーキの盛り合わせにコーヒーでしたけど、これもなかなかおいしかった。コーヒーに添えられるクリームも、ちゃんとクリーマーで出されましたしね。 というわけで、1500円でこの内容ならまあまあじゃないかしら。店員のサービスもきちんとしていましたし。「ビストロ・プチ・コション」、とりあえず一度くらい試す分にはおすすめ! です。 とまあ、そんな感じでお昼をノンビリと楽しんだ我らは、その後スバルのディーラーに赴き、車検の済んだ愛車・R2を引き取ったり、また近くの大手家電製品店でオーディオの下見をしたりしながら、帰宅ししました。そしてテレビをつけたら、冒頭の発砲立てこもり事件の中継をやっていた、という次第。会津若松の事件にしてもそうですが、ほんと、物騒な世の中ですなあ。 さて、明日ですが、明日は私はまた東京です。週末、東京で学会があるものでね。それでは、明日は東京からのお気楽日記、お楽しみに!
May 17, 2007
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ご心配をおかけしましたが、無事、手術から生還して参りました~! 今日は朝9時から全身麻酔による歯科治療スタートということで、家内に車で送ってもらい、8時50分に愛知学院大歯学部の大学病院へ到着。受け付けでドキドキしながら待っていると、ほぼ9時きっかりに「特殊処置室」みたいなところへ連れて行かれることに。部屋には既に麻酔科のY先生と、歯科治療の先生、そして助手の看護婦さんが待ち構えていらっしゃいます。 で、前回予備診察した時から体調の変化がないことなどが確認された後、まずY先生から言い渡されたことは、「じゃね、釈迦楽さん、まずトイレに行って来て下さい」・・・。 ひゃー、さすが全身麻酔! 重要なことは「まずトイレ」なんだ! というわけでそそくさと最後の一滴まで絞り出してから、再び部屋に戻ると、もうドキドキしている暇もなく、あれよあれよという間に準備が始まります。左手首、右手首、左足、左人指し指に心拍数・心電図系の各種モニターがつけられ、右腕には血圧計がセッティングされました。血圧計は2分毎に自動的に血圧を計るようになっています。 そして、左腕には点滴がつけられ、いざ麻酔薬投入! ちなみに、今回使った麻酔薬は「プロポフォール」というものですが、これ、凄いですよ! 何が凄いって、アータ、麻酔薬投入の5秒後にはもう意識ないんですから! Y先生が「じゃね、釈迦楽さん、これから麻酔薬入れますからね~」とおっしゃっり、ああ「そうなんだ」と思ってチラッと室内の時計を見たのが最後、次に気づいた時は2時間後でしたもんね。もうパチッとスイッチ消したみたいに意識が飛んじゃうの。ああ、だんだん意識が遠のいていく~・・・なんてものじゃないです。 というわけで、その間の2時間、完全に意識が飛んでいたので、ワタクシには何があったのかさっぱり分かりません。とにかく気づいた時には左下の一番奥の歯の裏側の、神経にまで到達していた虫歯と、その一つ手前の歯の治療が済んでいた、ということしか分からない。 で、麻酔から覚めて、起き上がって、一番最初にさせられるのは、まっすぐ歩けるかどうかの確認です。治療室の床の上にビニールテープで一本の線が布かれていて、その上を数往復させられるわけ。最初はちょっとフラフラしましたが、段々まっすぐ歩けるようになってきたので、OK牧場。事後の説明と次回の予約をして、無事、治療室を出た、という次第でございます。今時の麻酔薬って、効くのも早いけど、抜けるのも早いんですな。 ちなみに、今回の治療費は4430円也。何も知らないうちに2時間分の治療をしていただいた代償としたら、ものすごく安いのではないでしょうか。 で、帰りはやっぱり家内に迎えに来てもらい、車に乗って帰宅したのですが、術中特に事故もなく、こうして再び家内の顔が見られてよかった~! (大袈裟・・・) でまた、さすが愛知学院大病院と思ったのは、帰宅して数時間後に、麻酔科のY先生からお電話をいただき、頭痛・吐き気などの症状が出ていないか、確認があったこと。アフターケアも万全です。 ・・・ところでその麻酔科のY先生という方は、すごくテキパキとした、「ワタクシ、病魔に立ち向かいます! 何でも白黒ハッキリさせます!」みたいな感じの先生で、いかにも頼りになる先生なんですが、それだけに無駄なことはほとんど口になさらない方で、電話口でも「釈迦楽さん、愛知学院のYです。その後、どうですか、頭痛とか、吐き気とか、気になる症状はありますか?」と尋ねられ、私が「有難うございます、おかげさまでそういうことはまったくございませんで・・・」とお答えすると、「分かりました(ブチッ)」っと電話を切っておしまいに・・・。 Y先生~、せっかくなんですから、もうちょっとお話しましょうよ~。 というのは冗談ですが、とにかく、「この先生に任せとけば大丈夫」という感じの先生に担当していただいて、私もほんと心強いですわ。 ということで、嘔吐反射が強い人のための全身麻酔での歯科治療という面白い体験をして、ご満悦のワタクシなのでありました。今日も、いい日だ!
May 16, 2007
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ひゃ~! 何だか落ち着かない・・・。 というのも、いよいよ明日は虫歯の手術だからでーす、ガーン! 虫歯の手術? そうなんです。単なる虫歯の治療なんですが、その過程で全身麻酔かけるので、立派な手術なんです。色々な同意書(麻酔が危険であることは事前に伝えたもんね、という確認書)にサインをし、明日は朝も早よから病院へ。もちろん、あと1時間後からは水を飲むこともできませ~ん。 ということで、これから最後のお茶でも飲み、明日に向けて、ゆっくり休むことにします。 虫歯で死ぬことはないですが、全身麻酔というのは、それなりにダメージがあるもの。それだけに、ワタクシが無事に目覚めることを祈念していて下さいね~。 もちろん、明日のブログは手術ネタで盛り上がるよ! それでは、また、明日! (が、あるといいなあ・・・)
May 15, 2007
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昨夜、F1・スペイングランプリがありました。優勝はフェラーリのフェリペ・マッサ選手。2位・3位はマクラーレンのハミルトン選手とアロンソ選手。ま、この辺の顔ぶれは前評判通りなので、順当なところでしょう。 しかし、圧巻だったのは、スーパーアグリF1チームの佐藤琢磨選手が8位入賞したこと。創立2年目の弱小プライベーターが、ホンダやトヨタといったワークス・チームを抑えての入賞ですから、ほとんど奇跡に近い快挙と言っていいような素晴らしい成績です。佐藤選手も監督の鈴木亜久里さんも大喜びでしたね。私も思わず快哉を叫びましたよ! ところが、不思議なことにNHKというのはモーター・スポーツにはまったく興味を示さないので、この件についてもまったく冷淡で、報道すらしていませんでしたね。世界中で億単位の人が見守る中、これだけの快挙を日本人選手と日本チームが挙げたというのに・・・。F1だけでなく、バイクのレースにしても、日本人レーサーは結構世界で活躍しているんですが、結局何だかんだいってテレビで特権的に扱われるのは野球(とゴルフ?)だけなんだよなあ・・・。 ほんと、国営放送たるもの、もっと目を見開いて、報道すべきものの取捨選択に敏感になってもらいたいですな! 十年一日のごとく、プロ野球の途中経過なんて垂れ流している間に、佐藤琢磨選手とスーパーアグリ・チームの快挙を讃えなさいって! ところで、車の話題ついでに言いますと、今、我が家に代車として来ている軽自動車のオプティ。これ、ホントいいよ! 何だか乗るたびにますます気に入ってきました。 何が面白いって、パワーが圧倒的に無いこと。パワーが無いことが、こんなに楽しいとは思いませなんだ。 とにかくパワーがないので、一般道を他の車と同じペースで走るのにも苦労しちゃうわけ。上り坂になんかに差し掛かると、ほとんどアクセル全開の世界です。でも、そこが面白いんですわ! だって、普通の車に乗って一般道を走っていて、アクセル全開にするなんてことないでしょ? もし私の愛車プジョー306でアクセル全開にしたら、音速越えちゃいますもん。(んなわけないか・・・) だから、普通我々は、自分の車のポテンシャルの20%位を使って、それで「車に乗りました」なんて言っているわけですよ。 しかし、オプティの場合、常にポテンシャルの100%使い切らざるを得ませんからね。 ま、プジョーはポテンシャルのほんの一部を使って、しれーっと走っていても面白いからいいですけど、一般論としては、パワーの無い軽自動車のポテンシャルを100%使い切りながら走る方が、国産の普通車を漫然と転がしているよりよーっぽど面白いです。「車を運転した~っ」て気になりますよ。 というわけで、もし次、車を買い換えることがあったら、断然軽自動車、それもスポーツタイプの軽自動車にしたい、という気になってきました。具体的には、中古のホンダ・ビートか、あるいは最新のダイハツ・コペン。この二つこそ、ひょっとして今日本で買うことのできるもっとも楽しいスポーツ・カーじゃないかしらん。これこれ! ↓ダイハツ・コペン ま、それはともかく、今はポンコツのオプティが楽しくて仕方がない。所詮代車ですから、こいつに乗っていられるのもあと数日でしょうが、その間、目一杯こいつに乗って楽しむことにいたしましょう。気分はミハエル・・・ならぬ、釈迦楽・シューマッハということで!
May 14, 2007
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日曜日。普段なら何の気兼ねなく朝寝坊ができる日ですが、今日の私は7時起床。そそくさと支度をして近くの公園へ。 なんとなれば、今日は自治会主催「ウォークラリー」の日だからでーす。 何だかよく分かりませんが、私の住んでいるところでは年に一回、この時期に「ウォークラリー」なるイベントがあって、スタンプラリーみたいなことをしながら老若男女が住宅街を練り歩くのでございます。もちろん、私には無縁と思っていたイベントですが、今年、私は自治会の役員になってしまったので、当然、このイベントでも仕事を割り振られておるわけなのです。 そしてその割り振られた仕事とは、横断歩道に立って、ウォークラリー参加者を車の往来から守るという仕事だったのでした。オーマイガッ! かくして私は「交通安全」と染め抜いたタスキをかけ、蛍光塗料で黄色に輝くキャップを被り、手には「歩行者横断中」の黄旗を持ち、横断歩道のところに仁王立ちして、横断者の安全を確保する守護神となったのでありました。 ちなみに、そういう出立ちの自分自身をチラッと鏡で見ましたけれど、正直、全然似合わね~! 我ながら、これほど似合わないとは・・・。もう、シティボーイが台無しですわ。 で、大体そんな黄旗持って「はーい、どうぞ~、車が来ないうちに渡って下さ~い!」なんてやること自体、初めての経験ですから、どうしても若干の照れがあり、声の張りも悪いわけ。 でも、なんでもやっているうちにコツが掴めるもので、こんな私ですら、終いにゃ身体張って突っ込んで来る車を止め、ガキどもを無事横断させてましたからね。そいでもって止まってくれた車に対し、帽子をとって軽く挨拶する、その一連の動作も様になってきたりして。 ま、そんなこんなで、私の休日は「緑のおばさん」となって消えていったのでした。 ところで、そうやって人々の往来を見守っておりますと、この世には2種類の人間がいる、ということに気づきます。 「挨拶する人間」と「挨拶しない人間」です。 それが、必ずしも「年寄りは挨拶し、若い人は挨拶しない」というものでもないんだな~。小学校低学年かというようなおチビちゃんでも「こんにちは~」と言っていく子もいるし、自分たちの話に夢中になって私なんぞ眼中ないって感じで通過していく5、6年生くらいの子もいる。連れている子供に「こんにちは、でしょう?」としつけている若夫婦がいるかと思えば、ただジロリと不躾に人の顔を睨みながら無言で通過していくジジイ、ババアもいる。 ま、結局、こんな些細なことの中に、その人、その家族の教養が出るんでしょうな。小学校低学年くらいのガキンチョでも、ちゃんと挨拶できる子に育てたご家庭は、もうその時点で「勝ったも同然」なんじゃないかな。 うーん、人の振り見て我が振り直せ。私も一応、人に挨拶はするもんだと思ってはいますが、今度から一層気合入れて挨拶しようっと。そして、うちにはまだ子供はいないけど、もし生まれたら、ちゃんと挨拶できる子供に育てようっと。 ま、そういうことを気づかせてくれただけでも、今日のお仕事、私にはいいクスリだったのかしら。 でも、「夜型人間」を遥かに通り越す「深夜型人間」のワタクシには、日曜日の朝7時起床は辛過ぎる! これからちょいとひと寝入りでもしてきますわ。お休みなさ~い!
May 13, 2007
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文化的相違というのは扱いが難しいものですが、昨日ちょっと面白い話(クイズ)を聞きました。ま、外国での(外国人に対する)マナーのことなんですが。 例えば、「あなたはマレーシアに住んでいるとします。そこで友人のムスリムの人が家に遊びに来ることになりました。その際、あなたの家にいる室内犬の始末をどうしますか」なんて設問がある。この場合、どうするのが正しいと思います? 1 別の部屋に閉じ込めてしまう。2 「噛みつかないから大丈夫ですよ」と客を安心させる。3 特に構わず、一緒に遊んでいてもらう。 答えは、「1」です。ムスリムの人にとって犬は忌避すべき動物で、触ってもいけないし、触られてもいけないんですって。ですから、犬はどこか別な場所に隠しておく、が正解だそうす。 へえ~、って感じですね。ムスリムにとって「豚」が忌避すべき動物であるとは聞いていましたが、「犬」もそうでしたか・・・。でも、そうなると「警察犬」とか「盲導犬」みたいなのも駄目なんでしょうかね? 犬は人間の友達なのに・・・。 じゃ、次。あなたはフランスに住んでいて、パーティーに招かれ、初対面の人たちと交流する必要に迫られました。さて、初対面の人に尋ねてもいい話題はなんでしょう。1 政治の話。2 仕事の話。3 結婚しているかどうかの質問。 えーと、政治と宗教の話はしちゃ駄目ってよく言いますよね。それに「結婚しているか?」なんて聞くのはプライヴァシーの侵害でしょう。多分、正解は「2」だな。 そう思ったあなた! 残念ですが、間違いです。「2」も「3」もプライヴァシーに関わる話なので駄目。正解は誰でも自由に自分の主張ができる「政治の話」でした。でも、こういう場合一番ふさわしい話題は、実は政治よりももっと差し障りのない話題、すなわち「アート」を語ることなのだそうです。 しかし、それもキツイよね! 「ボンジュール! ジュマペル・釈迦楽! ところであなた、ダリはお好き?」と聞けっての? いきなり過ぎ! それより、「ところで、お仕事は何なさっているの?」って聞く方がむしろ自然じゃないかしら? わかんねえな、フランス人。 とまあ、こんな感じで外国でのマナーについて色々な話を聞き、驚くことが多かったのですが、所変わればマナー変わるで、難しいものだと思いましたね。大学でもそういう授業があればいいのに。「諸外国マナー入門」みたいな奴。実際、外国に赴任しなければならない日本人も多くなっているんだから、結構役に立つと思うんですけどね。閑話休題。 上とはまったく話が変わるんですが、私は日頃、テクニカラー、ワイド画面の夢を見ます。で、今朝方見た夢がとても面白かったので、どうでもいい話なんですが、ちょっと一席。 日本のどこかでリレー方式のF1レースが行われることになり、私はあるチームの何番目かの選手に選ばれたという設定です。レースは普通に一般車が走っている公道を使う、本当の意味での公道レース。もちろん、そんなこと現実にはあり得ないわけですが。 で、私は自分の順番を今か今かと待ち構えているんです。アドバイザーとして元F1ドライバーの鈴木亜久里氏が私のそばについて色々アドバイスをくれています。しかしそこで私はトイレに行きたくなってしまうわけ。で、車はまだ当分来ないよな、と思いながらトイレに行くと、これがまた出るんだ、シャアシャアと・・・。ちょっとした火事くらい消せるな、と思うほどよく出る。 ところが、ホッとしてトイレから戻ってしばらくすると、またトイレに行きたくなるわけ(明け方の夢によくありますよね・・・)。もういつ私の順番が回って来てもおかしくない時間帯だったので、亜久里氏に「早く戻って来いよ!」と怒鳴られながらもう一度トイレへ。 で、トイレから戻ると、案の定、もう真紅のF1マシン(多分、フェラーリ?)が到着していて、私が乗り込むのを待ち構えている状態。本当のレースだったら許されないですよね・・・。でもとにかく私は急いでマシンに乗り込み、4点式シートベルトを締め、レーシング・グラブをつけようとすると・・・、あれ、右手用が二つ・・・。左手用は? おかしい、おかしいと思いながら、仕方がないので、左手は何故かさっきまではめていた軍手をすることに。軍手には直前に食べていたオムスビの具である明太子が沢山くっついていたんですけど、もうそれで我慢するしかないですもんね。 で、右手は革のグラブ、左手は明太子のついた軍手をはめていざスタート! ところがすぐ先の交差点で左折しようとすると、向こうから右折してくる軽トラックにあやうく衝突しそうに! 仕方なくブレーキを踏んで軽トラを先に行かせましたよ。ま、こちらはF1マシンですから、軽トラなんてすぐ追い抜けますし。 が、軽トラとの接触を避けるためにブレーキを踏んだ瞬間にマシントラブル! ギアが入らなくなり、我がマシンは失速! そして大きな交差点の真ん中でストップ! あ~! 俺の夢のF1ドライブはたった20メートル走っただけで終わりかよ~っ! って思ったところで目が覚めました・・・。 ま、もちろん、昨日、代車として我が家にやってきたダイハツ・オプティを運転した記憶が、こういう夢につながったのでしょう。私も単純だね、まったく・・・。
May 12, 2007
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釈迦楽家の愛すべきセカンドカー、「紅子」ことスバルR2が車検の時期を迎えたので、ディーラーに入庫してきました。 今回、初めて軽自動車の車検を体験したのですが、整備費用、自賠責費用、その他必要経費込みで7万円ちょっとくらいでした。普通車の車検に比べれば半額くらいでしょうか。それでも高いと言えば高いですけどね。というわけで、「紅子」ちゃんとは1週間のお別れです。1週間後に元気になって戻っておいで! ところで、車検の楽しみといえば「代車」です。スバルのディーラーですから、「レガシィ」が代車だったらいいな! いや、それは無理か。だったら「フォレスター」? いいねえ、一度乗ってみたかったし。あるいは「インプレッサ」? いいよ、それでも。ワゴンタイプだったらなおいいな・・・ ・・・などと期待しながら待っていたのですが、その期待も虚しく、「代車、ご用意できました!」と言って渡された車は「オプティ」でした・・・って、これダイハツの軽自動車じゃん! それも相当前の奴!ダイハツ・オプティって、こんな車 ↓ やっぱり軽自動車の代車にレガシィなどを期待した私が馬鹿でした・・・。 でもね、いいんです。どんな車だって、それが車でありさえすれば楽しいんだもん! で、あらためて見直してみると、このオプティ君、小さいね・・・。それもそのはず、10年前の軽自動車ですから車幅が140センチ以内に収まっていないといけないので、今の軽よりさらに小さいんですな。何だかもう、頑張れば私でも背負えそうなほどです。 それにしても、どういう人生・・・じゃなくて「車生」を耐え忍んできたのか、この車・・・。内外装ともに相当ひどい状態です。外装にはへこみこそないけれど、塗装はボロボロ。内装に至っては天井の内張りが全部はがれて、鉄板に糊付されたスポンジが剥き出しだ・・・。それでいて走行距離はたった2万4千キロ? マジですか? とまあ、いささかおっかなびっくり車に乗り込んで見ると、やっぱり小さい、小さい。それにアクセルとブレーキが近過ぎて、両方一遍に踏んじゃいそうですわ。コワ! それでも、そこは気を取り直していざ発進! すると・・・ 案外走るもんだね! これ、オートマは多分3速なんだろうけど、ま、軽自動車なんて3速で十分だよな。走り出しなかなかスピードが乗らないようですけど、思い切ってガツンとキックダウンすればエンジン音も高らかに猛然と加速するし。やっぱりオートマは、今風のCVTより、トラディショナルなトルコン式の方がしっくりきますね。あと、カーブを切った後のハンドルの自然な戻りがないのがちょっとアレですが、それなりに安定して曲がるじゃん? ちなみにオプティをデザインしたデザイナーさんは、ダイハツ渾身のオープンカー、かの「コペン」をデザインした人。ですから、オプティだってそれなりにデザイン・コンシャスな車なんですよね。割とカワイイ。今、この車を中古車として買おうとすると、車体だけなら4万円弱くらいから買えますが、そういう激安車を次々と乗り潰していく、なんてのも面白いカーライフかも知れません。 かくして家までの20分間のドライブの間、他に車がないことを確認した上で目一杯の加速を試したり、細かくハンドルを切って蛇行運転をしてみたり、急ブレーキをかけてみたりしながら、オプティの車としての性能を理解したのでした。うん、なかなかいい車ですよ、これ。 とまあ、今日は紅子の代役、オプティ君をしばし堪能したワタクシだったのでした。今日も、いい日だ!
May 11, 2007
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誰しも「歳を取ったなあ・・・」と思う瞬間ってあると思うのですが、例えば私の場合、「現実的に欲しいものをすぐに思いつかない」時などに、そう思います。 例えば誕生日とかクリスマスとか、「何が欲しい?」って聞かれて、私、即答出来ないですもん。そりゃ、子供の頃は沢山ありましたよ、欲しいもの。「自転車」とか「短波ラジオ」とか「新しい筆箱」とか。それこそ欲しいものだらけでしたから。 いや、今だって「別荘」とか「アストン・マーティン」といった種類の「欲しいもの」はあるにはあるのですが、ともに数千万の単位じゃ現実味ないし・・・。 でもね、最近、手頃な値段で欲しいものが出来たんです! オーディオ・セットです。やっぱ、ジャズ聞くのにCDラジカセに毛が生えたようなんじゃ、様にならんですもんね。 といういわけで、このところカタログを見たり、ネットで情報を集めたり、どんなオーディオ・セットを買おうか検討中。これがねえ、実に楽しいわけ。 ちなみに、そんな時に役立つのが「kakaku.com」。これ、色々な商品やサービスについて、売れ筋を見たり、価格を比較したり、口コミを見たりするにはもってこいのサイトですので、参考までに。「賢者の買い物」というキャッチフレーズが、イカしてますよね!これこれ! ↓kakaku.com とまあ、こんなサイトを見たりしながら、どんなオーディオを買おうか、あれこれ検討しているのですが、やっぱり今の私の感覚からすると、「ソニー」とか「パナソニック」とか「シャープ」とか、そういう系のオーディオを買う気にはならんわけですよ。言っちゃあ悪いけど、なんか、素人っぽいじゃん? で、その伝でいくと「ケンウッド」「パイオニア」あたりの音響系専門メーカーも、今一歩かなあ、と。 じゃ、具体的にはどのあたりを狙っているかと言いますと・・・やっぱ、「オンキヨー」か「デノン」、あるいは「マランツ」とか、その辺かな~。 もちろん、ホントは「Linn」とか「バング&オルフセン」などとほざいてみたいですけど、先立つものがないとそこまではなかなか・・・。でも、どうせならスピーカーくらいは「JBL」の「Xtreme」あたりにしてみっか? なんて考えなくもなかったりして・・・。 ま、その辺が悩み所なわけですわ。楽しい~! でも、アレでしょうな、オーディオに凝るとか、カタログ見比べて悩むとか、そういうことの楽しさって、女性には理解できないんでしょうな。やっぱ、こういう世界は、男だけのものなんじゃないでしょうかね。 ま、それはともかく、久々に現実味のある「欲しいもの」に出くわして、子供の頃のようなワクワク感を楽しんでいるワタクシなのでした。欲しいものがあるって、いいね! あ、そうそう、もしこれをお読みの方でオーディオ関係詳しい方いらっしゃいましたら、理想の組み合わせ、伝授してくださ~い。予算は低めで!
May 10, 2007
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春休み中にせこせこ書いていた文章が、今日発行の某雑誌に掲載されたようで、編集長から一部、送っていただきました。わーい。 やっぱり、自分の文章が活字になるって、嬉しいもんですね! ちなみに今回は「論文」ではなく、あるテーマに関する「エッセイ」を書く、というのが注文だったんですが、小難しい論文が書けない身体になってしまったワタクシにはちょうど良い湯加減、という感じでした。その辺は、編集長もよく分かっているわけですよ。 もっとも、同じ号にエッセイを寄せている他の方々は違います。他の方々はワタクシなんぞと違って、そりゃもう大変な学者さんたちですからね。それこそ、学会の会長さんクラスですから。勉強させていただきました~! って感じです。 しかし。ま、ひとつ言わせていただきますと、他の学者先生たちは、アレですね。普段、難しいことをお書きになっていらっしゃる先生方ですから、それが「気軽に読めるエッセイを書く」ということになると、逆に「そうなんだ。素人にも分かるよう、平易に、面白く書かなきゃいかんのだ・・・」というような気負いからか、妙~に肩に力が入っちゃってるところがありますね。譬えて言えば、日頃犯罪者どもを震え上がらせている鬼刑事が、たまたま親戚の赤ん坊を預かる羽目になって、あやすつもりが泣かせちゃった、みたいな。逆に「自分はその気になればこういうエッセイも書けるのよ」ってな調子でくだけた文章を狙い過ぎてしまっているようなのもありましたけどね。 要するにね、どのみち、「上から降りて来る」ってのは、難しいわけですよ。 そこへ行くと、ワタクシ、普段は論文も書かずにおチャラけたブログ書いている身ですから、こっちがベース。むしろ普段書いていることより難しいことを書いてようやく学者風エッセイ完成、みたいな。その点、「下から上る」私の方がよっぽど自然体で書けているんじゃないかしら。 ・・・つまり、自画自賛しているわけですね。 でもね、そこにはワタクシなりの自負があるわけですよ。文学を難しく語ってどうするんだ! ってずっと言い続けているんですから。一般人の代表として、「私に分からない文学は、大抵の人にも分からないんだから、相手にしない」くらいの心意気で文学研究してますわ。 昨日のブログの続きで言えば、「同じメーカーの同じ型番のアンプ使っても、固体差によって音が違う」ことを実感として発見したジャズ喫茶のオヤジのように、実感の中から文学を語るってのが、ワタクシのポリシーですからね。 ということで、今回、自分の文章と他の学者さんたちの文章を読み比べてみて、あらためて両者の方向性は違うなあと実感したワタクシだったのでした。
May 9, 2007
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先日、「ジャズ茶房青猫」に行った時、店に備えつけの書棚に『ジャズ喫茶に花束を』という本があったので抜き出して読み始めたら、これが結構面白かったので、結局自分で買って読んでしまいました。 これ、ジャズの本としたら相当面白い本です。 直接的なジャズ評論ではなく、現在日本の各所でジャズ喫茶を経営されているマスターたちに直接インタビューし、ジャズ喫茶の現在を探ろうとした本なんですけど、さすがにこの時代、まだ頑張ってジャズ喫茶なんて開いているだけあって、それぞれのマスターに一家言があるわけ。喫茶店を開きながらジャズ評論やっている人もいますしね。 取材されている喫茶店は四谷「いーぐる」、藤沢「響庵」、吉祥寺「メグ」、梅田「ムルソー」、京都「YAMATOYA」、渋谷「メアリー・ジェーン」、新宿「サムライ」、一関「ベイシー」、高田馬場「イントロ」の9店。どれも有名な店ばかり。先日ご紹介した寺島靖国さんは「メグ」のマスターですしね。 で、どのマスターの話も面白いのですが、特に「ベイシー」の菅原正二さんの話は面白かったなあ。 例えばレコードがCDに変わったことで、聴き手の側に変化があったか? という質問についてこんなこと言っています: 「関係あるだろうねえ、便利になると有難味が薄れる、それは当然だよ。いつもシーソーゲームみたいにバランスがとれているわけ。レコードの頃はこれが永久かと思ってたじゃないですか、俺たちは。永遠に続くと錯覚していたわけ。だからなんの不安もなかったですよ。このままレコードの音さえ良く鳴らしていればいいんだと信じて疑わなかった。ところが、最近はキョロキョロしなきゃいけないんですよ。CDの次はSACDで、今度は何が来るんだ、みたいに。CDが出たとき、俺はあれ、すぐ替わるなと思った。見るからに一時っていう感じでしょ。そうなるとSACDだって、いくら頑張ってももっと簡単なものに取って替わられるかもしれないよね」(中略) 「レコードなんか単なるギザギザを針で引っかくだけ、というものすごく原始的な理論で、こんな音が出るわけでしょ。魔法ですよ。理屈以上に現実がうまくいっているの。発明した人もこんなにうまくいくとは思ってなかったと思う。レコードほどいいものはなかったし、今後もないと思うね。」(206-207ページ) ・・・とまあ、こんな調子。特に後半部が面白いでしょ? で、こんな具合で「レコードの音」というものを徹底的に追究する菅原さんは、そのレコードを最良の状態で鳴らすために、オーディオセットの繊細な違いにも敏感になるわけ。彼に言わせれば、同じメーカーの同じ型番のアンプやプレーヤーでもすべて音が異なると言います。 「面白いのはねえ、同じ型番の同じものの個体差ですよ。マッキントッシュ買った人は一生その一台を大事に使うけども、五台買ってみなさいって。二台買っただけでも確実に違いますよ。同じ物を複数買わなきゃ駄目なんですよ。複数買ったときに初めて気づく。世の中に同じものは二つないっていう単純な理屈に。俺はレコードの針を百本も並べて「これが一番いい」なんて訓練しているから、それを知っているわけ」(208ページ) おお、そんなもんですかねえ! やっぱり実体験で自分なりの真実に到達している人の話ってのは、面白いですなあ! ま、この本の中に登場する9人のジャズ喫茶の親父さんたちは、それぞれ皆、実体験を通して何らかの真理に辿り着いた人たちばかりですので、その話は興味津々。それを引き出す村井康司さんの腕もなかなかのもんです。 ということで、この本、ジャズに興味のある人なら決して買って後悔しない本です。教授のおすすめ! です。これこれ! ↓ジャズ喫茶に花束を
May 8, 2007
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私が贔屓にしていた大関・栃東が引退してしまった! いや~、ショック! 今まで贔屓の力士の引退は何度となく見てきましたが、「加齢、もしくは怪我による体力・気力の衰え」ではなく、「高血圧」で引退に追い込まれるというようなケースは、あまり記憶にないですなあ・・・。 私が子供の頃のことでしたが、栃東の親父さんの先代栃東が平幕優勝をした時のこと、よく覚えています。地味な力士でしたが、幕内の常連という感じで、玄人好みの相撲をとる人でした。その栃東の息子さんがやはり栃東として幕内に上がってきた時、その地味さ加減が親父さんそっくりだったので、思わず笑ってしまった。それ以来、私は彼のファンでありました。 栃東の相撲は「押し相撲」ですから、ある意味相撲の正攻法ではあります。しかし、千代大海のようなよくある「突き押し」相撲ではなく、また出島のように相手の脇下に手をあてがって押していく「ハズ押し」でもない。相手力士の差し手の二の腕のあたりを下から押し上げるようにして押していくタイプ。そういうのを「おっつけ」と言いますが、栃東はこのおっつけが非常に強かった。相手力士が左を差そうとすれば左をねじ上げ、右を差そうとすれば右を絞り上げ、そうやって左右両方から挟みつけるように押していく、近頃ではちょっとないタイプの押し相撲でした。ああいうおっつけは、腕力(かいなぢから)があって、しかも腰の構えが磐石でないとできないんですが、栃東にはその両方が備わっていたと見ていいでしょう。 しかも彼は相撲勘に優れていて、相手の体勢を見てどちらに自分の身体を振ればいいか、とっさに判断する、その判断力が素晴らしかった。ですから、しばしば立ち会いの変化を見せ、それが「大関らしくない」と批判されることもありましたが、私としてはあれはあれで彼の持ち味だったと思います。 ただ、惜しむらくは、彼は親父さんに似て身体が小さかった・・・。栃東は自分より身体の小さな力士に対しては滅法強く、朝青龍に対してすら互角の対戦成績を残していたほどですが、大柄な力士に大ざっぱな相撲を取られると、どうしても分が悪かった。彼が横綱の地位にあと一歩というところで届かなかったのは、そこに原因があると思います。もう少し体格に恵まれていれば、無理をして怪我をすることもなく、横綱になるチャンスは十分にあっただろと思うのですが・・・。 ああ、それにしても、今の体格だってこのままあと2~3年も続けていれば、上の地位を狙うチャンスがあと1度か2度は巡ってきただろうと思うのですが、志半ばにして高血圧の持病で引退を迫られるとは、何とも残念。ファンがこれだけ残念なんですから、本人の無念さはいかばかりか・・・。 先日も朝青龍が出稽古に出た先で新三役が決まった力士を必要以上に痛めつけて大怪我を負わせるという「横綱」にあるまじき下品な事件を起こしたとの報道がありましたね。それだけでもうんざりさせられるのに、その直後、今度は大関・白鵬がモンゴルの先輩力士を「見倣って」、やはり出稽古先の力士を執拗に痛めつけたとの報道があり、今の大相撲界の情けない状況はまさに目を覆うばかり。そんな中、クリーンな大関として人望も厚かった栃東が、不本意な形で現役生活を終えることになってしまって、もう大相撲の魅力も半減です。 ほんと、朝青龍と白鵬の下卑た相撲は、もう目にしたくもないな。ワタクシはもう彼らの相撲が始まったらテレビを消しますよ。 ま、それはともかく、小さな身体で大関の地位まで上り詰め、幕内最高優勝も3度飾った栃東の現役引退を、大勢の彼のファンとともに惜しみたいと思います。栃東関、お疲れ様でした。今までいい相撲を見せてくれて有り難う。今後は親方として、いい日本人の力士を育てて下さい。
May 7, 2007
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今日はGW最終日。名古屋に戻る日です。 ということで、いつものように昼食は外食。両親を連れて小田急・多摩センターにある「パルテノン多摩」内の中華料理店、「天天」に行って来ました。 ま、このお店には初めて行ってみたのですが、不思議な店でしたね・・・。 とりあえず外観・内装は小奇麗なんです。で、景色もいいし、ある意味絶好のシチュエーション。しかし、メニューがまた馬鹿にお手頃。で、それならば安かろう悪かろうの店なのかと思いきや、客層が妙にいい。今日にしても、あちらにGWで家族大集合と思しき裕福そうな一族のパーティーあり、こちらにこれまた裕福そうな老夫婦と孫のテーブルあり、さらにそちらにはおめかしした若いカップルあり、といった調子。 で、肝心の味ですが、うーん、とりたてて旨からず、とりたてて不味からず、といったところ。値段相応。なら、なぜ客層がこんなにいいの?! 不・思・議。 さて、そんな調子で、料理の方にいま一つ納得が行かなかったこともあり、今日は帰りに寄り道をしていくことにしました。最近やたらと取り上げられることの多い白洲次郎の私邸「武相荘」のほど近くにある、「あとりえ・う」というギャラリーに寄っていくことにしたのです。 この「あとりえ・う」というのは、木版画で独自の境地を拓いた畦地(あぜち)梅太郎画伯が生前使っていらしたアトリエを、そのままギャラリーとして開放しているものなんです。畦地ファンの私としては前から一度行きたかったのですが、今日、ようやくその望みが叶いました。 畦地梅太郎って、ご存じでしょうか? ご存じないという方も、多分どこかで彼の版画をご覧になっているのではないかと思います。山や山に暮らす人々、あるいは雷鳥などの山鳥を描くことの多い版画家です。二十歳くらいで画家を志し、1999年に亡くなるまで、その画業は77年間にわたりましたので、作品数も相当多いはず。 私は畦地さんの版画が好きで、自分でも一枚持っています。浅間山を描いたものなんですが、私が初めて原稿料なるものをいただいた時、その原稿料とちょうど同じくらいの値段で売りに出ていたもので、これは何かの縁だと思って、エイヤっと買ってしまったんですな。以来、今でも私の書斎に飾ってあるんですが、浅間山の近くで生まれ、この山に愛着のある私にとっては、色々な意味で大切な宝モノです。 さて、その「あとりえ・う」ですが、本当に住宅街の中、とてもこんなところにギャラリーがあるとはちょっと思えないようなところにひっそりとあります。畦地さんのお嬢さん、といっても今では相当なお歳を召した方ですが、その方が木・金・土・日だけ開いているんです。 で、入ってみるとまず我々を出迎えてくれたのが看板猫ちゃんの赤之助くん。野良猫が居ついてしまったとのことですが、この猫ちゃんが何とも人懐こく、畦地さんの版画の中から出てきたような猫ちゃんなんです。あまり可愛いので、写真にとってしまいました。 で、この赤之助くんに導かれながらギャラリーを見ると、そこには見慣れた画風の畦地さんの版画がそこここに。畦地版画ファンにはたまりません。 でも、そのほとんどが「非売品」。さすがに没後8年ともなると、売れ残っている版画はもうほとんどないのだそうで、ここにあるものの多くは、一旦売れてしまったものをお嬢さんが買い戻したものなのだとか。というのも、2年後には没後10年の記念展覧会を、という声があがっており、その時に出品作品が少ないと困るので、買い戻せるものは買い戻したいと思っておられるんですな。 とはいえ、畦地さんの版画は見飽きないので、好きな方は一旦買ったものを売りに出すことも少なく、そうそう買い戻せることはできないのだとか。そりゃ、私だって私の買った版画を手放す気はないですからね。 ということで、もはやこのギャラリーですら、買い求められる作品はほとんどないのですが、それでも気に入った絵葉書だとか、『畦地梅太郎 書票録』という本などを買い求めることができました。この書票録というのは、画家としてまだ食えなかった時代に、畦地さんが生活費稼ぎに作った「蔵書票」の図入り一覧で、蔵書票好きの私としてはこれまた垂涎の本なんです。 というわけで、念願の「あとりえ・う」を訪問し、ここでしか買えそうもない本も買えましたし、畦地さんのお嬢さんとお話することもでき、GW最終日の楽しいイベントとなりました。畦地版画に興味のある方、鶴川のお近くにお住まいの方、「あとりえ・う」、教授のおすすめ! です。 で、私はその後夕方に実家を出て東名をぶっ飛ばし、名古屋に戻ってきたという次第。いやはや、これで初夏のお楽しみもおしまいです。 かくして明日からはまた現実に引き戻されますけど、ま、現実があっての休暇の楽しみですからね。ご同輩の皆様、お互い、明日からまた頑張りましょう! では、では。
May 6, 2007
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昨日に引き続き、今日もお昼に新百合ケ丘駅にある天ぷらの名店「伊よ天」に行って天ぷらを堪能した以外、特に大きなイベントがあったわけでもなく、ノンビリと過ごしました。 で、「伊よ天」からの帰り、有隣堂書店にたち寄ったら、正岡子規の有名な『病牀六尺』を見かけたので、何の気なしに買い求め、家に帰ってからパラパラとこの本を読んでみたわけ。 この本、肺結核に冒されていた正岡子規が、苦しい病床にありながらも日常の細々とした事柄を綴り、新聞掲載された一種の病床日記であるわけなんですが、こいつを読みながら私がふと思ったのは、「これ、要するにブログだよな・・・」ということでありました。 日記でもあり、エッセイでもあり、芸術・文化評論であり、警世の文でもあり、ちょっとした日常の幸せの報告でもあり、しかも書いたそばから新聞掲載されて公になるわけでしょう? まさにブログそのものじゃないですか。子規は時代を100年先取りして、明治末期に既にブログを始めていた。そう考えていいのではないかしらん。 つまり、この本はブログ仲間のブログを読みに行っているような感じで読めばいいんだ・・・そう思ったら、急にこの本に親しみがわいてきました。 とはいえ、そこはやっぱり子規。折にふれ「こんな句を作ってみた」などと言いながら書きつけてある俳句がすごい。それに和洋漢の教養があり、また当代一流の友人たちから様々な最新情報を得ているので、六尺の病床から外へは出られない人とは思われないほど、時代の流れにも明るいわけ。さすが、という感じです。 でも、読んでいると、日によって病状が悪化するのか、病気の苦しさを悲鳴のように訴えている箇所もあって、それは読んでいてちょっと辛いところがある。 ま、そんな子規の体調を慮ってか、新聞社の方でも、この日々のコラムの休載を申し出ることもあったようですが、そんな時には子規は新聞社に対して「どうか、そんなことを言わず、続けさせてくれ!」と訴えたんですってね。そりゃ、死病に取り憑かれているのだから体調は最悪、だけど毎朝新聞を広げ、自分のコラムが載っているのを確認するのが、当時の子規にとっての唯一の生き甲斐であり、生きる力の源泉なのだから、どうかそれを奪わないでくれ、ということなんです。 は~。ブログはブログでも、命懸けのブログですな。でも、その気持ち、何だか想像できるなあ。 そうやって彼はブログを書き続け、最後のブログを書いて二日後に亡くなったんですって。享年35歳(満年齢で換算)。35歳で、これほどの境地に達した男が、もし仮に長生きしていたら、日本の文学史に更なる輝かしきページが追加されたでありましょうに・・・。残念なことでございます。 そんなことを思いつつ、また、私自身のこのブログにもし最後のページがあるのだとしたら、そこに私は何を書くのかしら、などとも思いつつ、子規のこの小さな本を読み進めている今日の私だったのでした。これこれ! ↓病牀六尺改版
May 5, 2007
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イベント一杯だった昨日とは打って変わり、今日は特に何もしないで、ノンビリと一日を過ごしました。昨日のバーベQパーティーで寒風に吹きさらされたせいか、今日はちょっと風邪気味だったこともあり、ちょうどよかったんですけどね。 それでも両親に頼まれていたこともあって、午後は近くのホームセンターに季節の鉢植えを買うのに付き合ったりしてきました。 で、そのホームセンターなんですけど、今日はまた馬鹿に人出があって、駐車場も満杯。天気がよかったせいもあるのか、大勢の老若男女が、花の苗とか、肥料とか、その他ガーデニング用品全般を買い求めに来ていましたなあ。 でまた、目移りするほど多種多様な花の苗が売りに出ているんだ、これが。ワタクシ、これでも小学生の時は「園芸部長」(演芸部長ではない)だったこともあり、庭いじりの心得はある方なんですけど、今どきのホームセンターで売っている花なんて、名前すら聞いたことのない舶来モノばっかり。多分、新しい品種がどんどん市場に出てくるので、いちいち和名をつけている暇もないんでしょうな。 でも、「インパチェンス」だ、「ペチュニア」だ、なんて名前では、どうも親しみが持てませんなあ。やっぱり奥ゆかしい和名をつけてもらいたいもんです。「忘れな草」とか「時計草」とか、そういう類の奴ね。 それはともかく、我が家も他の善良な隣人達と同様、初夏の陽射しを浴びながら花の苗を何種類か買い求め、帰路についたのでありました。その後私だけは近くの古本屋さんに赴いたものの、目ぼしい獲物はなし。仕方なく新刊本の書店にも立ち寄って、玉村豊男さんのエッセイかなんかを買って帰ったりしましたけどね。 とまあ、そんな感じで一日が他愛もなく過ぎていったわけですが、初夏の一日の過ごし方としては、こういうのもよかったんじゃないでしょうか。 さて、とはいえ、私も少しは仕事を抱える身。これから寝るまでのしばらくの間、書き物でもしましょうか。それでは、皆様、ごきげんよろしゅう!
May 4, 2007
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今日はGW恒例、小学校時代からの友人たちと相模川の河原でバーベQパーティーを楽しんで来ました。 しかし、今日のバーベQはなかなか厳しかったですね・・・。 何せ集まった4人全員が最初から疲労気味。私も昨日は授業をやった後、5時間のドライブで東京に戻ったばかりですし、一人は職場の歓迎会などで昨夜は深夜まで飲んでいたという始末。最悪はタクシーの運転手をしているH君で、今朝の6時まで勤務があり、1時間しか寝ていないというのですから、お疲れのはずですわ。 しかも、H君の災難はさらに続いたのでございます。そんな厳しいスケジュールで今日のパーティーに参加するH君の体調を慮った彼の奥さんが、「せめておいしい朝食を用意してあげよう」と思ったのか、1時間しか眠れず、食欲のまるでないH君の前に山盛りの「肉野菜炒め」をでーんと出してきたという・・・。 これからバーベQパーティーで肉やら野菜やらをさんざん食べる予定だって言うのに! H君が呆れ果てたのは言うまでもありません・・・。 とまあ、スタート時点からメンバーが皆、疲れていたわけなんですが、毎年行く河原に到着してから、さらに疲れる事件に遭遇することになるとは・・・。 というのも、な、な、なんと、いつもの河原のあたりがすっかり整備されてしまい、川の近くまで行けないようにされていたのでございます。多分、「川が汚れる」といった理由で、河原でのバーベQが出来ないように、行政が周辺を整備したんでしょう。 ま、それは分からないでもありません。確かにバーベQをする人たちのモラルはひどいものがあり、ゴミをそのまま置いて行ったり、周辺住民が使うごみ捨て場に勝手に捨てて行ったりするケースは多々あるわけ。それで苦情がでたりするので、行政としてもなるべくそういうことが出来ないような形で護岸工事みたいのをしてしまうんでしょうな。 でもね~。我々のようにきちんと後片づけをしていく善良な市民もいるわけですし、そういう市民のささやかなレジャーの楽しみをとらないでほしいなあ。 というわけで、辛うじて車を止められる場所から河原まで200メートル近くも歩かされるはめになり、しかも河原に降りるための階段もないので、かなり急な斜面を食料やらバーベQコンロやらを持って駆け降りるという危ないことをやらなければならなかったんですが、それでも我らは根性出してそれやりましたわ。ここまで来て帰るわけにも行きませんし。 で、苦労の末、ようやくバーベQを開始したわけですが、今日の河原はいつも以上に風が強く、その点でも大変でした。バーベQで食べている時間と、風に飛ばされた紙コップや紙皿を追いかけている時間とどっちが長かったか、というくらいのもんでしたからね。 でまた、それだけ風が強いと、やっぱり寒いわけ。陽射しは強かったので肌はジリジリ焼けるのですが、体感温度的には震えるほど寒い。ま、それだけならまだしも、バーベQコンロで焼いた食べ物が冷たい風のおかげですぐ冷めてしまうのには参りました。ほんと、焼きたての焼きそばですら「これ、冷蔵庫にしまっておいたの?」と思いたくなるくらい、冷たーくなってしまう。これじゃ、何のためのバーベQか、という感じです。震えるほど寒いところで、冷たい焼きそばを食べる苦しみって、大変なもんですよ・・・。 というわけで、今日のバーベQは実際にはさんざんだったのですが、しかし幼馴染みの野郎どもが揃うと、この「さんざんな状態」が可笑しくてたまらないわけ。誰か一人が「オレ達、何でこんな冷たい焼きそば食ってるんだ?」と言うだけで爆笑。誰かが風に飛ばされた紙コップを追いかけているのを見ているだけで爆笑。あまりの寒さにバーベQコンロを火鉢のように囲み、互いの顔を見合わせるだけで大爆笑。ま、友達の集まりってのは、そういうもんですわ。 かくして、大失敗のバーベQパーティーを、我ら4人は腹の皮がよじれるほど楽しんだのでありました。今日も、いい日だ!
May 3, 2007
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明日からGWも後半。ということで、今日は東京の実家に戻りました。もちろん、大学はカレンダー通りにありますので、授業もやって、会議にも出て、夕方から東京へ向けて走りだしたんですけどね。 ま、連休の谷間ということもあるのか、方向が逆だからか、東名高速は恐れていたほどの渋滞もなく、いつもより小1時間余計にかかるくらいで到着~。 ところで、GW期間中ということもあるのでしょうが、今日はまたいつになく東名高速上でキャンピングカーを見かけました。5台くらいは見ましたね。キャンピング・カーというと「バーストナー」などが有名ですが、今日見かけたのはすべて国産でした。トヨタの4トントラックの改造版だったと思います。最近、そういう改造を手がけるところが増えているのでしょう。 でも、キャンピング・カーって、男は誰でも一度くらいは憧れるんですよね・・・。 だって、あれ、ちょっとした家ですよ。小さいながらキッチンとかついているし、トイレやシャワーもついているし。テレビはもちろん、夜になればベッドに早変わりするソファーとかもあるし、屋根の上にエクストラのベッドまであったりして、4人くらいが寝泊まり出来るようになっている。そいでもって、どこかに停めたら停めたで車の屋根の横っちょから日除けみたいなのがスルスルと伸びてきたりして、折り畳み椅子でも出したら途端にそこが寛ぎカフェ・スペースみたいになったりするわけですよ。 で、そういう動く家が、大体5~600万円くらいから買える、と。ね、男ならグッと来るじゃないですか! ベンツCクラス一台買うお金で、家一軒買えると思えば安いもんですわ。 でも、どうなんだろ。実際に使うとなると、結構やっかいだったりするのかしら。それに、例えばいくら「トイレ付き」とはいえ、車の中で用をたしたら、いつかは自分でその内容物をどこかに捨てに行かなければならないわけでしょ? そういうことを考えると、やっぱり面倒は面倒ですよね・・・。買っても宝の持ち腐れになるのかも知れませんな。 特にワタクシのような「なんちゃってアウトドア派」の手には負えないのかも・・・。 でも、最近では軽ワンボックス・ベースの超小型キャンピング・カーみたいなのもあって、200万ちょっとで買えたりもするんですよね。あれだと、さすがに何日も泊まり掛けで出かけるのは辛そうですけど、単にドライブ先でバーベQやったりするのに使うくらいなら、いいのかも知れません。 とまあ、今日は東名上で「男のロマン」を乗せたキャンピング・カーを何台もプジョー306でぶち抜きながら、そんなことをツラツラと考えていたのでした。 さてさて、明日は例によって小学校時代からの友人たちと相模川でバーベQパーティーの予定。天気もそこそこいいようですし、楽しみです。では、そのあたりのお話はまた明日!
May 2, 2007
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今日、大学ですごい話聞いちゃった! この4月からうちの大学で教えることになったある先生から聞いた話なんですが。 その先生、うちへ来る前に関西の方にある教育系の某国立大学にお勤めだったのですが、その大学がトンでもないところだったんですって。 ま、トンでもないところとはいえ、その大学にはそれなりにメリットもあって、まず教授一人あたりの研究費の額がすごく多い。なんと理系の先生で年間500万、文系の先生方にまで3桁万円の研究費が渡されているんですと! その額たるや、私の倍。何で? 同じ国立大なのに、何でそんな差をつけるわけ? しかし、いいのはそこまで。その他の点ではかなり住みにくい大学なんですよ、話を聞けば聞くほど・・・。 まずその大学のある場所がすごい僻地なんだそうです。ま、東京教育大学が筑波に移った時もそうでしたし、広島大学が新キャンパスに移った時もそうですが、文部科学省ってのは、肝煎りで大学を作るとなると、馬鹿の一つ覚えみたいに「大学しかない町」を作りたがるんですなあ。 で、その大学も山を切り開いてキャンパスを作ったので、付近には既存の建物が何もないんですって。そのため教職員はそのほとんどが大学の宿舎に住んでいらっしゃるのですが、当然、学生たちも大学周辺に急造されたアパートに部屋を借りているので、何をするにしても学生に会ってしまうというのです。スーパーで買い物をしても、レジは学生アルバイトがやっているので、買い物の内容によって「あ、今日、先生のお宅はカレーですね!」なんて言われてしまう・・・。 要するに常に学生の監視のもとにあるようなもんですな。プライバシーのかけらもない・・・。 また、そんな環境ですから、夜遅いというのに学生が先生方の家に尋ねてきて、授業の質問をするっていうんです。たまりませんなあ・・・。 で、また辛いのは生活環境だけじゃない。その大学には妙な仕来りがあって、大学の先生が互いに相手の肩書(教授・准教授・助教・助手)で呼び合わなければならない決まりになっていた、というんです。 つまり・・・「あ、○○教授、お早ようございます」「やあ、××准教授、お早う。ところで、昨日のあの件どうなった?」「ああ、あの件でしたら、△△助教に任せておきました」 ・・・というような会話が日常的になされているというわけ。 嫌らしいね~! なんでまた肩書で呼び合わなければならないなんて下らない決まりが、国立大学に存在しなければならないわけ? で、そのことに加えて、大学内の学閥争いも熾烈なんだとか。関西の教育系大学となると、旧高等師範学校だった広島大学の影響力が強いのは予想されますが、これに対して旧帝大系の勢力も馬鹿にならず、広島大卒vs旧帝大卒の間で何かと争いが起こるのだとか・・・。 ひゃー。嫌だね~! 研究費が多いのは羨ましいけれど、そこはやっぱり隣の芝生。よくよく話を聞いてみると、あまり関係したくない大学のようで・・・。うちの大学なんて、まだまだノンビリしていていいのかな~・・・。 ということで、他大学の様子を耳にするだに、それぞれの大学にメリット・デメリットってあるんだなあ、と考えさせられる今日この頃なのでした。
May 1, 2007
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