ランダム読書日記
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146 『石 と人間の歴史』 蟹澤聡史 中公新書 257頁 ¥820 2010.11.25 初版第1刷発行 [目次] まえがき 序 石とは何だろう 第1章古い大陸とその周辺の石 第2章テチス海の石 第3章アジアの古い大陸とテチス海の石 第4章新しい活動帯の石 第5章天から降ってきた石と地の底から昇ってきた石 あとがき 引用・参考文献 [内容] 世界各国、古今東西の建築物、遺跡、彫刻などがどのような岩石で造られている かが記されている (下記参照) のに 興味を覚えて買いました。 [感想] この本を読んで、石は身近なものなのに、動物や植物にくらべて自分の知識がな いことをつくづく感じさせられました。 [抄録] 〇 地表に近いところの岩石には、火成岩が圧倒的に多 い。火成岩とは地球内 部で生まれたマグマが上昇して固まったものである。火成岩には、火山岩と深成 岩とがある。火山岩とは、マグマが地表 に噴出してできたもので、深成岩とは マグマの上昇が地中で止まり、そこで固まったものである。(5-6頁) 〇 ギリシャのパルテノン神殿、デルポイの神殿 ――― 石灰岩 ミケランジェロの彫刻ダビデ像 ―― ビアンコ・ カッラーラの大理石 ローマのコロッセオ、日本の新国立劇場の床 ――― トラバーチン ピサの斜塔とドゥオーモ ――― 大理石 スペインのセゴビアの水道橋 ――― 花崗岩 ハンガリーのマーチューシャ教会 ―― 多孔質石 灰岩とトラバーチン チェコのカレル橋 ――― ボヘミア 砂岩 英国ウエストミンスター大聖堂 ――― 旧赤色砂 岩 英国シュルーズベリー城 ――― 新赤色砂 岩 オスロの彫刻公園 ――― ボー ヒュース花崗岩 クフ王ピラミッド ―― モカタム層石灰岩 (ただし玄室天井の梁は 花崗岩) スフィンクス ―― マーディ層の石灰岩、泥灰岩質岩、砂岩の互層 カンボジアのアンコール遺跡 ――― 細粒砂 岩、ラテライト 秀吉の大阪城の石垣 ――― 花崗岩 姫路城の石垣 ――― 白亜紀の流紋岩質溶結凝灰岩 **************************************************** ランダム読書日記 by 道は るか MICHI Haluka (2015.4.28. No.146)
2015.04.28
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