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中国経済の先行きやギリシャ問題など課題は尽きないが、日本企業はおおむね経営が安定しているように見える。これは苦しい構造改革を乗り切って、得意分野に特化できたり、東日本大震災からの復興需要や東京五輪需要などの内需拡大策があるからといえる。しかし、高収益をもたらしているのは、中高年従業員をリストラしたり、団塊の世代の高額所得者が退職することによる人件費負担の軽減なども大きな企業や官公庁では起こっているのも大きな要因である。いわゆる人件費ボーナスが起こっているのである。それゆえに平均賃金は上がらないといわれるが、退職する団塊の世代に相当する若い世代はいないので、平均賃金は上がらないのが当然なのである。賃上げ余力は構造的に存在する。そこで、重要なのはこの余力をどう使っているかである。これまでの旧来の日本的経営なら、ベースアップに向かうのであるが、グローバルな賃金制度圧力がかかり、経営層にストックオプションなどで配分されるようになると、伝統的な分厚い中間層を形成する賃金体系にはならないように見える。発言力の大きい経営陣の強欲資本主義の圧力が、グローバルな人事制度としてかかってくるのであるが、この圧力をどのように消化するかが経営者に問われている。グローバル企業になると展開している国々での給与相場が影響して、日本的な賃金体系は説得力を持たない。しかし、格差問題を抱えた市場経済的なアプローチについて問題意識をもつそれぞれの国のマネージャーも多い。これらの勢力を取り込みながら、新しい日本企業の賃金体系を作り上げてゆくことになるのだが、その意味でも人件費ボーナスをどのように使ってゆくか、重要な分岐点にあるといえよう。ぜひ、グローバルな成長戦略に沿った使い方をして欲しいものである。
2015.08.31
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海外留学生の評価は、自身の文化や価値観で行われる。日本人は、整理整頓・几帳面・時間厳守・相手への気遣いなどで評価する。しかし、海外からの留学生は、積極性・勢い・明るさ・タフネスなどが得意であり、日本人の得意分野は往々にして弱い。評価されないから、あまりハッピーではなくなってしまうという悪循環になってしまう。日本人は小さいときからドップリとこの価値観で育てられるので、意識はしていない。そして、なぜこんなことができないのかと思うだけで、うるさくお小言を述べるにとどまってしまう。どのようにして、整理整頓するか、時間厳守するか、几帳面にメモを取る、どれだけ相手に気遣いができたかなどをじっくりと話してやる必要があるのろうが、留学生も自尊心があって、そこまで素直になれないことも多い。やはり、異文化に入るというのは、どれだけ素直になれるか。柔軟性が求められるようだ。
2015.08.30
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日本への海外留学生でも、その動機はさまざまである。多いのは、アニメやコミックに魅せられて、そのようなドラマチックな人間関係があるものだと期待してくることも多いようだ。しかし、現実にはそんなにダイナミックではなく、同世代の学生は、受験勉強やバイトや部活に忙しく、現実的な世界にあてが外れてしまうようだ。そうすると仲間に入ろうとする力も弱まり、学習意欲も下がってしまうことも多いようだ。最近では、SNSも盛んになって、非現実的な夢を持つ留学生は減ってき始めているようなのは結構なことである。今日は、高校留学生が日本の大学に留学し、日本語で授業を受けるといって、わが支部に里帰りしてきてくれた。うわべだけの日本びいきではなく、本心からの日本好きであり、里帰りしてくれたのはうれしい限りである。彼の場合は、伯母が日本人と結婚しており、日本で育った従兄弟が非常に良い性格をしているので、日本人というものを深く理解したいという付きがあったようだし、高校で留学してきたときにはその期待を裏切らずにすばらしい学校生活を遅れたし、ホストファミリーにも恵まれたからのようだ。やはり、国際結婚というのは異文化の架け橋としては大変大きな役割を果たしているのだと再認識させられた。周囲には国際結婚が増えてきているが、人間は同じという考え方を体現しているだけに、うわべの言葉にはない、深い力を思いしらされた。
2015.08.29
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留学生はその国を代表する大使の自覚を持て。と留学するときには発破をかけられ出発するが、ピンと来る留学生は、敗戦後の留学生ぐらいなもので、ほとんどの学生は自覚がない。そして、生活するうちに、国は違えども人は人で同じではないかと思うようになる。大事なのは国ではなく個人個人なのだと思うようになる。大事なのは個々からである。援助慣れしたお国から留学してきた学生はおねだりが激しくなる。干すとしているほうとしてはこの国の子はあつかましいなと思うのだが、本人はそのような背景のもとに育ってきているのでどうしようもない。したがって本人をあつかましいやつだと決め付けるのも当たらないことがある。国際協力に携わっているひとにきくとお国柄であり、こういうものを織り込んだ上で、そこを超越したところで国際協力や援助を考える必要があるそうだ。しかし、留学生をホストしている身には、そこまで知る由もない。そして、留学生でも嫌われる国と歓迎される国が生まれ、定着してくるのはいかんともしがたいのである。
2015.08.28
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多言語を習得しようという団体。めきめき実力をつけてゆく人は練習量が違うことがはっきりしてくる。いくつもの言葉をあやつる人を見て、かっこいいと思ってはじめる人は多い。しかし、実際に身についてくる人はそんなに多くはない。それは、練習量の違いと、発表する機会を求める積極性である。よくできる人は、次々と全国のグループを渡り歩いて発表の機会を交換している。昔の道場破りのようであるが、実際には勝負ではないので、全国に友達を作っているし、友達をグループに引き込もうとする活動も自然と行えるようだ。これこそがリーダーシップであり、このような人によきリーダーに育って欲しいものだと思う。すべての人が一様に同じ成果を出せるわけではないが、できるだけ多くの若い人にチャレンジして欲しいものである。もちろん、子供だけでなく、お母さん・お父さんにも率先垂範してもらわないといけないし、私も年はとったとはいえ、後進の刺激になればよいと老体に鞭打ちたいと思っている。少し、足を引っ張らないかとの器具を抱きながら。
2015.08.27
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国会では、「一国だけでは防衛できない」との論議が行われている。防衛だけではなく、経済でも一国だけでは存立できないことはみんな知っている。それだけに経済大国の動向は世界に大きな影響を及ぼす。中国経済の運営に関する疑念から株価も大揺れしている。リーマンショックの米国、ギリシャ危機の欧州、今回の中国であり、日本経済だけではどうにもならないうねりが押し寄せてくる。今や中国経済がうまくいかないとその影響は直接・間接に日本経済を揺るがす。国内経済が停滞すると外にはけ口を求めるので、国防上も非常に大きな問題である。小生も留学生の帰国のバタバタにまぎれるうちに、気がついたら株価が散々なことになっていた。ふんだりけったりの情況と嘆きはじめたが、ものは考えようである。国家レベルだけではなく、個人的にも8年半の米国駐在、2年近くの欧州駐在、3年近くの中国関連の仕事で、それぞれお世話になった国に端を発する問題である。それぞれのお国の問題解決には、株式の時価総額を調整することで解決策を生み出してきたのが、市場経済の神の手であると思えば、なんとかあきらめもつく。自分も世界のしがらみの中で生きているのだから、その恩恵に対する感謝の気持ちは大事である。それでも、このような危機には早く気付いて手を打っておくべきだったと反省はするのだが。
2015.08.26
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留学生が帰国して、まさに台風一過という感じである。帰国に当たって荷物・人間関係・思い出の整理は高校留学生にとっては大変なことだと思う。そこで本人の価値観が現れ、周囲の関係者の思惑とのすれ違いが露呈する。結局、留学生の能力の範囲内での対処になり、膨大な積み残しがホストファミリーに負荷されるのである。ホストファミリーは、結末を予見できるから忠告を行うのだが、留学生はもちろん気付かないところを指摘されるので、面白いはずがない。もちろん子供のことなので、忠告は行うが、本人が得心しないことは強要できるわけではない。一例を挙げれば、貴国荷物である。いろいろな人間関係を重んじるばかりに別れを惜しんであちこちに八方美人をしているうちに時間切れとなり、徹夜をしても荷物が出来上がらない。最後はエイヤでトランクに手当たり次第に詰め込んで高額の超過荷物料金を支払うのだが、さきに忠告もしているので、本人も文句をつけようがない。八方美人というのは、個人もあるが派遣されてくる国のお国柄によることも多い。留学生のホストをするには、異文化理解をしておかないと次から次へと出てくる要求にストレスを感じるばかりである。地域によってはダメモトの要求が多いところもあるので、上手に受け流すことも要請される。まさに、ホストも留学生と同じ程度の異文化体験を積んでいることになる。そして、後味ということについては、留学生とホストは同じ程度の異文化理解と異文化の壁を感じることになるのだろう。
2015.08.25
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海外留学生試験にパスした2人の高校生が辞退してきた。聞くと、友達から海外留学してもろくなことないから止めとけといわれたようだ。親しい仲間なので仲間はずれになるのがいやだから高校留学を辞めてだいがくに入ってから、奨学金などが出る留学を狙うという。大学留学はそれなりに意味があるが、高校留学は大学留学を実り多いものにできる現地社会への食い込みを身につけられる良い機会なのに、日本の学生仲間からつぶされてしまったように思う。英語だとしたら、高校留学身につく発音や表現力は計り知れない。大学だったら、日本人だけで集まってしまって適当なコミュニケーションで上滑りしてしまいかねない。このあたりは、韓国や台湾から日本に留学してきている大学生からもよく伺える。日本にやってきて英語に自信ができたというのだ。日本人の英語がひどいので、本国で優秀な学生に差をつけられて自信喪失していたのが、日本での教室で自信回復できたというのだ。日本の高校生はそのような世界の現実を知らずに表面的な損得勘定や、出る杭を打とうとする気持ちが無意識のうちに出てくるようである。これは根が深い。私が指摘してもオッサンが何を言うのかと逆に反発ばかりをあおりかねないので、しかるべき人から対応するような作戦を練らねばならない。変な文化が醸成されてしまったものである。
2015.08.24
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市長選挙が告示され、選挙戦がスタートした。今週末には投票になる短期戦である。政党の支持は千路に乱れ、自民党は2人の候補を支持する。また、現職に関しては、民主党・共産党とともに支持を表明している。もちろん、維新の会などは独自候補を立てるとともに、地元の自民党は別候補を立てている。そんな無節操な選挙になるのに、第一日は市のフェスティバルと重なり、多くの市民は出店も出ているフェスティバルに食われてしまって、国会議員・府会議員・党書記長・市会議員などを繰り出した街頭演説会には人が集まらない。現職は3選を迎えて、地味な政治であり、市民もよく見極める必要があるようなのだが、一向に関心を示さない。来年からは高校生でも18歳になれば選挙権が付与されるのにである。今までの価値観からすれば一般市民はケシカランということになるのだろうが、新しい価値観からすると、もっとフェスティバル的な要素を盛り込めないと政治への関心は高まらないともいえるのかもしれない。2年前に韓国の選挙期間に旅行する機会があったが、バンドなどを繰り出し、色のマフラーを振って支持を呼びかけていたが、政党・立候補者にも工夫が求められているのだろう。
2015.08.23
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高校の海外留学生の送り出し団体にもいろいろある。ホストファミリーをボランティアで行う団体には先に述べたような問題が起こりやすい。留学生が派遣前にいろいろ入れ知恵するからかもしれない。ただ、手を焼かせた海外留学生は帰国したら北欧からの留学生のホストをすると言っていたので、それが本当ならホスト振りを見たいものである。今日は、別の団体で、多言語交流研究をやっている団体で、毎週集まって幼児のころから交流と言葉のお稽古を積んでいる団体に顔を出した。米国からの帰国生の話だが、流暢な英語で簡潔な報告の後、11ヶ月滞在中の自分のテンションの波を説明してくれた。この団体は、日本で支援してくれた団体向けに月次レポートを手書きで送ることになっている。これに加えて、アメリカのホストマザー向けに毎月サンキューカードを書いて渡していたそうだ。ホストマザーとの関係はパーフェクトだったが、クラスメイトとは腹のそこから打ち解けられなかったのが不満らしい。このホストマザー向けのカードを毎月渡したというのには、集まったみんなが大いに感心させられた。成績もオールAをとったらしく、打ち解けられなかったというのは成績の良さに圧倒されたのではと推察する。我が家にステイして帰った留学生とのあまりの格差に驚くとともに、日本からの留学生に大いに拍手を送りたい。日本の若者も捨てたものじゃない。これからこの成績を生かして、世界的なリーダーシップを発揮して欲しいと心から願った。
2015.08.22
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異文化、育てられ方の違い、個人の性格の違いなど究極まで考えさせられたホストファミリー経験だった。時間は守れない。片付けはできない。自分の権利の主張は強い。助言・忠告は素直に受け入れない。しかし、異文化・初対面の人との距離の縮めかたは一級品であり、かっこよさと笑顔と、「日本人はやさしいから大好き」という殺し文句をチャーミングに連発して友達を作る。ホストファミリーや世話する人には、はじめにちょっとサービスをするが、近づけたとなると一切サービスは提供しないで、逆に受けたサービスを既得権として要求し続ける。また、だめもとでいろいろなおねだりをする。今日は空港に送っていったが、荷物の整理は昨夜の夜中になり、前日までお土産購入や女友達と遊びほうけているからだ。案の定、思いつくままにトランクに荷物を放り込む事態になり、荷物の超過料金を払うはめになった。前から話していたのにそれは自分は覚悟をしているといっていたので、カード払いしていた。国内線なので、まだ数千円ですんだが、成田空港では国際線になるので、ここでの交渉は大変になる。空港へいく途上で、「貴国の人はみなこのようなのかい」と聞くと、やっとのことで「自国の人がみなそうではない。父からも時間を守れと怒られている。自国の問題ではなく、自分の問題である。」と話してくれたが、空港では、最後に笑顔を振りまいて、ハグハグでごまかそうとしている。公衆の面前で恥をかかせてはと皆、ハグに付き合っていたが、心のこもったお返しにはならない。家内いわく、「口だけではない。行動・態度に心が現れるのだから」と聞いて少し神妙になっていたが、今までの行状からすると効果があったのか、すぐ忘れられるのか解らない。とにかく、すさまじい経験をさせてもらった。
2015.08.21
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高校生留学生から、やっと広島平和学習ツアーのレポートが出てきた。明日はいよいよ帰国というのに大阪の町に買い物に行くという。最後の夜ぐらいゆっくりと家族と一緒にレストランで食事をと思っていても、女子学生から連絡が入るといそいそと買い物に出かけてゆき、午後10時を過ぎても帰ってこない。まだ、部屋はあらゆるものが積みあがっており、簡単には荷造りができるように思えないが、本人ができるというのだから任せるほかはない。遊ぶほうがやらねばならないことに優先するのはお国柄だろうか、それとも性格なのだろうか。シニアの年齢に達したものには世代間ギャップがあるというのだろうか。ホストファミリーが少ない中で、10名近く協力してきたが、この子ほど手を焼かす子は初めてである。いくら話しても接点は生まれそうにない。そろそろ高校生留学のホストファミリーは卒業なのだろう。
2015.08.20
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海外留学生のホストをするというのは、ホストと留学生の互いの信頼関係を構築してゆくことである。自分の子供でさえ、ときに裏切られたりすることも多いのだから、生い立ちも違う学生の世話をするのはそれなりの覚悟が必要である。学生側には、なるほどこれだけしつけられているのかと感心させられる子もいれば、自然人のようで感性のままに育って子供のままのような学生もいる。多くの学生を受け入れてきたが、ここまで人はバラエティーがあるものかと驚かされることも多い。広島平和学習でも、原爆資料館だけでは重過ぎるということで、宮島にも連れて行き、広島焼きを食べて、帰りに学生が望むのでプリクラにつきあってやったが、これらをすべてレポートしないといけないと思って、いまだにレポートに手がつかない学生を見ながら、昨年の生徒との差に愕然としている。順調に生活が送られ、平和や文化について学んでくれるというのは例外的なことなのだと思い知らされる。このような様々な学生が次の世界を担ってゆくのだから、なかなか気の休まる暇がない。このようなボランティアを通じて、日ごろ教壇に立ち、クラスを運営しておられる高校教師の人々のご苦労を垣間見ることもできた。息子も国際協力の仕事に携わっているが、大人になっても変わることのない苦労が絶えないようである。少しでも全うな方向に向くように手を加え、手抜きしない、砂漠に水をまくような努力を重ねてゆく必要があるのだろう。
2015.08.19
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海外留学生の昨日の原爆資料館の見学は重く、夕食は広島焼きをご馳走し、よるレポートを仕上げてもらうことにした。しかし、ロビーでレポートを書きながら眠り込んだりして、朝の出発は遅れるのではないかとハラハラさせられた。いずれにしても宮島に向かい、厳島神社の大鳥居を見学し、鹿に追いかけられて楽しんでくれた。昨日の雨が嘘のようにきれいに晴れ上がり、暑くもなかったので弥山ロープウェイで獅子が岩の展望台に上がり、残り物のパンで軽い昼食をとりながら、瀬戸内海の島々風景を堪能した。さて、いよいよ旅行も終わりに近づき、青春切符による普通列車乗り継ぎの間にレポートを仕上げてもらうのだが、まるで作家を担当する編集者のような気分で、飲み物やお菓子をサービスする。別にレポートがなくてもツーリズムで済ませてもよいのだが、折角の留学生だけに平和や核兵器について考えたことをまとめておいてほしいと願ってのことである。気が重く、筆は進まないようだが、将来、このような問題を考える機会が訪れたときには、自分の発言の背中を押してくれるようになると信じて、厳島神社には祈願しておいたのだが。
2015.08.18
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今日は、海外留学生を広島平和記念館に引率して平和学習のお手伝いをした。前日に姫路城を見学して少し観光気分が抜けないままの見学だったが、胎内被爆者の国際ボランティアによる説明をいただいたうえでの見学だったので、真剣なものになった。展示によるショックを和らげつために「はだしのゲン」の英文版などにも目を通してもらい、事前に「被害者・軍隊・科学者」の立場だったらどう考えるかなどの討議も行ったうえでの見学だったので、かなり真剣に見てもらえたと思う。さすがにショックもあるので、昼ごはんはアンデルセン本店で癒される雰囲気を十分に味わってもらい、レポートを書くように依頼した。さて、どんなレポートができあがるかが楽しみである。
2015.08.17
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広島平和学習ツアーに大阪から青春18切符で出発した。長旅になるので姫路城見学を途中に挟んだ。その後、電車の中で日本語勉強をしたが、去年は4人全員が宿題をしてきたのに、今年の2人は進度が全く異なり、1人はテキストどおりの進み具合。もう1人は、ひらかなは読み書きできるが、カタカナと漢字ができない。合同勉強ができない状況だ。そこでこの電車旅行期間中の目標をそれぞれカタカナのマスターと今までの漢字のおさらいに設定し、もう1人の引率者と分担してコーチした。宿題を忘れて来られたことには驚いたか、個人ごとに勉強態度も実力も異なるので臨機応変の対応が求められ、気の休まる間もない。iPhoneから送信
2015.08.16
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海外留学生をホストしていると多くの家庭で留学生と家族の関係が険悪になる。有料でホストとしている場合は問題ないが、無償のボランティアで受け入れている場合は多くの家庭でホスト疲れしてくる。留学生も故国で培われた人格や習慣があり、日本の常識や期待とズレが多く存在するからだ。それでも自分のやり方は一朝一夕には変わらない。頭でもわからないし、体でも解らない。ホストペアレンツならやってくれて当然だと思われるからホストも頭にきてしまう。たとえば、夜中に冷蔵庫を開けてほしいものを口にする。次の日の弁当のおかずの作り置きだったりするとぐっと腹にこたえる。男なのに、朝家を出る前に髪の毛のケア・日焼け止めケア・オーデコロンで40分もかけるが、それにより遅刻するのはお構いなし。人を待たせることはなんともない。しかし、外見をケアするだけあって、おばさんがたの受けもよく、カラオケなどにも調子よくお付き合いしてモテモテだったりする。それでも帰国前になってくると荷物を整理したり、挨拶しなければならないところも出てくるのでハラハラするが、マイペースでお構いなし。みやげ物を買いに行くので、電車の回数券が欲しいなどと平気な顔で要求してくる。故国で一人っ子なので甘やかされて育っているらしい。荷物の整理がつかなかったり、いろいろ約束が果たせなくなってきて破綻して初めて自身のやり方の問題に少し気づくようだが、それでも修正が効くところまではいかない。家内などは、自分の息子・娘も留学中は類似のことがあったのだろうと得心している。そこまで達観できない私は、かなりのホスト疲れである。しかし、留学生の心臓に毛が生えているようなたくましさにはあきれるとともに、感心もしている。日本人の留学生もこんなにあつかましい形で、逞しくやっているのだろうか。
2015.08.15
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多言語交流研究所、ヒッポファミリークラブの行う国際交流旅行は一味変わっている。多言語を自然に学ぼうという人たちであるので、海外旅行でもきれいな自然や洗練された料理と芸能に触れるという一般の観光ではない。ホームステイし、志を同じくする人たちとダンスを楽しみ用事のような会話を楽しむ。トイレも便座がないところもあり、エアコンなどは期待できないので、寝苦しい夜をすごしたり、極寒の中を歩いたり、サウナで笹で水打ちの洗礼を浴びることもあるようだ。ええとこ取りのつまみ食いに満足せずに生活全体を味わって生きている実感を味わってくるのだ。その中での発見を発表しあい、交流と共生の意味を再認識するというものだ。とりわけ次の若い人たちが遭遇するであろうグローバルな社会での基盤になる知識や生活力を鍛えたいと願う本能から生まれでた試みなのだろうと思う。なぜ高いお金を払ってそんなに不自由したいのかと思うが、世界の現実に触れたいと思う人々からすると、業者の募るツアーは上滑りしたツーリズムだというのだ。発想の転換が求められるが、このツアーがマジョリティーにまではならないまでも、非常に重要な視点であると思う。このツアーへの参加者に注目してゆきたいと思う。
2015.08.14
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原発推進派の高齢の兄と話し合った。核廃棄物は、濃縮して宇宙のかなたに打ち上げて廃棄するというのだ。大変なコストをかけて廃棄するのは、電力コストに織り込まれているのだろうか。いつでも来るべき世代の英知を信じて初めて進歩派生まれるというが、来るべき世代に大変な負荷を付回しているように思えてならない。少なくともこれ以上の負荷を抱え込むのは得策ではないと思う。環境負荷を考慮に入れるべきというが、その一番の原因の人口増加に考慮を加えずに、少子化防止を訴えかけたりするとちぐはぐなことが明らかになる。どうしても目先を安穏にのりきれればその先はお任せするという感じがぬぐえない。グローバルに人々の活動が広がるにつけ、視野をより広く持った良識の持ち方が重要になると思われる。そんな中で、グローバルな視野を大いに伸ばしている韓国が日本を追い抜くペースで少子化になってきているのは、人間の潜在意識が今の世界情勢に反応し始めているのではと思ったりもする。
2015.08.13
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故国アルゼンチンのサッカーチームが日本代表ガンバと対戦するので、アルゼンチンからの高校留学生男女で試合を観戦してきた。帰り時間は京阪中之島線で夜中の12時である。電話で連絡が取れたときには、女子高校生はホストのお兄さんが一緒だということだったが、よくよく聞いてみれば女子高校生は一人で京田辺市まで電車で帰ったという。本人もほぼ終電車で帰ってきた。昨日の電話内容で安否の確認は済んだので、疲れていたので先に就寝したのだが、今朝になって尋ねると実は女子高校生のホストブラザーは一緒ではなかったという。総量として無責任ではないかというと、日本は治安がよく、夜中でも女性が一人歩きしても危なくないと抗弁する。まだ、留学5ヶ月なので、電話でしっかりと応対するところまでいかないにしても、異文化理解で早とちりされるのは困ったものだ。幸い女子高校生は今日は元気にしていると連絡が取れているようで、疎まきながら一安心なのだが。日本が少し安全なだけにこのような理解をされるのを防止するのにはどうすればよいのか、頭を悩ませるところである。
2015.08.12
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グローバル化してくるといろんな問い合わせが海外の組織から入ってくる。なじみの組織からの問い合わせでも発信者が組織名だけで個人名が記されていない場合も出てくる。ついうっかりとそのまま鵜呑みにして真剣に検討していると、どうやら担当者の個人的な興味での問い合わせであり、組織でオーソライズされたものでないことが判明したりすることがある。組織そのものは日本政府のかかわった団体なので信用は十分なのだが、その中のローカルスタッフが自身の名も名乗らないような問い合わせには眉に唾しながら取り組む必要がある。また、担当者が間で私的にコミッションを取ろうとしているものなど要注意である。しかし、いずれにぜよビジネスチャンスには変わりがないので、誠実な対応だけは必要である。ダイバーシティーの世の中、だんだん難しい対応が求められるようになってきたものである。
2015.08.11
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下の娘が規制の際に職場の後輩を連れて帰ってきた。ユースホステルに泊まりながら京都散策をするという。先輩の家があり、車で戻るなら経済的だということで娘の車に同乗してきた。あまり男のうわさもない末娘なので、家内も大喜びである。べつに大げさに考えるわけではないが、ぶらりと先輩の育った実家を訪問して、高校留学生や近くに住む長女とその子供たちとも顔を合わせて理解を深める。非常に爽やかな青年であり、まったくけれんみがない。娘もあっさりと駅まで送って行ったし力みもみられない。若者がそれぞれに素直に理解しあってゆくというのはすばらしい。若者の特権だと思う。大いに特権を活用してもらいたいものである。
2015.08.10
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原爆記念日には高校留学生は他の集まりにいて、日本の記念式典については知る機会がなかった。8月6日は、日本の高校生と3泊4日のキャンプのど真ん中。8月9日は、高校で日本語ボランティア5名にかわるがわる教えてもらったが、ボランティア先生方による送別会である。朝から、浴衣の着付けで形を決めて出かけていった。肝心の日本語テストは、カタカナと漢字で躓いて5割程度のできたった。5人がかりで毎日指導してもらった割には、私にとっては期待はずれの気がする。また、わざわざ原爆記念日にカラオケ三昧でもあるまいにと内心、憤懣やるかたない。そして国際交流ボランティアの証拠写真でアルゼンチンのすらっとした長身の学生の浴衣姿と写真に納まって自己満足されるという段取りである。高校留学を受け入れるボランティアでは、ホストファミリーをするところが一番の労力と経済力のかかるところだが、ここは「そんなバカなことできない」と受け流して、適当に週1-2時間の勉強のお相手をして国際交流ボランティアを行っている満足を得ておられ、唯一の被爆国として学生に理解してもらう時間にカラオケ懇親会というのは、何か違和感を感じる。しかし、気は心のボランティアでもありがたいものだから、愚痴を言わずに懇親会で友情を強めてもらうことを歓迎しよう。留学生は故国の親善大使でもあるのだから。
2015.08.09
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今日は1学期間の留学背の日本語テストを行った。話では学生たちとワイワイ遊んでいたので、あまり気に留めていなかったが、試験をしてみると、しっかりと結果が出てきた。1年留学の試験なので、半分だけの勉強の成果になるが、「使う」「先生」「電車」などを日常使われている漢字がまったくわかっていなかった。また、「ひらがな」どまりで「カタカナ」はまったく受け付けていなかったことが判明した。学校でも毎日1時間ずつ日本語教師がかわるがわる教えてくれていたようだが、夏休み前の試験期間からこれらの勉強はストップしていたようである。試験では、漢字とカタカナで読解がとまってしまうので、50%ぐらいの点数しか出ない。留学生本人の問題なのでこちらからどうこうは言えないが、残念なことである。夏休みの過ごし方で、本人が努力する子と旅行気分で遊びまわる子では決定的な差が出る。旅行気分の子でもアウトバウンドの時代なので、これらか花火大会に連れ出してやることにする。また、広島平和学習ツアーはしっかりと体験してもらうようにする。
2015.08.08
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有識者から戦後70年に向けた報告書が出された。いままで有識者意見は与党の運営に資するものが多かっただけに国民も眉唾で見ていたと思われる。しかし、国民の期待に沿う素直で率直な意見であったことに少し救いを覚えた。「政治家の判断は、後世の歴史家の批判にゆだねたい」と政治家の最後の逃げ場に使われていた有識者意見だから政治不信をぬぐうためには適切な報告だったと思う。今、国民が安保法制審議で恐れているのは、戦前の軍部と政治家の独裁を許したところに起因している。もちろん、今の政治かも2世議員が半数近くを占め、過去のしがらみを担って不都合な歴史を無視するということを恐れている。そういう中で、副総理がナチスのやり方を研究すべきだというような発言が昨年の初夏にあっただけに、また日本政治が大衆を愚民化するような流れを作ろうとするのではと懸念したが、なんとかこれはブレーキがかかりそうだという期待を持たせてもらった。この報告書を受けての政府の談話をしかと見守ってゆきたい。
2015.08.07
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この日本経済回復の時代に、好決算企業でも株価が上がらない企業がある。ガバナンスが聞いている会社で非常にバランスの取れた経営者を選んだことで定評のある会社である。バランスが良いというのは、堅実に経営を行うと社外取締役から認められて人材なので、独裁者的な冒険はあまりしない。すると特徴も薄れて投資家には訴求しないようである。プロ経営者が変な思い付きをするのに比べたら地道でコツコツという安定性は伺える。若返りもしているのでしっかりとした実績を挙げてくれるだろうと期待している。株価が下がっても持ち続けることで支援を表明したい。上手に内部からの改革に成功してほしいからだ。日本人はしがらみに負けて改革が行えない風土があるといわれるが、是非、うちからの改革を成功させることが、日本経営の力を見せることなので、若い人には改革力を見せてほしい。
2015.08.06
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孫とテレビを見ながら話していると、「原子爆弾のおかげで戦争を止められたんやで」という。抑止力としての核兵器は必要という論点が小2に焼きつきそうである。簡単にこの論点が固まってしまわないように、小5ぐらいには広島へ連れて行ってやる必要があるように思った。今、海外からの高校留学生を広島平和学習ツアーに連れて行っているが、丁度夏休みなのでこれについていけば良いだろう。18歳で選挙権が与えられるのだから、うかうかしておれない。遊園地・プールは定番だが、そうとばっかり言っておれない。
2015.08.05
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小2の孫2人を大阪歴史博物館に連れて行った。2人の孫が釘付けになったのは、貨幣とそろばんの説明をしてくれたシニアボランティアの存在だ。貨幣では、大判・小判・銀・銅線であり、天秤の上に載せて夢中で銀を量っていたし、金貨の朱・分など一生懸命にメモしていた。また、そろばんでは、40年前にそろばん塾の先生をしていた説明員が息を挙げながら懸命の説明をしてもらっていた。親や先生でも面倒くさいという内容を、本当に初歩から丁寧に教えていただいたのはありがたいと思った。シニアの経験・技能を次世代へ伝えてゆくというオーラがひしひしと伝わってきた。説明員もこんなに集中して聞いてくれる子供は珍しいと言って貰って、爺も連れて来て良かったと思った。シニアの一員として、まだまだ多くのテーマがあることを思い知らされた。
2015.08.04
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ホームステイしている学生は、遅刻の常習犯で世話しているほうがイライラしてしまう。これは、前日に準備物をバッグに入れておけない。当日の準備がシャワー・ヘア・フェイスのケアに50分かかるという点が理解を超えるからだ。しかし、初対面の女性からは評判がよく、どうも凡人として生活している人々には受け入れがたい。前のホストファミリーも、あと1週間に引き継ぎが迫っているのに、もう我慢ができないといってきた。よく異文化の問題と言われるが、それを超えた価値観の相違だろう。たまたま南米からの男子学生に多いので、南米文化のように受け止められるが、これだけ頻度が高いと文化といわざるを得ないのだろう。そして、価値観の違いについては、譲ることはない。今までのやり方だから変えないと言い張る。相手の価値観によって調整ができないで最終局面を迎える。最終局面で初めてどこが譲れないのか、どこが違うのかを知るようになる。これを最終局面で知るようになると大変よく勉強してくれたということになるが、一歩もも譲れないままだと自己中心的な学生だったということで終わる。表面的な付き合いをした友達だけが残り、ホストとその周辺には、中南米の学生はうんざりだという印象だけが残される。さて、学生の残余期間も3週間を切ってきたが、どのように展開するか。頭の回転の良い子だから、少しは改善すると思うのだが。
2015.08.03
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国家として危機に陥ると自国の起源に遡って外的を共有化する動きが激しくなる。中国や韓国の独立記念館を訪問すると反日の説明と展示にあふれている。そして、日本と同じように戦後の解説がTV、映画、マスコミ、ミニコミにあふれるようになっている。そのような環境の中でも日本に飛び込んでくる留学生は大事にしなければならないだろう。年輩者にとっては理解しにくいが、ポップアートに惹かれてくる学生も多い。それでも、日本の土地に足を踏み入れて経済的には窮屈な留学生活を経験して帰るというのは並大抵ではない。変に媚びる必要はないが、人格を尊重し、必要な支援をしてあげるというのは大切なことだろう。
2015.08.02
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NHKの平和学習番組で、本当にやさしく丁寧に語られた番組だが、10代の視聴者から「悲惨な写真や映像を見せられるのにはうんざりだ」との意見が寄せられている。大人の話でも、戦争と平和の話題を出すと、「暗い話だね」と嫌われてしまう。ナチスでも「ドイツ民族の栄光を取り戻し平和を導こう」というスローガンの下に、ユダヤ民族の抹殺や世界制覇の戦いを進めた歴史がある。日本は先の大戦でどのような行為を行ってきたかを考えるのに国論はまとまっていない。その話題を避けて通るようにしているように見える。いろいろな面で、日常の生活を支えている仕組みと成り立ちを考える力が鈍ってきて、目先の生業に追われる情況は寂しい限りだが、愚痴ばかり述べていても始まらないので、若い人たちから少しでも前向きな行動や言動を見つけ出し、励まし続ける活動を続けていきたいと思っている。
2015.08.01
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